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神「異能力者七人のバトルロワイヤルが見たいな・・・」【安価】
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97 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/12(木) 03:48:59.36 ID:rPIKDrdl0
現状
1.サキ
ポイント:1
登 録:『六東秋』『山谷ゆたか』『クラモト』
持 ち 物:なし
路地裏にて『クラモト』と共に『六東秋』『山谷ゆたか』を待っている。
2.久遠寺七香
ポイント:0
登 録:『六東秋』『荒衣鉄雄』
持 ち 物:包丁
『サキ』チームの合流を阻止するために、路地裏周辺へ移動中。
3.六東秋
ポイント:0
登 録:『久遠寺七香』『サキ』『山谷ゆたか』
持 ち 物:筆記用具色々・包丁
『サキ』と合流するため、路地裏へ移動中。
4.名無
ポイント:0
登 録:なし
持 ち 物:なし
つええ奴を探している。
5.山谷ゆたか
ポイント:1
登 録:『サキ』『六東秋』『クラモト』
持 ち 物:ナイフ・バナナ・ペイントボール・偽宝石
『サキ』と合流するため、路地裏へ移動中。
6.荒衣鉄雄
ポイント:0
登 録:『久遠寺七香』
持 ち 物:なし
『サキ』チームの合流を阻止するために、路地裏周辺へ移動中。
7.クラモト
ポイント:1
登 録:『サキ』『山谷ゆたか』
持 ち 物:ナイフ
路地裏にて『サキ』と共に『六東秋』『山谷ゆたか』を待っている。
98 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/12(木) 03:49:51.56 ID:rPIKDrdl0
ゆたか「くそっ!早よ行ってあのおじさんにガツンと言うたらな・・・」タッタッ
ゆたか「・・・ん?あいつは・・・」
下1「・・・」
2.透き通るような『久遠寺七香』
4.無知無知の無知『名無』
6.鋼鉄のおじさん『荒衣鉄雄』
『山谷ゆたか』が出会ったのは誰!?2、4、6番の中から選んでね!下1だよ!
(待機中の『サキ』『クラモト』と、別方向に居る『六東秋』は除外)
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/12(木) 04:11:58.71 ID:otAgMtTDO
4
もう半数以上が協力しあちゃっうなら全員でクリアする方法でも探してしまえ(暴論)
2日目の蹴飛ばされた宝石は残ってるの?
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/12(木) 17:37:15.21 ID:a9dpuAAI0
名無居る意味が実に見つけ難い
101 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:34:27.01 ID:rFyug+Xz0
>>99
残っていません。日が変わるごとに、街はゲームが始める前の状態にリセットされます。
また、各参加者の持ち物は翌日に持ち越されますが、宝石だけは強制的にポイントに換算されますので、翌日に持ち越せません。
↓から本編を再開します。
102 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:34:57.15 ID:rFyug+Xz0
ゆたか「えーと、あんたは一日目に鋼鉄のおじさんと戦っとった・・・」
名無「でやぁっ!」ブンッ
ゆたか「うおわあああっ!」スッ
ゆたか(こいついきなり・・・)
名無「はぁっ!そらぁっ!」ブンッブンッ
ゆたか(くっ。攻撃の手が速すぎる、何か投げる暇もない。防戦一方や・・・!)
ゆたか「なんてなぁ!足元がお留守やでぇ!」
名無「うわっ!?」ズルンッ
ゆたか「ははっ!既にバナナを仕掛けさせてもろた!後はおじさんの時と同じようにガシッと・・・」
名無「ほっ!」グルンッ
ゆたか「なっ!?」
名無「だらぁっ!」バシィッ
ゆたか「あいたぁ!?」
ゆたか(思いっ切りすっころんどったのに、空中で立て直してそのままウチの手を蹴り飛ばした!?)
ゆたか(しかも不十分な形の蹴りでこの威力・・・なんちゅう身のこなしとパワーや!)ジンジン
ゆたか(あかん!ウチの必勝パターンは投げナイフでめった刺しか、太陽に投げるしかあらへん!このチビさん相手じゃどっちも無理や!)
ゆたか「ここは・・・逃げる!」グイッピョンッビューンッ
名無「と、飛んだぁ!?」
名無「く・・・くっそー・・・。別の奴探しに行くか・・・」トボトボ
ゆたか「ふぅ、あいつが何も投げるもん持ってなくてよかったわ」ビューンッ
ゆたか「でも、結果的に合流地点から離れることになってしもうたな・・・」ピロピロ
サキ『あの、ゆたかさん?レーダーが・・・』
ゆたか「すまん!合流ちょっと遅れるわ!あと、そっちに『身体能力強化』が行くかも知れん!気ぃ付けてな!」
ゆたか:ビル街へ飛行中
名無:そこら辺を歩く
103 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:36:28.22 ID:rFyug+Xz0
路地裏
サキ「ゆたかさん。ちょっと遅れるみたいです・・・あと『身体能力強化』の人がこっちに来るかもしれないって・・・」
倉本「『身体能力強化』・・・。昨日のあいつか。俺の能力ならば楽勝だが・・・」
ザッ・・・
倉本「!来たか!」
鉄雄「お?あいつの言う通りだな。合流地点、ビンゴだぜ」ザッ
倉本「『身体能力強化』じゃない・・・?」
鉄雄「ちびっ子と即死攻撃野郎・・・昨日も一緒だったな。何だお前ら?組んだのか?」
倉本(馬鹿正直に答える必要はないな)
倉本「・・・さぁ、どっちだろうな」
サキ「えっ?」
倉本「・・・」
サキ「・・・えっ?」
倉本「・・・嘘だよ。実は組んでる」
サキ「よかったぁ」ホッ
鉄雄「って事は、4人チーム・・・このゲームの過半数じゃねえか。こりゃますます合流させる訳にはいかねぇなぁ」
鉄雄「幸い、他の二人はまだらしいし、ここで昨日のリベンジと行こうか!」ボゴオッ
倉本(?側の壁を殴った・・・いや、砕いたのか)
鉄雄「石ころピッチング!」ボッ
104 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:37:20.17 ID:rFyug+Xz0
倉本「『鮮血の弾丸』!」ドンッ
鉄雄「防がれたか・・・だが、弾の石ころはまだまだあるぜぇ!」ボッボッ
鉄雄「あいつに聞いたぜぇ!お前の能力、血を使ってるんだろぉ!?いつまで俺の石ころピッチングに耐えられるかなぁ!?」
倉本「ふんっ・・・」ドンッドンッ
倉本「・・・なら、お前の弾幕を上回れば良いだけの事!」ギュルルッ
倉本「『鮮血の弾丸』連続発射!」ズダダダダンッ
鉄雄「はぁっ!『硬度調整』!硬度マックス!」バババキィンッ
倉本「なっ・・・!?」
倉本(『鮮血の弾丸』が弾かれた・・・!?)
鉄雄「ふん!相性最高だな!」
倉本(まずい・・・!このままじゃジリ貧。いずれ俺の血が尽きる・・・!)
鉄雄「おらっ!石ころピッチング再開!」ボッ
倉本(くそっ!それでも防御するしか・・・)
サキ「クラモトさんっ!」バッ
倉本「サキ!」
サキ「・・・っ!」バキィンッ
鉄雄「『絶対防御』・・・相性最悪だな!」
サキ「クラモトさん・・・私が盾になります!だから、一人で無茶しないで・・・」
倉本「・・・あぁ。分かった、ありがとう」
鉄雄(この距離。お互いにお互いを破る方法が無い。膠着状態だ)
倉本(膠着状態なら、増援を期待できる俺達の方が有利だ。それを見越して逃げられたとしても、合流しやすくなるから良し)
倉本(とりあえず、俺達はここでにらめっこしてりゃ良い・・・)
鉄雄「・・・」
105 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:37:56.46 ID:rFyug+Xz0
交差点
秋(よし・・・もうすぐで合流地点に到達できる。なんとか『宝石配り』までに間に合・・・)パカッ
秋「!」
秋(『久遠寺七香』のレーダーが、俺と合流地点の真ん中付近に!)
秋(俺の進行方向に行って、合流を阻害するつもりか?)
秋(いや、けど『宝石配り』の時間までもう時間がない。つまり・・・)
交差点―路地裏
七香「今『久遠寺七香』は『気配遮断』を使えない・・・。そんな風に思ってる頃かな」
七香「だとしたら・・・やっぱりあなた甘いです。秋さん・・・」
七香(『気配遮断』・・・発動!)スウゥッ
106 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:38:35.96 ID:rFyug+Xz0
交差点
秋「!?」
秋(『久遠寺七香』のレーダーが消えた!まさか!もうこの段階で能力を発動したのか!)
秋「くっ・・・サキちゃん!」ピロピロ
サキ『秋さん・・・?』
秋「『久遠寺七香』が俺とサキちゃんの間で能力を発動した!俺とサキちゃん、どっちを狙うか分からない!」
路地裏
サキ「クラモトさん・・・『気配遮断』の人も、こっちに来るかもしれないって・・・」
倉本「・・・!」
倉本(あいつと組んでたのか!)
鉄雄「へへっ。どうやら、俺の増援の方が早そうだな」
倉本(駄目だ・・・あいつが能力を使ってこっちに来るなら、俺達に防御する手段はない・・・!)
倉本「ここを離れるぞ!サキ!」ダッ
サキ「っはい!」ダッ
鉄雄「・・・よし。あいつら、お前の予想と同じ方角へ逃げたぜ」
七香『そうですか。『六東秋』のレーダーも、逆方向に逃げています。計算通り、孤立させる事に成功しました』
七香『では『六東秋』の位置をオペレートしますので、殺しに行ってください』
鉄雄「でもあいつ、昨日とは違って能力使えるんだろ?上手く行くかね」
七香『あなたの能力なら、大抵の攻撃は耐えられるでしょう。『十文字変』には使用回数に制限がありますから、ゴリ押しで行けるはずです』
七香『それに、彼が『東京タワーで逃げる』という選択肢を持っている以上、いずれは殺さねばなりません。殺すなら彼が孤立している今以上の好機はないと思います』
鉄雄「ま、あいつが居なけりゃ、相手チームも逃げ切りが簡単じゃなくなるしな。そいじゃあ、いっちょやりますか!」ダッ
七香『私も途中で合流します。まずはそのまま真っ直ぐ・・・』
107 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 03:39:30.47 ID:rFyug+Xz0
現状
1.サキ
ポイント:1
登 録:『六東秋』『山谷ゆたか』『クラモト』
持 ち 物:なし
『クラモト』と共に路地裏から逃走中。
2.久遠寺七香
ポイント:0
登 録:『六東秋』『荒衣鉄雄』
持 ち 物:包丁
『荒衣鉄雄』を『六東秋』へオペレートしつつ、そのルートへ移動中。
3.六東秋
ポイント:0
登 録:『久遠寺七香』『サキ』『山谷ゆたか』
持 ち 物:筆記用具色々・包丁
能力を発動した『久遠寺七香』から逃走中。
4.名無
ポイント:0
登 録:なし
持 ち 物:なし
つええ奴を探している。
5.山谷ゆたか
ポイント:1
登 録:『サキ』『六東秋』『クラモト』
持 ち 物:ナイフ・バナナ・ペイントボール・偽宝石
ビル街へ飛行中。
6.荒衣鉄雄
ポイント:0
登 録:『久遠寺七香』
持 ち 物:石ころ
『久遠寺七香』にオペレートされ『六東秋』を追跡中。
7.クラモト
ポイント:1
登 録:『サキ』『山谷ゆたか』
持 ち 物:ナイフ
『サキ』と共に路地裏から逃走中。
そんなこんなでついに午前七時!『宝石配り』の時間に!宝石を受け取ったのは『下1』と『下2』だった!
誰と誰だった!?1〜7番から選んでね!下1と下2の二人に安価を取るよ!
(安価が被った場合、一人が二つの宝石を受け取った事にするよ!)
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 03:46:40.73 ID:8q20CYYJo
5
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 06:28:55.81 ID:yPOomcTMO
6
110 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 18:44:04.36 ID:rFyug+Xz0
公園
七香「・・・合流成功ですね」スウゥッ
鉄雄「うおっ!?・・・ああ、お前か。びっくりさせるなよ」
天使「ほい。宝石だ」ポイッ
鉄雄「お?今日は俺か・・・嬢ちゃんどうする?どっちが持っておく?」
七香「あと二時間。私は能力が使えません。居場所がバレるとまずいので、荒衣さんが持っていてください」
鉄雄「お前、あいつと登録してるんだろ?なら一緒じゃねぇか?」
七香「彼が通話する暇もないほど、荒衣さんが追いかけまわしてくれれば、問題ありません」
鉄雄「・・・なるほど。じゃあこれは持っておくぜ」
鉄雄「もう一つの位置はビル街か・・・距離的にちびっ子と血液の奴はありえないから、クソガキか野球女だな」
七香「どちらにしろ、作戦には影響ありません。荒衣さんが秋さんを追い詰めて、私は二時間後まで生き延びる」
七香「合流したばっかりですが・・・ここで別れましょう」タッ
鉄雄「おう!グッドラック!」
111 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 18:44:54.32 ID:rFyug+Xz0
ビル街
ゆたか「ストーップ!」ズサササ
ゆたか「くう・・・結構遠くまで来てもうた!」
ゆたか「ていうか、チーム全体が結構離れ離れやな・・・こんなんじゃチーム組んでる意味ないで」
天使「ほい。今日はお前だ」ポイッ
ゆたか「おお!やったで!」パシッ
ゆたか「・・・ん?」
ゆたか(この宝石持ったままお空飛んでれば、ウチ、勝ち確定ちゃう?)
ゆたか「・・・」
ゆたか「いや!サキちゃんと約束したしな!あの血液おじさんには渡さんとしても、サキちゃんと協力するっていう約束は守らな!」
ゆたか「山谷ゆたかは人情に熱いなにわの女やでぇ!」
ゆたか「・・・って言うても、今ウチにできることあんまないな」
112 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 18:45:27.61 ID:rFyug+Xz0
路地裏
ゆたか『サキちゃん!とりあえず、ウチの事はほっといてええで!『東京タワー』さえ建ったら、いつでも合流できるしな!』
ゆたか『せやから、秋さん助けに行ってあげて!多分鋼鉄のおじさんと鬼ごっこしとるから!』
サキ「う、うん!分かりました!」
倉本(五分経った・・・クールタイム中の『気配遮断』を殺しに行きたい所だが・・・唯一あいつの居場所が分かる奴が鬼ごっこ中となれば・・・)
倉本「・・・とりあえず、言う通りにしてみるか」
倉本(宝石も奪わないといけないしな)
113 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 18:46:01.46 ID:rFyug+Xz0
住宅地
秋「よしっ!五分経った!」
秋(これであいつの攻撃を恐れる必要はない!むしろ、今度はこっちがクールタイム中のあいつを・・・)
ボボボッ!
秋「うわっ!?」
秋(石ころが弾丸みたいに飛んできた!?)
鉄雄「ちっ・・・やっぱり物陰からじゃ狙いづらいな・・・!」
鉄雄「真正面からじゃねえと!」ボボボッ
秋「くっ、今度はあんたかよ!」ダッ
秋(このままじゃ、また何もできないで死ぬ!ここは能力を消費してでも、この状況をどうにかしないと!)
秋(ここは・・・『下1』を具現化だ!)ササッ
六東秋が具現化した物は何!?『五文字以内』で答えてね!下1だよ!
(『東京タワー』分の文字を残しておきたいので『五文字以内』だよ!)
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 18:48:21.69 ID:Ikl4ploh0
サキ
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/14(土) 18:54:42.94 ID:2MTy64uY0
サキガフタリニナルッテコトカ?
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/14(土) 18:56:16.47 ID:2MTy64uY0
ダメならベジータ召喚
117 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/14(土) 19:33:28.00 ID:rFyug+Xz0
>>114
>>116
このゲームに参加している人物、または架空の物体、生物、人物はなしでお願いします。
(『サキ』の他の参加者もなしです)
(例えば『オリハルコン』『ペガサス』『サンタクロース』などもなしです)
後出しの要項ですみません・・・。ご了承ください。
引き続き下1に安価を取ります。
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 19:37:41.80 ID:Ikl4ploh0
戦車
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/14(土) 23:26:25.36 ID:V7lIXESw0
ベジータダメなのか
名無しがどう見ても悟空だからありだと思ったわ
すまん
120 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/15(日) 16:44:54.68 ID:S8I9LnXK0
秋(えっと・・・移動ができて、強くて、攻撃できる『五文字以内』の何か・・・)
秋「!」ピコーン
秋「『戦車』だ!」ズギャンッ
鉄雄「!?せ、戦車だと!?」
秋(いくらあいつが鋼鉄だろうと、戦車の徹甲弾なら倒せるはず!)
鉄雄「っていうかお前戦車動かせんのかよ!」
秋「説明書を読んだんだよ!」ズゴゴゴ
鉄雄(砲塔がこっちに!)
秋「ファイ・・・」
秋(待てよ?俺の能力『十文字変』で具現化した物体は『俺から1メートル離れると消える』んだよな・・・)
秋(この能力で、弾、撃てるのか?)
秋「とっ、とにかくファイアー!」ドンッ
結果は『下1』だった!
1.戦車本体からは1メートル離れてないし問題なし!ファイヤー!
2.いや発射されたら別々に判定しないといかんでしょ。消えるぜ、ソレ。
どっちだった!?1、2番のどっちか答えてね!下1だよ!
(本来は
>>2
さんに詳細を伺いたい所ですが、今もスレを見てくださっているか分からないので安価で決定します)
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 16:49:49.47 ID:aHzb41oDO
1
122 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/15(日) 17:24:29.51 ID:S8I9LnXK0
秋「ファイヤー!」ドウンッ
秋(よっしゃ行けた!)
鉄雄「どうする・・・!?」
鉄雄が取った行動は『下1』だった!
1.硬度マックスで防御!悲しいぜオレは。たかが戦車と同じ評価かよ。
2.体を軟らかくして跳ね返す!効かないねえっ!ゴムだから。
どっちだった!?1、2番のどっちか答えてね!下1だよ!
また、行動の結果も『下1』のコンマで決定します。
『1』の場合
00~33で成功。無傷。
34~66でちょっと成功。死にはしないものの、あと2、3発喰らうとまずい。
67~99で失敗。体に風穴が空く。
『2』の場合
00~49で成功。徹甲弾を跳ね返す。
50~99で失敗。体に風穴が空く。
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 17:29:55.46 ID:aHzb41oDO
1
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 17:32:40.59 ID:S8dUPDcY0
1
125 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/16(月) 00:10:42.30 ID:LKRHbZRK0
鉄雄「硬度マックス!」ガイインッ
鉄雄「・・・っ!」ヨロッ
秋(嘘だ!徹甲弾を耐えただと!?)
鉄雄「俺ぁ、鋼鉄を名乗った覚えはねーぜ・・・俺の体は、鋼鉄なんざとっくに超越してるのさ!」
秋「くっ・・・」
秋(けど、あの反応。ノーダメージではなかったはず!)
鉄雄(ちっ・・・あと2、3発。って所か)
秋(どうする!?この距離、戦うか!?)
秋(あいつがここまで到達するか、その前に倒せるか・・・微妙な距離だ)
鉄雄(ここで勝負をかけるか、安全に逃亡するか・・・)
秋(あいつはどう出る・・・?)
鉄雄「・・・俺の辞書に『逃亡』はないっ!」ダッ
秋「くっそ脳筋め!」グリン
秋(こっちとしては、まだ博打を打つわけにはいかない!戦車で逃げる!)ズゴゴゴ
鉄雄「鬼ごっこ再開だぁ!」
126 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/16(月) 00:11:21.49 ID:LKRHbZRK0
一方その頃
名無「つええ奴どこに居んだ?」テクテク
名無「・・・お?」
下1「・・・」
1.『サキ』
2.『久遠寺七香』
7.『クラモト』
『名無』が出会ったのは誰!?1、2、7番の中から選んでね!下1だよ!
(別方向で鬼ごっこ中の『六東秋』『荒衣鉄雄』と、ビル街にぶっ飛んだ『山谷ゆたか』は除外)
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/16(月) 00:11:45.58 ID:aTITou9n0
3
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/16(月) 00:12:11.74 ID:aTITou9n0
間違えた7
129 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:35:54.01 ID:ODpfnIZn0
名無「あいつは昨日の・・・」
倉本「!『身体能力強化』か!」
名無「うおおっ!」ダッ
名無「おーっと!」ピタッ
名無(あいつには近づいちゃいけねーんだった!)
名無「なら・・・」バゴンッ
名無「これでどうだっ!」ボッ
倉本「お前も石ころピッチングかよ!」サッ
サキ「クラモトさんっ!」バキィンッ
名無「なっ・・・石ころも効かねえ!?」
倉本「次はこっちから行くぞ・・・!」
倉本(相手は『身体能力強化』だ。どうせ単発じゃ当たらんだろう。ここは初っ端から・・・)
倉本「『鮮血の弾丸』連続発・・・」クラッ
サキ「わっ、クラモトさん!?」ガシッ
倉本「くっ・・・さっきのおっさんに血を使い過ぎた・・・連続発射には血が足りねえ・・・!」ヨロッ
名無「えーと、近づくのもダメで、投げるのもダメなら・・・」ウーン
倉本(幸い、相手もこちらを攻撃する方法はないようだが・・・)
倉本(貧血の俺と子供のサキじゃ、逃げる事もできないだろう)
倉本「くそ・・・!また脳筋とにらめっこか・・・!」
130 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:36:21.00 ID:ODpfnIZn0
住宅地
秋「うおおおっ!」ズゴゴゴ
鉄雄「待て待てーい!」ダダッ
秋(くそ!戦車自体は速いけど広い道しか走れないから、逃走経路が限られて、結局逃げきれない!)
鉄雄「待て待てーい!」ダダッ
秋(おっさんの体力も半端ないし!)
秋(あれからどれくらいの時間が経った!?戦況はどうなってる!?初めての戦車操縦で、レーダーを開く暇もない!)
秋(このままじゃ、いずれ戦車の燃料が尽きる!『気配遮断』のクールタイムが終わる!)
秋(これ以上時間をかけるのは悪手だ・・・!)
秋「くそっ!一か八か、やるしかないっ!」グリンッ
鉄雄「おっ、やるかい!?」サッ
秋「おらっ!」ドウンッドウンッ
鉄雄「がっ・・・ぐっ・・・」ビキィンッ
秋(行ける!このまま後一発・・・!)
鉄雄(ここだ!関節軟化!)
鉄雄「・・・はぁっ!」グニャアァンッ
秋「・・・なんっだその動き!」
秋(体をトリックアートみたいにしならせながら、それでいて勢いが落ちてない!いや、それどころか速くなってる!)
鉄雄「とらえたぁ!」ダンッ
秋(まずい!次の発射が間に合わない!このまま戦車の真上に乗られたら、操縦室の俺はなすすべがない!)
秋「・・・っ!」グッ
131 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:36:48.14 ID:ODpfnIZn0
路地裏
倉本「・・・そう言えば、お前の願い事はなんなんだ」
名無「願い事?んなもんねーぞ」
倉本「はぁ?じゃなんで・・・」
名無「おら、つええ奴と戦いてえんだっ!」グッ
倉本(・・・こんな奴も居るのか・・・なら)
倉本「俺なんかよりもっと強い奴と、戦わせてやろうか」
132 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:37:17.54 ID:ODpfnIZn0
住宅地
名無「どりゃああーっ!」ズダンッ
鉄雄「・・・っ!?」ドカッ
鉄雄「ぐおっ!」ゴロンッ
鉄雄(こいつ、一昨日のクソガキ!何故ここに!?)
鉄雄「くっ、退けぇ!」バシッ
名無「うわっ」
鉄雄(まずい、一歩遅れた!早く起き上がらねぇと・・・!)サッ
秋「・・・とらえた!」バッ
鉄雄(・・・駄目だ!この距離じゃ戦車に乗るどころか、回避も間に合わねえ!)
鉄雄「仕方ねえ・・・ここで使うつもりはなかったんだが・・・奥の手だっ!」ボッ
秋(何だ!?何か投げた!今さら石ころ攻撃か!?)
秋「そんなんで徹甲弾を相殺できるかよ!」ドウンッ
バキィンッ!
秋「な・・・っ」
秋(こいつ、今何を投げたんだ!?)
名無「とおっ!」バッ
鉄雄「くっ・・・!」ガッ
鉄雄(とりあえず一発防いだが・・・こいつと戦車を同時に相手するのは流石に無理だ!むかつくが、次の弾が来る前に撤退するしかねえ!)ダダッ
名無「あっ、待て!」ダダッ
秋「・・・なんだったんだ、あいつは・・・」
133 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:38:03.77 ID:ODpfnIZn0
倉本「どうやら、間に合ったみてぇだな・・・」
サキ「秋さん!」ダッ
秋「サキちゃん!」スッ
サキ「良かったぁ・・・!」ギュッ
秋「サキちゃんは?あいつに何かされなかった?」
サキ「え?」
秋(一緒に居た・・・って事は、おそらくサキちゃんを盾代わりにしていたのだろう)
秋(何故今サキちゃんを解放したのか分からんが・・・とにかく!)
秋「サキちゃん!逃げよう!」スッ
サキ「だ、誰から?」
秋「誰って、あいつから!」ビシッ
倉本「・・・ん?」
サキ「え?」
秋「・・・え?」
秋「あいつと・・・協力!?」
倉本「言ってなかったのかよ・・・」
サキ「だ、大丈夫だよ!昨日の途中までは悪い人だったけど、途中で良い人になったから!」
秋「え、えー・・・?」
サキ「ク、クラモトさんも秋さんに謝ってください!連続発射してごめんなさい。って・・・」
倉本「・・・殺した殺されたで言うなら、先に殺されたのは俺なんだが」
サキ「あ、そっか・・・じゃあ秋さん、先に謝ろ?」
秋「ええ!?・・・その、殺して、ごめんなさい?」ペコリ
倉本「こちらこそ・・・すまなかった」ペコ
サキ「うん。仲良し!」ニコッ
134 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:38:33.37 ID:ODpfnIZn0
サキ「・・・あれ。これって・・・」スッ
秋「!宝石!」
秋(おっさんがさっき投げたのはこれか・・・!どうりで徹甲弾も防げるはずだ)
倉本「残りは『山谷ゆたか』が持っている。じゃあ六東。早いとこ『東京タワー』を出してくれ」
倉本「あいつの能力なら、東京タワーの天辺で合流できる。そうすれば俺達四人だけで、誰が宝石を得るか決められる」
秋「は、はい。けどその前に・・・」パカッ
秋(レーダーを確認・・・よし。『久遠寺七香』のレーダーはちゃんとここから遠い)
秋(クールタイムはおそらく終わっているけれど、これなら透明になって俺達に紛れているという事もなさそうだ)
秋「じゃあ、行きます!『東京タワー・・・」
秋(その台詞を言い終えるが早いか、どこからか『やっぱりあなた甘いです』と、聞こえたような気がした)
秋(次の瞬間、俺とクラモトさんは突き飛ばされていた)
秋「ぐっ・・・!」ドカッ
倉本「がっ・・・!?」ドカッ
秋(そして、サキちゃんしか乗っていない内に『東京タワー』が具現化した)
秋(いや違う。目には見えないけれど、もう二人が乗っているはずだ)
倉本「『気配遮断』か・・・!」
秋「そんなっ!ちゃんとレーダーで確認したはずだ!『久遠寺七香』のレーダーは、さっきから動いてすら・・・」
秋(・・・動いて、ない・・・?)
秋「まさか、レーダーを捨てたのか!?」
倉本(さっきの蹴りの感触・・・おそらく『硬度調整』のあいつだ。『気配遮断』を背負って、あいつも透明になっているんだ)
倉本「おい六東!『東京タワー』からもっと離れろ!『東京タワー』を消して、あいつらを落とせ!」
秋「・・・駄目だ!『東京タワー』という安全地帯を失うのはまずい!俺の能力は残り三文字!もう『東京タワー』は出せない!」
秋「おっさんと『久遠寺七香』が組んでるなら、今度はおっさんが七香さんを背負って落ちて来るだろう」
秋「二人が無傷で落ちてきて、安全地帯も無くなったとしたら、もう勝てる気がしない!」
倉本「・・・詰みか・・・!」
135 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:39:31.62 ID:ODpfnIZn0
東京タワー頂上
七香「・・・時間切れです」スウゥッ
鉄雄「よっと」スウゥッ
サキ「あ・・・」
サキ(どうしよう・・・一人になっちゃった)
サキ「・・・っ」ギュウッ
鉄雄「あらら、やっぱり素直に渡してくれそうもないな」
七香「大丈夫ですよ。あと二時間待てばいいだけです」
サキ(このままじゃ、宝石取られちゃう・・・それならいっそ!)
鉄雄「おっと。下に放り投げようなんて思うなよ。おじさんの瞬発力知ってるだろう。すぐに取っちゃうんだからな」
サキ「・・・!」
サキ(なら、私ごと落ちれば・・・)スッ
ヒュオオォォ・・・
サキ「・・・ひっ」ガクッ
七香「ああ・・・そうだよね」
七香「死ぬの、怖いよね」
七香(『絶対防御』だからとか、どうせ生き返るからとか、そんな簡単に割り切れることじゃない。ましてやこの子はまだ小学生なんだ)
七香(自ら死ぬなんて、できるものか)
七香「・・・私の気持ち、分かってくれたかな。私もどうしても死にたくないの。だから・・・」
サキ「・・・ない・・・っ」
七香「・・・え?」
サキ「死んじゃうなんて、怖くないっ!」
サキ「友達に忘れられて、会えなくなっちゃう方がずっと怖いもんっ!」ダッ
七香「なっ・・・!?」
サキ「・・・っ!」ピョンッ
鉄雄(駄目だっ、間に合わねえ・・・っ!)スカッ
136 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:39:59.57 ID:ODpfnIZn0
東京タワー麓
倉本「おい、何だあれ・・・」
秋「あの服・・・サキちゃんっ!?」
サキ(ダメだ・・・気を失っちゃダメ・・・!)ヒュウウウ
秋「っ、『マット』!」ズギャンッ
サキ「きゃああああっ!」ボフッ
秋「サ、サキちゃん!?大丈夫!?」
サキ「うん・・・大丈夫・・・」
サキ「私『絶対防御』なのに、どうして『マット』・・・?」
秋「だ、だってやっぱり怖いじゃんか!」
サキ「そっか・・・えへへ、秋さんありがとう」ムクッ
秋「怖くなかった?」
サキ「本当はちょっと怖かった・・・けど、秋さんに忘れられちゃう方がもっと怖いって思ったから・・・」
秋「え?」
サキ「私、この宝石で『秋さんが私達の事を忘れませんように』ってお願いする事にしたの」
秋「え、ええ!?俺!?友達はいいの!?」
サキ「うん・・・友達も私も、どっちも覚えてたら、きっとまたいつか、会えると思うから・・・」
サキ「だから秋さんも、もう記憶喪失になったらダメだよ?」
秋「うん、うん・・・!約束するよ、サキちゃんの事、忘れない・・・!」
137 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:40:49.17 ID:ODpfnIZn0
倉本(忘れられるのは、怖い。か・・・)
倉本「・・・サキ。誰かに思い出してもらう時、笑顔と泣き顔。どっちがいい」
サキ「え?・・・やっぱり笑顔、かな」
倉本「・・・そうか」
ゆたか「おーい!ウチが来たでー!」トコトコ
秋「あっ、ゆたかちゃん」
ゆたか「なんや、折角合流できたのに、もうなんか勝ちムードやな。後はウチとおじさん。どっちが宝石ゲットするか決めるだけやな」
ゆたか「そこでおじさん。考えてきたんやけど、じゃんけんで勝負せえへんか?なぁに心配はいらん。イカサマなしの公平な・・・」
倉本「いいよ。お前にやる」
ゆたか「よーし、そう来なくっちゃな!それじゃさーいしょーはえええ!?」クルッ
倉本(・・・復讐心がなくなった訳じゃない。でももう、そればかりの人生はやめよう)
倉本(私刑もやめて、また警官に戻って、公平な法であいつは裁いてもらおう)
倉本(・・・ごめんな。もうお前達の笑顔を忘れたりしない。これからは、お前達と過ごした日々を、何度も思い返しながら生きよう・・・)
ゆたか「なんや・・・拍子抜けやなぁ。まぁ、ウチがナイスボディになれるんやったら何でもええけど!」
名無「あれー?あいつどこ行ったー?」テクテク
ゆたか「おっ、あのチビさんはいつぞやの・・・せや!」
138 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:41:46.03 ID:ODpfnIZn0
七香「そんな・・・嘘だ・・・あんな小さい子が・・・」
七香(あの狂う程の恐怖に、打ち克つだなんて・・・!)
鉄雄「・・・むしろ、子供だから。じゃねぇかなぁ」
七香「は・・・?」
鉄雄「俺達は、余計なもんばっかり覚えちまって、肝心な事を忘れてたんだ」
七香「・・・と、とにかく!鉄雄さん、私を背負って降りて、一か八か・・・」
鉄雄「無駄だ。時間をかけすぎた。もう野球女があいつらに合流している頃だろう。俺らが落ちればあいつらはここに飛ぶ。それで終わりだ」
七香「で、でも、何かあるんじゃ、何か・・・」
鉄雄「悪いなお嬢ちゃん!不老不死願望コンビは、今日で三度目の解散だ!そして四度目の結成はない!」
七香「えっ」
鉄雄「俺はな!今回のゲームのおかげで思い出したよ!本当に死にそうになる怖さ、恐ろしさ、そして熱さを!」
鉄雄「勝っても何も得られないが、負けたらボコボコになって死ぬ!それが最高なんだ!喧嘩好きなんて奴にはな!」
名無「ほっ!」ビューンッスタッ
鉄雄「お?野球女に投げられて来たか!」
名無「だあああっ!」ダッ
鉄雄「殴り合いだあああっ!」ダッ
七香(・・・目の前で殴り合いが始まった。鈍い音の応酬が、東京タワーの頂上で延々と続く)
七香(隅の方で体育座りになって、下を見る。気が遠くなりそうな距離に、身が竦む)
七香(これが、あの子と私の距離なんだ。上と下が逆だけど)
七香(さっきのあの子のジャンプを思い出す。そして、少しだけ考えを改める)
七香「私に必要だった物は、不死の魂なんかじゃなくて・・・これのためなら恐怖に打ち克ち、命を賭けられる。そんな何かだったのかもしれない」
七香「・・・はぁ・・・」
参加者達がそれぞれの想いを馳せる中、時はついに午後七時を迎える!
『サキ』、『山谷ゆたか』が1ポイントずつ獲得!
異能力者七人のバトルロワイヤル!一人の死者も出すことなく、三日目が終了した!
そして同時に、2ポイント獲得した者がいるため、ゲームセット!
その後、参加者は参加前の現実世界へと戻って行く!
異能力者七人のバトルロワイヤル!これにて終了となる!
139 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:42:41.00 ID:ODpfnIZn0
秋「・・・ん・・・」
秋「ここ、どこだ・・・?」パチクリ
神様「起きたか」
秋「え・・・誰」
神様「神様」
秋「・・・神様!?」
神様「どうやらワシに会いたがってたらしいからの。宣言通りゲームを盛り上げてくれたし、ちょっとしたご褒美じゃ」
秋(そういやそんな事言ってたわ俺)
神様「そんでお前の記憶喪失について調査したが・・・わしの力や、他の超常もノータッチ。完全にお前さんらの事件じゃ」
秋「そう・・・ですか」
神様「選択肢をやろう。どうする?今ならご褒美で、その記憶喪失を治してやらん事もないぞ」
秋「いや、いいです。神様のせいじゃないって言うなら、俺が解決しないといけないと思うし、それに・・・」
神様「・・・ほう?」
秋「俺は、サキちゃんを・・・この三日間を絶対に忘れない。それだけで、俺は『俺』らしく居られると思うから」
=終=
140 :
◆mMuVgEBA.s
[saga]:2018/04/17(火) 20:44:17.18 ID:ODpfnIZn0
以上になります。
まずは、ここまで読んでくれてありがとうございました。
書いていてとても楽しかったです。読んでくれた皆様も、同じくらい楽しんでいただけていたなら幸いです。
もしよろしければ、ここが良かった、もしくは駄目だったという感想をください。次回への参考、励みになります。
(個人的には、最後が駆け足になってしまったのが心残りです)
いつかまた同じタイトルの安価SSを書こうと思います。
(ルールは何点か変えるかもしれませんが)
前々作
アルティメット寿司じゃんけん【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492523010/
前作
アルティメット寿司じゃんけん 2【安価】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1512467358/
↑こちらは過去作になります。こっちもいつかまたやりたいと思っているので、もしどちらか見かけた時は気軽に安価して行ってくださいね。
最後にもう一度、ここまで読んでくれてありがとうございました。
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/17(火) 20:50:12.38 ID:+uq/dG+zO
乙
サキちゃんがかわいかったです(小学生並みの感想)
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/17(火) 21:05:01.98 ID:DxrcAw100
乙
途中からサキちゃんが主人公みたいだった
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 23:07:56.94 ID:TUxAckOUO
後日談みたいなの書いてほしいなぁ
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 23:19:12.15 ID:LhreZ3rao
エピローグ欲しい
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/18(水) 23:45:51.26 ID:bJVUySsZ0
乙 面白かった
次回も同じ設定でやると能力とかインフレしそう(小並感)
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/20(日) 15:05:48.94 ID:dE4ar0w70
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