スイレン「真実はいつもひとつ!」

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26 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 20:44:31.52 ID:L2mwNHe7O
>>25 訂正
リーリエ「マオ!暴れないでください!これも捜索ですから!先生!今の内に!」ググ

捜索→捜査
27 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 21:03:14.09 ID:L2mwNHe7O
スイレン「プ……」

リーリエ「プ?」グググ

スイレン「プリクラ!!」

リーリエ「!」

マオ「うぅぅ……」ガクッ

アママイコ「アマ」ポンッ

ザワザワ

サトシ「ん?どうしたんだろ?」

マーマネ「なにかみつけたのかな?」


リーリエ「せ、先生!プリクラとはどういう事ですか!?いったいマオは誰とプリクラを!?」フンスフンス

スイレン「どうやらカキとホシちゃんと一緒に撮ったみたい!これは何かあるねリーリエ?」ニヤニヤ

リーリエ「ですね!これは事情聴取が必要ですね?」ニヤニヤ

マオ「ほ、ほら!この間カキとホシちゃんとアイス食べに行ったって言ったでしょ!」

マオ「その時に……カキがホシちゃんとどうしてもプリクラを撮りたいって言うから仕方なく……」モジモジ

スイレン「ふーん?」ニヤニヤ

リーリエ「へぇー?」ニヤニヤ

マオ「な、なにその顔!ムカつくんだけど!?」



マーマネ「カキ、ホシちゃんとプリクラ撮りたいって言ったの?」

カキ「ああ!言った!」

マーマネ「そ、そう…」

サトシ「カキ、ホシちゃん大好きだなぁ」

ピカチュウ「ピッカー」
28 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 21:17:13.30 ID:L2mwNHe7O
リーリエ「ですが……仕方なく撮ったプリクラを持ち歩くなんておかしいですよね?先生?」

スイレン「うん、私もそれ思った!」

マオ「だ、出すの忘れてただけだもん!////」

スイレン「これは、捜査が必要だよマオちゃん!」

マオ「はぁ?」

スイレン「さ、教えて!そのプリクラ何処で撮ったの?捜査の為に」メモメモ

マオ「な、何でメモとってるの!?」

リーリエ「マオ!カキとの関係は?あ、当然捜査の為です」キラキラ

マオ「だ、だからぁ////」プシュー

アママイコ「アマアマ」ヤレヤレ


キャッキャッ

サトシ「どうしたんだろ?やっぱ何かあったのかな?」

ピカチュウ「ピッカー?」

カキ「見てくれよこのプリクラ〜?ホシ可愛いだろ?」デレー

マーマネ「う、うん……」
29 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 21:25:49.30 ID:L2mwNHe7O
スイレン「実に有力な捜査ができたね!リーリエ!」

アシマリ「アウ!」

リーリエ「ですね!先生!」

シロン「コーン!」

マオ「うぅ……」ガクッ

アママイコ「アマ」ポンッ

サトシ「スイレーン!何かリーリエのハンカチの手がかり見つかったのか?」

スイレン「サトシ!」

サトシ「ん?」

スイレン「今度、一緒に新しくできたアイス屋いこっ!」キラキラ

サトシ「え?い、いいけど……」

スイレン(やった!)グッ

カキ「……マオは何で落ち込んでるんだ?」

マオ「…………別に…」

カキ「?」
30 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 22:08:44.96 ID:L2mwNHe7O
スイレン「さ、気を取り直して次!マーマネ!」

マーマネ「う、うん……」ガサガサ

ズラッ

スイレン「………これは……」ゴクリ

アシマリ「アウ」ゴクリ

マーマネ「別に怪しい物なんてないでしょ?」

サトシ「マーマネ!これなんだ?」ヒョイ

マーマネ「あ、あーっ!サトシ!あんまりベタベタ触らないでよ!」

サトシ「え!?わ、悪い……」ビクッ

マーマネ「も、もう…壊れたらどうする……」

スイレン「ふーむ……」ジーッ

マーマネ「な、なに?」

スイレン「うん、なんかつまんない物しかないから次いこ」

アシマリ「アウ」

マーマネ「えぇ……」

トゲデマル「マル」ポンッ

スイレン「次!サトシ!」

サトシ「おっ、いよいよ俺の番かぁ!」

ピカチュウ「ピッカー」
31 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 22:23:38.08 ID:L2mwNHe7O
サトシ「えーと、俺は……」ジィィィ

モクロー「」ZZZ

マオ「モクローと……」

マーマネ「お弁当箱だ」

カキ「いったい何しにスクールに来てるんだサトシ…」

サトシ「へへへ」

ピカチュウ「ピッカー」

サトシ「どうだスイレン?なんもな……」

スイレン「!」

スイレン「サトシ!これ!」スッ

サトシ「え?」

リーリエ「ど、どうしたんですか先生!?」

スイレン「……………」ヒョイッ

スイレン「……………」ジーッ

カキ「す、スイレンの奴……いったいどうしたんだ……?」タラッ

マーマネ「ま、まさか何かリーリエのハンカチの手がかりが…」ゴクリ

リーリエ「サトシ…まさか……!!」キッ

サトシ「え!?俺なんも知らないよ!」ビクッ

ピカチュウ「ピッカー」

マオ「いやいやいやいや、サトシの箸からリーリエのハンカチの手がかりなんて出てくる訳ないじゃん」
32 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 22:35:24.25 ID:L2mwNHe7O
スイレン「……………………」

パクッ

全員「!!!?」

カキ「な、なんだと!?」

マーマネ「す、スイレンがサトシの箸を咥えた!?」

サトシ「お、おい!何やってんだよスイレン!」

リーリエ「サトシ!落ち着いてください!これも捜査の為です!」

サトシ「はぁ?」

マオ「ハァ……」

スイレン「……………」チュッパチュッパ

キュポン

スイレン「ふぅ…」テカテカ

アシマリ「アウ」

サトシ「」

ピカチュウ「ピカピ………」

リーリエ「せ、先生!何かわかりましたか?」ゴクリ

スイレン「………サトシィ…」

サトシ「………なんだよ……」

スイレン「今日のお弁当、卵焼きが入ってたでしょ?」ニコッ

サトシ「…………一緒に弁当食べてたじゃん……」

ピカチュウ「ピカァ…」
33 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 22:44:41.69 ID:L2mwNHe7O
スイレン「あっ、このお箸は証拠品として押収するから」キィー

サトシ「はぁ?」

カキ「ジップ○ック持参とは……やるなスイレン」

マーマネ「名探偵の鏡だね!」

マオ「………………」

サトシ「俺の箸返せよスイレン!」

リーリエ「サトシ!スイレンの捜査に協力してください!」

シロン「ゴァン!!」グルル

サトシ「だ、だから何で俺の箸が捜査の証拠品に……」

スイレン「……わかったよサトシ…」ハァ

サトシ「! 返してくれるのか?」

スイレン「はい、これ」スッ

サトシ「…………何これ?」

スイレン「代わりに私のお箸あげる!これでいいよね?」ニコッ

サトシ「いらないよ!」

ピカチュウ「ピカピィ……」ハァ
34 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 23:03:53.89 ID:L2mwNHe7O
スイレン「うーん……どうやらリーリエのハンカチの手がかりになる物は無かったみたいだね、アシマリ?」

アシマリ「アウ」

サトシ「え?じゃあ何で俺の箸取ったの?」

リーリエ「先生……」

スイレン「………リーリエ、悪いけどこの事件は迷宮……」

マオ「待って!」

全員「!」

マオ「まだ、スイレンの持ち物検査が終わってないよ!」

スイレン「……………」

リーリエ「マオ!何を言っているんですか……スイレンが私のハンカチを盗るわけ…」

マオ「………疚しい事がないなら……見せられるよね?スイレン」

スイレン「…………………」

アシマリ「アウ」
35 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 23:11:57.73 ID:L2mwNHe7O
ズラッ

スイレン「はい、私の持ち物」

マーマネ「これと言って怪しい物はなさそうだね?」

マオ「……………」

カキ「ん?これは……」

サトシ「写真だ……」

リーリエ「みんなでスクールの前で撮った時の写真ですね?」フフフ

カキ「スイレン……こんなものをいつも持ち歩いてるのか?」

スイレン「うん、カキと一緒!私のお守り!」ニコッ

カキ「スイレン……」ジーン

マーマネ「お守り……スイレンは僕達の事をそんなに大切に思って…」

リーリエ「わ、私……感激で涙でが……」ゴソゴソ

リーリエ「あ、ハンカチ無いんでした」

サトシ「スイレン……箸ぐらいで怒鳴っちゃってごめんな?」

スイレン「ううん、気にしてないよサトシ」ニコッ

サトシ「スイレン……」ジーン

マオ「ねぇ…この集合写真、サトシとスイレンのとこだけ切り抜いてあるの気のせい?」

スイレン「気のせい気のせい」

アシマリ「アウ」
36 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 23:25:39.86 ID:L2mwNHe7O
マーマネ「後は……」

カキ「ん?歯ブラシ?」

スイレン「カキ!お昼ご飯を食べた後は歯磨き!」

リーリエ「レディにとっては当然の嗜みです!」

スイレン、リーリエ「ねー?」

カキ「そ、そうか……」

ロトム図鑑「ロロー?スイレンの歯ブラシ、前にサトシがなくした歯ブラシに似てるロトねー?」

サトシ「あ、本当だ!偶然だな!」

ピカチュウ「ピカピカ」

マーマネ「サトシィ、家でも物をなくしてるの?」

サトシ「歯ブラシには名前書いてなかったからな」

リーリエ「そういう問題ではないのでは?」

カキ「しかし……これと言って怪しい物は無かったみたいだな」ウーム

サトシ「事件は振り出しかぁ……」ハァ

リーリエ「ですね……」ハァ

マオ「どうやら別の事件は発生してたみたいだけどね」

ピカチュウ「ピカピィ…」
37 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 23:40:17.60 ID:L2mwNHe7O
リーリエ「うぅ……私のハンカチ…」グスッ

スイレン「リーリエ……」

スイレン「リーリエ、ごめん……悪いんだけどこの事件は迷宮い……」

マーマネ「ふぅ……それにしても…何処にいったんだろうね?リーリエのハンカチ」フキフキ

トゲデマル「マルゥ」

リーリエ「ぁ…」

スイレン「? どうしたのリーリエ?」

リーリエ「ま、マーマネの使っているハンカチ……私がなくしたハンカチに似ているような……?」

スイレン「え?」

リーリエ「あ、あの雪の結晶の模様が入ったハンカチ…間違いないかと……」

マーマネ「あ、しまった…」バッ

スイレン「………………」

スイレン「犯人はマーマネ!お前だぁ!!」ビシッ

アシマリ「アウ!!」ビシッ

マーマネ「!」

全員「!!!?」
38 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/13(火) 23:55:44.28 ID:L2mwNHe7O
サトシ「な、なんだってー!?」

マオ「ど、どういう事なの!?」

カキ「マーマネお前……」

マーマネ「うぅ……」ガクッ

マーマネ「ご、ごめんリーリエ……僕……」

リーリエ「マーマネ……」

ロトム図鑑「ま、またスイレンの推理が当たったロト…」ゴクリ

サトシ「……なぁ、スイレン…いったいどういう事なんだ?何でマーマネがリーリエのハンカチを……」

スイレン「……サトシ、それは恐らくマーマネがリーリエのハンカチをオカ……」

リーリエ「………顔を上げてくださいマーマネ」ポンッ

マーマネ「リーリエ……」

リーリエ「………私にはわかってしまいました…」フッ

リーリエ「論理的結論から言いますと……マーマネは私がハンカチを使った後に落としたのを気づいた…そして……」

リーリエ「それを拾って私に返そうとしたけれど、事件になったので返しにくかった……そうですよね?」ニコッ

マーマネ「え?」

スイレン「え?」

カキ「そうなのか!?マーマネ!」

マーマネ「え?う、うん!そうなんだよ!」

サトシ「そうなの?スイレン?」

スイレン「え?う、うん!そう!私もそれが言いたかった!」

サトシ「そうか……スイレンは全部お見通しか…やっぱすげーやスイレン!」

スイレン「そ、そんな事ない////」テレッ
39 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 00:06:35.32 ID:J9LfbV7DO
リーリエ「マーマネ……ありがとうございます、私…マーマネの優しさに心がうたれました…」

マーマネ「リーリエ……」

カキ「お、俺もだ……マーマネ!事件を気にしてリーリエにハンカチを渡せなかったお前の気持ち…わかってやれなくてすまない!」

サトシ「マーマネ、本当に優しいんだな?俺、マーマネみたいな友達を持って誇らしいよ!」

ピカチュウ「ピッカー!」

マーマネ「サトシ……カキ……ピカチュウ……」

マーマネ「あっ!そうだ!」ゴソゴソ

マーマネ「はい!リーリエ!ハンカチ返すよ!」スッ

リーリエ「はい、ありがとうございますマーマネ」ニコッ

マーマネ「うん!」

シロン「ゴァンゴァン!!」グルル

スイレン「うん、一件落着!よかったよかった!」ニコッ

アシマリ「アウ!」ニコッ

マオ「で、でも確か……リーリエはハンカチをちゃんとバッグにしまってたし、休み時間開始直前まであるのを確認してたって……」

スイレン「マオちゃん、それは野暮ってもんだよ」

マオ「う、うん…そうだね……よかったよかった」
40 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 00:39:32.31 ID:J9LfbV7DO
リーリエ「スイレン、事件を解決していただいてありがとうございます」ペコリ

マーマネ「僕も…スイレンが解決してくれなかったらリーリエにハンカチを渡す機会を永久に失うとこだったよ」

マーマネ「スイレン、本当にありがとう!」ペコリ

スイレン「うん、気にしないで?」ニコッ

スイレン「罪を憎んで人を憎まず!」ビシッ

アシマリ「アウ!」ビシッ

サトシ「すっげー!カッコいいぜスイレン!」

ピカチュウ「ピッカピッカー!」

スイレン「/////」

カキ「フッ、スイレンには敵わないな?」

ロトム図鑑「スイレン……彼女はやはりアローラ1の探偵ロト!」

リーリエ「私、スイレン先生に一生ついていきます!」キラキラ

スイレン「そんな、大袈裟!///」テレッ

マオ「探偵っていったいなんだっけ?」

ワイワイ


サトシ「あ!そうだスイレン!」

スイレン「なに?サトシ」

サトシ「事件も解決した事だしさ?俺の箸返してくんない?」

スイレン「それ、今関係ないよね?」

サトシ「え?」

ピカチュウ「ピカピィ…」
41 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 19:52:06.55 ID:q3YCpKXXO
リーリエのハンカチ事件から数日がすぎた……


ポケモンスクール

マオ「ふぅ、今日もあっついね?」

リーリエ「こんな日には海で思いっきり泳ぎたいですね?」

アママイコ「アマ!」

シロン「コーン」

ガラッ

スイレン「あ、マオちゃん、リーリエ、アローラ!」

アシマリ「アウ!」

リーリエ「アローラですスイレン、今日は早いですね?」

スイレン「うん、今日暑いから早起きしてアシマリと海で泳いできた!」

マオ「え!?朝から海で泳いできたの?いつも中に着てる水着ビショビショなんじゃない?」

スイレン「大丈夫!その為に早く着て干してあるから!」

マオ「干してあるって……」

リーリエ「す、スイレン………では今その服とズボンの下は……」

スイレン「裸」

マオ、リーリエ「!?」

スイレン「なーんて、嘘です♪ちゃんとシャツ着てるよ♪」ペラッ

アシマリ「アウ!」

リーリエ「そ、そうですか…」ホッ

マオ(下は??)

スイレン「よし、そろそろ水着乾いたかな?」スッ

アシマリ「アウ!」

リーリエ「スイレン!なるべく男子達が来る前に早く着替えてくださいよ〜」

マオ「やれやれ……」



アーッ!!!


リーリエ、マオ「!?」
42 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 20:03:54.24 ID:q3YCpKXXO
マオ「スイレン!」ダッ

リーリエ「なにかあったんですか!」ダッ

アママイコ「アマ!」ダッ

シロン「ゴァン!」ダッ

スイレン「な、ない……」ガタガタ

リーリエ「………え?」

マオ「な、無いって何が?」

スイレン「ここに干してた…私の水着が無いの!」

アシマリ「アウー……」

マオ、リーリエ「!?」

アローラー

スイレン、マオ、リーリエ「!」

カキ「アローラ!」

マーマネ「あれ?何かあったの?」

マオ、リーリエ「………………」

リーリエ「カキ、マーマネ……あなたたち、今教室へ来たばかりですか?」ジトッ

カキ、マーマネ「?」

カキ「そ、そうだけど?」

マーマネ「それがどうしたの?」

リーリエ「………………」

マオ「………スイレンの水着が無くなったの……」

カキ、マーマネ「は!?」

スイレン「……………」

アシマリ「アウ……」ポンッ
43 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 20:25:15.47 ID:q3YCpKXXO
スイレン「………ここに干してたハズなんだけど…無いの…」

カキ「何でお前はスクールで水着を干してるんだ…」

マーマネ「風に飛ばされたとか、ポケモンに持ってかれたとかじゃないの?」

スイレン「……わかんない……」

アシマリ「アウ…」ショボン

カキ「……やれやれ、ならとりあえず水着探しを……」

リーリエ「今から持ち物検査をします」

カキ、マーマネ「は!?」

リーリエ「疚しい事がなければできますよね?カキ、マーマネ?」ニコッ

マーマネ「ちょ、ちょっと待ってよ!」

カキ「まさか俺達を疑ってるのか!?」

リーリエ「いえ、疑っている訳ではありませんよ?ただ…私のハンカチの時のようにスイレンの水着を見つける糸口になればと…」

カキ「やっぱり疑ってるじゃないか!」

マーマネ「だいたいなんでスイレンの水着なんか…」

スイレン「………私の水着……なんか?」ピクッ

マーマネ「あ、いや……」

マオ「ちょっと!今の言い方は酷いよマーマネ!」

リーリエ「スイレンに謝ってください!」

マーマネ「え、えー……」

カキ「おい!だったらお前らだって俺やマーマネを疑った事を謝るのが筋だろ!」

マオ「普段から疑われるような事してるのが悪いんでしょ!ね?マーマネ?」

マーマネ「な………!?だ、だったらリーリエやマオだってスイレンの水着を取ってオークションにでも出したんじゃないの!」

マオ「はぁ?」カチン

マーマネ「J○の使用済み水着なら高く売れそうだもんねー?」

リーリエ「ひ、酷いです!酷すぎです!」カチン

マオ「もう許さない!」

カキ「それはこっちのセリフだ!」

ギャー ギャー

スイレン「み、みんな!ケンカはやめて!」

アシマリ「アウ!」オロオロ
44 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 20:36:27.20 ID:q3YCpKXXO
サトシ「アローラー」ガラッ

ピカチュウ「ピッカー!」

ロトム図鑑「ロトー!」

スイレン「!」

ギャー ギャー

サトシ「………ん?なんだなんだ?」

スイレン「サトシ!」ダッ

アシマリ「アウ!」ダッ

サトシ「え?」

ギュッ

スイレン「サトシィ……」ギュウ

アシマリ「アウゥ……」ギュウ

サトシ「え?スイレン?アシマリ?」アタフタ

ピカチュウ「ピカー?」

ロトム図鑑「…………これは……事件の臭いがするロト……」ゴクリ
45 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 20:49:53.07 ID:q3YCpKXXO
サトシ「え?干してたスイレンの水着がなくなった?」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「う、うん……そうなの…」

アシマリ「アウ……」

サトシ「…………スイレン……」

サトシ「水着に名前は書いてたのか?」

スイレン「う、うん……」

リーリエ「絶対に男子が盗ったに決まってます!」

マオ「早くスイレンの水着出しなさいよ!」

カキ「なんだと?まだ言うか!」

マーマネ「マオとリーリエだって怪しいよ!早くスイレンに水着返しなよ!」

リーリエ「な!?」

スイレン「み、みんな!ケンカはやめ……」

サトシ「………あのさ?」ポリポリ

全員「!」
46 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 21:03:27.10 ID:q3YCpKXXO
サトシ「なんて言うか……ほらっ、今まで色々あったし、みんな少し疑心暗鬼になるのもわかるけどさ?」

サトシ「……ここにいるみんなは……人の物を盗ったりしない!みんなとまだ少ししか付き合ってない俺がわかるんだ」

サトシ「だからさ?本当はみんなお互いにそんな事しないって…それはみんながみんなわかってんだろ?」ニッ

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「サトシ……」

カキ「………………」

マオ「…………………」

リーリエ「…………………」

マーマネ「…………………」

マオ「………疑ってごめん…」ボソッ

カキ「! あ、いや…俺の方こそ少し言いすぎた……すまん!」

マオ「………うん…」ニコッ

マーマネ「……リーリエ、ごめん…僕……」

リーリエ「いえ、私の方こそ…」クスッ

マーマネ「リーリエ………」

サトシ「……へへっ」ニッ

ピカチュウ「ピカピカ」ニコニコ

ロトム図鑑「雨降って地固まる…解決ロト!」

サトシ「よっしゃ!んじゃ、スイレンの水着をみんなで探そうぜ!」

カキ、マーマネ、リーリエ、マオ「おーっ!」

スイレン「あっ」

全員「?」

スイレン「……謎は全て解けた」ボソッ

アシマリ「アウ」

サトシ「え?」

カキ「え?」

マオ「え?」

リーリエ「え?」

マーマネ「え?」

ピカチュウ「ピカ?」

ロトム図鑑「ロ?」
47 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 21:12:34.03 ID:q3YCpKXXO
スイレン「………………」クルッ

スタスタ

サトシ「す、スイレン?どこ行くんだ?それは俺の……」

ゴソゴソ

スイレン「! あ、やっぱり…」ゴソゴソ

ベチャッ

スイレンの水着「」ビショビショ

スイレン「あった」ニコッ

全員「!!!?」

サトシ「え?え?」

サトシ「えぇぇぇぇーー!?」

ピカチュウ「ピッカー!?」
48 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 21:26:16.08 ID:q3YCpKXXO
マーマネ「ほ、本当だ……水着に"スイレン"って書いてある…」

サトシ「え?え?」

マオ「で、でも何でサトシの机の中からスイレンの水着が……?」

カキ「サトシ……お前まさか……」

サトシ「ちょ、ちょっと待って!俺、本当に知らな……」

リーリエ「………わ、私……わかってしまい……」

スイレン「あっ」

全員「!」

スイレン「………みんなごめん!私…水着を干したつもりで間違ってサトシの机に入れちゃったみたい!」

全員「…………………」

サトシ「え?す、スイレン?」

スイレン「みんな、騒がせちゃってごめんなさい」ペコリ

アシマリ「アウ」ペコリ

全員「………………」

カキ「たくっ、人騒がせだな?」ヤレヤレ

マオ「もぅー!心配しちゃったじゃないスイレン!」

スイレン「えへへ?ごめん」テヘッ

リーリエ「私はてっきりサトシがスイレンの水着を盗……」

マーマネ「わわわ!ぼ、僕達誰もサトシを疑ってなかったからね?」アセアセ

サトシ「え?あ、いや……」

ロトム図鑑「ふぅ、てっきり事件かと思ったロト」

スイレン「本当にごめんね?」


ワイワイ


サトシ「………………」

サトシ「な、なんだよスイレンー?水着干すのと俺の机間違えんなよー?びっくりしちゃったぜー?」

ピカチュウ「ピッカー」

スイレン「サトシ」チョイチョイ

サトシ「?」

スイレン「私の水着が欲しいんなら直接言ってくれればいいのに」ボソッ

アシマリ「アウ」ボソッ

サトシ「!?」

ピカチュウ「ピカ……」ゾクッ

スイレン「ふふっ」クスッ
49 : ◆Ez3p1fHo8k [saga]:2018/02/14(水) 21:36:55.37 ID:q3YCpKXXO
サトシ「あ、あのさ!スイレン!俺本当に知らないんだよ!きっと誰かが間違って……」

スイレン「サトシになら……言ってくれれば何でもあげるのに……」ボソボソ

サトシ「だ、だからさぁ?」

スイレン「………………」

スイレン「大丈夫!サトシ!安心して!」

アシマリ「アウ!」

サトシ「え?」

スイレン「私、全部わかってるから!」ニコッ

サトシ「だ、だから……」

スイレン「……真実はいつもひとつ!」ビシッ

サトシ「え?」

ピカチュウ「ピカ?」

スイレン「さ、いこっ?アシマリ!授業始まっちゃう!」

アシマリ「アウ!」

タッタッタ

サトシ「……………」

ピカチュウ「ピカピィ……」




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