紗枝めし!【小早川紗枝と握り寿司編】

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32 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 01:21:19.07 ID:Zn4mrCGy0
晴「……(ゴゴゴゴゴゴ)」

梨沙「……」

晴「……(ゴゴゴゴゴゴゴ)」

梨沙「……」

晴「……(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」

梨沙「さっさと入りなさい……よっと!!」(ゲシッ)

バンッ

晴「いって!!何すんだ!!」

モバP「俺から言わせればお前らこそ部屋の前で何してやがんだ」

晴「あ、プロデューサー……これ!」

モバP「え?これ?」

晴「じゃ!渡したぞ!じゃあな!!」

ガチャッ……バタン

晴「ふぅー……」

梨沙「はーい、回れ右」

晴「え?」

梨沙「最後までちゃんと……するっ!!」(ゲシッ)

バンッ

晴「いってぇ!!」

モバP「ほんとお前ら今日なんなん?」

33 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 01:29:24.47 ID:Zn4mrCGy0
晴「えっと……あ、それどうだった?」

モバP「いや、まだ開けてもいないが」

晴「中身……見てくれるか?」

モバP「まぁいいけど……え?チョコレート?」

晴「へへっ、梨沙と一緒に作ったんだけど自信作なんだぜ」

晴「今日バレンタインだろ?」

モバP「そうか……晴もようやくそんなのを意識するようになったか……」

モバP「毎年毎年全く関心が無くてどうしたものかと思ってたが……そうか……あのイベント事に全く関心の無かった晴が」

晴「バカにしてねぇか?」

モバP「してないよ」

晴「ならいいけどよ」
34 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 01:37:16.16 ID:Zn4mrCGy0
晴「どうでもいいけどさ。食ってみてくれよ」

モバP「いやぁ……どうやって食ったものかとな」

晴「?手で持って食えばいいじゃん」

モバP「持てるもんならな」

デロン

晴「」

モバP「完全に溶けちゃってるなこれ……」

晴「……」

モバP「晴?」

晴「ははっ、滅多なことするもんじゃないな……」

晴「悪い、それ捨ててくれ」

モバP「やだね。意地でも美味しく頂いてやる」

晴「でもそんなドロドロになったのどうすんだよ」

モバP「まぁそうだなアレにするか」
35 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 01:49:01.10 ID:Zn4mrCGy0
モバP「レディースエーンドジェントルメーン!!」

モバP「さぁエンタメクッキングの始まりだ!!」

晴「エンタメ?」

モバP「そう!俺はいずれ晴達をシンデレラにする魔法使いだぞ!笑顔にする魔法の一つも出来ずにどうする!」

モバP「チョコレートをマグカップに投入!」

モバP「生クリーム少々と牛乳を入れて」

モバP「レンジでチン」

晴「言った割には地味だな」

モバP「うるへー」

モバP「そして取り出したるは各種果物とクッキーや菓子パン等の色とりどり鮮やかな具材でーす!」

晴「あ、何するか分かったぞ。付けて食うんだろ」

モバP「ご名答」

晴「……それにしちゃ随分用意良く無いか?」

モバP「……今日という日に何人が俺にチョコ渡しに来ると思ってる?」

晴「モテモテだな(けどなんかムカつくな)」

モバP「正直そのまま食うと俺の身体が持たんのよ。黙っておいてくれよな」

晴「しょうがねぇなぁ」
36 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 01:55:23.61 ID:Zn4mrCGy0
チンッ☆


モバP「よーし、熱々を頂くぞ!!」

晴「あ、チョコレートの良い香りだな」

モバP「……ちょっと食う?」

晴「いいのか?」

モバP「元は晴が作ったのだし」

晴「ん〜……でも一口目はプロデューサーが食ってくれ」

モバP「了解。いただきます」

モバP「どれにするかな……パイナップルにするか(チョンチョン)」

モグッ

モバP「(モグモグ)」

晴「ど、どうだ?」

モバP「うん、美味い美味い」

晴「はぁ……」

モバP「ほれ、晴はどれにする?」

晴「じゃあバナナ」

モバP「ほい、二度漬け禁止だ」
37 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 02:02:52.82 ID:Zn4mrCGy0
もぐっもぐっ……

晴「お、うめぇな」

モバP「チョコバナナは鉄板だからな。ほれ、パイナップルもどうだ?」

晴「ん!ちょっとどろっとしたチョコレートがたまんねぇ」

モバP「苺にオレンジピールもあるぞ」

晴「オレンジピール?」

モバP「オレンジの皮の砂糖煮込みってとこかな?」

晴「皮なんて食えんのか?」

モバP「なら試し見るか?」

晴「ん…………ん!美味い!いい匂いがする!」

モバP「だろ?他にもマシュマロやバゲットを用意してある」

晴「(ふわっとしたマシュマロやサクサクのパンにチョコレートが染み込んでこれも美味いなぁ)」
38 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 02:12:50.91 ID:Zn4mrCGy0
モバP「さぁてとここでマジックショーだ」

晴「?」

モバP「この手の中にあるビスケット!これを消して見せましょう」

晴「へー、そんなこと出来んのか」

モバP「ワン、ツー……粉☆砕!」

パラパラ……

モバP「……ビスケット消失マジック」

晴「ただ手で砕いただけじゃねぇか!エンタメするならちゃんとしろよ!!」

モバP「まぁまぁ落ち着け。消失マジックは失敗したが砕いたビスケットをフォンデュの中へ」

モバP「さぁもう一度どうぞ」

晴「もぐっもぐっ……!んっ!サクサクしたビスケットがチョコ吸って美味くなった!」

モバP「食感の変化も味の変化。カカカ、料理は魔法だ!」
39 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 02:18:34.08 ID:Zn4mrCGy0
晴「ふぅ……」

モバP「これにてフィナーレ!いい笑顔だった」

晴「あ、ていうかほとんどオレが食ってんじゃねぇか!!」

モバP「あぁそうだな。全然足りないわ」

晴「意味ねぇじゃん」

モバP「あぁだからな」

モバP「また今度でっかいの作ってくれや。サッカーボールくらいでかい方が食いでがある」

晴「……」

晴「ははっ、そんなこと言ったら本当に作るぞ?」

モバP「上等。鼻血出しても食い切ってやるわ」

晴「なぁプロデューサー」

モバP「何?」

晴「ちょっと耳貸してくんね?」

モバP「ん?」

ソーッ……

モバP「あ、ちょっと待て。お前また変なことするつもりじゃないだろうな?」

晴「しねーよ!思い出させんな!!」

ゲシッゲシッ

モバP「いってぇ!!」
40 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 02:36:19.02 ID:Zn4mrCGy0
モバP「全く……で?何だ……?」

ソーッ……

晴「あのさ……オレが……オレが大人になるまでちゃんと待ってろよ(///)」

モバP「」

晴「(///)」

ダッ……

ガチャッ……バタンッ

モバP「」

モバP「」

モバP「は、ははっ、チョコレート作りのことだよね?上達する歳になるまでちゃんと味見しろってことだよな?ははっ……」

モバP「俺はロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃない……」



おまけ1おわり
41 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/20(火) 02:38:42.89 ID:Zn4mrCGy0
日本の法律では女性は16歳から結婚できますね

晴ちんが12歳だから……あ、でも歳取るのか?(絶望)

というわけでおまけ残り2つは誰にしようかと考えつつおやすみなさいませ
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 04:27:43.08 ID:0wkCch/DO


では次は、いちごそばを柚にごちそうしませふ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 05:02:40.14 ID:FQbU831ro
乙でした

あまーーーい
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 07:47:09.23 ID:bcwgDPM10
パラガスPの気持ちがちょっとわかってしまった
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/20(火) 08:31:24.71 ID:Llxflsj8O
ダニィ!?
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 10:34:20.32 ID:gAWZ/E+i0
晴ちんは女の子からもらいまくる側だというイメージだわ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/20(火) 11:53:14.61 ID:T8eklo01o
こないだのイベントで最後まで晴ちんこなかったんやけど
48 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:04:20.06 ID:eKgKl26S0
おまけ2 紗枝めし!箸休め【星輝子とトリュフ】


〜LIVEステージ会場〜



輝子「ヒャッハー!!よく来たなお前らァ!!今日は待ちに待ったバレンタインデーだぁ!!!」

\ウオォォォォォ!!/

輝子「どいつもこいつもカップルでリア充しやがって!!そんな奴らに見せつけてやろうぜ!!」

輝子「私たちのライブの方がカップルで遊んでるよりも最っ高に楽しいってことをよぉ!!」

\ショーコ!!/\ショーコ!!/\ショーコ!!/

輝子「熱々カップルも燃やし尽くすほどの熱気!!」

輝子「盛り上がって来たぜぇ!!それじゃあ行くぜ!!一曲目!!」

輝子「薄荷−ハッカ―!!」

(えっ……このテンションで?)



〜LIVE終了後〜


輝子「お、お疲れさまでしたー」

スタッフ「お疲れ様です(本当に同じ子なのかな?)」
49 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:08:45.61 ID:eKgKl26S0
ふひ、あとは明日の予定をプロデューサーに聞いてから今日のお仕事は終わり

ライブの余韻が気持ちいいな……今日は良い事ありそうだ


〜事務所〜


輝子「電気が点いてる……誰かいるのかな?(ヒョコッ)」

時子「(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ)」

輝子「」

な、なんか無茶苦茶不機嫌そうな時子さんを見つけてしまった……

時子「……寒いから入るなら入るで早く閉めて頂戴」

輝子「あ、はい……すみません」

パタンッ

輝子「……」

時子「(ペラッ……ペラッ……)」

き、気まずい……だ、誰か……プロデューサー……た、助けてくれ……
50 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:15:07.16 ID:eKgKl26S0
輝子「……」

時子「(ペラッ……)」

輝子「……」

な、なんの本読んでるんだろ?

輝子「(チラッ)」

ミニブタの飼い方

輝子「(あ、可愛い)」

時子「何見てるのかしら?(ギンッ)」

輝子「(石化)」

時子「あまりジロジロ見ないで頂戴」

輝子「す、すみません……」

こ、怖い……

明日にはお肉屋さんに並ぶのねって感じの冷たい目線を感じる……

ぼ、ぼっちにはこの空気は厳しい……ッ!
51 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:26:53.50 ID:eKgKl26S0
時子「(ペラッ……)」

時子「(チラッ)」

時子「チッ」

さっきから時計見る度に舌打ちが加速してる……

に、逃げるんだぁ……もうだめだぁ……

と、とりあえず音楽でも聴こう……

輝子「(スチャッ)」

あ、ちょっと落ち着いた

このままメタルの世界へ旅立とう……

時子「ねぇ」

輝子「(ビクッ)は、はい?」

時子「あなた普段どんな曲聴いているの?」

輝子「え、えっと……メタルとか」

時子「今聴いてたのもかしら?」

輝子「はい……」

時子「ふぅん……ちょっと貸して」

輝子「あ、どうぞ……」

興味……あるのかな?

そうだと嬉しいな
52 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:33:59.43 ID:eKgKl26S0
時子「……ふぅん」

輝子「ど、どうかな?」

時子「私には合わないわ」

輝子「そ、そうですか(シュン)」

ふひ、まぁ人には好みがあるからな

時子「……今度あなたのおすすめを2、3曲持って来なさい」

輝子「え?」

時子「聞こえなかったのかしら?今度おすすめの曲を2、3曲持って来なさい。3度目は言わないわよ」

輝子「あれ?でも合わないって」

時子「私には合わないだけでセンスは悪くないわ。だから必要かどうかはもう少し聴いてからにするわ」

輝子「じ、じゃあ今度持って来ますね」

や、やった!メタルが認められたぞ!なんか嬉しいな!

時子「そうね……(チラッ)素直な子にはご褒美が必要かしら?」

輝子「?」
53 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:39:38.49 ID:eKgKl26S0
コトッ……

時子「あげるわ。私にはもう必要のない物だし」

輝子「これは?」

カパッ

チョコレート?

あ、キノコの最高峰の名前を冠するトリュフってやつだな……

いい名前だぁ

輝子「た、食べてもいいのか?」

時子「好きになさい」

なんか遠慮しちゃうな……

時子「コーヒー?紅茶?」

輝子「え?」

時子「だからコーヒーと紅茶どちらがいいかって聞いてるの?」

輝子「えっと……わ、私の分は自分で淹れるぞ?」

時子「私も飲むの。それとも何?あなたに私好みの一杯が淹れれるの?」

輝子「えっと……じゃあコーヒーをお願いします」

時子「コーヒーね。砂糖は?」

輝子「ふ、2つ」

あ、あれ?時子さんってこんなに優しかったっけ?

いつもプロデューサー引っぱたいてるから怖いイメージしか無かったけど……
54 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:47:13.45 ID:eKgKl26S0
カリッ……

おぉぅ……美味いな

ほろ苦いココアパウダーが表面を覆ってて甘すぎない

カリッとした食感の薄いチョコレートの中にとろっとした別のチョコだ

香ばしいお酒の香り……たまに愛梨ちゃんが作ってくれるお菓子からも香るこの香り……

ラム酒だっけ?よくわかんなけど良い匂いだな

大人の味って言うんだろうか?

あ、こっちのにはアーモンドが入ってて香ばしい……

コクッ……

コーヒーも美味しくて落ち着く……

あぁ一時はどうなるかと思ったけど今日は良い日だ

バンッ

モバP「ぜぇ……ぜぇ……お、遅れました」

輝子「お、お疲れ様……」
55 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 01:54:53.78 ID:eKgKl26S0
時子「私を前に30分も堂々と遅れて来るなんて良い度胸ね豚」

モバP「財前!」

ギリギリギリギリッ

時子「時 子 様 よ。豚が」

モバP「あ、やめてっ!首コキュッってしちゃう!首コキュしちゃうから!!」

ひ、ひぃぃぃ……

モバP「お、お願いします、命だけは……命だけは……!」

時子「笑わせないで、無能な豚に惜しむほどの情は無いわ」

モバP「ひぃっ!」

時子「まぁいいわ。そんなに許してほしいなら豚の物まねでもしなさい」

モバP「え?ここで?」

時子「当然(ニヤァ)面白かったら許してあげるわ」

わ、悪い顔だ

まさに魔王の顔だ……!
56 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 02:05:38.51 ID:eKgKl26S0
モバP「(やるしかあるまい……!)」

モバP「ふがっふがっ……ぶごっぶごっ……」

妙にリアルだ……

時子「あっははははは、実に滑稽ね」

モバP「じ、じゃあ……」

時子「ブタは死ね!!!(真顔)」

ベシィィィッン!ベシィィンッ!!

モバP「畜生!!許してもらえるなんて幻想だった!!」

輝子「アワワワワ……」

モバP「まぁいつものことだから慣れたけど」

輝子「す、凄いな……」

時子「豚!とっとと出る準備なさい」

モバP「40秒で支度します!」

時子「10秒でなさい」

モバP「ラジャー」
57 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 02:21:24.26 ID:eKgKl26S0
モバP「支度出来ましたよ」

時子「さっさと行くわよノロマ」

輝子「あ、あの……」

時子「……何?」

輝子「チョコレート……美味しかったです……」

時子「……そう」

カチャッ……パタン


〜車内〜


モバP「遅れてしまったんで少し急ぎます」

時子「その前に豚」

モバP「はい?むぐっ」

時子「光栄に思う事ね。私自らの手で食べさせてあげるんだから」

モバP「むぐむぐっ……あ、うまっ」

時子「本来無能な奴にやる義理はないけど貴重なトリュフを掘り当てれる豚と分かったから特別よ」

モバP「そりゃどうも」
58 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 02:26:33.04 ID:eKgKl26S0
輝子「モグモグ……」

これ本当に私が食べて良かった物なのかな?

時子さんは必要なくなったって言ってたけど

う、裏を返せばその時まで必要があったから置いてたわけで……

輝子「あ、プロデューサーに明日の予定聞くの忘れたな……」


おまけ2おわり
59 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/21(水) 02:29:42.52 ID:eKgKl26S0
チョコのお菓子で有名なトリュフなら輝子だろ

そしてトリュフと言えば豚

豚と言えば時子様やろってことでこの2人

最近では犬使って探し出すほうが多いらしいですね(豚はトリュフ食べちゃうこともある)

さておまけも最後の一つ

いやーダレニシヨウカナー(棒読み)

というわけで今日はおやすみ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 07:06:17.22 ID:1xUFb0KDO


今日も親切な時子さん

でもそれを指摘すると罵声が来るから気をつけようね
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 11:25:07.35 ID:pHNalW3co
食べちゃうこともあるというか、豚さんは食べるために探すので、トリュフ見つけたら素早くビスケット隣に置いて、ビスケット食ってる間にトリュフ取るんが作法やで
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/21(水) 17:23:12.30 ID:9fqN4/u9O
乙です
63 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 01:31:18.66 ID:Ny6rzzSR0
おまけ3 紗枝めし!箸休め【小早川紗枝と抹茶入り苺チョコ】



カチャカチャッ

紗枝「えーっと……これくらいでええやろか?」

ちょっとお味見……はむっ

ん……この味くらいで作ってみよか

溶かしたちょこれーとに抹茶を入れてから苺をくぐらせて……

冷蔵庫で固まったら完成

ちょっと不格好やけどまぁ素人が作るさかいそこは目ぇ瞑ってもろわななぁ

紗枝「作っとる内にえらい夜遅ぉなってしもたなぁ」

せやけどこれはあんまり時間経つとあかんさかいなぁ

こればっかりはしょうのないことどすなぁ

ぷろでゅーさーはん喜んでくれはるやろか?
64 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 01:41:41.40 ID:Ny6rzzSR0
〜事務所〜


モバP「(カタカタカタカタ)」

モバP「ふぅ……」

ガチャッ

紗枝「おばんどすー。ぷろでゅーさーはん?」

モバP「んぁ!?紗枝?何だこんな時間に。だぁめじゃないか家に居る奴がこんなところに居ちゃあ!」

紗枝「ふふっ、すんまへんなぁ。どうしても今日のうちに渡したいもんがあってなぁ」

紗枝「はい、はっぴーばれんたいんどす」

モバP「お、ありがと」

紗枝「せやけどうちの分はいらんかったかも知れへんなぁ?(チラッ)」

ちょこれーとの山……

よーもてはることで

モバP「これでもちひろさんが日にち分けて管理してるからまだマシな方なんだがな」

モバP「一ヶ月くらいは甘い物には困らんよ」

モバP「でも甘い物は好きだからな。折角紗枝が作って来たんだ頂くよ」

紗枝「一緒くたにされて置かれとると説得力あらしまへんえ?」

モバP「すまんな、置く場所がねぇんだわ」
65 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 01:50:24.83 ID:Ny6rzzSR0
紗枝「ほな頂きまひょか。お茶と珈琲どっちにしはるん?」

モバP「え?今食うのか?せめて明日とか」

紗枝「そないなこと言うて贈り物ぼっくすのとこから去年のちょこれーと出て来たって聞きましたけど?」

モバP「ぐ、どっからその情報が……」

人の口に戸は立てられまへんなぁ

紗枝「それにこれは命が短いんどす。はよ食べて貰わな困りますさかい」

モバP「なるほどな。それで仕事終わってゆっくりの時間に持って来たわけか」

紗枝「ようやっと冷えて固まったとこやさかいなぁ」

モバP「市販品でいいのにすまんな」

紗枝「お返し期待してます♪」

モバP「ははっ、当分は財布の中身が悲惨なことになりそうだわ」
66 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 01:56:33.66 ID:Ny6rzzSR0
モバP「んじゃ頂くか。箱開けるぞ」

紗枝「はい、どうぞ」

カパッ

モバP「ほう」

紗枝「不格好やさかいあんまり見んといて欲しいわぁ」

モバP「ははっ、上等上等。にしてもこの白いのはホワイトチョコで抹茶が入ってる」

紗枝「あら、もうばれてしもたなぁ。ほな全部分かってしまう前に」

モバP「頂くとしようか(モグッ)」

どないやろなぁ?

モバP「ん、美味いぞ」

紗枝「ほんまどす?」

モバP「ほんまほんま」

はぁ……よかったわぁ
67 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:10:44.35 ID:Ny6rzzSR0
紗枝「うちも一個もろてええやろか?作るのに必死すぎて完成したの食べ損のうてしもて」

モバP「いいぞ。ほれ」

ぱくっ

ん、美味しい

まったりみるきーなほわいとちょこれーとと苺丸々一個の甘酸っぱい味わいがよー合っとる

甘ったるい味わいやのうてちょっと苦めのお抹茶が程よく甘さを抑えてふんわりとええ香りどすなぁ

響子はんの言う通りほわいとちょこにして正解やったわぁ

モバP「甘ったるいと胸やけ起こすが抹茶の苦みが丁度いいな」

紗枝「ほんまどすなぁ」

モバP「さっきかな子のチョコを食った身としてはフルーツの自然な甘さが嬉しい……」

紗枝「はいはい、京女の前で他の子のお話は厳禁どすえ」

モバP「そりゃ失敬」
68 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:17:01.85 ID:Ny6rzzSR0
モバP「ふぅ……美味かった。ありがとな」

紗枝「どういたしまして」

モバP「作るのもいいが次はあんまり遅くならないようにしてくれ。夜中歩かせるのは不安だ」

紗枝「それはすんまへん。次から考えますわぁ」

モバP「それじゃあ送って行くよ」








〜同時刻〜


裕子「エスパーユッコのサイキック天気予報の時間です!!」

裕子「ムムムーン!!ムムーン!!!」

裕子「来ました!!(カッ)」

裕子「今日の夜中から朝にかけては晴れのち曇りです!間違いありません!間違ってたら桜の木の下に埋めて貰って構いません!!」







〜事務所入り口〜


ドシャァァァァピッシャアァンビュオォォォゥ……

モバP「めっちゃ降ってるな」

紗枝「来る時まで降ってへんかったねんけどなぁ……」
69 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:29:15.39 ID:Ny6rzzSR0
モバP「都合よく車は全部出払ってるし……」

紗枝「ぷろでゅーさーはん、傘が一つありましたえ」

モバP「でかした!いや、そうじゃあない。何の運命だこりゃ。作為的な物を感じるぞ」

紗枝「まぁ一つしかあらへんさかいうち一人で」

モバP「それはならん!防犯とか舐めんな!最近この近辺でポニィとか叫ぶ馬の変質者が出てるんだぞ!」

そないな人おるん?

モバP「傘は俺が持つからほれ」

紗枝「……」

紗枝「お邪魔します(///)」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 02:44:16.66 ID:xY8aXv8DO
>>ぽに男
紗枝を縛っても胸がないからなぁ……
71 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:44:17.13 ID:Ny6rzzSR0
紗枝「〜♪」

モバP「ちょっとくっつきすぎじゃないか?」

紗枝「ぷろでゅーさーはんが大きいさかいこれくらいやないとうちが濡れてしまいますえ」

モバP「そうか」

紗枝「……」

モバP「……」

紗枝「……こういう雨の日も風情があってよろしおすなぁ」

夜を照らす月明かりと電灯

雨の香りと落ちる音とだーれもおらへんいつもと違う景色の道

そんな中の相合傘……ふふっ、周りから見たらうちらどないな関係に見えるんやろなぁ

ビュオォォゥ

紗枝「……ぷろでゅーさーはん?」

モバP「何?(ガサゴソ)」

紗枝「ぷろでゅーさーはんって雨の日に風強かったら足元とか濡れまへんのやろか?(ビッショリ)」

モバP「めっちゃ濡れるぞ。背が高いってのも困りもんだ、ほいタオル」

紗枝「おおきに」

雨の日は風情があっても濡れるのは嫌いどす!
72 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:52:47.06 ID:Ny6rzzSR0
モバP「さて、着いたぞ」

あら、もう着いてしもたわ

まぁ近いさかい仕方あらへんなぁ

紗枝「おおきにどす」

モバP「風邪ひかないようにしてくれよ」

紗枝「分かってますて」

モバP「んじゃ、俺は事務所に戻るから」

紗枝「あっ……」

クイッ

モバP「うおっ!?」

紗枝「んっ……」

モバP「」

紗枝「……(///)」
73 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:55:32.65 ID:Ny6rzzSR0
モバP「(え?何だ今の頬の柔らかい感触……待て、まだ落ち着け……素数を数えて落ち着くんだ。まだ決まったわけじゃない)」

紗枝「……今度のんは事故ちゃいますえ(///)」

モバP「(確定しちまった)」

紗枝「まだ今はあきまへんけど大人になるまでちゃーんと待ってておくれやす」

タッタッタッ

モバP「あ、おい!!」

モバP「(ポリポリ)」

モバP「(俺何人分待てばいいんだ?)」
74 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 02:59:19.31 ID:Ny6rzzSR0
〜紗枝の部屋〜



紗枝「〜〜〜〜〜!!(ジタバタジタバタ)」

あきまへんあきまへん!!あないなこと!!

紗枝「はぁ……やってしもたなぁ」

つい勢いで……あないなこと……

明日からどないな顔して会えばええんか……

紗枝「(思い出し中)」

紗枝「〜〜〜〜〜〜!!!(ジタバタジタバタ)」

※5回ほど繰り返す
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/02/22(木) 03:05:12.04 ID:1skcAdjz0
>>モバP「んぁ!?紗枝?何だこんな時間に。だぁめじゃないか家に居る奴がこんなところに居ちゃあ!」

このP黒いクロスボーンガンダムに乗ってそうだと思います(かしこ
76 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 03:09:43.53 ID:Ny6rzzSR0
〜一方後日〜


ありす「乃々さん、最近ラーメンにパイナップルを入れるというお店を発見しました」

乃々「(もう嫌な予感しかしないんですけど……)」

ありす「最近プロデューサーさんがラーメンばかり食べてるのでこのままでは身体を壊してしまいます」

ありす「そこで考えたのがこちらです。世紀末覇者の名を冠するラーメンに完全食である苺を入れてみました」

ありす「是非他の方の意見も聞きたいので食べてみてください」

乃々「(む、むーりぃ……だけど……ここで断ったら他の人に……)」

乃々「(こ、ここはもりくぼが犠牲になるしか……あぁもりくぼはリスじゃなくて羊だったんですね。モコくぼです……)」

乃々「(もぐっ……)」

ぐさぁー!!

乃々「(た、ターバン巻いた子供に膝を突き刺されたような衝撃の味……)」

乃々「(バタリ)」

ありす「乃々さん?」

乃々「」

ありす「まさか安眠効果もあったとは……睡眠不足しがちなプロデューサーさんには持って来いですね!(フンスッ)」



○ラーメン イチゴ味 ─ 森久保乃々● 決まり手 ターバンのガキ


おわり
77 : ◆ytRfQhDR4R7A [saga]:2018/02/22(木) 03:11:55.46 ID:Ny6rzzSR0
季節ネタは前後半年まで許されるって誰かが言ってた!

あとラーメンに苺入れるのは合いませんでした……もうゲテモノは作らないといったのになぜ作ったのかコレガワカラナイ

そんなこんなで見てくださった方々 楽しみにしてくださってる方々ありがとうございます

次回は……親と子
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 03:50:55.81 ID:I40dYYwuo
レモンラーメンも、パイナップルラーメンも、いちごラーメンも既に「あった」んだよなぁ・・・(白目
味は、察しろとしか・・・(遠い目
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 04:39:37.74 ID:xY8aXv8DO



いちごそばといちごうどんにいちご餃子はねぇ……


さすがのたかにゃとぴてぃも食指が動かないだろうな
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 05:17:33.57 ID:BLCV7bJoo
乙でした
ユッコの声がなぜか茜ちんにw

そして紗枝はんは相方からの影響で、雨の日には寄り添って近づきましたか
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 12:53:04.75 ID:BNx6PC7c0

間隔空けて食わないと糖尿病一直線だけど、手作り系チョコは日持ちしないからなぁ
ま、スタドリ常用しても平然としてるのがPという職業の最低条件だから大丈夫か
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