【ダンガンロンパV3】王馬「ロボット差別王にオレはなる!!V3 」

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163 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 21:43:03.46 ID:me15Zs/HO
>>162
ようやくクライマックスです!
3スレ目になってからあんまりロボット差別してないけど…

では更新再開です
164 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 21:47:52.91 ID:me15Zs/HO
モノクマだったもの「」

王馬「たはー!クソロボはぶっ壊すに限るねー!」フイー

王馬「……でも、意外とあっけないな」

王馬(これで完全に喧嘩を売っちゃったわけだ)

王馬(だけど、あのまま卒業するわけには行かなかったし、不可抗力なんだよっ!…嘘だけどね)スタスタ ガラッ

モノクマだったもの「」ゴロン

王馬「……っと汚ね…」ガラッ

王馬「…ん?なんだこれ…なんかのスイッチかな?」

王馬「こいつが持ってたものだし、ろくでもないものかもしれないけど…一応、取っておくか」

王馬(布でくるんで…と)クルッ

モノクマだったもの「」

王馬「にしし…無様だね!なんかムカツクからもう一回殴っておこうっと!」

ブンッ! グシャア…

王馬「ふー、すっきりすっきり!」

王馬(あとはこれをどうするか…と、ホントにいるかどうか分からないけど首謀者の存在が問題か…)ウーン

王馬(…まぁモノクマなんて元々いなかったようなもんだし、エレクトボム使っておいたし、最低でも今日中は気付かれないかな……多分?)ウーン

王馬「うーん…うーん……よし、もう少し粉砕しよう!関係ないけど!」ポンッ

ゴンッグシャアゴンッグシャアゴンッグシャアゴンッグシャア……



鉄屑(モノクマ)「」

王馬「あーあ、すっかり鉄屑になっちゃって…悲しいね、涙が出そうだよ…嘘だけど」

王馬「さぁてと、汚いからさっさと捨てなきゃな」
165 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 21:50:46.66 ID:me15Zs/HO
王馬「あとは…このスイッチだけど。どうするかな…」

ガチャ…

王馬「…ッ!?」

王馬(まさか…もうモノクマが復活したのか?)

鉄屑「あれ?それなに?」トコトコ

王馬「…ああ、なんだ。鉄屑か」

鉄屑「これ、なーに?」ジー

王馬「これは…」

鉄屑「っていうか…ここ、なんか空気悪くない?オイラ、なんか気持ち悪くなってきた…」ウッ

王馬「…!鉄屑、調子悪いなら、それを直す方法あるよ?」

鉄屑「え?なぁに?」

王馬「そこに落ちてる、てつく…じゃないや。粉を食べたら直るよ」

鉄屑「ほんと!?」

王馬「全部残さず、食べるんだぞ!」

鉄屑「うん、オイラ、お残ししないよ!」バクバクバク

鉄屑(モノクマ)「」ウッソーン…

王馬(親を食う息子…すごい絵面だ。まぁロボだから、なんにも思わないけど)



鉄屑「ご馳走さまでした!なんか調子よくなってきた気がするよ!」フイー

王馬「そう!ならよかったよ!息子の幸せが一番だからね!」

王馬(鉄屑が鉄屑食ってる間、エレクトボムの効能が切れたんだろう…結構時間がたっていたみたいだ)
166 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 21:56:51.22 ID:me15Zs/HO
王馬「今からどうするかな…」

鉄屑「?」

王馬(とりあえずエレクトボムふたつは持って…ハンマーは一旦置いておこy)

王馬(…このスイッチは、今から入間ちゃんに解析してもらうか)

王馬「ちょっと出てくるね」

鉄屑「いってらー」



ピンポーン…シーン

王馬「いない…研究教室かな?」

―入間の研究教室―

入間「なんだよ…こんな時間に。さっきから、これの調子が悪くてオレ様は機嫌がわりぃんだよ…」

これ「」ブインブイン…

王馬「ちょっとー…そんなグロいもん見せないでよ。グロいのは入間ちゃんの顔だけで十分さ」

入間「ひぅ…いきなり、顔面バカにされたぁ…。え、嘘だよね?嘘なんだよね?オレ様の顔がグロいわけないよね??」

王馬「は?ホントに決まってんじゃーん。それよりさ、そんなオモチャで遊んでる暇あったらこれ解析してよ」

入間「あ?なんだこりゃあ?なんのスイッチなんだ?」

王馬「何か分かったら苦労しないよ。それが分かんないから、解析頼んでんじゃん。そんなことも分からないの?顔面肉便器ちゃんはさぁ…」ヤレヤレ

入間「が、顔面…肉便器ぃ…!?そんなにあたしの顔ってひどかったの…!?」ガーン

王馬「じゃ、よろしくね。間違っても押したりしないでよ。爆発する可能性だってあるんだからね」

入間「はぁ!?そんなもの任せんじゃねーよ!人類の宝であるオレ様の頭脳がなくなってもいいってのか!?」アセアセ

王馬「え…っと、どこが人類の宝なの?10字以内でわかりやすく説明して?」キョトン

入間「」

入間「…もうアタシ…イクぅ…」トボトボ 

王馬「ばいばーい」

王馬(入間ちゃんはトボトボと研究教室の中に戻っていった)

王馬「さて、スイッチは入間ちゃんに任せて、オレはさっさと寝よう」

王馬(そう思って大階段を登ろうとしたら)

『こらー!!!』

王馬「!?」
167 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 21:59:19.73 ID:me15Zs/HO
ドシンドシンドシンドシン!!!

エグイサルピンク『ちょっとキサマー!』

王馬(オレの後ろにエグイサルが現れた。…鉄屑以外のモノクマーズ全てが)

王馬「あれれー、エグイサルがこんなに集まっちゃっていったいどうしたのさ?」

エグイサルブルー『どうしたもこうしたもないぜッ!キサマが父ちゃんをぶっ殺したこと知ってるんだからなッ!!生命反応の受信が途切れたんだよ!』

エグイサルグリーン『オイラ…悲シイ』

エグイサルイエロー『そんでキサマを制裁しにきたっちゅうわけや』

エグイサルピンク『お父ちゃんへ手を出すのは禁止されているのよ…?』

王馬「ふーん、制裁ってなに?」

エグイサルイエロー『こういうことや』

王馬(エグイサルがこちらに腕を向けてきたと思ったら)

パァンッ!!
168 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 22:06:06.01 ID:me15Zs/HO


春川「!」ムクッ

春川(銃声?音から、発砲は外…寄宿舎から少し離れた場所か)

春川(誰が?なぜ?…とりあえず外に…)

ガチャ

春川「!」

東条「春川さん」

星「…よう」

春川(部屋から出ると、東条と星がいた。行動が早いんだな…)

春川「東条、星。あんたたちも目が覚めたんだね…あの銃声で」

東条「えぇ、一刻も早く状況を把握しないと。場合によってはみんなを避難させなければならないかもしれないわ」

星「…とりあえず俺と東条で外を見に行く。あんたはここにいるやつらを起こしてくれ」

春川(確かに眠ったまま気付かないのが一番危険か)

春川「分かった、あとで私も行くよ」

東条「よろしくね」タタタ

春川(私は起こして回るか…っていうかそもそもあいつら起きるの?)

春川(…まぁ扉叩けばいいか)


169 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 22:09:12.15 ID:me15Zs/HO
王馬「い…っつ」ズキッ

王馬(発砲音のあと、頬に痛みを感じて手を当てると、手にベットリ血がついていた…)タラ…

エグイサルピンク『ねぇ…やっぱりグロいしこれは止めない?』

エグイサルグリーン『オ父チャンノウラミ…』

パァン パァン!!

王馬「……ぐっ!」ズキッ!

王馬(今度は、腕に…)タラ…

王馬「…へぇ…図体でかいくせにけっこう狙撃うまいんだね。痛い…じゃん…」ズキズキ

エグイサルブルー『ヘルイェー!その減らず口を黙らせてやるぜェ!』

パァン!!

王馬「あ……ぐぅ…」ズキズキズキッ!

エグイサルピンク『でろでろでろでろ…』

エグイサルイエロー『で、何回撃つんや?』

エグイサルグリーン『王馬クンハ嘘ツキ…針千本飲マス…』

エグイサルピンク『つまり千回!?王馬クンが穴ぼこになっちゃうわよぉ!!』

王馬「にしし…早く決めてよねー…」
170 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 22:11:25.75 ID:me15Zs/HO


春川(みんなを起こした。とりあえずここにいるのは)

赤松「銃声…また聞こえたね…」ブルッ

最原「地響きのような音も少し聞こえる…もしかしてエグイサル?」

百田「エグイサル?なんであいつらが…」

夢野「んあ…」プルプル

茶柱「夢野さん…安心してください、女子は転子が守りますから」

ゴン太「じゃあ男子はゴン太が守るよ!」

春川(こいつら6人)

春川(東条と星は今外)

春川(入間、キーボ、白銀、真宮寺、夜長、天海…あとあいつもいない)

春川「……」

春川(……じっとしてるの、落ち着かないな…)ソワソワ

春川「…私がちょっと外見てくるからあんたたちはそこでじっとしてて」タタタ

百田「おい、ハルマキ!勝手に…!…くそっ、何が起こってやがる…」


171 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 22:17:00.74 ID:me15Zs/HO


王馬(段々、痛みが増してきた…)

王馬(これは…少し不味い状況かもね)

エグイサルグリーン『モウ撃ッテイイ?』

エグイサルブルー『ヘルイェー!モノダムゥ!テメーにやらせねーよ!』

エグイサルグリーン『オ父チャンノ仇ハオイラガトル』

エグイサルブルー『うるせーぞ!』

エグイサルピンク『こんなときまで喧嘩しないでよー!!』

王馬「へぇ…ロボット同士でも……兄弟、喧嘩とかするんだ…ね」ボソッ

王馬(今のうちに逃げる…のは無理か。どうせ囲まれる)

エグイサルイエロー『じゃあワイが勝手にやるでー?ちゃーんと千回、耐えるんやで?』スッ

王馬「くっ…」

王馬(情けない…)

王馬(ホントに情けないんだけど)

王馬(向けられた銃口に、オレは思わず目を瞑ってしまった)ギュッ…

ドシンッ パァン カァンッ!!
172 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/21(水) 22:18:28.01 ID:me15Zs/HO
今日はここまでにします、くますみー
ダンロン霧切読まなきゃ…
173 : ◆hq9TfeeMlAP9 [sage]:2018/02/22(木) 21:05:59.67 ID:xY+Xy6PfO
ダンロン霧切、次で終わっちゃうのかなぁ…なんて思いながら更新再開です
174 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:06:56.37 ID:xY+Xy6PfO
ドシンッ パァン カァンッ!!

王馬「………?」

王馬(……痛く、ない…?)

エグイサルイエロー『なっ!?』

『やめて…やめてよー!!』

王馬「………え?」パチッ

王馬(目を開けるとそこには…)

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!』

王馬「鉄屑……?」


175 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:07:55.82 ID:xY+Xy6PfO


春川(外に出ると大階段の方から騒ぎ声が聞こえてきた)

春川「あっちか…!」タッタッタ

春川(…いた!)

春川「東条!星!とりあえず、いるやつらだけ起こしてきた。今は寄宿舎で待機中」タッタッタ

東条「分かったわ。…あそこに王馬君がいるの。後で私達は救出に向かうわ」

春川(エグイサルがいる…それに王馬も?なんで…それより)

春川「…突っ込む気?」

ドシンッ パァン カァンッ!!

エグイサルイエロー『なっ!?』

エグイサルレッド『やめて…やめてよー!!』

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!」』

春川「!」

星「行くぞ、東条!」タッタッタ

東条「えぇ!」タッタッタ

春川「!そういうことね、気を付けなよ!!」

東条「もちろんよ!」タッタッタ

春川(エグイサルレッドが盾になってる隙に救出か。正直あいつのことなんかどうでもいいけど…)

春川「私は…とりあえず戻るか」タッタッタ

176 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:09:02.04 ID:xY+Xy6PfO


エグイサルピンク『モノタロウ!?そこをどいて!王馬クンはお父ちゃんを殺したのよ!?』

エグイサルレッド『嫌だ!オイラのとーちゃんはとーちゃんだけなんだ!』

エグイサルグリーン『モノタロウ、ソコヲドイテ』

パァン パァン パァン 

王馬(鉄屑が身…というかエグイサルを呈してオレを…)

エグイサルレッド『とーちゃん!早く逃げて!!』

王馬「だけど…」

星「王馬!」タタタ

東条「王馬君!!」タタタ

王馬「…えっ?」クル
177 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:11:44.30 ID:xY+Xy6PfO
東条「王馬君、大丈夫!?」タッタッタ

星「わりぃ、すぐに来てやれなくて…!」タッタッタ

王馬「東条ちゃんに星ちゃん、どうして…」

東条「理由はあと、とにかく今は避難を…!」

王馬「……。だったら、入間ちゃんの研究教室に…ぐっ」ズキッ

星「歩けるか?」

王馬「足はやられてないから、平気…いでっ!?と、東条ちゃん!?なんでオレを持ち上げてんの!?」ヒョイ

東条「ごめんなさい、今はとにかく一刻も早くこの場から退避しないと。入間さんの研究教室ね?」タタタタ

王馬「あ…鉄屑!」クルッ

エグイサルレッド『とーちゃんは…オイラが守るんだ!』

星「あいつ…俺らに銃弾が当たらないように壁に…」タタタタ

東条「だけど、4対1、そう長くは持たないかもしれないわ…何か抵抗する術は…」タタタタ

王馬「…!前ッ!」

ドシン!!

エグイサルグリーン『逃ガサナイ…』
178 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:14:23.26 ID:xY+Xy6PfO
東条「くっ…」

星「あんたらは先に行け!」

王馬「でも、星ちゃん!」

星「俺は大丈夫だ。それに俺だけじゃないさ」

ビューン

東条「え?…あれは!」

王馬(向こうからなにか飛んでくる……あっちにあるのはキーボの研究教室!!!)

チョドォォン!!!

エグイサルグリーン『ク…』グラッ

「みなさん!無事ですか!?」ビュオーン

東条「キーボ君!あなた…」

キーボ「ボクが空から攻撃します!星クンは相手を撹乱してください!」

星「あぁ!」

王馬「キーボ…!」

キーボ「王馬クン、ボクはようやくみなさんの役に立つことができます。だからキミはキミにできることをしてください」ニコッ

王馬「…分かった。星ちゃん、キーボ!死ぬなよ!あのクソロボと違って、スペアなんてないんだからさ!」

東条「行くわよ、王馬君!」タタタタ

王馬「うん!」

エグイサルグリーン『待ッテ…』

星「おっと、行かせねーぜ?」

キーボ「ボクたちが相手です!」

エグイサルグリーン『…王馬クンノ味方ヲスルナラ容赦ハシナイヨ』
179 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:17:22.61 ID:xY+Xy6PfO


―入間の研究教室―

ガララッ!! ピシィッ!!
 
入間「ひぃぃぃ!?来るなぁ!!」ビクビク

東条「安心して、入間さん。私達よ」

入間「へ?な、なんだオメーらか…さっきから銃撃音が聞こえるしよぉ…外を見たらエグイサルどもがいるしよぉ…一体なにが起こってるんだよ…?」

王馬「それは……っつつ」ズキッ

東条「…手当てをしながら話しましょう。王馬君、そこのソファに座って」スッ

入間「オレ様のソファなんだけど…っていうかなんで怪我してんだ?」

王馬「ああ。星ちゃんと殴りあいしたんだよー」

入間「まじかよ…あいつ、やっぱり殺人者なんだな…」

東条「全く…こんなときまで嘘をつかないで」

王馬(それからオレは、モノクマをぶっ壊したこと、スイッチを落としたこと、などを簡潔に話した)

王馬「…いたたっ!いだいっ!」ズキズキ

東条「王馬君、今は我慢して。…はい、これでおしまいよ。あまり動かないように」ギュッ

王馬「いってー……はーい分かったよ。じゃ、次は東条ちゃんの話を聞かせてもらえる?」

東条「ええ。…数十分前に私と星君と春川さんは1発目の銃声で目が覚めたの」

東条「とりあえず春川さんは寝ているみんなを起こしに行ってもらって、私と星君は外の様子を見に行くことにしたの。そしたら…」
180 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:18:23.24 ID:xY+Xy6PfO
−−−−−

東条『あれは、エグイサルね。一体なにが…』

星『…おい、あそこにいるの……!』

東条『!なぜ、王馬君が!?』

エグイサルピンク『ねぇ…やっぱりグロいしこれは止めない?』

エグイサルグリーン『オ父チャンノウラミ…』

パァン パァン!!

王馬『……ぐっ!』


星『王馬!…ちっ、今行っても共倒れか…!』

東条『……私が行くわ。平気よ、今までこういうことは何度もあったもの』スッ…

星『待て、あいつらは人間じゃねーんだぞ。ましてや4体だ、相手が違いすぎる』ガシッ

東条『…………。そうね、少し動揺していたわ。必ず機会があるはず…』


王馬『…へぇ…けっこう…狙撃うまいんだね。痛いじゃん…』

エグイサルブルー『ヘルイェー!その減らず口を黙らせてやるぜ!』

パァン!!

王馬『あ……ぐぅ…』

星『くそ…』
181 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:22:01.06 ID:xY+Xy6PfO
東条『……!あれは!』

鉄屑『え?え?どうなってるの?』アタフタ

東条『あれは鉄屑?どうしてここに…』

星『…そんなのどうでもいい!おい、鉄屑!』

鉄屑『あ、星クン、東条さん!ねぇ、銃声が聞こえたから外に出たんだけど、なんでエグイサルがあんなに集まっているの?』

東条『王馬君が襲われているの。貴方、彼を助けることはできないかした?』

鉄屑『とーちゃんが!?す、すぐ助ける!待ってて、とーちゃん!!』タッタッタ

東条『鉄屑が現れたらモノクマーズも多少は動揺するでしょう、その隙に…』

星『分かった』

春川『東条!星!とりあえず、いるやつらだけ起こしてきた。今は寄宿舎で待機中』タッタッタ

東条『分かったわ、あそこに王馬君がいるの。後で私達は救出に向かうわ』

春川『…突っ込む気?』

ドシンッ パァン カァンッ!!

エグイサルレッド『とーちゃんをこれ以上いじめるなー!!』

春川『!』

星『行くぞ、東条!』タッタッタ

東条『えぇ!』タッタッタ

春川『!そういうことね、気を付けなよ!!』

東条『もちろんよ!』タッタッタ

−−−−−
182 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/22(木) 21:23:18.65 ID:xY+Xy6PfO
今日はここまでにします
くますみー
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/22(木) 22:13:56.43 ID:0anETeks0

鉄屑ほんと好き
184 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:11:39.95 ID:K/8gybisO
>>183
鉄屑「わーい、オイラ好きって言われちゃった!嬉しいなぁ」

王馬「良かったねー」

鉄屑「うん!」

最原(元はモノタロウって名前だったのに、いつのまにか鉄屑って名前が定着したな…)

最原(まぁロボットだし名前なんてどうだっていいのかもな)


6章の反論ショーダウンの鉄屑が地味に好きです
では更新再開
185 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:12:16.50 ID:K/8gybisO
王馬「なるほどね…」

東条「だから、今春川さんたちがどうしているか分からないわ」

東条「どこかに避難したか…もしかしたら襲われている可能性だってある」

王馬「そっか…」



――王馬たちが入間の研究教室にいる頃春川たちは…

春川「……」タタタ

百田「ハルマキ!…ったく勝手に一人で飛び出んな!」

春川「ごめん…」

赤松「…春川さん、何が起きているの?」

春川「…」

春川(…外の様子を話した)

最原「そんなことが…でもなんで王馬くんが襲われているんだ?」

春川「どうせあいつのことだから、またなにかやらかしたんでしょ」

赤松「だ、大丈夫かな…!助けに行った方が…」

茶柱「ダメです!危険ですよ!」

春川「うん、茶柱の言う通り。あんたが行っても、足を引っ張るだけ」

赤松「でも…!」

春川「他にやること、あるんじゃないの」

赤松「へ…?」
186 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:14:29.33 ID:K/8gybisO
百田「そうか。他のやつらを探すことだな?」

春川「そう」

最原「外の音は聞いているかもしれないけど、状況を把握しきれてないかもしれないからね…」

夢野「ここにいないのは…入間、白銀、真宮寺、天海、アンジー、キーボか…」

春川「…だけど今動くのは危険だよ」

百田「…じっとしてろってのか?」

春川「もう少し話し合った方がいいと思う。もし行くなら誰がどこに行くか決めないと。はぐれたら元も子もない」

百田「…………」

最原「…エグイサルが王馬くんを襲う…相当の理由がないと…」ブツブツ

ゴン太「モノクマがどう動くかも分からないもんね…でも、ゴン太、モノクマにも立ち向かってみせるよ!」

最原「モノクマ…そうか、モノクマが原因かもしれないよ!」

赤松「どういうこと?」

最原「推測に過ぎないんだけど、モノクマになにかあったんじゃないかな。例えば壊れちゃったとか。余程のことがない限りエグイサルが動くことはないと思うんだよね」

夢野「…王馬のやつがモノクマをぶっ壊した逆恨みか…確かにやつならやりそうじゃのぅ」

最原「…でも、今はとにかくここにいないみんな探しに行かないと…」

百田「…ハルマキ、オレはやっぱり行くぜ。エグイサルは外にいるんだろ?校舎内を探すんだったら問題ねーはずだ」

春川「だったら、私も一緒に…」
187 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:18:03.85 ID:K/8gybisO
百田「いや、オメーはここにいてくれ。冷静に判断してくれるやつが必要だろ」

春川「………分かった」

赤松「私も行くよ!」

ゴン太「ゴン太も…!」

最原「待って、僕が一緒に行くよ」

百田「終一!」

赤松「でも…」

最原「僕と百田くんを信じて、きっと大丈夫だから」

赤松「……」

百田「そうだ、終一はいざというときはやる男だぜ?それにオメーらはここにいた方がいい」

百田「万が一…ないとは思うが、あったらいけねーからな。リーダーは助手の安全を一番に考えねーとな」

茶柱「転子はあなたの助手ではありませんがね!」

赤松「……分かった。信じてるからね。…ふたりとも気を付けてね」

百田「あぁ!…ハルマキ、オレたちは地下から順番に探そうと思う」

春川「分かった、私もあとで絶対行くから。…いざとなったら大声で呼んで」

百田「ま、そうならねーことを祈ってるぜ」スタスタ

最原「行ってくるね」スタスタ

赤松「いってらっしゃい……最原くん、百田くん」

茶柱「お気をつけて…!」

夢野「ずっこけたりせぬようにな!」
188 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:21:07.95 ID:K/8gybisO
茶柱「大丈夫、ですよね。きっと…アンジーさんたち、何か起こってるから寄宿舎に帰ってこないわけじゃないですよね」

夢野「そうじゃ、きっとアンジーは創作中に違いないぞ。他の者は…音を聞いて身を潜めておるだけじゃ!」

ゴン太「ゴン太…心配になってきちゃったよ…」

春川「……」

春川「…私、外見張っとく」タタタ

ゴン太「あ…ゴン太も行くよ。女性をひとりにはできないからね」



入間「なぁ…外でキーボと星が、エグイサルとヤりあってるんだろ?あいつらは大丈夫なのか?」

ドゴォンッ

入間「ひぅぅ!?」

王馬「…うん、早くなんとかしないとね。ね、入間ちゃん、ここにエレクトハンマーない?」

入間「あ?あれはテメーにやっただろ?」

王馬「えー何個も作ってないのー?入間ちゃんのことだから護身用に作ってるもんだと思ったけど」

入間「ギクゥ…実は…ひとつだけ、オレ様用にあるけど…」

王馬「やっぱりねー!」

東条「入間さん…私も援護に回りたいから貸してくれるとありがたいのだけれど」

入間「ちっ、わぁったよ……ほらよ」ポイッ
189 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:23:51.44 ID:K/8gybisO
東条「じゃあ、先に私は行くわ」タタタ

王馬「オレは部屋にエレクトハンマーがあるからそれを回収できたらいいんだけど…」

入間「オレ様はー……」

王馬「あのスイッチの解析、よろしくねー!」タタタ

入間「ええっ、オレ様をひとりにするなよぉっ…!」ビクビク

王馬(と、東条ちゃんの後を追って勢いよく外に飛び出すと)

エグイサルグリーン「」プシュー

モノダム「アワワワワワ」

王馬「……もうぶっ壊してるじゃん」

東条「私が外に出たとき、ちょうどエグイサルがとどめをさされていたわ…」

東条「星君とキーボ君は他のエグイサルを壊しに行ったわ。あっち、ほら見えるでしょ?」

王馬(確かに階段の前でドンパチやってるのが見えるな)

東条「私はモノダムをどうするかあなたに聞こうと思って…どうする?」

モノダム「」ガクガク

王馬「捕虜だね」

モノダム「!!!」

東条「そう。壊さなくてよかったわ」
190 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:24:48.43 ID:K/8gybisO
モノダム「」プルプル

王馬「グルグル巻きにして…っと。いーい、モノダム。なんかしたらこれですぐぶっ壊すからね?」

王馬「…お前も死にたくないだろ?お前のお父ちゃんみたいにさ…」

モノダム「」コクンコクン

王馬「…じゃ、行こう、オレは多分役にたてないと思うけど…」

東条「…安心して、あなたは私が必ず守るわ」タタタ

王馬(こんなこと言ってる場合じゃないけど男としては守られるのって悲しいなぁ…)



ドゴォン!!

ゴン太「やっぱりゴン太も行った方が…」

春川「気持ちは分かるけど、東条たちを信じよう」

ゴン太「…うん」

春川「安心しなって。東条も星も人間離れしてるんだから」

春川「いざってときに私たちがいないと、ここにいるあいつらも不安でしょ」

ゴン太「…うん、でもここにいないみんなのことも気になって…百田君たちも」

春川「…大丈夫。ただで死ぬようなやつらじゃない」
191 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:25:25.99 ID:K/8gybisO
春川「それにあっちは…なんだっけ。鉄屑?もいたし…エグイサルに乗ってさ」

ゴン太「鉄屑君も?じゃあ大丈夫なのかな…キーボ君もいるみたいだしね」

春川「え、キーボも?」

ゴン太「うん、さっきから飛んでるでしょ?」

春川「あぁちらちら見えるけど…あれキーボだったんだ?」

ゴン太「うん。キーボ君ってお空飛べたんだね…」

春川「…確かに」

ドゴォン!! チュドォンッ!!

ゴン太「……」ソワソワ



王馬「おーい、星ちゃーん!キーボー!!」

ドゴォンッ ドゴォンッ!!

王馬「!?」

エグイサルイエロー『キュウ』バタン

エグイサルブルー『ヘルイェー!!』ドシンドシン

星「おい、キーボ!こっち頼むっ!」シュンッ

キーボ「分かりました!」

ドゴォンッ

エグイサルブルー『うわあああ!!』
192 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:26:22.27 ID:K/8gybisO
エグイサルレッド『よしあと一体!』

エグイサルピンク『モノタロウぅ、止めてよぉ…なんでアタイたちを攻撃するのよぉ…』

ドゴォンッ

エグイサルピンク『きゃああああ!問答無用ねぇっ!!』

キーボ「とどめです!」

チュドオオオン!!!

エグイサルピンク『』ドゴォンッ

星「…よう王馬、東条。こっちは片付いたぞ。ん?…なんだそりゃあ?」

東条「エレクトハンマーよ。…必要なかったみたいだけれど。…私は春川さんたちの様子を見てくるわ」タッタッタ



ゴン太「…大丈夫かなぁ…」ソワソワ

春川「……」

ゴン太「…でもなんか静かになったね」

バタバタバタ…

春川「?」

東条「春川さん!獄原君!」

ゴン太「東条さん!」

東条「こっちに被害は…」

春川「ないよ」
193 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:27:19.86 ID:K/8gybisO
東条「…さっき、いる人だけ起こしたと言っていたわね、もしかして全員揃っているわけではないの?」

ゴン太「うん、だから百田君と最原君が他のみんなを探しに行ったんだ」

春川「…あんたがここに来たってことはもうエグイサルは全部ぶっ壊したってことでしょ?だったらもう…」

ドゴォンッ!!   

ゴン太「…え?」

チュドォンッ!!

東条「…ッ!」タタタ

ゴン太「東条さん!?」

春川「あんたはそこにいて!」タタタ



王馬「平気?怪我は…」

星「なぁに、かすり傷さ。まだまだ動ける」

王馬「…よくかすり傷で済んだね…」

キーボ「王馬クンこそ傷は平気なんですか!?」

王馬「ん、とりあえず応急措置はしてもらったから今んとこ平気」

キーボ「よかった…」ホッ
194 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:28:25.24 ID:K/8gybisO
ドシィンッ

エグイサルレッド『とーちゃん!オイラ頑張ったよ!』

王馬「うん、えらいえらい」

エグイサルレッド『やったー!とーちゃんに褒められたー!』

王馬「お前はかわんないな…」

キーボ「えっとこのあとどうしましょう?エグイサルはみな殲滅しましたが」

王馬「そうだなぁ」フム

王馬(とりあえず入間ちゃんのスイッチの解析を待つかな?…モノクマが持ってたからには重要なもの…か、ホントにただのガラクタの場合もありそうだけど)

『ぐす…しんじ…たの…に』

王馬「…?」クルッ

エグイサルピンク『許さないわ!あなたがモノタロウをタブらかしたのね!!』チャカッ

王馬「…ッ!」

王馬(まだ動けたのか!こんな至近距離から狙われたら…!!)

星「まずい、よけ……ッ!」

キーボ「王馬クンッ!!」

エグイサルピンク『最大威力で…木っ端微塵にしてやるわぁ!』ビュオオオオン

ドゴォンッ!!
195 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/23(金) 21:29:12.64 ID:K/8gybisO
今日はここまでにします
くますみー
196 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:08:42.97 ID:dsiwKzZ3O


――外で星やキーボがエグイサルと戦っている頃、百田たちは校舎で寄宿舎にいないメンバーを探そうとしていた

百田「さぁてと、まずは地下から探すんだよな」

最原「うん、そうだね」

百田「っと、図書室とゲームルームがあるな。どっちから行く?ま、どっちから調べてもあんま変わんねーだろうがな」

最原「ビデオを見ている人がいるかもしれないし…AVルームの方から探そうか」

百田「おう分かったぜ」



最原「…ゲームルームにはいないか」

ガチャ

百田「んで、AVルームにも誰もいねーっと」

百田「うし、次は図書室だな」スタスタ

ガチャ

百田「図書室にもいねーみたいだな」

最原「うん、そうだ……ん?」

…レカ…
197 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:13:10.83 ID:dsiwKzZ3O
最原「いや、ちょっと待って」

百田「ん?どうした?」

最原「なにか聞こえない?」

「……か…」

百田「な、なんだ!?まさか…幽霊かぁッ!?」

最原「それは違うと思うよ…こっちからか?」スタスタスタ

「…れか……すけ」

百田「おい、終一…どこ行ってんだよ!?呪われちまうぞ!?」ヒィィッ

最原「…なんでここだけ本の量が多いんだ?」ジー

百田「お、おい…なんで動いてねーか、この本の山」ビクビク

最原「……もしかして本に埋まってる!?」バッ

百田「死体がか!?」

最原「それは桜の下」ガサゴソ

ゴソゴソ…ガサッ!!

最原「ん?」

バサァッ!! …ウッ…

百田「手がァーっ!!?出て、手が…!あぁ……」フラァ
198 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:16:35.25 ID:dsiwKzZ3O
最原「やっぱり埋まってるんだ!」ガサゴソガサゴソ

「…ぷはぁ!」バザァ

百田「うわああああぁぁぁ!!出たぁ!!」ヒィィッ

最原「…百田くん、幽霊じゃないよ?」

「ひでーっすよ…人を幽霊扱いなんて…」ホコリ パッパッ

百田「て、テメーは…天海!?」

天海「ふぅ…上からバサバサーって本が落ちてきて埋まってしまったんすよ」

天海「ほんと参っちゃうっすよね」

最原「いろんな意味でよく無事だったね…」

天海「キミ達が来てくれて助かったす……」

天海「けど、キミたちはどうしてここに来たんすか?こんな夜遅くに」

最原(なんだ?急に天海君が疑うような目付きに…)

百田「あぁ、それがな…」

最原(天海くんにこれまでの事情を話した)



天海「…なるほど。そんなことがあったんすか。全然気付かなかったっすよ」

最原「…天海くん。今度は僕が聞く番だよ。キミはどうしてここにいたの?……本を探していただけ?」

天海「…はは、参ったっすね。さっき俺が探るような聞き方したから、お返しっすか?」
199 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:20:56.69 ID:dsiwKzZ3O
最原「………」ジッ

天海「俺はここに本を…本を探しにきただけっす」

最原「…そっか」

百田「…天海、オメーなにか怖がってねーか?」

最原「…?」

天海「…どういう意味っすか」

百田「なーんか、そういう気がしただけだ。オレの気のせいかもしれねーけどよ」

天海「……」

百田「オレはオメーが何を言っても信じるからな。それだけは忘れんな」

天海「百田君……」

百田「うっし、じゃあ他のやつら探しに行こうぜ!」

最原「そうだね。天海くんも一緒に行こう」

天海「分かったっす」



天海「…王馬君たちは大丈夫なんすかね」

最原「星くんや東条さんもいるし、聞いた話だと鉄屑も協力しているみたいだから大丈夫…と信じたいね」

百田「大丈夫だ、殺しても死ななそうなやつらだしな。特に王馬のヤローなんかはよ」

天海「…そうっすね」

200 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:24:03.87 ID:dsiwKzZ3O


エグイサルピンク『最大威力で…木っ端微塵にしてやるわぁ!』ビュオオオオン

王馬(……!)

エグイサルレッド『とーちゃん!!』

ドゴォンッ!!

エグイサルレッド『……………』プシュー…

王馬「鉄屑………」

エグイサルピンク『なんで…なんで庇ったのよぉっ!』

キーボ「もう…動かないでください!」

チュドォンッ!! 

エグイサルピンク『きゃああ!』ドガァンッ

王馬「鉄屑……鉄屑!!」ガラガラ

王馬(ボロボロの鉄屑になったエグイサルの中から必死に鉄屑を探す)ゴソゴソ

星「くそっ…俺が油断していたばかりに…!」ゴソゴソ

「とー……ちゃ…」

王馬「鉄屑!?…あ」ゴソ

王馬(そこには頭だけになった鉄屑が転がっていた…)

鉄屑「とーちゃん…大丈夫?無事?」

王馬「無事だよ、お前のおかげで…」

キーボ「鉄屑…!」
201 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:26:48.01 ID:dsiwKzZ3O
鉄屑「よか……った」スッ

王馬(鉄屑は静かに目を閉じた…)

星「…」

キーボ「…」グスン

王馬「ロボットで、よかったね。後で入間ちゃんに直させるよ」

鉄屑「…スースー」

星「…寝てるだけ、なのか?」

キーボ「…へ?」

王馬「うん、エネルギーを消耗しすぎたみたい」

キーボ「ぼ、ボクの涙を返してください!」

王馬「お前泣かないだろ!」

キーボ「そうでした…」シュン

東条「みんな!…よかった、無事で…」タタタ

春川「今の爆音は?」タタタ

王馬「…ちょっといろいろあって。鉄屑が身代わりになってくれた。あとで修理でしてもらうよ」

春川「…修理して大丈夫なの?そいつモノクマーズなんでしょ?」

王馬「まぁオレのいいなりだし平気でしょ。ヤバそうだったら入間ちゃんにその辺なんとかしてもらうよ」
202 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:29:50.90 ID:dsiwKzZ3O
王馬「ところで…みんなは無事?」

東条「それが…全員ではないのよ。校舎内かどこかにいるみたい」

春川「百田と最原が校舎の方を探しに行ったよ」

星「とりあえず、人数確認した方がいいな。寄宿舎に集まるか」

キーボ「あ、ボク入間さんを呼んできます」ビューン

王馬「やっと集合できそうだね」



キーボ「入間さん!入間さん!」

入間「ひう!なんだ、キーボかよ…おどかすんじゃねーよ!」

キーボ「す、すいません…」

入間「…テメー無事だったのか?」

キーボ「え?えぇ、まぁ…」

入間「ま、そんな大層な武装しておいてぶっ壊れちまったら間抜けだもんな!」ホッ

キーボ「…そ、そうですね」

入間「エグイサルはもう全部やっつけたんだろ?」

キーボ「はい!中にいたモノクマーズも全部縛り上げました」

入間「甘ぇな…全部ぶっ壊しちまえばいいのによ」
203 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:33:07.70 ID:dsiwKzZ3O
キーボ「まぁ一応です。……今は寄宿舎に集まろうとしているところです。外は安全ですし、行きましょう」

入間「あー…待て。このスイッチの解析がまだ終わりそうにないんだよ」チャカチャカ

キーボ「スイッチ…ですか?」

入間「ああ。なんでもモノクマが落としたっつーんだが……」

入間「今んとこ分かったのはこのスイッチを押すと、なにかしらの機械が作動するみてーってことだけだ」

キーボ「なにかしらの機械とは?」

入間「多分エレベーターか、なんかだろうよ」

入間「で、そいつが起動すると…聞いて驚け!自動的に何かが開く仕組みになってるんだ!」

キーボ「えっと…何が開くんですか?」

入間「ケッ、わかんねーのかよ、なんかの扉だよ!と・び・ら!」

キーボ「扉…まさか、出口ですか!?」

入間「ああ。こんだけ厳重なんだ。その可能性はたけーだろ」チャカチャカ

キーボ「…モノクマが持っている時点であまり厳重ではない気もしますが」

入間「んなことオレ様が知るかよ!調べた結果そうなってんだから仕方ねーだろ!」

入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノクマパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ

キーボ「どうして今すぐ押さないんですか?押せばどこにあるか分かるんじゃないですか?」

入間「どこで起動するかわかんねーんだぞ。もし他のバカ共がそれに巻き込まれでもして責任を取れとか言われたらめんどくせーだろ」

入間「…それにまだ、何が起動するか分かっただけで、他に何が起こるか分かったわけじゃねー爆破でもされたら困る」

キーボ「さすがですね、入間さん!………ん?」バチ…

入間「やっぱりオレ様たちが今まで行ったところに出口はねーみたいだな…。ま、当然か」チャカチャカ
204 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:36:32.52 ID:dsiwKzZ3O
訂正 

>>203
入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノクマパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ

入間「そんで今は、作動する機械と扉がどこにあるかを調べているところだ。このモノパッドのマップデータを使ってな」チャカチャカ
205 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:41:48.52 ID:dsiwKzZ3O
キーボ「…ッ?ぁ…え、えぇ、そうですね。どうしてマップのデータを…使用するんですか……?」バチ

入間「あ?特に理由はねーよ…マップで表示された方が分かりやすいだろーが」

キーボ「…そう、です…か」バチッ

入間「ケケッ、せっかくだしテメーにも分かるように仕組みを説明してやるか!」

入間「まずマップのデータである卵子にだな…」

キーボ「………ッ!?さっきから…ボク……どう…」バチバ…

入間「このスイッチがいっぱい出す精子を受精させて、マップに出口の場所を表示させようとしてんだよ!わぁったか?」チャカチャカ

キーボ「……はぁ、はぁ…………グッ!?……ァ…」バチバチ

入間「ま、テメーは子作りなんてしねーからわかんねーか!」チャカチャカ

キーボ「……………………」バチバチ

入間「…?おい、キーボ…どうした、なんで無視すんだよ」クルッ

入間「…?おい、テメー…」

キーボ「………………ボ、クは…」バチバチ



ゴン太「あ!王馬君…良かった無事…じゃない!?その包帯は!?大丈夫なの!?」

王馬「んー?星ちゃんと殴りあっちゃってさ」スタスタ 
ゴン太「な、殴りあいはダメだよ!」

春川「嘘に決まってんじゃん…」

ガラ

夢野「んあ!?…お主、怪我しておるのか!?…平気なのか!?」

王馬「あは、まあいろいろあってね」

王馬(今まで起こったことを話した…)
206 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:43:07.37 ID:dsiwKzZ3O
赤松「じゃあ…もうモノクマはいないってこと!?良かった…だったらこんなところ早く出ようよ!」

春川「どうやって?出口がどこにあるかも分からないのに?」

赤松「そ、そうだった…」

王馬「出口を知ってるかもしれないモノクマもオレが壊しちゃったしねー」

夢野「んあ…ではどうするんじゃ!?いつまでもこんなところにはおれんぞ!」

赤松「み、みんなで頑張って出口を探そうよ!私達ならできるよ、きっと!」

王馬「うーん、その心配はないかもよ」

茶柱「どうしてですか?」

王馬「モノクマに脅して聞けばいいじゃん」

東条「モノクマは壊れたんじゃなかったのかしら?」

王馬「モノクマが言ってたんだよね」

モノクマ《うぷぷ…ボクはあいつさえいれば、あいつが言えば、何度でも復活できるんだよー!』ミシ…

王馬「って」

茶柱「で、でも今のところモノクマは現れていませんよね?」

星「まだ作られてねーだけかもしれねーがな」

王馬「オレが壊したから、スペアがあったら、怒ってオレんとこにすぐ来そうもんだけど…来ないってことは、その可能性が高そうだね」

夢野「だったら、アンジーたちが無事であると確認したらもう寝ても大丈夫じゃな」

夢野「ふわぁ…安心したらトイレに行きたくなってきたわい」

夢野「…アンジーたちを探さねばならんし校舎内のトイレを使おうかのぅ」

茶柱「でしたら転子がお供しましょう!では行って参ります!」

王馬「あ!ちょっとま…あーあ、行っちゃった」

王馬(スペア…来ないよね、安心のはず…だよね)
207 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:44:36.08 ID:dsiwKzZ3O


スタスタ…

最原「…せっかく1階に戻ったんだから外の様子少し見る?」

百田「…そうだな…そういや、音聞こえねーな。さっきまで、ドンパチ聞こえたのによ」

天海「…決着がついたんすかね?」

最原(まさかなにかあったんじゃ…)

最原(…やっぱり、赤松さんたちを寄宿舎に残したのは失敗だったかな。校舎の方が安心だっただろうか…)

最原(…でも、下手に動くと危険だし…春川さんやゴン太くん。茶柱さんもいるし向こうの方が安全だよな)

最原(でも…)

天海「最原君、一度寄宿舎に戻りましょう」

最原「え?」

天海「心配なんでしょう?赤松さんたちのこと」

最原「…うん、ごめん。まだ天海くんしか見つけてないのに」

百田「大丈夫だ、終一。とりあえず天海が無事だったことの報告だ!」

最原「……うん」
208 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:50:08.55 ID:dsiwKzZ3O
天海「じゃあ行−−−−−−」

「きゃうわああああああ!?」

「きゃあああああ!?」

最原「!?」

百田「なんだ!?」

天海「あっちから聞こえたっす!」

タタタタ!! 

ガシャッ!! …ドシッ …バタッ

百田「音が聞こえるな、2階からか!?」

最原「…ん?」

女子トイレ「」キィ〜…

最原(女子トイレの扉が…飽きっぱなし?)

最原(いやそんなこと今はどうでもいい…!)

百田「おい、終い……」クルッ

百田「ッ!?……後ろ!あぶねぇっ!!」
209 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:55:59.88 ID:dsiwKzZ3O
最原「…え!?」クルッ

モノクマ「がおーッ!!」ドーン!!

最原「………ッ!?」

モノクマ「うおりゃっ」ザシュッ!

最原「うわぁっ!?」ズッコケル

モノクマ「お?」カラブリ

百田「大丈夫か終一!?こっちだ早く!」

最原「う、うん!でもさっきの悲鳴は…」

天海「とりあえず逃げるっすよ!モノクマがあっちに行くことが一番最悪っす!」

最原「……ッ」コクン

百田「食堂に入るぞ!」

バタバタ…ガチャバタン!! 

天海「入ってくるっすかね…?」

ドンッドンッ ズシャッ!! 

最原「壊してでも入るつもりなのか……」

百田「クソッ、こうなりゃ力ずくでぶっ壊すか…!」
210 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 21:59:42.89 ID:dsiwKzZ3O
天海「じゃあ俺はフライパンで殴るっす」スッ

最原(いつの間に…あとで東条さんに怒られそうとか言ってる場合じゃないな)

百田「オレはイスで…!」

最原「えっと僕は…」

百田「終一、オメーは横から扉を開けてくれ。で、あいつが飛び込んできたところを…」

天海「俺たちがゴチンとやるっす」グッ

最原「………分かった」

最原(正直かなり不安だし、テラスから逃げることもできるっちゃできる…)

最原(だけどもしも、他のみんなが…赤松さんが危険な目に遭ったら…)

最原(それなら僕が怪我をする方が断然ましだ!!)

最原「じゃあ3、2、1で開けるよ」

百田「3、2、1だな。せいとか言わないんだな」

最原「…言わないよ。じゃあ行くよ3…」

天海「……」スッ

最原「2…」

百田「…」スッ

最原「1ッ!」ガチャ!!
211 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 22:01:44.00 ID:dsiwKzZ3O
モノクマ「がおーっ!!」バッ!!

百田「うおおおおッ!!」ガキィンッ!!

モノクマ「うわー」ズシャッ

天海「とどめ!」ガコォンッ!!

モノクマ「うぼぁ」バキィッ!!

百田「やったか!?」

モノクマ「」チーン

最原「動かない…みたいだね」

最原(でもなんでモノクマが…いやそれよりも今は…)

天海「さっきの悲鳴が聞こえたところに戻りましょう!」

百田「あぁそうだな!」

最原(考えるのはあと…だな)

タタタタ…
212 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/24(土) 22:04:34.96 ID:dsiwKzZ3O
今日はここまでにします、くますみー
213 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:43:47.00 ID:0jSefMvpO
−−数分前、夢野と茶柱は他の仲間を探しに校舎内に向かっていた

夢野「う〜漏れる、漏れる…」タタタ

茶柱「大丈夫です!トイレはすぐそこですよ!」

夢野「着いた!」

茶柱「はい!転子は外で待っていますね」

夢野「うむ」

ガチャバタン

夢野(ふ〜やれやれ、漏れるかと思ったわい)

ガチャ

夢野(…ふぅ)ペタン

……ガチャ

夢野「ん?転子、入ってきたのかー?」

シーン

夢野(……んあ?おかしいのぅ、確かに音が聞こえたんじゃが)

「ゆ、夢野さん?夢野さんなの?」

夢野「んあああああ!?」

茶柱「どうしました、夢野さん!!…って」ガチャ
214 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:46:00.74 ID:0jSefMvpO
白銀「あ、あはは…わたしだよ」

茶柱「白銀さん!?ここにいたんですね!」

夢野「んあ!?そこに白銀がいるのか!?」

白銀「うん、わたしもトイレにいたんだ。地味に驚かせちゃったみたいだね、ごめん」

夢野「んあ…全くあと少し早かったらチビったではすまんかったぞ」ガラガラジョー

茶柱「しかしどうして白銀さんがここに?」

白銀「…研究教室でコスプレの衣装作ってて、寄宿舎に戻ろうとしたら外で銃声が聞こえてね…。怖くなって咄嗟にトイレに隠れちゃったんだよ」

夢野「…それで今までここにおったというわけか。じゃが安心せい!もう脅威は去ったぞ!」

茶柱「かくかくしかじかというわけです」

白銀「え?そうなの?………そっか、よかったぁ」

茶柱「これでとりあえず安心ですね!他の人も探しに行きましょう」

白銀「……うん、そうだね」

夢野「最原たちと合流できればいいんじゃがのぅ」

茶柱「そうですね。まずは1階を探してみましょうか?」

白銀「うーん、最原君たちはもう1階を探し終わっちゃったかもしれないから2階はどう?」
215 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:47:44.44 ID:0jSefMvpO
夢野「ううむ、それもそうじゃのぅ。では2階に行くとするか」
ガチャバタン

茶柱「アンジーさんや入間さんも無事だといいのですが」

白銀「相変わらず男子に厳しいね…」

コツコツコツ…

夢野「2階には誰かいるかのぅ。アンジーや真宮寺じゃったら4階におりそうじゃが」

茶柱「研究教室ですね!では早速…」

ガチャ…

夢野「んあ?」

白銀「どうしたの?」

夢野「いや…今どこかの扉が開くような音が聞こえた気がしたんじゃが」

タタタ…

茶柱「…すいません。転子には聞こえませんでした」

白銀「わたしも……なんか別の音なら地味に聞こえるけど」
216 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:49:36.90 ID:0jSefMvpO
タタタタタタ

夢野「…なんか近づいておらんか?」

茶柱「誰か走ってるんでしょうか…」

「……」コツコツ…

白銀「階段から…聞こえる…?だ、誰かいるの…?」

「…ぷぷ、うぷぷ…」

茶柱「こ、この声は………!?」

モノクマ「ガオオーッ!!」タタタタ

茶柱「きゃうわああああああ!?」

白銀「きゃあああああ!?」

夢野(もも、モノクマが、爪を構えて……こっちに………)

夢野「あ…あ…」ブルブル

モノクマ「ガオオ!!」タタタタ

茶柱「……ッは!早く!早く、逃げましょう!」

白銀「でもどこに…?」ガクガク
217 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:53:41.42 ID:0jSefMvpO
夢野「…ぁ、あぁ…」ブルブル

茶柱「…!夢野さん、すいません!」ガシッ

夢野「…………んあッ!?」ブルブル

茶柱「とりあえず室内へ!あそこの教室に…!」

モノクマ「うおりゃあッ!」

茶柱「………なッ!?」

茶柱(いつの間にかこんなに接近していたなんて…!夢野さんはなんとしても転子が守ります!!)ギュウウ

夢野「て、てん…!」ギュウ

白銀「茶柱さんッ!」ドンッ

モノクマ「うぷぷ!!」ザクッ

白銀「きゃっ……」ズシャッ

白銀「あ、う……うぅ」

茶柱「ぁ…白銀さん…!?この…ッ!」ゲシッ

モノクマ「うわー」ドテッ

茶柱「夢野さんはそこで座っていてください。必ず転子があれを壊します…!」ソッ

夢野「て、転子?」ペタン
218 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 18:56:30.75 ID:0jSefMvpO
モノクマ「うぷぷ!」キラーン

白銀「う、うぅ…」

茶柱「……成敗します!」タタタタ

モノクマ「うおりゃあ!」シュッ

茶柱「遅いです!」シュッ

茶柱(モノクマの攻撃を避け、後ろに回り…!)

茶柱「キエエエエエイ!!」

モノクマ「わぁー」ドテーン

茶柱(モノクマを投げ飛ばす!)

茶柱(そして怯んだところを…!)

茶柱「このッ!このッ!!」ゲシッゲシッバキッグシャァッ

茶柱(徹底的に壊します…!女子を傷つけた罰はなによりも重いのです!!)バキャァッ

モノクマ「」プシュー
219 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:01:13.57 ID:0jSefMvpO
訂正
>>215
茶柱「アンジーさんや入間さんも無事だといいのですが」

茶柱「アンジーさん、無事だといいのですが」

この時点で入間の無事を知っているのにおかしなことになってました
220 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:02:05.79 ID:0jSefMvpO
茶柱「…壊れましたか?」ツンツン

白銀「ちゃ、茶柱さん…さすがだね」

茶柱「白銀さん無事で−−−」ガバッ

茶柱「うわ!?」

夢野「…」ガシッ

茶柱「ゆ、夢野さん?」

夢野「ううぅ…転子ぉ〜無事で、無事でなによりじゃ…!!」グスグス

茶柱「夢野さん…」ギュッ

白銀「あらあら…ここが百合フィールドかな…っいつつちょ」

夢野「んあ!すまぬ、白銀!怪我をしていたのだったな!」

茶柱「…は!すいません、転子、白銀さんをお守りすることができませんでした…」シュン

白銀「い、いいんだよ。わたしが好きで庇ったんだから。それに左腕かすっただけだし」

夢野「待っておれ…今、ウチの魔法で−−−」

「おーい!」

茶柱「…はっ!?誰ですか!」バッ

天海「俺たちっすよ!」タタタ
221 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:06:32.93 ID:0jSefMvpO
百田「おい、白銀怪我してるじゃねーか!」

白銀「…まぁ地味な怪我だから」

百田「地味だろーと怪我は怪我だ!立てるか?」

白銀「さすがに立てるよ、ありがとう百田君」

最原「この残骸…もしかして、キミたちもモノクマに襲われたの?」

夢野「そうじゃ…それを転子が素手で倒してくれたのじゃ」

最原「す、素手で……」

茶柱「そんなことより早く手当てをしないと!」

百田「そうだ、モノクマがウロウロしているのが分かった以上早く、他のやつらを見つけねーとな」

最原「今見つかってないのは、入間さん、キーボくん、真宮寺くん、アンジーさんだね」

茶柱「あ、入間さんとキーボさんは外の方にいるみたいですよ!」

天海「とりあえずそっちで何があったか教えてほしいっす」

白銀「あー…と地味に手当てもお願いしていいかな?」

茶柱「そうですね!モノクマにも注意しないと…」

茶柱(救急セットのある倉庫に向かいがてら最原さんたちが、校舎に行ったあとのことを説明しました)

茶柱(白銀さんは天海さんに手当てしてもらいました。…本当は嫌なのですが転子はこういうことに慣れていないので上手く手当てができなかったんです……)ショボン

白銀「…ありがとう、天海君」

天海「とりあえず最低限のことしかやってないんで後で東条さんに見てもらってくださいね」
222 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:08:04.33 ID:0jSefMvpO
百田「…エグイサルは全部ぶっ壊れたんだな」ホッ

最原「…でもモノクマが現れるようになったのか…」

夢野「…うむ」ブルブル

最原(夢野さん、震えているな…それもそうだよな。今まで危険なんて一切ない生活を送ってきたんだから)

茶柱「…転子はアンジーさんが心配です。今すぐ探しに行きたいのですが」

百田「だったらオレも行くぜ」

茶柱「…は?なぜ男死が?」

百田「いや…真宮寺のやつも捜さねーといけねーだろ」

茶柱「あぁ…別に忘れていたわけではありませんよ」

天海「待ってください」

白銀「どうしたの?」

天海「危険っすよ、いくらなんでも。さっきはお互い3対1で済んだっすけど今度もし集団で襲ってきたらどうするんすか?」

百田「それは…」

茶柱「全部転子が凪ぎ払います!」

夢野「ダメじゃ!転子にもしものことがあったらウチは…」
223 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:11:03.56 ID:0jSefMvpO
茶柱「夢野さん…ですが、転子はアンジーさんが危ない目にあっているかもしれないと思うと、ここでじっとしていられないのです」

茶柱「彼女の言動はおかしいところが多いですがそれでも仲間です」

茶柱「…もう誰にも傷ついてほしくないんです……もちろん、真宮寺さんも男死ですがそれは同じです」

天海「茶柱さん……」

白銀「わ、わたしもじっとしてられないよ!わたしも…!」

夢野「お主は怪我をしておるじゃろ!」

百田「わぁったよ…だが、白銀と夢野はここにいろ」

百田も女子を危険な目には会わせたくねーからな…本当はテメーもなんだぞ、茶柱」

茶柱「転子はあなたより強いのでお構い無く」キッパリ

百田「ぐっ…」

百田(否定できねー…こいつ素手で倒したもんな…それに対してオレはイスで、しかも天海と一緒に倒したしな…)

夢野「…転子」

茶柱「そろそろ行きましょう。大丈夫ですよ、夢野さん」ニコリ

最原「…待って、やっぱり僕も行く」

茶柱「悪いことは言いません。貧弱男死はじっとしていた方が身のためです」

最原「……」グサッ

最原(もう既に悪いこと言っているよな…)胸を痛めるポーズ
224 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:13:26.45 ID:0jSefMvpO
最原「……僕がここにいても役に立たないよ。もしモノクマが来てもここなら倒せる道具がいっぱいあるし、隠れられる」ゴソゴソ

天海「だったら俺が行くっすよ」

最原「…天海くんはここにいた方がいいよ。僕より頼りがいがあるでしょ?」ゴソゴソ

夢野「うむ」

最原(即答…)グサッ

白銀「…なんかごめん」

最原(こっちもなんかごめん)

最原「それに僕なんかでも、いないよりはいた方がいいかもしれないよ。一応…これも持っていくし」ジャーン

百田「さっきから用意していたのはこれか…」

茶柱「ええと…砲丸に、砲丸を入れる鞄ですか。…そもそも投げることはできるんですか?」

最原「あはは…一応男子だから」

最原(……いざとなったら囮になるし)

百田「終一、囮になるとか考えんじゃねーぞ?」

最原「え?」

百田「もっと自分を大事にしろよ。いいな?」

茶柱「そうですよ。あなたみたいな男死でも……死なれたら困るんです」

最原「…分かったよ」
225 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:16:22.78 ID:0jSefMvpO
天海「じゃあ…行くんすね?」

百田「ああ」

茶柱「天海さん」

茶柱「夢野さんと白銀さんのこと、よろしくお願いします」

天海「分かりました」

夢野「またあとでの!…絶対じゃぞ!」

白銀「気を付けて…!」

最原「うん、じゃあ行ってきます」

百田「…よし、なんにもいねーぞ」キョロキョロ

茶柱「一気に行きましょう!」

ガチャ…バタン タッタッタ…

夢野「んあ…」

白銀「大丈夫、絶対大丈夫だよ」

天海「とりあえずいざってときのために隠れるスペースでも探しましょうか?」

天海「あと、何か護身用の武器を…」

白銀「うーん、模擬刀とかないかなぁ…」

夢野「そういえば真宮寺の研究教室にそんなのあった気がするのぅ」シミジミ

白銀「あ、そうだバリケードとかどう?定番だよね!」

天海「なんの定番か知らないっすけどいいかもしれないっすね」
226 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/25(日) 19:17:41.16 ID:0jSefMvpO
今日はここまで。くますみー
227 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:11:27.12 ID:1vhA0z6WO
――外でいろいろ起こっている頃アンジーは…

−4階−

アンジー「あぁっ!んんっ…ぁ…いいよぉ…神さま……んっ」ヌリヌリ

アンジー「ぁ……ん?……ありゃ、神さま寝ちゃった?」

アンジー「うーん、もう寄宿舎に戻ろっかなー」テクテク

テクテク フッ…

「………」

アンジー「およ?誰ー?」

真宮寺「僕だヨ…」ヌッ

アンジー「なんだ是清かー」

真宮寺「研究教室で創作中かい?」

アンジー「そだよ。でも神さまがもう寝ちゃったからアンジーも寝るんだー」

真宮寺「僕も寄宿舎に戻るところだヨ」

アンジー「そっかー!じゃあ一緒に戻ろ?」
228 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:12:00.67 ID:1vhA0z6WO
テクテク コツコツコツ…

ドゴォンッ!!

真宮寺「おや…?」

アンジー「すごい音だったねー神さまのくしゃみかな」

真宮寺「いや、どちらかと言うと、爆撃音のような感じだったヨ」

ドゴォンッ!!

真宮寺「また聞こえたネ…外かな?」

アンジー「あ、そこの窓から見てみよ!」
タッタッタ

アンジー「んーエグイサルっぽいのが見えるねー」ジー

真宮寺「…誰かを襲っているのかもしれないネ」

アンジー「誰かを?なんでかなー?」

真宮寺「さァ…」

アンジー「うーん…神さま、どうしたらいいですか…」

真宮寺「神さまは寝てるんじゃなかったのかい?」
229 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:12:39.98 ID:1vhA0z6WO
アンジー「なるなるー!祈るんだねー」

真宮寺「…起きたんだネ」

アンジー「よーし、戻るぞー!」

真宮寺「え?そっちは4階だヨ?」

アンジー「え?だって外に出たら危ないでしょ?」タッタッタ

真宮寺「………」フム

真宮寺(心配だし僕も行こうかな)

真宮寺(機会があったら…いや、今殺ったらすぐにバレてしまうカ。みんな起きているだろうし…)



真宮寺「やァ、失礼するヨ。僕も一緒にいていいかな?」

アンジー「ん?是清も一緒に祈るの?だったらいいよー、一緒にお祈りしよー」

真宮寺(しないけどネ)
230 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:13:09.64 ID:1vhA0z6WO


アンジー「…」

真宮寺「…」ジィ…



アンジー「神さま……えっと誰か分かんないけど安らかに逝けますように」

真宮寺(勝手に誰かを殺しちゃってるヨ…)



アンジー「………ぐー」

真宮寺(…寝てない?)



アンジー「……むにゃむにゃ」バタン

真宮寺「………」スタスタ

アンジー「……んぅ〜……」

真宮寺「…………」ジー

アンジー「……ん」

真宮寺(……やっぱり今は止めておこう)
231 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:13:48.48 ID:1vhA0z6WO
タッタッタ…

真宮寺「…ン?」

ガオー…タッタッタ…ガチャ…タッタッタ…ガチャ!!

タッタッタタッタッタ

真宮寺(何か近づいて…)

ガチャッ!!!

モノクマ「がおー」

真宮寺「……!」

アンジー「…んー…」ゴロン

真宮寺(夜長さん、少し借りるヨ)スッ

モノクマ「がおー!!」バッ

真宮寺「……おっと…」ブンッ

モノクマ「がお?」バキィ

真宮寺「………動きが単調過ぎるネ」ブンッ バキィ

モノクマ「が…あ」ピクピク

モノクマ「」プシュー
232 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:14:14.41 ID:1vhA0z6WO
真宮寺「ふゥ…全くなんなんだろうネ、僕はまだなにもしてないんだけどなァ」

アンジー「んぅ〜……う?」

真宮寺「あ、起きたかい?」

アンジー「それモノクマ…?是清、モノクマなんて作れたんだー…?」ムニャムニャ

真宮寺「…違うヨ、夜長さん。突然モノクマがやって来て襲いかかってきたんだヨ」

アンジー「…………」ポケー

アンジー「あれま!それはビックリだねー」

真宮寺「…で、モノクマを破壊するのにキミの彫刻刀を借りたヨ。ごめんネ、勝手に使っちゃって」スッ

アンジー「んー別にいいよー神さまと是清がアンジーを守ってくれたからねー」スチャッ

真宮寺「神さまも…カ。さて、これからどうしようカ」

アンジー「鍵を掛けて引きこもろー!」

真宮寺「…そうだネ、ここは鍵を掛けることができるし下手に動くよりはましかな」

アンジー「はい、戸締まりオッケー!にゃははー神っちゃてるね」ガチャ ガチャ
233 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:15:26.45 ID:1vhA0z6WO
真宮寺「………」フム

真宮寺「夜長さん、僕とこんな密室で怖くないのかい?ほら、僕ってこんな見た目でしョ?よく怖がられるんだよネ」

アンジー「ん?別に怖くないよーアンジーは中々いいセンスだと思うぞー?」

真宮寺「ンー服のセンスの問題じゃないと思うんだけど…ま、いいカ」



ドンドンドン!!!カリカリカリ…

アンジー「…はぁ、うるさいねー」

真宮寺「そうだネ」

真宮寺(さっきからモノクマが来て入ろうとしている…が、鍵を掛けているから入れないみたいだ)

真宮寺(それでも、無理矢理入ろうとしているみたいだネ。ま、無駄なんだけどネ)

アンジー「これじゃゆっくり寝られないなー」ゴロン

アンジー「寝れない、寝れな…………」

真宮寺「…夜長さん?」

アンジー「すぅ…」スヤァ

真宮寺「ぐっすり寝てるネ」

真宮寺(しばらくこのままここで過ごすことになりそうだネ…)

234 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/02/26(月) 21:16:53.98 ID:1vhA0z6WO
今日はここまでにします。くますみー
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/27(火) 21:26:33.50 ID:X4Ij4TrS0
アンジーの身に2つの危険が迫る...
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/02(金) 03:25:46.33 ID:AsApB0Eh0
塩強いな
237 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:07:14.78 ID:kg0xUT1PO
>>235
ア、アンジーには神さまがついてるから…(汗)

>>236
塩だからネ(謎理論)
正直、真宮寺と転子はちょっと強くしすぎたかもしれないです…

遅くなりましたが更新再開です
238 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:08:18.98 ID:kg0xUT1PO


春川「…そういえば入間はまだなの?」

ゴン太「あれ、キーボ君もいないよね?」

星「キーボは入間のところに行ったはずだが…」

王馬「仕方ないな、ちょっと見てく−−−−」

「誰かああああ!!」

「「!?」」

赤松「今の…入間さんの声…!?」

タタタ! バンッ!!

入間「………はぁ、はぁ…」

ゴン太「入間さん!?」

入間「はぁはぁ…だ、誰か…あいつを…あいつを止めてくれ!」ゼェゼェ

ゴン太「落ち着いて、入間さん!あいつって誰!?エグイサル!?」

入間「違う…ちげーんだよぉ…あいつだ…」

王馬(………まさか)

入間「……キーボ…だよ」


―――数分前

キーボ「……………………」バチバチ

入間「…?おい、キーボ…どうした、なんで無視すんだよ」クルッ

キーボ「…う、うぅ…」ガクッ

入間「…?おい、キーボ?」
239 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:10:01.53 ID:kg0xUT1PO
キーボ「………………ボ、クは…う、うぅ…あ」バチバチ

入間「大丈夫か?エグイサルとヤりあってどっかヤられちまったのか?」

キーボ「………ぁ」バチッ

入間「…おい、聞いてんのか?」

キーボ「…………」

キーボ「……データ消去開始」

入間「……………は?」

キーボ「データ消去率5%」

入間「…ロ、ロボットでも冗談とか、言えんだな……」ブルブル

キーボ「データ消去率10%」

入間「……は?ま、まさか…ハッキングか…!?」

入間「……クソッ!」カチャカチャ ブチッ

キーボ「データ消去率15%」ブチッ

入間「これで、なんとか…!」カタカタカタタターン

キーボ「データしょうky……グッ!?」ガガッ

入間「戻ったか!?」

キーボ「い…るま、さ……ん?」ガガガ

入間「クソッ、一体どっからハッキングしてやがる…!」カタカタカタ

キーボ「だ…めです、も……まにあい……ませ………」バチッバチッ
240 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:13:02.82 ID:kg0xUT1PO
入間「……はっ、オレ様は天才なんだ、間に合うに決まってんだろ…!それに、こんな貴重なロボット…手放せるかッ!」カタカタカタッターン

キーボ「………う」

入間「どうだ!?これで少しは楽になったろ!?安心しろすぐにオレ様が戻してや―――」

キーボ「…入間さん。やっぱりボクは……消されて、しま…うよ…うです」

入間「んなことさせねーって言ってんだろッ!!」カタカタカタ

キーボ「なにかの…ウイ…ルスが…ボクの中に……」ガガガッ

入間「は、ウイルスだと!?」

キーボ「そうなったら、ボクはあなたを襲…て…しま……う………」バチッ

入間「うるせー!」カタカタ

キーボ「だ、から……にげ…てく……い」バチッ

入間「嫌に決まってんだろ……!誰がテメーの言うことなんざ聞くもんか!」カタカタカタ

キーボ「だったら…こわ…し………」バチッ

キーボ「……ぁ……」ブチンッ

入間「…キーボ?おい、キーボ!?…クソッ!」ガチャンッ!!

入間「なんで………1回、データ消去が開始されちまったらもうダメなのか……?オレ様には…なんにもできねーっていうのかよ…!」バンッ

キーボ「データ消去率50%」ガガガ

入間(あいつ…ウイルスって…。襲うって…言ってたな…このままじゃ…オレ様は……)
241 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:15:11.63 ID:kg0xUT1PO
入間(逃げる……いや、こいつは今武装してる……だったら)

入間「………壊せって、言ったよな…キーボ。そうだよ。今は無防備だし…所詮、ロボット……ただのロボットだ、そうだ…」スゥッ

入間「………」ブルブル



キーボ『入間さん!今日はボクに食事の機能を付けてくださりありがとうございます!』

入間『メンテナンスのついでだし、いろいろいじってみたかったから別に構わねーよ。オメーのデータもいろいろとれたしな…ふふ、やっぱりキーボ最高だよぉ…』フヘヘ

キーボ『そ、そうですか……。あの、これからもメンテナンスをお願いしてもいいですか?』

入間『なんだ?オレ様のテクにはまっちまったか!?』

キーボ『は、はい……ボクの人生の中で一番気持ちいいメンテナンスえした…』テレ

入間『え…そ、そんな反応するの?……わぁったよ、いつでも来いよ』

キーボ『いいんですか!?ありがとうございます、入間さん!』ギュッ

入間『!?きゅ、急に手を握るな!壊すぞ!』

キーボ『えぇっ!?』



入間「……」



入間『なぁ、キーボ』カチャカチャ

キーボ『なんですか?』
242 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:15:49.75 ID:kg0xUT1PO
入間『お前ってち●こ付いてねーんだよな?』

キーボ『…ななな、なんですか急に!?ハレンチです!』マッカッカー

入間『なぁ、オレ様が付けてやろうか?』キラーン

キーボ『え、えと…その手に持っているは…』

入間『オレ様特製のロボ用ち●こだ』

キーボ『!?』

入間『でかさはこんなもんで十分だろ。…ああ、安心しろ。女をイカせるだけじゃねー…テメーもイケるようにしてやっからよ!』

キーボ『!?』

入間『だが、さすがのオレ様での精液は作れねーからなぁ…水でいいか?』

キーボ『そそそ、そんなのボクには必要ありません!!』

入間『あぁ!?オレ様がわざわざこれを作ってやったってのにいらねーのかよ!?』

キーボ『そもそも頼んでませんよ!お断りです!』

入間『チッ』

キーボ『チッってなんですかチッって!…というか、入間さん』ガシッ

入間『ふえっ!?』

キーボ『女性がその…ち、…卑猥な言葉を連呼するのはいかがなものかと思います』

入間『テメーはち●こも言えねーのかよ…』

キーボ『ぐぐ…そんな卑猥な言葉は学習してないんです!じゃなくて!』

キーボ『入間さんは素敵な女性なんですから、そういうことは言わない方がいいと思いますよ?』

入間『はん、そいつは無理な話だな。ほんとの自分を隠してまで生きるなんてやってらんねーよ。ま、ロボットにはわかんねーだろうがな』

キーボ『…そういうものですか。人間というのはやはり難しいですね…』

キーボ『………ふむ』
243 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:17:41.84 ID:kg0xUT1PO
入間『どうした?ショートしたか?』

キーボ『いえ…確かに、入間さんはそのままでいいかもしれませんね』

入間『な、なんだよ急に…』

キーボ『考えてみたんです。下ネタを言わない、暴言を吐かない入間さんを』

入間『……なんかそれはそれでイラっとくるな』

キーボ『そのような入間さんを想像した結果、やはりボクは普段の入間さんが好きだと再認識しました』

入間『……へっ?』

キーボ『なぜでしょうね…一般的な理想像とは遠いのに普段の入間さんの方がいいと思ったんです』

入間『…テメーはMか?』

キーボ『M…とはなんでしょう?それよりこう思うのはおかしいことなのでしょうか?』

入間『…ケッ、んなもん知るかよ。…ただ』

キーボ『?』

入間『あり……サンキュー。ちょっと嬉しかったぜ…』

キーボ『なぜ嬉しいんですか?』キョトン

入間『だあーー!ムカつくヤローだな!今日はもうメンテナンスしてやんねー!!』

キーボ『ええ、なんでですか!!?…人間って難しいです…』ショボン



入間「……」

入間「…………」

キーボ「………」ガガガ

入間「…無理だ。そんなの」

キーボ「………」ウィーン

入間「無理に決まってんだろ…」

キーボ「………」ガガッ

キーボ「続いて殲滅モードをインストール……」ウィーン

入間「無理に決まってんだろうがあッ!ちくしょおッ!!」
244 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:18:46.76 ID:kg0xUT1PO
キーボ「…」

キーボ「インストール完了」

入間「…ッ!?」

キーボ「…」

キーボ「殲滅対象者発見。直ちに排除します」ウィーン

入間「や…だ」ブルブル

入間(なんで…なんで急にこんなことに、昨日まで平和だったのにさっきまでキーボ普通だったのになんでなんでなんでなんで)

キーボ「……」スチャッ

入間(なん…で…死にたくない…)

キーボ「……っ!?」

パァンッ!

入間「………ッう」

入間「………え…?痛くない?」パチッ

キーボ「…ぐぅ……にげ…って言ったの……に…」

入間「…キーボ?おいキーボ!!」

キーボ「あと…60秒で……も、う…」

入間「そんな…」

キーボ「だからにげて……くだ…さ」
245 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:20:33.39 ID:kg0xUT1PO
入間「そんなの―――」

キーボ「にげて!!」

入間「………!!」

入間「……」クルッタッタッタ…

キーボ「………」ニコ

…タタタタ

入間「…れか」タタタ

入間「誰かああああ!!」タタタ



入間「…ってわけ……だ」ブルブル

王馬「…………」

赤松「そんな…なんで、キーボくんが…」

春川「…何かに操作されてるの?」

星「…理由は後回しだ、今はあいつを止めねーと」

春川「どうやったら止まるかも分からないのに?」

赤松「それは…」
246 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:26:30.86 ID:kg0xUT1PO
星「…俺が行く。最悪あいつを…」

ゴン太「だ、だめだよ!だめだよ、そんなの…」

王馬「だったらオレも行く」

東条「王馬君…」

入間「…テメーなんかじゃすぐ殺られちまうぞ。今のあいつは武装してんだぞ」

王馬「でも行く。だってあいつが武装したのは…きっとオレがきっかけだったから」

王馬「…オレのせいで、今こんなことになったかもしれないから。オレが責任取らないとね、これでも悪の総統だしさ」

王馬「…」タッタッタ

赤松「王馬くん、どこ行くの!?え…2階?」

入間「かっこつけときながらなんで部屋に逃げてんだ、あいつ!」

王馬「違うっての!」タタタ ガチャ

王馬「エレクトハンマー、エレクトハンマー…あった」ガチャ タタタ

ゴン太「えっと、そのハンマーは?」

王馬「ん?対ロボット兵器だよ!」
247 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:30:35.40 ID:kg0xUT1PO
赤松「こ、壊しちゃうの!?」

王馬「…大丈夫、大丈夫!だってロボだし!」

赤松「そういう問題じゃ…」

星「そうならねーようにするさ。じゃあ行くぞ。俺はこいつを持っていく」

王馬「ラケットか…うん」

ゴン太「待って!ゴン太も行くよ。キーボ君は仲間なんだ!絶対に元に戻してみせるよ!」フンッ!

王馬「よし」ガラッ

モノクマ「あ!みっけ!がおーっ!」タタタタ

ピシャッ

王馬「…」

星「…なんで閉めた?」

王馬「…モノクマがいる、多分スペア」

東条「なんですって?だったら校舎内にいるみんなは…!」

ゴン太「と、とりあえずモノクマを壊さなきゃ!」タタタ

赤松「あ、ゴン太くん!?」
248 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:34:51.99 ID:kg0xUT1PO
ガラッ! タタタタッ!!

モノクマ「がおー!!」

ゴン太「ふんっ!」バキイッ

モノクマ「」プシュー

入間「い、一撃かよ…」

モノクマ「「「見つけたぞー!」」」タタター

東条「…!今度は3体、校舎から来てるわ!」

星「まだいやがるのか!」

キーボ「…」ビューン

赤松「…?」

赤松「あ……!?あっち!…あれ!キーボくんがこっちに来てるよ!何かを探しているみたいだけど…」

東条「…私がモノクマを迎え撃つわ、私にはハンマーがあるから平気よ。だからあなたたちはキーボ君を!」

ゴン太「で、でも…!」

春川「私もモノクマ壊しに行く。安心しなよ、あれくらいすぐ壊せる」

王馬「分かった!」

入間「オ、オレ様は隠れてるぞ!?」

キーボ「…………」キョロキョロ

キーボ「…!」

王馬「あ、こっち見た。おーい」ブンブン

入間「なんで手ぇ振ってんだよ!?」

キーボ「殲滅対象者7名発見。直ちに排除します」ブイーン

赤松「…!」
249 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:36:47.65 ID:kg0xUT1PO
赤松「わ、私だって…!」

春川「あんたは入間と一緒に隠れてなって!いても足手まといだよ」タタタ

赤松「…うぅ…」

入間「行くぞ、バカ松!」グイッ

赤松「ま、待って。王馬くん、キーボくんのことなんだけど」

王馬「え、なに?」

星「…先に行ってるぞ!」タタタ

赤松「キーボくんね、うなじのところにボタンがあるの。それを押したら緊急停止するの」

王馬「…そんなボタンあったの?全然知らなかったよ」

赤松「……私にはなんにもできないからせめてこれだけは伝えようと思って。…気を付けてね、王馬くん」

王馬「うん、ありがとう赤松ちゃん!」タタタ

モノクマ「がおー!」

東条「王馬君たちの方へは行かせないわよ!」バッ

入間「ひぃ!は、早く逃げるぞ赤松!!」グイグイ

赤松「うん。…ごめんね、みんな」タタタ

250 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/03(土) 21:37:39.53 ID:kg0xUT1PO
今日はここまでにします。くますみー
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/04(日) 02:20:28.59 ID:30D+q91m0
キーボ…
252 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:42:08.30 ID:er0Wd1f3O
――王馬達に危機が迫っている頃、最原達はというとアンジー、真宮寺のふたりを探していた…


百田「とりあえず2階を片っ端から探すか…!」

最原「あ、ちょっと待って。少し話ながら探してもいいかな?」

茶柱「別にいいですけど」

最原(2階を捜索しながら僕の気になっていることを話そう)

最原「実は…トイレが気になるんだ」

茶柱「……はぁ?」

最原「茶柱さん、さっきキミは女子トイレで白銀さんを見つけたと言ったね」

茶柱「そうですが…それがなにか?」

最原「……トイレから出たあと、扉は閉めた?」

茶柱「ええ。転子ではなく夢野さんですが、確かに閉まっているところは見ましたよ」

最原「……」

百田「それがどうしたんだよ?」

最原「僕たちが茶柱さんたちの悲鳴を聞いて2階に向かおうとしたとき、女子トイレの扉が開いていたんだ」

茶柱「状況的に誰かが使った…というわけではないですよね?寄宿舎にもトイレはありますし」

百田「そうだな…。じゃあなんだ?まさか…勝手に開いたのか…!?」ガクブル
253 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:43:07.29 ID:er0Wd1f3O
最原「いや、多分それは違うと思うよ。…話を戻すと、そのことに気付いて、トイレの先で僕が立ち止まっていたら…」

最原「突然モノクマが現れたんだ」

百田「あ、ああ、そういやそうだったな。あんときは危なかったぜ」

最原「百田くん、モノクマが現れる瞬間は見た?」

百田「…あ?いや、現れる瞬間は見てねーな。いつにまにか、終一の後ろにいた…ってもしかして」

茶柱「まさか、女子トイレから現れたんですか!?」

最原「…あくまで推測だけどね」

最原「開いていた扉……突然背後から襲ってきたモノクマ……きっと最初に扉を開けたモノクマが茶柱さんたちを襲ったんだ」

茶柱「なな、なんて最低なクマなんですか…!」

百田「いや、待て。おかしくねーか!?なんでモノクマが女子トイレから出てくるんだよ、あそこにモノクマ製造機でもあるってか!?あんな狭いところにか!?」

最原「それは分からない…だからあとで調べてみないと。モノクマが出てきたのかどうかを確かめる意味でもね」

最原「モノクマが現れる元をなんとかしないと、ずっと現れ続ける可能性だってあるでしょ?」

百田「確かに無限に湧き続けられたら、こっちの体力が持たねーもんな…」

茶柱「女子トイレを調べるんですか!?そんなの転子が許しません!」

最原「…だよね。だから茶柱さんとか東条さんに―――」

茶柱「………といいたいところですが、あなたは真面目に話しているんですよね?真剣にこの状況をなんとかしたいと思っているんですよね?」

最原「当たり前だよ」

茶柱「…でしたら今回は特別に許可を出します。あなたが調べないと分からないことあるかもしれませんし」

最原「…ありがとう。…2階は誰もいなかったね」

百田「次は3階だな。…すれ違いになてねーといいんだが」
254 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:46:02.55 ID:er0Wd1f3O


―倉庫―

天海「…っし、バリケードはこんなもんでいいっすかね?」

夢野「うむ、これならモノクマも入ってこれぬじゃろう」

白銀「はぁ…なんていうかゾンビが襲ってくるような恐怖を味あわされてる気分だよ…」

白銀「っていうか忘れかけてたけど、ここ地味に学校だし…わたしたち高校生だし…これなんてがっこうぐらし?」

夢野「何を言っておるんじゃ」

天海「…はは、だったら銃でも探すっすかね?」

夢野「あったとしても撃てんじゃろ…」

白銀「もしかしてハワイで親父に教わってたり!?」キラキラ

天海「はい?」



百田「3階もいなかったな…っつーことは次は」

最原「4階、だね」

百田「…………………」

茶柱「…百田さん?」

百田「…ん?別に怖い訳じゃねーぞ?夜の校舎なんて別になんでもねーだろ」ブルブル

茶柱「…………」

最原(怖いんだな…)
255 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:51:04.86 ID:er0Wd1f3O
最原「…行こう」

百田「…ここは視界がわりーな…回りに気を付けろ」

ギシッ

百田「うおおおお!?」

茶柱「床が軋んだだけじゃないですか…」

最原「…いや、待って」

ギシッ…ギシッ…ドンドンドン

百田「ひいい!?なんか叩く音が聞こえるぞ!!」

茶柱「…まさか、モノクマですか!?」

最原「アンジーさんか真宮寺くんが隠れているのかもしれない!」

百田「…そうか、アンジーの研究教室だな!?」

茶柱「アンジーさんの研究教室は鍵をかけることができますもんね!」

最原「…何体いるか分からないけどそっと行こう…」

ギシギシ…ドンドンドンドン!!!

茶柱「研究教室はあの曲がり角の先ですが…段々音が大きくなっていますね、やはりあそこに…」ゴクリ
256 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:51:41.13 ID:er0Wd1f3O
百田「よしオレが様子を見てく――」

茶柱「転子が見てきますね」ソロ〜

百田「…………」

最原(百田くん…どんまい)

茶柱「………」

茶柱「……」ソロ〜

最原「…あ、戻ってきた」

茶柱「モノクマは入り口前に3体います。ですが入り口はふたつあるので裏口の方にいる可能性もあります」ボソボソ

百田「そうか、厄介だな…一気に突撃して破壊するか?今はオレ達に気づいてねーみたいだし」

最原「…そうだね。行くなら早く行かないと。後ろから挟み撃ちでもされたら終わりだからね」

茶柱「では行きましょう!転子が奇襲をかけますので援護をお願いします!」

百田「おう!」椅子装備

最原「うん」砲丸装備

最原(…百田くん、椅子なのか)

茶柱「では行きますよ!」タタタ
257 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:53:47.17 ID:er0Wd1f3O
モノクマ「およっ?みーつけた!!がおー!」タタタ

茶柱「キエエエエエイ!」バキィッ

モノクマ「あーん」ドゴォンッ

茶柱「1体撃破です!」

モノクマ「がおー!」

百田「へっ!茶柱の背中はオレが守るぜ!」ブンッ!!バキ

モノクマ「…がおー!」ミシッ

百田「うげぇっ!まだ動くのか!?」

最原「…えいっ!」ブンッ!!バキィッ

モノクマ「あーん」ドゴォンッ

百田「お、よくやったな終一!たまには手柄を譲ってやらねーとな!」

最原「あ、ありがとう…?」

茶柱「男死!無駄話が多すぎです!」

最原「あ…ごめん」

茶柱「その間にこちらはもう1体撃破しましたよ!」フンス

モノクマ「」プシュー
258 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 21:56:06.12 ID:er0Wd1f3O
百田「…さすがだな」

茶柱「アンジーさーん!もう大丈夫ですよー!」ドンドン

タタタ…

茶柱「ん?」

モノクマ「みつけたぞ〜がおおおー!」タタタ

最原「ッ!まだいたのか!」

百田「茶柱!危ねぇっ!!」

茶柱「お茶の子です!」バキィッ

モノクマ「」プシュー

百田「…まじでオレら必要だったか?」

最原(…茶柱さんってあんなに強かったんだな…)

茶柱「アンジーさーん!転子ですよー!」ドンドンドン

ガチャ…

真宮寺「やァ」

茶柱「」

ガチャバタンッ!!!

最原「ちょ、茶柱さん!?」
259 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 22:00:34.83 ID:er0Wd1f3O
茶柱「…アンジーさんはここにはいないようですね、では5階へ行きましょうか」スタスタ

百田「アンジーはいなくても真宮寺がいただろーが!」

茶柱「勝手にアンジーさんの研究教室に閉じ籠っていた男死のことなど知りません!」

ガチャ

真宮寺「ククク…まさか閉められるとは思ってもいなかったヨ」

茶柱「キエエエエイ!男死に用などありません!転子はアンジーさんを探さねば――」

アンジー「じゃあアンジーならいいのかー?」ヒョイ

茶柱「へっ!?」

最原「アンジーさん!ふたりで隠れてたんだね!」

百田「ふたりとも無事で良かったぜ!つーことは…これで全員無事ってことが分かったってことだな!」

茶柱「…密室に…男女が…ふたり?」プルプル

茶柱「真宮寺さん…まさかとは思いますが。アンジーさんに何か変なことはしていませんよね…?」プルプル

真宮寺「まさか」

アンジー「寝ていただけだよー?」

茶柱「ねてっ…!?だ、男死ッ!覚悟!」ボキッボキッ

アンジー「転子なんで怒ってるのー?」

真宮寺「おやおや…」

最原(なんでそんなに冷静なんだ、真宮寺くん…!)

最原(キミの命は今、危険にさらされているんだぞ!?)
260 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 22:04:20.55 ID:er0Wd1f3O
最原「待って、茶柱さん!今はとにかくみんなと集まろう!」アワアワ

百田「そうだ、早く安心させてやらねーとな!」アワアワ

茶柱「…くっ…分かりましたよっ!」プンスコ

真宮寺「ククク…友人のためにここまでやってきて、モノクマ倒すなんて…茶柱さんは素晴らしいネ…!

茶柱「…キエエエエエイ!」

最原「なんで僕なの!?」ドッテーン

真宮寺「おっと…僕はただキミを褒めただけだヨ?」

百田「オメーは黙ってろ…茶柱も落ち着け…!」

茶柱「ふー…ふー…はぁ」

最原「い、いってて…」

茶柱「…アンジーさん、本当に大丈夫なんですよね?」

アンジー「うん!むしろ是清はアンジーを助けてくれたよ?」

茶柱「…じゃあ…いいです。夢野さんを安心させるためにも早く戻りましょう」スタスタ

アンジー「もっちもちー!」タッタッタ

百田「終一、大丈夫か…?」

最原「大丈夫じゃない…かも。…なんで僕なの…?」

真宮寺「…なんかごめんネ。最原君」

最原「……」

最原(理不尽だ…そう思いながらさっさと先に進む、彼女達を追いかけた…)


261 : ◆hq9TfeeMlAP9 [saga]:2018/03/04(日) 22:05:24.12 ID:er0Wd1f3O
今日はここまで
書き溜めがなくなってきて地味にピンチです。くますみー…
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/04(日) 22:08:28.31 ID:G7YhzbuO0
続き楽しみにしてます!無理はしないでくださいね
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