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10年後のラブライブ
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/01(火) 23:19:08.19 ID:G/t/4TpK0
キーンコーンカーンコーン
小学生の頃。卒業式では絶対に泣かない。笑顔で卒業するんだって意地を張ってた。でも、最近は泣いても良いんじゃないかなって思ったりする。だって、涙が必ずしも悲しいものだとは限らないって知ったから。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1525184347
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/01(火) 23:32:18.58 ID:G/t/4TpK0
絵里「随分とトントン拍子じゃない?」
希「いやぁ…そうかなぁ?」
絵里「そうよ。だって、希から報告受けたのが半年前でしょ?…まさか?」
希「それはちゃうよぉ」
穂乃果「まさかって絵里ちゃん…。それにしてもことりちゃんも知ってたんだね」
ことり「うん。希ちゃんからドレスの相談も受けてて」
穂乃果「おおっ!流石はμ’sの衣装担当!」
ことり「うふふ。この仕事についてこんな嬉しい事ってないね」
絵里「私の時もよろしくね」
穂乃果「いつになる事やら」
絵里「何か言った?」
穂乃果「いや、別に」
絵里「もう。ビールおかわり」
穂乃果「え〜まだ飲むの?」
絵里「今日はお酒を飲んでいい日なのよ。クリスマスイブイブなんだから」
希「そしたら、えりちは365日イブイブやなぁ」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/02(水) 09:16:30.80 ID:wgDNOnjsO
同じ人?
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/02(水) 13:46:25.63 ID:QwM/6yHL0
スレタイにないけど3学期かな?
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/02(水) 20:36:12.35 ID:vpipsfaiO
はよはよ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 21:39:48.28 ID:zJ46pWK1O
穂乃果「全く。いつから絵里ちゃんはあんな風になっちゃったのかな。昼間はいい先生なのに」
ことり「あはは…」
絵里「また何か言ったわね?」
穂乃果「なんでもありませんってば。絢瀬先生」
希「ふふふ。そう言えば!そっちも決まったらしいやんか」
穂乃果「ん?何が?」
希「ラブライブ!」
穂乃果「あっ、ああ!うん!お陰様でね」
希「10年振りのラブライブって訳や」
穂乃果「そうだね。今回は顧問としてだけど」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 21:46:30.01 ID:zJ46pWK1O
希「どんな感じなん?」
穂乃果「ん?ふふっ。私達を越えるらしいよ」
希「私達?」
絵里「μ’sを越えるんですって。いえ、μ’sだけじゃなくってAqoursもA-RISEも」
希「おおっ!なるほど。楽しみやなぁ」
穂乃果「うん。そうだね」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 21:54:24.53 ID:zJ46pWK1O
梨子「もしもし?」
曜『もしもし!梨子ちゃん?あの子達決まったんだって?』
梨子「ええ。曜ちゃんや果南ちゃんの協力があったから。二人に感謝ね」
曜『そんな〜私達は大した事してないよぉ』
梨子「そんな事ないわ。本当に感謝してる。あの子達を内浦に連れて行って良かったわ」
曜『本選は来月なんだよね?』
梨子「うん。そうよ」
曜『多分…いけそうにないなぁ。けど、テレビの前で皆んなで応援してるよ!』
梨子「ありがと。それじゃあ、明日も早いから切るね?皆んなにもよろしく」
曜『うん。おやすみ』
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 22:56:24.98 ID:zJ46pWK1O
キーンコーンカーンコーン
支倉「さぁ、残すとこ後1ヶ月!ラブライブで優勝する為にも〜がんばりましょい!」
志賀「ましょいって…。センスが古いよ」
支倉「え〜そうかな?そんな事ないよね?」
白木「私はかさね先輩らしくて良いと思いますよ」
支倉「え?それはどう言う事なの?」
志賀「そのままの意味だよな〜白木〜?」
支倉「え〜何それ〜」
白木「ふふっ」
支倉「あっ、今凪ちゃん笑ったでしょ?酷い」
ガラガラ
穂乃果「元気がいいね〜」
支倉「あっ、高坂先生」
志賀「先生遅いぞ!」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 23:06:35.64 ID:zJ46pWK1O
穂乃果「いやぁ、冬休みって言ってもやる事が結構あってさ。教師も大変なんだよ」
支倉「へ〜大人は大変ですねぇ」
穂乃果「そっ、大人は大変なの」
絵里「コラ。生徒の前でそんな事言わないの」
穂乃果「げっ、絢瀬先生…」
絵里「げっとは何よ。げっとは」
梨子「うふふ。今日も皆んな元気ね」
支倉「そりゃあ、そうですよ!」
志賀「なんたってラブライブ本選進出だもんな。嫌でも気合い入るぜ」
白木「そうですね!気合い十分です」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 23:13:24.41 ID:zJ46pWK1O
絵里「テストもギリギリ合格ラインだったしね」
支倉「え?あはは…そうでしたっけ?」
志賀「そんなんで、卒業出来るのかよ?」
白木「あっ…」
穂乃果「ん?」
支倉「で、出来るよ。失礼だなぁ」
絵里「して貰わなきゃ私達も困るわ」
梨子「ですね。ふふっ」
支倉「も、もう。卒業の心配は良いですから。練習始めましょうよ」
絵里「そうね。じゃあ、軽くアップから始めましょうか」
志賀「先輩!どっちが先にゴールするか勝負しようぜ!」
支倉「望むところだ!」
絵里「アップだって言ってるでしょ」
志賀「わ、分かってるよ」
穂乃果「あはは。怪我だけはしないようにね」
支倉「はーい」
穂乃果「ん?白木さん?」
白木「え?は、はい?」
穂乃果「行くよ?」
白木「あっ、はい」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 23:26:35.50 ID:zJ46pWK1O
志賀「はあ…はあ…はあ…。あれ?先輩こんなに体力あったっけ?」
支倉「はぁ…はあ…。ふぅ。ふふっ、日頃の鍛錬の賜物だよ〜。すっかり、Aqours式が体に染み付いたみたい」
梨子「Aqours式…」
穂乃果「元を辿れば園田流…」
志賀「ちぇ。最初は私の方が体力あったんだけどなぁ」
支倉「まあ、先輩としての意地かな」
志賀「言ってくれるじゃねえか!こうなったら先輩が卒業するまでに抜き返すからな。勝ち逃げはさせねぇぞ」
白木「…」
支倉「望むところ。絶対に負けないから」
絵里「だから〜、アップで競わないの」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/02(水) 23:44:39.02 ID:zJ46pWK1O
絵里「ワン、ツー、スリー、フォー。ワン、ツー、スリー、フォー」
支倉「はっ…」ばっ
志賀「はっ…」ばっ
白木「あっ…」
絵里「白木さん。どうしたの?ズレてるわよ」
白木「す、すいません」
絵里「ちょっと、休憩にしましょうか」
支倉「はーい」
穂乃果「白木さん。どうしたの?集中出来てないみたいだけど?」
梨子「具合が悪いの?」
白木「あっ…すいません。あれ?疲れてるのかな?」
志賀「大丈夫かぁ〜?無理すんなよ?怪我するぜ?」
支倉「そうだよ!三人揃ってのyou'sなんだから!」
白木「三人…揃っての」
支倉「そうだよ!三人揃ってだからね!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/02(水) 23:56:49.58 ID:iPq8MINiO
いよいよラスト…なのか?
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/03(木) 09:00:49.27 ID:SrhbwgBXO
乙
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 00:55:05.81 ID:wcFaACbwO
白木「先輩…」
支倉「ん?何?」
白木「いえ…なんでもないです」
支倉「そう?」
白木「はい」
支倉「変な凪ちゃん」
志賀「先輩はいつも変なだけどな」
支倉「そんな事ないよ」
志賀「いや、ある。あはは」
白木「……」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 01:04:25.55 ID:wcFaACbwO
〜数日後〜
絵里「ワン、ツー、スリー、フォー。ワン、ツー、スリー、フォー」
梨子「白木さん。ここ数日、調子が悪そうですね」
穂乃果「うん。そうですね」
絵里「はい。今日の練習はここまで」
支倉「はぁ。疲れた〜」
志賀「まっ、私は余裕だったけどなぁ」
支倉「私だって余裕です〜」
絵里「もう。すぐに競わないの」
梨子「頼もしい限りね」
志賀「帰りにラーメンでも食って帰ろうぜ」
支倉「そうだね。それがいい」
絵里「もう暗いんだから真っ直ぐ帰りなさい」
支倉「え〜」
絵里「え〜じゃないの」
白木「…」
穂乃果「白木さん」
白木「え?はい?」
穂乃果「ちょっとおいで」
白木「え?な、なんですか?」
穂乃果「いいからさ」
白木「は、はい」
志賀「ん?なんだ?白木が連れてかれたぞ?」
支倉「どうしたんだろ?」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 01:13:32.37 ID:wcFaACbwO
穂乃果「白木さん。ここ数日、集中出来てないでしょ?」
白木「え?あっ…すいません。でも、あの…別に…やる気がないとかそう言う訳ではなくて」
穂乃果「うん。それは分かってるよ」
白木「ただ…気づいちゃって。いえ、分かっては居たんです。でも…最近、毎日が楽しくて。それが当たり前になってきちゃったから…。ラブライブが終わったら…先輩は引退してすぐに学校も卒業しちゃうんだって」
穂乃果「そっか」
白木「なるべく考えない様にはしてるんです。今、一番大事な事はラブライブで優勝する事だから。でも、卒業とか…具体的な言葉を耳にしちゃうと…どうしても意識しちゃって。それで…」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/04(金) 20:23:25.15 ID:H5qFBD+XO
白木ちゃんはセンチメンタルなのね
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 21:19:02.21 ID:is+ysHNJ0
穂乃果「それで?」
白木「寂しいんです。先輩が卒業しちゃうのが寂しいんです」
穂乃果「よしっ。言っちゃおう」
白木「え?」
穂乃果「白木さんの気持ち。全部ぶつけちゃいな」
白木「で、でも。せっかくラブライブ優勝に向けて頑張ってるのに。そんな余計な事を言って先輩達の邪魔を」
穂乃果「三人揃ってのyou'sなんでしょ?」
白木「そうですけど」
穂乃果「ね?」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 21:29:56.55 ID:is+ysHNJ0
白木「…」トボトボ
志賀「あっ!白木が帰ってきた」
支倉「本当だ」
志賀「高坂先生と何を話してたんだ?」
白木「その…」
志賀「んん?」
支倉「凪ちゃん?」
白木「先輩…」
支倉「ん?何?」
白木「寂しいんです」
支倉「え?」
志賀「どうした?」
白木「かさね先輩が卒業しちゃうのが寂しいんです」
支倉「凪ちゃん…」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 22:21:28.23 ID:is+ysHNJ0
志賀「なるほどな。それでここ最近心ここに在らず状態だったのか」
白木「だって…」
志賀「全く…夏の合宿の時と言い。仕方ない奴だな。白木は」
白木「仁美先輩は寂しくないんですか?」
志賀「寂しいよ。出来ることならこの毎日がずっと続いて欲しいさ。でも、それは無理だろ?仕方ない事なんだよ」
白木「…」
志賀「だからさ、白木。ラブライブで優勝して三人の最高の思い出を作ろうぜ。な?」
支倉「あ〜あ〜。私は幸せ者だなぁ。可愛い後輩にこんな事を言って貰えて」
白木「先輩…。うぅ…うわぁぁぁん。せんぱぁぁぁい…寂しいよぉぉぉ」
支倉「よしよし」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/04(金) 23:34:46.40 ID:is+ysHNJ0
梨子「卒業か…」
絵里「教師として綺麗事はいくらでも言えるけど。大人の私でも別れは辛いものね。特に…今の三年生には私も思入れが強いから…」
穂乃果「だからこそ、ちゃんと言いたい事は言った方が良いのかなって」
白木「うわぁぁん。先輩…」
支倉「ありがとう、凪ちゃん。嬉しいよ。ラブライブ、頑張ろ?」
白木「うん…うん」
志賀「ふふっ。ほんと、白木は泣き虫なんだから」
白木「仁美ちゃんも。嬉しかったよ」
志賀「ま、まあ…な」
穂乃果「よしっ!今日はこのままラーメン食べに行こう。先生が奢ってあげる!」
支倉「え?本当ですか?」
穂乃果「うん。今日くらい良いよね?」
絵里「仕方ないわね。特別よ。ご馳走様、高坂先生」
梨子「ご馳走様です」
志賀「先生。ご馳走様!」
白木「うぅ…グスッ…ご馳走様です。高坂先生」
穂乃果「うん…うん?」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/04(金) 23:46:57.04 ID:rdHFoB1E0
青春やんなぁ・・・
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 09:43:13.77 ID:5oRT5R0SO
エリーチカは自分で払いなさい
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 21:37:01.03 ID:QETx0tSg0
店員「へい!お待ち」
支倉「わ〜美味しそう。頂きます」
白木「見てください。スープが光ってますよ」
志賀「ん〜美味い。練習の後のラーメンは格別だな」
梨子「本当だ。美味しい。ここのラーメン屋さんは知らなかったわ」
穂乃果「それは良かった。さて、私も頂こうかな」
絵里「ん〜相変わらず美味しいわね。昔と同じ味」
支倉「絢瀬先生も来た事あるんですか?」
絵里「元々ここはμ’sのメンバーの行きつけでね」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 21:41:01.43 ID:QETx0tSg0
凛「じゃ〜ん。ここが凛の行きつけのラーメン屋さんにゃ〜。ね〜かよちん」
花陽「うん。凄く美味しんだよね」
穂乃果「高校生なのに行きつけがあるなんて…凛ちゃんおっとな〜」
ことり「凛ちゃんかっこいい」
凛「え〜そうかにゃ〜」
希「ん?えりち?真姫ちゃん?どうしたん?」
絵里「私…ラーメンを食べに来たのって初めてで…」
真姫「私も…」
凛「え〜そうなの?」
にこ「普段何を食べてるのよ。あんた達は…」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 21:45:46.10 ID:QETx0tSg0
真姫「んっ」ツルツル〜
絵里「んっ」ツルツル〜
凛「どう?真姫ちゃん?絵里ちゃん?」
絵里「ハラショー。ラーメンってこんなに美味しいのね」
真姫「美味しい…。凄く美味しいわ」
凛「でしょ?ここのラーメンは最高に美味しいの」
にこ「なんで得意げなのよ」
凛「それは凛の行きつけだからにゃ」
花陽「替え玉お願いします」
海未「ええ?まだ食べるのですか?」
穂乃果「さすが花陽ちゃん」
希「ふふっ。花陽ちゃんは将来有望やなぁ」
ワイワイガヤガヤ
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 21:49:48.97 ID:zGMk1ztOO
ツルツル〜って食べ方上品だな
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 21:52:00.26 ID:QETx0tSg0
支倉「へ〜そうなんですね」
梨子「青春の思い出ですね」
穂乃果「うん。そうなの。まさに思い出の店」
ガラガラ
店員「いらっしゃい」
凛「お腹ぺこぺこだ〜」
花陽「久しぶりだね。何を食べようかな」
穂乃果「あっ!」
凛「あっ!」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 21:55:08.42 ID:QETx0tSg0
ありがとうございました〜
志賀「いやぁ〜食った食った〜」
支倉「美味しかったね」
白木「はい。高坂先生。ご馳走様でした」
凛「ご馳走様でした」
穂乃果「うん。まあ…うん。そうね…喜んで貰えたなら何よりです」
花陽「ごめんね、穂乃果ちゃん。私達まで…」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 22:00:44.57 ID:QETx0tSg0
支倉「それじゃあ、私達はこっちなんで。ご馳走様でした」
白木「先生、ご馳走様でした」
志賀「ご馳走様〜。星空さん!陸上頑張って下さい!」
凛「うん。ありがとう」
梨子「あっ、私も今日は…」
穂乃果「え?そうなんですか?」
梨子「知人がこっちに来てるみたいなので。お疲れ様です」
穂乃果「お疲れ様」
絵里「さあ、私達も行きましょうか」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 22:05:56.14 ID:QETx0tSg0
凛「いや〜相変わらず美味しかったにゃ〜」
絵里「すっごい偶然よね。私も何年ぶりだったかしら」
穂乃果「見計らったかの様なタイミングだったもんね」
花陽「ご、ごめんね」
海未「あれ?穂乃果?」
穂乃果「え?あっ、海未ちゃん?」
海未「凛と花陽もいるじゃないですか。珍しい」
ことり「あっ!?」
穂乃果「え?おおっ!?」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 22:19:45.00 ID:QETx0tSg0
絵里「偶然って言うか…奇跡に近いわね」
海未「そうですね。真姫や希にまで出会すとは…出来過ぎですね」
希「うん。スピリチュアルやな」
凛「うわっ。久しぶりに聞いたにゃ。その台詞」
穂乃果「凛ちゃんのその口癖も久しぶりに聞いたよ」
凛「いやぁ、皆んなとこうして歩いてると昔に戻ったみたいでついつい。普段は気を付けてるんだけどね」
絵里「毎日一緒に歩いてたものね。この道も」
真姫「一人居ないけど」
希「ん?真姫ちゃん寂しいの?」
真姫「希こそ」
希「まあね。ずっと会ってないからなぁ。ほら?ここまで来たら、9人でこの道を歩きたいやん?」
真姫「そうね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 22:30:25.38 ID:QETx0tSg0
絵里「それじゃあ、私はこっちだから」
希「ウチも。今はこっちに住んでるんよ」
凛「そっかぁ。絵里ちゃんと希ちゃんはここでお別れかぁ」
ことり「あれ?穂乃果ちゃんは…こっちじゃないよね?」
絵里「あっ!?そう言えば…」
穂乃果「いやぁ〜、なんか皆んなと歩いてたら…つい」
海未「では、穂乃果もここで?」
穂乃果「ん〜…いや、たまには実家に顔を出そうかな」
海未「そうした方がいいですね。全然帰ってないみたいなので。雪穂が怒ってましたよ?」
穂乃果「あはは…本当…」
海未「はい」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 22:35:02.84 ID:QETx0tSg0
花陽「それじゃあ、私達もこっちだから」
凛「短い時間だったけど楽しかったよ。次に皆んなが揃うのは…二月だっけ?ラブライブも応援に行きたかったけど…」
穂乃果「うん。ありがとう。頑張るよ」
凛「じゃあ、またね」
花陽「またね」
ことり「バイバ〜イ」
海未「さようなら」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/05(土) 23:20:42.06 ID:5W6vZIkSO
にこっち…
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/05(土) 23:58:09.85 ID:QETx0tSg0
真姫「…」
穂乃果「ん?あれ?真姫ちゃん家もあっちじゃ…」
真姫「ラブライブ本選進出。決まったらしいわね」
穂乃果「うん。お陰様でね」
真姫「おめでとう。懐かしいわね、ラブライブ」
穂乃果「そうだね」
海未「あれから10年ですからね」
真姫「10年…。気づけばあっという間ね。覚えてる?音楽室で穂乃果と初めて話した時の事」
穂乃果「うん。覚えてるよ。真姫ちゃんピアノ弾いてたよね」
ことり「え?そうだったの?」
穂乃果「その時ビビッと来てね。スクールアイドルやろうって勧誘したんだけど」
真姫「お断りします」
穂乃果「って断られたの。海未ちゃんにも最初そう言われたよね」
海未「だって、穂乃果はいつも唐突過ぎるんですよ」
真姫「違いない。でも、私の高校生活が楽しかったのは穂乃果のその唐突のなさのお陰かも」
穂乃果「え〜そんな事ないよ」
真姫「ううん。μ’sがなかったら…私は…」
穂乃果「真姫ちゃん?どうしたの?何かあったの?」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/06(日) 00:09:28.79 ID:K2g2EEqt0
真姫「別に…何もないわ。今年のラブライブの地区予選。こころちゃん達も出場したんでしょ?」
穂乃果「うん。そうなの。結果は…残念だったけど」
真姫「うん。分かってる。その時、にこちゃんは来なかったのかな?」
穂乃果「来てないって聞いたけど。実際はどうだったんだろ」
ことり「にこちゃんの事だからこっそり来てたかもしれないよね」
真姫「そうなの。ねえ?にこちゃんはどうして私達の前に姿を表そうとしないのかな?」
穂乃果「え?」
真姫「卒業してから10年…。仕事を抱えてたり家庭を持ったり。皆んないつも忙しくて中々顔を合わせる事も少なくなって来て。それが仕方のない事だってのが分からない程私はもう子供じゃないけど…。でも、たまに思うの。もう、μ’sの皆んなが揃う事はないのかなって。今日みたい日は特にね」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/06(日) 00:15:30.31 ID:QP2yk6PSO
まきちゃん
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/06(日) 00:36:23.13 ID:K2g2EEqt0
穂乃果「真姫ちゃん…」
真姫「例え会わなくてもμ’sの絆に変わりはないって。分かってるんだけどね。でも、寂しく思えてくるのよね」
海未「そうですね」
真姫「まっ、にこちゃんは素直じゃないし強がりだから。意地でも張ってるのかもしれないわね。それはそれで…にこちゃんらしいのかな?なんて…」
穂乃果「うん。そうかもね」
真姫「ごめん。辛気臭くしちゃって。じゃあ、私こっちだから」
穂乃果「うん」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/06(日) 23:14:32.38 ID:kjpn54GLO
乙
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 00:25:22.29 ID:b5XZPTYz0
穂乃果「…行こうか?」
ことり「うん」
海未「…」
穂乃果「…」
ことり「…」
穂乃果「一緒に過ごす時間が長くなれば長くなる程さ、絆は深くなってその人の事をどんどん好きになっていくのに…。時間が進めば進むほどどんどん会える回数も減って来るなんてさ。現実って結構残酷だね」
海未「そうですね。けど、いつまでも青春が続く訳ではありませんから。それぞれの人生があるんです。真姫も言っていた様に仕方のない事なんです」
穂乃果「そうだね。仕方のない事なんだよね。でもさ、」
海未「でも?」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:04:44.44 ID:b5XZPTYz0
穂乃果「やっぱり、ちょっぴり寂しいって思っちゃうんだよなぁ。私も…」
海未「…」
ことり「…」
海未「そうですね」
ことり「うん」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:15:32.37 ID:b5XZPTYz0
ゴーン ゴーン ゴーン
パン パン
白木(この三人で挑む最初で最後のラブライブ。最高の思い出にしたいです。だから、優勝出来ます様に)
志賀(去年は私にとって怒涛の一年でした。今年はラブライブで優勝します)
支倉「皆んなが今年も健康でいられますように。受験が上手くいきますように。そして、ラブライブ優勝できます様に」
白木「かさね先輩…。声に出てますよ」
支倉「え?嘘?」
志賀「先輩欲張り過ぎだよ」
白木「ふふっ。神様も大変ですね」
支倉「かなぁ?なかなか一つに絞れなくて」
志賀「って言うか…先輩って受験生だったんだよな」
支倉「もち!」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:21:00.57 ID:b5XZPTYz0
絵里「あっ!?ほら、居たわよ!」
穂乃果「本当だ!おーい!」
志賀「ん?あっ!?先生達だ」
穂乃果「あけましておめでとう」
絵里「おめでとう」
志賀「先生、あけましておめでとう」
白木「おめでとうございます」
穂乃果「あれ?支倉さんは?」
白木「さっきまで一緒に居たんだけど…どこに行っちゃったんだろう?」
絵里「あそこにいるのがそうじゃない?」
支倉「お〜い。たすけてぇ」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:24:24.88 ID:b5XZPTYz0
支倉「はあ…はあ…はあ。人混みって苦手」
穂乃果「あはは…。確かに凄い人混みだね」
支倉「先生…。来てたんですね。あけましておめでとうございます」
穂乃果「おめでとう、支倉さん」
絵里「おめでとう」
支倉「あれ?桜内先生は?」
穂乃果「実家に帰ってるよ。正月はあっちで過ごすんだって」
支倉「へ〜。じゃあ、お二人で来たんですか?」
穂乃果「いや、後はことりちゃんと…」
支倉「おおっ!南先輩も来てるんですね」
穂乃果「うん」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:29:38.84 ID:b5XZPTYz0
ことり「お〜い」
亜里沙「たこ焼き買って来たよ!」
支倉「南先輩!あけましておめでとうございます」
志賀「おめでとうございます」
白木「おめでとうござ…あっ!」
亜里沙「ん?」
支倉「三代目!」
亜里沙「あっ、あ〜you's ちゃん達!」
支倉「え?三代目も一緒だったんですか?」
亜里沙「まあね〜。今年は一人で年を越す事になっちゃいそうだったからさ」
支倉「へ〜そうだったんですね。…あっ、おめでとうございます」
亜里沙「ありがとう」
支倉「え?」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:35:06.08 ID:b5XZPTYz0
亜里沙「おめでとうって言うから」
支倉「ち、違いますよ。今のは新年の挨拶で」
亜里沙「あ〜そうなんだ。私って帰国子女だから」
支倉「え?そうなんですか?でも、言われてみれば」
絵里「コラ!うちの生徒をからかわないでちょうだい。帰国子女って…いつの話をしてるのよ。日本に来て何年経ってると思ってるのよ」
亜里沙「あはは。この子可愛い性格してるから…つい」
絵里「ついじゃないわよ。全く…」
亜里沙「ごめん〜お姉ちゃん」
支倉「え?お姉ちゃん?今、絢瀬先生の事をお姉ちゃんって言いました?」
亜里沙「うん」
穂乃果「え?知らなかったの?」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:41:06.99 ID:b5XZPTYz0
支倉「ちょ…ちょっと待ってください。え?って事は…」
志賀「何か重要な事に気が付いたのか?」
支倉「うん」
支倉「絢瀬先生も帰国子女?」
絵里「…そうよ?」
支倉「え〜そうだったんですか?」
志賀「え?それだけ?」
支倉「いや、絢瀬先生が帰国子女だったんだよ?ビックリしたでしょ?」
志賀「別にそこまで…」
亜里沙「って言うか…私達姉妹は外国人だよ?」
支倉「え?えーーー?絢瀬先生が外国人?ちょ、ちょっと待ってください。え?そうなんですか?」
絵里「あのねぇ…亜里沙…。からかうのはやめなさいって言ったでしょ?」
支倉「え?やっぱり、嘘だったんですか?」
志賀「だろうな…」
白木「絢瀬絵里って思いっきり日本人名ですもんね」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/07(月) 21:44:57.67 ID:zPaR90gaO
三代目呼びは草
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:50:23.13 ID:b5XZPTYz0
亜里沙「本当はロシアとのクウォーターなんだよ」
支倉「へ〜クウォーター…それも嘘とか?」
絵里「いや、それは本当よ。祖母がロシア人なの」
支倉「えぇ…それはそれで驚き…絢瀬先生がクウォーターだったなんて。凄い…」
亜里沙「んふふ。サインしてあげようか?」
支倉「え?どうしよう?貰っておくべきなのかな?」
絵里「貰わなくて大丈夫よ。価値ないから」
亜里沙「え〜酷い」
ことり「亜里沙ちゃん…随分お茶目な性格に成長したね」
穂乃果「そうだね。昔は…」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 21:58:34.98 ID:b5XZPTYz0
亜里沙「雪穂…これは…シュークリーム?」
雪穂「違うよ。餡子。豆を煮たものだよ」
亜里沙「ハラショー」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/07(月) 22:10:22.33 ID:b5XZPTYz0
穂乃果「って感じの天然少女だったのに。時の流れを感じるね」
絵里「本当…あの頃は純粋で可愛かったのに…」
ことり「今も可愛いは可愛いと思うけど…」
亜里沙「ラブライブ本選進出決まったんだって?」
支倉「は、はい」
亜里沙「そっか。凄いじゃん。おめでとう。おっと、これは新年の挨拶じゃないよ」
支倉「わ、分かってます。ありがとうございます」
亜里沙「私達が取り返せなかった優勝旗。楽しみにしてるね」
支倉「…はい!期待してて下さい」
亜里沙「うん。期待してる」
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