【モバマスSS】 お題は星の数だけ 15夜目

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:07:02.61 ID:/PNdWRIK0
「美味いな、うん」

「それじゃあ私にも、あーん♪」

ええ……可愛……じゃなくて自由すぎかよ

「あーん♪」

「あ、あーん」

仕方なく伊達巻を茄子の口の前にもっていくと、まるで鳥の雛のように一口でそれを食べた

「……美味しいですね〜、甘くて卵の味もきちんとして」

嬉しそうな顔を浮かべる茄子に、もっと色々なものを食べさせてみたくなった
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:14:11.44 ID:/PNdWRIK0
「茄子、ほら」

「あーん♪ うん、美味しいですね〜」

「ほらほら、これもお食べ」

「お酒がすすんじゃいます」

これは親鳥の心境なのだろうか、食事を与えるのが楽しくなってきた

「プロデューサーも食べてくださいね?」

あ、はい……いただきます
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:21:30.06 ID:/PNdWRIK0
空のお銚子が何本も増え、料理もだいぶ減ってきたころ

「私、隠し芸しますっ」

と、意気揚々に茄子が言って、どんな隠し芸かと聞く前に和服の帯を緩め始めた

「ちょっと待っててくださいね〜」

これはやばいと視線をずらすが、衣擦れの音が気になってしまい、どうしようもなくなった

「準備できましたよ〜、ほらほら、プロデューサー♪」

この時だけは、楽しそうな茄子の言葉に少しイラっとした
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:32:12.71 ID:/PNdWRIK0
「あら、どうしたんですかプロデューサー? これからがいいといころですよ」

「あー……ちょっと首の具合がね、悪くてね」

だいぶ苦しい言い訳だが、素直に茄子を見るわけにはいかない

「そうですか〜……きゃあっ! お雑煮が腕にっ」

茄子の悲鳴に体が勝手に反応してしまった

雑煮がないことに気づいたのはもう後の祭り

「捕まえましたよ〜」

俺はまんまと茄子の策にはまってしまった

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:47:58.93 ID:/PNdWRIK0
まぁ捕まえたとか言われているが、実際には茄子から目が離せない状況になったというだけだ

帯を外し、和服をはだけさせた茄子から……

「うふふ♪ それじゃあいきますよ〜」

和服の前をがばりと開けたかと思うと、少し前かがみになり

「鏡餅です♪」

なんだろうこの気持ち、裏切られたような安心したような、そんな気持ち

けれど、アイドルがお腹を見せて鏡餅ってのはどうかと思うよ?
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:52:28.76 ID:/PNdWRIK0
「年末年始と食べ過ぎちゃったみたいで、やってみようと思いました♪」

そしてそれを笑顔で言ってしまう茄子は、大物なのだろう

「ああ、ぎりぎり三段の鏡餅ってとこか」

「はい〜♪」

だから、何故そんなにうれしそうなのか

「触ってみますか?」

まさかこんなところで爆弾発言がくるとは思わなかった
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:56:40.30 ID:/PNdWRIK0
「他の子には、もちもちで気持ち良いって言われましたよ」

もちもち……気持ち良い……はっ! いかん、惑わされるな

「お酒飲んじゃってますし、私は気にしないです」

綺麗な瞳が俺をのぞき込んで、俺は……

「明日からダイエットだな」

「ええ〜、この手ならいけるって言われたのに……残念です」

今何か聞こえたような気がしたけど、きっと気のせいだろう

翌日から茄子が必死のダイエットをするのだが、それはまた別のお話



おしまい
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/13(火) 22:57:23.52 ID:/PNdWRIK0
読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました
今日はこれでおしまいです

続きは明日の夜から
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 23:54:39.07 ID:KaTeCxODO
乙です
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 10:33:02.00 ID:G9S8QT4f0

アイドル的には駄目なんだろうけど、少々肉がある位が健康的かつ扇情的だと個人的には思う
114 :1です [saga]:2018/03/14(水) 20:39:27.59 ID:AtF61EOK0
再開します
お次は>>117を頂戴します
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 20:41:35.72 ID:Koud2JVR0
響子のために特別な
ホワイトデーのお返しを
するプロデューサー
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 20:41:43.48 ID:gXh3nwuc0
茄子田楽と柚味噌
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 20:41:44.55 ID:wI06rE80o
「俺達親友だろ?」って言ったら何でもしてくれる輝子
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 20:41:53.01 ID:sAKb2V2A0
乗馬日菜子
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:45:18.64 ID:AtF61EOK0
何かデジャヴを……「俺達親友だろ?」って言ったら何でもしてくれる輝子 でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調などは目をつぶって頂ければ……
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:52:58.67 ID:AtF61EOK0
P「輝子、これバレンタインのお返し」

輝子「これはキヌガサタケ……! 良いのか、こんなもの貰っちゃって……」

P「ああ、もちろんさ! ただ、輝子にちょっとしてもらいたいことがあるんだよなぁあ……俺たち親友だろ?」

輝子「ああ、もちろんだ……ところで、何をすれば良いんだ?」

P「そうだなぁ……手始めにお兄ちゃん呼びなんてどうだ」

輝子「そのくらい、お安い御用だ」

P「やったぜ」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:03:23.42 ID:AtF61EOK0
P「輝子、今日の仕事はどうだった?」

輝子「今日は平和にお仕事が終わったぞ……プロ、お兄ちゃん」

P「そ、そうか(上目使いとか反則だろ……)」

輝子「お兄ちゃんはどうだったんだ?」

P「俺か? 俺は輝子の可愛いとこを見れてやる気出た」

幸子「今カワイイ話題してましたか?」(ニュッ)

P「いや? 幸子は仕事行きましょうね〜」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:13:49.32 ID:AtF61EOK0
幸子「な、なんでボクだけそんな扱いなんですか!?」

P「だって、お前ちょっと前に書いたもん」

幸子「ええ……? ちょっとそれは理不尽じゃないですかね」

P「うるせぇ、カワイイ自分を見てほしかったら安価とれ」

幸子「フフーン……そんな事言うと、もうお題出しませんよ?(威圧)」

P「……すいません、調子乗りました(そんなの別に構わんぞ)」

幸子「はいはい、仕方のないプロデューサーさんですねぇ」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:31:44.92 ID:AtF61EOK0
輝子「よ、良かったのか……お兄ちゃん?」

P「良いんだ、幸子は後できっと出てくるから……」

輝子「そうか……あ、あの……皆に、や、優しくな?」

P「ああ、わかってる。だからそんなに悲しそうな顔をしないでくれ」

輝子「お兄ちゃんがわかってくれれば、それでいいんだ」

P「天使か(天使か)」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:43:34.86 ID:AtF61EOK0
P「あー、なんだか頭が重くなってきた……仕事のし過ぎかな」

輝子「だ、大丈夫か? 横になったほうがいいんじゃ……」

P「そうだな……ついでに輝子に膝枕してもらおうかな」

輝子「私の膝で良ければいくらでも貸すぞ……」

P「俺たち親友って……マジで?」

輝子「マジで……」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:56:54.56 ID:AtF61EOK0
輝子「ど、どうぞ……」(ポンポン)

P「お邪魔します」(ポスッ)

輝子「ど、どうだ……私の膝枕の感じは?」

P「んー……死んでもいいかな」

輝子「それは本気……か?」

P「おう、お望みなら今すぐにでも」

輝子「わかった……それはやめよう」

126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:09:06.01 ID:AtF61EOK0
P「それにしても柔らかい感触と、いい匂いが……」

輝子「ああ、まゆさんに教えてもらったボディシャンプーかな」

まゆ「今まゆの話してましたかぁ?」(ニュッ)

P「んー……セウト?」

輝子「セウトならダメみたいだ、まゆさん、ごめんな……」

まゆ「うふふ、まゆはすぐにもどってきますからねぇ」

P「はいはい、とりあえずアイルビーバックかな」

まゆ「雑なプロデューサーさんも素敵ですよぉ」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:19:14.34 ID:AtF61EOK0
輝子「ふふ……お兄ちゃんが私のそばに……」(ナデナデ)

P「あ〜^ 馬鹿になるぅ〜」

輝子「むぅ、私がいるんだから……ちゃんと反応するんだぞ?」

P「イエス、ユアハイネス!」

輝子「お兄ちゃんは返事は元気だからな……」(ナデリナデリ)

P「このまま消えてなくなりたい!」
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:36:39.85 ID:AtF61EOK0
輝子「ダメだ……お兄ちゃんがいなくなるのは……」(ギュッ)

P「輝子……」

輝子「そうだ、一緒にキノコを栽培して、薄暗いとこですごそう」

P「うーん……」

輝子「ふ……不満か?」

P「いや、そんなことはないんだけど……輝子の魅力を引き出せるかなって」

輝子「私の……魅力」

P「そうだ、輝子の魅力をもっと知ってほしいんだ」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:51:54.35 ID:AtF61EOK0
輝子「その……私の魅力っていうのは、どんなのだ?」

P「そうだなぁ……俺的には小動物みたいな可愛さと、ギャップかな」

輝子「……ギャップ」

P「ああ、気弱な輝子と強気な輝子。どっちも可愛らしくてギャップがある」

輝子「親友にそこまで言われると、照れるな……」

P「お前がいくら照れようが、こちらは決めてしまったことだからな」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/14(水) 22:59:55.63 ID:AtF61EOK0
輝子「その……私を見てくれていて、ありがとう」

P「何言ってるんだ、これからもだからそんなこと言うな」

輝子「だからこそ……だぞ、これからもずーっとお世話になるから」

P「そんなもじもじしながら言うな、抱きしめちゃうぞ」

輝子「プロデューサーがそうしたいなら、いいぞ……」

P「お、おう……」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 23:11:30.39 ID:AtF61EOK0
P「な、なぁ、俺たち、親友だよな?」

輝子「ああ……だけど」

P「だけど?」

輝子「親友以上の関係でもいいんじゃないか」(真っ赤)

P「おい、そんな表情で言うなよお前……」

輝子「まぁ、良いじゃないか……私と親友がばれないなら……」

P「輝子がそう言うなら俺は構わないけれど……」

輝子「それなら……ばれるまで、くっついていよう……」

P「輝子が望むなら、それに従がおう」

控えめに笑みを浮かべる輝子に、こちらを笑みを浮かべながら、相槌を打つのだった




おしまい
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 23:13:49.02 ID:AtF61EOK0
まだ書きたいところですが、これでお開きとさせて頂きます
読んでくれた方に改めて感謝を
そして、お題ありがとうございました

次にスレを立てるときにはもっといいものを書きたいと思います
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/15(木) 00:12:45.05 ID:VeRb2FfDO


お題を拾っていただきありがとうございました
49.12 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)