【ラブライブ!】えりまきほの会

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325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:18:10.30 ID:1NPwJj170
穂乃果「まあどうせ次も行くんだし〜、とりあえずウーロン茶的なサムシング?」

絵里「ウーロン茶的なサムシングはそれきっとウーロン茶よ」

穂乃果「わかんないよ? ウーロン茶的なサムシングジュースがあるかも」

真姫「じゃあ私そのウーロン茶的なサムシングで」

穂乃果「よろしい」

絵里「えー、なら私何か甘めのサムシング」

穂乃果「絵里ちゃんそれ私選んでいいってことだよね?」

絵里「ダメ」

穂乃果「ダメじゃない! もう決めたから!」

絵里「早まるんじゃないわ穂乃果!」

真姫「うるさいうるさい」

穂乃果「店員さーん!」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:27:57.65 ID:1NPwJj170
絵里「なにこれ」

穂乃果「生搾りシークヮーサワー」

真姫「なんて?」

絵里「サワーなの?」

穂乃果「気持ちはね」

絵里「気持ちは大事ね、ええ。すっぱい……」

穂乃果「これで神妙な顔して」

絵里「じゃあ真姫が疲れない話、してあげるわ」

穂乃果「落ちがないやつ?」

真姫「いかにして愛を伝えたかとか、どれだけ希が愛らしいとか意外の終わり方して」

絵里「もうそれノロケじゃないわよ」

穂乃果「じゃあのんちゃん不思議エピソードちょうだい」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:29:24.87 ID:1NPwJj170
真姫「余計疲れそうなんだけど」

穂乃果「私あの、ちょうちょ追っかけて道に迷った話好き」

絵里「本人はあれ迷ってないって言い張ってるわ。そうね、最近なら……」

穂乃果「やっぱあるんだ」

絵里「あるのよ。野生のサボテンを捕まえてきたの」

真姫「野生のサボテン?」

穂乃果「真姫ちゃんサボテンわかんない?」

真姫「それはわかるわよ」

絵里「こう、緑の、棘がある多肉植物よ」

真姫「だからわかるわよ、野生のって何よ」

絵里「まあどこかで買ってきたんでしょうけど、家に緑が欲しかったんですって。曰く悪い気を吸い取ってくれるらしいわよ?」

穂乃果「絵里ちゃんそれ信じてないね」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:55:46.54 ID:1NPwJj170
絵里「まあ……希のことは一応信用してるけれど、その類はちょっと。だって悪い気吸い取るなら家の中全部緑にすればいいじゃない?」

真姫「その意見はわかるけれど、部屋の中全部緑だったらは気が狂うでしょうよ」

絵里「でもその前に運気のバランスがどうのこうのって言うの。何よバランスって。その釣り合いは一体どうやって決まるの? どうも納得いかないのよね」

穂乃果「まあ、そのうちいいことあったらサボテンのおかげだよ」

絵里「それくらいの気持ちで生きていく方がきっと楽なんでしょうね」

真姫「おそらく絵里の言う通りでしょうね」

穂乃果「細かいとこ気にしすぎなんだよ」

絵里「でもね、この先よ。同居人にこんなことされたら絶対気になるから」

穂乃果「こんなことって?」

絵里「まあね、私も野生に返してきなさいとは言えないし、ちゃんと世話するならいいと思ったのよ」

穂乃果「希ちゃんが毎朝水やってる絵って簡単に浮かぶね」

真姫「確かに」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:56:29.15 ID:1NPwJj170
絵里「実は毎日じゃなくていいのよ、乾燥してきたらあげるんだって」

穂乃果「へぇ」

絵里「でもね、毎日話しかけてる」

穂乃果「サボテンに?」

絵里「サボテンによ」

真姫「そりゃ急にミニトマトが出てきたりはしないわよね」

穂乃果「まあまあ、そっか。え? サボテンに何話すの? 今日もいい天気やね〜って?」

絵里「そうなの、ちょうどそんな風。よくわかるわね」

穂乃果「今ね、希ちゃんの気が語りかけてくれた」

絵里「じゃあ他にもどんなこと話しかけてるかわかる?」

穂乃果「えりち好き好き愛してるじゃない?」

絵里「近いわよ」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:57:10.14 ID:1NPwJj170
穂乃果「え? 近いんだ。適当に言ったのに」

絵里「いい線いってるわ」

穂乃果「真姫ちゃんなんだと思う?」

真姫「ならえりちのノロケじゃない?」

絵里「近いわね」

真姫「近いの?」

絵里「当たらずといえども遠からず」

穂乃果「え? 答えなに?」

絵里「“ありがとう”って言ってるの」

真姫「今まで近かった?」

絵里「ポジティブなこと、という意味で近いわ」

真姫「まあまあまあ……ありがとうって何に対する感謝?」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 01:57:43.74 ID:1NPwJj170
穂乃果「あれだよ、生まれてきてくれたことにじゃない?」

絵里「なのかしらね。でも突然脈絡もなく感謝されるサボテンの身にもなるべきじゃない?」

穂乃果「たしかに急に褒められたりしたら、この後騙し取られるんじゃないかって不安になっちゃうかもしれないね」

真姫「サボテン側の気持ち考える必要ある?」

穂乃果「そりゃ絵里ちゃんの前世ってサボテンだからね」

真姫「この前は自動改札機だったわよ」

穂乃果「あれ? なんでそうなったんだっけ」

絵里「いや、どっちも違うわよ」

穂乃果「なんか切符が美味しそうみたいなこと言ってなかった? あ、先祖が自動改札機だっけ?」

絵里「私の家系、複雑ね」

穂乃果「自動改札機が4分の1?」

絵里「実は3の方なの」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/21(木) 02:07:36.71 ID:1NPwJj170
真姫「サボテンはどこ行ったのよ」

穂乃果「サボテンは前世ね」

絵里「窓の前に置いてあるわよ」

穂乃果「今度見に行ってもいい?」

絵里「もうちょっと待って。ポジティブな言葉を言ってると早く花が咲くねんって希が」

穂乃果「スピリチュアルだね」

真姫「確かに水が美味しくなるだとか雪の結晶が綺麗になるだとかも聞いたことあるわね」

穂乃果「へぇ〜、それ実践してるんだ」

絵里「実践と言うよりかは実験してるんでしょうけど」

穂乃果「結果、出るといいね」

真姫「本当に咲いたら面白いわね」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 02:08:16.84 ID:1NPwJj170
なんでサボテンの話してんだ?
続く
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/21(木) 02:33:44.12 ID:7Ijm9X1aO
不思議系のんちゃん可愛い
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/22(金) 02:59:59.02 ID:tkJKvDhs0
本題がすでに思い出せない
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 22:32:15.47 ID:jrRmU7Sh0
続け!!!
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/29(金) 07:07:46.90 ID:znNnMYmHO
来てないか…
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 12:31:43.96 ID:w01Hg1tnO
三人とも酔いつぶれたか…
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:57:48.85 ID:MwaG637/0
穂乃果「絵里ちゃんはそれやんないの? やろうよ」

絵里「間に合ってるわよ、私はサボテンに話しかけてる希に話しかけてるから」

穂乃果「ありがとうって?」

絵里「生まれてきてくれたことに感謝ね。感謝の心は大事よ」

穂乃果「大事だね」

真姫「突然脈絡もなく感謝される希の身にもなるべきじゃない?」

穂乃果「多分まーた変なこと言ってるよくらいにしか思われてないんじゃない」

絵里「人がしょっちゅう変なこと発言してるみたいに言ってくれるわね」

真姫「5割はそうかもね」

絵里「ならもう5割は良いこと言うわよね?」

穂乃果「良いこと言おうとして変なことになりがち」

絵里「ちょっと」

穂乃果「なんか響く言葉言ってよ」

340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 00:58:53.56 ID:MwaG637/0
絵里「え? 愛してる?」

穂乃果「愛してる」

真姫「だから何の確認なのよ」

絵里「そうだ、穂乃果もサボテン育ててみたらいいのよ」

穂乃果「急に私も?」

絵里「壁よりサボテンのほうが話しかけたらいくらか返事してくれそうじゃない?」

穂乃果「まあ確かにね、おはよーって言ったらオハヨッて返してくれそうな感はあるね」

真姫「サボテンの声って高いわね」

穂乃果「なんとなくだけど重低音ボイスではないと思う。でも私壁とおしゃべりしてサボテンともおしゃべりするの?」

絵里「毎日楽しそうで良いんじゃない?」

穂乃果「そりゃ楽しいよ。ねえ?」

真姫「羨ましい限りよ」

穂乃果「真姫ちゃん楽しくないの? 私なんかこの前窓と喧嘩したもんね。なんで閉まってんの!? さっき開けたじゃん!って」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:01:08.74 ID:MwaG637/0
真姫「それは自分で閉めたんでしょ」

穂乃果「わかんない、スピリチュアルかもしれないよ?」

絵里「突然記憶がなくなったのかもしれないわ」

穂乃果「あ、そっち」

真姫「突然記憶なくなるのもまずいでしょうよ」

穂乃果「あー、でもね、私5分より前の記憶ないかも」

真姫「よく今まで生きてこられたわね」

穂乃果「えー、じゃあさ、昨日の晩ごはんとかちゃんと覚えてる?」

絵里「それすら覚えてないの?」

穂乃果「私昨日なに食べたっけな」

絵里「砂糖水?」

穂乃果「何が悲しくてお夕飯に砂糖水すすらなきゃいけないの」

真姫「そんな食生活してるから記憶力なくなるのよ」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:01:48.53 ID:MwaG637/0
穂乃果「あの人の言うこと信じちゃダメだって」

絵里「Trust Me」

真姫「説得力」

穂乃果「でも間違ってないかも、冷蔵庫の中に何も無さすぎてジュースだけ飲んで寝る日とかあるよね?」

絵里「ない」

真姫「ありえない」

穂乃果「ごめん」

絵里「わかればいいのよ」

穂乃果「なんだかなぁ。真姫ちゃん昨日何食べた?」

真姫「私? サラダ」

穂乃果「ご飯とサラダ?」

真姫「サラダだけ」

穂乃果「サラダオンリー?」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:03:09.29 ID:MwaG637/0
真姫「最近ずっとそう」

穂乃果「食生活がほぼほぼウサギだねそれ」

絵里「ダイエット?」

穂乃果「真姫ちゃんは必要ないでしょ〜」

真姫「あのね、夜は野菜だけでいいって気づいたの」

穂乃果「絶対お腹減るよね?」

真姫「でも夜って寝るだけでしょ?」

穂乃果「むしろお腹減って寝れないって」

真姫「頑張って寝なさい」

穂乃果「そこ頑張らないといけないの?」

真姫「朝食をしっかり摂っていれば、夜はそんなにエネルギーは必要ないのよ。わかる?」

絵里「私はわかったわ、ちゃんと食べてないから性欲が薄いのよ」

穂乃果「にゃるほど」

真姫「あなた、すぐそこに結びつけるわね」
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:04:29.03 ID:MwaG637/0
絵里「三大欲求だから通じてる部分はあると思うわ」

穂乃果「あ、今気づいたけどサラダオンリーって野菜ジュースだけ飲んで寝るのと変わらなくない?」

絵里「あら、さっきありえないなんて言っていたの誰だったかしら」

真姫「それとこれとは別物でしょう」

穂乃果「いや、野菜ジュース飲んで寝るのと変わんないもんね。一緒だよ」

真姫「野菜ジュースって言ったって、あんな砂糖水と比べないで」

絵里「手厳しいわね」

真姫「そういえば自動販売機って、あるでしょ?」

穂乃果「あるね」

真姫「まあ、あるのはいいのよ」

穂乃果「じゃあなんなの、自分で言ったんじゃん」

真姫「そうじゃないの、そこじゃなくて、品揃え」

穂乃果「西木野さんが最近意味わかんないものを発表するコーナー始まった?」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:05:24.20 ID:MwaG637/0
絵里「自動販売機の品揃えが意味わかんないの?」

穂乃果「もしかしてトマトジュースのバリエーションが足りてない?」

絵里「真姫ったら、血中のリコピン濃度が下がったら活動停止するものねぇ」

真姫「いいから聞きなさい」

穂乃果「あ、はい」

絵里「すみません」

真姫「あれってお水以外3種類しかないの異常だと思わない? でしょ」

穂乃果「3種類って、お茶と炭酸と、あとコーヒー? まあこんなもんじゃない?」

絵里「スポーツドリンクに、普通のジュースも入れたら?」

穂乃果「5種類あるよ真姫ちゃん」

真姫「違うわ、もっと単純よ。あなた達リコピン足りてないわね」

絵里「私達リコピンプアだったみたい」

穂乃果「カルシウムみたいな使い方しないでよ」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:06:49.99 ID:MwaG637/0
真姫「わかんないの? カフェインたっぷりか砂糖たっぷりか、もしくはその両方」

穂乃果「お茶は?」

真姫「お茶もカフェイン」

穂乃果「あ、そういう」

絵里「言われてみれば確かにね」

穂乃果「そんなの全然気にしたことなかったんだけど真姫ちゃん意識高すぎるよ」

真姫「たまになら良いだろうけど、でもカフェインと糖分取りすぎてる人多いでしょ? あんなの日常的に飲むもんじゃないわよ」

穂乃果「お? 絵里ちゃん?」

絵里「私は自己管理できてる方よ」

穂乃果「いやいや、絵里ちゃんも危なくなくなくない?」

絵里「なに、どっち」

穂乃果「コーヒーに砂糖入れるよね?」

絵里「多少はね」

真姫「別にコーヒーに砂糖を絶対入れるなとは言わないわよ。過ぎたるはなお、ね」
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/24(火) 01:11:03.54 ID:MwaG637/0
絵里「カフェイン中毒でもないし」

穂乃果「でもさ、前に『コンビニのコーヒーって結構美味しいのよね〜』つって頼んで」

絵里「まぁ……そんなことも言った気がする」

穂乃果「その後さ、置いてあるシュガー、掴み取りかって勢いでガバっと掴んで持ってったよね?」

真姫「絵里……」

絵里「あのねぇ」

穂乃果「いやもう私信じられないと思って、掴み取った砂糖全部入れんだもん。最後コップの底ザラザラになってんの、溶けきってないから」

真姫「糖尿病まっしぐらじゃないの、私ちゃんと言ったわよ」

絵里「待って、待って待って」

穂乃果「私あの後で店員さんに凄い謝ったんだよね」

真姫「節度は守りましょ?」

絵里「このトンデモ話信じるの真姫」

穂乃果「これも普段の行い」

絵里「腹立つわね」

穂乃果「まあまあまあ、お腹空いてきちゃったからイライラするんじゃない?」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:11:39.78 ID:MwaG637/0
もうちっとだけ続くんじゃ
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 01:56:48.85 ID:/pOVWbFHO
久々でも安定のクオリティ
もっともっと続いても良いのよ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 16:47:18.60 ID:VQCWzWyPO
はよ続いて
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/02(木) 00:23:29.27 ID:xOksHrZD0
絵里「誰のせいだと」

穂乃果「えー、だれー? こわ〜い」

絵里「ちょっとこっちきてよ、今ならまだデコピンで許してあげる」

穂乃果「やだよ、私の大事な脳細胞が死んじゃうよ」

絵里「ただでさえ少ないのにね」

穂乃果「あのさぁ……何が面白いの真姫ちゃん、ちょっと説明してよ」

真姫「私に飛び火するのはおかしいでしょ」

穂乃果「偏差値高いからってバカにしてー」

真姫「別に偏差値が全てじゃないから」

穂乃果「でもあれじゃん? あれ。100マス計算めちゃくちゃ早いんでしょ?」

真姫「ここで出てくるのが100マス計算って、あなた……他にもっとあるでしょう」

穂乃果「ごめん、偏差値低かった」

352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/02(木) 00:24:11.77 ID:xOksHrZD0
真姫「逆にバカにしてるでしょ」

穂乃果「いやそんな恐れ多いって、もう偏差値低すぎて偏差値の意味がよくわかんないもん」

真姫「ただの数字にそんなに深い意味はないわよ」

穂乃果「お医者さんもわかんないじゃないの?」

真姫「別に調べたらすぐ出てくるんだからいいじゃないの」

穂乃果「あー真姫ちゃん今の発言は偏差値低いよ」

真姫「あのねぇ、だから、分布があるでしょ」

穂乃果「あるの?」

真姫「あるわよ。なくたってあるの」

穂乃果「強引すぎない? あ、それで私さっき何か言おうとしたんだけどなんだっけ」

真姫「知るわけないでしょ」

穂乃果「何か携帯で検索しようと思った瞬間何検索しようとしたか忘れる時ない?」

真姫「それ言いたかったの?」
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/02(木) 00:24:38.57 ID:xOksHrZD0
穂乃果「違うけど、とりあえず『今、何を検索しようとしたか』でググるよね」

絵里「わかる」

穂乃果「ね」

真姫「それで答えは見つかるの」

穂乃果「結局わかんないよね〜」

絵里「だからそれまでの自分の思考を辿ったりするわね」

穂乃果「ある〜。っていうのを海未ちゃんに話したら『すぐ機械に頼ろうとするのがいけないんです』つって辞書投げつけられたの」

真姫「激しいわね」

穂乃果「普段辞書なんて持ち歩いてるわけないじゃんね」

真姫「大学にいるわよ、紙の辞書持ち歩いてる人」

穂乃果「え、邪魔くさい」

真姫「本人が気にしてないなら別にいいでしょ」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/02(木) 00:25:11.54 ID:xOksHrZD0
穂乃果「いいのかな」

真姫「さあ」

絵里「投げやりだわ」

穂乃果「私ね、真姫ちゃんに何か言おうとした気がするんだよねぇ」

真姫「どうせろくでもないから忘れてていいわよ?」

穂乃果「偏差値高いからバカにしてー」

真姫「そうなると話戻っちゃうから」

穂乃果「結局偏差値ってどういうことなの」

絵里「言ってやんなさい真姫」

真姫「あんまり調子に乗るんじゃないわよ絵里」

絵里「私に対して当たりが強いわね」

穂乃果「確かにさっきから偏差値真ん中あたりにいるからって調子乗ってるよね」

絵里「真ん中あたりで調子に乗れるわけないでしょ?」
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/02(木) 00:25:49.62 ID:xOksHrZD0
穂乃果「じゃあちょっと偏差値って説明してみてよ」

絵里「だから分布があって。こういう」

穂乃果「こういう」

絵里「平均のところが一番大きくて、偏差値50なのよ。そこからどれくらい離れてるかで決まるの」

穂乃果「合ってるの?」

真姫「まあ合ってる」

穂乃果「えー、なんか騙された気分」

絵里「これくらい私も知ってるわよ」

真姫「まあ本当の頭の良さって偏差値と関係ないとは日々感じるけどね」

穂乃果「感じちゃうんだ」

絵里「あぁん?」

真姫「はぁ?」

穂乃果「温度差が」
356 :>>355まさかのミス [saga]:2018/08/02(木) 00:27:52.20 ID:xOksHrZD0
穂乃果「じゃあちょっと偏差値って説明してみてよ」

絵里「だから分布があって。こういう」

穂乃果「こういう」

絵里「平均のところが一番大きくて、偏差値50なのよ。そこからどれくらい離れてるかで決まるの」

穂乃果「合ってるの?」

真姫「まあ合ってる」

穂乃果「えー、なんか騙された気分」

絵里「これくらい私も知ってるわよ」

真姫「まあ本当の頭の良さって偏差値と関係ないとは日々感じるけどね」

穂乃果「感じちゃうんだ」

絵里「あぁん♡」

真姫「はぁ?」

穂乃果「温度差が」


357 :>>355まさかのミス [saga]:2018/08/02(木) 00:29:46.80 ID:xOksHrZD0
絵里「やっぱり私に対してあたりが強いわ」

真姫「お黙り」

穂乃果「抑えて抑えて、素が出ちゃってるよ真姫ちゃん」

真姫「あら、ごめんなさい」

絵里「こんな子に育てた覚えはないわよ」

真姫「育てられた覚えもないわ」

穂乃果「昭和の少女漫画でしか聞かないよね、お黙りなんて」

絵里「どこで覚えてきたのかしら」

真姫「シャラップ」

穂乃果「そうだ、真姫ちゃんお腹すいてない!?」

真姫「な、何よ急に」

穂乃果「急に思い出したんだよ、さっき真姫ちゃんがサラダしか食べてないって言うから!」

真姫「どうしてそんなに勢いづいてるのよ」
358 :>>355まさかのミス [saga]:2018/08/02(木) 00:30:54.10 ID:xOksHrZD0
穂乃果「やっと思い出せたから嬉しいの! こう、喉に刺さってた魚の骨が取れたみたいな」

真姫「例えがよくわからない」

絵里「それを言うなら喉のつかえ」

穂乃果「要するに魚の骨でしょ? そういうことにしよ」

絵里「また海未に辞書投げつけられるわよ」

穂乃果「顔はやめてっ!」

真姫「普段何されてるのよ」

穂乃果「いやー、今日はちゃんと食べた? 食べないとおっきくなれないよ?」

真姫「心配してくれてありがたいけれど、もうそんなに」

穂乃果「え、そう?」

絵里「さっき私にもお腹空いてないか聞いてなかった? 自分が食べたいだけでしょう?」

穂乃果「絵里ちゃん……ほんとのこと言うのはよくない」

絵里「いいわよ別に気にしないわよ、好きなだけ召し上がって」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 00:31:21.96 ID:xOksHrZD0
続くのよ
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 00:49:44.31 ID:SAo7N0UkO
続いたヒャッホイ!
?とハートで大分ニュアンスが変わるねw
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 01:07:30.25 ID:d4GqeXd00
急にキレる絵里ちゃんは怖い
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/03(金) 01:19:38.07 ID:t50me/aO0
サークルとか何やってんのかな
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/15(水) 22:59:52.37 ID:uYIujrF5O
待ってる
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:18:53.56 ID:vMkQamGd0
穂乃果「いいの? 2人ともいらないのに私だけなんか食べるのは申し訳ないなと」

真姫「別にそんなに気にしなくていいわよ」

穂乃果「実はね、そんなに気にしてもないかな」

真姫「一体どうしたいの」

穂乃果「いややっぱりね、あんまり頂くとお腹のほうがね」

絵里「気にしてるの?」

穂乃果「気にするよー」

真姫「だからって人に勧めなくても」

穂乃果「他の人が食べてるとこみたら落ち着くと思わない?」

絵里「余計お腹空かない?」

穂乃果「私友達に教えてもらったんだけど、おなかすいてる時は大食いの動画みるといいよって」

絵里「それこそ余計お腹空くでしょ?」

穂乃果「これがね、意外と自分も食べた気になって、見終わったらもういいやってなるの。その感じでいけると思った」
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:19:37.68 ID:vMkQamGd0
絵里「もう好きなもの頼みなさいよ。どうせ明日には今日のことなんて忘れてるから、何も胃に入れなかったことになるわ」

穂乃果「その考え方最高だね」

真姫「もう何でもありね」

絵里「まああれば頂くから」

穂乃果「じゃあ何がいい? 私あれ、T焼き食べたい」

絵里「何焼き?」

穂乃果「卵焼き」

真姫「そう言いなさいよ」

絵里「二度手間じゃないの」

穂乃果「あーもう、うるさいうるさい。あと何? トマトはやっぱいるよね?」

真姫「私はもういいって」

穂乃果「大丈夫? ちゃんと今日の分のトマト食べた?」

絵里「リコピン足りなくて突然倒れないでよ?」

真姫「トマトぶつけるわよ」
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:20:21.19 ID:vMkQamGd0
絵里「やだ、怖い」

真姫「さっき食べたし、そもそも毎日食べてるわけじゃないし」

穂乃果「え、だめだよ、絵里ちゃん見習わないと。毎食ボルシチ食べてるんだよ?」

絵里「あなたは私の何を知ってるっていうのよ」

穂乃果「おかげで脳みそがボルシチと入れ替ちゃったんだから」

絵里「穂乃果は頭の中に餡こしか詰まってないんでしょ?」

穂乃果「え? 私アンパンマン? 私のお顔をお食べ?」

絵里「いらない」

穂乃果「あげないよ!」

絵里「何を一人で怒ってるのよ」

穂乃果「もういいよ、絵里ちゃんは一生アンパン食べられなくなるからね」

絵里「そんなに困らないんじゃないかしらね」

穂乃果「え、急にアンパン食べたくなる時あるよ?」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:21:12.59 ID:vMkQamGd0
絵里「私メロンパンの方が好き」

穂乃果「え、ダメ」

絵里「ダメじゃない」

穂乃果「あるよね、アンパンと牛乳が急に欲しくなる時」

真姫「まあ……?」

絵里「気を遣わないでいいのよ真姫」

穂乃果「気を遣ったうえでそんな微妙な反応なの?」

絵里「いっそきっぱり否定したほうがよかったわね真姫」

真姫「どうして私が責められなきゃいけないの」

穂乃果「もう真姫ちゃんも二度とアンパン食べられないよ」

真姫「巻き込まないでよ」

絵里「今私がアンパン食べたくなってきたって言ったら?」

穂乃果「もう絵里ちゃんはアンパン食べちゃダメ。私のほっぺのお肉はもらってくれてもいいよ?」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:25:12.73 ID:vMkQamGd0
絵里「え、いらない」

穂乃果「あげないよ!」

絵里「だから何を一人で怒ってるのよ」

穂乃果「結局こういう時は軟骨だよね」

真姫「結局?」

絵里「あとあれが足りないんじゃない?」

穂乃果「あれ?」

絵里「真姫もね、いけるでしょ? 無理はしなくていいんだけど」

真姫「私きついわ」

穂乃果「絵里ちゃんまだいくの?」

絵里「いけるわ」

穂乃果「私ももういいかなー」

絵里「あら……」

穂乃果「まあまあ次もあるから。ね?」

絵里「じゃあ次期待してる」

穂乃果「店員さーん」
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:36:34.30 ID:vMkQamGd0
穂乃果「あー、で」

真姫「で?」

穂乃果「卵で思い出したんだけど」

絵里「何? 産んだの?」

穂乃果「私が?」

絵里「え、穂乃果が?」

真姫「落ち着いて」

穂乃果「え? どういうこと?」

絵里「産んだの?」

穂乃果「産むの?」

真姫「人は卵を産まないわよ」

穂乃果「ん? そうだね?」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:38:22.98 ID:vMkQamGd0
絵里「それはそうよ、何言ってるの」

真姫「……」

穂乃果「だからね、海未ちゃんが」

絵里「海未が卵を?」

穂乃果「ウミガメが卵?」

絵里「ウミガメ?」

穂乃果「ウミガメ?」

真姫「二人してバカなの?」

絵里「言うに事欠いてそれは酷いわ」

穂乃果「真姫ちゃんバカって言ったほうがバカなんだよ?」

真姫「今あなたバカって2回言ったわね」

穂乃果「やだ、私凄いバカじゃん」

真姫「チェイサーいるんじゃない?」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/28(火) 01:40:08.01 ID:vMkQamGd0
穂乃果「違うんだよ、海未ちゃんが、なんだっけ? ……そう! 卵を、じゃなくて急にチャーハンを作りたくなっちゃって」

絵里「伝家の宝刀?」

穂乃果「そうそう、園田スペシャルをね、作りたくなっちゃって張り切ってたのね」

真姫「張り切るようなところかしらね」

絵里「海未って、チャーハンを炒めることでストレス解消してるんじゃない? こう、何かを強火で炒めることに快感を覚えたりするのよ。きっと」

穂乃果「そんな変態扱いしないでよ」

真姫「でも海未って餃子でストレス解消してる節ない?」

絵里「あ、やっぱり」

穂乃果「『餃子でストレス解消』って日本語は間違ってるよね?」

真姫「前に海未と休みの日何してるのみたいな話になったのよ」

穂乃果「餃子でストレス解消してるなんて言ってた?」

絵里「シュールな絵しか浮かばないわねそれ」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/28(火) 01:40:56.43 ID:vMkQamGd0
続く
いつの間にか盆休みが終わって夏休みも終わりそうになってる不思議
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/28(火) 02:24:53.14 ID:crfAOkIrO
待ってたぞ!相変わらず掛け合いが面白い
ほのえりのボケは酔ってるのか素なのか
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/28(火) 08:38:06.95 ID:3J4NgAs/O
(正直間空きすぎてどんなノリか忘れた)
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