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加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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16 :
◆sWs1XPoFz2Ci
[saga]:2018/03/21(水) 03:40:02.73 ID:RrjEOvhp0
>>3
訂正
「しっかし、あたしがメイドなんて似合ってないと思うんだよなぁ。なんてったって元は部隊の隊長だぜ?」
「似合ってますよ?」
「そうか?あたしは戦いの方が性に合ってる気がするよ」
「ンー、でも、去年、魔王が倒されてから魔物、減りましたね?」
「ああ、そうだな」
去年、勇者達によって魔王が倒された。それによって魔物達は力を失い、人間を襲う事もほぼなくなった。無抵抗の魔物を[ピーーー]のは忍びない、ということで人間と魔物は住み分けしてそれぞれ別の場所で暮らしている。それでもところどころで小競り合いは起きているらしいが。
「魔物もいないのに、兵士がたくさんいると、国が大変、ですね?」
「それは……そうだけどよ……」
「まあ、これは建前、です」
「え?」
「魔物が少なくなった今、気をつけないといけないのは人間です」
「ああ……」
「先日、遂に領土の奪い合いがおきてしまいました」
「だったら、戦争に備えて戦力を強化しなきゃならないんじゃないか?ただでさえ小国なのに軍を縮小してる場合じゃ……」
「ダー。その通りです。平和になったので、どの国も軍隊を縮小してますがそれは表向きは、です」
「じゃあ……この国も……?」
「ハイ。ナオ以外の辞めた兵士達は秘密裏に訓練しています」
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