「ラブライブ×イナイレ〜11人の女神の奇跡〜」前半

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276 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:12:36.66 ID:/6rOV2yZ0

データに再度誤差あり、修正します


角間「は、弾いたぁ!!ルーズボールを拾うのは誰だぁ!?」


絵里「はぁぁ!!」トッ


角間「絢瀬が拾ったぁ!!そのままシュートかぁ!?」


にこ「いきなさい!絵里!」








絵里「吹き荒れろ……」


パキパキパキパキ
277 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:13:36.71 ID:/6rOV2yZ0







絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォ!!!!





杉森【シュートポケット!】


ブワン……!


パキパキパキ


ドシュゥゥゥゥ!!


杉森「っく!」バッ


ドシュルルルルル!!


バチィ!!


テンテンテン……


データに誤差あり、修正します


角間「またもや弾いたぁ!」


絵里「ッチ……」


穂乃果「惜しいよ二人とも!」


真姫「絵里!」ドッ


絵里「ええ!」トッ


角間「ボールは再び音の木坂!シュートの嵐だぁ!!」






絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォ!!!


真姫 タッタッタッ


角間「西木野が走り込んでいる!?こ、これは……」
278 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:16:39.36 ID:/6rOV2yZ0










グルグルグル


真姫【ファイアトルネード!】


ドゴォォォォォォォォォ!!!!!!!


角間「シュートチェインだぁ!!これは決まるかぁ!?」






杉森「……」






杉森【ロケットこぶし!】


ドォォォ!!!







角間「ふ、防いだぁぁ!!!完璧なブロックだぁ!!」


真姫「……ハァ」


絵里「そんな……」


海未「まだ技を隠し持っていたのですか……!」


杉森「……不可解だ」


杉森(シュートポケットで対処できると思ったが……)


杉森「……プログラムの故障か?」
279 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:19:06.06 ID:/6rOV2yZ0





ヒュゥゥゥゥ


角間「ブロックしたボールはぁ!?」


藤丸 バッ


花陽「取らせません!」バッ


ガツンッ!!


花陽「きゃぁ!!」ドサッ


藤丸「うぐっ」ドサッ


角間「これは激しいぶつかりあい!!大丈夫かぁ!?」


テンテンテン……


凛「ことりちゃん!」ドッ


凛「かよちん大丈夫?」グイッ


花陽「みんな……強くなってる…!だから私も!」グッ


希「ナイスガッツ!花陽ちゃん!」


にこ「怪我すんじゃないわよ」




ことり「ハァ、ハァ」タッタッタッ


花岡 ザッ


ことり「はぁ!」クルッ ザザ!


花岡「っく!」


データに誤差あり、修正します


角間「南ドリブル突破!!滑らかなスピンだぁ!!」


ことり「海未ちゃん!」ドッ


海未「はい!」トッ


穂乃果「いけー!海未ちゃーん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ズバァ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

海未(あの鋭さを……シュートに……!!)


ドキュ!!
280 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:20:13.27 ID:/6rOV2yZ0









杉森【シュートポケット】


ブワン…………!


パシッ


海未「まだ……もっとです!」


真姫「……海未?」


杉森「弘山!」ドッ


弘山「……」ドッ


トッ

ドッ


角間「再び自陣でボールを回していく!!」


にこ「こいつら……!!」


希「さっきより徹底してる…」


下鶴「そのまま試合終了まで指くわえて見てな」


にこ「くっ!」


???「……」タッタッタッ


花岡 トッ
281 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:22:14.96 ID:/6rOV2yZ0











穂乃果「てやぁぁぁ!!!!」ズザザ!


花岡「!?」バッ


ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」


角間「おおっとぉ!?キーパー高坂上がってきていたぁ!!しかぁし!ということは……」


ヒデコ「あー!目を離したすきに!!」


ミカ「早く戻ってきて!」


角間「ゴールはガラ空きだぁ!」


花岡「くっ!」ザザッ


杉森「なんだこいつ……なぜキーパーが…」


穂乃果「ここ!」ドキュッ!


ポーン!


角間「ボールを蹴り出したぁ!均衡を破ったぞ!!」


下鶴「チィ……!!」


海未「ナイスプレーですが早く戻りなさい!おバカ!」トッ


穂乃果「えっへへへ!試合で初めてブロックしちゃった!」タッタッタッ


凛「それでこそ穂乃果ちゃんだにゃ!」


花陽「早く!早く戻ってぇ〜!」


絵里「す、すごいわね……」


真姫「さすがというかなんというか…」
282 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:23:19.60 ID:/6rOV2yZ0

角間「ブロックしたボールは園田へ!一体どうする!?」


海未「………」ザッ


絵里「海未!こっちへ…….」


真姫「そのまま打って!」


絵里「真姫?」


真姫「……多分……」


真姫「何かやろうとしてる……」


絵里「何か……?」


杉森「お前のシュートでは決められん」


海未(……できる!)










海未「………」 フッ


トン……
283 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:24:55.97 ID:/6rOV2yZ0










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
試合前日の夜


海未パパ「というわけで、真剣の修行は今日で終わりだ」


海未「お、終わりですか?」


海未パパ「ああ」


海未「まだ…1週間もたっていませんが」


海未パパ「いいんだ」


海未「……?わ、かりました」


海未パパ「どうだ」


海未「はい?」


海未パパ「サッカーに生かせそうなことはあったか?」


海未「……!」


海未「そのために……?」


海未パパ「さあな」


海未「…….正直わかりません」


海未「…………」


海未「そういえば、この刀の名前はなんというのですか?」


海未パパ「?言ってなかったか?」


海未「はい」


海未パパ「その刀の名前は………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
284 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:26:36.86 ID:/6rOV2yZ0












ズバァ!!


海未【菊一文字!】


ドゴォォォォォォ!!!!!







真姫「海未の新技……」


ことり「すごい……」


杉森「こ、こいつの必殺技は……データにない……!!」


杉森「データにないぞぉぉぉ!!!」バッ









杉森【シュートポケット!】


ブワン……!


ズバァ!!


ドシュゥゥゥ!!


杉森「っぐ…!」バッ


ギュルルルルル!!!!


杉森「ぐぐぐ……!」
285 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:27:35.83 ID:/6rOV2yZ0










海未「決まってください!」


穂乃果「決まれぇぇぇ!!!」







杉森「ぐ……ぐぁぁぁ!!!」バッ


ドシュルルルルル…………!!!!







角間「き、決まったぁぁぁ!!!同点ゴールは園田です!新必殺技で決めてきましたぁぁ!!」


穂乃果「すごいよ海未ちゃん!!」


ことり「いつのまに覚えたの!?」


海未「父にヒントを教えられまして」


海未「成功して良かったです」


花陽「すごい威力だったよ!」


海未「っ……」


凛「さっすが海未ちゃんだにゃ〜!」


希「……」


希「ちょっとごめんな」グッ
286 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:28:30.42 ID:/6rOV2yZ0

海未「いっ……!」


海未「な、何するんですか希!!」


希「さっきのシュートで痛めたやろ?」


海未「!……気づいていたのですね」


ヒデコ「…交代する?」


海未「いえ、少しテーピングを巻いてきます」


フミコ「救急箱持ってきたよ!」パカッ


海未「ありがとうございます」シュル


フミコ「私たちが巻くからじっとしててね」


海未「いえ、そこまでは……」


ミカ「いいから、任されてなよ!」


海未「……すみません、では」


ココガイタイ?


ハイ、コノスジノトコロガ


オッケー!


シュルルルル マキマキ


凛「そ、それじゃああのシュートは打てないの?」


希「これからのことを考えるとやめておいたほうがいいかもね」


凛「そっか…」
287 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:30:53.89 ID:/6rOV2yZ0

にこ「凛、私たちも油断はできないわ」


にこ「敵はまた点を取ってくる」


凛「にこちゃん油断しちゃダメだよ」


にこ「あんたに言ったのよ!今!!」


海未「穂乃果、頼みましたよ」


穂乃果「うん、もう一点もとらせないよ」


絵里「私たちも………ね、真姫」


真姫「ええ、」


真姫「借りを返さないと気が済まないわ」


希「フフ、頼もしいね」


穂乃果「さあ!あと一点!絶対にとるよ!」


「「「「「おーー!!」」」」」











下鶴「…………」


杉森「どうした?」


下鶴「いや……」


杉森「?」
288 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:33:55.59 ID:/6rOV2yZ0










角間「さあ同点になりました!時間消費を目指していた御影専農は一体どのような攻めを見せるのか!」


御影専農1-1音の木坂


ピーーーーーーー




ドッ


下鶴「はぁ!」ダッ


にこ「きゃあ!」ドサッ


角間「御影専農下鶴!強引にドリブル突破だあ!!」


にこ「あいつ……!」


花陽「私が……!」ザッ


ミカ「行かせないよ!」ザッ


下鶴「ハッ」ドッ


山岸 ドッ


下鶴「よっと!」トッ


花陽ミカ「そんな……!」


角間「これは下鶴鮮やかなワンツー!計算されたチームワークです!」


下鶴「もうデータの修正は済んだ」


穂乃果「こい!」パン!
289 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:35:23.80 ID:/6rOV2yZ0








グルグルグル


下鶴【ファイアトルネード!】



ドゴォォォォ!!!!!








穂乃果「おへその下……おへその下ぁ!!!」バッ


ゴォォォォォオ!!!


穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】


ドシュゥゥゥゥ……………








下鶴「な、なに!?」スタッ


角間「止めたぁぁ!!!高坂、圧巻のキーパー力だぁ!!」








杉森「バカな……シミュレートでは決まっていたはず……」


下鶴「この短期間でどれだけパワーアップをしているというんだ……!」
290 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:37:39.53 ID:/6rOV2yZ0











穂乃果「凛ちゃん!」ドッ


凛 トッ


角間「星空へボールが渡ったぁ!!」


下鶴「素直に行かせるかよ!」ザッ!


角間「が、しかぁし!!すぐさま下鶴が立ちはだかる!!」


凛「遅いよ!」ダッ!


下鶴「……!くそっ……!」


データに誤差あり、修正します


凛「ことりちゃん!」ドッ


ことり「うん!」トッ


花岡「止める」ザッザ


杉森(もうあいつのデータの修正は済んでる)


ことり「はぁ!!」ザザザッ ダッ!


花岡「そんな….!」ガクッ


データに再度誤差あり、修正します


角間「抜いたぁ!!先ほどよりキレが増しているぞ!」


杉森「こいつら……試合の中で強くなっているというのか……!」


弘山 シュバッ!


ことり「あぅ…!」


角間「御影専農弘山、素早いブロックでボールを奪ったぁ!!」
291 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:38:52.94 ID:/6rOV2yZ0

ドッ!


藤丸 トッ


にこ「てやぁ!!」ザザザッ !


ポーン!


データに再度誤差あり、修正します


角間「矢澤思い切ったスライディング!飛んでいったボールは東條へ!」


希「ほっ!」トッ


山岸「先ほどの技はもう記憶した」


希「なら止めてみ?」ニッ







クルッ スタッ!


希【イリュージョンボール!】


山岸【スーパースキャン】




ザザッ! タッタッタッ
292 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:39:37.60 ID:/6rOV2yZ0

山岸「その程度か」タッタッタッ


角間「山岸!東條のイリュージョンボールを破ったぁぁ………?」


希「………」


希「えーと………」


希「君はなにを取ったつもりでいるん?」トッ


山岸「なっ……!ボ、ボールは!?」キョロキョロ


角間「なぁんと!!ボールは東條が持っていたぁぁ!!これぞまさにイリュージョンだぁ!!」


希「君が取ったのは幻やったってことかな」


希「エリチ!」ドッ


絵里「ナイスよ希!」


真姫「絵里!」グッ


ダンッ!
293 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:40:49.28 ID:/6rOV2yZ0









絵里「吹き荒れろ……」


パキパキパキパキ








絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォォ!!



グルグルグル


真姫【ファイアトルネード!】


ドゴォォォォォォォォォ!!!!!!










ビーーーー ビーーーー ビーーーー


危険度、レッドゾーンです



杉森「バ、バカな……!」


杉森「こんなことが……あってたまるかぁ!」バッ


杉森【ロケットこぶし!】


ドォォォ!!!
294 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:42:57.00 ID:/6rOV2yZ0

杉森「ぐっ……!」ググググッ


絵里真姫「いけぇぇ!!」


杉森「何故だ………何故!」ググググ











ドシュゥゥゥゥゥゥ!!!!!


杉森「ぐわぁ!!」バッ


角間「決まったぁぁぁ!!!決勝点を入れたのは絢瀬と西木野のダブルエースだぁ!」


「「「「「いやったぁ!!!!」」」」」


花陽「信じてたよぉ二人とも!!!!」


穂乃果「ついにやったね!!」


凛「流石だにゃ!!」


にこ「あんたちょっと疑ってたじゃない」


にこ「海未ちゃんがシュート打てないの?やばいにゃ〜って」


凛「なんのことかにゃ?」


にこ「こ…….こいつ…!!」


希「やったね、エリチ、真姫ちゃん!」


絵里「ええ!」スッ


真姫「別に……」クルクル スッ

パンッ!
295 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:44:34.08 ID:/6rOV2yZ0













杉森「なぜだ……完璧なデータを持っているはずなのに……」


下鶴「完璧な……データ……」







御影専農1-2音の木坂


ピーーーーーーー


角間「さあ一点ビハインドの御影専農!どう攻めていく!?」


ドッ


下鶴「データは絶対だ!」ダッ


にこ「さっき突き飛ばしたお返しよ!」


下鶴「もうお前のデータの修正は……」


トッ!


にこ「はっ!案外大したことないわね!」ダッ


角間「音の木坂矢澤、小柄な体型を生かしたディフェンスで下鶴からボールをうばったぁ!!」


下鶴「な、ぜだ……!」ガクッ


データに再度誤差あり、修正します


下鶴「………何回修正するんだ……」


下鶴「………!」ギリィ!


下鶴「……こんなもの!!」ブチィ


ポトッ


杉森「…アラタ!」


下鶴「うぉぉぉ!!!」ダダダダッ!


にこ「きゃぁ……!!」ドサッ


角間「下鶴再度ボールを奪い取ったぁぁ!!恐ろしい執念だ!!」
296 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:45:45.75 ID:/6rOV2yZ0

下鶴「…….」ザザザッ


下鶴「みんな!!いいのかこのまま終わっても!」


御影専農「!」


下鶴「データばかり追いかけてもこいつらには勝てない!」


下鶴「ならするしかないだろ!自分たちのサッカーを……!!」


下鶴「俺たちのサッカーはデータの中にあるんじゃない……」


下鶴「フィールドの中にあるんだ!!」


御影専農「……!」コクリ


ブチィ ブチッ ブチィ ブチィ ブチィブチッ


杉森「………」


杉森「俺は……キャプテン失格だな」


ブチッ


下鶴「藤丸!」ドッ


藤丸 トッ


海未「通しません!」ザッ


ズキィ!


海未「ぐっ……!」ヨロッ


藤丸「はぁ!」ダッ


海未「しまった!」


角間「藤丸園田を抜いたぁ!!」


藤丸 ドッ


下鶴「よし!」トッ
297 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:46:39.64 ID:/6rOV2yZ0














山岸「はぁ!」ドシュ!


穂乃果「たぁ!」パシッ


真姫【ファイアトルネード!】


杉森【シュートポケット!】


真姫「ッチ……」


杉森「フッ……」


藤丸「くっ……!」ザザッ


にこ「やるじゃない…!」ザッ


下鶴【パトリオットシュート!】


穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】


下鶴「次は決める!」


穂乃果「受けて立つよ!」


希【イリュージョンボール!】


山岸【スーパースキャン!】


希「そんな…!?」


山岸「よし……!」








角間「こ、これは壮絶な試合展開……!!一体勝利の女神はどちらへ微笑むのでしょうか!!」
298 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:48:06.27 ID:/6rOV2yZ0






下鶴「……このままじゃ……!」


杉森「アラタァァ!!!」ダダダダ!


下鶴「キャプテン!!」


杉森「あがるぞ!」


角間「な、なな何ということでしょうか!キーパー杉森が下鶴と共に上がっていく!?」


絵理「面白くなってきたじゃない」


にこ「全然面白くないわよ!」


希「ディフェンス!」


凛「任せるにゃあ!!」バッ!


杉森「アラタ!」


下鶴「ああ!」ドッ!


杉森 ドッ


下鶴 トッ


凛「そんな……!」


角間「またまたワンツーだぁ!だが先ほどより隙がなくなっている!!」


花陽「と、止めます!」バッ


下鶴 チラッ


花陽「!させません!」ダッ


下鶴「甘いんだよ!」ダッ!


花陽「あ……!!」


角間「ワンツーと見せかけてそのままぬいたぁ!!前半より攻撃にキレが出ているぞぉ!!」


杉森「いけるか?」


下鶴「………多分」


杉森「ハハ!多分なんて言ったのいつぶりだろうな」


下鶴「これから何度だって言うようになるさ」


杉森「行くぞ!」バッ


下鶴「ああ!」バッ
299 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:49:12.95 ID:/6rOV2yZ0













グッ グッ


ダンッ! ダンッ!
300 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:50:27.16 ID:/6rOV2yZ0











グルグルグル


絵里「あれは……【ファイアトルネード】!」










グルグルグル


花陽「す、杉森さんも!?」


希「【ファイアトルネード】!?」


真姫「いや、回転が逆よ!」


杉森下鶴「はぁぁぁ!!」バッ













杉森下鶴【ダブルトルネード!!】


ドキュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!!


角間「こ、これは!?もう何がなんだかわかりません!」


穂乃果「杉森さんと下鶴さんの熱い思いが、痛いほど伝わってくる……!」ブルッ


穂乃果「でも、穂乃果たちも負けるわけにはい!」バッ


ゴォォォォォオ!!!
301 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:51:08.95 ID:/6rOV2yZ0









穂乃果【マジン・ザ・ハンドォ!!】



ドシュルルルルル!!!


下鶴杉森「いけぇぇ!!」


海未「止まれ!!」











ギュルルルルルル!!!!!!












ドシュゥゥゥゥ………!











穂乃果 ニッ
302 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:52:15.27 ID:/6rOV2yZ0











角間「と、止めたぁ!!御影専農の捨て身のシュートを最後に受け止めましたぉ!!」


ピッピッピーーーーーーー


角間「ここで試合終了のホイッスル!!」


角間「勝ったのは音の木坂だぁぁ!!」


角間「実況は角間、角間でお送りいたしましたぁ!!」


ありがとうございました!!








穂乃果「杉森さん!」


杉森「ああ、データばかりに囚われていたのが馬鹿みたいだ」


海未「気持ちをぶつけ合い、精一杯戦う、それが私たちのサッカーですから」


下鶴「今頃その大切さに気づけた、ありがとう」


下鶴「足を怪我していたようだが大丈夫か?」


海未「はい、軽く痛めただけですから」


杉森「いいシュートだった」


海未「!ありがとうございます!」


杉森「……….」


杉森「音の木坂の皆…」


「「「「「「?」」」」」」」
303 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:53:19.54 ID:/6rOV2yZ0

杉森「数々の非礼、本当にすまなかった、どうか」ペコリ


下鶴 ペコリ


御影専農一同 ペコリ


海未「そ、そんな……顔をあげてください!」


ことり「そ、そうだよぉ〜…」


にこ「いーや、あれは許されることじゃ無いわね」


凛「そうにゃそうにゃ!」


絵里「にこ……!」


花陽「り、凛ちゃん……!」


杉森「なんでも言ってくれ」


にこ「じゃあ……」チラッ


凛「うん!」チラッ


音の木坂一同「………」ゴクリ


にこ「また私たちとサッカーしなさい」


凛「前半みたいなのじゃなくて最後みたいに!」


杉森「ああ……!!もちろんだ!」


下鶴「次会うときはまたよろしく頼む」


穂乃果「うん!またサッカーしようね!」


監督「全てを出し切ってぶつけ合った後にこそ真の友情が芽生えるんだ」
304 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:54:16.67 ID:/6rOV2yZ0











凛「おっちゃん!雷雷軒いこ!」


「「「「「いえー!!」」」」」」


響木「金は払えよ」


「「「「あー……」」」」


海未「当たり前です!」


ヒデコ「今日は私たちも行くね!」


フミコ「今日は休みでいいよね」


ミカ「いいでしょ!」


穂乃果「よーし!じゃあ早速…….レッツゴー!」


「「「「「「おー!」」」」」」」
305 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/27(金) 22:54:51.45 ID:/6rOV2yZ0













真姫パパ「まだ……送られてこない……」


看護師「西木野さん!オペ中にぼーっとしないでください!」


真姫パパ「あ、ああ……」ズブッ


真姫パパ「あ、間違えた」


看護師「西木野さぁぁん!!!」
306 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:44:00.20 ID:IscLgnqxO








[5、個性豊かな方々]




カランカラン



「「「「おかえりなさいませ!ご主人様!」」」」」


にこ「………おかしくない?」


にこ「なんで私たちメイド喫茶でバイトしてるのよ!?」


花陽「そ、それは……」
307 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:52:56.02 ID:IscLgnqxO









穂乃果「よーし!次の試合まであと3日!」


穂乃果「今日も練習がんばるぞー!」


「「「「「おー!」」」」」


凛「そういえば海未ちゃん、あれって本当なの?」


海未「あれ、とは?」


凛「ほら、次の対戦相手はメイド喫茶に入り浸ってるっていう」


絵里「にわかに信じ難いわね」


にこ「そんなチームが準決勝まで上がってきてるとは思えないけど…」


ことり「あ、あの〜….」


海未「どうしました?ことり」


ことり「ことり今日ちょっと用事が…」


にこ「今日も休むの?」


ことり「う、うん…」


絵理「用事があるならしょうがないわ」


絵里「明日は来れるでしょう?」


ことり「うん…ごめんね?」


タッタッタッ
308 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:53:40.60 ID:IscLgnqxO

花陽「用事ってなんなんだろう…?」


希「練習を休み人目につかないところで密会……相手との関係性やいかに!」


凛「真相はCMの後で!」


穂乃果「CM入りまーす」


バシバシバシッ!


にこ「ふざけてる場合じゃないでしょ!」


希凛穂乃果「すみません…」シュン


花陽「そうですよ!チームの危機!一大事ですよ!」


真姫「そんなに心配ならついていけばいいじゃない」
309 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:54:30.04 ID:IscLgnqxO











ササササッ


真姫「なんで私もなのよ!!」


穂乃果「真姫ちゃんしー!気づかれちゃうよ!」


真姫「誰によ……ことりはもうどこいったかもわからないじゃない」


絵里「もし近くにいたらバレちゃうじゃない」


真姫「どうして絵理までそんなにノリノリなの……?」


凛「海未ちゃん!今ことりちゃんはどこにいるの?」


ピッピッ


希「もうナチュラルに発信機を使うのすごいね」


絵里「もしかして私たちにも……!」


にこ「ヒッ……!」


海未「それはないので大丈夫です」


希「そこまでバッサリいかれるとそれはそれでショックやなぁ…」


海未「………おや?ここは…」


希「どこなん?」


海未「それが……」
310 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:55:11.03 ID:IscLgnqxO

海未「メ、メイド……喫茶、というところです」


「「「「「メイド喫茶!?」」」」」


花陽「ことりちゃん……メイド喫茶にハマってるのかな……」


にこ「だからって練習をサボるのはいただけないわね」


穂乃果「……よし!みんなで突撃だ!!」


にこ「ひっ捕らえて引きずり出すわよ」


花陽「お、お手柔らかにね……」
311 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:56:01.15 ID:IscLgnqxO











カランカラン


穂乃果「たのもー!」バンッ!


海未「穂乃果……道場ではないのですからもう少し静かに…」


「おかえりなさいませ!ご主人……さ、ま?」


ことり「……….うそ」


花陽「ことりちゃん……!?」


メイド「ミナリンスキーちゃんどうしたの?」


絵里「ミ、ミナリンスキー……?」


にこ「あ、あんた……」


絵里「そ………」


「「「「「そっち(メイド)!?」」」」」


ことり「あぅ〜〜……」
312 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:57:04.87 ID:IscLgnqxO












穂乃果「いつ頃から始めたの?」


ことり「3人で高校でサッカー部作ったあたり……かな」


にこ「結構前ね」


絵里「というかミナリンスキーってなによ!?」


花陽「ミナリンスキーといえば……」


花陽「出てきて数ヶ月でカリスマとまで呼ばれるようになった伝説の!?」


ことり「なんか……いつのまにかそうなっちゃってて……」


凛「きっかけはなんだったの??」


ことり「うん、駅前で呼び止められて……」


ことり「最初は嫌々だったんだけど、だんだん面白くなってきて……」


海未「なぜ…メイド喫茶を?」


ことり「私は……何もないから」


穂乃果「何もない?」


ことり「穂乃果ちゃんや海未ちゃんたちと違って……何も…」


ことり「………」


「「「「………」」」」」ウーン
313 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 09:58:55.37 ID:IscLgnqxO

穂乃果「そうだ!」


海未「何か考え付いたのですか?」


凛「嫌な予感しかしないにゃー…」


絵里「いや、万が一もあるかも」


希「エリチ…….」


穂乃果「私たちもメイドをやろう!」


「「「「「はぁぁぁ!?」」」」」」


にこ「なんでそんなぶっ飛んだ発想になるのよ!」


海未「そ、そそそそうですよ!」


海未「メイドなんて……破廉恥です!」


希「別に破廉恥では無いような……」


真姫「私は反対」


花陽「メイドはちょっと……」


穂乃果「だって次の相手はメイド喫茶大好きなんでしょ?」


絵里「…!わかったわ、情報収集ね!」


穂乃果「その通り!さすが絵里ちゃん!」


海未「くっ…!情報収集のためとあらば……!!」


花陽「そ、そんなぁ〜……」


真姫「じゃ、あとは頑張ってね」トコトコ


ガシッ


真姫「?ぇぇえ!?」


海未「逃がしませんよ……!」ギリギリ


真姫「わ、わかったから痛い痛い!!」


にこ「にこは嫌よ!誰がメイドなんか……」


凛「にこちゃんもうフリにしか聞こえないにゃ……」


ことり「店長〜!大丈夫ですか?」


店長「……」グッ シャクシャク


凛「……スイカ食べてる…」
314 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:00:12.97 ID:IscLgnqxO









カランカラン


にこ「おかえりなさいませ!ご主人様ぁ〜?」


にこ「お二人ですかぁ?にこがご案内いたしまぁ〜す!」


にこ「こちらへどうぞ!にこ!」


凛「やっぱり…」


花陽「昔のバイト先のような安定感……」


絵里「流石にこね!」


希「にこっちやるときはやるからなぁ」


カランカラン


凛「いらっしゃいませ!」


ことり「凛ちゃん、いらっしゃいませじゃなくておかえりなさいませって言わなきゃ!」


ことり「ご主人様だからね」


凛「……ことりちゃんもアニメではいらっしゃいませって……へブチ!」チョップ


凛「痛いよぉ〜!」バッ


真姫「言ってはいけないことを言う気がしてたからつい……」


花陽「あ…ははは」


カランカラン


穂乃果「へいらっしゃい!」


ことり「ほ、穂乃果ちゃん!?」


海未「居酒屋ですか……」


花陽「穂乃果ちゃんらしいね」


穂乃果「そんなこと言うのはこの口か!」プニプニ


花陽「うぅぅ……!ほっぺプニプニしないでぇ!」プニプニ
315 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:02:31.63 ID:IscLgnqxO



「こっち注文お願いしたいんだなぁ〜!」


真姫「…はぁ、はいはいただいま」スタスタ


相戸留「今日は新しい子が多いんだな!みんなアイドルみたいに可愛いんだな〜!」


真姫「……そんなことより注文を……」


仮沢装 ササッ


真姫「なっ…!なにを…!!」


穂乃果「あ!真姫ちゃん猫耳つけてる!」


凛「ノリノリだにゃ!」


仮沢装 スッ


凛「え?凛たちも?」


穂乃果「わぁ!穂乃果は犬耳だ!」


真姫「こんなのいらな……!」


穂乃果「どう?凛ちゃん!」ワンワン!


凛「似合うにゃー!凛は凛は?」ニャーニャー!


穂乃果「似合ってるよぉ〜!」わしゃわしゃ


凛「にゃ〜!!」


仮沢装「グー!」グー!


相戸留「目線、こっちにお願いなんだな!」パシャパシャ


真姫「ちょっ…!やめなさいよ!」


穂乃果凛「いえーい!」


真姫「二人も!」


穂乃果「ほらほら真姫ちゃんも!」グイッ


凛「せっかくだから!ね?」グイッ


真姫「なんで私まで……」


相戸留「じゃあ最後に一枚!」


穂乃果凛「いぇい!」ニャー ワン


真姫「い…いぇーい…」ハァ


パシャッ!
316 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:03:21.12 ID:IscLgnqxO











希「お客さん居なくなったから来てみたらなんか面白いことになってるやん」


絵里「真姫随分ノリノリね」


真姫「ちがっ……!これは!!」


穂乃果「希ちゃん!」


凛「この人アイドル好きなんだって!」


にこ「なんですって!?」


ダッ


にこ「誰!!アイドル好きは!」


相戸留「俺なんだな〜!」


にこ「……ごほん」


にこ「にっこにっこにー!あなたのハートにラブニコ!みんなのアイドル矢澤にこです!今日はにこのことだけでも覚えて帰ってください!にこ!」


音の木坂一同「………」
317 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:05:07.54 ID:IscLgnqxO










凛「寒い……寒いにゃ……」ガクブル


真姫「絵理のエターナルブリザードより寒いわ……」ガタガタ


絵里「真姫………」


にこ「あんたら……覚えてなさいよ……!」


相戸留「可愛いんだな〜!!」パシャパシャ


仮沢装 スッ


にこ「やーん!ありがとうございますぅ!!」スチャッ


希「にこっちの一発芸が受けてる……!」


にこ「一発芸じゃないわよ!!」


花陽「それは……うさぎ?」


仮沢装「グー!」


真姫「頭痛くなって来たわ……」


ことり「あの〜、皆さんにお聞きしたいんですけど…」
318 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:06:21.22 ID:IscLgnqxO

ノベル「なんだい?」


漫画家「僕らが答えられることなら答えるよ」


相戸留「ミナリンスキーの頼みとあればお任せなんだな!」


仮沢装「グー!」


ことり「えっと、メイド喫茶によくお越しになるサッカーチームって知りませんか?」


ノベル「んー、聞いたことないなぁ……」


漫画家「君たちサッカーやってるのかい?」


穂乃果「はい!今大会中なんです!」


凛「次は準決勝だにゃ!」


漫画家「奇遇だなぁ、僕らも今ちょっと大きな大会に出てるんだよ」


穂乃果「サッカーやってるんですか!?」


凛「びっくりだにゃ〜…」


ノベル「僕らも次準決勝なんだ」


真姫「まさか……」


漫画家「なんて大会だっけ……」


相戸留「えーっと……忘れたんだな」


ノベル「フットボールフロンティアだよ」


花陽「…え?」
319 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:07:15.04 ID:IscLgnqxO

漫画家「あぁ〜!確かそんなだった気がするよ!」


真姫「うそ……」


絵里「フ……….」


「「「「フットボールフロンティアァ〜!?」」」」


ことり「じゃ、じゃああなたたちが!?」


希「秋葉名戸学園!?」


漫画家「うん、そうだよ」


海未「メイド喫茶に入り浸るサッカーチーム……」


海未「まさかこの方々だったとは……!!」


穂乃果「とりあえず海未ちゃんは裏方から出てこよっか」


凛「声が遠いにゃ〜」
320 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:08:10.23 ID:IscLgnqxO

絵里「今日は練習休みなんですね」


漫画家「?僕らは練習なんてしないよ?」


海未「それは……一体どういう……」


ノベル「あ、もうこんな時間だ」


ノベル「そろそろ帰ろうか」


相戸留「だな〜」


海未「ちょ、ちょっと待ってください!」


ノベル「3日後、よろしくたのむよ」


漫画家「僕らは……勝たなくちゃいけないんだ」


相戸留「だな〜!」


カランカラン


穂乃果「………行っちゃった……」


ことり「どんな試合になるんだろ……」


カランカラン


「「「!」」」


ことり「おかえりなさいませ……!」


相戸留「さ、さいごに!」ハァハァ


仮沢装 サササッ
321 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:10:17.53 ID:IscLgnqxO

スチャッ スチャッスチャッスチャッスチャッ


凛「こ、これは…!」


希「たぬきさん……」


絵里「きつね……」


花陽「シカさん……」


海未「黒うさぎ……」


ことり「………トサカ」


凛「ブフゥ…!!」


ことり「な、なに!?凛ちゃん!」


凛「だ……だって……!!ト、トサカって……ふふっ……!」プルプル


ことり「わかってるから言わないで!」


ことり「ふん!」プクーッ


凛「ことりちゃんごめんにゃ〜!!」ダキッ


ことり「……ふん!」


凛「なんでもいうこと聞くからぁ!」


希「あ」


真姫「言っちゃった……」
322 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:11:44.35 ID:IscLgnqxO

ことり「……なんでも?」


凛「い、いや……なんでもっていうのは言葉の綾っていうか……ね?」


ことり「なんでもかぁ〜!」


ことり「…….うん!許してあげるね!」


凛「そんなぁ〜……」


海未「自業自得ですよ」


穂乃果「そうだよ!ことりちゃんのトサカが二つになったぐらいで!」


「ブフゥ……!!」


ことり「………」


凛「………」
323 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:12:25.81 ID:IscLgnqxO











ことり「うわーーーん!!!」ダキッ


穂乃果「よしよーし、大丈夫だよ〜」


凛「待って今の絶対穂乃果ちゃんのせいだよね」


相戸留「じゃ、最後に一枚お願いしたいんだな!」


絵理「ハーイみんな並んで〜」


穂乃果「ほらほら凛ちゃん!並んで並んで!」


凛「う〜…!腑に落ちない!」


にこ「ちょっと、センターは私よ!」


相戸留「はい、チーズなんだなぁ!」


パシャ!
324 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:13:35.55 ID:IscLgnqxO









カランカラン


にこ「ふー、今度こそ帰ったわね」


真姫「まったく……誰がこんなもの……!」


凛「ねえことりちゃん、肩もんで欲しくない?」


ことり「え、いいの?ありがとう凛ちゃん!」


ことり「お願いは使わないけど」


凛「うぅぅ……」モミモミ


海未「ことり、恐ろしい子……!」


穂乃果「キャラ崩壊しかけてるよ」


海未「まったくです」


穂乃果「海未ちゃんがね」


海未「え」


にこ「花陽、次の相手……どう見る?」


花陽「はい、前評判では参加校最弱とまで言われてたけど……」


花陽「どうなんだろ……」


にこ「まあ準決勝まで来てるわけだけど…」


にこ「……油断しなければ今までの相手よりマシでしょ」


花陽「そうだね」


にこ「だから油断はダメよ」


花陽「はい!」


絵里「さ、片付け始めるわよ」


ことり「細かいのはことりがやるからみんなは拭き掃除お願い!」


「「「「「はーい!」」」」」
325 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:14:09.36 ID:IscLgnqxO












シャクシャクシャク


凛「え、あの人凛たちが来てからずっとスイカ食べてる………」


真姫「あれがラストの一つね」


花陽「はらしょー……」
326 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:14:58.39 ID:IscLgnqxO












河川敷




にこ「ほら!もっと気合い入れなさい!」ダッ ゼーゼー


凛「はぁい!!」ダッ


花陽「はぁぁ〜……もうだめ……」バタッ


凛「か、かよちん!?」ザッ


にこ「何よ……ハァ、もう、限界なの?」ハァハァ


花陽「凛……ちゃん…」ガクッ


凛「かよちん……?かよちん!!」ユサユサ


にこ「………休憩にするわよ」


花陽「やった!」ガバッ


凛「かよちん!!」パァァ!


にこ「なにこの茶番…」


花陽「えへへ」
327 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:17:36.23 ID:IscLgnqxO









絵里「……」


絵里「ねぇ希、なんだかいつもより練習厳しすぎない?」


希「今回の相手は多分そんなに強敵じゃないから決勝に向けて厳しめにしようって海未ちゃんが」


ことり「にこちゃんいいって?」


希「そういうことやろなぁ」


希「あの様子やと」


絵里「へぇ、あのにこが目の前の試合より先の試合を重視するなんてね」


海未「しかし、今のままではあのUTXに勝つのは厳しいというのも事実…」


海未「悪い選択ではないかと」


ことり「もちろん前日は軽くだよね?」


穂乃果「休んでなんかいられないよ!!前日も練習だぁー!」


ことり「うぅ〜…」


絵里「大丈夫よ、ちゃんと軽くするから」


海未「当たり前です!」


海未「まったく穂乃果は……」


穂乃果「えへへへ、ごめんなさい!」


穂乃果「……ところで真姫ちゃんは?」


海未「先ほどお手洗いに行くと言っていました」


穂乃果「そっか!」


希「よーし!ウチ達も練習練習!」


「「「「「おー!」」」」」


海未(それにしても……個性の強い方々でしたね)







相戸留ノベル漫画家仮沢装「ハックシュン!」


相戸留「ああ……!!フルコン逃したんだなぁぁ!!!!」

328 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:19:32.27 ID:IscLgnqxO










凛「じゃあねー!」


花陽「うん!また明日!」


真姫「……ええ」










凛「ふんふんふーふふんふんふんふんりんりんりんがべー♪」


「凛!!」


凛「にゃ!?」クルッ


真姫「私と……ハァ……やってほしいことがあるの!」


凛「やってほしい……こと?」


真姫(御影専農戦で見たダブルトルネード、あれを応用すれば……)


真姫「今から時間ある?」


凛「あるけど……」


真姫「公園にいくわよ!」グイッ


凛「え…ええ!?」グイッ


タッタッタッ
329 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 10:21:00.47 ID:IscLgnqxO










凛「ええ〜〜!?」


真姫「しっ!声が大きい!」ヒソッ


凛「ほ、本当にそんなことできるの?」


真姫「できるかどうかじゃない」


真姫「やるかやらないかよ」


真姫「やらないの?」


凛「やるにゃ!」


真姫「……厳しいわよ」スッ


凛「望むところだにゃ!」パチンッ!


真姫「………」


凛「?どうしたの?」


真姫「いや……握手のために手、出したんだけど……」


凛「ご、ごめんね真姫ちゃん!!」ガシッ ブンブン!


真姫「………痛い」ブンブン
330 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:03:29.08 ID:IscLgnqxO










秋葉名戸学園


穂乃果「ここ……すごいね……!」


絵理「ええ、アニメのポスターがたくさん貼ってあるわ」


希「音の木坂やったら規制対象やなぁ」


海未「ハ、破廉恥です!!あんな……スカートの短い女の子が……!!」


ことり「なんだか秋葉原って感じだね」


花陽「ここは個性的な生徒が集まる学校らしいからそのせいかも」


にこ「……本当に強いのかしら」


凛「にこちゃん、かよちん、真姫ちゃん」


にこ真姫花陽「なに?」


凛「あれ」










「………」シャクシャクシャク ポロポロポロ


凛「あそこにメイド喫茶の店長がいる……」


にこ「あの人向こうの監督だったの!?」


花陽「なんで泣いてるんだろう……」


「実は……」
331 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:04:59.25 ID:IscLgnqxO

真姫「ヴェェ!?誰よあんたたち!」


マネージャー「私たち、秋葉名戸のマネージャーなんですけど…」


にこ「……なんでメイド服着てるの?」


マネージャー「我がチームと試合するチームのマネージャーにはこの服を着てもらう決まりなんですが…」


真姫「も、もう嫌よ、その服!」


花陽「待って真姫ちゃん!」


花陽「マネージャーってことは……」


マネージャー「はい、そちらにマネージャーがいらっしゃらないので……」


マネージャー「監督落ち込んでるんです」


にこ「何事かと思ったら……」


にこ「すっごくくだらないことじゃない!!」


凛「あ、もうフタ2玉目食べ始めたにゃ」


花陽「お腹チャプチャプにならないのかなぁ」


真姫「スイカは殆どが水だからね」


にこ「あそこにあるの全部食べ切る気かしら……」


絵理「ハラショー……」


希「スピリチュアル……」


にこ「あんたら無理やり入ってくんじゃないわよ!」


絵理「そ、そんなつもりは……!」


希「な、ないよ?」


にこ「目泳ぎまくってんのよ!」


穂乃果「よし!みんな行くよ!」


「「「「おーー!!」」」」







凛「……真姫ちゃん」


真姫「ダメよ」


凛「だよね…」
332 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:05:58.42 ID:IscLgnqxO








ザッ ザザザッ


角間「さぁ……前半も終わりが近づいてきておりますが」


角間「以前得点は動きません…」


角間「ずっと自陣でボールを回す秋葉名戸……!」








海未「………なんだか変な感じですね……」


絵理「御影専農とはまた違う感じがするのよね……」


にこ「勝負する気あるの?」
333 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:06:58.80 ID:IscLgnqxO









希「てやぁー!」ダッ


ロボ「はぁー!」ザッ


ロボ「ガシィーンガシィーン!ハイパーボール!!」


ロボ「発射!」ドッ


希「あっ……」









真姫「いい加減にしなさい!」


ヒーロー「来たな、悪の軍団め!」トッ


ヒーロー「この町の平和は、俺が守る!!」


真姫「はぁ!?」


ピーーーーーーー


角間「ここで前半終了ぉーー!!一体どうした秋葉名戸!!」
334 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:08:11.19 ID:IscLgnqxO








控え室


にこ「なんなのよ!?」


海未「何か意図があるとしか思えませんが……」


ことり「後半は流石に攻めてくるよね……?」


凛「そうじゃなきゃ試合にならないにゃ〜」


花陽「毎回こんな戦い方してるのかな?」


穂乃果「後半攻めてくるならやることは一つ!」


絵理「カウンターよ!」


穂乃果「また穂乃果のセリフとったぁ!!」


希「よーし!後半、油断しないように頑張ろー!」


「「「「おー!」」」」」


海未「特に穂乃果ぁーー!!」


「「「おーー!!」」」


穂乃果「すっごく複雑……」
335 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:09:49.50 ID:IscLgnqxO









ピーーーーーーー


秋葉名戸0-0音の木坂


角間「音の木坂ボールで後半スタートいたしました!」


ザザザッ !


角間「……おおっとぉ!?前半とは違い全員で敵陣へ切り込んで行く秋葉名戸!!」


絵理「前半とは動きが違う!」


にこ「面白いじゃない……!」


ノベル(我々の体力では1試合戦い抜くことは不可能!)


漫画家(後半勝負!)


にこ「むっ……!」タッタッタッ


ヒーロー「フッ……!」





ヒーロー【フェイクボール!】


ヒーロー タッタッタッ



にこ「は?何がフェイクボールよ……」


にこ「全然止めれて………!?」ガッ


にこ「なっ……はぁ!?」


凛「あ、あれは!!」


花陽「スイカァ!?」
336 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:10:52.59 ID:IscLgnqxO

角間「おーっとこれは不運!!フィールド外から乱入したスイカと入れ替わってしまったぁぁ!!」


監督 シャクシャク


希「ずいぶん汚い手使うやん?」ダッ


ヒーロー「とう!」ドッ


ノベル トッ


希「あ……」








ノベル「いくよ!」


穂乃果「こい!」グッ



ドシュ!!


フミコ「なっ!?」


穂乃果「どういうこと!?」
337 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:12:26.65 ID:IscLgnqxO

角間「こ、これはぁ!?ゴールの目の前にいるにもかかわらずゴールとは正反対の方向へシュートを繰り出したぁ!!」


海未「一体何を……」


海未「!!」






シャキーーン!


ゲーマー【ど根性バット!】



ゲーマー「どぉぅらぁぁ!!!!」ブゥン!


カキィン!







穂乃果「そんなっ!!」ダッ


ドシュルルルルル!!


角間「き、きまったぁ!!先制点は秋葉名戸だぁ!!」
338 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:13:16.58 ID:IscLgnqxO










穂乃果「……………」正座


海未「………….」


花陽「う、海未ちゃん……」


海未「………………はぁ」


海未「今回はしかたありません、あれは流石に予想外です」


絵理「それより、やっと攻撃できるわね」


にこ「あのスイカさえなければにこが上がっていけたのに!!」


凛「あのスイカなんだかずるいにゃ〜」


ことり「………」


真姫「こうやって今まで勝ち進んでたのかしらね」


希「やられっぱなしは嫌やしな〜」


穂乃果「よーしみんな!せめて攻めて攻めまくるよ!!」


「「「「「おー!」」」」」」


海未「次は……頼みましたよ…?」ジロッ


穂乃果「……ひゃぃ………!」ガクガク
339 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:14:22.84 ID:IscLgnqxO











秋葉名戸1-0音の木坂


ピーーーーーーー


角間「1点ビハインドの音の木坂!どう攻め上がるのか!?」


クルッ タッタッタッ クルッ タッタッタッ


にこ「!……こいつら…」


絵理「全員で守るつもり!?」


海未「絵理!突っ切ってください!」


絵理「ええ!」ダッ


ノベル ザッ


クルッ ダッ ザザザッ


絵理「ことり!」ドッ


ことり トッ


タッタッタッ


漫画家「はぁ!」


ことり「希ちゃん!」ドッ
340 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:15:28.12 ID:IscLgnqxO

希「ほっ!」トッ


ヒーロー「行かせないぞ!悪の手先め!」





ヒーロー【フェイクボール!】


希【イリュージョンボール】





タッタッタッ



ヒーロー「な、なにぃ!?」ガッ


ヒーロー「ヘブチッ……!!」ドサッ


希「すり替えられんかったみたいやね!」


凛「さっすが希ちゃん!」


希「真姫ちゃん!」ドッ


真姫「ええ……!」トッ






ゲーマー「いくぞ!」


「五!」「里!」「霧!」「中!」


ズババババババババ!!!!!
341 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:28:19.17 ID:zAbWcoFB0


ボフゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!




真姫「っぐ……!この砂嵐の中じゃ跳べない……!」


絵里「真姫、いただくわよ!」


真姫「絵里!」






「吹き荒れろ……」


パキパキパキパキ




絵里【エターナルブリザード!】


ドゴォォォ!!!!


ドシュウウウゥゥ………!






…………………………






絵里「決まったかしら…」


真姫「砂嵐が激しすぎて見えないわ……」
342 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:29:16.64 ID:IscLgnqxO








コロコロコロ……


相戸留「はぁ……はぁ…」


角間「なぁんと!!絢瀬の放ったシュートは惜しくもゴールを外していたぁ!!」


絵里「そんな……!たしかに真ん中を狙ったのに……」


海未「どういうことでしょう……」









海未【菊一文字!】


ドシュウウウゥゥ!!







真姫「ちょっと離れれば……」ダンッ!


グルグルグル


真姫【ファイアトルネード!】


ドシュウウウゥゥ!!








コロコロコロ………


相戸留「はぁ……はぁ……」


角間「どうしたどうしたぁ!?音の木坂ことごとくゴールを外していくぞぉ!!」
343 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:30:08.22 ID:zAbWcoFB0








真姫「どういうこと?」


海未「……わかりません……」


希「ゴールの真ん中を狙っても外れる……」


角田「残り時間も刻一刻と過ぎていきます!」




アーケード「えー、まもなくー、秋葉名戸学園のぉー、勝利ー、勝利ー」




ことり「あの砂嵐の中で何が……」


ことり「!」


ことり「凛ちゃん!」


凛「にゃ?」


ことり コショコショコショ


凛「……うん!やってみるにゃ!」


凛「希ちゃん!真姫ちゃん!」


真姫「何か思いついたみたいね」


希「面白そうやん!」
344 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:31:53.30 ID:zAbWcoFB0









ピーーーーーーー

角間「おーっと星空があがってきたぁ!!」


にこ「凛!」ドッ


凛「いくにゃぁ!」トッ



タッタッタッ ザザザッ クルンッ ダッ!



角間「これは素晴らしいドリブルだぁ!!グングンあがっていくぞぉ!!」


凛「真姫ちゃん!」ドッ


真姫「ええ!」トッ


ドキュッ!





角間「高く蹴り上げたぁ!!またまた【ファイアトルネード】かぁ!?」





漫画家「させないよ!」


「五!」「里!」「霧!」「中!」


ズババババババババ!
345 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:32:56.20 ID:IscLgnqxO




ボフゥゥゥゥゥゥゥ!!!!




真姫「っぐ……!」


真姫「甘いのよ!…………凛!」






凛「希ちゃん!」ダッ


希「うん!」ダッ


グッ ダンッ!!


凛【たつまきおとし!!】ドキュッ!!








ノベル「どんな技でも無駄だよ!」


真姫「どんな技でも……ね」ニヤッ
346 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:34:07.84 ID:IscLgnqxO







ドシュルルルル!!!!



ノベル「あ、あれは!!」


角間「こ、これはぁ!?星空のシュートはゴールへは向かわず砂嵐の足元へ打ち込まれたぁ!!」




ドシュルルルルル!!!!


ブワァァァァァァ!!!!





花陽「砂嵐がなくなっていく………って」


海未「な、なんですかあれは!?」


凛「現行犯だにゃ……」






相戸留「バ……バレたんだな……」


角間「こ、これは秋葉名戸!!ゴールを動かしていたぁ!これではシュートが入らない!!」


ノベル「なぜわかったんだい」


ことり「あれは目くらましとはまた……別の役割があるんじゃないかなって思ったんです」


希「大当たりやったってことやね」


ノベル「さすがだね、でもまだ試合は終わってないよ!」


ことり「こんなことして勝って……!一体何になるんですか!」


ノベル「勝てばいいのだよ!勝てば!!」


漫画家「僕らは……どんな手を使っても勝たなくちゃいけないんだ」


ことり「…………!」ギュッ
347 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:35:03.88 ID:IscLgnqxO


相戸留 パシッ


角間「ワンバウンドした星空のシュートはキーパー相戸留ががっちりキャッチ!」


相戸留「だなー!」ドッ


漫画家 トッ


ことり「たぁー!」ズザザザッ


漫画家「うわぁ!」ドサッ


角間「これは激しいスライディング!見事ボールを奪ったぞ!」


ことり タッタッタッ


にこ「ちょっ……ことり!?」


花陽「そっちはゴールじゃないよぉ〜…」


凛「あっちだにゃー!」


ことり ピタッ


クルッ


ダッ!
348 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:35:48.59 ID:IscLgnqxO

角間「センターラインまで戻った南!一気に敵陣へ駆け抜けていく!」


ことり「凛ちゃん来てて!」


凛「へ!?う、うん!」ダッ





ヒーロー「いかせん!悪の軍……」


ことり「悪はどっちですか!卑怯な手ばかり使って……」


ことり「今あなたのしていることは、子供に胸を張って言えることですか!!」


ヒーロー「う……」ガクッ
349 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:36:46.35 ID:IscLgnqxO








ノベル「止めてみせる!」


漫画家 タッタッタッ


ことり「…………」タッタッタッ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

メイド喫茶


ノベル「この本は僕と彼の共同で作った本なんだ」


漫画家「高校の間に出せるようにって頑張った甲斐があったなぁ……」


ことり「わぁ……!おめでとうございます!」


ノベル漫画家「ありがとう…!」


ことり「ちょっと待っててくださいね!」タッタッタッ


タッタッタッ


ことり「お待たせしました!」


コトッ


漫画家「?これは?」


ことり「……私からのお祝いです!」


ことり「お店には内緒ですよ?」シー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ことり「あの時は本当にすごいと思いました…!でも、実はこんな卑怯な人たちだったなんて………」


ことり「読者さまに謝ってください!」


ノベル「はっ……!」ガクッ


漫画家「くっ……!」ガクッ
350 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:37:16.29 ID:IscLgnqxO









にこ「ねえ、ついていけないんだけど」


真姫「ことりも溜まってるものがあるんでしょ」


絵里「ハラショー…」
351 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:38:17.53 ID:IscLgnqxO








ゲーマー「まずいっ…!」


「五!」「里!」「霧!」「中!」


ズババババババババ!



ボフゥゥゥゥゥゥゥ!!!





ことり「うぐっ……!」


ことり「まだこんなことを続けるんですか!」


ゲーマー「うるさい!これが俺たちのやり方だ!」


ことり「……!」


ことり「もう怒りました……!」


ことり「激おこちゅんちゅん丸です!」ドッ


海未「なんですかその気の抜けるような怒り方は……」


ことり「凛ちゃん!希ちゃん!」








凛希「はぁぁぁ!!!!」グンッ!


凛希【たつまきおとし!】
352 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:39:08.69 ID:IscLgnqxO





ドシュルルルルル!!!!


ブワァァァァァァ!!!






ゲーマー「くっ……砂嵐が晴れて……」






ポーン



角間「地面にワンバウンドしたボールは高く上がっていく!」



ことり「これがことりの気持ちです!」


ドキュッ!!!





相戸留「なぁぁ!!」バッ


ドシュルルルルル!!!







ことり スタッ




ことり「月に変わって、お仕置きです!」




「「「「「「グフゥ………!」」」」」」



ドサドサドサドサ
353 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:40:01.56 ID:IscLgnqxO











海未「ことりぃぃぃぃ!!!」ダッ


にこ「何が何だかわからないけどとにかくすごいわあんた」


花陽「セーラームーン……懐かしい」


穂乃果「月に変わって、お仕置きよ?」キッ


ことり「ほ、穂乃果ちゃん……!」アワワ


凛「決まってたにゃー!…恥ずかしいぐらいに」


ことり「違うの!ついやっちゃったっていうか……」


絵里「大丈夫よ、私たちの友情はそんなことで崩れたりはしないわ」


真姫「ええ、ナイスシュートだったわ」


ことり「違うのにぃ!」ショボン


絵里「凛と希もお疲れ様!」


花陽「うん!すごかった!」


凛希「えへへ〜」テレテレ










ノベル「………ぼくたち、何してたんだろうね」


漫画家「目先の欲に囚われて、本当に大事なことを忘れてたよ」


ヒーロー「子供に胸を張れる……か」



ノベル「みんな!正々堂々勝ってやろうじゃないか!」


「「「「「「「おー!」」」」」」」」
354 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:41:01.03 ID:IscLgnqxO







ゲーマー【グレネードショット!】


穂乃果【マジン・ザ・ハンド!】


ことり「うぐっ……!」ザッザッ


ヒーロー「誇れるヒーローに……なってみせる!」バッ


ことり「あぁ……!」ガクッ


ノベル「はっ!」ドッ


漫画家「ほっ!」ドッ


ノベル「よっと!」トッ


にこ「こいつら……!なんて息のあった連携」








角間「さあ両者一歩も譲らず時間だけが過ぎていきます!」



絵里「さっきより手強いけど楽しいわね」


海未「ええ、彼らの強い気持ちが伝わってきます」


にこ「感心してる場合……!?」
355 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:42:09.86 ID:IscLgnqxO



角間「残り時間もわずかとなりました!追加点を入れるのはどっちだぁ!?」




花陽「真姫ちゃん!」ドッ





真姫「これで終わりよ!」ダンッ!





グルグルグル


真姫【ファイアトルネード!】



ドゴォォォ!!!!





相戸留「な、ななななんだなーー!!」バッ

ドシュゥゥゥゥ!!!!




角間「ゴーーーール!追加点を入れたのは音の木坂です!」




「「「「「「やったぁ!!」」」」」」




ピッピッピーーーーーーー



角間「ここで試合終了のホイッスルー!」


角間「勝ったのは音の木坂高校ーー!!」


角間「実況は角間、角間でお送りしましたぁ!!」
356 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:42:56.54 ID:IscLgnqxO







ありがとうございましたぁ!



ザッザッ


ノベル「君は……どうしてそうまでして……」


ことり「ことりは……頑張ってる人が好きなんです」


ことり「秋葉名戸さんはみんな何か一つ、胸を張れるほど頑張っているものを持ってる」


ことり「だからことりは秋葉名戸さんの方たちも好きだったんです」


ことり「そんな人たちに卑怯な手を使って欲しくなかった………それだけです」


ノベル「そうか……色々勉強になったよ、ありがとう」


ことり「いえいえ♪」


ことり「そういえば、どうしてもそうまでして勝とうと思ってたんですか?」


漫画家「フットボールフロンティアで優勝すれば、アメリカ行きって特権が付いてくるんだ」


漫画家「そこにしかない限定フィギュアを買うつもりだったのさ」


ことり「はぁ〜……なんだかすごいですね」


ノベル「もう今となっては無駄だけどね、君たちの勝利を祈ってるよ」


ことり「はい!頑張ります!」タッタッタッ
357 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:44:13.63 ID:IscLgnqxO






穂乃果「よーし!それじゃあ雷雷軒に……」


絵里「ちょっと待って」


海未「どうしたのですか?」


絵里「次はいよいよUTXよ、だからいつもは休みだけど……」


絵里「練習は今からにしましょう」


凛「えぇ〜!?いつも試合の後は休みなのにぃ……」


花陽「花陽は今日ほとんど動いてないから……」


真姫「それもそうね、悪くないわ」


にこ「みんな今日はいつもより動いてないから大丈夫でしょ」


凛「ラーメン……」


監督「予選突破したら腹一杯食わせてやる、タダでな」


凛「よーし!決勝に向けて頑張るにゃー!」


にこ「切り替え早!」


花陽「花陽はこっちの凛ちゃんも好きだよ」


希「………二人はいいコンビやね」


花陽「へ?どういうこと?」


真姫「凛と花陽は仲良しねってことよ」


凛「えへへ!でも…」グイッ


花陽「うん!」グイッ


真姫「ちょ、ちょっと!」グラッ


花陽「今は真姫ちゃんもだよね!」ギューッ


凛「にゃー!」ギュー!


真姫「ちょ、はな……離しなさいよ!」ジタバタ


ことり「こんな真姫ちゃんの顔初めて見た…」


海未「顔真っ赤っかですね」


穂乃果「レアショットゲット」パシャパシャ


真姫「撮らないで!」
358 : ◆GVk5EaqDnY :2018/04/28(土) 19:44:48.08 ID:IscLgnqxO










ヒデコ「よし、送信完了」


フミコ「もう真姫ちゃんのとこ抜粋しないで送ったけど別にいいよね?」


ミカ「いいんじゃない?」










西木野パパ「どこだ……!どこにいる真姫!」ジーッ


看護師「西木野さん!オペ中です!」
359 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:03:02.03 ID:ELLaxkkz0




[6、ついに]



穂乃果「絵里ちゃん、入学希望者はどうなってるの?」


絵里「…….かなり増えてきてはいるけど……」


希「まだ廃校取り消しとはいかんかなぁ」


凛「もー!一体どれだけ勝てば良いにゃぁ!」


海未「少なくとも予選突破するぐらいでなくては人は集まらないでしょう」


花陽「うぅ…やっぱり簡単じゃないんだね」


にこ「あんたら……」












にこ「私たちの目標は!!!」


一同「フットボールフロンティア優勝!!」


にこ「わかってるんだったら今更バタバタしない!」


にこ「つ、次はいよいよ決勝なんだから!」ガタガタ


凛「生まれたての子鹿みたいになってるにゃ……」


希「今から緊張しすぎやん」
360 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:04:18.38 ID:ELLaxkkz0

真姫「決勝はどこなの?」


海未「決勝へは順当にUTX高校が勝ち上がって来ているようです」


希「……A-RISE」


監督「そういえば………助っ人は見つかってるのか?」


穂乃果「助っ人?」


海未「大会要項を読んでいないのですか?」


絵里「大会予選決勝からは最大二人まで中学生以下から助っ人を呼ぶことができるのよ」


花陽「でも……そんな子いるの?」


希「中学生以下っていうと……亜里沙ちゃん?」


真姫「誰?その子」


絵里「私の妹よ、アイススケートが得意なの」


絵里「もちろんサッカーもね」


絵里「でも今連絡つかないのよ」


凛「それじゃあダメだにゃ〜」


絵里「日本の親戚の家にいるはずなんだけど……」


絵里「今度行ってみるわ」


海未「穂乃果、雪穂はどうですか?」
361 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:05:20.32 ID:ELLaxkkz0

ことり「そっか!確か雪穂ちゃんサッカーやってたよね!」


穂乃果「でも高校ではしないって言ってたよ?」


にこ「なら連れて来なさいよ」


穂乃果「だからしないって……」


にこ「高校では、でしよ?」


希「中学生助っ人としてなら来てくれるんやない?」


穂乃果「にこちゃんものすごい屁理屈……」


にこ「賢いって言ってくれる?」


絵里「そうね、頼んでみてくれる?」


にこ「でも私たちについてこれるの?」


真姫「確かにそれは問題ね」


監督「……一度練習に来て貰えばいい」
362 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:06:52.52 ID:ELLaxkkz0







穂むら

雪穂「試合?いいよ?」パクッ


穂乃果「そうだよね、ダメだよね……」


穂乃果「ってぇえ!?いいの!?」


雪穂「……なんでお姉ちゃんがびっくりしてるの…」ムグムグ


穂乃果「だ、だって、ダメだと思ってたから」


雪穂「まあ落ち着いて、チョコいる?」


穂乃果「ありがと」パクッ


雪穂「あんこ入りだけど」ニヤッ


穂乃果「後出し!!」ムグッ!?


穂乃果「あんこあきたぁー!!」バタバタ


雪穂「白あんもあるよー」


穂乃果「もっと飽きたぁ!!」ジタバタ


穂乃果ママ「表まで聞こえてんのよぉ!!」バンッ!


穂乃果「ご、ごめんなさい……」ビクッ


ピシャン!


穂乃果 ジロリ


雪穂 ピュ〜♪


雪穂「で、私はどうすればいいの?」


穂乃果「あ、そうだ、一度練習に来てよ!」


雪穂「う、うん………それはいいんだけど」


穂乃果「?何かあるの?」


雪穂「次の試合って………4日後だよね?」


穂乃果「そうだけど……」


雪穂「1日……いや、2日だけ待って!」ドタバタ


穂乃果「………どうしたんだろう?」


雪穂(受験勉強でついたお肉少しでも落とさないと……!!)
363 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:07:57.45 ID:ELLaxkkz0










絵里「え!?亜里沙はウチに来てる!?」


「ええ……お姉ちゃんのとこで暮らすからって………1ヶ月ぐらい前から」


絵里「1ヶ月……」


「そっちに行ってないの?」


絵里「い、いえ!すみません!勘違いだったみたいです、アハハハハ……」











絵里「亜里沙……どこ行ったの?」トボトボ


絵里「まさか…事件に巻き込まれたんじゃ……!!」


ピロリン


絵里「希かしら?」トトッ


絵理「………!!」


絵里「亜里沙ぁ!?」


絵里「一体なんて……」トトトッ


ピッ


絵里「……どういうこと?」





[もうすぐだね]





???「………」コソッ
364 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:10:50.36 ID:ELLaxkkz0








真姫「うぐっ……!」ドサッ


凛「いにゃ!?」ドサッ


真姫「もう一回よ!」スクッ


凛「うん!」スクッ
365 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:13:35.58 ID:ELLaxkkz0









試合まであと1日



雪穂「姉がいつもお世話になってます!」


雪穂「助っ人に入らせていただく、妹の高坂雪穂です!」


雪穂「よろしくお願いします!」


雪穂「音の木坂中学です!」


絵理「!」


ことり「雪穂ちゃんいらっしゃい!」


海未「大きくなりましたね」


雪穂「久しぶり!」


花陽「海未ちゃんたちは幼馴染なんだね」


凛「穂乃果ちゃんとはあんまり似てないにゃ〜」


にこ「礼儀正しいとことかね」


穂乃果「ひどいよにこちゃん!」


にこ「ま、うちの子たちも負けないぐらい礼儀正しいけどね!」


凛「なぁんだ、にこちゃんのところも似てないんだね」


にこ「どういうことよ……!!」ギリギリ


凛「いはいいはい!!」ギリギリ


希「でもなんで2日空いたん?」


雪穂「そ、それは……!心の準備とか……いろいろです!」アセアセ


雪穂(少しでも体重落とすためなんて言えるわけないじゃん……!!)


絵里「………」


監督「それじゃあテストを始めるぞ」


雪穂「はい!」


監督「と言ってもかしこまることはない、今日一日練習を見て決める」
366 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:14:20.70 ID:ELLaxkkz0

穂乃果「いくよ、雪穂!」タッタッタッ


雪穂「わかってるよ!」タッタッタッ


ことり「ふふ、張り切ってるね穂乃果ちゃん」


海未「全く……いつもああならいいのですが」


にこ「どんな子なのかしらね」


花陽「私たちの後輩だよ!凛ちゃん!」


凛「楽しみだにゃー!」
367 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:17:26.72 ID:ELLaxkkz0










雪穂「はぁ、はぁ、はぁ」タッタッタッ


にこ「……はぁ………はぁ」ゼーゼー


にこ「体力は……はぁ、大丈夫そうね」


希「むしろにこっちの方が限界やん?」


にこ「ま、まだまだぁ!」











雪穂「ふっ……!」ノペー


ことり「ほぉっ……!」ノペー


絵里「んっ……」ノペー


にこ「あいつらなんなの?」ググググッ


凛「いだだだだだ!!!!」


にこ「あ、よそ見してたわ」


凛「ひどいにゃ!!」


希「柔軟性は大丈夫みたいやね」ググググッ


花陽「は……はい!」ウググ


穂乃果「も、もうダメ……!」バタッ


海未「穂乃果!あなたまた家での柔軟サボりましたね!?」


穂乃果「お助け〜!!」ヒィィ!
368 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 13:23:49.79 ID:ELLaxkkz0








凛「ほっ!ほっ!」ザザザッ


雪穂「はっ!はっ!」ザザザッ


絵里「凛の動きに負けてないわね……」


花陽「普通に凄いよね」


真姫「ポジションはどこかしら…」


海未「雪穂!次は私です!」


雪穂「うん!」ダッ


ガッ! ザザザッ! ガガッ!


穂乃果「いけー!雪穂ー!」


穂乃果「海未ちゃんをやっつけろー!」


雪穂「なんか……ごめんね」


海未「いえ、あとでお仕置きしておきますか……ら!」ダッ


雪穂「ぬわー!抜かれたぁ!」


海未「まだまだ負けませんよ!」タッタッタッ


ガッ


雪穂「危ない!」


海未「おっと!」トッ


テンテンテン コロコロ……


雪穂 ホッ





絵里 トン


海未「すみません絵里、取っていただけますか?」


絵里「え……あ!うん!」ドッ


海未「………?ありがとうございます」トッ


監督「よーし、集まってくれ!」
369 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:12:54.91 ID:ELLaxkkz0








監督「テストの結果だが………」


雪穂「ゴクリ」


穂乃果ことり海未「ゴクリ」


監督「………合格だ、試合の日、頼んだぞ」


雪穂「はい!」


真姫「ポジションはどこなの?」クルクル


雪穂「DFです!」


花陽「わぁ…!私もだよ!」


花陽「一緒に頑張ろうね!」


凛「凛も!凛もだよ!」


雪穂「はい!よろしくお願いします!」


にこ「このにこにーが明日までに色々叩き込んであげるわ!」


希「どっちかっていうと教えてもらうことの方が多そうやけど……」


凛「……反面教師……」ボソリ


にこ「聞こえてんのよ!!」グリグリ


凛「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


絵里「あの……雪穂ちゃん?」


雪穂「はい?……あ!亜里沙のお姉さん!」
370 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:13:39.82 ID:ELLaxkkz0

絵里「!やっぱり亜里沙を知ってるのね!」


雪穂「はい!よく話は聞いてますよ!」


絵里「それで……最近亜里沙におかしなことなかった?」


雪穂「おかしなこと……?」


雪穂「あ〜……そういえば」


絵里「な、なに!!」バッ


雪穂「帰りよくクレープとか一緒に食べてたんですけど、なくなったな〜って」


雪穂「基本まっすぐ帰るようになりましたね」


雪穂「ダイエットでもしてるのかな?」


絵里「それは………いつごろから?」


雪穂「えーっと……」


雪穂「あんまりはっきり覚えてないですけど……一、二ヶ月ぐらい前……ですかね」


雪穂「普段はなにも変わったとこはないですけど…」


絵里「一ヶ月前……」


絵里「そう……ありがとう」


雪穂「い、いえ……何かあったんですか?」


絵里「大丈夫よ」ニコッ
371 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:14:18.26 ID:ELLaxkkz0










真姫「凛、今日もやるでしょ?」ヒソッ


凛「当たり前だにゃ!」


希「な〜にを企んでるんかなぁ?」


真姫凛「な、なにも!!」
372 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:15:23.20 ID:ELLaxkkz0











穂乃果「じゃあバイバーイ!海未ちゃんことりちゃん!」


海未「はい、明日頑張りましょうね」


ことり「絶対勝つよー!」


雪穂「うん!今日はありがと〜!」











穂乃果「じゃあ帰ろっか!」


雪穂「……ごめんお姉ちゃん」


雪穂「用があるから先に帰っててくれる?」


穂乃果「もう暗いし穂乃果もいくよ?」


雪穂「大丈夫だよ!すぐ終わるし」


穂乃果「そう?気をつけるんだよ!知らない人には……」


雪穂「もうそんな子供じゃないよぉ!!」
373 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:16:16.08 ID:ELLaxkkz0









穂乃果「まだ〜、ゴォルじゃなぁ〜い♪」テクテク


穂乃果「今日の晩ご飯はなーにかな?」テクテク


穂乃果「?」


穂乃果(家の前に誰かいる……)


???「久しぶりね」


穂乃果「……誰」


???「あら、忘れちゃったの?」テクテク


穂乃果「あ、あなたは!」
374 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:17:32.66 ID:ELLaxkkz0









穂乃果「綺羅さん!」


ツバサ「こんばんは、高坂穂乃果さん」


穂乃果「な、なにしに来たんですか…!」


ツバサ「……試合前に、リーダーであるあなたに言っておこうと思って」


スッ


穂乃果「ちょ、ちょっと……!」


ツバサ「この間の練習試合のこと……」


ツバサ「ひどいプレーをしたこと……謝るわ」


ツバサ「本当にごめんなさい」


穂乃果「………」


穂乃果「確かに……私たちはあの試合で怪我もしました」


穂乃果「辞めた子はいなかったけどそれなりにダメージもありました」


穂乃果「でも……なんの意味もなくしているようには思えませんでした」


穂乃果「希ちゃんの家と部室にあった薬のこともあるし……」


穂乃果「なにか……意味があったんですよね?」
375 : ◆GVk5EaqDnY :2018/05/03(木) 14:18:35.80 ID:ELLaxkkz0

ツバサ「東條さん?」


ツバサ(あんじゅが薬局でコソコソしてたのはそういうこと……)


穂乃果「はい……」


ツバサ「ええ、それは確かに私たちよ」


ツバサ「あなた達にひどいことした訳も確かにある……でも」


ツバサ「ごめんなさい………まだ答えられないの」


穂乃果「………」


ツバサ「お願い……今更私たちが言えることじゃないかもしれないけど……信じて」


穂乃果「……」


穂乃果「わたしたち、決めたんです」


穂乃果「綺羅さんたちに本当のことを聞くまで、信じようって!」ニコッ


ツバサ「………!」パァァ!


穂乃果「本当のことを言ってくれるまで、待ってますから」


ツバサ「……ありがとう、本当に」ペコッ


穂乃果「だ、だから顔あげてくださいぃ!!」


穂乃果(先輩に頭下げられるのムズムズする!)
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