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バットマン「グランド……オーダー?」 マシュ「その2です」
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99 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:05:53.15 ID:TnYdpgrB0
ドドドォン……
ドッガァァァァァァァ‼
ボンベ「ちくしょう、撃ってきやがった!!」
ドレイク「負けてられるかい、撃ち返しな!」
ドドォン‼‼
ゴン、ボシャァ……
ボンベ「駄目です! 砲弾が装甲に弾かれて海に落ちちまいます!」
ドレイク「チィッ、やっぱり相手にならないねえ! まだ逃げられないのかい!?」
ボンベ「やっぱり駄目です、進めません!」
ドレイク「カーッ、なんてこったい!」
バッ、バサササササササ……スタッ
バットマン「……」ムクリ
ドレイク「……」
100 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:06:41.27 ID:TnYdpgrB0
ドドドドォン……ドッガァァァァァァァ‼ ドッガァァァァァァァ‼
バットマン「今は争っている場合ではない。手を貸せ」
ドレイク「へえ、言うねえ。さっきまで大喧嘩してた相手に手を貸すって?」
バットマン「……我々の間での争いは利にならないぞ」
ドレイク「…………どうだか。少なくともその眉間を撃ち抜きゃ、こっちはちょっとスッキリするかもね」チャキッ
バットマン「……」
ブーディカ「ブルース」
マシュ「…………」
バットマン「……」
(((逃げろマーサ、ブルース)))
バットマン「撃てばいい。それで解決するなら、そうしろ」
マシュ「……!」
ドレイク「……」カチャリ
バッシャァァァァァァァァァァ‼
???「グルルルルルルオアアアア!!」ドドッ‼
ドレイク「ちぃっ!?」ババッ
バットマン「!!」ジリリッ
バットマン(身体を覆う緑のウロコ、ワニじみた鋭い牙、2Mを超える巨体……!)
キラークロック「ヴォォォォォォォォアアアアアアア!! 見つけたぞ、バットマン!!!」ギラギラ
101 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:07:38.41 ID:TnYdpgrB0
バットマン「……船を止めていたのもお前か!」
キラークロック「軽い仕事だ……お前を半分に食い千切るのと同じくらいな!」ブォンッ‼
バットマン「っっ」バッ
シュッ
バットマン「っぐ……!?」ビュォッ、ドガァァァァ‼
バットマン(馬鹿な、掠っただけで……!)ドサッ、ゴロゴロ
マシュ「っ、ます……」
ブーディカ「ブルース!」バッ
ドレイク「ワケが分からないけど、あっちで争う分には勝手にさせとくんだ! それより逃げるんだよ!」
ボンベ「駄目です、もう船が接舷寸前です! じきに乗り込んで来やすぜ!」
ドレイク「……余計なモンは全部船から落とせ! ちょっとでも速力を上げるよ! それと、火薬のタルを全部持ってきな!」
ボンベ「アイアイサー!!」
102 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:09:11.69 ID:TnYdpgrB0
………………
黒髭「デュフフ、必死必死。野郎ども、休まず撃てぇい!」
メアリー「そろそろ乗り込みかい?」
黒髭「ん〜……見た事ない猫コスプレのゴツイ男が居るから却下で。キラークロック殿にお任せして一旦様子見、それでも駄目なら我々の出番ですぞ」
アン「随分慎重ですわね?」
黒髭「グフフフ、キミ達を傷付けたくないからねwwwww」
メアリー「……」
黒髭「……それに、キラークロック氏って死なないし。オラ休むな! 撃て撃て撃てェい!!」
ドドォン‼ ドドォン‼
…………………
ブーディカ「っく!?」
キラークロック「退け、邪魔だ!」ドゴォン‼
ブーディカ「あぐっ……!?」ドッサァァァァァ
キラークロック「ウヴォォォォォォォォォォォオ!!! バットマン!!!」ドスドス
バットマン「……!」グ……プルプル、ドサッ
マシュ「……こっちです!」シュドッ
キラークロック「アァァァァァァァグゥゥゥゥゥゥ……」イライラ
海賊L「よっこらせ、よっこらせ……ありったけの火薬ダルですぜ!」ゴロゴロ
ドレイク「よし、左舷後方、下部に吊り下げなァ! いいかい、合図したら一斉に左舷後方の大砲を撃て! ボンベは舵につけ!」
ボンベ「左舷……つって、黒髭の船は右舷ですぜ!? どうするつもりですかい!?」
ドレイク「……イチかバチかだよ!」
ボンベ「……よっしゃあ! よく分かんねえ賭けは大好きだぜェ!」
103 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:10:18.20 ID:TnYdpgrB0
キラークロック「……邪魔だ!」ガガァッ
マシュ「……!」ゴン‼ ゴォン‼
キラークロック「ヴォオオオオオオオオ!」ブォンッ‼
マシュ「っきゃあ……!?」ガガッ、ヨロッ
キラークロック「捕まえたぞ、このまま握り潰してやる……!」ガシ、ギリギリギリギリ
マシュ「あ……あぐ……」ジタバタ
キラークロック「……グルルルルル……」ギリギリギリギリ
マシュ「あ……」ジタ……
キラークロック「……グルルルルゥ……」ギリギリギリギリ……
バットマン「ジョーンズ……やめろ!」ムク……
キラークロック「……! オレをその名で呼ぶな……!」
バットマン「彼女を放せ、ジョーンズ!」スチャッ‼
キラークロック「オレは! キラークロックだ!」
104 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:11:04.15 ID:TnYdpgrB0
マシュ(! 力が弱まって……! これなら!)ググッ‼
バットマン「シッ!」ヒュォンッ‼
バットラング「」ヒュォォォォォンッ
キラークロック「チィッ!」バッ
マシュ「っ」ドサッ
バットマン「無事か!」
マシュ「げほっ、ごほっ……」
キラークロック「……バットマン……!」
105 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:11:43.98 ID:TnYdpgrB0
黒髭「ん〜? ……向こうの船の動きが奇妙ですなぁ。オイ、キラークロックは避けて撃てよ?」
海賊達「「「ウッス!!!」」」
黒髭「むむぅ、何か妙な雰囲気ですなぁ……いや〜な予感。さっさとケリ付けちゃうか。乗り込み準備を整えろ!」
??「どうする? おじさんも出ようか?」
黒髭「いえいえ、まさか。お手を煩わせるまでもないでござるぞ」
106 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:12:23.63 ID:TnYdpgrB0
ドレイク「今だ! 取り舵いっぱァァァァァァいィ!!!」
ボンベ「アイアイサー!」ガラガラガラガラッ
グォォォォォォォォォォン……!
ドレイク「左舷後方の砲、撃てーーーー!!」
ドドドドォォォォン‼
グラグラッ、グォォォォッ‼
ドレイク「……ここだ!」パァン‼
火薬樽「」ドゴォォォォォォォォォォン‼
グィィィィィィィッ、ザザザザザザァァァァン‼
ドレイク「左舷のイカリ降ろせー!! ターンだ!」
ガギギギギギギギギギ‼
グォンッ
バットマン「うぐっ……!?」ゴロゴロッ
キラークロック「!?」ヨロッ
ドドォン……
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ‼
マシュ「!!」
マシュ(砲弾が……駄目、直撃してくる)
バットマン(マシュが……!)
キラークロック(……!)
107 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:13:16.01 ID:TnYdpgrB0
バッ、ドゴォォォォォォォォッ‼
キラークロック「ガァァァァァァァァァっ……」ボッシャァァァァァン
マシュ「きゃ……!?」バシャァァァァァァン……
バットマン「っ、マシュ!」バッ
バットマン(しまった、マシュが落ちた……いや、キラークロックが砲弾から庇った……!? どういう事だ……!?)
バットマン(……混乱せず、落ち着け。切り替えろ。今すべき事は何だ……!)
バットマン「……」ガバッ
バットマン(……マシュの姿は見えない。海面だけ……飛び込むか? いや、それは……駄目だ、しかし……)
(((怪物め)))
(((お前は怪物だ)))
バットマン「……!!」ギリィ
ブーディカ「ブルース! ブルースってば!」
108 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:14:10.12 ID:TnYdpgrB0
バットマン「……」クル
ブーディカ「ちょっと、不味いよ……」ジリジリ
海賊達「「「……」」」ジリジリジリッ
ドレイク「……さあ、さあ。もう逃亡完遂は目前だけど、アンタ達はどうしてやろうかねえ」
バットマン「……」
ブーディカ「……」
109 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/06(火) 21:14:50.36 ID:TnYdpgrB0
………………
黒髭「ちぇー、完全に勝ったつもりで居たのになァ。あんだけ近寄った状態で強引にUターンとか、ちょっと予想できねーし……」
黒髭「……それに、キラークロック殿には悪い事したでござるなぁ。あの砲弾が当たるとは……」
黒髭(……いや、当たる軌道じゃねえよなァ、アレは。明らかに、キラークロックは庇った……あの少女を)
黒髭「……ちぇー、分かんねえなーもー」
???「……こりゃ、参ったねえ。俺も出るべきだったよなぁ、すまんすまん」ポリポリ
黒髭「あーいえ、先生に出るな出るなっつってたのは拙者ですし。次は確実に仕留める、それだけですぞ」
???「……それ、何度か聞いたけど……」
黒髭「そうでしたかな? ふひひ、なら次こそ本当ですぞ」
???「……ま、次は俺に任せてね」スタスタ
黒髭「デュフフフフ……」
黒髭(……ち、やっぱ誤魔化すのにも限度があるよなァ。流石はギリシャの大英雄、ヘクトール様だぜ)
黒髭「……ふんふふんふふ〜んっと」
110 :
◆GmHi5G5d.E
[saga sage]:2018/02/06(火) 21:16:06.02 ID:TnYdpgrB0
今回の更新はここまでです。ガスライトのスーツ、探偵感マシマシで良いですよね……
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 21:19:22.19 ID:8KWg9OoSO
DCならスーパーマンかグリーンランタン辺り読んだ方がよかった
あるいはアヴェンジャーズ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 21:23:05.03 ID:r0S7YB9zO
乙
バッツだからこそ良いんだよ分かるだろ
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 21:48:44.69 ID:Fy731sP0o
乙
ガスライトは肩掛け襟立ちマントがくっそかっくいい
どうせだからこのssでも各時代に合わせたコスチュームで読んでみたいけど難しいっぽいですね……
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 21:56:46.23 ID:Fy731sP0o
https://i.imgur.com/zMtpQ3j.jpg
試しにこの時代はどうだと思って探したら普通に居ましたね、パイレーツオブバットマン
やっぱ75年以上生きてるとコスチュームの数半端ねぇわ
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 22:41:19.38 ID:PawV3bGno
乙
キラークロックがこんだけ強いとデスストロークとかベインはどうなってしまうのか
超人連中に劣る戦闘能力を機転と覚悟で覆してくのがバットマンらしくてカッコいい
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 23:34:57.23 ID:BZA+ShhzO
乙です
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:32:45.73 ID:GAF8eJh40
>>82
あれはマントがグライダーに変形して滑空してる
だから厳密には空を飛んでるわけじゃない。落ちてるんだよ、カッコつけて
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 20:09:34.76 ID:/JQj7FsWO
>>117
そうなの?
でも落ちたあと浮いてるけどグライダーってあんなん出来るのか?
素人だから浴わからんが
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 20:44:37.61 ID:XQaWrCdDO
翼の角度を変えることで、落下の勢いを揚力に変換することは可能だ
とはいえ機体(この場合はブルースさん)重量、風力、抵抗、諸々の要素を鑑みる必要はあるが
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 21:24:03.56 ID:lEWSfAwuo
Fateと同じでこまけぇことはいいんだよ
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 21:29:06.75 ID:uI/yV37V0
エミヤは過去の(正義の味方に憧れていた)自分に理想を抱いて溺死しろとか言ってた
ブルースは今現在自分の理想に悩み溺れているのだろうか...?
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 21:30:45.59 ID:apW3ftFG0
よくわからんがスーファミのマリオで、マントのマリオが滑空した後、後ろキーで浮くようなもんか
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 01:34:39.62 ID:2mXFMPj/o
鳥人間コンテストみたいな物だ
スタート直後は降下してスピードつける事で水面スレスレで落ちずに飛び続けられる
それか紐の無い凧とか思い浮かべると分かりやすいかもしれん
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/08(木) 07:36:16.04 ID:5WWoW2hm0
わかりやすく言うと凧上げとパラグライダーの要領で飛んでる。因みに実際にやるには途方も無いくらいのスタミナと筋力がいる
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/11(日) 20:14:29.01 ID:xCzlrsKZ0
心が読めるアーラシュさんとかキャスギルにあったらどうなるんだろ
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 08:16:46.76 ID:ksaWB435o
ジョーカー単体映画なんてやんのか
ヒースがもっと見たかったと思う反面、どんなジョーカーになるか楽しみだ
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/13(火) 12:31:39.59 ID:PM6jHNkDO
>>125
(ファミチキください)
(186円になります)
(200円で)
(14円のお返しになります、ありがとうございました)
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/02/15(木) 22:13:36.40 ID:jE6KOxBPO
続きまだかのぉ
129 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:15:23.29 ID:U9kyoBCq0
ピチャン……ピチャッ……
「はあ……はあ……くっ……」
「だい、じょうぶ? えう、りゅあれ」
「っ……ええ、私は平気よ。……貴方こそ、平気なの?」
「ぼくは、かいぶつだから。どれだけ、やられても、へいきだから」
「……馬鹿ね」
130 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:15:51.46 ID:U9kyoBCq0
………………
ザザァン……ザザァン……
マシュ「……」ピク
マシュ「う……うぅ……」ムク
マシュ(ここは……砂浜……小さい、島?)
ドス、ドス……
キラークロック「……起きたか、しぶとい奴だ」
131 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:16:20.44 ID:U9kyoBCq0
マシュ「……! 貴方は……!」スクッ
キラークロック「フン、いきなり立ち上がれるなら大丈夫だな。勝手にしてろ」
マシュ「……? まさか、貴方……」
マシュ(助けて、くれた……? そういえば、あの時も、砲弾から……なんで……?)
132 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:17:01.51 ID:U9kyoBCq0
キラークロック「何だ」
マシュ「何で、助けたんですか。私達は敵同士のはずです」
キラークロック「……知るか」
マシュ「し、知るか?」
キラークロック「知るか。いいか、お前はいちいち行動に『ああだ、こうだ』って理由を付けてるのか? 違うだろう」
マシュ「でも……!」
キラークロック「……」イラッ
133 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:17:29.88 ID:U9kyoBCq0
キラークロック「いいか、オレが助けたいと思ったから助けたんだ。だったら……黙って助けられてろ!」
マシュ「な……なんてひどい理由ですか! そんな計画性のない……!」
キラークロック「お前が目の前で死にそうだったのが悪いんだろうが!」
マシュ「それは……放っておけばいいじゃないですか! なんで皆、私なんかを……!」
キラークロック「思い上がるな! 誰がお前なんかのために!」
マシュ「そ、それは矛盾があります!」
キラークロック「オレの気分が悪くなるから、オレのために助けたんだ! 良いから黙ってろ!」
マシュ「なっ、だ、黙りません!」
キラークロック「グルルルルルルルル……!」
マシュ「ぐぬぬぬぬ……!」
134 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:17:56.93 ID:U9kyoBCq0
キラークロック「……」ザリ、ザリ
マシュ「……何をしているんですか」
キラークロック「この線からこっちは、オレの領域だ。入ってくるな」
マシュ「な……横暴です! 広すぎます!」
キラークロック「命の恩人だぞ!」
マシュ「自分のために助けたんでしょう!?」
キラークロック「グルァァァァァァ!! 頭と口ばかり回る小娘め!」
マシュ「く、口だけではありません! なんなら腕っぷしも……!」
キュルルルルルルル……
マシュ「あ……」
キラークロック「……」
マシュ「……///」カァァァァァ
マシュ(お腹、減りました……)
135 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:18:25.74 ID:U9kyoBCq0
キラークロック「……助けない。自分で何とかしろ」
マシュ「元からそのつもりです。余計な心配です」スタスタ
キラークロック「フン……」
キラークロック(……なんでオレは、あんな小娘を助けたんだ……)ジャラリ
ペンダント「」パカッ
キラークロック(……チッ、このペンダントの写真の小娘に似てる、とかなら自分でも納得がいくのに……かけらも面影がねえ……なんで助けたんだ、オレは……)イライラ
キラークロック「……」
キラークロック(……オレは……この写真の小娘の事も、ちゃんと覚えていないのに……なんで助けようと思ったんだ……)
136 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:19:08.62 ID:U9kyoBCq0
………………
ピチャン……ピチャッ……
バットマン「……ブーディカ。起きているか」
ブーディカ「は〜い、お姉さんは元気ですよ」ヒラヒラ
バットマン「ドクター、アレから何日経過した?」
ドクター『キミ達が船底に拘束されてから三日。健康状態は……うん、下降気味だな……そろそろ陽光を浴びた方が良い』
バットマン「マシュはどうしている?」
ドクター『……無事だ。いや、あちらの……「黒髭」側の、ワニみたいな人と一緒に居るが、今のところはうまくやっているようだ』
バットマン「……キラークロックと……」
バットマン(……今すぐマシュを迎えに行きたいところだが、拘束されている身ではそうもいかない。……さて、どうしたものか)
ガチャッ
ボンベ「ウーッス、掃除の時間だぜぇー。ブーディカ姉さん元気ぃ?」
ブーディカ「あ、ボンベじゃん。いらっしゃい」
バットマン「……」
137 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:19:35.73 ID:U9kyoBCq0
ボンベ「ったくよォー、ドレイクの姐御も人づかいが荒れえっつうかよー」ゴシゴシ
ブーディカ「大変だねぇ。ほれ、ちょっとモップ貸しなよ。牢屋から手の届くところは手伝うよ?」
ボンベ「えぇ〜、ホントに? そんじゃあ頼みますぜ、船底も結構広くてさぁ」
ブーディカ「はいはい、っと。それじゃあやってこうか」ゴシゴシ
ボンベ「あいよーっと」ゴシゴシ
バットマン「……」
138 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:20:15.74 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……訊きたいことがある」
ボンベ「あん? なんだよ」ゴシゴシ
バットマン「……黒髭の、あの船。あの装甲は分厚いのか?」
ボンベ「あ〜? あ〜……いや、黒髭んとこの船はそうでもねえハズだぜ。だってあれほどの速力を常に維持できるんだ、あんまり分厚いと重くなるしな」ゴシゴシ
バットマン「……」
ボンベ「……うん? でもそうなると、おかしいな。俺達の砲弾を弾くくらいの装甲はあるハズ、なのになぁ……?」ピタッ
バットマン「……」
139 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:20:44.77 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……ドクター。あの時、レーダーに映っていた反応を……故障と思しきものまで、全て報告してほしい」
ドクター『え? ……了解。あの時映っていたのは……』
バットマン「……」
ドクター『……黒髭の「船」全体からの、異常な魔力反応。キミ達の船の下のキラークロック。そしてキャプテン・ドレイクからの魔力反応だ』
バットマン「……」
バットマン(船全体からの魔力反応……いや、しかし、恐らくは……)
バットマン「……ヤツの船そのものが、宝具という可能性が……」
ドクター『……成程、確かにそう考えれば辻褄は合う。異常に強固だった船の装甲、そしてあの速力にも説明がつく』
140 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:22:03.42 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……しかし、ドレイクからの魔力反応? 彼女はサーヴァントでは……」
ドクター『うん、これが故障かと思った一番の原因なんだけど……彼女から聖杯反応があったんだ』
バットマン「聖杯?」
ドクター『うん。でも、彼女以外にも聖杯反応があるから……観測結果が正しければ、この世界には二つの聖杯が存在することになる』
バットマン「……」
ピチャン……ピチャッ……
141 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:22:29.58 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……ボンベ。ドレイクは聖杯を持っているのか?」
ボンベ「聖杯ィ? なんだそりゃ」ゴシゴシ
バットマン「……輝く盃のようなものだ」
ボンベ「ああ、アレか! こないだ『ポセイドン』とかいう髭面のおっさんを倒して手に入れたんだ、すげえ戦利品だぜ!」
バットマン「……という事は……」
バットマン(……という事は、ドレイクが所持している聖杯は……この時代に元々存在するモノか)
142 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:22:55.88 ID:U9kyoBCq0
ボンベ「アレを使えば、たちどころに飯やら酒やらが湧いて出る! どういうカラクリかは知らねえが、楽しけりゃあ問題ナシってモンよぉ!」ゴシゴシ
バットマン「……ふ、道理で牢に運んで来る食事の質も良いわけだ」
ボンベ「へっ、毎日似たようなモンでわりぃなぁ。おっとと、この穴も浸水しそう。釘と板持って来ねえと」バシャバシャ
バットマン「……」
143 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:23:21.29 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……ところで、この船は何処へ向かっている?」
ボンベ「あぁ、今は海賊島っつうトコに向かってんだ。海賊ばっか集まる島で、名前も海賊島! 分かりやすいだろ?」
バットマン「……」
ボンベ「……そんな分かりやすく嫌そうな顔すんなよ。ホラ、海賊っつっても気のいい悪党が多いし。何より資材やら飯やらがいっぱいある! 女も居る! 最高だぜ!」
バットマン「……」
ボンベ「……ご、ごほん。まあ、そういう事だから。下船できねえアンタらには関係ねえかもだけど、ちゃんと土産も持って帰っから安心しろよな」ガチャ、バタン
バットマン「……」
144 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:23:50.96 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……ドクター、マシュの……キラークロックの監視は頼む」
ドクター『ん……了解。何かあったらすぐ連絡する』
バットマン「有難う」
バットマン(……二度も両親を見殺しにしておいて……こうして心配する事も、おこがましいのかもしれないが……)
バットマン「……」
ブーディカ「ふぅっ! 掃除完了……ブルース? また凄い顔付きになってるけど」
バットマン「……問題ない」
ブーディカ「それはどうだろうね」
145 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:24:17.39 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……考えていた。自分が傷つけてしまった者を心配するのは、許されるのだろうかと」
ブーディカ「……キミ、いい加減すさまじい思考してるね。……そんなに難しく考える、普通?」
バットマン「……いや、問題はそれだけではない。私は……私である事によって、少なくない人間の人生を狂わせてきた。それが、今更……戻ろうなどと」
ブーディカ「……」
146 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:24:47.16 ID:U9kyoBCq0
ブーディカ「……アタシ、ローマでキミを裏切って殺そうとしたじゃん」
バットマン「……」
ブーディカ「権利で生きてる人間は居ないよ。大切なモノを守ろうとするから、人間なんだ」
バットマン「……すまない」
ブーディカ「うん……ごめんね。できれば二度と、言わせないでね」
147 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:25:15.92 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……」
バットマン(……権利で生きている人間は居ない、か……)
バットマン(私は、許可が要るのだと思っていた。人は他者の悪意から幸運で逃れ、生かされているのだと思っていた)
(((大人しくしねえから……馬鹿な連中だ!!)))
バットマン(……私は、間違っていたのだろうか。人には……私には、信じるに値する善性が残っているのだろうか)
148 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:25:47.59 ID:U9kyoBCq0
………………
焚火「」パチ、パチパチ……
マシュ「……」モグモグ
キラークロック「……」モグモグ
マシュ「……」モグモグ
キラークロック「……」モグ……ゴクリ。ポイッ
マシュ「……」モグモグ……ゴクリ
キラークロック「……」ザリ、ザリ、ザリ……
マシュ「……あの、聞いても良いですか」
キラークロック「……」ピタッ
149 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:26:24.29 ID:U9kyoBCq0
マシュ「その、ペンダント……」
ペンダント「」ジャラリ……
キラークロック「……」ジャラ……パカリ
少女の写真「」
キラークロック(……)
キラークロック「……知らねえ」
マシュ「……知らない?」
キラークロック「……覚えてねえ。多分、昔の事だ」
150 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:26:52.89 ID:U9kyoBCq0
マシュ「……大事なもの、なんですか?」
キラークロック「なんで気にする? 関係ねえだろうが」
マシュ「……ですが、その……寝ている時も、大切そうに握り締めていたので……少し、気になって……」
キラークロック「……分からねえ。大事なモノだと思う。オレにとっては、多分……」
マシュ「……」
キラークロック「……オレの体質だ。記憶がどんどん抜け落ちて、衝動にすり替わる。人間を忘れて、人間を食いたくなる。このガキの記憶は、オレの食欲と入れ替わっちまった」ジャラリ
キラークロック(……ああ、似てる。オレの外見を気にせず、ものを尋ねて来る、あの目に。だから、オレは助けたのか……おぼろげにしか、覚えてねえのに)
151 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:27:33.11 ID:U9kyoBCq0
(((……だから、いつか貴方が、皆にとってのかいぶつじゃなくなった時に)))
キラークロック「……」ジャラ……
マシュ「……すみません、無遠慮でしたよね」
キラークロック「……構わねえ」
マシュ「……」
152 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:28:15.07 ID:U9kyoBCq0
キラークロック「……お前は」
マシュ「……」
キラークロック「お前は、どう思う。全員に、やり直すチャンスがあると思うか?」
マシュ「……それは……」
キラークロック「人間として、どう生きていくかも忘れて……怪物として暮らして来た奴が、人間に戻れると思うか?」
マシュ「……」
153 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:28:53.28 ID:U9kyoBCq0
マシュ「私は……」
キラークロック「……」
マシュ「……ごめんなさい。分かりません」
キラークロック「……そうか」
マシュ「はい……」
キラークロック「……」
154 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:29:21.80 ID:U9kyoBCq0
マシュ「……でも、信じるのは自由だと思います。たとえ戻れるのが、どれだけ先の話だったとしても。きっと未来は、分からないから」
キラークロック「……」
マシュ「……きっと、そうなんだと思います」
キラークロック「……そうだな」
マシュ「はい」
キラークロック「……すまねえな」
マシュ「……いえ」
155 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:30:01.75 ID:U9kyoBCq0
マシュ「……」
マシュ(……マスターは……)
マシュ(マスターは、どうなんでしょうか……)
マシュ(……ご両親を目の前で二度も殺されて、それでも……戻れるのでしょうか)
キラークロック「……寝る」ノッシノッシ
マシュ「はい……おやすみなさい」
マシュ(私も……すべてを自分一人で抱え込んでいる事が、果たして正解なのでしょうか……)
(((さらばだ。マシュ)))
(((じゃあね、マシュ。元気で、ね)))
マシュ(……失う事を恐れて、誰かを遠ざけてしまう事は、間違っているのでしょうか……)
156 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:30:38.58 ID:U9kyoBCq0
通信機「」ピピー‼ ピピー‼
マシュ「……はい、ドクター」
ドクター『もしもし、マシュ。今日も無事に乗り切れたかい?』
マシュ「はい。今日も、無事でした。……その、マスターは」
ドクター『ああ、ブルースくんも無事だ。何か現状打破の策があるらしくてね、またブーディカと話してるよ』
マシュ「……そう、ですか……」
157 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:31:05.97 ID:U9kyoBCq0
(((……おとう、さん……おかあさん……)))
マシュ「……ドクター。聞いてほしい事が、あるんです」
ドクター『……うん、聞くよ。なんだい?』
158 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:31:57.24 ID:U9kyoBCq0
………………
ザザァン……ザザァン……ユラユラ……ピタッ
バットマン(……船の揺れが止まった。という事は……)
ガチャリッ
ボンベ「あいよー、ただいまこの船は海賊島に停泊中ですよっ、と。ブーディカ姉さん、なんか買って来てほしいモンある?」
ブーディカ「あ、着いたんだ。そうだなー……特には無いから、楽しんで来なよ」
ボンベ「ね、姉さん……なんて無欲ないい人なんだ……おまけに器量良しだし……」
ガチャッ
ドレイク「オラァボンベ! 降りる前なのに船底で何してるかと思ったら……捕虜にほだされてんじゃないよ馬鹿!」ゴツッ
ボンベ「いてー!? こっちの姐さんは粗雑で怖えしよぉ……」ブツブツ
ドレイク「……へえ、遺言はそれでいいかい?」ギロッ
ボンベ「スンマセンっした! 姐さんが一番っす!」
ドレイク「フン……」
159 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:32:50.47 ID:U9kyoBCq0
ドレイク「……アンタ達が逃げ出さないとも限らないからね。見張りをつけるよ」
海賊達「「「……」」」ゾロッ
ドレイク「ま、数日泊まってく予定だからね。陸のと少しずつ交代で見張りゃ、部下の不満も軽減できる」
バットマン「……ドレイク。話がある」
ドレイク「アタシが陸から戻った時に覚えてたら聞いてやるよ。それじゃあね、妙な真似すんじゃないよ!」スタスタ
バットマン「……」
160 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:33:17.06 ID:U9kyoBCq0
海賊A「あー、皆陸に行ってんのになんで見張りなんか……」
海賊B「ちょっとの辛抱だろ。これが終わりゃあ、陸にあがって大騒ぎだ。酒と肉、そんで女!」
海賊C「違いねえ、ふひひひ……」
ブーディカ「……」チラッ
バットマン「……」コクッ
ブーディカ「……」ハァ
161 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:33:54.43 ID:U9kyoBCq0
ブーディカ「……ねえ、皆……ちょっと、タノシイ事、しない?」
海賊A「あ?」クルッ
海賊B「何言ってんだ、ブーディカさん」
海賊C「ふ、ふひ……?」
ブーディカ「ほら、アタシも最近ずっと……楽しめてなかったからさあ。溜まってるんだよね」キュッ
海賊A「……おいおい、海賊相手にそれ言っちゃうのかよ姉さん!」
海賊B「へへへ、そういう事なら早く言えよ。俺達だって陸にあがれずに不満だったんだ、一緒に楽しもうぜ!!」
海賊C「ひひひー!! ふひひひ!!」
162 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:34:36.32 ID:U9kyoBCq0
ガチャガチャ、ガチャリ
海賊A「ほら、てめえらも入れって!」
海賊B「おじゃまするぜぇ、姉さん……」
海賊C「ふひひひひゅっ……」
ブーディカ「ふふ、焦らなくても……」
ブチィッ‼
ブーディカ「……全員相手にしてあげるよ」ハラハラ……
海賊A「……え? あれ?」
海賊B「……う、腕、しばってた、縄……」
海賊C「ふ……ひ?」
ガチャン、ギィィィィ……
スタ、スタ
バットマン「……この錠前はピッキングが容易なようだ。交換をすすめておく」ボキボキ
ブーディカ「だましてごめんね?」
海賊A「……へ?」
海賊B「どういう事?」
海賊C「……?」
ドゴォッ
163 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:35:28.02 ID:U9kyoBCq0
………………
バットマン「これはユーティリティベルト……見つけたぞ。ブーディカ、キミの武装だ」ガチャガチャ
ブーディカ「ありがとう。ふう、やっぱり盾と剣がなくちゃね!」ガチャリ
バットマン「……すこしのあいだとはいえ、先程はいやな役目を押しつけた。すまない」
ブーディカ「ああ、いいのいいの。ああいう視線には慣れてるし」
バットマン「……この後の作戦だが、やはりドレイクを追う」
ブーディカ「ホントに? この船、このまま頂いちゃったほうがいいんじゃない?」
バットマン「人手が足りない。それに、前の特異点と同じだとすると……敵が聖杯を所持している可能性がたかい。それなら、ドレイクの聖杯で対抗できる」
ブーディカ「なるほどね……よし、分かった。彼女を説得、って事になるかな?」
バットマン「……それを試みる」
164 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:36:27.65 ID:U9kyoBCq0
ギャァァァァァァァァァ……
バットマン「……!」
ブーディカ「今の悲鳴、島の方からだ」
バットマン「……いやな予感がする」
ブーディカ「うん、行こう!」
165 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:37:08.75 ID:U9kyoBCq0
………………
海賊D「クソッ、クソぉ! やっと陸にあがれたと思ったのに、なんだこのバケモン!?」
???「あああぁぁぁぁぁぁぁ!! しねっ、しねっ、しねえ!!」ブンブンッ‼
海賊D「うわぁっ!?」ドッサァ
海賊E「チクショウ、この……」
ドレイク「やめな! 危険だ、離れるよ!」
ボンベ「でも姐御ォ! こいつら海賊を……!」
???「フーッ、フーッ……!」ガシッ、ズルズル……
ボンベ「へ……? は、離せぇ! 助けてくれ! あそこには……あの迷宮には行きたくねえよぉ!!」ジタバタ
ドレイク「っ、ボンベ……」
ダダッ、ザザァ‼
バットマン「何が起きている」
ブーディカ「悲鳴が聞こえたよ、船長さん!」
ドレイク「なっ、アンタ達……」
166 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:37:57.41 ID:U9kyoBCq0
ドレイク「……どうもこうも、見ての通りさ。海賊島に寄ってみりゃ、見た事もない怪物が棲み付いてやがる。知らずに上陸して、奇襲を受けたんだ」
バットマン「……先程、誰かが引きずられて行ったな。あの……大きな、人工の建物の中に」
ドレイク「ボンベだ。あの馬鹿、油断しやがって……」
バットマン「……」
ドレイク「……それより、なんで外に居る? どうやって逃げ出したんだい?」
バットマン「……」
167 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:38:53.83 ID:U9kyoBCq0
ブーディカ「どうする、ブルース? あの建物……というか、迷宮。結構、めんどくさそうな雰囲気あるけど」
バットマン「……救出へ向かう」
ドレイク「ハァ? アンタ、何を……」
バットマン「救出へ向かう。ドクター、あの迷宮を解析してくれ」
ドクター『今やってみてる……アレはただの迷宮じゃないね。黒髭の船と同じく、全体からの異様な魔力反応。すなわち……』
バットマン「……迷宮が、宝具?」
バットマン(……迷宮にゆかりのある、史上の……すぐに思い浮かぶのはミノタウロスだが)
ドクター『あそこへ向かうのなら十分に注意してくれ。非常に危険だ。敵の手中へ飛び込むようなものだ』
バットマン「了解した。また連絡する」
168 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:39:26.16 ID:U9kyoBCq0
ドレイク「本気でやる気かい? アタシが言うのもなんだけど、無謀すぎるんじゃないのかい?」
バットマン「お前に恩を売れる」
ドレイク「……ハ、生意気言うねえ。でも、それでも、だ。アンタにはそれ以上の理由があると見るよ」
バットマン「……それは、話す意味がない」
バットマン(……キャプテン・ドレイク。自分では気付いていないかもしれないが、ボンベが攫われたと話す時のお前の表情は沈痛なものだった)
バットマン(……これは良い機会だ。私は自分の善性のためにどこまでやれるのか、それを知るチャンスだ)
169 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:40:00.02 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……行くぞ、ブーディカ」
ブーディカ「はいはい。それじゃ、行こうか」スタスタ
バットマン「……」スタスタ
ドレイク「……」
海賊E「姐御、どうします?」
ドレイク「……馬鹿野郎、まかせっきりにできるか。こっそりつけていくよ」
海賊達「「「あいあいさー!」」」
170 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:40:30.19 ID:U9kyoBCq0
………………
ピチャン……ピチャッ……
バットマン「……」ススス……
ブーディカ「……こりゃ、本当に迷宮だ。暗くて、じめじめしてて、入り組んでて……」コツ、コツ……
バットマン「血痕はこちらへ続いて……待て、止まれ」ピタッ
ブーディカ「……」スッ
ガサガサ、ドスドス……
???「くるな、かえれ!!」ワン、ワン、ワン……
バットマン「……」
171 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:41:03.27 ID:U9kyoBCq0
バットマン(迷宮の中、音が反響して……何処から声が発されている?)
???「かえれ! かえらないと、ころす!」ワン、ワン、ワン……
バットマン「……お前が海賊をさらったのか!」
???「こいつらは、えうりゅあれを、きずつけたから、ころす! この島のやつらは、みんなそうだ!」ワン、ワン、ワン……
バットマン「……エウリュアレ……」
バットマン(エウリュアレ……確か、ギリシャ神話の……前の特異点で会ったステンノの姉妹神だったハズだ。ならば、話が通じるかもしれない)
バットマン「話がしたい! 私達は戦いに来たのでは……」
???「だまれ!」グオッ
バットマン「っ」
ブーディカ「危ないッ!!」ガギィィィィィィン‼
172 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:41:30.63 ID:U9kyoBCq0
???「じゃま、するな!」ブンッ
ブーディカ「うっ!?」ズシャァァァ
バットマン「……!」
バットマン(キラークロックに勝るとも劣らない巨躯。頭から生えた巨大な角。手に持った巨大な斧。やはり、コイツは……)
バットマン「……ミノタウロスか!」
ミノタウロス?「うるさい!」ブンッ
バットマン「くっ!?」ババッ
バットマン(駄目だ、話が通じない……!)
173 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:42:01.01 ID:U9kyoBCq0
ブーディカ「く……なんだか、力が抜けて……」ヨロ
ミノタウロス?「うるぁぁあぁぁぁぁ!!」グオンッ
ブーディカ「あっぐぅ!?」ドッガァァァァァァン‼
バットマン「! ブーディカ!!」
ミノタウロス?「ああっ!!」ブォン‼
バットマン「ぐあっ!?」ギャリィ、ドシャァァァァ……
ドクター『不味いぞブルースくん! その迷宮は内部に迷い込んだ者の力を制限するようだ! このままじゃ、ブーディカもキミも……!』
174 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:42:33.98 ID:U9kyoBCq0
ミノタウロス?「……おまえ、つれていく。奥までつれていって、ころす」ガシ、ズルズル……
バットマン「……ぐ……」ズルズル……
ブーディカ「ぶるー……す……」
バットマン(……いや、むしろ僥倖。このままバットラングで痕跡を残しつつ、奥まで行く……)
バットマン「……」
175 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:43:03.32 ID:U9kyoBCq0
………………
ミノタウロス?「えう、りゅあれ。また、もってきたよ」ズルズル……
バットマン「……」
エウリュアレ「……アステリオス。いくら男とはいえ、そんな生贄は要らないって言ったでしょう。そこらへんに放っておいて」
アステリオス「ごめん。でも、また、おそってきたから」
エウリュアレ「……キリが無いわよ。放っておきなさい……いえ、待って。妙ね、その男……」
バットマン「……」
バットマン(紫の髪。ステンノによく似た見た目。やはり、間違いなさそうだ)
176 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:44:03.89 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……」
エウリュアレ「……ステンノの匂いがするわね。立ちなさい」
バットマン「……」ス
エウリュアレ「……そうね、おかしな話。貴方、見た事あるわ。遠い世界、何処かの島で……また私(ステンノ)に会いに来たの?」
バットマン「……話をしに来た」
エウリュアレ「……ふぅん、ちっとも変わってないのね。……いいえ、少し変わったかしら? 妙な男ね」
アステリオス「……? どういう、事……? しりあい、なの?」
エウリュアレ「違うわ。もう一人の私と知り合いだってだけ。……でも興味深い。そう、それじゃあまだ世界を救う旅を続けてるのね」
バットマン「……力を貸してほしい」
エウリュアレ「残念ながらそれを決めるのは私達よ」
177 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:45:55.83 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……だが、このままでは世界が……」
エウリュアレ「世界。世界ね。それが私達にどう影響するの? 世界が私達に何かしてくれたかしら?」
アステリオス「……」
バットマン「……」
バットマン(……以前と同じ言葉は通用しなさそうだ。いや……自分が、それを言えるだけの精神状態にない……となると、本音を見つけなければならない)
バットマン(……私は、本当に世界を救いたいのか……?)
バットマン「……私は……」
178 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:46:35.98 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……」
バットマン(……だが、それは……)
バットマン(それは、おこがましいのではないのか? 覚悟はあるのか? 世界と一人を秤にかけるつもりなのか?)
バットマン(両親を殺した弾丸は、私の中で未だに進み続ける。いずれそれは、私の大切な者を殺すだろう。その覚悟はあるのか?)
バットマン(失う事を恐れず、大切なものを抱えられるのか?)
バットマン(その権利は、あるのか?)
バットマン「……私は……」
179 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:47:14.25 ID:U9kyoBCq0
バットマン「……助けたい者が居る。そのために、力を貸してほしい」
エウリュアレ「……へえ。面白い目をするのね。でも……」
海賊達「「「オラオラオラァァァ!!!」」」ドドドドドドッ‼
アステリオス「っ」ガシャリ
ブーディカ「ブルース! 無事!?」
エウリュアレ「……少し、遅かったんじゃないかしら?」
バットマン「……!」
180 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:48:02.44 ID:U9kyoBCq0
ドレイク「ほー、ほー。ここが最奥、迷宮の終わりってワケかい。案内ご苦労さん、猫野郎」パラララ……
バットラング「「「」」」バラララッ
アステリオス「やら、れた。ごめん、えうりゅあれ。ごめん、なさい」
エウリュアレ「構わないわ。……さあ、どうしようかしら」
海賊達「「「……」」」ジリッ
バットマン「……待て、待ってくれ。戦う為に呼んだんじゃない」
ドレイク「……あん?」
181 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:48:37.94 ID:U9kyoBCq0
バットマン「彼らに害はない。むしろ、味方になりうる」
ドレイク「はぁ? 何言ってんだい、襲われた海賊が大勢……」
アステリオス「っ、おそわれたのは、こっちだ! ぼくが、水と食料をもらおうとしただけで、銃を向けて来て……いっしょにいるってだけで、えうりゅあれまで!」
ドレイク「……おかしいねえ、この島の連中は怪物が襲ってきたって言ってたけど」
アステリオス「ぼくは、なにもしてない! えうりゅあれを、まもりたかった、だけ!」
エウリュアレ「……口を挟むつもりはなかったけど、アステリオスの言う通りよ。外見だけで襲い掛かって来たのは、そちら側よ」
ドレイク「……なんだいなんだい、旗色が悪いねえ。それじゃあホントに、阿呆共が勘違いして襲っただけかい?」
バットマン「……ドレイク」
182 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:49:16.72 ID:U9kyoBCq0
バットマン「この二人、そして私達も含めて……海に異常が起こっている事は、分かるはずだ」
ドレイク「だから何だい」
バットマン「協力が欲しい。黒髭を倒し、海を元通りにする」
ドレイク「……ったく、畳みかけてきやがるねえ。……ボンベは?」
バットマン「……」チラ
ボンベ「……zzz……」
ドレイク「……カーッ、さらわれといて呑気に居眠りこいてんだから世話無いね。
……分かった。いけ好かないけど、協力してやる」
バットマン「……助かる」
ドレイク「フン、せいぜい感謝しときな。後でがっぽり金を請求するからね」
バットマン「……悪党め」
ドレイク「褒めんじゃないよ」
183 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:50:10.66 ID:U9kyoBCq0
バットマン「エウリュアレ。お前達は」
エウリュアレ「勿論、ついていくわ。ここに居ても面白くなさそうだし、それに貴方に興味もある……悪くないものが見れそうね」
アステリオス「ぼくは、えうりゅあれが、よければ……」
エウリュアレ「何を言っているの。私を守るんでしょう、絶対についてきなさい」
アステリオス「……! はい!」キラキラ
バットマン「……なら、これからよろしく頼む。アステリオス、エウリュアレ」
184 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:50:39.99 ID:U9kyoBCq0
………………
マシュ「……?」パチ、ムクリ
マシュ(声が聞こえたような……でも、まだ夜中……)
マシュ(キラークロックさん……は、まだ寝てるし……誰でしょうか)
……〜〜〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜〜〜……
マシュ「……?」
マシュ(歌声……? 森の奥から……それに、煙も……誰か、居る?)
185 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:51:05.09 ID:U9kyoBCq0
マシュ「……」ガサ、ガサガサ
〜〜〜♪ 〜〜〜♪
マシュ(声が近くなって……綺麗な歌……それに、これは……竪琴の音でしょうか)
???「〜〜〜♪ 〜〜〜♪」ポロン、ポロン……
マシュ「……」
マシュ(誰でしょうか……開けた場所に、一人……)ガサリ
???「〜〜……誰だい?」ポロン……ピタッ
マシュ「あ……」
186 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:51:43.32 ID:U9kyoBCq0
焚火「」パチ、パチ……
マシュ「すみません、その……お邪魔をするつもりは無くて」
???「ふぅん……そうか。良い声をしているね。キミ、アビシャグに似てるなぁ。本物だったりする?」
マシュ「あび……え?」
???「失礼、名乗りが遅れたね。僕はダビデ。羊飼いだ」
マシュ「だ、ダビデ!? 羊飼いじゃなくて王様ですよね!? イスラエルの……!」
ダビデ「ははは、リアクションの大きい娘は嫌いじゃないぞ。うーん、でも僕は王ってよりは羊飼いで居たい派だから、あんまり大きく扱わないでくれ」
マシュ「は、はあ……それで、なんでダビデさんがここに?」
ダビデ「それはね。……とある『箱』を守ってたんだ」
マシュ「はこ……?」
187 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:52:24.06 ID:U9kyoBCq0
ダビデ「ああ、世にも恐ろしい死の箱さ。触れるモノすべてに死を運ぶ、凄まじいシロモノ……大げさじゃなく、触ったら本当に死ぬんだ。誰だろうと関係なく、一発でね」
マシュ「そ、そんな恐ろしいものを守っていたんですか!?」
ダビデ「そうなんだよ、僕もひとりでは心細かった。だけど良かった、キミが来てくれたなら心強い。どうか一緒に箱を守ってくれないか?」
マシュ「……それは……そうしたいのはやまやまですが、私にもやるべき事がありまして……」
ダビデ「そうか……残念だけど、しょうがないか。もうちょっと歌を聴いて行くかい?」ポロロン
マシュ「いえ、私は……」
マシュ(そろそろキラークロックさんが起きて来る。居ないと、怪しまれるかもしれない……)
ダビデ「……ん、ちょっと待った。なんだこの音……」
マシュ「え? ……あっ!!」
188 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:53:13.61 ID:U9kyoBCq0
マシュ(船の音だ。マスターが……迎えに来てくれたんだ)
マシュ「み、味方です! 行きましょう、ダビデさん!」
ダビデ「ちょ、ちょっと待って。せめて焚火を消してから」ザッザッ
マシュ「ほら、行きましょう!」
ダビデ「走らないでくれ、頼むから……」
189 :
◆GmHi5G5d.E
[saga]:2018/02/18(日) 03:53:48.51 ID:U9kyoBCq0
………………
黒髭「……それにしても、明け方の空に煙を上げるなんてナイス判断ですぞ、キラークロック殿!」
キラークロック「……オレじゃねえ」
黒髭「へ? それじゃあ誰が……」
ガサガサ、ガサガサッ‼
マシュ「ますた……あー……」
ダビデ「ぜえ、ぜえ……アレがキミのマスターかい? ずいぶん、その……小汚い外見だな……」
黒髭「おやぁ? おやおやおんやぁ〜〜??」
キラークロック「……」
マシュ「そん、な……」
ダビデ「え? ナニコレ? どういう状況?」
190 :
◆GmHi5G5d.E
[saga sage]:2018/02/18(日) 03:54:30.22 ID:U9kyoBCq0
今回の更新はここまでです、お付き合いいただきありがとうございました
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/18(日) 03:58:05.41 ID:1FunLc+c0
おつ〜
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/18(日) 10:09:08.14 ID:bi6jy8hlo
おつ
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/18(日) 12:15:11.16 ID:LhlDnSeBo
乙
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/18(日) 15:10:00.27 ID:n/oPc4yt0
乙
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/18(日) 20:31:58.80 ID:cUppMDNtO
乙
名前聞くだけで弱点やら関係人物やら速攻浮かんでくる辺り流石天才
それだけ賢いと逆に人の善性にだけ頼った行動は相当難しいんだろう
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/19(月) 21:12:13.23 ID:EsqKQ0UCo
ザバットマンとかヤングジャスティス、レゴアニメのバットマンを見てると、
ロビン(というかディック)がいる時だけはちゃんと善性も信じられるというか、
誰かを信頼することが出来てる感じ
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/20(火) 17:20:12.35 ID:mvgUBHDpo
DKRバットマン良いよね……ロビンも
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/21(水) 00:41:53.22 ID:Ax1h7K0sO
お疲れ様でした
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