「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」前半

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376 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:19:39.36 ID:ELLaxkkz0










凛「今日もダメだったにゃ〜…」


真姫「いいところまで行ってたのにね」


凛「きっと明日には出来るようになってるにゃ!」


真姫「だといいけど……」


凛「!!」


真姫「凛?」


凛「隠れて!」バッ


真姫「うぐっ…!」


真姫「なにするのよ!」


凛「しーっ!あれ見て!」ヒソヒソ


真姫「あれは……穂乃果?」


真姫「隣にいるのは……綺羅ツバサ……!?」


穂乃果 アワアワ


ツバサ ペコッ スタスタ


凛「今の……」


真姫「一体……?」
377 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:20:37.45 ID:ELLaxkkz0









雪穂「………」スタスタ


ピタッ


???「…………!」クルッ


雪穂「ごめん……待たせたね」


雪穂「亜里沙」


亜里沙「もう、遅いよ雪穂!」
378 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:43:51.57 ID:uVLZNx9cO



せっかくのssなので皆さんにイメージを膨らましてほしいと言うことで細かくは書きません


DF1(1年)身長148

明るい性格

幼児体型

身軽な動きが持ち味

アイスクリームが好き




DF2(2年)身長149

がっつり大阪

同じく幼児体型

スタイルいい子を見ると逆に好感を持つ




MF1(3年)身長156

スタイルいい

家庭は普通の家庭だが言葉遣いは丁寧

合気道をずっと習ってる




MF2(2年)身長161

荒っぽい性格

DF1とはあまり性格が合わない

何だかんだいいところもあるよ

スタイルは標準




MF3(3年)身長154

オタク気質

人懐っこくてテンション高い

二次創作大好き

スタイル少しいい




GK(1年)身長152

ショートカット

目が見えないほど前髪が長い

引っ込み思案

人と関わるのが得意ではないが負けず嫌い

A-RISEに憧れてUTXへ

スタイル……

わかりにくいかもしれませんが話の中で覚えていただければ嬉しいです
379 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:54:06.82 ID:uVLZNx9cO








控え室


穂乃果「……ってことがあったんだ」


海未「そうだったのですね……」


ことり「わざわざ家にまできてくれたんだね」


にこ「ま、もうにこたちは信じるって決めてたんだから今更でしょ?」


凛「にこちゃんいい感じにひねくれてるにゃ〜」


にこ「それ褒めてないわよね!?」


希「でもにこっちファンやったんやろ?」


にこ「……正直その面ではかなり嬉しいわね」


希「さっきから口角微妙に上がってるからね」


にこ「う、うそ……!!」ババッ


希「う・そ♪」


グワシッ!


希「痛い痛い痛いあああああ!!!!!」


にこ「……花陽、あんたは?」パッ
380 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:54:54.58 ID:uVLZNx9cO

花陽「花陽もずっとファンだったから……嬉しい!」


穂乃果「………」


穂乃果「みんな……」


穂乃果「今日勝てばついに本戦だよ」


穂乃果「思う存分ぶつかってこよう」


海未「ええ」ニコッ


ことり「うん!」ニコッ


穂乃果「胸を借りるんじゃない……」


穂乃果「叩きのめすつもりで行くよ!!」


「「「「「「おー!」」」」」」


希「うちもうお嫁に行かれへん……」シクシク
381 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:55:36.96 ID:uVLZNx9cO







角間「さあ!やってまいりました予選決勝!!これで勝ったほうが本戦へと駒を進めることができます!」


ツバサ「今日はよろしくお願いするわね」


穂乃果「はい!みんなも改めて納得してくれたみたいです」


ツバサ「よかった、今日とっても楽しみだったの」


ツバサ「とっておきもあるし」チラッ


絵里「?」


ツバサ「この前とは違う、正々堂々な勝負を!」スッ


穂乃果「よろしくお願いします!」ガシッ
382 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:56:29.52 ID:uVLZNx9cO







海未「希……気づいてますか?」


希「うん、あのベンチのフードかぶってる子……」


絵里「これまでの試合で出てなかった……助っ人の可能性が高いわね」


花陽「切り札……ってことなのかな?」


凛「かっこいいにゃ〜!」


にこ「単に控えなだけでしょ」


雪穂「…………」


ことり「どうしたの?雪穂ちゃん」


雪穂「あ……!いや、えっと……ちょっと緊張してて…!」


ことり「緊張してる時は、人って字を手に書いて飲み込めばいいんだよ!」


雪穂「へー……」


にこ「………」スッスッ ゴクリ


凛「あー!にこちゃんこっそりやってるにゃ!」


絵里「にこも緊張してたの?」


にこ「べ、べべべ別ににこは緊張なんてしてないし!?」


にこ「リベンジのこと考えすぎて眠れなかったとかもないし!!」


希「にこっち……」


凛「全部言ってるにゃー……」


真姫 スッスッ ゴクッ
383 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 16:57:27.22 ID:uVLZNx9cO








角間「前年度優勝校vs今回初出場校の対決!!あっさりとUTXが優勝を決めてしまうのか……それとも!!」


角間「音の木坂が下克上を果たしてしまうのかぁ!?」





FW
絵里、真姫


MF
希、ことり、海未、にこ


DF
ヒデコ、雪穂、凛、花陽


GK
穂乃果





ピーーーーーーー


角間「今!試合開始のホイッスルが鳴らされましたぁ!!」


ドッ
384 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 13:59:49.02 ID:m8b4IxBq0

ツバサ「よし」トッ


真姫(お手並み拝見ね)ザッ


ツバサ「はぁ!」クルッ


真姫「っく……!」


真姫(こ、こんなにうまいの!?)








にこ「……いくわよ!」ザッ


海未「はい!」ザッ


ツバサ(あんな試合をした私たちを信じてくれた……彼女たちに敬意を込めて)グッ


ツバサ{今日は戦う!)ヒュッ


トントン クルッ グンッ!


角間「ぬいたぁ!!一人で3人をあっという間に抜き去ってしまったぁ!」


海未「そんな…!?」


にこ「さすが……!」
385 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:01:20.77 ID:m8b4IxBq0





穂乃果「っ……!」グッ


ツバサ「挨拶がわりよ!高坂さん!」ザッ






ツバサ【ペガサスショット!】


ドキュゥゥゥ!!!!







角間「一発目のシュートは綺羅だぁぁ!!どうするキーパー高坂!」


穂乃果【マジン・ザ………】







タッタッタッ
386 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:03:45.78 ID:m8b4IxBq0

雪穂 ニッ







雪穂【ハンターズネット!!】


ドシュルルルルル!!!


ブチブチ…!!


ドゥッ!!


雪穂「っぐ……!!」ズザザザ!


雪穂「……よし!」トッ










穂乃果「さっすが雪穂!」


ことり「雪穂ちゃん!」


角間「と、とめたぁぁぁ!!あの綺羅ツバサの必殺シュートを止めたのは伏兵、中学生助っ人の高坂雪穂だぁぁ!!」


ツバサ「……へぇ」


あんじゅ「やるわねあの子」
387 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:04:48.07 ID:m8b4IxBq0

雪穂「花陽さん!」ドッ


花陽 トッ


MF1「流れは渡しません」ザッ


花陽「MF1さんは攻守共に長けていますがそれは1対1の時だけ」


タタタッ!


花陽「凛ちゃん!」ドッ


凛 ドッ


花陽「ばっちりだよ!凛ちゃん!」トッ


MF1「ッ…!やりますね」


花陽「あなた達の試合は擦り切れるほど見直しましたから」


角間「星空、小泉のワンツーで突破したぁ!」


花陽「海未ちゃん!」ドッ


海未「………」トッ


海未「真姫!」ドッ


真姫「!」トッ ポロッ


希「真姫ちゃん!」


真姫「しまった……!」ダッ


絵里「落ち着いて」トッ


真姫「絵理…!」ホッ


真姫(私としたことが……)


DF1「隙だらけだよ!」バッ
388 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:06:12.43 ID:m8b4IxBq0






DF1【フレイムダンス!】


クルクルクル ボフゥァァァァ!!!






絵里「きゃぁぁぁ!!」ドサッ


DF1「じゃあねー!」タッタッタッ


真姫「っち……!」


MF2「よこせ!」


DF1「むー……たった一歳年上なだけで偉そうに……」ドッ


MF2「あぁ!?」トッ


DF1「なんでもないでーす」


ことり ザッ


MF2「どいてろ!」バッ
389 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:11:04.37 ID:m8b4IxBq0








MF2【ならくおとし!】ドッ!




ギュルルルルル!! ドゴォ!!


ことり「うぐぁ!?」ドサッ


海未「ことり!」


にこ「………わかってたけどこいつら……」


海未「A-RISEだけでなく……全員が全国レベル……」


凛「それでも……勝たなきゃ!」ダッ


希「!あかん凛ちゃん!そのスペースを空けたら……」


ドッ!


あんじゅ「私にパスが通っちゃうものね?」トッ


凛「あっ……!」


角間「空いたスペースを逃しませんでした!優木にパスが通ったぞぉ!!」


あんじゅ「ツバサ!エレナ!」ドッ


ツバサ「ええ!」ダッ


エレナ「ああ!」ダッ


グルグルグル
390 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:13:20.43 ID:m8b4IxBq0








海未「あれは……」


花陽「【デスゾーン】です!」


にこ「止めちゃいなさい!穂乃果!」


希「いや、なんか違う……」







ギュォォォォォォォオオ!!!!!!


ツバサあんじゅエレナ【デスゾーン2!】ドキュッ!!


ゴォォォ!!!!!





にこ「改良版……!?」


花陽「初めて見ました……」


穂乃果「す…すごいパワー……」


穂乃果「………でも!」


穂乃果「パワーアップしたのはそっちだけじゃない!」バッ


ゴォォォォォオ!!!!
391 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:15:51.86 ID:m8b4IxBq0






穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】ゴォォォ!






ギュルルルルル!!!


穂乃果「……ぬぐぐぐぐ……!!」ズザザザ!





パチィ!!


穂乃果「うわぁ……!!」ドサッ


ガァン!


角間「キーパー高坂がはじいたボールはゴールポストへ!!危機一髪だぁ!!」


雪穂「ナイスお姉ちゃん!」トッ


穂乃果「うぅぅ……かっこ悪い」


海未「いえ、かっこよかったですよ」


エレナ「ピンチなことには変わりないだろう?」ザッ


雪穂「っく……!」キョロッ


凛「……!」


ツバサ ザッ


花陽「……!」


あんじゅ ザッ
392 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:21:04.14 ID:m8b4IxBq0

ことり「こっちだよ!」


雪穂「ことりちゃん!」ドッ


ことり「よし!」トッ


角間「ディフェンスラインまで下がって来ていた南!!いい判断だ!!」


ことり「希ちゃん!」ドッ


希「うん!」トッ


DF2「ウチは抜かせんよぉ!!」


希「うわぁ……キャラ被りはやめてほしいなぁ……」


DF2「あんたみたいなエセと……一緒にすな!」バッ








DF2【スーパーしこふみ!】


希「………!」ヒュッ


ドゴォォォ!!!!!










希「き、きくぅ……」ドサッ


DF2「どうやニセモン!……ってあれ?ボールは?」


希「後ろ後ろ」
393 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:23:22.00 ID:m8b4IxBq0








テンテンテン……


絵里「さすが希ね!」トッ


DF2「ぬわーー!!しもた!」


DF2「あんたやるなぁ」タッタッタッ


希「にしし……!」


希(ちっちゃいのになんて威力……!)ググッ





角間「なんとかボールを前線につないだ音の木坂!!シュートチャンスだぁ!!」







絵里「吹き荒れろ………」


パキパキパキパキ
394 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:25:56.13 ID:m8b4IxBq0








絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォォォォォ!!!!




ことり「決まって!」




GK「…………」


GK【パワーシールド】ドッ


ギュルルル! バシィ!





角間「防いだぁ!!これが全国ナンバーワンキーパーの実力です!」


角間「決勝まで無失点!この鉄壁を破ることができるのでしょうか!」


海未「無失点……」


絵里「やるわね」


GK「………!」


ポーン……!
395 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:27:37.65 ID:m8b4IxBq0








DF1「ほっ!」トッ


真姫「いただくわよ!」パシッ!


DF1「うっそぉ!?」


MF2「気ぃ抜くな!!」


DF1「ッぅ〜〜!!」


角間「西木野にボールが渡ったぁ!」


にこ「真姫!」






真姫「………」キッ


グルグルグル




真姫【ファイアトルネード】


ドゴォォォォォ!!!


GK「……………」


GK【パワーシールド】


ドシュルル! バチィ!
396 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:29:55.48 ID:m8b4IxBq0






海未「そんな……!」


穂乃果「真姫ちゃんまで…」


GK「【パワーシールド】は連続で出せるから………」


角間「再度ふせいだぁ!!この守備力を破る方法はあるのでしょうか!!」


真姫「……!」スタッ







絵里「真姫、気にしないで、次とりましょ!」ポン


真姫「ええ、絶対ぶち破るわよ」


絵里「ふふ、頼もしいわね」
397 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:32:51.87 ID:m8b4IxBq0







テンテンテン


DF1「よーし!あがろーあがろー!」トッ


MF2「よこせ!」


DF1「………べーだ!」べー


DF1「あんじゅさん!」


MF2「……!」


あんじゅ「二人とも試合に集中しなきゃダメよぉ〜?」トッ


MF2「し、してますよ!」


あんじゅ「ならいいけど」


MF2 ジロッ


DF1 ピュ〜


DF1(だって先輩完璧にマークされてるんだもん)


MF2(まあマークつかれてたからしゃーねーか)


にこ「ふん!」ザッ


あんじゅ「ふふ」トトッ


フワッ ダッ!


にこ「……もう!」


角間「空を舞うようなドリブル!!まるで草原を飛びまわるバタフライだぁ!!」


あんじゅ「ツバサ!」ドッ


ツバサ「準備はいい?」トッ


あんじゅ「ええ!」


エレナ「大丈夫だ」


ツバサ「いくわよ!」
398 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:35:58.92 ID:m8b4IxBq0








ヒデコ「させない!」ザッ


雪穂「止めますよ!」ザッ


ツバサ「……水ささないでほしいわね」




クルッ スタン…!

ツバサ【イリュージョンボール】






ヒデコ「そんな……!」ガクッ


雪穂「希さんと同じ……!」ガクッ







希「…………」


絵里「あれは希の!」


花陽「いや……あれはもともと、綺羅さんの技」


海未「え……?」


希「……あの人みたいに動けたらと思って真似したんよ」


希「他の試合の動画探してね」


ことり「真似したって……すごいね」


凛「人は見かけによらないにゃ〜」


希「凛ちゃん、試合の後ワシワシね」


凛「にゃ〜……」
399 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:38:48.55 ID:m8b4IxBq0









ツバサ「デスゾーンはまだ序の口……」


ツバサ「これはどうかしら?」







ピューーーーーーーイ!!!!!


ドシュドシュドシュドシュドシュ






ツバサ「こうていペンギン……!」ドキュッ!







ドシュゥゥゥゥ!!



あんじゅエレナ「2号!!」ドゴォォォ!


【こうていペンギン2号】








ゴォォォォォォォ!!!!!!




穂乃果「ペ、ペンギン……!?」
400 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:41:33.23 ID:m8b4IxBq0

雪穂「お姉ちゃん!!」


穂乃果「!……うん!」バッ


ゴォォォォォオ!!






穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】


ドォォォォォォ!!!!


穂乃果「う………ぐぐぐぐ……!」ズズズッ


穂乃果「止める……絶対に…止め、なきゃ……!!」ズズズッ


ググググッ!


花陽「いけます!」


海未「穂乃果!」


キィィィィィン!


穂乃果「きゅ……急に強く……!」ググググッ


穂乃果「うわぁぁ!?」ドサッ


ドシュルルルルル…………!!








角間「き……決まってしまったぁぁ!!先取点はUTX高校です!」
401 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 14:45:33.20 ID:m8b4IxBq0











海未「穂乃果!」ダッ


絵里「そんな……」


にこ「まだあんなシュートを隠し持ってたなんて………」


穂乃果「うぅ……ごめんみんな」ググッ


海未「本気でぶつかったのなら謝ることはありませんよ」ガシッ


ことり「そうだよ!」ガシッ


絵里「んー、あのキーパーを破るには……」


希「ちょっと試してみたいことやっていい?」


真姫「試してみたいこと?」


希「凛二等兵!」


凛「はっ!」


希「覚悟はできてるか!」


凛「イエッサー!わたくし、命をかけて使命を………じゅ、従……!」


凛「…………」


凛「頑張る気持ちです!」


希「よし!がんばれ!」


花陽「日本語おかしくなってるよ凛ちゃん……」


絵里「な、何か考えがあるのね?」


真姫「凛、頑張りなさいよ」


凛「おまかせにゃ!」ドンッ
402 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:02:43.35 ID:m8b4IxBq0








UTX高校1-0音の木坂


ピーーーーーーー


角間「一点リードのUTX!このまま追加点を狙っていくかぁ!?」


絵里「……」チラッ


真姫 タッタッタッ


ツバサ ザッ


絵理「……希!」ドッ


希「!」トッ


エレナ「すまないが通せない」ザッ


希「っく!」


希(さすが、ほかのメンバーとは圧が違う……!)バッ




希【イリュージョンボール!】





エレナ「………所詮ツバサの真似事だ」フッ


ガッ!


希「そんな……!」ガクッ


エレナ「!」
403 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:03:37.43 ID:m8b4IxBq0

凛「てやぁ!」ドッ


角間「星空が上がってきていたぁぁ!!素早いヘルプだぁ!」


テンテンテン……


ことり「ほっ!」トッ


海未 コクリ


ことり「海未ちゃん!」ドッ


海未「凛!希!行けますね!」トッ


凛「うん!」ダッ


希「もちろん!」ダッ





海未 ドッ!




グッ ダン!





凛希【たつまきおとし!】


ドゴォォォォォォ!!!!!
404 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:06:33.74 ID:m8b4IxBq0








GK「…………」


GK【パワーシールド】


ドォッ!!








ドシュルルルルル!!!!


ピキピキ……





GK「!?」


エレナ「……くそっ、気づいたか」


凛「希ちゃんの言った通りにゃ!」


希「パワーシールドは地面を殴った時に発生する衝撃波でできた壁!」


希「つまり!上の方に行けば行くほど……」








ピキピキピキ…!








希「薄くなる!」


バリィィン!!!
405 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:09:22.90 ID:m8b4IxBq0









GK「………!」ドサッ


ドシュルルルルル!!!!





角間「きまったぁ!!同点ゴールを決めたのはなんとDFの星空だぁ!!」






凛希「いぇーい!」パチン!


花陽「すごかったよぉ!凛ちゃん!希ちゃん!」


海未「よくあんな弱点に気づきましたね」


希「いやー、上手く言ってよかった!」


真姫「あんな手があったなんてね」


絵里「凛ならではね」


希「多分次はもう使えんけどね」


花陽「すごいなぁ凛ちゃん……」


花陽「私より後に始めたのに……」


ポン


海未「凛は運動神経が武器ですが、花陽は違うでしょう?」


海未「得意なことで勝負するんですよ?」


花陽「……!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


花陽「凛ちゃんは凛ちゃんの得意なもので勝負しなきゃ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


花陽(私が凛ちゃんに言ったんだっけ……忘れちゃってたな)


花陽「……わかった!」グッ


海未 フフ


真姫「……衝撃波の壁……」
406 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:11:55.10 ID:m8b4IxBq0









UTX高校1-1音の木坂


ピーーーーーーー





ドッ


ツバサ「頼んだわよ」ドッ


MF3「了解っす!」トッ


絵里「行かせないわよ!」ザッ


MF3「ほわぁ〜!リアル金髪碧眼じゃないっすか!!」


絵里「え……え?」


MF3「うちにも似た子が……あ、これは秘密だった……!」


MF3「あとで写真撮らせてくださいっす!」


絵里「私を抜けたらね」


MF3「燃えてきたぁ〜!」
407 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:15:57.64 ID:m8b4IxBq0









MF3【クリエイション!】バッ


ズズズズ……


絵里「な、何?」


MF3「いやー、自分的には二次創作って最高だと思うんっすよね〜」


ズズズズ……ガコン!


絵里「と、通れない…!」


MF3「想像力って大事なんっすよ?」ダッ!


絵里「ま、待ちなさい!」


角間「こ、これはMF3!フィールドを描き換えてしまったぁ!!」


MF3「お任せっす!」ドッ


ツバサ「さすがね」トッ


MF3「にへへ…!」テレテレ








希「!」ザッ


ツバサ「お手本を見せてあげるわ」バッ


希「なっ……!」








クルッ スタッ!


ツバサ【イリュージョンボール】







希「っ……!さすが」ガクッ


ツバサ「あんじゅ!」ドッ


あんじゅ「ええ!」トッ
408 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:19:26.72 ID:m8b4IxBq0









希「ディフェンスもっと圧かけて!」


凛「とりゃー!!」ザザザッ


あんじゅ「そんなの……」トンッ


花陽「空中じゃ避けれませんよね!」ガッ


あんじゅ「…やるじゃない」


角間「小泉強引にうばいとったぁ!!」


花陽「よし!」








海未「花陽の武器は分析力と状況把握能力、それから苦手の無さです」


ことり「絶妙なタイミングだったね」


花陽「よし、にこちゃ………」


MF2「ボールよこせぇ!」ダッ


花陽「ひ、ひぃぃ!!」ビクッ


テンテンテン……


MF2「よし!」トッ


凛「かよちぃん!!」ガクッ


花陽「ご……ごめんねぇ」


海未「……今度また山頂アタックですね」


ことり「ほ、ほどほどにね……」


雪穂「!」ザッ


MF2「はっ!」バッ
409 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:21:39.77 ID:m8b4IxBq0









MF2【ならくおとし!】


ドキュッ!


雪穂【ハンターズネット!】


シュルルルルルル………テンテンテン








MF2「っち……」


雪穂「希さん!」ドッ


希 トッ


DF1「いかせないよぉ!!」


希「ふふ」ドッ


絵里「いいわよ希!」トッ


DF1「あー!ずーるーいー!」


角間「これは見事な連携だぁ!!後ろから走ってきていた絢瀬に綺麗なバックパスが通ったぁ!!」


角間「そのままあがっていく!!」


絵里「……今度こそ……!」








パキパキパキ………
410 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:25:55.37 ID:m8b4IxBq0










絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォォ!!!!




GK「……」


GK【パワーシールド】ドッ


ドシュルルルルル……! バチィ!


角間「またもや防いだぁ!!ボールは高く高く上がって………」






タタタッ


真姫「いい加減……決まりなさいよ!」グッ


ダンッ!


グルグルグル







真姫【ファイアトルネード!】


ドゴォォォォォォォ!!!!!


角間「な、ななななんとぉ!?西木野がこぼれ球に完璧に合わせていたぁ!」


角間「完全に不意をついたぁ!!」
411 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:27:40.57 ID:m8b4IxBq0









GK「…………間に合いません」


あんじゅ「でしょうね………」ダッ


あんじゅ「はぁ……!」ドッ!


ギュルルルル……!! ドキュッ!!







角間「西木野あと少しでゴールというところでゴールまで戻ってきていた優木に止められてしまったぁ!!」


角間「一体いつのまに戻って来ていたんだぁ!?」






DF1「さっすがです!!」トッ
412 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:29:51.56 ID:m8b4IxBq0








あんじゅ「あら……?」グラッ


フワッ


GK「………大丈夫ですか?」パサッ


あんじゅ「………ありがと」


あんじゅ「……前髪邪魔じゃない?」


GK「私は……これでいいんです」


あんじゅ「ツバサみたいに切っちゃえばいいのに」


GK「綺羅さんのようにはなれませんから……」


あんじゅ「あなたの目、隠れて見えないわ」


あんじゅ「せっかく綺麗なのに」サラッ


あんじゅ「………勿体無いわね」タッタッタッ


GK「………」
413 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:33:18.30 ID:m8b4IxBq0











あんじゅ「ボールもらえるかしら?」


DF1「はい!」ドッ


あんじゅ「ほっ」トッ


真姫「よくも止めてくれましたね」ザッ


あんじゅ「いいシュートだったわよ?」チラッ


あんじゅ「戻って正解だったわ!」ドッ


MF1 ドッ


あんじゅ「さすがね」トッ


MF「いえ」


真姫「は、速い……!」


あんじゅ「ツバサ!」ドッ


ツバサ トッ




シュバッ! クルッ ダッ!!




角間「個人技を活かしながら敵陣へと突っ込んで行く!」


ツバサ「はぁぁ!!」ザザザッ クルッ


ダッ!!


にこ「たった一人で……!」


角間「前半も残りわずか!最後に一点、入れることはできるのかぁ!?」


海未「……!」ダッ


ツバサ「あんじゅ!エレナ!」


あんじゅ「ええ!」


エレナ「フッ」
414 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:35:28.30 ID:m8b4IxBq0










ピューーーーイ!!


ドシュドシュドシュドシュドシュ!






ツバサ「こうていペンギン!」ドキュッ!


ゴォォォォォオ!!






あんじゅエレナ「2号!!」ドキュッ!!


【こうていペンギン2号】





ゴォォォォォオオォ!!!!!








雪穂「前半最後なんだから……」


雪穂「止めなきゃ……!」
415 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:37:49.57 ID:m8b4IxBq0

雪穂【ハンターズネット!】ブワァ!


ギチチチチ………!ブチィ!!


雪穂「うわぁあ!!」ドサッ


ゴォォォォォオ!!!








穂乃果「はぁぁぁ!!」バッ

ゴォォォォォオ!!








穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】



ドシュルルルルルル!!!!!


穂乃果「頑張ってくれた……雪穂のためにも……!」ググググ……!


ドシュルルルルル……!


穂乃果「いける……!」ググググ
416 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:40:52.43 ID:m8b4IxBq0

キュィィィィィ!!


穂乃果「!!ま、また急に強く……!!」


ピシピシ………!


バリィン!!








穂乃果「きゃぁ!!」ドサッ


花陽「あぁ……!」


ことり「そんな……!」


ツバサ「………参ったわね」






海未「はぁ!」ドキュッ!!



ヒュゥゥゥゥ……テンテンテン








角間「ふ、防いだぁ!!音の木坂園田も先ほどの優木と同じようにキーパーのカバーへと走っていたぁ!!」


海未「うぐぅ……!!」ドサッ! ゴロゴロ…






穂乃果「海未ちゃん!」ダッ


海未「穂乃果、よく頑張りましたね」ヨロヨロ
417 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:47:17.97 ID:m8b4IxBq0








ピーーーーーーー



角間「ここで前半終了のホイッスル!同点のまま後半を迎えます!これは歴史に残る一戦になりそうだぁ!!」













穂乃果「やった!同点だよ!!」


凛「海未ちゃんさっすがだにゃ〜!」


海未「あれが最後のシュートだったので……戻って正解でした」パンパン


花陽「かっこよかったよ!!」


真姫「それより花陽………」


花陽「ヒッ……!」ギクッ


ことり「海未ちゃんが山頂アタックだって……」


花陽「ああぁぁ……!!頑張ります!頑張りますからぁ!!」ガタガタ


にこ「……海未、あんた本当に山登ってるだけなのよね?」


海未「そのつもりですが……」


海未「多少危険なところを行くぐらいで……」


凛「それだにゃ!」


海未「危険といっても命綱無しで崖を登ったりするぐらいですよ」


にこ「トラウマになるには十分すぎるわよ!!」


ことり「え、そうなの?」


穂乃果「それぐらいなら別に……」


絵里「慣れって怖い、今日初めてそれを実感しました」


希「ほらほら、エリチが変な悟り開いちゃってるから」


海未「気合いを入れ直しましょう」
418 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:54:10.21 ID:m8b4IxBq0

海未「ではにこ……あれを」


にこ「嘘でしょ……」


凛「にこちゃん!」


穂乃果「にこちゃん!」


にこ「………あ〜!わかったわよ!」クルッ


「「「「「………」」」」」ゴクリ











にこ「にっこにっこにー!あなたのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこー!」


にこ「あぁんダメダメダメ!にこにーは!みーんなのも・の!」


真姫「気持ち悪い」


凛「ちょっと寒くないかにゃー?」


にこ「わかってたわよこんちくしょう!」ギリギリ


凛「い……!いだだだだだ!!」ギリギリ


にこ「にこにーはこういう目にあうためにあるんじゃないの!」


海未「にこ、すみません……みんなが元気になればと思ったのですが……」


にこ「お……あぅぅ……!」


希「素直に謝られるとどうすればいいかわからないにこっちの図」


にこ「希ーー!!」ダッ


希「いやーん!」ダッ


ことり「二人とも休憩しようよぉ…」
419 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 15:56:22.47 ID:m8b4IxBq0












絵里「………….」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ツバサ「とっておきもあるし」チラッ


絵里「?」







MF3「ほわぁ〜!リアル金髪碧眼じゃないっすか!!」


絵里「え……え?」


MF3「うちにも似た子が……あ、これは秘密だった……!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


絵里「まさか……ね」


海未「絵理、聞いていましたか?」


絵里「へ……?」


希「もーしっかりしてよ!」


海未「後半は真姫と点を取りに行ってくださいね」


真姫「行くわよ、絵理!」スッ


絵里「………ええ!」パチン!


絵里(今は考えても仕方ないわね)
420 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 16:01:25.00 ID:m8b4IxBq0









ツバサ「んー……同点」フーム


エレナ「出し惜しみが過ぎるんじゃないか?」


あんじゅ「園田さんが戻ってなければね〜」


エレナ「冷静でいい判断だった」


ツバサ「後半はもっと攻めるわよ」


あんじゅ「もちろん♪」


エレナ「楽しみだ」


DF1「よーし!私ももっと頑張る!」


MF2「ちんちくりんは下がってろよ」


MF2「アタシが止めんだから」


DF1「べーだ!止めたもん勝ちですよー!」


MF2「あぁん…?」スッ


DF1「ヒッ……!」ビクッ


MF1「こらこら暴力はダメですよ?」クイィッ


MF2「いててて!わ、わかりましたから!」ギリギリギリ!


MF1「すぐ熱くなるんですから……」


MF2「す、すんません……」


DF1「うえーん!怖かったです!」サササッ


DF1 ニヤニヤ


MF2「……」イラァ


MF3「相変わらず鮮やかっすね〜!合気道でしたっけ?」


MF1「はい、小さい時から」


MF3「かっこいいっすよね〜!」
421 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 16:02:58.43 ID:m8b4IxBq0

フードの子「はい!まさに日本のヤマトナデシコです!」


MF1「そこまで言われると照れますね」テレテレ


MF2「というか二人はどうしてずっと敬語なんですか?」


DF1「あー!それ私も思ってた!」


MF1「どうしてって……」


MF3「ね?」


「「癖」ですよ」っすよ」


DF2「まあ……やろーなぁ」


GK「………」ペラッ


ツバサ「ほら!バカなことしてないで行くわよ!」


エレナ「後半も頼んだぞ」


あんじゅ「点は任せてね!」


フードの子「あ、あの!」ガタッ


ツバサ「わかってるわ……けど、ちゃんと約束守れるわね?」


ツバサ「一発が限度、二発目は……」


フードの子「………はい…」


フードの子「それさえ守れば最後まで出してもらえるんですよね」


あんじゅ「約束を破ると……怖いわよ〜?」


フードの子「で、でも!ツバサさんたちも禁止してるワザもってますよね?」


エレナ「もってはいるがそれも同じだ」


ツバサ「一発が限度………わかったかしら?」


フードの子「……はい!」


ツバサ「この試合、絶対勝つわよ!!」


「「「「おー!」」」」」
422 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/04(金) 16:05:51.82 ID:m8b4IxBq0










MF2「ちんちくりん、あとでこっち来い」


DF1「呼ばれてますよ」


DF2「あ〜!ちんちくりんってウチのこと……って」


DF2「誰がちんちくりんやぁ!!」


DF1「失礼しちゃいますよね〜?」


MF2「いや、アタシはこいつに……」アセアセ


MF2(こいつ……しらじらしい……!!)


DF2「ウチは身長も胸もこのおチビより1センチ上やし!」ドヤッ


MF2「……へ?」


DF1「……1センチ……」


MF2「それはちょっと……」


MF2DF1「見苦しい」


DF2「やかましいわ!!」


DF1(というかいつ私のバスト知られたんだろう)


MF2(なんでちんちくりんの胸のサイズ知ってんだ?)


DF2(あ、この前話してるのまたまた聞いたって言わんと誤解させるか?)


DF1MF2(怖……)ゾゾッ


DF2(まあえっか)
423 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:35:43.04 ID:LnEHdRSuO











角間「いよいよ後半が始まります!一体この試合の結末はどうなってしまうのでしょうか!!」


角間「ここでUTX高校、一人メンバーチェンジです!」


角間「……中学生助っ人のようです!」


角間「どのようなプレイを見せてくれるのでしょうか!」


フードの子「……よし!」ザッ


MF3「リラックスっすよ!」


MF1「あなたなら大丈夫です、落ち着いて」


フードの子「はい!」


MF2「ぶちかましてやれ!」


DF1「うわ〜野蛮〜」


MF2「………」バシッ!


DF1「いったぁ!?」


DF2「やめぇな」どーどー


MF2DF1「はい、すみませんでした」ピタッ


DF2「ちょ、なんでそんな距離感あんの!?」


MF2DF1「いえ別に………」スススッ


DF2「やめ……遠ざからんとって寂しい!!」


ツバサ「……本当に大丈夫かしら……」


エレナ「このチームいつも喧嘩してるな」


あんじゅ「いざとなったら頼りになるじゃない」


ツバサ「それもそうね」


ツバサ「いくわよ!」


エレナあんじゅ コクリ
424 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:36:45.24 ID:LnEHdRSuO












絵理「あの子……」


海未「どうしました?絵理」


にこ「……あいつ控えじゃなかったのね……」


凛「やっぱり秘密兵器だったんだにゃ!」


花陽「DFだね……」


希「まあ前線にはあの3人がいるからなぁ」


ことり「あの子強いのかな?」


穂乃果「知らない!」


にこ「知らないって……まあそうだろうけど」


穂乃果「知らないものは考えても仕方ないよ!」


穂乃果「後半!全力を出し切って本戦に行くことだけ考えよう!」


穂乃果「みんな、ファイトだよ!」


海未「あなたもファイトするんですよ」


穂乃果「わかってるよ!もう!」


にこ「まったく能天気なんだから」


花陽「でも、気が引き締まった感じがするよね!」


海未「………」フゥ


希「何だかんだ海未ちゃん、穂乃果ちゃん頼りにしてるなぁ」


海未「本人には絶対に言いませんけどね、調子に乗りますから」


凛「このチームツンデレばっかりにゃー」
425 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:37:58.50 ID:LnEHdRSuO










UTX高校1-1音の木坂


ピーーーーーーー


ドッ


角間「後半がはじまりましたぁ!!」


真姫 タッタッタッ


ツバサ「フフッ」ザッ


真姫「ことり!」ドッ


ことり「にこちゃん!」ドッ


にこ「いくわよ!」トッ


角間「後半開始から横にパスを回し幅を使って攻めていきます!」


MF2「行かせるかおらぁ!」ダッ


にこ「いやーんにここわーい!」ザッ


MF2「……なんだ?こいつ」


にこ「ちょっとちょっと〜?なにその口の聞き方は〜」
426 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:50:21.84 ID:LnEHdRSuO

にこ「にこは先輩なんですけ………ど!」ダッ


MF2「うっそだろぉ!?」ガクッ


MF2「ちんちくりんと見た目変わんねーじゃん……」ボソッ


にこDF1「聞こえてるわぁ!!」


MF2「おおう……地獄耳」


にこ「絵理!」ドッ


絵理「ええ!」トッ


DF2「いったでぇ!!実力見せたれ!」


フードの子「はい!」ザッ


絵理「……中学生でも手加減はしない!」ダッ


フードの女「フフ、手加減なんかいらないよ」


ダッ


クルクルクル


フードの女【アイスグランド!】ドッ!


ビキビキビキ!


絵理 カキーン


シャー







角間「UTX高校サイドの助っ人も素晴らしい力を見せつけましたぁ!!」


花陽「なっ!?」


凛「絵理ちゃんがあんなに簡単に……!?」


絵理「今の動き……やっぱりあなた……!」






パサッ
427 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:51:20.16 ID:LnEHdRSuO

亜里沙「そうだよお姉ちゃん」


絵理「……亜里沙、どうして………」


亜里沙「お姉ちゃんのせいだよ」ダッ


絵理「私の……?」


絵理「…………」












バシッ


絵理「いっ…!」


希「ほら!しっかりする!」


絵理「……わかってるわよ!」
428 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:53:20.09 ID:LnEHdRSuO










ことり「ことりが相手です!」ザッ


亜里沙「ほっ!」スゥー


クルンッ ダッ!


角間「氷の上を滑るかのようなドリブル!!何と魅せるプレーでしょうかぁ!!」


絵理「あの頃のまま……綺麗なフォームね」


亜里沙「私はずっと……続けてきた」


亜里沙「お姉ちゃんと違って!」


絵理「亜里沙……」











花陽「止めるよ、凛ちゃん!」ザッ


凛「うん、かよちん!」ザッ


亜里沙「う〜……このまま決めたかったけど……」


亜里沙「ツバサさん!」ドッ


ツバサ「あら、シュートでもよかったのに」トッ


亜里沙「流石に無理ですよ…」


ツバサ「別にいいけど……」タタタッ










ツバサ「……ね!!」ドキュゥゥゥ!!
429 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:54:25.59 ID:LnEHdRSuO









海未(コーナーギリギリ……!)


にこ「死んでも止めなさい!」








穂乃果「ふんんん……!!っぐ!」ダッ


ガシィッ!


ゴロゴロゴロ


ザッ


穂乃果「よ、よし!」グッ


花陽「すごいよ穂乃果ちゃん!」


海未「ナイスキャッチです!」








エレナ「あそこまで完璧に反応するとはな…」


ツバサ「野生の勘でも働いていたのかしら……」


エレナ「それは失礼だ」


ツバサ「ごめんなさい……」


あんじゅ「ディフェンス!」




ザザザ!
430 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:55:54.14 ID:LnEHdRSuO










角間「こ、これはぁ!?UTX高校、全員で全員をマークしてしまったぁ!!」


角間「これではパスが出せない!!」


海未(ディフェンスの体力を大幅に削る作戦のはずなのに……)


DF1「ふっふーん!」ザッ


絵理「っく…!」


DF2「大人しくしときな〜」ザッ


真姫「……ッ!」


海未(息一つ切れていない……!!)


穂乃果「うぅ……」キョロキョロ
431 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:58:35.53 ID:LnEHdRSuO









タタタッ!




花陽「穂乃果ちゃん!」バッ


角間「マークを外したのは小泉だぁ!!」


穂乃果「花陽ちゃん!」ドッ


海未「いけません穂乃果!」


穂乃果「……あっ…!」


ツバサ「パスコース0からの1」


あんじゅ「ついそこに出しちゃうわよね?」









亜里沙「わざとですよ」トッ


花陽「そんな……!」


角間「ゴール手前でパスカットされてしまったぁ!!恐ろしいほど計算されたディフェンスだぁ!!」


希「穂乃果ちゃん気を付けて!」


亜里沙「お姉ちゃん……!」チラッ


絵里「!」










亜里沙「これが、お姉ちゃんに勝つために編み出した……私だけの必殺技……!!」バッ
432 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 13:59:37.49 ID:LnEHdRSuO










ドシュゥゥ! ドシュゥゥ!


ギラン……!


亜里沙【パンサーブリザード!】


ドゴォォォォォォォ!!!!!!








絵里「これが亜里沙の……!!」


ことり「すっごいパワー……」


穂乃果「さっきもっと考えとくんだったぁ!!」


海未「おばかぁ!!」


希「せっかく見直してくれてたのに……」







穂乃果「っく!」パッ


穂乃果【マジン・ザ……】


ドォォォォォォォォォ!!!!!


穂乃果「!?速すぎる……!?」
433 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 14:02:13.51 ID:LnEHdRSuO




穂乃果「うわぁぁ!!」ドサッ


ドシュゥゥゥゥゥ…………!!!





角間「はいったぁ!!追加点を入れたのは中学生助っ人、絢瀬亜里沙だぁ!!」


亜里沙「見た?お姉ちゃん」


絵里「亜里沙……」


亜里沙「亜里沙はもうお姉ちゃんより強くなった!」


亜里沙「昔とは違うんだよ」スタスタ
434 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 14:03:49.06 ID:LnEHdRSuO












ビキィ!


亜里沙「……っ!」グラッ


ツバサ「おっと、大丈夫?」


亜里沙「へ、平気です!」


ツバサ「どこか痛めた?」


亜里沙「いえ、少し体が軋むだけです」


ツバサ「そう……」


ツバサ「あとはもうディフェンスに回ってなさい、きつかったら交代してもいいわ」


亜里沙「……あの!」


ツバサ「ダメよ、わかってるでしょ?」


ツバサ「二発目を打てばあなたは……」


亜里沙「はい……」
435 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 14:05:07.42 ID:LnEHdRSuO









凛「あの子……絢瀬って」


真姫「まさか、絵里の?」


絵里「ええ、妹よ」


海未「少し険悪なムードでしたが……」


絵里「……少し前まではむしろ仲が良かったの」


絵里「でも、急に連絡が取れなくなって……」


希「今日久しぶりに会ったらああなってたと……」


ことり「何があったんだろう」


穂乃果「……絵里ちゃん、戦える?」


絵里「……もちろんよ」


穂乃果「うん、じゃあ行こっか!」ニコッ


にこ「反抗期は誰にでもあるもんよ」


凛「にこちゃんは年中ブフゥ!!」ベシッ


凛「は、鼻はだめだよぉ!」


にこ「なんか来るだろうなと思ったからね」
436 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 16:11:54.48 ID:LnEHdRSuO








亜里沙「……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

亜里沙「お姉ちゃんサッカーもう一度始めたんだね!」


絵里「ええ」


亜里沙「バレエは………」


絵里「今度試合があるのよ、きてくれる?」


亜里沙「………」


亜里沙「もちろん!」


絵里「亜里沙はサッカーずっと続けてるんでしょ?」


亜里沙「うん!お姉ちゃんもう追い抜いちゃってるかも!」


絵里「ふふ、楽しみにしてるわ」







亜里沙「うわぁー!寝坊しちゃった!」ダダダダッ


亜里沙「し、試合は!?」バッ


亜里沙「どうして……みなさん倒れてるの?」


亜里沙「お姉ちゃんも……」


ピーーーーーーー


亜里沙「新しい人が加わって……シュートを止めた!」


亜里沙「お姉ちゃんにボールが渡って…!」


【エターナルブリザード!】


亜里沙「す、ごい……2年も空いてたのに全然衰えてない…」


亜里沙「まだ……ダメなの……?」


亜里沙(……亜里沙はお姉ちゃんを追い越すために毎日練習してきたのに……)


亜里沙(2年も間が空いてたお姉ちゃんにまだまだ敵わないなんて……)ギュッ


亜里沙「………」


亜里沙「……ふざけないで」 ダッ
437 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 16:13:36.99 ID:LnEHdRSuO








ドキュゥゥ!


ドシュルルルルル……!!



亜里沙「はぁ…はぁ」


亜里沙(違う……これじゃあまだお姉ちゃんには……)


ブルルルルルルル


亜里沙「……お姉ちゃんから?」


亜里沙「………」


スッ


亜里沙「さ!練習練習!」ザッ







ツバサ「随分苦しそうにサッカーをするのね」


亜里沙「どなたですか?………!」


亜里沙「あなたは……さっき試合をしてた…!」


ツバサ「……強くなりたいんでしょ?」


亜里沙「……!」


ツバサ「うちにいらっしゃい、設備は整ってるわよ」


亜里沙「……いいんですか?」


ツバサ「もちろん!でも条件があるわ」


亜里沙「条件……?」


ツバサ「私たちのチームに入りなさい。助っ人としてだけどね」


亜里沙「助っ人?」


ツバサ「もちろん、無理にとは言わない」


亜里沙「………わかりました」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
438 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 16:14:21.16 ID:LnEHdRSuO



MF3「いやー相変わらずすごいっすねー!あのシュート」


MF1「以前に増して威力が上がっていましたね、体は大丈夫ですか?」


亜里沙「少し痛むけど大丈夫です!」


MF2「無理すんなよ?きつかったらアタシらがカバーしてやるから!」ワシャワシャ


亜里沙「あわわわ!あ、ありがとうございます!」


ツバサ「一点差で満足なんてしてないわよね?」


あんじゅ「当たり前じゃない」


エレナ「あれ、行くんだろ?」


ツバサ「もちろん」
439 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 16:18:44.88 ID:LnEHdRSuO











UTX高校2-1音の木坂


ピーーーーーーー


角間「追加点を取られた音の木坂!一刻も早く点を取り返したいところ!」


亜里沙 タッタッタッ


角間「おぉーっと!?DFの綾瀬が前線へあがってきたぁ!!」


絵里「……亜里沙」


亜里沙「……随分丸いサッカーをするんだね」ザッ


亜里沙「……氷の女王だったのに」ボソッ


絵里「…!」ザッ


希(……?)


DF1「亜里沙ディフェンスだってこと忘れてないかな〜?」









クルクルクル


ダン! ビキビキビキビキ!


亜里沙【アイスグランド!】
440 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 17:07:55.69 ID:LnEHdRSuO

絵里「ふっ!」ドッ


海未「ナイスパスです、絵理!」


亜里沙「!」ムゥ…


絵里(氷の女王……か)


絵里「……昔の話よ」


角間「絢瀬見事なパス回しでブロックを回避したぞぉ!!」


MF3「そっちは一本道っすよぉ〜!」ダンッ!


MF3【クリエイション!】


ズズズズズ!


海未「……!壁が……」


MF1「お相手、お願いします」


海未「……なんだか初めて見た気がしませんね」


MF1「奇遇ですね……」


MF1「私もです!」ダッ


海未「はぁっ!」クルンッ


クルンッ
441 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/05(土) 18:04:57.24 ID:LnEHdRSuO

MF1「ボール、いただきました」トンッ


海未「なんですか今のは……!」


角間「流れるような動きでボールを奪い取ったぁ!!」


花陽「あれが…!」


花陽(相手の動きに合わせてボールを奪う、じゅうのわざ


にこ「本物はえげつないわね……」


MF1「エレナさん!」ドッ


エレナ「ああ」トッ


凛「行かせない!」ザッ


凛(今この人の前にパスターゲットはいない……ここで止めれば…!)


エレナ「………ツバサ」ガッ


ツバサ「ナイスパス」トッ


凛「そんな…振り返ってもないのに……」


角間「UTX統堂、ノールックバックパスです!一体どこに目がついているんだぁ!?」


真姫「顔でしょ」


絵里「そんな真面目に返さなくても……」


エレナ「残念だったな」


凛「……!」っぐ……
442 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:15:21.41 ID:lVGD7lpRO










海未「とりますよ!にこ!ことり!」


にこ「わかってるわよ!」ダッ


ことり「がんばるよぉ!」ダッ


ツバサ「あら?3対1なんて随分エグいことするわね」


海未「勝つためです!」ダッ


ツバサ「まぁ………取れないんだけどね」


スススッ クルッ トントン ククッ ザザッ


ことり「そんな……!」ドサッ


にこ「ありえない……!」ズザザザッ


海未「っく!」ガクッ


角間「さ、3人がかりでもボールを奪えない!!一体どうすればいいんだぁ!?」


ツバサ「高坂さん」


穂乃果「!」


ツバサ「これが……私たちの究極奥義……!」


ツバサ「こうていペンギンとは比べものにならないわよ?」










タッタッタッ


ズシュゥゥゥゥ!!


ゴォォォォォオ!!!!
443 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:16:42.28 ID:lVGD7lpRO








花陽「あれは……馬?」


希「いや、羽が生えてる……!」


凛「ユニコーン?」


海未「ペガサスです!」








ツバサ ダッ

あんじゅ ダッ

エレナ ダッ



ドッドッドッ!

ツバサあんじゅエレナ【トライペガサス!】


ドゴォォォォォォォ!!!!!!








海未「今までとは桁違いの威力です!!」


絵里「穂乃果!!」


穂乃果「…綺麗なシュート……」


雪穂「見とれてる場合じゃないってお姉ちゃん!!」


雪穂【ハンターズ……】


ドゴォォォォォォォ!!


雪穂「きゃぁぁぁ!!」ドサッ
444 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:17:43.70 ID:lVGD7lpRO








穂乃果「雪穂!」


穂乃果「……はぁぁぁぁ!!!!」


ゴォォォォォォォ!!








穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】


ドシュルルルルル!!!


穂乃果「な、なにこれ!?」グググ ッ


穂乃果「だ……だめぇ…!!」ズルズルズル!


バチィ!


穂乃果「うわぁぁぁ!!!!」ブワァ!


ガァン!


穂乃果「いっ…!!」ドサッ


海未「穂乃果!」






ドシュルルルルル……!!


角間「は、はいったぁ!!入ってしまいました!!これは厳しい追加点です……」


角間「音の木坂には辛い一点となってしまいました!」
445 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:19:43.02 ID:lVGD7lpRO
>>>441

花陽(相手の動きに合わせてボールを奪う、柔の技……)

が正解ですごめんなさいm(_ _)m
446 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:21:10.04 ID:lVGD7lpRO









穂乃果「ごめん……」ググッ


海未「いいからじっとしててください」グイッ


穂乃果「いたたたたたた!!!」ビクンッ


穂乃果「痛いよ海未ちゃん!」バッ


海未「骨は大丈夫そうですが、ぶつけた時少し痛めましたね」


穂乃果「大丈夫だよこれくらい」


フミコ「とりあえずスプレーしとくね」シュー


ミカ「テーピング持ってきたよ!」ザッ


穂乃果「あ、ありがと……」


海未「これ以上無理するなら……」


穂乃果「大丈夫だってば!それよりあのシュートの対策どうにかしようよ!」


海未「………たしかにそれも大事ですね……」


にこ「一体いくつシュート持ってんのよ……」


海未「あれを連発されたらまずいです……」


真姫「まずは一点、一つづつ返していきましょ」


穂乃果「そうだね!ディフェンスはいつもよりもっとプレッシャーをかけて!」


海未「普段より体力を使いますが後後半だけです、がんばりましょう!」


「「「「「「おー!」」」」」」
447 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:22:14.23 ID:lVGD7lpRO










UTX高校3-1音の木坂


ピーーーーーーー


真姫「にこちゃん!」ドッ


ツバサ「はぁ!」ガッ


にこ真姫「そんな…!?」


海未「させません!」ザッ


ツバサ「ふふ」クルッ


海未「ただのスピンで……!!」ガクッ


絵理「止めて!」


凛「かよちん!」ザッ


花陽「うん!」ザッ


ツバサ「エレナ!」ドッ


エレナ「まかせ……」


エレナ「!?」


亜里沙「いただきます!」トッ


ツバサ「まちなさい亜里沙!」


亜里沙「…………ごめんなさい」


ツバサ「……!」


ツバサ(あの子まさか……!!)


ツバサ「あんじゅ!!」
448 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:23:46.47 ID:lVGD7lpRO









亜里沙(一回ゴールを決めたぐらいじゃ勝ったなんて言えない)


亜里沙(ましてや向こうは技も使ってなかった…)


亜里沙(たとえ体が壊れたとしても、私の方が強いんだって証明してみせる!!)


亜里沙「いくよお姉ちゃん!」バッ


ミシ……!


亜里沙「っぐ……!」


亜里沙 キッ!













ブワァァァ! ブワァァァ!


ギラン……!


亜里沙【パンサーブリザー……】














シュバッ!


あんじゅ「ダメじゃない、亜里沙」トッ


あんじゅ ドッ


テンテンテン……


ピーーーーーーー


角間「ど、どうした優木!!絢瀬のシュートチャンスを無駄にしてしまったぁ!!」
449 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:24:44.29 ID:lVGD7lpRO










亜里沙「え…….え?」


トンッ


亜里沙「あぅ……」フラッ


エレナ トサッ


エレナ「すまない審判、メンバーチェンジだ」


角間「助っ人の絢瀬亜里沙が体調不良の為交代だ!!大丈夫なのかぁ!?」
450 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:29:41.82 ID:lVGD7lpRO










絵里「亜里沙!」ダッ


ツバサ「大丈夫よ、シュートを打つ前だったから」


絵里「あの、一体……なにが?」


ツバサ「………」


ツバサ「あの技は、連続で打てば強大パワーと引き換えに、使用者に多大な負担を強いることになる……」


ツバサ「身体を破壊するほど」


ガッ!


希「エリチあかん!」バッ


絵里「あなたは……それを知ってて亜里沙を出したの!?」ググッ


ツバサ「……ッ!あなたに……勝ちたい!彼女はそう言ってたわ」グクグッ


絵里「……はい?」グクグッ


希「えりち!!」グイィ!


ツバサ「2年もブランクがあるお姉ちゃんに……負けられないって」グクグッ


絵里「…!」パッ


ツバサ ゴホッゴホッ


絵里「………」


絵里「だから……こんな危険な技を教えたんですか」


ツバサ「この子が自分で編み出したのよ」


ツバサ「血の滲むような練習でね」


絵里「………そう、ですか」


ツバサ「一発だけなら筋肉痛ぐらいですむはず、でも二発目は……」


ツバサ「だから本人には嫌という程釘を刺していた」


ツバサ「だけど……」チラッ


絵里「……」チラッ


亜里沙 スゥ…スゥ…


ツバサ「そうまでしようとした彼女の気持は、わかってあげて欲しいの」
451 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:32:42.27 ID:lVGD7lpRO










雪穂「亜里沙……」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨晩


亜里沙「もう、遅いよ雪穂!」


雪穂「ごめんごめん」


雪穂「で、話って?」


亜里沙「そんな大したことじゃないんだけど……」


亜里沙「いよいよだね」


雪穂「……本当に亜里沙と戦わなきゃいけないんだね…」


亜里沙「亜里沙は……明日のためにずっと頑張って来たから」


雪穂「今日絵理さんに亜里沙のこと聞かれたよ、誤魔化したけど」


亜里沙「ありがとう雪穂、頑張ろうね!」グッ


亜里沙「これあげる!じゃあね!」タッタッタッ


雪穂「あっ…」


雪穂「……無理、しないよね?」


亜里沙「………」ピタッ


タッタッタッ


雪穂「………」


雪穂(冷たい……おでん缶)


カシュッ


ズズズ


雪穂「……おねーちゃんにあげよ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


雪穂(亜里沙のやりたかったことって……こういうことなの?)
452 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:34:12.18 ID:lVGD7lpRO









ピピピーーーーーーー


角間「あーっとここで音の木坂絢瀬にイエローカードが出されました!」


角間「先ほど胸ぐらを掴んでしまったのが原因でしょうか」


絵里「……」ペコリ


穂乃果「絵理ちゃん……」


絵里「ごめんなさい穂乃果、切り替えるわ」


穂乃果「……逃げちゃダメだよ」


絵里「別に……そういうわけじゃないわ」


絵里「ほら、始まるわよ」タッタッタッ
453 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:35:18.48 ID:lVGD7lpRO









ピーーーーーーー


ブンッ!


凛「よっ!」トッ


角間「少しいざこざがありましたが再びスタートしました!」


角間「ボールは未だ音の木坂ゴール目前…!!」


MF3「はぁっ!」ザッ


凛「き、きてるぅ……!!」






凛【アクロバットキープ!】


ダッ グゥン! シュバッ!




MF3「やるっすね!」


凛「!」


エレナ「前半のお返しだ」ガッ


角間「抜いたかに見えたがすぐさまヘルプにきていた統堂にカットされてしまったぁ!!」


エレナ「……!」
454 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:37:58.51 ID:lVGD7lpRO

花陽「たぁ!」ガッ


角間「すぐさま奪い返したぁ!!」


エレナ「なんてタイミングだ………」


花陽(エレナさんはボールを取った時まず右方向から周囲を確認する)


花陽(その時、左方向はほとんど死角になる、そして………)


花陽(左後ろはほんの一瞬だけ、完全な死角になる…!)


花陽「海未ちゃん!」ドッ


海未「任せ……!?」トッ


MF2「うぉらぁあ!」ザッ


海未「〜〜!!はぁあ!!」クルッ


MF2「っち……!」


海未「絵里!」ドッ
455 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:39:35.25 ID:lVGD7lpRO

絵理(亜里沙……)









にこ「絵理!!」


絵理「あっ……!」ガッ


テンテンテン


シュバッ!


DF1「いっただきー!」トッ


絵理「っく……!」


角間「絢瀬どうした!?珍しいケアレスミスだぁ!!」


DF1「エレナさん!」ドッ


エレナ「ああ」トッ


花陽「通しません!」ザッ


エレナ「また君か」ザッ


エレナ(さっきはやられたが、単純な一対一なら……負けはしない)


花陽(みたいなこと思ってるんだろうなぁ……)


花陽「………」はぁ……


エレナ「いくぞ…!」ダッ


花陽(確かにそうかも……)
456 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:40:16.38 ID:lVGD7lpRO

花陽(凛ちゃんは、この間まで初心者だったのに今ではものすごく活躍してる…)


エレナ タッタッタッ


花陽(真姫ちゃんは、同じ一年生なのにエースって言われるぐらい強い……)


花陽(じゃあ……)










花陽(私は?)


花陽「……….」


エレナ(…?なぜ動かない)タッタッタッ
457 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:41:25.84 ID:lVGD7lpRO










花陽(背も低くて怖がりで、サッカーでは特に苦手なことはないけど得意なこともなくて……)


花陽(一年生で私だけ……何もない)


花陽(ことりちゃんもこんな気持ちだったのかな……)


花陽(このままみんなどんどん上手になって、活躍して、私は腰巾着みたいにみんなの後をついていって……)


花陽「………」ギュッ


花陽(……そんなの)
458 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:42:42.88 ID:lVGD7lpRO












花陽「そんなの嫌だ!!」カッ!


エレナ(!!……くるか?)タッタッタッ


花陽(今まで見てきた映像と今日の試合での誤差を修正……)


花陽(統堂さんの癖、パターン、スピード、反応速度、パワー、瞬発力………)


花陽「……見つけた」


エレナ「……!?」


花陽(私だって、みんなと肩を並べて歩きたい!)ジャリッ








ダッ!
459 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:43:44.33 ID:lVGD7lpRO











ズザザッ!


花陽「……よし!」トッ






エレナ「な、なんだと!?」


凛「かよちん!すっごいにゃー!」


にこ「へぇ、やるじゃない」


海未「まるで方程式を解くかのようなデフェンス……」


海未「【ディフェンス方程式】……!」


海未「………」


海未(いい……!!今自分でもちょっといい感じにできた自覚があります!)ハァハァ!


凛(海未ちゃんのあの顔……めちゃくちゃどうでもいいこと考えてる時の顔だにゃ……)
460 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:47:09.76 ID:lVGD7lpRO







花陽「ことりちゃん!」ドッ


ことり「いくよぉ!」トッ


DF2「止めるで!」ザッ


DF2「っておお……!?」


ことり「ヒッ……!?」


DF2「遠くから見てても思ったけど、なんちゅう身体してんねん……」


ことり「あ、ありがとうございます?」


ことり(か、身体って言った?……)


DF2「ウチもそれぐらい育ってればなぁ……」サワサワ


DF2(まああっちのエセはもっとすごかったけど………)


DF2(…………牛か)


ことり「い、いきます!」ザザザッ


DF2「甘いんよ!」ザザザッ


ことり「ほっ!」クルッ トンッ


DF2「んなぁ!?」ガクッ


ことり「私の勝ち〜!」ダッ


DF2「ぬあー!!悔しいけど許す!」グッ


あんじゅ「許す!……じゃないわよ!」バシッ


DF2「す、すんません……」シュン…


ことり「希ちゃん!」ドッ


希「ほっ!」トッ
461 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:48:39.34 ID:lVGD7lpRO








MF2「こい!ちんちくりん!」


DF1「わかりましたーヤンキーセンパーイ」


MF2「……この前アイス落として泣いて……」


DF1「あーあーあー聞こえませーん」アワワワワワ


希「あのー……通るよー」ダッ


DF1MF2「行かせない!!」クルッ






DF1MF2【ダブルサイクロン!】


ブフォォォォアァァ!





希「ちょ……え……ちょぉ!?」


ブワァァ!


希「いやぁーー!!」ヒューーー……






MF2「アタシの手柄だな」


DF1「私ですぅ〜!」


MF2「アイス」


DF1「もういいですから!!」


テンテンテン
462 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:49:50.12 ID:lVGD7lpRO

絵里(亜里沙は、体が壊れてでも私より強くあろうとした……)


ツバサ「……」トッ


絵里(でもそんなの………)


絵里「………認められないわぁ」ザッ


えり[バレエ衣装](………)
463 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:58:59.13 ID:lVGD7lpRO










絵里(……久しぶりね、元気だった?)


えり(………)


絵里(……つれないわね)


絵里(………)


絵里(あなたのことは嫌いだけど……)


絵里(亜里沙の目を覚まさせるためには、今の亜里沙より強くならないといけなの……)


絵里(……お願い、力を貸して)


えり ニコッ


えり(貸すもなにも……)


えり(あなたは私、私はあなただよ)


えり(やっと受け入れてくれたね)スゥー……


えり(……私も、あなたのことは嫌い)


絵里(………)


えり(でもありさは大好き!)


絵里(………!)


ブワァァァァァァ……!!










ツバサ「……なんだか雰囲気が変わったわね」


絵里「………」


絵里「そうかもしれないですね」スゥ…


ツバサ「?」
464 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 00:59:27.41 ID:lVGD7lpRO








絵理「亜里沙ぁぁ!!!!」


ツバサ「………」ビクッ


希「えりち……!?」


花陽「びっくりしたぁ……」








ベンチ

亜里沙「……んぅ……」モゾモゾ


亜里沙「お姉……ちゃん?」ムクッ
465 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:01:47.01 ID:lVGD7lpRO









絵里「亜里沙……」


絵里「あなたは……誰かに勝つためだけにサッカーを始めたの?」


亜里沙「………!」


絵里「そのためなら体が壊れても構わない……?」


亜里沙「………」


絵里「………そんな」


絵里「……そんなバカみたいな考えを改める気がないのなら」


絵里「私がどんな手を使ってでも引きずり戻す」


ツバサ「……」


絵里「あなたは……」ジャリッ


亜里沙「!!」








絵里「私の大切な妹なんだから!!」


ズァッ!
466 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:03:44.33 ID:lVGD7lpRO











ブワァァ! ブワァァァ! ブワァ!


ダンッ! パキパキパキパキ!


カキーン!









亜里沙「い、今のって……!」ガタッ
467 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:06:09.85 ID:lVGD7lpRO

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
バレエコンクール


〜〜〜♪


えり「……あっ…!?」ガッ


ドサッ


えり(……やっちゃった)ウルッ


審査員「………」カキカキ





金賞は…………〜〜です!


ワーー!!!オメデトーー!!





えり「…ぅ……ぅあ……なんで……」ポロポロ


えり「あんなに……頑張ったのにぃ……」ポロポロ


おばあちゃん「エリーチカ、練習ではできてたじゃない」


おばあちゃん「大丈夫、次はできるよ」


えり「もう……もういい……!!」


おばあちゃん「エリーチカ……?」オロオロ


えり「バレエなんてもう嫌!!」


えり「こんなの……!!」


えり「……あ…」ビクッ


おばあちゃん「………」


おばあちゃん「本当に辛かったら……やめてもいいんだよ」ナデナデ


えり「おばあさま……」


タッタッタッ


ありさ「お…おねえちゃん…?」ハァハァ


ありさ「おねえちゃん……やめちゃうの?」


えり「……私は……ここまでみたい」


ありさ「そ、そんな……」ウルウル


えり(……この曲……好きだったんだけどなぁ……)ナデナデ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
468 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:07:40.73 ID:lVGD7lpRO

絵里「確かタイトルは……」


絵里「雪の天使様……だったかしら?」トッ


えり ニコッ


絵里(ありがとう)


角間「こ、これは……新必殺技だぁ!!あの綺羅からボールを奪ったぞぉ!?」


角間「まるで雪原を舞い踊るバレリーナのようだぁ!!」


凛「……綺麗」


穂乃果「あれが………絵里ちゃんの新しいサッカー……」


海未「あれだけ激しい動きをしながら軸が全くブレていませんでした……さすがです」


海未「名付けるなら……そうですね」


希「スノーエンジェル」


海未「!?」クルッ


希「にしし!」


亜里沙(お姉ちゃんは……)
469 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:08:21.52 ID:lVGD7lpRO










ツバサ「……面白くなってきたわね」


絵里「いくわよ!」


亜里沙(何年も目を背け続けてたバレエと……)
470 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:08:59.66 ID:lVGD7lpRO










絵理「吹き荒れろ……」


パキパキパキパキ


亜里沙(完全に向き合ってまで、亜里沙のこと……)
471 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:09:40.34 ID:lVGD7lpRO










絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォォォォォ!!


亜里沙(………想ってくれてたんだね)
472 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:10:20.34 ID:lVGD7lpRO









GK「………何度やっても同じ」


GK【パワーシールド】ドッ!


ギュルルル! ビシィ!


GK「!」
(パワーが上がってる……!でも……)


GK「この程度じゃ……」ググググッ
473 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:11:40.27 ID:lVGD7lpRO









グルグルグル


真姫「はぁぁぁ!!!」バッ


ドキュゥゥゥ!!!


GK「なっ……!?」









真姫「希が言ってたわね……衝撃波の壁って……」


真姫「つまり!こんな風に押し込んじゃえば……!!」


ミシミシ……ビキィ!


GK「………そんな」ググッ









バリィン!


真姫「突き破れる!」


【ファイアトルネード!】


ドゴォォォォォォォ!!!!







GK「きゃぁぁぁ!!」ドサッ


ドシュゥゥゥゥ……!


角間「き、決めたぁ!!!音の木坂のダブルエースが一点を返しました!」


角間「これで点差は……一点差です!」
474 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:14:16.78 ID:lVGD7lpRO






穂乃果「やったぁ!!」


希「うちのおかげかな?」


真姫「……ええ、希のおかげよ」


希「おお……!真姫ちゃんが素直…」


真姫「な、なによ!人がせっかく……」


絵里「………」


希「想い、伝わってるといいね」


絵里「きっと大丈夫よ、亜里沙だもの」


希「そ、それでなえりち……さっきの………」


絵里「……希?」キョトン


希(亜里沙ちゃんの言ってた氷の女王って……)


希「……」


希「………さっきの……すごい大きい声やったね!」


絵里「え?……え、ええ」


凛「急に叫ぶからびっくりしたにゃー」


にこ「ほんとよ、何があったのかと思ったわ」


絵里「ご、ごめんなさい……」


花陽「つ、次からは、叫ぶ前に叫ぶっていってね!」


ことり「それはそれでよくわからないことになりそうだけど……」


海未「あと2点、手足をもがれても取りますよ」


海未「いいですね?皆さん」ギラッ


みんな「は、はいぃ……」


凛(海未ちゃんの眼力やばいにゃー)


希(あれはすでに何人か殺ってる目やね……)


花陽(そんな……!!)


海未「全部聞こえてます……よ!」バシッ


凛希花陽「あぅ〜〜……!」ジンジン
475 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/06(日) 01:14:47.48 ID:lVGD7lpRO











ツバサ「審判、メンバーチェンジよ」





亜里沙 ザッ
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