【ガルパン】『代役の隊長と本物の隊長が戦ったらどっちが勝つの?』

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168 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:32:39.63 ID:8i+D7eJy0


― 観客席


沙織「す、凄い…梓ちゃん達、みぽりんと互角に戦っているよ」

麻子「五十鈴さんの運転も悪くない、今度寝坊した時は五十鈴さんに代わってもらおう」

優花里「それだと砲手がいなくなります!そ、それより、私達はどっちを応援したらいいのでしょうか!?」


優季「梓、やるぅ〜」

あゆみ「西住隊長の匂いを嗅ぐ為に粘っているのかな」

あや「いや、流石に梓でも…いや、あるかも」

桂利奈「梓、がんばれー!」

あや「とにかく、梓が頑張っているから、応援しなくちゃ!!」

桂利奈「あい!梓、がんばって!!」

優季「ファイトぉ、梓ぁ〜!」


優花里「ウサギさん達は代役の澤殿を応援してますね!」

沙織「んじゃ、華には悪いけど、私達は隊長の応援でみぽりんを応援するよ!」

麻子「おー」

優花里「西住殿ー!!頑張ってくださーい!!」


紗希「…」

あゆみ「どうしたの、紗希?」

紗希「あほ…」

あや「そっか!今の梓は西住隊長の代役だっけ」

桂利奈「だったら!ちゃんと、名前で呼ばないと!!」


169 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:35:19.50 ID:8i+D7eJy0


 『あずさー!』 『がんばれー!』

 『みぽりんー!』 『にしずみどのー!』


柚子「観客席からは、両隊長への熱い声援が響いております!」

千代「戦車道は砲弾、戦車の走行音が激しく響きわたる場所ですが」

しほ「声が届きにくくとも、応援は何よりも心に響く物ですから大切です」

柚子「ごもっともです、ではその観客の声を拾ってみましょう!!」



 『にしずみどのー!!』 『あほー!!』

  『みぽりんー!!』  『あほー!!』 

   『にしずみさーん』 『あほー!!』

    『みーほ! あーほ!あーほ!』



みほ「……」


まほ「みほ!集中を切らすな!」

みほ「あっ!?」



梓「す、隙ありです!!」


170 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:38:48.98 ID:8i+D7eJy0


 ドゴォ!! ガガガッ!!


みほ「くっ…まだ大丈夫…」

アンチョビ「ああ、だが、横っ面は叩かれたぞ」

まほ「周りの声に気を取られるなんて、まだまだだな」

みほ「ご、ごめん…」

ケイ「ほらほら、立て直さないとまた攻めてくるわよ!しっかり運転してよ!マポリン!」

アンチョビ「距離を取って狙いたい、まぽりん頼む」

まほ「わかった、あと、まぽりんはやめろ」

カチューシャ「なによ、まぽりん、動揺しないで普通の対応じゃつまらないじゃないの」

まほ「あのなぁ…」

みほ「あはは…」

ケイ「ミホ、私達はいつものアンコウメンバーじゃないけど、リラックスしていつものミホらしくね!」

みほ「は、はい!」


171 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:44:47.28 ID:8i+D7eJy0


― 観戦席


ミカ「ふふっ面白い試合だね」ズズズ…

西「ええ!」ズズズ…

ダージリン「貴女達、何を飲んでいるのよ…」

西「我々もダージリン殿に倣って、お茶を啜りながら観戦してみようかと」

ダージリン「それで、二人は何を飲んでいるかしら」

西「日本人なら当然の緑茶です!」

ミカ「このコーヒーには人生の味わいのすべてが含まれているんだよ」

ダージリン「飲むなら紅茶になさい」ズズズ…

ダージリン「さて、今はこの淹れたてのお茶のように熱く攻めたてている代役さん達ですけど…」

西「けど、なんでしょうか?」

ミカ「冷めてしまうと…って事かな」

ダージリン「ええ、ここからですね、流れも変わりますわ」




梓「ぐっ…」(さっきのチャンスで仕留められなかった…)


172 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:48:58.62 ID:8i+D7eJy0


愛里寿「大丈夫?」

梓「…え?、う、うん!大丈夫だよ!」ハァハァ…

愛里寿(やっぱり…勝負が長引くと疲労が…)

華「くっ…まだです…」ハァハァ…

愛里寿(澤さんもだけど、五十鈴さんの方が…只でさえ慣れないポジションの上に相手が隊長達だから…)


梓「き、来ます!回避してください!!」

華「は、はい!!」


愛里寿(集中し過ぎで、このままじゃ体の方が追いつかなくなる…)


典子「相手の攻撃激しいけど、ドンドン狙って行くよー!!」ガコン

あけび「はい!」ドコーン


愛里寿(体力オバケ…、この二人は大丈夫そう)


173 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:51:22.45 ID:8i+D7eJy0


柚子「どうしたことでしょう!代役の方が防戦一方になってきています!!」

しほ「やはり、長期戦になると両者の経験が如実に出てくるわね」

千代「このまま、ズルズルと続けば結果は明らかですよ」

エリカ「…」(このまま、終わるの…)

しほ「さて、どう出るかしらね、お互い」

エリカ「くっ…」(しっかりしなさいよ!)

千代「エリカさん」

エリカ「は、はい!」

千代「今、どんな気持ちですか?」


174 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:54:44.33 ID:8i+D7eJy0


エリカ「へ?」

しほ「……」

千代「くやしいですか?」

エリカ「おっしゃる意味がわかりませんが…」

千代「気づいてないと思うの?さっきから貴女、複雑な顔で勝負を見ているんですよ」

エリカ「うっ…」

しほ「エリカ、思う所があるなら言ってみなさい、少なくとも、ここにいる者は貴女の心情を受け止められないほど狭量ではありません」

千代「ほらほら、言ってみなさいよ、エリカちゃん」


175 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:56:23.15 ID:8i+D7eJy0


エリカ「私は…なんでここにいるんだろうって思いました」

しほ(私が無理矢理連れて来た…とは言わないでおきましょう)

千代「しほちゃんに無理矢理に連れて来れられたんでしょ」

エリカ「そうです」

しほ「……」

エリカ「始めは、このバカげた勝負を見ている側で良かったって思っていたんですけど…」

エリカ「戦車道になって…みほと隊長が戦車に乗っているのを見てて…」

エリカ「なんで私は見ているだけなんだろうって思うと…」

しほ「貴女も娘達と同じ戦車に乗りたかったのですか?」

エリカ「それも…はっきりしないんです…」

エリカ「三人で戦車に乗ってみたい…でも、あの二人とも戦ってみたい…どっちとも言えなくて、モヤモヤして…」

千代「それで、戦っている澤さんや愛里寿達が追い詰められているのが歯がゆいって訳かしら?」

エリカ「…多分、そうだと思います」


176 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 00:57:36.55 ID:8i+D7eJy0


しほ「なるほど…」

千代「戦いたいなら、ちょうどここに小山さんも含めて戦車を動かせる人員いますし」

しほ「適当な戦車持ってきて、乱入して全員倒しますか?」

柚子「すいません、それはちょっと趣旨から逸れてしまうので…」

千代「冗談よ、だったらエリカちゃん」

エリカ「はい」

千代「応援してあげて」


177 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 01:00:29.24 ID:8i+D7eJy0


エリカ「お、応援…」

千代「ここにマイクがあるでしょ」

千代「それをボリュームを最大にするでしょ…」

千代「はい、後はエリカちゃんが応援なり、ヤジなり、喝なり、好きに吠えるといいわ」

エリカ「え、ええっ!?」

しほ「このままだと、みほ達に蹂躙されて御終いになるだけよ?言いたいこと言ってやりなさい」

エリカ「え、でも…解説がそんな事を…ねぇ…小山さんもそんな事されると…」

柚子「私、実況で忙しいので、そこまで気にかけられません」ニヤリ


柚子「あぁーっとー、本物チームの攻撃の前に代役チームは風前の灯かぁー」ニヤニヤ

エリカ「うぐっ」

千代「ほらほら〜、エリカちゃん〜」ニヤニヤ

エリカ「い、家元ぉ…」

しほ「……」ニッコリ

エリカ「〜〜〜〜ッ!!ああっ!もう!!わかったわよ!!」







梓「…距離を取ろうにも、こっちの動きより相手の方が…もう駄…」ハァハァ…


???「こぉらぁっ!!」


178 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 01:02:40.00 ID:8i+D7eJy0


エリカ『澤梓ぁっ!!』


梓「え、エリカさん!?」

愛里寿(お姉ちゃん…)


みほ「エリカさん?」

まほ(エリカ…)


エリカ『何、腑抜けた戦いしてんのよ!!』

エリカ『この前、私と戦りあった時のアンタは、そんなモンじゃなかったでしょ!!』


梓「エリカさん…」


エリカ『憧れのみほの前だから萎縮してんじゃないでしょうね!!』

エリカ『いい!アンタはみほの匂いが好きな変態なんだから』

エリカ『だったら、そのまま突き進んでみほを押し倒すくらいの根性みせなさいよぉ!!』


みほ「……」


梓「変態じゃありません!!////」

愛里寿(変態なの?…)ヒソヒソ

華(どちらかと言えば、変態…だと思います)ヒソヒソ

典子(根性!?)

あけび(キャプテン、単語に反応しすぎです)


179 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 01:03:59.11 ID:8i+D7eJy0


エリカ『あと、みほも!!』


みほ「は、はい!!」


エリカ『後輩だからって手加減してんじゃないでしょうね!!』

エリカ『いいこと!!梓が勝とうがみほが勝とうが…』

エリカ『最終的には、来年、黒森峰が…私がアンタ達全員ぶっ潰してやるんだから、』

エリカ『みっともない試合だけはしないでよね!!…以上!!』


みほ「……」

梓「……」




エリカ「あぁぁぁぁ!!何言ってんのよ!!私ぃっ!!/////」バンバン!

千代「うふふ、よかったわよ、エリカちゃん」ニコニコ

しほ「ええ、みほにまで、啖呵を切って…これからのエリカに期待してるわ」

エリカ「ううう…余計な事まで言ったかも…」


180 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/08(日) 01:05:21.51 ID:8i+D7eJy0
今回はここまでとなります

続きは不定期になりますが投下させてもらいます

ありがとうございました
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 09:21:52.20 ID:9fNxcgiT0

さらっと性癖をバラされてる澤ちゃん…と考えたところで結局全国にバレてたからいいやと思った
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/09(月) 14:54:43.18 ID:qvbIdmEq0

これを見たら、あんこうVSママさんの親子対決が見たいと思いました
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 14:59:36.26 ID:EhK4h4lP0
sageないksにそんなシーンはもったいないと思いました
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 16:03:06.84 ID:qvbIdmEq0
sageることを忘れてしまい申し訳ございません
以後気をつけます
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/10(火) 01:56:50.71 ID:GGNpZGrJ0
戦車戦はパンツァーハイになるからな・・・
違うものも上がっちゃったんだろう
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 20:44:36.04 ID:HkW4h1zI0
千代さんがエリカにやたら親しげだなと思ったけどそう言えば代役で親娘ハグを交わした仲だったな
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 23:32:23.31 ID:brKe1liT0
なにせ愛里寿のお姉ちゃんだからな
188 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:17:29.30 ID:lcXWZ3Cy0
いつもありがとうございます

残りからラスト投下させていただきます
189 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:18:20.11 ID:lcXWZ3Cy0


梓「エリカさん…ありがとう…よし!」

梓「皆さん聞いてください、このままだと不利になる一方です…」

梓「だから…次で勝負をかけます!」

華「ええ、私は異論ありません」

典子「マッチポイントだな!決めるぞ!」

あけび「はい!こっちは大丈夫です!」

愛里寿「うん、それしかないと思う」

梓「あとは西住隊長が受けてくれるかどうかだけど…」カパッ


190 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:20:50.86 ID:lcXWZ3Cy0


アンチョビ「相手の車長が何か伝えようと出て来たな…」

まほ「さっきのエリカの言葉で腹をくくったようだ、目に力がある」

カチューシャ「どうするミホーシャ、このままじわじわ攻めてれば確実に勝てるわよ」

みほ「…受けて立ちます」

まほ「当然だな、西住流に後退はない」

みほ「違うよ、お姉ちゃん」

みほ「西住流とかじゃなく、私は大洗の西住みほで、澤さんは私の大事な後輩だから…」

みほ「受けて立ってあげなくちゃいけないんです」

ケイ「イエース!当然よね!!だったらしっかりと伝えてきなさい!」

みほ「はい!」カパッ


191 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:24:22.68 ID:lcXWZ3Cy0


梓「西住隊長」(出て来てくれた…)

みほ「澤さん…」

みほ「これで決めます」

梓「はい!!望むところです!!」



梓「西住隊長が受けてくれました!」

華「みほさんなら当然です、最後ですから思いっきりぶちかましますわ」

愛里寿「五十鈴さん、ギアはもう少し早く繋いでも大丈夫、あとアクセルはもう一踏み半でもっといけるはず」

華「わかりました」

愛里寿「あと、磯辺さんと佐々木さんは、もうワンテンポ早くできる?」

典子「了解です!どれくらい縮めればいいですか!」

愛里寿「えっと…、タン、タンを、タ、タン…って感じなんだけど…」

あけび「わかりました!!」

典子「よぉーし!佐々木!クイック速攻だ!」

梓「愛里寿、ありがとう私じゃこんな指示出せなかったよ」

愛里寿「そんなことない、ここまで戦えたのも車長の…あ、梓先輩の力だから///」

愛里寿「だから…勝とう」

梓「うん!!」


192 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:26:48.08 ID:lcXWZ3Cy0


 ゴゴゴ…


柚子「両戦車、お互いに距離を取っています…」

しほ「勝負にでますね」

千代「ええ、これで最後…結果はどうなるかは別にして」

エリカ「……」
 

 ゴゴ… 


梓「……」

みほ「……」




みほ・梓「「 前進!! 」」


 ギャギャギャッ!!


華「行きます!」

まほ「発進!」


193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/14(土) 23:28:12.31 ID:lpLVSu3K0
前進と発進てほぼ同じ…
194 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:28:45.50 ID:lcXWZ3Cy0


梓(もっと近づいて…)

みほ(勝負は一瞬…)


 ゴゴゴゴ!!


ケイ「ォ…ッケイ!」ガコン!

典子「根…性っ!」ガコン!


 ゴゴゴゴゴゴ!!!


みほ「!!」

梓「!!」


みほ・梓「「 発射!! 」」


アンチョビ「……」カチッ

あけび「……」カチッ


 ドカン! ドカン!


195 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:30:53.98 ID:lcXWZ3Cy0


柚子「……」

エリカ「……」

しほ「長かった戦いよ…」

千代「さらば…」



 モクモクモク…

     …シュポッ!







蝶野「代役チームW号、走行不能… 本物チームの勝利!! 」


  最終勝負終了 ○本物(4勝1分) ●代役(3勝1分)


196 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:33:36.28 ID:lcXWZ3Cy0


柚子「さ、最終勝負を制したのは、本物チーム! これにより真の隊長は本物チームとなります!!」

エリカ「……」(やっぱりか…でも、惜しかったわよ)

しほ「見事」パチパチ

千代「久しぶりに胸躍る戦いを見させて頂きました」パチパチ


ダージリン「当然の結果です、と言いたいですが、とても素晴らしい勝負でしたわ」パチパチ

西「これぞ、戦車道です!!」パチパチ

ミカ「まったく、見入ってしまったよ」パチパチ


杏「あちゃー、ダメだったかー」

桃「あぁ…勝てたかもしれんのに!!」

ねこにゃー「負けちゃったけど…でも、とっても凄かったにゃー!」



華「あと、もう少しでしたのに…私、くやしいですわ!」

典子「くそー!届かなかったかぁー!」

あけび「くやしいです〜」

梓「……」

愛里寿「梓先輩…残念だったけど…」

梓「ぅ…」ジワァ…

華「さ、澤さん?」

梓「ふぇぇ…」ポロポロ…


197 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:37:21.90 ID:lcXWZ3Cy0


梓「ひっぐ…ひっぐ…」

華「澤さん、泣きやんで…」

愛里寿「ど、どうしよう…」オロオロ


みほ「さ、澤さん…」

カチューシャ「まったく、負けて泣くなんてね」

まほ「それだけ悔しいのだろう、カチューシャならわかるだろ」

カチューシャ「ふ、ふん!うるさいわよ!」

ケイ「ほーら、ミホ!勝者としてアズサのところに行ってあげなさいよ!」セナカバシーン!

みほ「ふぇ?は、はい!」

アンチョビ「意外だな…てっきりケイが行くかと思ったんだがな」

ケイ「そりゃ、アズサは一緒に戦った可愛い子よ、でもミホを差し置いて出しゃばるほど野暮じゃないわよ」

まほ「結果としては我々の勝ちだが、まだまだ精進しないとな」

カチューシャ「ええ、あの子はあの泣いた分だけ強くなるでしょうしね」

ケイ「戦車道は戦車に乗るだけじゃない!その道の次に続く者を導くのも重要だからね!」

まほ「その辺は、みほは疎いからな、いい経験になるだろう」


198 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:40:11.72 ID:lcXWZ3Cy0


みほ「さ、澤さん…あの、その…」

梓「に、に゛じずみせんぱい…」メソメソ

みほ「……」(ど、どうしよう…なんて声を掛けてあげれば…)

梓「うわぁぁぁん!!」ボロボロ

みほ「その…泣き止んで…」




しほ「よろしいですか?」


199 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:43:17.28 ID:lcXWZ3Cy0


みほ「お、お母さん…」

しほ「差し出がましいようですが、一言言わせてもらおうと思いまして」

梓「ひっぐ…」

しほ「澤さんも、そのままで良いから聞いてください」

梓「…」コクコク

しほ「素晴らしい試合でした」

しほ「それに対して非礼ですが、当初、私は澤さん達が何もできないまま、すぐに倒されると考えておりました」

みほ「……」

梓「……」

しほ「何故、ここまで戦えたかわかりますか?」


200 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:47:50.99 ID:lcXWZ3Cy0


みほ「私に油断があったから…?」

しほ「それは一部分ね、すぐに持ち直しましたし」

しほ「私が思うに、澤梓さん…貴女が自分らしさを貫いたからです」

梓「私らしさ…」

しほ「ええ、みほの代役としての澤さんでしたが、実際の戦車道では貴女の個性が見えました」

しほ「みほを慕い、みほの背中を見つつ、己の戦車道を形作ろうとする強い信念さえ感じます」

しほ「そう、みほが西住の教えだけに囚われず自分の戦車道をしているようにね」

みほ「お母さん…」

しほ「だからこそ、自分の全力を出し切っての敗北です、涙も流したくなるでしょう」

梓「…はい」

しほ「だって、貴女はみほの代役ではない…アズサーなんだぜ」キリッ

梓「あ、アズサー?」

みほ「だぜ?」

しほ「コホン…、アズサーは忘れて!」

みほ「は、はぁ…」


201 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:50:21.32 ID:lcXWZ3Cy0


しほ「みほ」

みほ「は、はい」

しほ「悔しくて泣く後輩に胸の一つでも貸すくらいの器量を持ちなさい」

みほ「え?」

梓「!!」ピクッ!

しほ「みほはまほと一緒だったから、そういう経験があまりないのはわかりますけど」

しほ「しっかりと先輩してあげなさい」

みほ「う、うん…そうだよね、悔しくて泣いているんだし…」

みほ「澤さん…その…私の胸で良かったらいっぱい泣いていいから…」

みほ「えっと…おいで?」

梓「うひゃぁぁ!!西住せんぱーい!!」ガバッ!


202 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:53:33.29 ID:lcXWZ3Cy0


 ギュウウウ!!


梓「私!もっと!がんばります!!」クンカクンカ

みほ「うん」ナデナデ

梓「だから、見捨てないでください!!」クンカクンカ

みほ「そんな事しないよ、それより澤さんにはもっと色んな事やってもらいたいって思ってるからね」

梓「色んなこと…」ハァハァ…

しほ「ふふっ、美しい先輩後輩ね」

梓「わ、私なんでもします!だから、これからも指導よろしくおねがいします!!」クンカクンカ

みほ「う、うん…ちょ、ちょっと、澤さん!そんなに強くこられると…きゃっ!」ドタッ

しほ「…あれ?なんか様子が…」

エリカ「ああ、ここにいたのね二人とも、みほも梓もいい試合だったわ…に?」

梓「西住先輩ーっ!!」クンカクンカ

みほ「うう…起こしてぇ〜」ジタバタ


エリカ「み、みほが…梓に押し倒されている…」

しほ「み、みほォ!!」



203 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/14(土) 23:59:38.23 ID:lcXWZ3Cy0




……


こうして隊長同士の対決も終り、私は積極的な澤さんの行動とか、成長とかにおどろいたりで、

私自身も色々と頑張らなくっちゃって考えたりもしてます!

そんな中、他の皆さんはと言うと…



― サンダース


あけび「ケイさん…この戦車の上にあるポールは?」

ケイ「アケビ!これは戦車の上でポールダンスをおどる“タンクポールダンス”よ!」

ケイ「せっかくそれだけのダイナマイトバディを持ってるんだから見せつけないと!」

あけび「ふぇ〜」

ケイ「さぁ!レッツダンシング!!」

あけび「よ、よっと…」Y字バランス

ケイ「ワォ…スゴイわね…私はこれくらいしか足上がらないわよ…」

あけび「ケイさん、身体の方は硬いんですね…そうだ、私がレッスンしてあげますよ…」ニヤリ

ケイ「あ、アケビ?ノォ!そんなとこ掴んで…ダメ!これ以上は上がらな…ノ、ノォォ!!////」


204 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:03:37.51 ID:9L/aliXL0


涙目で下半身を抑えてたケイさん…佐々木さんと何かあったのかな?

ダンスのレッスンがどうとか…そうだ運動と言えば、あの後カチューシャさんは…



― プラウダ


ぴよたん「さぁ、カチューシャ、こっちに跳ぶっちゃ!」

カチューシャ「え、ええ、今行くわ…」プルプル…

ノンナ「カチューシャ、そんなことする必要ありません!」

カチューシャ「ノリーシャに出来て、カチューシャに出来ないなんてことないのよ!」

典子「最初の踏み出しに勢いをつけるんだ!」

カチューシャ「わかったわ…えい!!」ピョン!

ノンナ「ああ!カチューシャが私から離れて…」メソメソ


 ガシィ!


ぴよたん「よっと!上手く出来たぴよ!」

ノンナ「さぁ、カチューシャ!今度はこっちへ跳び移って!」


クラーラ「何をしてるんです?カチューシャ達は」

アリーナ「なんでも、肩車から肩車へ跳び移る練習見たいじゃ」

ニーナ「カチューシャ様、あれでやられたのさ悔しいみでえで」

クラーラ「ああやって飛び移るの見たことありマス…たしか…猿回し?でしたでしょうか?」

ニーナ「それ、カチューシャ様の前で言っだら、粛清だべ」

アリーナ「んだんだ」


典子「根性!!」ピョン!

カチューシャ「根性!!」ピョン!

典子・カチューシャ「「 ド根性!! 」」ピョンピョン!


205 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:07:31.98 ID:9L/aliXL0


騎馬戦の時のカチューシャさん、とってもパワフルでした!

そんな元気なのと対称的だったのが…


― アンツィオ


ミカ「ねぇ…私の顔ってのはそんなに気に障るのかなぁ…」ポロロン

アンチョビ「そんなことないと思うけどなぁ」

ミカ「でも、西住の家元は…私の顔が気に入らないみたいで…うう…」

アンチョビ「私はミカの事、大好きだぞ!ほーらピッツァ食って元気出せ!」

ミカ「うん、美味しい…でも、甘い物があるともっと元気になれるかもしれないんだけどなぁ…」チラリ

アンチョビ「仕方ないなぁ…なんでもいいぞ!リクエストに答えてやる!!」


カルパッチョ「ドューチェ…継続さんに乗せられているのに気づいてるかしら」

ペパロニ「あんな感じで将来ダメな男に尽くすかもしんないスねー、アンチョビ姐さん」


ミカ「お土産も欲しい」

アンチョビ「仕方ないなー!!もってけドロボー!!」


206 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:11:28.26 ID:9L/aliXL0


ミカさん、お母さんが迷惑かけました…

料理と言えば、あの後、西さんは約束通り…



― 知波単


カチューシャ「キヌーシャ!約束のボルシチよ!!」

西「おお!これが ぼるしち ですか!」

西「この血のように赤い汁… 死地へ昇る という意味でぼるしちなのですな!!」

カチューシャ「普通にロシアの家庭料理よ…物騒なモンにしないでちょうだい」

カチューシャ「さぁ、たくさんあるから食べて!!」

西「あの…その横の五右衛門釜のように大きな鍋は…?」

カチューシャ「もちろん、全部ボルシチよ!キヌーシャとハナーシャがいるから足りないくらいだけどね!」

西「あの…五十鈴殿が、何故かここにはいないのですけど…」

カチューシャ「あら、そうなの?でもハナーシャより大食いのキヌーシャなら平気よね!!」ニコッ

西「ぐっ… がっ…」

カチューシャ「さぁ!キヌーシャ、突撃よ!!」


 西… 決死のダイブ…!  ボルシチの海っ…!


207 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:15:20.11 ID:9L/aliXL0


あの後、西さんと知波単の皆さんでなんとか完食して記念撮影したみたいです

せっかく料理があったのに華さん…どこ行ってたのかな?



新三郎「……」

華「新三郎、探しましたよ」

新三郎「お、お嬢!?どうしてここに?」

華「まったく、逃げ出すなんて何事ですか」

新三郎「も、申し訳ございません!五十鈴家にご迷惑をおかけしまして!!」

華「まぁ、メイドと言うのは当家では未知の物ですからね」

華「理解しろと言うのも無理もありません…ですから新三郎」スッ…


  メイド服


新三郎「こ、これは…」(ま、まさか…)

華「ええ、この服に着替えて一緒にメイドを学びましょう」

新三郎「うわぁぁぁ!!」





……

  ファン…ファン…


警官「そこのメイド服の人力車ー、止まりなさいー」


新三郎(メイド服)「お、お嬢!!パトカーが!!」ガラガラガラ…

華(メイド服)「ぶっちぎりなさい!新三郎!!」

華(ああ!砲手の私ですが、操縦がこんなにも楽しい物なんて!戦車道、奥が深いですわ!)


208 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:19:31.32 ID:9L/aliXL0


華さんが、すごくうっとりした顔で帰ってきて…新三郎さんは真っ青で…一体何があったんだろう…

そうだ、マナー教室に行くって事になってた河嶋先輩も真っ青…というか真っ白になってました



桃(メイド服)「……」チーン

杏(メイド服)「いやー、まさか、ここまでしっかりと教育してくれるなんて思わなかったねー」

柚子(メイド服)「勉強になるね、桃ちゃん」

桃(メイド服)「……」チーン


役人(執事服)「河嶋、しっかりしなさい」キリッ


桃「な、何故!文科省の役人がこんなとこにまで来ているんだ!!」

役人「言葉を慎みなさい、文科省の人間としても一個人としても、河嶋さんは教育しなければならないという使命感からです」

杏「そーだぞ、かーしま、しかし辻ちゃん、執事服ほんと似あうねー」ニヤニヤ

役人「////コホン…、角谷君、君も軽口は控えなさい」

柚子「よかったね、桃ちゃん、こんなエリートの人達に気にかけてもらって」


桃「いいもんかー!この役人だけでなく、もう一人の教育係が…」


209 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:22:30.15 ID:9L/aliXL0


まほ(メイド服)「河嶋、さっき教えたことを活かしなさい」キリッ


桃「なんで西住のお姉さんまで出てくるんだぁー!!」

まほ「それは、まぁ…河嶋さんは私の代役だったからな…気にかけてあげないと思ってな」

役人「私とメイド長の西住さんとで、河嶋さんにマナーを叩き込んであげます」

まほ「西住メイド流に後退はない」キリッ

柚子「まさか、あの西住さんのお姉さんが来てくれるなんて、思いもしなかったよね」

杏「案外、可愛い服着てみたいーとかだったりして」

まほ「そ、そ、そ、そんなことないぞ!////」

柚子(あっ…)

杏(図星かー)


桃「うぅ…あんまりだぁ…」

役人「あらかじめ伝えておきます、この講義の後に河嶋さんには卒業試験を兼ねた実技をしてもらいますので」

桃「試験…自信がない…」

杏「がんばれ、かーしま、ここで身に着けたことは社会で役に立つって!」


役人「その卒業試験で河嶋さんに接客して頂きたい人物というのが…」


しほ「よろしくお願いします」ゴゴゴゴ…

理事長「粗相しないよう期待しているよ!」ニカッ

役人「このお二人です…」

まほ「その、なんだ…頑張ってくれ…」


桃「うわぁぁぁん!!」


210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 00:25:17.09 ID:8zIiXI1N0
>まほ「それは、まぁ…河嶋さんは私の代役だったからな…気にかけてあげないと思ってな」


気にかけてあげないのかよ・・・
211 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:30:34.05 ID:9L/aliXL0


河嶋先輩、ご苦労様です…

ダージリンさんも色々と大変でした…その後はと言うと…



― 聖グロ


ダージリン「今回も散々でしたわ…」コポ…

ダージリン「大体、私への扱いがあんまりじゃないこと!」トクトク…


 ギュピ… ギュピ…


ダージリン「こ、この足音は…!?」ガクガクブルブル


ねこにゃー「何をしているんだにゃあ?」ゴゴゴ…

ダージリン「お、お茶を淹れているだけですわ!」

ねこにゃー「一人用のポットでかぁ?」

ダージリン「そ、そ、そうよ!」(もう駄目ですわぁ…、また殺されるぅ…)

ねこにゃー「……あ、あの」

ダージリン「へ?」

ねこにゃー「その、さっきはごめんなさい…、腕の事も気になって…」

ねこにゃー「それで、ボクに何か出来ることあったら…って思って」モジモジ

ダージリン「そ、そうでしたの…」

ねこにゃー「め、迷惑だったかな…」

ダージリン「ふう…終わったことです、気にしなくてもよろしいのに」

ダージリン「しかし、どうしてもというなら、仕方ありません…仮にも私の代役を務めるというのなら紅茶くらい淹れられないとね」

ダージリン「淹れ方や作法をお教えしますから、カップを取ってきてくださる?」

ねこにゃー「わかったにゃ!フハハハ!茶祭りをあげてくれる!」


  パリーン


ねこにゃー「あ…カップに触れたら、割れちゃった…」

ダージリン「きゃあぁぁ!!…まい泉のティーカップがぁ!!」


212 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:34:05.74 ID:9L/aliXL0


そして、この撮影の後…一番、とんでもない事になったのが…



愛里寿「プップー♪!!」

エリカ「あ、愛里寿…なにを怒っているのよ…」

愛里寿「プップー♪!!」

エリカ「え?“審査の時は私だけ厳しいし、戦車道の時だって私も乗っていたのに声もかけてくれなかった”…って」

千代「……」(なんで、あれでわかるのかしら…)

エリカ「それは言ったでしょ、公平な審査で…」

愛里寿「プー♪!!」

エリカ「愛里寿の事を嫌いになんてなってないわよ」

愛里寿「プー…プップ♪!!」

エリカ「こ、コラ!、私はともかく実の母親までそんな風に言っちゃダメよ」

千代「ちよっと待って、エリカちゃん、愛里寿はなんて言ったの?」


213 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:39:28.54 ID:9L/aliXL0


エリカ「もぉ…機嫌直しなさいよ…私に出来ることなら何でもしてあげるから」

愛里寿「プッ!? …今、何でも島田愛里寿って言ったよね!」

エリカ「そんな風には言ってないわよ…んで、私にどうして欲しいのよ…」

愛里寿「うん!お願いしたいのはね…」キラキラ…




……


千代「え、えーと、皆に新しく紹介したい娘がいます…」

メグミ「家元、自らご紹介なんて」

アズミ「名だたる戦車乗りかしら」

千代「私の娘よ…」

ルミ「え!家元…、隊長とは別に行きずりの男と作って産んだ子供がいらっしゃったんですか!?」

千代「その変に生々しい設定で言うのやめて!!違いますから…一時的と言うか…レンタル移籍と言うか…」

千代「とにかく紹介するわ、愛里寿の姉になってくれる、エリカスさんよ…」

エリカ(フリフリドレス)「…イツ…シマダエリカスです…」

メグミ「うわぁ…」

アズミ「うわぁ…」

ルミ「うわぁ…」

愛里寿「二人とも違うでしょ!私のお姉ちゃん…“島田恵里寿”お姉ちゃんです!」

エリカ「コンゴトモヨロシク…愛里寿…お母様…」

千代「ええ、よろしく……」

愛里寿「よろしくね!恵里寿お姉ちゃん!!」ニコニコ


千代・エリカ(( どうしてこうなった!! ))



 END



214 : ◆u4BqTnPhoo [saga]:2018/07/15(日) 00:41:55.92 ID:9L/aliXL0
以上です

ありがとうございました
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 01:17:24.33 ID:ng1dTYYh0
お疲れ様です
これでエリカを介して西住流と島田流を組み合わせた全く新しい流派が生まれるんだな・・・
その場合エリカはどっちの籍に入れるかで盛大に揉めそうだけど
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 17:26:49.69 ID:YHODescH0
しほ「信じて送り出した教え子がライバル流派の家元親子に誑かされて家族ビデオレターを送ってくるなんて……」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 14:54:25.10 ID:UBmZwT0OO
エリあり尊い
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