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「ピクシー見つけた」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/15(木) 19:01:50.18 ID:sZGM97fI0
「って『言われたら』負けです」
「は?」
夢なのか、俺が寝ぼけているのか。
枕もとに立って、自分を『妖精(ピクシー)』と名乗る少女はそう告げた。
「相手のピクシーが消えて、自分のピクシーが生き残る。最後まで生き残ればあなたと私の勝ちでございます!」
小さい。
目覚まし時計と同じくらいの大きさの彼女は、キラキラと輝いていた。
昔映画で見た『ティンカーベル』を彷彿とさせる愛らしい容姿に、藍色のドレス。
唯一違うのは、瞳の、本来人間ならば白い部分まで藍色に染まっていること。
「まだ寝てますか?起きてますか?もう妖精はあなた方のそばに存在しているんですよ?」
ピクシーはおかしそうに笑う。
喉奥から「う゛ーん」と声を絞りながら、俺は寝起き(というより真夜中なので就寝中だった)重たい体を起こした。
「なんなら頬っぺたでもつねりましょうか?」
「……いや、いい……起きた」
「それはよかった!」
寝起き頭の正面に、彼女はすっくと降り立った。
彼女の姿は眩しかったが、ひときわ光っているのは羽なのだと、いまさらながらに気づいた。
藍色はにこりと笑った。
では改めて、『藍色の妖精魔法』の担当、アズールです。よろしくね!」
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