鞠莉「run for money 逃走中」

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85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:36:06.24 ID:/yRqdqwI0
【30:00 720,000円】

花丸「あ、時間が進み始めたずら」

穂乃果「じゃあ、一旦解散だね!」

それぞれの場所に散らばる逃走者たち――――。

海未「久しぶりの園内ですね...。牢獄が誰もいないというのが気になりますが」


穂乃果「う〜ん、どこ行こうかな...」

希「穂乃果ちゃんはどこ行くん?」

穂乃果「あ、希ちゃん!希ちゃんは...............................ん?」

希「ん?」

穂乃果「あぁぁぁぁぁぁぁあああ!?!?の、ののの希ちゃん!?!?!?」

希「ど、どしたん!?そんなに驚いて...」

穂乃果「えっ!?だって、さっき捕まったんじゃなかったの!?」

希「帰ってきたでぇ〜!」

穂乃果「な...何で!?」

希「うちと果南ちゃんとことりちゃん、さっきあわしまマリンパークで敗者復活戦やって、復活成功したんや!」

穂乃果「だから牢獄に誰もいなかったんだ!連れ去られたと思って心配したよ〜」

希「いやぁ、ぶっちゃけ連れ去られた感あるんよ...」

穂乃果「...え?」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:36:35.78 ID:/yRqdqwI0
花丸「さて、マルはあまり動かないように...」

果南「ま〜る!」

花丸「ずらっ..................................え?」

果南「ん?」

花丸「なぁ〜んだ、果南ちゃんか...」

果南「そうだよ〜!」

花丸「果南ちゃん..................?マルの記憶だと、さっき捕まってたような...」

果南「あはは!ハンター、本当速かったねぇ〜」

花丸「そうじゃないずら」

果南「えっ?」

花丸「...何でいるずらぁぁぁぁ!」

果南「いちゃダメかなぁ...?」

花丸「い、いやいやそんなことは無いずら!もちろんいてもいいよ」

果南「まぁ〜る〜!」ギュー


善子「ルビィ、もう一回牢獄に行くわ」

ルビィ「こ、怖いなぁ...」

善子「何言ってるのよ今さら」

ルビィ「だって...」

ことり「その必要はないよ!」

善子「あれ、ことり?」

ことり「え〜っと...説明するね!ついさっき、あわしまマリンパークで敗者復活戦やってたんだよ〜」

ルビィ「あ、だから牢獄の中誰もいなかったんだね!」

ことり「そうそう!」

善子「なんだ、さらわれた訳ではなかったのね...」

ルビィ「そういうことだったんだね!復活戦ってどんなことやったの?」

ことり「えっと、園内のスタンプを3つ集めてしまたろうちゃんに渡すとクリアだよ〜」

ルビィ「そうなんだ!」

善子「しまたろう...!?いいなぁ、会いたかったなぁ〜」

ことり「あと、果南ちゃんと希ちゃんも復活したよ!」

善子「そうなのね!」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:37:03.90 ID:/yRqdqwI0
ルビィ「花陽ちゃんに電話しよ!」

花陽『あ、ルビィちゃん?』プルルル

ルビィ「もしもし!どうして牢獄の中に誰もいなかったのか、分かったよ!」

花陽『本当に!?』

ルビィ「こっそりあわしまマリンパークに行って、敗者復活戦やってたんだって!」

花陽『あわしま!?それって、来る途中看板で見た...!誰が復活できたの?』

ルビィ「ことりちゃんと、果南ちゃんと希ちゃん!」

花陽『そうなんだぁ!3人ともおめでとうございます!花陽もあわしまマリンパーク行ってみたいなぁ...!』

ルビィ「今度みんなで行こうよ!」

花陽『そうだね!じゃあ、またね〜』ピッ

しかし、電話をしていた花陽の近くに、ハンター――――。

花陽「だから、休憩時間があったんだね!...あ、ハンター!」

ハンター「...」キョロキョロ

花陽「どうしよう...!ここに隠れていれば...」

ハンター「...!」

見つかった――――。

花陽「うわ、気づかれちゃいました!」

壁に隠れてはさみうちとなった花陽――――。

ハンター「...」ガシッ

小泉 花陽 確保
残り 11人

花陽「く、悔しいです...」

ハンターは逃走者が視界からいなくなるまで、追い続ける――――。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:37:32.38 ID:/yRqdqwI0
【25:00 780,000円】

ルビィ「あっ、花陽ちゃん捕まっちゃった...。ルビィが電話掛けちゃったからかな?」シュン

善子「そんなことないわよ...。多分」

ことり「大丈夫、大丈夫!」


〜牢獄〜

にこ「お疲れさま、花陽!」

花陽「お、お疲れ様でした...」

鞠莉「ところで...今、果南とことりと希はエリアにリターンしたわよ」

花陽「そうそう、さっき聞きました!」


花丸「あと25分...!だんだんゲーム終了が近づいてきたずら!」プルルル

穂乃果「あれ、メール?」

メールだ――――。

〜通達 3〜
【残り20分までに売店に入ると、逃走者の中に 1人だけ紛れている裏切り者の正体を知ることができる。なお、1番最初に売店に入った者だけしか正体を知ることができない。】

海未「はぁ!?裏切り者なんていたんですか!?」

ダイヤ「裏切り者ですって!?」

花丸「...もちろんマルは裏切り者じゃないずら」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:38:07.03 ID:/yRqdqwI0
凛「売店行くしかないよ!」

裏切り者の正体を知るため、いち早く売店に向かった凛――――。

善子「裏切り者...ルビィじゃないわよね?」

ルビィ「や、やめてよ善子ちゃん!」

ことり「まぁまぁ落ち着いて!裏切り者なんて誰もいないと信じようよ」

善子「...そ、そうよね」

ルビィ「そうだよね!」


梨子「裏切り者って...一体今までどんなことしてたの?」


凛「売店、遠すぎるにゃ〜...」

無理に動こうとすると、ハンターに見つかるリスクが高まる――――。

凛「売店に近い人に電話するのもいいけど、凛も正体知りたいなぁ...」


海未「まさか、裏切り者がいるなんて思いませんでした...」

まさかの事態に、困惑を隠せない逃走者たち――――。

海未「売店が近いですが、裏切り者の正体など知りたくありませんので、私はここで待ってますね」


花丸「あれ、ハンターがいる...と思ったけど、違ったずら」

果南「せっかく復活したから、最後まで逃げ切りたいなぁ〜」

花丸「...あ、ハンターいたぁ!」

果南「えっ!?どこどこ!?」

花丸「うっそぉぉぉ!!!」

果南「.....................................................」

花丸「...ふふっ」

果南「まぁ〜る、こらっ」チョップ

花丸「ごめんなさぁぁい!!」

果南「...もしかして、裏切り者?」

花丸「そ、そんなわけないずら!」

果南「ほんとに〜?怪しいなぁ...」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:42:08.34 ID:/yRqdqwI0
希「案外、裏切り者の立場っていうのも、楽しいのかもなぁ〜?」


凛「さて、行くにゃ!」プルルル

凛「...この着信音うるさいにゃ!ハンターに気付かれるかもしれないから嫌だ...」

ダイヤ『もしもし、凛さん?』

凛「あ、ダイヤちゃん?」

ダイヤ『はい...ところで、凛さんは裏切り者が誰だか見に行きますか?』

凛「もちろん!だって気になるもん...」

ダイヤ『誰かわかったら正体教えていただけますか?』

凛「わかったにゃ!あれ、1人だけしか知れないんだもんね...」

ダイヤ『ありがとうございます!』

凛「うん!」ピッ


凛「さて、ハンターに気づかれずに売店に着いたけど...」

マシン「...」ピピッ

凛「何これ、どうすればいいんだろう...」

マシン「指をかざしてください」

凛「指紋認証...?」ピピッ

マシン「星空凛 裏切り者ではない」

凛「当たり前だよ!」ウィーン

凛「...よし、入るにゃ!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:42:37.90 ID:/yRqdqwI0
凛「売店のどこにあるんだろう...」

指紋認証を突破し、売店に入った凛――――。

店員「いらっしゃいませ〜」

凛「すいませ〜ん、裏切り者はどこで知れますか?」

店員「ここにカードがありますので、表にめくってください」

凛「...あ、あった!」

レジの上にあったのは、1枚のカード――――。

凛「早速めくるにゃ〜!えっと、裏切り者は...えいっ」ピラッ

凛「...え?」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:43:06.81 ID:/yRqdqwI0
【裏切り者はいない】
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:43:33.16 ID:/yRqdqwI0
凛「あぁ〜、なんだ!そりゃそうだよねぇ〜」

なんと、裏切り者は1人もいなかった――――。

凛「...もしかして、ただ悪戯で時間稼ぎしたかっただけ?」

店員「実は、裏切り者はこれから出るんです」

凛「...え?」

店員「星空凛さん...。あなたです」

凛「な、何言って...!凛は...」

店員「どうしますか、裏切り者になれば...」

・特殊な電話を使ってハンターに逃走者の位置を通報
・それにより逃走者が確保されたら1人につきボーナス30万円
・ただし、裏切り者自身が確保されたらボーナスはすべて没収

店員「どうでしょう、裏切り者になりますか?」

凛「なるほどねぇ...」

凛の判断が、今後のゲームの行方を大きく左右する――――。

凛「...さっきダイヤさんと電話したときに、正体教えて欲しいって言われたし」

店員「さぁ、どうしますか?」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:44:41.98 ID:/yRqdqwI0
凛「決めました。凛は...裏切り者にはなりません!!!!!」

店員「...本当にいいんですか?相当な額のボーナスが獲得できますよ?」

凛「やっぱり、μ`sとかAqoursのみんなは仲間だから、裏切るだなんて...とても考えられないよ!!!」

店員「そうですか......。やはり、皆さんの友情は凄いのですね...」

凛「もちろんだよ!だから、裏切り者になるのは断らせていただきます!!!!!!!」

店員?「わかりました。それでは、裏切り者計画は...」

凛「無しでお願いね、鞠莉ちゃんのお父さん!」

鞠莉パパ「な...っ!?」

店員の正体は、鞠莉のお父さんだった――――。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:45:54.76 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

にこ「う、裏切り者だって...」

鞠莉「まさか...牢獄にはいないわよね?」

花陽「だ、大丈夫だよね?」

真姫「そうよ、裏切り者なんて...ん?」プルルル

絵里「あ、メール...」

曜「なになに、裏切り者の正体?」

絵里「そうね!え〜っと、裏切り者は...いない!?」

にこ「いないですって!?」

絵里「それで、凛が裏切り者に誘われたけど断ったって...」

千歌「おぉ、凛ちゃん...!」

真姫「やるじゃない!」

鞠莉「まぁ〜、かっこいいわ!」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:46:27.13 ID:/yRqdqwI0
花丸「あ、メールだ...」プルルル

善子「えっと、裏切り者はいない...?結局そうなるのよね〜」

穂乃果「売店に行ったのは凛ちゃんだったんだね!」

梨子「断ったんだ!さすが凛ちゃん、かっこいいねぇ...」


希「よかった、裏切り者はいなかったんやね!」

しかし、希のいるエリアに侵入してきたのは、ハンター――――。

ハンター「...」

希「...あ、ハンターや」

ハンター「...」

希「せっかく復活したから捕まりたくないな...」

果たして、ハンターに気づかれずに、やり過ごせるか――――。
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:46:57.10 ID:/yRqdqwI0
【20:00 840,000円】

希「こっそり出てみよう」

ハンター「...!」バッ

見つかった――――。

希「やばっ!」

ハンター「...」スタスタ

希「あかん、もう捕まりたくない!」

ハンター「...」

希「...あれ?」

上手く、逃げ切った――――。


凛「...これでよし!」

裏切り者になるのを断った、凛――――。

凛「さぁ、今まで通りこれからも普通に逃げるにゃ!」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:47:26.17 ID:/yRqdqwI0
穂乃果「あっ...」プルルル

梨子「今度はなぁに?」

メールだ――――。

〜MISSION 3〜
【残り15分になると、ハンターが1分ごとに1体放出される。阻止するには、残り時間までに伊豆・三津シーパラダイスの入り口のゲートを閉じなければならない。なお、制限時間後でもゲートを閉じることは可能。】

ダイヤ「いよいよ最後のミッションが来ましたわね...」

梨子「1分で1体放出は結構大きいね...」

花丸「これは行かないとまずいずら...あれ?」

ミッションに動こうとする花丸の近くに、ハンターだ――――。

花丸「あっ...」

ハンター「...!」

見つかった――――。

花丸「...ここは落ち着いて隠れるずら!」

ハンター「...!」ガシッ

花丸「あぁぁ...」

国木田 花丸 確保
残り 10人

隠れる時間と余裕が、無かった――――。

花丸「ここまで逃げたのに...」


ことり「ん?」プルルル

果南「花丸ちゃん、確保...」

ルビィ「花丸ちゃん...惜しかったね!」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:47:57.39 ID:/yRqdqwI0
穂乃果「じゃあ、ミッション行くよ!」

ミッションに向かい始めた穂乃果――――。

穂乃果「ところで、ミッション発動されるの結構遅かったね...。あと5分しかないよ〜」


善子「私はミッションは行かないわ。1回目のミッション行ったし!誰か行ってくれるでしょ」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:48:25.67 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

曜「あそこの入口からハンター入ってくるのかな?」

絵里「そうみたいね。入ってくる前に閉じればいいのね」

鞠莉「もぅ...私がここから出てクローズしに行きたいわ!よしみ〜!いつき〜!むつ〜!」

曜「あっはは...もう、さっきみたいには出れないね」


海未「あと3分で1体解放ですか...」

梨子「あ、海未ちゃん!」

海未「梨子!」

梨子「海未ちゃんはミッション行くの?」

海未「私は行きませんよ。誰かが行ってくれると思います」

梨子「私も行かないでおこうかな〜」

希「あ、海未ちゃんに梨子ちゃん!」

梨子「あ、希ちゃん......................................え?」

海未「の、希!?」

希「ん?どしたん?ウチが裏切り者みたいに...」

海未「いやいや、裏切り者はいなかったじゃないですか...。どうして希がここに?」

梨子「希ちゃん、さっき捕まってなかったっけ...」

希「あ、そういうことか!復活したんよ〜」

海未「い、いつの間に...」

希「残り30分になったときからかな?」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:49:16.39 ID:/yRqdqwI0
梨子「あぁ!ちょうど私たちがイルカショー見てた間だ!」

希「へ...?イルカショー?」

海未「はい!休憩時間として、イルカショー見てたんです」

希「イルカショー!?いいなぁ〜」

海未「その間に牢獄の人たちは敗者復活戦やってたんですね...」

希「そうそう、あわしまマリンパークでな〜」

梨子「淡島まで行ってたの!?」

希「それでウチと果南ちゃん、ことりちゃんが復活したんよ」

海未「そうだったんですね...」

希「イルカショーっていうのはみんなで休みながら見てた感じ?」

梨子「そうですね、その間だけエリアにハンターがいなかったんで」

希「そうなんや!」


穂乃果「やばいよ、急がないと!」
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:49:46.66 ID:/yRqdqwI0
【15:30 894,000円】

〜牢獄〜

花丸「あと30秒でハンター1体解放されるずら」

にこ「誰も来ないじゃない!」

絵里「まだあと30秒あるから、誰か来るわよ」

鞠莉「そうね、信じて待ちましょ!」

にこ「そうね!」

千歌「でも、今来てもそこにハンターがいるね...」

曜「あ、本当だ...」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:50:20.08 ID:/yRqdqwI0
穂乃果「あと少しでゲートのところに...ん?」

ハンター「...」

ゲートの近くには、2体のハンター――――。

穂乃果「うわぁ、ハンターいるからゲート近づけないじゃん...」

ハンター「...!」バッ

見つかった――――。

穂乃果「ちょっと、時間ないのに!」

しかし、前から別のハンター――――。

ハンター「...!」

穂乃果「うわっ!」

ハンター「...!」ガシッ

高坂 穂乃果 確保
残り 9人

穂乃果「うわぁ、ミッション行かなきゃよかったよ...」

ミッションは常に危険と隣り合わせだ――――。


海未「あ、そろそろ時間ですが...」プルルル

凛「穂乃果ちゃん確保...!」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:50:51.18 ID:/yRqdqwI0
【15:00 900,000円】

凛「あっ...」

ミッション失敗 ハンター1体放出


〜牢獄〜

真姫「時間来ちゃうじゃない!」

鞠莉「あと10秒も無いわね...」

花陽「もしかして、誰も来ないんじゃ...?」

絵里「あ...時間が先に来たわ」

千歌「え、ミッション失敗!?」

曜「そう...だね、ハンターが入ってきたもん」

にこ「あっ...」プルルル

花丸「メール?」

にこ「そうね...ミッションは失敗。ハンター1体放出」

穂乃果「私が行こうとしたんだけど、近くにハンターがいて...」

にこ「すぐそこにね。あぁ、惜しかったね...」

ハンター「...!」バッ

絵里「うわぁ、来たわ...」

花陽「ひぃっ...」

エリアのハンターが4体に増えた。
残る逃走者は、9人――――。
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:51:27.70 ID:/yRqdqwI0
果南「あっ...!」

善子「ま、まだ間に合うわ!」

ゲートを塞がない限り、ハンターは1体ずつ放出される――――。

ルビィ「...ここはルビィが塞ぎに行く!」

ミッションに向かうルビィ。
しかし、エリアには4体のハンター――――。


ハンター「...」

ことり「ハンター増える前に塞ぎたいけど、あまり動きたくないよ...」

無理に動こうとすると、ハンターに見つかるリスクが高まる――――。

ハンター「...」

ことり「ほら...あそこにハンターいるよ!」

ハンター「...!」バッ

見つかった――――。

ことり「やばっ!」バッ

ハンター「...」スタスタ

ことり「捕まる!」スタスタ

しかし、行き止まりだ――――。

ことり「あぁ...っ!」

ハンター「...!」ガシッ

南 ことり 確保
残り 8人

ことり「せっかく復活したのに...」


善子「ことり確保...?復活成功したのに、もったいない...」

108万円の夢は儚く散った――――。
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:52:53.86 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

にこ「メールだ...」プルルル

絵里「にこ、どうしたの?」

にこ「ことり確保!」

千歌「あぁぁぁ...復活したのに...!」

ことり「どうせなら逃げ切りたかったなぁ...」

曜「お疲れ様!」

花丸「あ、1分経ったずら...」

ハンター「...」

鞠莉「また増えたわ!」

ハンター1体放出。
エリアにいるハンターは、合計5体――――。

にこ「まだ誰も来ないわね...」

絵里「頑張って、みんな!」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:53:23.13 ID:/yRqdqwI0
ルビィ「また1分経っちゃった...」

ゲートを閉じない限り、ハンターは増え続ける――――。

ルビィ「こっちだね、早く行かないと!」

ダイヤ「お待ちなさいルビィ!」

ルビィ「お、お姉ちゃん!?」

ダイヤ「ハンターが増えて来ましたわね...!私と一緒に行きましょう!」

ルビィ「お姉ちゃん...!」

ダイヤ「ゲートはこっちで合ってますわね?」

ルビィ「うん!」

ダイヤと協力し、ゲートに向かうルビィ。
しかし、その先にハンター――――。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:53:49.89 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

鞠莉「ねぇ、そこにハンターいるわ!」

花丸「2体もいるずら」

穂乃果「...あ!」

にこ「穂乃果、どうしたのよ?」

穂乃果「黒澤家が来たよ!」

曜「あ、本当だ!」

花陽「でも、今来たらハンターに捕まっちゃいます...」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:54:19.24 ID:/yRqdqwI0
ダイヤ「ここですわね...ハンターいますわ!」

ルビィ「本当だ!」

ダイヤ「ルビィごめんなさい!頑張って!」バッ

ハンター「...!」スタスタ

おとりになったダイヤ。
しかし、同じタイミングでハンターが1体放出――――。

ルビィ「うわっ!」

エリアのハンターは、6体に――――。

ハンター「...!」バッ

目の前のルビィを追いかけるハンター――――。

ルビィ「タイミング悪いよ!」

ダイヤ「...あら、ルビィ!?」

ルビィを追いかけていたハンターが、ダイヤに移る――――。

ダイヤ「嘘でしょう!?」

ハンター「...」スタスタ

ダイヤ「想定外ですわぁぁ!」

ハンター「...!」ガシッ

ダイヤ「2体もいるとは思いませんでしたわ...」

黒澤 ダイヤ 確保
残り 7人

ルビィ「あ、危なかった...。お姉ちゃん大丈夫だったかなぁ?」プルルル

ルビィ「メール...。お姉ちゃん確保!?」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:54:47.89 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

ことり「ダイヤちゃん確保...!」

鞠莉「まぁぁぁぁ〜〜〜!惜しかったわね、ダイヤ...」

ダイヤ「もう、ミッションはルビィに託しましたわ!」

絵里「もうそこまで来てたんだものね...。ここから見えたわ!」

ダイヤ「は、はい!」キラキラ


ルビィ「このゲートを閉じればいいんだね!」

ゲートに到着した、ルビィ。
周りにハンターはいない――――。

ルビィ「これを閉じて...重い!」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:55:27.70 ID:/yRqdqwI0
【12:20 932,000円】

花丸「あれは...ルビィちゃん!」

曜「頑張って、あと20秒!」


ルビィ「あと少しで...ふぎぎぎ!」


真姫「ルビィ...!」

鞠莉「まぁ...すごいわ!」


ルビィ「これで...よし!」ガッシャァァ‼

MISSION CLEAR

花丸「おぉ...すごいずら!」

ダイヤ「流石ですわ、ルビィ...」

ゲートは、閉じられた――――。

ルビィ「やったよお姉ちゃん!」


果南「あ、メール...」プルルル

梨子「ルビィちゃんの活躍により入り口を封鎖、新たに放出されたハンターは3体となり、合計6体...」

海未「6体...なかなか多いですね...」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:56:04.85 ID:/yRqdqwI0
ハンター「...」

善子「あと12分...。もうすぐで100万円ね!」

ハンター「...!」バッ

善子の近くにハンター。
しかし、善子は気づいていない――――。

善子「ここまで来たら逃げ切...うわっ!」

ハンター「...」スタスタ

善子「こんな近くにいるなんて思わなかったわ!」

ハンター「...!」ガシッ

善子「あぁぁ...」

津島 善子 確保
残り 6人

善子「100万円が...」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:56:32.17 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

穂乃果「にこちゃん、メール来てるよ」

にこ「あ、本当だ。どれどれ...善子確保!?」

花丸「善子ちゃん!?」

花陽「すごく惜しかったですね...」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:57:03.41 ID:/yRqdqwI0
【10:00 960,000円】

ゲーム終了まで、残り10分――――。

凛「ここまで来たら逃げ切らないと!」

しかし、エリアにいるハンターは6体――――。

海未「もう少しで100万円ですね」


果南「さすがにもうミッションは無いよね...?」

希「あれ、果南ちゃん?」

果南「あ、希!」

希「あと10分頑張ろう!」

しかし、果南と希の近くに、2体のハンター――――。

果南「...じゃ、私はこっち行くね!」

果南が向かった先に、さらに別のハンター――――。

希「は〜い!」


果南「さてと、こっちに...うわっ」

ハンター「...!」スタスタ

前から迫り来るハンターに見つかった――――。

果南「やばいっ!」

上手く切り返したが、後ろからも別のハンター――――。

果南「嘘でしょ!」

ハンター「...」ガシッ

果南「もぉ〜〜〜っ!」

松浦 果南 確保
残り 5人

果南「せっかく復活したのに...!」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:57:31.59 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

にこ「...もうメールなんて見たくないわ。えっと...果南確保!?」

鞠莉「果南確保!?」

ことり「うわぁぁもったいない...!」

穂乃果「逃げ切れると思ってんだけど...」

善子「あと逃走者は5人ね...」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:57:57.63 ID:/yRqdqwI0
希「うちもやばい状況なんよなぁ...」

6体のハンターにより不利になった、5人の逃走者たち――――。

ハンター「...」

希「ここで急に走り出したら気づかれるしなぁ...」

しかし、前からもハンター――――。

希「スピリチュアルで逃げ切るしか...!?」

ハンター「...!」バッ

見つかった――――。

希「も、もう無理やってぇ!」

ハンター「...!」ガシッ

東條 希 確保
残り 4人

希「何か、急にハンター増えたなぁ...」

ハンターはアンドロイド、スピリチュアルは通じない――――。

希「うわぁぁ...!復活したからには逃げ切れると思ったのに...」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:58:30.01 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

曜「牢獄も急に増えてきたね...」

善子「あとは...ルビィと、梨子と、凛と、希と、海未ね...」

絵里「もうそれしか逃走者いないの!?」

千歌「みんな逃げ切ってほしいね!」プルルル

絵里「にこ、メール...」

にこ「もう、ミッションであってほしいわ!」

花陽「えっと、内容は?」

にこ「花陽、読んで...」

花陽「はい!え〜っと...希ちゃん確保」

12人「!?」

ダイヤ「復活した組はこれで全員確保ですわね...」

千歌「あ、希ちゃん帰ってきた!」

真姫「希、お疲れ様」

希「いやぁ〜、逃げ切るって難しいね、あはは」

果南「6体は急に増えた感じしたよね」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:59:03.91 ID:/yRqdqwI0
残る逃走者は、ルビィ、梨子、凛、海未の4人――――。

梨子「あと4人だけ...?」

ルビィ「あ、また電話...!」プルルル


にこ「花陽読んで!!!!」サッ

真姫「反応速すぎるわよ...」

花陽「は、はい!」

にこ「っていうかにこのケータイ持ってて!」

花陽「わかりまし...」

にこ「にこは耳塞いでるわ!」

花陽「...た。じゃあ読みますね...あれ?」

穂乃果「どうしたの?」

花陽「確保情報じゃないです...」

千歌「え!?」

花陽「通達...」

〜通達 4〜
【これより、逃走者にハンター凍結のチャンスを与える。エリア内にある冷却スプレーを手に取り、ハンターに向けて噴射すれば、ハンターが永久凍結される。】

希「もっと早く言ってやぁぁ!!!」バタバタ

果南「そ、そうだよぉ...」

絵里「ちょっと希、落ち着いて!」

にこ「お、終わった?」

花陽「うん!確保情報じゃなかったよ!」

にこ「何ですってぇ!?」

花陽「これからスプレーでハンターが凍結できるんだって!」

にこ「すごく今更...」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 06:59:38.91 ID:/yRqdqwI0
梨子「おぉ、6体から減らせるのね!」

海未「まずはスプレーを探して...」


【05:00 1,020,000円】

凛「す、すごい...!100万円超えたにゃ!」

ルビィ「あと5分で逃走成功...!」

海未「スプレーは...これですね!」

凛「案外結構スプレー置いてあるんだね〜」

スプレーを探す凛の近くに、ハンター――――。

ハンター「...!」バッ

凛「早速来たね...甘いにゃ!」

ハンター「...!」

凛「これをかければ...!」プシュー

ハンター「...」シーン

ハンター、フリーズ――――。

凛「やったにゃ〜!」

これで、エリア内のハンターは5体に。
しかし、後ろからもハンター――――。

凛「さ、他のところに...あっ!」

ハンター「...」スタスタ

凛「うわっ、もう空っぽだぁ!」

ハンター「...」スタスタ

凛「逃げないと!」

ハンター「...」スタスタ

凛「あ、そこにスプレーが!」

上手くスプレーを手にした凛――――。

凛「いっくにゃぁ!」プシュー

ハンター「...」スタスタ

凛「うわっ、間に合わない!」

ハンター「...!」ガシッ

凛「嘘でしょぉ〜〜〜!」

星空 凛 確保
残り 3人

凛「あと3分で108万円もらえたのに!悔しいにゃ〜」


花陽「あっ...」プルルル

にこ「はい花陽読んで!にこ耳塞ぐ!」

花陽「えっと、凛ちゃん確保...」

12人「うわぁぁぁぁ..................っっ!!!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:00:13.59 ID:/yRqdqwI0
海未「いくつかスプレーを持っておきましょう」

梨子「あれ、海未ちゃん!」

海未「梨子!」

梨子「私、逃げ切れる気がしてきたよ!」

海未「そうですね、ここまで来たら逃げ切りましょう!」


ルビィ「どうしよう、スプレーが見つからないよ...」

未だにスプレーを手にできていないルビィ――――。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:00:42.45 ID:/yRqdqwI0
【03:00 1,044,000円】

梨子「あ、カップラーメンの待ち時間だけ逃げれば逃走成功だね!」

海未「はい、頑張りましょう!」


ルビィ「あったあった!」

スプレーを発見した――――。


梨子「あ、ハンターいる!」

海未「来ましたね...」

ハンター「...」

海未「行きますよ!」プシュー

ハンター「...!」シーン

ハンター、フリーズ――――。

梨子「あと4体!」

海未「じゃあ、私は新しいスプレーを探しに...」

梨子「待って、もう一体ハンターがいる!」

海未「梨子、スプレーを貸してください!」

梨子「はい!」

ハンター「...!」バッ

海未「こ、これで...!」

しかし、間に合わない――――。

海未「は、速い!」

梨子「逃げなきゃ!」

別の方向に逃げる、海未と梨子。
狙われたのは、海未だ――――。

海未「...何としてでも逃げ切ります!」プシュッ

ハンター「...!」ガシッ

海未「う、うわぁぁぁ!」

スプレー噴射が、少し遅かった――――。

海未「あと3分でしたのに...」

園田 海未 確保
残り 2人
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:01:30.93 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

にこ「はい花陽!」

花陽「は、はいっ!海未ちゃんまで確保...!」

13人「うわあぁぁぁぁぁぁぁ..........」

千歌「梨子ちゃん!ルビィちゃん...!」

鞠莉「なんか急にハンターのレベルがアップしてない?」

果南「そうかなぁ?」


梨子「う、海未ちゃん...」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:01:59.43 ID:/yRqdqwI0
【02:00 1,056,000円】

ルビィ「とりあえずスプレーを...」

エリアには、4体のハンター――――。

ルビィ「あとはここに隠れて時間まで待てば...」

ハンター「...」

しかし、近くにはハンター――――。

ルビィ「ここにいれば大丈夫かなぁ?」

ハンター「...」

ルビィ「よし、ここに隠れて...」

ハンター「...!」バッ

ルビィ「あと1分ちょっとだね」

しかし、ハンターはルビィに気づいた――――。

ハンター「...」スタスタ

ルビィ「...あぁ!でも隠れてるしスプレーもあるから大丈夫だよね!」

ハンター「...」スタスタ

ルビィ「...えぇ〜い!」プシュー

ハンター「...」シーン

ハンター、フリーズ。
しかし、左側からもう一人のハンター――――。

ルビィ「うわっ、もう一人いたの!?」

ハンター「...!」バッ

ルビィ「いやぁぁぁぁ!!」

ハンター「...!」ガシッ

黒澤 ルビィ 確保
残り 1人

ルビィ「ここまで逃げたのに...すごく悔しい!!」

黒い悪夢の、餌食となった――――。
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:02:25.02 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

花陽「メ、メールです...」

鞠莉「...っ」ゴクリ

花陽「ルビィちゃん、確保...」

14人「うわぁぁぁぁぁぁぁ......................!!」

ダイヤ「ルビィ、本っ当に惜しかったですわね...」

千歌「うわぁぁ、本当もったいないよ...」

曜「残りは梨子ちゃん、ただ1人...」

真姫「梨子、頼むから絶対逃げ切りなさいよ!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:03:00.40 ID:/yRqdqwI0
梨子「えっ...あと私だけ!?」

ゲーム終了まで、あと2分を切った。
残りは梨子、ただ1人。
ハンターは、3体――――。

梨子「できるだけたくさんスプレーをストックしておきましょう!」

ハンター「...」

しかし、残る梨子を狙って、ハンターがくまなく捜索を始めた――――。

梨子「どこにハンターがいるかわからないわ...」

〜ゲーム終了まで 1分30秒〜

梨子「あまり隠れると、急に来たとき動けなくなるから...」

ハンター「...」

しかし、後ろから来たのはハンターだ――――。

梨子「...来たわね!これで...えいっ」プシュー

ハンター「...」シーン

梨子「これで...よし!」

ハンター、フリーズ――――。

梨子「あと3体ね!」

しかし、前からも、ハンター――――。

梨子「...どうしよう、スプレーが!」

ハンター「...!」バッ

見つかった――――。

梨子「や、やばい!」バッ

ハンター「...!」スタスタ

梨子「逃げなきゃ!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:03:32.00 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

鞠莉「あれ...梨子じゃない!?」

善子「本当だ!」

千歌「梨子ちゃん頑張って!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:04:01.14 ID:/yRqdqwI0
【01:00 1,068,000円】

にこ「あと1分よ!」

梨子「ここで捕まるわけには...!」

ハンター「...」スタスタ

梨子「あと少しで逃走成功...!」

ハンター「...」スタスタ


〜ゲーム終了まで 30秒〜

梨子「あと30秒ね!」

ハンター「...」スタスタ

梨子「こっちに曲がって...!」

上手く切り返した、梨子。
しかし、前から別のハンター――――。

梨子「また来た...っ!」バッ

ハンター「...」スタスタ

梨子「戻ろう!」

ハンター「...」スタスタ


千歌「あと15秒!」

ルビィ「お願い、逃げ切って!」

凛「ここまで来たら逃げるにゃ〜」

真姫「あ、梨子来たわ!」

梨子「はぁ、はぁ...」

ハンター「...」スタスタ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:04:39.37 ID:/yRqdqwI0
〜ゲーム終了まで 10秒〜

曜「...10!」

梨子「はぁ、はぁ...」スタスタ

曜「9!」

ハンター「...」スタスタ

3人「8!!」

梨子「み、みんな...!」

10人「7!!!」

ハンター「...」バタバタ

17人「6!!!!」

梨子「もう少しで...!」

17人「5!!!!!」

ハンター「...」バタバタ

17人「4!!!!!!」

梨子「逃げ切ったら108万!!」

17人「3!!!!!!!」

ハンター「...」ダッ‼

17人「2!!!!!!!!」

梨子「これは来た...!」

17人「1!!!!!!!!!」

ハンター「...」スタスタスタスタ...

17人「0!!!!!!!!!!」

梨子「やっ...」

17人「あっ...!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:05:06.26 ID:/yRqdqwI0
梨子「やっっっったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!!!!!!」

桜内 梨子 逃走成功
賞金 1,080,000円 獲得
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:05:39.60 ID:/yRqdqwI0
〜牢獄〜

にこ「あ...最後のメールね!」プルルル

花陽「ゲーム終了...。桜内梨子ちゃんが逃走成功です!!!」

千歌「や、やったぁぁぁぁ!!」

曜「梨子ちゃん凄いよ...!」

希「108万円って...相当なお金持ちやね!」

絵里「あっ...梨子、お帰り!」

梨子「みんな!いやぁ、全然実感湧かないねぇ...108万円だって」

鞠莉「...はい、お父さんから!1万円札が108枚ね!」

梨子「えっ、本当にいいの!?」

鞠莉「あ、当たり前じゃない!」

梨子「やっったぁぁぁ!!うわぁ、すごい!重い!」

ダイヤ「こ...こんな札束見たことありませんわ!」

果南「梨子ちゃん、おめでとう!」

梨子「あ...ありがとうございます!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/22(木) 07:06:07.58 ID:/yRqdqwI0
穂乃果「梨子ちゃん!108万円何に使う?」

梨子「え〜っと...どうしよっかなぁ?」

凛「全員分の焼肉おごってもらうにゃ!」

真姫「ちょっと凛!」

梨子「全員分!?」

凛「冗談にゃ」

花陽「焼肉するときは、お肉をご飯に乗せちゃダメだよ!」

凛「それさっきも聞いたにゃ...」

花丸「...梨子ちゃん、マルたちに何かおごってくれないかなぁ」

梨子「あ〜...」

善子「あんた食欲どうなってんのよ...」

花丸「食欲は無限ずら、宇宙ずら!」

梨子「あっはは...花丸ちゃん、108万円すぐに無くなっちゃいそう」

千歌「こんだけのお金でみかん買ったらどうなるのかな?」

梨子「多分、『これ千歌の家に入りきらないから、梨子ちゃんの家置いといて〜!』とか言ってきそうだね!」

果南「あっはは!」

千歌「梨子ちゃん!千歌を何だと思ってるの!?」

梨子「う〜ん...じゃあ、無難に旅行でも行こうかなぁ!」

ルビィ「えっ...!いいなぁ!」

梨子「ルビィちゃん、本当に惜しかったもんね〜」

ルビィ「すごく...悔しいです」

海未「お土産お願いします!」

千歌「千歌にも!」

梨子「うん、わかった!」

ことり「梨子ちゃんおめでとう!旅行楽しんできてね!」

梨子「は〜い!」

見事逃走に成功し、賞金108万円を手にした――――。

梨子「あ、ありがとうございまぁぁ〜〜〜す!!!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/22(木) 07:07:44.20 ID:/yRqdqwI0
〜run for money 逃走中〜

おしまい!
読んでくれてありがとうございました〜!
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/22(木) 17:58:19.22 ID:ms8OY64Go
乙!
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/28(水) 05:35:12.30 ID:aOXtposKO
本家っぽい雰囲気出てたね
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