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【安価】クリエンテスとパトローヌス
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48 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/09(金) 00:37:38.00 ID:LftnbF580
「その事についてですが、考えられる点が幾つかあります」
「1つ目は【外の人間が】知らないうちに、この領地に【入り込んでいる】可能性」
「誰かによる【単なる悪戯】に過ぎないのかもしれませんが――」
「入っていた【内容によって】は、【冗談では済まない】でしょう」
「……」 (野盗が入れていたあれは、まさにそうだろうな……)
「2つ目は【領地の人間に】潜在的な【不満を持った者がいる】可能性」
「不満?」
「ええ、【貴族は】誰しも知らず知らずのうちに【敵を作る】もの」
「【そういった輩】の中には、足を引っ張ってやろうと思う者もいるでしょう」
「生憎ですが、【自分に心当たりは無い】のですが……」
「そんなの【嘘】ですわ」
「えっ」
「嘘をつくならもう少しマシな嘘をつきなさい」
「………」 (何故こうも断言できる……?)
彼女の射貫くような視線に君はたじろいでしまう。
それを言葉に表すなら、高貴な人間が生まれ持つ”風格”という物か。
49 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/09(金) 01:01:50.09 ID:LftnbF580
「最後はそもそも【前提が間違っている】可能性」
「前提が、間違っている……?」
「そうです」
「ティオニクス様は【領民以外が使っている気がする】と仰りましたね?」
「…? えぇ、確かにそう言いました」
「どうしてそう思ったのですか?」
「目安箱に入っていた【内容が変】だったからで……」
「それですわ」
「えっ」
「深く聞きましょう。【どうやって】その情報を【知りえた】のですか?」
「それは、報告に来た従者が……」
「もしもの話をします。その【従者が偽の情報を言っている】としたら?」
「………」
「【信頼していると言うのは勝手】ですが、【誰もが正直にモノを話す訳では無い】事を胸に刻み付けなさい」
「でなければ、要らぬ傷を負いますわよ」
50 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/09(金) 01:12:42.95 ID:LftnbF580
「………」 (ルチアやドミニクが……? そんなのあり得る筈がない!)
「上に立つ者にとって従者とは家族ではありませんの。従者はあくまでも従者」
「酷かもしれませんが、最悪のケースは考えるべきです」
「…肝に銘じます」
「よろしいですわ。他に聞きたい事は?」
「………」 (まだ何かあっただろうか……)
……君は彼女に何を聞く?
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「戦火の気配がした時、事前にどんな準備をしていましたか?」
A―「世継ぎは何人ほどが――」 エルキナ「4人ですわ! 男の子が3人と女の子が1人!」
B―「領地間での付き合いはどの程度に留めていますか?」
C―「領地東で湧き出る黒い水の正体について何かご存知ですか?」
D―「ありません。ありがとうございました」※終了
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 〔2D10で低いの採用、同値なら先に書いたの。数値が高いほど良い結果に〕
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/09(金) 01:39:29.65 ID:FibTJ5ifO
@
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/09(金) 08:23:06.40 ID:CG6GZMZXO
1
53 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/13(火) 18:45:56.04 ID:xEGB2xO90
@―「戦火の気配がした時、事前にどんな準備をしていましたか?」
「まずは【情報の真偽】を確かめます」
「憶測で動く訳にはいかないからですね?」
「その通り。それが本当ならば――」
「次は【武器の調達】。何も用意出来ない人間には最低限の装備を支給します」
「……こちらが出せる限りの範囲で支援するべきでは?」
「余計な支出を出すのは、領地の未来を潰す事と同義ですわ」
「ですが、それで負けては元も子もない」
「きちんとした練兵を行っていない人間に、重武装を貸し与えた所でどうなりますの?」
「………」
「なるほど」 (殆ど無いよりはマシな程度だろうな……)
君は彼女の意見に不満を覚えた。
それはおそらく、自分が人を見捨てられない性格だからか。
……彼女は切り捨てる事を徹底しているように思える。
54 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/13(火) 18:49:06.29 ID:xEGB2xO90
「他にも気を付けることがあります」
「なんでしょう」
「【食料の管理】ですの。補給を絶たれては戦もままなりませんから」
「最重要と言っても過言ではない?」
「勿論。もしも冬場の戦で食糧を焼かれたりしたら――」
「領民は飢えて死にますね……」
「そういう事ですわ」
「……具体的にどういった方策を?」
「やる事は単純。【1に分散、2に利便性、3に高床式倉庫】」
「1と2はいいんですが……3はどういう意味ですか?」
「慌てないで下さいまし。順に説明致します」
彼女はすぅ、と息を吸ってから喋り始めた。
55 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/13(火) 19:06:39.25 ID:xEGB2xO90
「1ヶ所で管理をしていて、被害を受けた時を想定すると【分散】させる方が都合がよいのです」
「集中させていた場合、相手方は執拗にその場所を狙うでしょうし」
「食料は士気に直結しますからね……」
「【利便性】とは補給路の崩れにくさと、戦場までの距離を言います」
「幾ら攻め込まれない場所に食料を蓄えても、戦っている者に与えられなければ無意味」
「大量な食料を運搬する人間も空腹を覚える事でしょう。そうなれば費用は――」
「ますます増える」
「そうならない為にも利便性とは大事なのです」
「ふむふむ……あの、高床式倉庫は?」
「焦らない焦らない」
「………」 (もったいぶらないでほしい……)
「最後に申し上げた【高床式倉庫】。これは【食糧庫の質】を言います」
「せっかく貯め込んだ食料を畜生と虫に食い尽くされては、苦労も水の泡」
「保管する建物は慎重に選ぶべきですわ」
「食料が無くなるのは、冗談ですまないですからね」
「まぁ、【これは私達にあまり関係の無い話】ですが」
「…何を急に? 関係なら十分――」
「私からは以上です。別の質問なら受けますわ」
「………」 (有無を言わせない圧力がある……)
君の言葉をエルキナが制した。
これより深く聞いてはならない理由が何かあるのだろう。
56 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/13(火) 19:14:11.87 ID:xEGB2xO90
「私の意見を参考にするかしないかは貴方次第です」
「参考にしますとも」
「参考で留まればよろしいですわね」
「……」
「間違っている意見を採用するほど、馬鹿な事はありませんわよ」
「…念頭に置いておきます」
……君は彼女に何を聞く?
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「アエミリウス家について何かご存知で?」 エルキナ「風の噂で軍を率いる才に溢れると」
A―「世継ぎは何人ほどが――」 エルキナ「4人ですわ! 男の子が3人と女の子が1人!」
B―「領地間での付き合いはどの程度に留めていますか?」
C―「領地東で湧き出る黒い水の正体について何かご存知ですか?」
D―「ありません。ありがとうございました」※終了
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 〔2D10で低いの採用、同値なら先に書いたの。数値が高いほど良い結果に〕
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 19:16:48.08 ID:yOVqhee5O
B
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 19:25:14.87 ID:vnvLIB0JO
1かな?
低い方採用だとちと辛いね。
59 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 21:02:27.51 ID:HbSGyvkk0
@―「アエミリウス家について何かご存知で?」 エルキナ「風の噂で軍を率いる才に溢れると」
「やはり」
「……どうしてそのような事を?」
「領地に湧いた賊の征伐を、依頼した際の手際があまりに良かったもので」
「なるほど。そんな過去が」
「そういう訳です」
「なら……これは知っているかしら」
「?」
「アエミリウスが古代から続く貴族の家系である事を」
「勿論。アエミリウス公とお会いする時はいつも緊張しっぱなしで――」
「ユリウス氏族とは親しい間柄と言ったら?」
「なっ!」
こう言っては何だが、僕は貴族社会の繋がりを良く知らない。
どの家がどこと付き合っているのかすらも怪しいくらいだ。
60 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 21:27:45.45 ID:HbSGyvkk0
「失礼を承知で言いますが」
「はい?」
「ティオニクス様は【他家にお呼ばれ】する機会がありまして?」
「………」 (パーティーとかそういったモノの事か? そういえば全然無いような……)
「では、此方の【領地にお呼びする】機会は?」
「…全くありません」
「貴族としてこの先も生きるなら、【横の繋がり】を作るのは大事ですわよ」
「必要ですか?」
「家の存続が危うい時に、【保険となり得る】でしょう」
「具体的にどう――」
「【金銭を一方的に渡す関係では無い】と言えば解ります」
「………」 (繋がり、一方的、保険……?)
「貴方が支援している【あの女性】と似たようなモノと言えばお解りで?」
「ディアナの事でしょうか」
「そんな名前でしたの? 知りませんでしたわ」
「……」
エルキナは保険がどうこうと言っていた。関係を構築する事が、どう存続と繋がるのか。
僕はそれを頭の中でもやもやとしたまま理解できないでいた。
61 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 21:52:43.59 ID:HbSGyvkk0
「そろそろ話を切り上げてもよろしくて?」
「あぁ、もうそんな時間に……これは申し訳ない」
「構いません」
――ガチャッ、キィー
「…甘い」ボソッ
「えっ」
「それではティオニクス様、私はこれで。失礼致しますわ」
「……」
部屋から出る前にエルキナは何かを呟いていた。
僕が聞き取れたのは、振り返って口にした別れの挨拶だけ。
……彼女と話していた少ない時間で、僕は既に疲れを覚えていた。
62 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 22:10:18.31 ID:HbSGyvkk0
―――――
―――
全ての用事を済ませた君は自室で深い溜息を吐く。
領主という立場からくる責任感と疲労が君の肩に重く圧し掛かっていた。
(人がまた増えた……2週間後にはまた北東の村へ……)
(もうこれ以上の人間はウチでは抱えられない……)
(……zzZ……zzzZ……zzzzZ)
君は寝台に倒れ伏す。
頬から感じる寝台の感触が君を夢へと誘う……。
―【判定表】――――――――――――――――――――
02 ― 闘力-「1点」、特徴「目の違和感」
03〜10 ― TP+「1点」、
11〜12 ― 闘力-「1点」、特徴「疲れやすい」
13〜19 ― TP+「1点」、
20 ― 闘力-「1点」、特徴「呼吸が浅い」
―――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 成長判定
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 22:28:36.17 ID:AL0aN8bOO
k
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/17(土) 22:42:44.31 ID:NCGQmwRmO
ほい
65 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 23:45:58.42 ID:HbSGyvkk0
――
―――――――
周囲は暗い。
外は陽が差し込まない曇り空のような景色が広がっている。
此処は屋敷にある君の書斎そのものだった。
「…様……領主様」
「む?」
「ようやく反応しましたね。領主様」
「ルチア。どうして僕は此処に?」
「この期に及んで寝ぼけた事を仰るとは……少々自覚が足らないのではありませんか」
「うっ、すまない」
「変な領主様ですね。何時もなら『呆けているのはルチアだろう?』と軽口を叩くのに」
「誰がそんな事……」
「もしや私に遠慮を?」
「そういう訳じゃない」
「……どうして私だけを呼んだんですか」
「誰が? いつ?」
「領主様が昨日の夕方に」
「……」
ルチアは用があって呼ばれたと言っている。
……僕は何を言いつけようとしていたんだろうか。
66 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/17(土) 23:56:02.48 ID:HbSGyvkk0
「来週」
「………」 (来週? ルチアを個人的に呼ぶ大事な事ってあったかな……)
「お互い生きていればいいですね」
「な、なにを……」
「無事に終わったら、その時は私を――
―――――――――
――
―
67 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 00:07:38.17 ID:npkNY6A+0
【現在値】――――――――――――――
【地方領主 ティオニクス】 男
―40/40 闘力
―05/10 GP
―26/26 TP↑ 〔24→26〕
―20/100 ?→ 〔20→20〕
【自然回復】 (闘力、TP20%回復)
――――――――――――――――――
【ティオニクスの従者 ルチア】 女
―45/45 闘力
―04/10 GP↑
―40/40 TP
――――――――――――――――――
【影薄き従者 ドミニク】 男
―46/46 闘力
―05/10 GP
―38/38 TP
――――――――――――――――――
【銀嶺の従者 ディアナ】 女
―41/41 闘力
―05/10 GP
―34/34 TP
――――――――――――――――――
「随分長くお休みだったようですね」
「ルチア……」
「ハァ……もう昼ですよ? いい加減しゃんとして下さいまし」
いつの間にか部屋に入って来たルチアが目の前で呆れ顔を浮かべている。
どうやら長く眠っていたようだ。
……あの夢はいったい何だったのだろうか。
68 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 00:21:00.41 ID:npkNY6A+0
【豊穣神マイアの月 2週】 (18/28)
「ご報告致します」
「………」
「領主様? どうかなさいましたか」
「……ん、何でもないんだ。始めてくれ」
「はっ」
「引き続き【領地東と南にて防御陣地を構築中】。竈神ウェスタの月、中頃に【完成予定】です」
「【陣地構築の方針に意見】がありましたら、【モルドー、ゴラン、アルベルト】のいずれかにお申し付けを」
「ああ」
「あの、領主様」
「なんだ?」
「エルキナ……様も屋敷で我々と同じように労働をして頂いております」
「私奴は領主様と同様にあの方へ敬意を持って対応しておりますが……」
「何か問題でも?」
「その、ルチアが少しばかり……」
「…あぁ」
「領主様の方から窘めるように仰って頂ければと」
「うむ。解った」
「申し訳ございません」
「……ところで、あの子は」
「今はおとなしくしています……フゥ」
「浮かない顔だな?」
「申し訳ありません。服を脱ぎたがったり、好き嫌いが激しいのは相変わらずなので……」
「そうか、大変そうだな……」
69 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 00:26:41.32 ID:npkNY6A+0
―【現在の状況まとめ】――――――――――――――――――――――――――
・豊穣神マイアの月 2週 (18/28)
・19、21ターンに北東の村と情報共有を行う
・ウェスタの月が半分過ぎるまで(22ターン)に物資の調達をする
・領地東と南で陣地構築中。3名と関わる事で介入可能
・人材は最大10名まで。現在の数は「10名」
・ルチアはディアナが嫌い。それとは別の方向でウルリッヒが嫌い
・エルキナの待遇に不満を持つ者が居る
・ディアナに頼むと「奉仕」してもらえる
・ドミニクは薔薇を育てている
・領地東で黒い液体(石油)を貯留中
・東の櫓は南よりも景色が良い
・領地の中心に「目安箱」を設置
・南方にメッサーラ家の領地がある
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/領地特徴/
北―森の一帯
西―大きな川+
東―農地++ 【?】
南―荒地+++ 【?】
南東―焼野原
/建造物等/
北―巣穴
西―堤防
東―柵(木)、油田、景色が良い櫓
南―柵(木)、旗(太陽)、屋敷寄りに櫓
北東―牧歌的な村
南東―灰に塗れた地面
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・東南からは攻め易い
・村(北東)の住人と協力関係
【!】 商隊が領地に訪れている
【?】 陣地構築中 〔22ターン前後に完成〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
70 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 00:28:17.19 ID:npkNY6A+0
人の心はとても移ろいやすい。
何がきっかけになるかわからないからだ。
……第18ターンの行動を聞こう。君は何をする?
下1〜2 選択肢
―【選択肢】―――――――――――――――――――
@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―誰かに相談する※
D―近隣の領主、村長に助けを求める※
E―自由記述
F―人材派遣
※―今まで出て来た人物の名前を併記する事
――――――――――――――――――――――――
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:33:15.60 ID:PDCObNDSO
4ルチア
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:38:58.22 ID:r3737CrDO
まずルチアと面談。エルキナについて説明。あくまで貴族のコネ狙いであると。婚姻など特に考えていないことも合わせて。
(ビッチであることまで伝えてもいい)
まだルチアとフラグは立ってないかな?そろそろ彼女とのフラグは立てたいけど。
後、目安箱の怪についても相談。内通者の可能性を考える。ウルリッヒではなさそうなので、他の誰か。ちょっとまだ消去法以外で絞りきれない。
もう一つの行動は、エルキナとルチアを連れアエミリウス公の所へ。vsメッサーラへの布石を。
73 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 00:46:03.22 ID:npkNY6A+0
CとDで決定して今日は終了
また明日おなじくらいか、もちっと早く更新予定
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 00:50:24.82 ID:PDCObNDSO
おつ
75 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 19:40:16.96 ID:npkNY6A+0
C―誰かに相談する
「……行くか」
君は椅子から立ち上がり、女従者の元へと向かった。
―
――――
「ルチア〜ルチアは居るか〜」
――ガチャッ
「へ?」
「………」
――キィー、バタン!
「僕は何も見ていない、僕は何も見ていない……」
「覗きをしようとした訳では無くこれは不可抗力で……」ブツブツ
絶賛着替え中だった。
扉を開けた瞬間に見えた横乳が――
76 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 19:58:53.81 ID:npkNY6A+0
――ガチャッ!
「どうぞ、入って下さい」
「…はい」
君はルチアの顔を出来るだけ見ないようにして部屋へと入る。
「好きな所へどうぞ」
「……」
「飲み物を用意します」
「あ、ありがとう」
ルチアは君を置いて部屋から出て行った。
部屋にはさっきまで来ていた服が隅の方に積まれている。
その服に対して、君は何ともいえない強い好奇心を覚えた。
77 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 20:01:03.85 ID:npkNY6A+0
「……」 (ルチアが来ていた服……だよな?)
「………」 (上から下まで一式ある。後で纏めて洗うから置いてあるのか……)
「はっ!? 待て待て……これじゃまるで僕が変態そのものじゃないか!」
「………」キョロキョロ
「……」ゴクリ
「すぅぅぅ……はぁぁぁ……すぅぅぅ……はぁぁぁぁ……」
君は誰も居ない事を確認してから深呼吸をした。
その行為になんの意味があるのかは当事者である君にしか判らない。
……君は満足気な顔でルチアの帰りを待った。
78 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 20:09:47.70 ID:npkNY6A+0
――ガ チャッ
「お待たせしました」
「いや、全然待ってないよさ!」
「…? どうかなさいましたか」
「どうもない! 何もない!」
「そうですか……」
「うむ!」
ルチアの追及が何時もより甘く感じる。
僕はそれを好都合と思い、深く考えなかった。
79 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 20:20:00.05 ID:npkNY6A+0
「どうぞ、喉に良い葉を煎じた物です」
「き、気が利くな。ありがとう」
「鎮静作用があるらしく、これと一緒に召し上がって下さい」スッ
「何だコレは……パン、ではないよな?」
「焼き菓子でございます」
「どれ、一つ――」ガサガサ
「ん、むぅ?」モシャモシャ
「いかがでしょうか」
「……かなり【甘い】」
「【蜜を使っております】ので」
「何の蜜だ?」
「花の蜜でございます」
「そうか、ドミニクにでも分けて貰ったのか?」
「……」クスッ
「?」
「いえ、【私が管理している物】です」
俯いて笑んだかと思えば、今は僕を見つめている。
……やっぱりルチアの考えは読めないな。
80 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 20:36:23.46 ID:npkNY6A+0
「ん? なんか肩が楽に……」
「糖を補給したからでしょう」
「さっき食べた甘いやつの事か」
「そうです」
「気のせいだろ?」
「そういう成分が入っているからでございましょう」
「?」
「あぁ、料理をしない領主様には無縁の話でしたね……」
「貶しているのか?」
「肯定します」
ルチアは短いながらも君の言葉によく反応している。
今なら楽に話を振る事を出来るだろう。
……君は彼女と何を話す?
―【選択肢】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「エルキナは悪い奴じゃないからね」 ルチア「さてはドミニクですね。あのお喋りはもう……ハァ」
A―「良い匂いがする。何処からだ?」 ルチア「はて、何処からでしょう?」
B―「うっ、頭が急に」 ルチア「……もうですか。恐ろしく早い」
C―「やけに喉が渇くな……」 ルチア「どうぞもう一杯」スッ ティオニクス「んん? ありがとう」
D―「厭らしい領主様にはお似合いです」 ティオニクス「誰がド変態のむっつり野郎だって!?」
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓2〜3 話題の選択 (参加人数が少なければ↓1〜2に変更。2D10で極端な値が出ると睡魔に襲われる)
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 20:38:06.49 ID:eoIVn4bIO
1
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 20:52:30.46 ID:zTmGyBbGO
2と言いたいがまずは1。
一服盛られてるな、もっとやれ。
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 21:42:29.45 ID:eoIVn4bIO
4
連取りになっちゃうので安価下でもおk
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 21:44:41.56 ID:zTmGyBbGO
同一の連取りはいかがなものかと。しかも選択肢違うし……
上げた上で安価下。
85 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 22:17:41.26 ID:npkNY6A+0
@―「エルキナは悪い奴じゃないからね」 ルチア「さてはドミニクですね。あのお喋りはもう……ハァ」
「何度も言うが、彼女を買った理由は――」
「貴族であった事実を評価しているんですよね」
「その通りだ」
「でも貴族として使えないなら、候補の中に居た【男の方が強い】じゃありませんか」
「領主様は何故そっちを選ばなかったんですか」
「そ、それは……」
「結局女であれば誰でも良いんでしょう?」
「違う! 違うぞそれは!」
「厭らしい……」
「うっ」
ルチアは蔑んだ目で見ている。
僕はそれを遣る瀬無い気持ちで眺めた。
86 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 22:28:58.14 ID:npkNY6A+0
「私を眺めて興奮する程度なら構いませんが、それを別の方に向けるのは止めて下さいませ」
「おい」
「鼻の下を伸ばして見るといいです。ほーらほら」ハラリ
「待てこら」
「足りませんか? ならどこまで見ますか?」スススッ
「いい加減にしろォ!」
「軽い冗談でしょうに」
「趣味が悪いぞ……」
「領主様が言えた事でしょうか」
「?」
「やーい変態、スケベ、ハニートラップに引っかかりそうな駄目領主ー」
「………」プルプル
「怒りますか? たかが従者に本気で怒っちゃうんですか? ああ怖い怖い」
「…ハァ、もういい」
「やれやれ。張り合いのない」
「火に油を注ぐんじゃない!」
「……」ニヤニヤ
ルチアは一転して君をなじっている。
彼女の中にある君の評価が、どうなればこうなるのだろう?
87 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 22:38:16.61 ID:npkNY6A+0
C―「やけに喉が渇くな……」 ルチア「どうぞもう一杯」スッ ティオニクス「んん? ありがとう」
「喉はさっき潤した筈なんだがなぁ」
「よく喋っているからでしょう」
「それもそうか」
「そうでございます」
「でも、なんか妙に喉が渇くと言うか……」
「【足りなくなれば別の物を用意します】から」
「あ、ありがとう」
「お気になさらず」
「今日はやけに優しいんだな?」
「いえ、従者ですから当然の事です」
「そう?」
ルチアは僕の言葉に顔を背けて返事をした。
顔を向けた先に目を向けても何も無い。
……いったいこの行動にどういう意図があるんだろうか。
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 22:48:11.09 ID:zTmGyBbGO
そろそろガチで口説いても良さそうだな。まず身体からになりそうだけど。
89 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/18(日) 22:51:30.84 ID:npkNY6A+0
「強いて言うのなら、喉が渇くのは恐らく――」
「ん?」
「コレでしょう」
「焼き菓子?」
「はい」
「確かに口がパサつくな……」
「水分を飛ばし、糖の質を高める事で保存期間を高めていますので」
「なるほど。そういう事だったのか」
焼き菓子を指してルチアは説明をしてくれた。
彼女はどういう訳か、焼き菓子に手を付けていない。
たぶんコレは僕だけが食べて良い物なんだろう。ありがたい事だ。
……君は彼女と何を話す?
―【選択肢】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「ルチアは誤解している」 ルチア「女性が好きでは無いと?」 テ「興味は……って違う!」
A―「良い匂いがする。何処からだ?」 ルチア「はて、何処からでしょう?」
B―「うっ、頭が急に」 ルチア「……私も食べましょうか」
C―「喉が――」 ルチア「どうぞどうぞもう一杯」ススッ ティオニクス「………」
D―「厭らしい領主様にはお似合いです」 ティオニクス「誰がド変態のむっつり野郎だって!?」
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 話題の選択 (同時にダイスロール。2D10で極端な値が出ると睡魔に襲われる)
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 22:56:58.27 ID:zTmGyBbGO
1+α。内容は下。
エルキナを雇ったのはあくまでコネ狙い。ユリウス家の血統を生かし、外交面で働いて貰うつもりだ。
下心はない。彼女はそのつもりがあったようだが、私は断った。
一緒になるなら、気心が知れた女性がいい。
少し口説きを混ぜる感じで。もし薬からの逆レ狙いをルチアがしようとしてるなら、多分これで良さそう。
そろそろティオ君にも覚悟を決めてもらいましょうw
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 23:06:31.77 ID:VqpOizdlO
@
92 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 01:29:24.69 ID:2acAJLNN0
@―「ルチアは誤解している」 ルチア「女性が好きでは無いと?」 テ「興味は……って違う!」
「何が違うのですか?」
「もちろん僕は女性が好きだ!」
「まあ」
「しかし、エルキナをそんな目的で買った訳じゃない。何故なら――」
「その気があるなら【ディアナをどうこう】しているからだ! それに僕はもっと気心の知れた相手の方が良い!」
「えっ……あぁ、そう言えば確かに………」
「………」 (手応えはあるか……?)
ルチアは何かを確かめるような表情を浮かべている。
彼女の中で何かしら引っかかる部分があるのやもしれない。
93 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 01:33:23.30 ID:2acAJLNN0
「領主様の仰る通りですね」
「!」
「申し訳ありませんでした」ペッコリン
「解ってくれるか!」
「はい、一応は」
「そうか良かった」
「自分の種を誰彼構わずばら撒く領主様は居なかったのだと、私は反省しています」
「きゅ、急にどうした」
「こちらの話です。気にしないで下さいませ」ニコー
「…?」
ルチアは不自然な位に機嫌が良さそうだ。
もしディアナに一度でも奉仕を命じていたら、その時はどうなっていたのだろう……。
94 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 01:52:38.26 ID:2acAJLNN0
「ルチアは食べないのか?」
「私の分は先に取っておりますので」
「ハハッ、ルチアらしいな」
「そう褒められては、私も流石に照れます」
「ハッハッハ」
「……」
「いや、褒めて無いからな?」
「ふふふ、気付きましたか」
「それはこっちの台詞だぞ……」
ルチアと交わす会話は心地よい。
例えるならそれは、剣闘士が行う拳の殴り合いのような――
……君は彼女と何を話す?
―【選択肢】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「時に領主様。私の身体に欲情しますか?」 テ(これはどう答えても絶対変な空気になるッ……!)
A―「良い匂いがする。何処からだ?」 ルチア「はて、何処からでしょう?」
B―「うっ、瞼が重い……」 ルチア「頃合いですか」カチャカチャ ティオニクス「ルチア? 何を――」
C―「喉が――」 ルチア「どうぞどうぞどうぞ」ススッ ティオニクス「………」
D―「あら? 置いていた服の位置がずれているような……」 ティオニクス「!?」ドキィッ
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 話題の選択 (同時にダイスロール。2D10で極端な値が出ると睡魔に襲われる)
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 02:12:47.42 ID:y4w62Gvl0
D
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 03:17:37.48 ID:/zyZqZb5O
D
97 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 21:59:54.40 ID:2acAJLNN0
D―「あら? 置いていた服の位置がずれているような……」 ティオニクス「!?」ドキィッ
「不思議ですねぇ」
「き、気のせいじゃないのか?」
「そうかもしれません」
「だろ? そうだろう?」
「でも、服の内側にある紐が外に出ているんですよねぇ」
「……」 (そんなものがあったのか!?)
「領主様。つかぬ事をお伺いしますが――」
「ななな、なんだ?」
「私が居ない間に、誰かが部屋に来ませんでしたか?」
「誰も来ては――」
「……誰も?」ジトー
「や、ちょっと待ってくれ」 (考えろ僕! ルチアにどう答えればこの局面を切り抜けられる!?)
ルチアは君の言葉をじっと待っている。
恐らく妙な答えを返せば、信頼を失うのは間違いない……気がする。
……どうすれば自分の行動を正当化できるか考えよう。
98 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 22:08:46.62 ID:2acAJLNN0
「誰も来ていないなら、領主様がこの服で何かをやったという事に……」
「ま、待ってくれ!」
「……なんでしょう」
「実はその服【自由記述1】」
「えっ」
「勝手に触るのは良くないと思っていたさ」
「でも、僕は【自由記述2】と思って……」
「そうだったんですか、それなら触れるのも仕方ありませんね」
「納得しましょう」
「……よしっ」ボソッ
君はこの局面をどう切り抜けた?
ルチアが納得する理由を考えてくれ。
↓1、2 ティオニクスの言い訳
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 22:16:36.60 ID:2Qizm98zO
今なら正直に話しても許してもらえそう(小並感)
安価なら
虫がついてた
で
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 22:16:57.16 ID:yFrGnsEvO
これは自由記述1と2別々?それともセット?
一応1だけ書いておくと、「カメムシがついてたんだ」。
これで2は察することができるだろ、多分。
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 22:17:08.14 ID:szox8V4OO
2.虫をそのままにしておいたら服を手に取ったルチアが驚くかもしれない
こういうことでいいのかな
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 22:18:30.89 ID:yFrGnsEvO
あ、先に似たようなの踏まれてた。「虫はカメムシで、そのままだと服が臭くなってしまうと思った。だから追っ払った。外に逃がしたから、もう大丈夫だ」。これでどや。
103 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 23:07:23.95 ID:2acAJLNN0
「実はその服……虫がついてたんだ」
「えっ」
「勝手に触るのは良くないと思っていたさ」
「でも、僕は虫をそのままにしておいたら服を手に取ったルチアが驚くかもしれないと思って……」
「そうだったんですか、それなら触れるのも仕方ありませんね」
「納得しましょう」
「……よしっ」ボソッ
「ところで【どんな虫】だったんですか?」
「えっ、ああそれは――」
「それは?」
「【サシガメ】だったよ」
「……」
「ルチア?」
「本当にありがとうございました」
「ほっ」
ルチアは【虫の名前】を聞いた瞬間、眉を顰めていた。
余程嫌な虫だったのだろう。彼女の反応からそれが解る。
……変態野郎とか言われなくて済んでよかった。本当に良かった。
104 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 23:16:00.67 ID:2acAJLNN0
「領主様。手を見せて頂いてよろしいですか」
「良いぞ」スッ
「失礼致します」サスサス
「ふぅ……咬傷(こうしょう)は無いようですね」
「?」
「問題ありません。ありがとうございました」
「ん」
君の両手を一頻り見た後、ルチアは溜息を吐いた。
何かを確かめていたようだが……。
105 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 23:25:51.77 ID:2acAJLNN0
「室内であっても虫はご遠慮願いたいものです」
「………」
「こうして私達が話している間にも数を増やしていると思うと……」
「ぞっとしないな」
「焼き払いましょうか」
「止めておけ。徒労に終わるだけだぞ」
「そうでしょうか。それもそうでしょうね……」
ルチアは虫の存在を認めたくないといった表情を浮かべている。
彼女はそれ程までに昆虫が嫌いだったろうか?
自分の記憶にある彼女は、もう少し寛容的だったような……。
……君は彼女と何を話す?
―【選択肢】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「時に領主様。私の身体に欲情しますか?」 テ(これはどう答えても絶対変な空気になるッ……!)
A―「良い匂いがする。何処からだ?」 ルチア「はて、何処からでしょう?」
B―「ふぅ」 ルチア「おかしい。変ですね」 ティオニクス「何を言っているんだお前は?」
C―「喉が――」 ルチア「どうぞどうぞどうぞ」ススッ ティオニクス「……いや、やっぱりいいや」
D―「服の一部がしっとりしているのはどうして……?」 ティオニクス「!?」ドキドキィッ
E―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓2〜3 話題の選択 (同時にダイスロール。2D10で極端な値が出ると睡魔に襲われる)
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 23:26:07.97 ID:yFrGnsEvO
なるほど、わざわざカメムシではなくサシガメにしたのはこのためか。
1の話の立て方は上手いな。アナフィキラシーショックまであるんだっけ?
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 23:29:05.39 ID:szox8V4OO
2
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 23:29:39.01 ID:szox8V4OO
あ、ごめんこれ連取りになるな
安価下
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 23:31:01.36 ID:yFrGnsEvO
あ、選択肢か。連取り不可だっけ?
110 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 23:44:41.90 ID:2acAJLNN0
進行速度を考えて一度に纏めて取っています。連取は参加者が増えるまで構いません
Aは採用としてもう一つ
>>105
の中から
↓1
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 23:46:42.82 ID:2SNNhl5KO
C
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/19(月) 23:52:43.85 ID:yFrGnsEvO
取られちゃったか。まあこれならまだ話が進むからいいかな。
タイミングを見計らってティオ君には逆レされてもらおう。
113 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/19(月) 23:52:45.36 ID:2acAJLNN0
A―「良い匂いがする。何処からだ?」 ルチア「はて、何処からでしょう?」
「とぼけているのか?」
「何を仰います。気のせいでしょう」
「この匂いはルチアの方から――」
「そのような」
「…?」
「発言は慎んで頂けますか」
「わ、解った。だからその今にも振りかぶらんとしている手を下ろしてくれないか」
「よろしい」
「ほっ」
これではどちらが主人か解らない。
君は妻の尻に敷かれて、頭が上がらない毎日を送りそうだ。
……この場に居ないドミニクは常日頃からそう思っていた。
114 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 00:01:57.06 ID:U9WHqk/t0
C―「喉が――」 ルチア「どうぞどうぞどうぞ」ススッ ティオニクス「……いや、やっぱりいいや」
「何を遠慮する必要がありますか」
「な、なんだルチア」
「さぁ、さぁさぁどうぞ」ズズィ
「そうまでして僕に飲めと言うのか?」
「要りませんか?」
「ええい、そんな顔をするな!」
「要らないんですね……」シュン
「あー! もう一杯飲もうかな!」
「ふふっ。仕方がありませんね」
「やれやれ」
「ちょっと待っていて下さい。代わりを持ってきますので」
「解った」
「………」ニィ
君は押しに負けて『もう一杯!』と言ってしまった。
女従者の表情に気付かないまま……。
115 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 00:14:19.14 ID:U9WHqk/t0
――カチャカチャ、スッ、パチパチ
―――コポコポコポ
「よし」
「……後はこの液体に」
「商人から取り寄せたコレを混ぜて……」
116 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 00:15:18.28 ID:U9WHqk/t0
――サーッ!
「私特製エナジードリンクの完成です」
「さて、領主様へ持って行きましょうか」スッスッカタッ
「おっと。足が――」
――ガシャーン!
「………」
「手が滑りました」
「隣にあった変な物が混じってしまったようですが」
「……まぁ良いでしょう」
女従者は結構いい加減だった。
自分で荒した厨房もそこそこに、主人の元へと戻っていく……。
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 00:31:46.77 ID:zRcnAkLMO
変な物って何だよ……てか一服盛るなよw
ティオ君には押し倒す甲斐性なさそうだし、仮に無事でも上に乗っかられそう。
118 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 00:38:54.03 ID:U9WHqk/t0
「お待たせ致しました」
「長かったな?」
「火を起こして、水を沸騰させて、それからやっとですから」
「すまない。無遠慮だった」
「構いません」
「それで――」
「はい」
「コレは何が入ってるんだ?」
「えっ」
「いや、なんか色がおかしいから」
「……気のせいでしょう」
「いやいやいや! 流石にコレは気付くぞ!?」
「チッ……気のせいでございましょう」
「ごり押すのは止めようか」
「飲んで頂けますね?」
「飲まないよ!?」
―【結果表】―――――――――――――――――
02 ― 神経毒(エタノール、アルコール)
03〜05 ― 果実酢
06〜11 ― 果汁を煮詰めた物(甘い)闘力「+1」点
12 ― 乾燥大麻
13〜14 ― 白ワイン
15〜19 ― 夕食用にドミニクが作っていた豆の汁
20 ― 神経毒(サソリ、ハチ)
――――――――――――――――――――――
↓1〜3 ルチアがうっかり混ぜた物 (2D10で)
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 00:40:22.05 ID:5Ukl8vloO
サソリやハチで死んだら笑おう
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 00:40:47.12 ID:Excm4M8x0
ほい
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 00:45:58.74 ID:GBOZx0KAO
z
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 00:53:06.94 ID:v9GPa05nO
割とマトモで草。てかこれ全部入ってるの?
123 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 00:56:58.18 ID:U9WHqk/t0
【現在値】――――――――――――――
【地方領主 ティオニクス】 男
―40/41 闘力↑ 〔40→41〕
―05/10 GP
―26/26 TP
―30/100 ?↑ .〔20→30〕
――――――――――――――――――
「飲まないんですか? それとも飲む度胸が無いんですか?」
「……」
「領主様の良い所見てみたい〜」
「後で覚えておけよ!」
――ゴクゴクッ、ゴクリッ
124 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 01:06:22.78 ID:U9WHqk/t0
「お味は如何でしょう」
「なんか、【甘いような酸っぱいような】――」
「それを言葉に表すなら?」
「【美味しくない】」
「それはそれは」
「……ルチアも飲め」
「は?」
「動きっぱなしだから喉が渇いたろう」
「いえ、結構です」
「1人分余ってるぞ?」
「どうぞお飲みください」
「そう遠慮するな」ガシッ
「いや要らな――!?」
突然の行動に彼女は驚き、君から離れようとした。
しかし君は、逃げようとする彼女を引き寄せて無理やり飲ませる。
彼女が生みだした名状しがたき液体は、彼女の元へと還った。
ルチアは『あぁ、あぁ……飲んでしまった』と虚ろな目で呟いている。
……妙な罪悪感に駆られる君だった。
125 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 01:17:10.18 ID:U9WHqk/t0
「――これは確かに……美味しくないですね」
「だろ?」
「では私はこれで――」クルッ
「待て」ガシッ
「……何か?」
「変な物入れてたんじゃないだろうな」
「要らぬ勘繰りです」
「絶対入れただろ」
「何も」プイ
「………」 (怪しい……)
「無理に飲ませて悪かったな」
「ホントですよ」カチャカチャ
「こっちの台詞……ハァ、もういいや」
「ふふ、失礼致します」スッ
「うむ。久しぶりに長く話せて楽しかったぞ」
「それはようございましたね」ニコリ
僕に妙な液体を飲ませると、ルチアはそそくさと部屋から去って行った。
去り際に『戸締りには十分気を付けられますよう』と言っていたのがどうも気になる。
違和感しかない行動の数々は僕も同じなのだが……まぁどうでも良いか。
126 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 01:24:16.13 ID:U9WHqk/t0
――その夜、屋敷から獣のような激しい雄叫びが聞こえた。
眠れないのを抗議しようとした領民が、外からその現場を見て抗議を取りやめたとか。
領民と対応した銀髪が美しい従者は、顔を真っ赤にしながらそう口にした。
↓1〜2 ダイスロール 【2D10の値が極端であればそれだけ凄かった】
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 01:27:52.64 ID:zRcnAkLMO
結局逆レされたのかな?
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 01:29:54.99 ID:eIJ4TwymO
まるで野獣の咆哮だぁ...(直喩)
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 01:31:28.46 ID:zRcnAkLMO
>>128
おめ。これは激しくやられましたな。
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 01:37:00.62 ID:UxnLbrpcO
初体験がキメセクとはたまげたなぁ…
131 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 01:44:33.65 ID:U9WHqk/t0
「うっ」
「一体どうされたんですの? げっそりとしてらっしゃる……」
「お、お構いなく」
「大丈夫ですかー領主様」サスサス
「やめっ、止めて! もう無理だから!?」
「撫でただけではありませんか」ペロッ
「腰に来る!」
「がんばれっ がんばれっ」
「おうふ」
「なんですの? 私のこの空気感……」
エルキナは1人だけ仲間外れにされている気分を覚えた。
心なしかこちらに見せ付けられているようにも見えるのがまた……。
132 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 01:52:53.42 ID:U9WHqk/t0
「楽しかったですね?」
「ルチアは楽しかっただろうよ……」
「んひぃーっ」
「!?」
「あの悲鳴は傑作でした」
「ヤメロォ!」
「何かしてらしたんですの?」
「え、ええ。ちょっと【馬術の稽古】を2人で――」
「………」 (夜に馬術……ふむ?)
「その時、運悪く【馬に蹴られて】しまって」
「そういう事でしたか」
「ハハハハ……ハァ」
君は深いため息を吐き、ルチアは小躍りしそうな表情を浮かべている。
エルキナは言葉の裏に気付いて1人納得していた。
133 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 02:00:48.99 ID:U9WHqk/t0
「さ、さぁ! アエミリウス公の元へ向かいましょうか!」
「そうですわね」
「今更好青年ぶったって遅いですよ?」
「そこ、うるさいぞ」
「はいはいはーい」ニヘラッ
「………」 (今のルチアに何を言っても駄目だな……無視しよう)
「…先が思いやられますわ」ボソッ
「何か仰いましたか?」
「いえ、なにも」
君達3人はアエミリウスの領地へと向かう。
道中、大きな商隊が君の領地から出て行くのが見えた気がした。
―
――――
――――――――――
――――――――――――――
134 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 02:17:11.79 ID:U9WHqk/t0
【アエミリウス家】
「お久しぶりです。アエミリウス公」
「ティオニクスよ、息災だったか」
「はっ、おかげさまで。こちらの領地も安定しております」
「ふむ、それは良い知らせだな」
「……」
「貴様――」
「………」
「隣に居る貴様は誰だ? 面を上げて我を見よ」
「……無礼をお許しくださいませ」スッ
「その顔……何処かで見た覚えがあるな」
「エルキナ・ユリウス・カエサル――」
「なに、ユリウス…?」
「私の事はエルキナとお呼び下さい。アエミリウス公」ペコリ
「…ほう」
エルキナは綺麗な所作で名乗りを上げた。
それを眺めている僕は、言い表せない程の緊張感を覚えた。
135 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 02:29:40.21 ID:U9WHqk/t0
「本題に入るとしよう。我に何用か」
「本日は――」
「隣に居る小娘に関係する事か?」
「……いえ、別件です」
「妻を娶るからその報告に――」
「申し訳ありません。そういった話しではなく」
「面倒な話か」
「その通りです」
「……ここは少し開け広げだな。場所を変えるとしよう」
「ご配慮いただき感謝致します」
人の出入りが多い場所だから安全とも言えるこの場所は誰が聞いているか解らない。
君はその提案を有り難く受ける事にした。
136 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 02:43:25.49 ID:U9WHqk/t0
君達は彼とその使用人に連れられ、1つの小さな部屋へと入る。
「ここは我の部屋だ」
「存外狭い部屋ですのね」
「…!」 (エルキナ! 馬鹿止めて!?)
「ほぅ?」
「く、口を慎むようにしなさい。エルキナ」
「失礼しました。つい口が滑って」
「……大変申し訳ありません」
「構わぬ。威勢の良さは当人の強さにも関る事だ」
「なんと寛大なお言葉」
「貴公も学ぶべきかもしれんな」
「ッ、それはその……」
「無理はせずとも良い。向き不向きは誰しもある故な」
アエミリウス公はゆっくりとした動作で椅子に腰かけた。
座るように促されたので、君は彼から見て斜め前の椅子を選ぶ。
……恐らく自分が気に入った物を使い込んでいるのだろう。
腰かけた椅子からはかなりの年月を感じる。
137 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 02:56:39.92 ID:U9WHqk/t0
「ここなら誰にも邪魔されまい」
「はっ」
「要求を口に出すが良い。我はそれを聞くとしよう」
「………」 (要求……話が早くて良いのか……?)
「それに我が応じるかは……別だがな」
「…はい」
アエミリウス公は問いかけてきた。
余程変な事を言わない限り、彼は激昂したりはしない。
どういった話を振るのかは全て僕にかかっている。
……僕は彼にどんな話を振ろう。
―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「目障りな方が――」 ア「……我か?」 テ「いえ、そんな……違います!」
A―「ユリウス氏族とはどんな関係でしょうか」 ア「肩を並べ合う戦友(とも)だった」
B―「その方は下がらないんですね?」 ア「もしこの場で我が死ねば誰が証人になる?」
C―「まずは茶でも一杯……」 ティオニクス「うっ、頭が……」 ア「貴公は何を言っている」
D―「ティオニクス。貴公の後ろに居る従者は、何故ずっと緩んだ顔をしている?」
E―自由記述 〔2D10で【08以下の奇数】なら悪い方向、偶数なら良い方向へ解釈〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓2〜3 選択肢 (2D10で低い方採用)
138 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[sage]:2018/03/20(火) 03:27:42.49 ID:U9WHqk/t0
今日はここで終了
また明日おなじくらいか、もちっと早くに更新予定
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 08:56:46.44 ID:iHOMo59DO
おつ。ルチアも確か元娼婦だし、そういうことになったら一方的に逆レイプされますわなw。
てかティオ君の周りにビッチ属性多いけど、イッチの趣味かな?嫌いではないが。
選択肢はまずは無難に2。徐々にメッサーラの話に移る。
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 18:45:35.77 ID:UpapTagEO
5
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/20(火) 18:56:29.09 ID:tixBMwpmO
偶数ゾロ目だから何かあるかな?
142 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[sage]:2018/03/20(火) 22:27:25.65 ID:U9WHqk/t0
A―「ユリウス氏族とはどんな関係でしょうか」 ア「肩を並べ合う戦友(とも)だった」
「友?」
「うむ。先の大戦では共に剣を振るいあった仲で、今となっては昔の事だが――」
「……」
「我に軽口を叩く者が多かったぞ? ちょうどそこに居る小娘の様に」
「そ、そうでしたか。それは……」
「お嫌いですか?」
「そうは言っておらん」
「好きなんですの?」
「ハハハッ、その言葉も否定しておこう」
「………」タラー
エルキナは遠慮のない言葉でアエミリウス公と会話している。
普段の会談でも神経をすり減らすというのに、これでは胃が幾つあろうと風穴が開いてしまう。
君は彼女が来ている服の袖を、彼に見えない様にして引っ張った。
143 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[sage]:2018/03/20(火) 22:55:55.34 ID:U9WHqk/t0
「……」グッグッ
「何ですの?」
「あの、もう少し――」
「解っていますわ。ご心配なさらず」
「は?」
エルキナは君を手で制した。
意図が解らず困惑している君は、彼女の行動を止めることが出来ない。
144 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[sage]:2018/03/20(火) 23:13:49.00 ID:U9WHqk/t0
「私からアエミリウス公に折り入って相談があります」
「ほう」
「私……いえ、領民の【障害】になる存在を排除して頂きたく――」
「どのような障害か。申せ」
「人命を【物として扱う者】にございます」
「物?」
「……【奴隷売買、剣闘士による興行、強制労働】」
「ふむ。これは困った」
「心当たりがあるようで」
「もはや隠し通す事が出来ぬか」
「アエミリウス公、一体何を……」
「まぁ良い。別に【我だけがやっている事ではあるまい】」
「!?」
「そう、その通りですわね――」
「何気なく私達の生活に入り込んでいるこの習慣、誰が始めたと問いただしても意味は無し」
「本来居る訳がないこの場に、私が居る事が何よりの証明となるでしょう」
「解っているなら――」
「【評判はどこで落ちるか解りません】わよ?」
「……【我を強請るか】。貴様は何を求める?」
「【ちょっとしたお気持ちで十分】です」
「相も変わらず口の回る事よ」
「………」 (ちょっ、えっ……? アエミリウス公も悪事に加担していたのか……!?)
よく解らない話が始まったと思ったら、さらによく解らない状況になってきた。
アエミリウス公は吹聴されると不味い事をやっているらしい。
でも、そんな噂は全く無かった筈だ……。どういう事だ?
145 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[sage]:2018/03/20(火) 23:39:24.95 ID:U9WHqk/t0
「そちらの【要求を聞くとしよう】」
「アエミリウス公は――」
「ティオニクスよ」
「…はい」
「人の道を外れているかどうか、と問われれば我は外道ではない」
「……本当ですか?」
「誰かが汚いと思う仕事も、他の誰かにとっては綺麗な仕事に見えるだろう」
「我がやらずとも誰かがやっていた事だ。悪と糾弾するのはまだ早いぞ?」
「………」
アエミリウス公はいまだ堂々としている。
彼にとってさっきの話は、そこまで自分の地位を脅かすものでは無いようだ。
気にはなるが、深く聞こうとしてこちらが危うくなるのは勘弁願いたい。
……何を求めよう。
―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――――――――
@―「我が領地の近辺で紛争が起きようと、そちらは関与しない姿勢を保って頂ければと」
A―「失脚させたい方が――」 ア「……我か?」 テ「いえ、違います……」
B―「この場で我が[
ピーーー
]ば誰が証人になろうか」 エ「脅しをかけているつもりですの?」
C―「メッ――」 ア「名指しでどうこうしたいのは解るが、控えた方が貴公の為だぞ」
D―「時にティオニクスよ。貴公の後ろに居る従者は、何故未だ緩んだ顔をしている?」
E―自由記述 〔2D10で【06以下の奇数】なら悪い方向、偶数なら良い方向へ解釈〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓2〜3 選択肢 (2D10で低い方採用)
146 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/03/20(火) 23:41:33.88 ID:U9WHqk/t0
B―「この場で我が[ピーーー]ば誰が証人になろうか」 エ「脅しをかけているつもりですの?」
↓
B―「この場で我が死ねばば誰が証人になろうか」 エ「脅しをかけているつもりですの?」
修正
安価範囲はここから↓1〜2
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 00:28:43.95 ID:lXVc+BdXO
難しいね。1は安全策。2は結果アエミリウスの勢力が強くなるかもしれない。3と4はさすがにね。5は選びたいがそんなシーンじゃない。
まあでも踏み込んで2。エルキナを連れてきた意味があるならここ。
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