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北条加蓮「どうしようもない話」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/13(火) 18:26:31.27 ID:K48b6BSl0
椅子に座ったまま眠る彼の首を撫でると無精髭がちくちくと刺さった。その痛みが心地よくて、私はもう一度その首をゆっくりと撫で上げる。
と、彼はびくりと肩を震わせて目を覚ました。そんな彼の様子がおかしくて、私は声に出して笑ってしまう。
彼は私の方を見て安心したように肩を落とし、しかしすぐに眉を顰めてみせる。
「起こすのはいいが、起こし方はもう少し考えてくれ」
「今回のはお気に召さなかった?」
「召さなかった。というか、わかるだろ? 首を撫でられて起きるとか、想像するだけで嫌だろ」
「そうかな」
「そうだよ。経験してみるか?」
「つまり、次に私がプロデューサーの前で寝た時には首を撫でられる、と」
個人的には悪くない提案だ。しかし彼は違ったようで、
「それ、画的にまずいな」
「まずいかな」
「まずい」
他人の口から聞いたことによって想像してしまったらしい。冷静にならなくてもいいのに、と私は胸中で不満を漏らす。
ただ、自分から『首を撫でられたい』と言うのもおかしいと思うので口には出さない。代わりに他の言葉を口に出す。
「ちくちくした」
「ん?」
「それ」
指で示すと、彼は自分の首に触れる。あー、と納得したように声を上げて、そろそろ剃らなきゃダメか、と面倒くさそうに息を漏らす。
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