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【安価】貴方が紡ぐ神和の物語【コンマ】
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121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/03(木) 18:35:56.03 ID:8Qfn8Eat0
義孝は思う。世界を見てみたいと。色々な地へと赴き、体験をしたいと。
火炎一刀流の誘いを断ち切った時から、何となくその様な事ばかりを考えていた。
今、自分の身分を甘んじれば、それなりの地位に就けるだろう。
だが、義孝は北の地以外何も知らない。なのに、その地に定めるとは聊か総計ではないだろうか、と。
故に義孝は北の地から離れる事にした、見識を広め、自らの道を進みたいと思ったのだ。
だから、義孝の行動は早かった。自らの家に戻り、荷造りをすると、父親にこう言った。
「父上、紹介文を下され」
「義孝よ、この地を離れるのか?」
「自らがどれ程小さき存在か、知る為に自分は他の地に赴きたいと思いまする」
「………そうか、お前がそう決めたのならば、何も言うまい」
そう言い、古部義三は三つ、紹介文を取り出す。
「一つは十河家、変り者であり百騎隊の第六十二番に属する者、そして変態である」
「一つは鬼瓦家、修道者であり武術の達人であり被虐の性癖を持つ変態である」
「一つは武原家、唯一百騎隊の中では十八番に属する剣術の達人、変態である」
「さぁ、息子よ、一体どれを選ぶ?」
十河家:場所【南】
鬼瓦家:場所【西】
武原家:場所【東】
安価↓2
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/03(木) 19:00:08.55 ID:42YAH/BvO
ふみ
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/03(木) 19:09:56.24 ID:9yejnO8fO
変態しかいないのか
3
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/03(木) 19:43:00.79 ID:G7aMlKHKO
東
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/03(木) 21:21:59.08 ID:lGUyfwL00
変態ばっかじゃないか
もしかして類友なんじゃなかろうかww
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/03(木) 21:41:54.60 ID:8Qfn8Eat0
武原家の当主、武原重国と出会います。
【五月三日】から【五月四日】へ移行します。
東の地。
穏やかな空気が流れる土地。
北の地は冷気と言った涼やかな地であったが、この地は春の芽吹きの様に晴れやかな日差しであった。
一日をかけて移動を行い、和総城の近く、家臣が住むとされる屋敷前へとやって来る。
「頼もう」
そう呼び掛けて、扉が開く。
「ようこそ、御客人さま」
と、女中の使用人が顔を出す。
頭を下げると、使用人が部屋へと通した。
「申し訳ありません、本来ならば旦那様との顔合わせもありましょうが……今は仕事で」
「いえ、こちらが押しかけて来た身です。当主・重国殿が帰ってくれば、自分から挨拶に向かいます故に」
「そうですか、では、今日は此方でお休み下さい」
そう言われて、客人の部屋に義孝は泊まる事になる。
「……ここが、東の地」
義孝は気合を入れて天を仰ぎ見た。
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/03(木) 21:58:34.62 ID:8Qfn8Eat0
「ん?」
天を仰ぎ見た。
すると、天を舞う蛇が居た。
あれは一体と思った矢先。
鐘が鳴った。
辺りが騒ぎになる。
どうやら、警報の様だ。
「御客人、申し訳ないですが、緊急を要します故、急いで逃げる準備を」
「……一体何が?」
「龍です」
使用人は言った。
龍。
この地に人が住まうよりも先に存在した幻想の生物である。
「近づけば火で焼き殺されます。咆哮は建物を破壊し、とても恐ろしい生物です」
「そうか………」
しかし、何故か驚かなかった。
それ所か、龍とは別の闘気を感じ入れた。
「ッ」
体が動く。
「御客人!?」
使用人が呼ぶ。
しかし、止まらない。
高揚とするこの気配。
研ぎ澄まされた戦意、それを突き付けるかの様に。
気が付けば、和総城の曲輪へと顔を出している。
周囲には和総城を守る兵士が居るが、彼らに闘気は感じられない。
「美しく舞う龍よ。其方は美しく、可憐で、優美である」
そして、兵士の中心に、その男は居た。
白髪を掻き揚げた髪型。歳は五十を過ぎ顔に皺がある。
服は黒色の羽織、その腰に佇む小刀と刀。
「だがそれ故に、其方は凶暴であり無粋であり忌むべき敵であった」
刀を引き抜く。
その刀身は、白い霊気に包まれた。
揺らめく気は一太刀の様に鋭利さを宿し―――。
「せめて、我が剣の糧として、潔く、儚く、花の様に散るが良い」
―――一撃。
刀を振った。何百と言う飛距離差があると言うに、その刀の軌跡は龍を捉えた。
首を断ち、真っ逆さまに落ちる龍の最期を見る事無く、その男は龍を背にする。
「これぞ【辰墜】、竜殺しの剣である」
そして、その男と、義孝は目を合わせた。
「其方が、古部殿の息子か」
「貴方は………」
「儂か、儂は武原重国。其方の親父殿は、儂を変態だと言っていただろう」
「貴方が、武原重国………」
「うむ、まぁ。華やかさは無い戦場ではあるが」
「ようこそ、東の地。和総城を守護せし本陣へ」
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