ハルヒ「キョンTUEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!!!!!」 キョン「驚愕、だな」

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358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/25(土) 18:08:58.33 ID:CAGOaCxI0

佐々木「少し待とうよ、キョン」

キョン「何故だ? この世界に帰ってきた以上、もう時間に余裕はないんだぞ?」

佐々木「キミの言っていることは正しい。しかし、今のキミが北高へ向かったところで何ができる?」

キョン「そりゃ…………」

佐々木「勿論、涼宮さん救出のために僕も最善の力を出すつもりさ。でも」

佐々木「まだ足りない。それだけじゃ、キミの本懐を遂げることはできない」

キョン「じゃあ、ここで指加えてSOS団の皆がハルヒを救出してくれるのを待ってろって言うのか?」ギリッ

佐々木「違うさ。キミが待つのはそれじゃない」

キョン「あぁ?」

佐々木「キミの帰りを、最も待っていた人さ」

キョン「俺の帰りを最も待っていた―――っ!?」

佐々木「噂をすれば……キョン」

佐々木「キミを起こしに来たみたいだよ―――」ニコッ















キョン妹「キョンくーーーーん!!!!! 起きてぇぇえええええ!!!!」ビューーン!!
















キョン「いや起きてる!!もう起きてる!! てか今の状態の俺ヤバいからマジ! マジで―――」

キョン妹「とうっ!!!」ドスッ!!

キョン「ふぐぅ……っ!!」ドサッ!

佐々木「おや、逆に眠ってしまったのかい。キョン」
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/25(土) 18:13:56.48 ID:CAGOaCxI0

キョン「お前……マジで……なぁ……っ」ヒューヒュー

キョン妹「えへへー! 惜しかったね! キョンくん!」

キョン「……何が? めちゃくちゃ怖ぇこと言ってないかお前」

キョン妹「あー! それよりもキョンくん! ダメじゃない!!」プンプン!

キョン「ダメ? なにがだよ?」

キョン妹「帰ってきたら言うことあるでしょ!!」

キョン「え? あー……ただいま?」

キョン妹「……おかえり! キョンくん!!」ギュゥウ!!

キョン「いぎぎぎぎぎぃ!!! 強い強いぞ妹ぉ!!」

佐々木「感動の再開だね。麗しきかな」

キョン「明後日の方向見ながら言ってんじゃねえ……!」

キョン妹「キョンくんが帰ってくるまでずっと鬼ごっこしてたんだから!」

キョン「鬼ごっこ……あぁ、連中とか。なんにせよ、無事でよかった」

キョン妹「あれじゃ100年経っても捕まらないけどね!」フフン!

キョン「そりゃ心強いこって」

キョン妹「でも……なんだか疲れちゃったかな」

キョン「…………」

佐々木「…………」

キョン妹「特に、キョンくんは最近毎日楽しいことして、それに時々ついてったりしてたから」

キョン妹「わたしも、ハルにゃん達と遊んでる時はすっごく楽しかった!!!」

キョン「……そりゃよかった」

キョン妹「うん! だからね、ありがとうキョンくん!」

キョン妹「わたしはもう、十分楽しんだよ! だから、今度はわたしが帰る番だよ!」

キョン「…………ああ、ありがとよ」

キョン妹「ハルにゃんのこと、ちゃんと助けてあげてね!」

キョン「ああ……任せろ!」

キョン妹「それじゃあ―――」












キョン妹「ただいま―――キョンくん」パアァ

キョン「……ああ、おかえり―――」 











360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/25(土) 18:15:45.53 ID:CAGOaCxI0
ここまでー
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/25(土) 21:04:02.13 ID:kmkiDNazO
やっぱりかー…いつだったのスレで妹はいないと言われてたからまさかと思ってたがまさかだった
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/25(土) 21:54:39.90 ID:NNBeD23Eo
乙です
朝倉さんさすがです
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/25(土) 22:48:13.92 ID:xsyJrwZG0

今回特に面白かったかも
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/27(月) 17:13:16.49 ID:7fcw2RNnO
結局妹は何なんだ?
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:20:45.07 ID:4B5gNcah0
とうかー
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:25:30.78 ID:4B5gNcah0

β


キョン「…………」

佐々木「……戻ったんだね」

キョン「……ああ。妹は……いや」

キョン「もう一人のおれと呼ぶべき、力のバックアップは今、帰属した」

佐々木「ただのバックアップなんかじゃないだろう。キミの妹さんはきっちりと役目を果たした」

佐々木「キミがこの世界に戻ってくることを疑わず、力を失ったキミの最後の希望の役割を持ち」

佐々木「こうして、キミに還り……希望を絶えさせなかった」

キョン「…………分かっているさ。単に予備の力としての存在なんかじゃない」

キョン「……孤独を紛らわせるためのバックアップだったはずが、いつの間にか妹になっていやがった」

キョン「あいつがおれだったなんて忘れていたほどに、あいつはおれの妹だった」

佐々木「……そうかい」

キョン「今だって……目を閉じればあいつの声が聞こえる気がするよ」

キョン妹『キコエルー!? キョンクーン!!』

キョン「ふっ……ここからって時に幻聴なんて笑えないよな」

佐々木「いや、キョン。すまない、僕にも聞こえているんだけど」

キョン「………………え?」

キョン妹『アハハー!! セマーイ! ヤッパリダシテー!』

キョン「こ、こいつッ……!! な、なぜまだ妹としての意識がある!?」

佐々木「……長い間、妹として染み込んだ意識はそう簡単にはなくならないのかもね」

キョン「おいおい冗談じゃねえぞ。これ、いつかおれの体がこいつに乗っ取られちまうんじゃ……」

キョン妹『! ソノテガアッタカ!!』

キョン「ッ!? ぬかったッ!?」

佐々木「くつくつ、その様子なら寂しくなることもないだろうよ」

佐々木「……安心したよ」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:30:07.23 ID:4B5gNcah0

キョン「くっ……無駄に悩みが増えちまったが……まあいい」

キョン「どれ……」グッグッ

佐々木「どうだい? 力の具合は?」

キョン「……まっ、良くて5割ってところか」

佐々木「5割か……」

キョン「なに、問題ない。今、こっちの佐々木は『力』を持っていない」

キョン「これだけ使えりゃ十分だ。さぁ、佐々木、急ぐぞ」

佐々木「……待ってくれ、キョン」

キョン「……まだあるのか? 悪いが佐々木、これ以上は―――」

佐々木「キミを万全の状態にまで戻す。向かうのはそれからだ」

キョン「……おい、それは一体どういう―――」

佐々木「すぐに済む。時間は取らないさ。キョン、僕に手を合わせてくれ」スッ

キョン「…………待て」

佐々木「待っているのはキミだろう? さぁ、キョン早く手を出すんだ」

キョン「何を考えている佐々木? お前、なんで……」

佐々木「……これしか方法はない、と言い切るには早計だけど」

佐々木「時間がないこともまた事実だ。限られた時間での最大の効果はこの方法しかない」

キョン「…………」

佐々木「キョン、キミに―――」


















佐々木「僕の『力』を……全てを、受け取ってもらう」
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:34:26.41 ID:4B5gNcah0

佐々木「それなら……万全の、いやもしかしたらそれ以上の力になると……思いたいね」

キョン「……何故だ。そこまでする必要はないと言っているじゃないか」

佐々木「準備をしすぎるなんてことはないよ。常に不足の事態を想定し、できることはやっておくべきだ」

キョン「……すべきことじゃない。お前の『力』が……存在が消えてしまう事なんて!」

佐々木「消えなどしないさ。決して」

佐々木「キミという存在と同化するだけ。まるっきりゼロになるわけじゃない」

キョン「……そもそも、お前の『力』を受け取れるなんてこと―――」

佐々木「仮定の話を覚えているかい?」

キョン「―――ッ!」

佐々木「それに……それ抜きにしても、キミにできないとは思えないよ。キョンも分かっているはずだ」

キョン「……」

佐々木「キミは僕の親友だからね。余すトコなくきっちり受け止めてくれよ」

キョン「佐々木……」

佐々木「くつくつ……同じ世界に僕は二人もいらないよ。僕だってドッペルゲンガーを拝みたくはないしね」

佐々木「だから、この世界の僕のことはすべて任せる。大丈夫さ、信じてる」

キョン「…………」

佐々木「親友がバカをやっているなら、止めてやるのも親友の仕事だろう?」

キョン「…………ああ」

佐々木「頼んだよ親友。後はキミの中から見させてもらうことにするよ」

キョン「……ああ!」

佐々木「くつくつ、いい返事だ」

佐々木「さぁ……手を合わせて」スッ

キョン「…………」ピタッ

佐々木「…………ああ」

佐々木「やっと―――」パアァ

佐々木「―――キミとまた、一緒だ」ニコッ

キョン「……佐々木ッッ―――!!!!」






ドンッッッッ!!!!
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:38:23.21 ID:4B5gNcah0






周防「――――――?」ピクッ

朝倉「ッ、これ……この感じ……まさか!」






長門「…………………………おかえり」ゴオォッ!






藤原「ちっ、いい加減―――ッ!!?」

朝比奈(大)「…………よかった」ホッ

朝比奈「ふえっっっ!? も、もしかしてこれって……!」






橘「囲んでください!! あの、一番ヤバイメイドさ―――! さ、佐々木さ……いや、違う……?」

古泉「…………お待ちしていましたよ」












ハルヒ「…………ん」

佐々木「おや、涼宮さん。お目覚めかな? できれば、部室につくまでは眠っていてくれると助かるよ」
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:43:34.48 ID:4B5gNcah0

キョン「―――……」シュウゥゥ!

キョン「…………」

キョン「…………」グッグッ

キョン「万全……以上だぜ。佐々木、妹よ」

キョン「……ありがとう」

キョン「けど……お前らの存在が……」クッ






キョン妹『ヤッタネ! キョンクン!』

佐々木『さぁ、頑張り給えよ親友』






キョン「…………なんか体の中がうるさい」

佐々木『おっと、妹さん。キョンの集中が乱れるといけないから静かにしていようか』

キョン妹『ハーイ!』

佐々木『僕と向こうで遊んでいよう。静かにね』

キョン妹『ワーイ!』

キョン「向こうってどこだよ。めちゃくちゃ気になるだろうが」

キョン「マジでおれの妄想から成る幻聴とかだったら勘弁してくれよ……ったく」

キョン「まぁ……誰かがいてくれて心強いってのは確かだ」フッ

キョン「……待ってろハルヒ。すぐに―――行くからよッ!」シュン!!












ガサッ

「…………主よ。やはり、あなたであったか」
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:48:43.10 ID:4B5gNcah0

α


ヤスミ「はー! 楽しい! いえ、楽しすぎましたっ!!」

キョン「遊びつくしたな。この『キョンくんワンダーランド』を」ククク

ヤスミ「そんな名前だったんですねっ!? プチ衝撃ですっ!」

キョン「それで、まだ乗りたいアトラクションでもあるか? それとも……」

ヤスミ「いえっ! 仰る通り遊びつくしましたっ!! すっっっごく楽しかったです!!」

キョン「そうか。そりゃよかっ―――」

ヤスミ「ですので! 次は宣言通り、あたしがとっても素敵な場所へ連れて行ってあげますっ!」

キョン「そりゃいいが、そんなにハードルをあげて大丈夫か?」

ヤスミ「大丈夫です! きっと先輩も喜んでもらえると思いますっ!」

キョン「へー、そりゃ……楽しみだ」

ヤスミ「フフ、では向かうとしましょうか!」

キョン「おう、んじゃ夢の国とはおさらばだ」パチンッ!

ヤスミ「あぁー! 名残惜しいですが……仕方ないですねっ! また……」

ヤスミ「また…………」

キョン「……ああ、連れて行ってやるよ。また、何度でも」

ヤスミ「! それは……それはとっても嬉しいです!! 是非っ、また!」

キョン「ああ、約束だ」

ヤスミ「はいっ! 約束!! ちゃんと守ってくださいね!!」

キョン「当然だ」

ヤスミ「……それじゃ、行きましょうか」

キョン「ワープで行くか?」

ヤスミ「いえ! お散歩しながら行きましょう!」

キョン「団活の集合時間に間に合うか?」

ヤスミ「あっ! え、っと……その、多分、大丈夫……だと」

キョン「……まっ、間に合わなけりゃその時考えりゃいいか」

ヤスミ「! ありがとうございますっ! それじゃ先輩っ! こっちです!」タタタッ!

キョン「……やれやれ」
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:54:17.43 ID:4B5gNcah0

ヤスミ「フフ、ねぇ先輩。先輩はSOS団のどんなところが好きなんですか?」スタスタ

キョン「なんだ藪から棒に。そのおれがSOS団を好きである前提の質問は?」スタスタ

ヤスミ「違うんですか?」

キョン「…………理由なんかねえよ」

キョン「おれが居たいと思える場所がSOS団だ。それだけさ」

ヤスミ「……ひゅー」

キョン「冷やかしてんじゃねえよ」

ヤスミ「いやいや! 滅相もないですっ! なんというか、すごい、信頼関係だなぁ、って!!」

キョン「そうか?」

ヤスミ「理由なんてない。ただ、この人たちと一緒にいたいだけ……」

ヤスミ「こう、言葉を交わさずとも互いが互いを理解しあえる関係……みたいな?」

キョン「(確かに言葉を交わす必要はないっちゃないが)」

ヤスミ「そうそう、こんな風に直接脳内に……脳内にっっ!?」

キョン「どうしてそんなことを聞くんだ?」

ヤスミ「いやぁ、なんとなくですよっ! 特に深い意味はありませんっ!」

キョン「そうかよ」

ヤスミ「ですっ! でも、羨ましいなぁそんな関係……」

キョン「お前も入ってくりゃいい。入団テストをとっとと終わらせてな」

ヤスミ「……フフ。そうですねっ!」

キョン「最後らへんにゃSOS団ガチンコタイマン5連戦があるだろうから、頑張れよ」

ヤスミ「そんな武闘派集団でしたっけ!!?」ガーン!
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 20:59:44.32 ID:4B5gNcah0

キョン「んで……今おれたちが向かってる場所だが」

キョン「どうやらおれの知っている場所っぽいんだが……」

ヤスミ「おやっ! 聡明な先輩は何かに気付かれましたかっ!!?」

キョン「いや、なんというか……この登り慣れた坂道の先にあるのは一つしかないというか」

ヤスミ「流石!! 名探偵ですか!?」

キョン「妙だな……当たり前のことを言っただけなのにこの反応」

ヤスミ「そう! 先輩の推理通り、今からあたしたちが行くのは―――!」

ヤスミ「SOS団の本拠地、文芸部室ですっっ!!!」

キョン「…………」エー

ヤスミ「なんですかっ!? その微妙に嫌そうな顔は!?」

キョン「……素敵な場所って言ってたじゃねえか」

ヤスミ「とっても素敵じゃないですか!! 先輩だって居たいと思える場所って言ってたじゃないですかっ!」

キョン「それとこれとは……ってか本当になんで部室だよ。今更部室で不思議探しか?」

キョン「ま、確かにあの空間は異空間化してよく分からんモンで溢れ―――」

ヤスミ「先輩っ」

キョン「―――お?」

ヤスミ「行きましょうっ!」ニコッ

キョン「……だから、なぜ部室なのかの説明をだな」

ヤスミ「行けば分かりますよ。きっと!」

キョン「……分かったよ。行けばいいんだろ」

ヤスミ「はいっ! それできっと―――」

ヤスミ「先輩の知りたいことが全て分かるはずですから!」

キョン「…………ほう」
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/09/01(土) 21:00:36.83 ID:4B5gNcah0
ここまでー!
随分読みにくく、ややこしくなっていると思います……すいません
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/01(土) 22:18:16.37 ID:oaIxPYYfo
乙です
妹ちゃん流石です
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 03:52:03.55 ID:K+WyfZAQO
キョンの中のあっちってマジでどこだよww
……俺も気になるじゃないか
……気になって気になって夜も10時間しか寝れそうにないよ
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/09/02(日) 10:24:17.63 ID:yzxWKbfF0
乙です
いよいよクライマックスって感じ
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/15(月) 08:37:08.38 ID:X1uAxpU1o
速報復活!!更新待ってます!!
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/20(土) 09:05:57.21 ID:AOBRCSVmo
速報が復活したの気づいてる?
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/22(月) 21:25:57.27 ID:SJMaEKI00
やっと復活したか…続きをいつまでも待ちます
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/25(木) 22:12:04.43 ID:FiCxOpT7O
お久しぶりです 1です
突然ではありますが、このシリーズSSをここで打ち止めとさせて頂きます。
理由として、投下ペースの大幅な減少、それに伴う読者さん離れ等々ありますが、完結までの構想が浮かんでいないことが一番の原因といえるでしょう。
そんなわけで、勝手ながらこのSSはここまでとなります。
ありがとうございました
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/25(木) 22:14:09.80 ID:ld4BgpSgo
雑ななりすましだな
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 18:38:21.69 ID:kGOb8XbDO
色々な点から見てだいぶなりすまし臭いな...
まあ本物の>>1なら少なくとも後何回かは返信してくれるでしょ
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/26(金) 19:09:39.45 ID:gYbUMHqa0
なりすますならもうちょっとちゃんとしてほしいな
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/10/28(日) 12:36:25.40 ID:rPm7YkjoO
続きの投下予定はありません。
申し訳ありませんが事実です。
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/28(日) 14:30:12.40 ID:dvCNP1fbo
しつこい
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/30(火) 11:47:37.51 ID:MuDzDvugO
書きたいことが山ほどあるっていってたんだから、ねぇ…
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/01(木) 19:58:37.39 ID:gMHJUiKQO
投下をお待ちいただいている読者の方がおられ、
大変喜ばしい気持ちではあるのですが、いかんせん投下をする、できる状態にはなりませんでした。
ご指摘の通り、書きたい事はまだまだあるのですが、書くことは叶いそうにありません。
しつこいようで申し訳ありませんが、このシリーズはここで幕引きとなります。
拙いSSにお付き合いいただき、ありがとうございました。
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 20:19:21.68 ID:iDjk5p0Bo
下手でバレバレな成りすましですね
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/01(木) 21:05:22.38 ID:7ITfuODDo
いい加減うざい
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/08(木) 18:05:44.48 ID:Aw/BVMqw0
ageたら気づくかな
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/11/24(土) 19:54:54.39 ID:GHYwKNfko
待ってるや
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/11(火) 23:57:56.81 ID:N8AfzWPxo
待ち
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/19(水) 20:38:39.07 ID:PP1dCK3oO
作者が書くモチベーションがなくなったって言ってんだから
諦めな
代わりに書いてやろうか??
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 03:19:48.78 ID:Ku8yzCgXo
どうみても作者じゃないし消えろ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/20(木) 06:28:14.54 ID:N57QbOaP0
しばき倒すぞボケ
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/21(金) 23:48:41.03 ID:pUzjkv+PO
面白いんかこのSS
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/12/28(金) 16:37:18.48 ID:eSKt5stgO
面白くないならみなきゃいいのに
そんなに構って欲しいのか?
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/01(火) 20:06:33.92 ID:2+vmZsMh0
2019年明けました、しかしながら気長にお待ちしています。頑張って!
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/01/09(水) 20:25:26.03 ID:kI4iHn4nO
初期のような楽しみながらの投下はもうないんやなって...
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/01/22(火) 00:15:54.78 ID:B+2JF9u/O
なんかいなくなったって既成事実を作ろうとしてる奴がいる気がするが...
とりあえずいつまでも全裸で舞ってる
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/03(日) 12:26:00.67 ID:ACsNSjtl0
いつまでも待ってる
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/07(木) 14:22:37.19 ID:ewVy8aV6O
留年したけど待ってる
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/07(木) 14:49:37.59 ID:J6Jv9ggAo
あの宣言は本物だったのかな、とも思えてきたけど、いつでも戻ってきてくれていいんだからね
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 20:15:02.64 ID:59i/6nocO
あの宣言の正体は十中八九このスレの最初の方から粘着してたsageない荒らしだろ
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/02/08(金) 19:13:19.42 ID:8bqm5OLD0
ずっと待ってるよ
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 17:53:52.31 ID:70NjeE9P0
待ち続けます
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/13(水) 02:18:13.73 ID:8mRoumSN0
まってる
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/17(日) 17:17:04.30 ID:RuZrfqZR0
ずっと楽しみに待ってるんだがまだか?
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/22(金) 22:14:28.70 ID:i/8PvItM0
待たれよ
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 14:56:51.47 ID:6OBc1IRUO
まだ待つのか。懲りないな
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/30(土) 19:20:08.44 ID:deqPM5tlo
普通待つだろ
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/04/20(土) 12:51:47.46 ID:Dp7ZY0Y9O
まだあっなのか、、、
本家の方が年単位だったしまだ一年経ってないんだから待つのもヨユーヨユー
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/07(火) 08:20:32.73 ID:CScDf93x0
楽しみにしてる
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/05/29(水) 10:01:32.63 ID:WgZGdthgO
留年したから待ってる
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/06/01(土) 07:34:25.65 ID:rg15d5WEO
畳むなら畳むでいいし、理由あってのことだろうし
ただせめて一言はほしいよね
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/06/21(金) 21:36:41.06 ID:8b5/suJSO
書きたいストーリーまだまだある言うてたし何かしらあるんだろう
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/07/06(土) 15:43:00.40 ID:rpYT0QLr0
ss作者ゴンベッサとは何者か?
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/08(木) 00:30:01.95 ID:B6W+wWnX0
原作待ってる期間に比べりゃ余裕のよっちゃんよ
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/08/21(水) 10:08:30.46 ID:saRAT8WQO
まぁ待てるわな
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/09/28(土) 15:40:54.94 ID:BgfMh/Hc0
もう無理か
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/15(火) 20:39:18.16 ID:Dnhw2iRj0
久しぶりに見に来た
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:10:08.80 ID:mck6s8wm0
一年強……誠に申し訳ございませんでした!
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:11:34.16 ID:mck6s8wm0

β


ガチャ


佐々木「ふぅ、やっと着いたよ。涼宮さん、ここがあなたの定位置だろう?」トサッ

ハルヒ「…………」

佐々木「……くつくつ、団長席がよく似合うこと。さすがは団長様だ」

佐々木「さて……始めようか」

佐々木「返してもらいます……その『力』を―――」スッ












パシィッ!!











佐々木「――――――おや。私と違って……」

ハルヒ「……何、してんのよあんた」

佐々木「随分芝居が上手ですね。狸寝入りしていたとは……おはよう涼宮さん。いつから目を覚ましていたの?」

ハルヒ「生憎、たった今目覚めたとこよ。あまり良い目覚めとは言えないみたいだけどね」

佐々木「それはお互い様。できればあなたが眠っている間に全てを終わらせたかった」

ハルヒ「…………」
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:16:32.02 ID:mck6s8wm0

佐々木「さて、どうしたものでしょう……お茶でも淹れましょうか?」

ハルヒ「……有希は、みくるちゃんは、古泉くんは」

ハルヒ「キョンは……どうしたのよ!!?」

佐々木「団員思いの、心優しい団長のようでキョンが羨ましいです」

佐々木「安心してください。彼らは無事です。今も恐らくこの場に向かっているはずです」

ハルヒ「…………」

佐々木「ええ、信用いただかなくとも直に分かります。もうすぐ側まできてる」

佐々木「だから急がないと……」

ハルヒ「……あんたたちの目的はあたしだってことは分かったわ」

ハルヒ「でもその理由が分からない。あたしに何の用があるってわけ? SOS団の団長の座でも狙う暗躍組織かなにか?」

佐々木「まさか。そんな大それたこと、わたしたちにはできません」

佐々木「ただ、あなたが持っているものをお返し願いたいだけです」

ハルヒ「あたしの持ってるもの……? あんたに返すようなモノなんて持っていないわよ!」

佐々木「……いいえ。あなたが知らないだけで持っているんです」

佐々木「この世界全てに関わるほどの、大きな『力』を……」

ハルヒ「……それ、って」

ハルヒ「やっぱりSOS団の団長の座―――!!」バッ!!

佐々木「ではなく」

佐々木「意図的か無意識かは判りませんが、あなたが認識をせず巻き起こった不可思議な出来事……」

佐々木「その全ての原因……涼宮さん。それがあなた」

佐々木「あなたの持つ『力』が起こしたものなのです。といっても自覚はないでしょう」

ハルヒ「…………?」
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:21:02.50 ID:mck6s8wm0

佐々木「……理解できない。いや、無意識のうちに認識しないようにしているのでしょうね」

佐々木「この世界の根幹に触れることから、あなたは無意識に逃げている」

佐々木「……気づいてはいけないことから」

ハルヒ「……何のことよ」

佐々木「……全てですよ」

佐々木「こうなるのも、あなたが望んだ結果でしょう? 涼宮さん」

佐々木「いや、こうなるのも、というよりは―――」

ハルヒ「長々とうるさいわね!! 結局! あんたは何が言いたくて何がしたいわけ!? プロレス? 上等よ! かかってきなさい!」バッ!

佐々木「……分かりました。一瞬で終わらせましょう。あなたとわたしが触れれば……」スッ

佐々木「それで、終わり―――さあ」

ハルヒ「どぉおりゃぁぁああああああ!!!」ダッ!

佐々木「『力』を……返―――」


















ガチャ
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:26:59.98 ID:mck6s8wm0

α


ヤスミ「るんっ、るんっ♪」

キョン「ご機嫌だな、いい加減部室棟の階段も登り慣れたろ」

ヤスミ「いえいえっ! 我らがSOS団の部室に向かう足取りはいつでも軽快なものですよっ!」

ヤスミ「たとえ100キロの重しを背負おうと、その歩みを止めることはありませんっ♪」

キョン「そうか」スッ

ヤスミ「っッ!!?」ズシッ

キョン「今から重力5倍な。果たして軽快な足取りは維持できるかな?」ククク

ヤスミ「なっ、なぜそんなことを……ハッ! わ、分かりました先輩……入団試験、ですねっ!?」グググ!!

キョン「たぶんどこの軍隊でも採用してねえよ。そんな試験」

ヤスミ「さ、さすがはSOS団……この重力下でいつも過ごされていたとは……っ!」

キョン「色んな意味で重たい受け止め方するなぁ、お前は」

ヤスミ「ならっ! 絶対、突破してみっ……あれっ? 軽くなった……重力5倍に早くも適応できた!!?」パアァ

キョン「水を差すようで悪いが、既に重力は元通りだ。そうまでして部室に行きたいならもう止めねえよ」ハァ

ヤスミ「嫌がらせっ!? 嫌がらせだったんですか!? もーっ! 素敵な場所って言ってるんですからやめて下さい!!」

キョン「へいへい。もうしねえよ…………多分」

ヤスミ「絶対ですっ!!」

キョン「へいへい」

ヤスミ「まったく! こまった先輩です!」

キョン「困らせられてるのはどっちだと思ってんだ」

ヤスミ「団長、ですかね?」

キョン「……強く否定はできないな。俺の普段の行動を振り返ると」
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:30:31.51 ID:mck6s8wm0

ヤスミ「ここですっ!」ジャン!

キョン「知ってるよ。今更過ぎるだろう」

ヤスミ「いやー! 何度見ても荘厳で雰囲気のある扉ですよねっ!」

キョン「それは部室棟を設計した人に対する最大の賛辞だが、どうみても普通の扉だ」

キョン「で、入り口についたわけだが……中に誰かいたりするのか? なんかのサプライズがあるんだよな?」

ヤスミ「フフ。どうでしょう? 逆に扉を開けて誰がいたら嬉しいですか!?」

キョン「……そうだなぁ」

キョン「俺」フフ

ヤスミ「なんか怖い!!! どういう思考回路でその答えに!!?」ヒィッ!

キョン・キョン「「いやなんか新鮮だろ? 自分と出会うってさ」」

ヤスミ「今!! 今先輩と先輩がいますけどっ!!!?? 不自然な新鮮さ!!」

キョン「まぁ……誰でもいいさ。誰もいなくてもいいが」

ヤスミ「そうですか?」

キョン「素敵なことになるんだろ? それならいい」スッ

ヤスミ「―――はいっ! きっと!!」

キョン「……やれやれ」


















ガチャ
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:34:56.79 ID:mck6s8wm0

β


古泉「帰ってきたようですね……彼が!」

新川「いやはや、流石と言うほかありませんな」

圭一「ふっ、二人共……っ!」グッググ!

裕「悠長に話す前に、も、森さんを止めるのを手伝ってくれ!! このままじゃ相手に死者がでるッ!!」ググッ!

森「フゥウウゥウゥウ……!!!」シィィィイイ!!

新川「……仕方ありますまい。ここは私共が引き受けます。先に行きなさい、彼女のもとへ」

裕「は、早くっ……!」

古泉「しかし、ああなった森さんを止めるのは4人がかりでないと危険です」



橘「あれ? もはやこっちは敵と見なされてない……?」

橘「チャ、チャンスですよ皆さん! さあ、起きて! 起き……頑張りましょう!!?」



裕「ッ、構わ、ないよッ! それよりも……」グググ!!

圭一「心配なんだろう? 団長のことが。早く行ってあげなさい」ググッ!

古泉「…………」












バリンッ!!
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:39:04.04 ID:mck6s8wm0

長門「……侵入完了」シュタッ!

古泉「っ!? 長門さん!! ご無事でしたか!!……よかった」

長門「あなたも……無事でよかった」

古泉「……ええ、お互いにね」

長門「……彼が」

古泉「ええ、戻ってきたようです。そしておそらく向かうべき場所は一つ」

長門「部室」

森「…………長門さん」

裕・圭一「「喋ったっ!?!?」」ビクッ!

森「古泉を……よろしくお願い致します」

古泉「森さん……」

長門「……任せて」ガシッ

古泉「……え?」

長門「振り落とされないで」ドンッ!!

古泉「ちょ―――」グンッッ!

新川「……儚い残像ですな」

裕「急加速が過ぎるね長門さん」

森「さあ。古泉が抜けた分、さらに気を引き締めてください。相手の戦力は強大です」

圭一「もう向こうさんは瀕死のような……というより過剰戦力はこっちだね」












橘「うわあぁあん!!!  ものすごいスピードで一樹くんの残像が見えたぁあ!!?」

橘「こっちには戦える戦力はもう…………グスン」

橘「佐々木さん、藤原さん、すいませんーー!! 突破されちゃいましたぁあ!!」ウワァアン!












森「……では仕上げですね」ポキポキ

裕「まだやるの!?」ガーン!
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/10/18(金) 23:41:14.14 ID:mck6s8wm0
ここまでー
間が空きすぎて申し訳ないです。
超不定期投下は変わらないので、何卒よろしくお願い致します。
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/18(金) 23:44:18.75 ID:/kHH0/wR0
まさかの復活
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/19(土) 00:05:44.23 ID:9gXcJo4GO
ageかと思ったら更新だと…
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/10/20(日) 04:50:05.50 ID:9RLDuDjZO
めっちゃ久々…
これからも楽しみ
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 18:22:26.45 ID:2VRmF1iho
再開めっちゃ嬉しい!!!
楽しみに待ってます!
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/10/21(月) 22:03:59.18 ID:Jm87o1P1o
待ちわびてた
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/15(金) 22:06:09.27 ID:440AbjfN0
復活に感謝
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/20(水) 08:13:58.19 ID:ORpFCgXrO
再会ありがと!!!
乙!
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/12/04(水) 00:56:18.05 ID:lXQR1rYs0
舞ってる
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/11(土) 12:51:14.67 ID:18LLuTMNo
明けましておめでとうございます。今年も更新楽しみに待ってます
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 15:55:57.64 ID:627d1+TqO
おいおいマジかよ......久々に見に来たら更新されてるじゃねえか
待ってたぜ!!乙!!
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/17(金) 16:06:13.41 ID:PSUVuWEM0
連投すまんが、そういえば打ち切り宣言してたあいつはやっぱり荒らしだったんだな......
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/17(金) 22:04:44.75 ID:jP7sWmcf0
あけましておめでとうございます。
まだ見ていただけている方がいて感激です。
今から書いてきますので明日には投下します。
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 03:03:33.73 ID:NWuEEtJko
待ってる
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:29:05.86 ID:LMHgtr340

β






キョン「(長門、朝比奈さん、古泉……皆既に北高に)」シュ―――

キョン「(―――すぐに行くッ!)」―――ン

キョン「ッ―――!!」ビタッッ!!

キョン「北高到着! んで閉鎖空間か……ふん!」ガシッ!

キョン「うおぉお……ッ!!!」グググ!!

キョン「閉鎖空間ッ……入らせろッ!!」グイィ!






シュパッッ!






キョン「神人がいねえ……また亜種の閉鎖空間か……!」

キョン「ハルヒっ! どこだっ! 部室か!?」

キョン「待てよ佐々木、まだ間に合えよ……ッ!」

キョン「終わらせるんじゃねえぞ―――!」シュン!
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 12:35:58.69 ID:a/Twomppo
きたーーー!!
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:36:29.22 ID:LMHgtr340

古泉「くっ! ッ! うわッ!」ガッシィ!

長門「……落ちないで」ビュンッッ!!

古泉「そ、そう思われるのでしたらす、少し速度を落と―――!」

長門「あれは」ビタッッ!

古泉「それは急すぎッッ!!?!?」ズザザッッ!!

長門「朝比奈みくる。同じく異時間同位体」






藤原「ッ、離せッ! 僕は為すべきことが―――!」

朝比奈(大)「女の子に向かってそんな口の利き方しちゃダメでしょ!」

藤原「お、女の子なんて齢じゃ……」

朝比奈(大)「……それ禁則事項よ?」グイッ

藤原「ぐうっ!?」

朝比奈「あ、あの! お姉ちゃん、やりすぎは……あの!」

朝比奈(大)「みくるちゃん、わたしはこの人と大事なお話があるの」グイーッ

藤原「……ッ!ッ!」

朝比奈「ギブアップ寸前のような……」

朝比奈(大)「あなたは行かなくちゃ行けないでしょ? だから、行きなさい」

朝比奈(大)「……素敵な素敵な、団員たちと」クスッ

朝比奈「えっ―――?」グイッッ!

長門「―――」チラッ

朝比奈(大)「お願いします。長門さん」

長門「―――任された」ビュン!!

朝比奈「ええぇえええええぇぇぇええぇえええええ!!?!?」ギューン!

朝比奈(大)「頑張って、みくるちゃん。長門さん。あと……」

古泉「――――――」

朝比奈(大)「何故か既に瀕死だった古泉くん……」

藤原「………………ッ」プルプル

朝比奈(大)「あら? 何故かこっちにも瀕死の人が」パッ

藤原「……ど、どの口が……」ガクッ
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:43:43.74 ID:LMHgtr340

朝比奈「ななな、長門さん!! よかった! 無事だったったたた」ギュウ!

長門「あなたも。今は喋らない方がいい。掴まっていて」タタタッ!

朝比奈「で、でも、古泉くんが……こんなボロボロにされて……」ヒック

古泉「……」

長門「これは………………」

長門「……彼は勇敢だった」

朝比奈「びえぇえぇえええん!! こっ、古泉くぅううぅん!!」

古泉「……ハッ!? ま、まだっ! まだ生きていますから!! 大丈夫ですから!」

朝比奈「ひえっ!? し、死んだはずの古泉くんが喋っ……」

古泉「死亡認定が早い!!!」ガーン!

朝比奈「キュウ……」

古泉「朝比奈さーーん!!! 長門さんの両脇はどちらか気絶しなきゃいけないルールなんですか!!?」

長門「そんな風にした覚えはない」

朝比奈「……ハッ! だ、だめっ! 涼宮さんを助けにきたんだからこんなところで気絶なんて」ブンブン

古泉「……随分と、頼もしくなられたようですね。僅かな間に」

長門「それはあなたも」

古泉「そうでしょうか?」

長門「うまくは言えない。しかし、言語化するなら……」

長門「……しぶとい?」

古泉「……え? あれ? 悪口ですか?」

長門「情報の伝達に齟齬が発生した」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:50:22.76 ID:LMHgtr340

古泉「この階段の先に……っ!」

朝比奈「涼宮さん……」

長門「彼がもう先に―――」ダッ!!






キョン「―――着いたッ!」シュン!

キョン「……ふー―――!」



『頑張って! キョンくん!!』
『任せたよ、キョン』



キョン「―――ッ!!」ガシッ!












キョン「―――ハルヒ!!!!!!」












ガチャ
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:51:52.15 ID:LMHgtr340












キョン「「あっ?」」












グニャァアァン












キョン「――――――ッ!!?」
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 12:58:49.35 ID:LMHgtr340

キョン「―――はっ!?」

佐々木「―――……なるほど。おかえり、と言ったところかな。キョン」

ハルヒ「あっ? えっ? あれっ? あっ、キョン……キョン!!?」

キョン「こりゃ…………そうか、やっぱり」

キョン「そういうことかよ――――――ヤスミ」

ヤスミ「…………フフ。素敵でしょう?」






ハルヒ「キョン! あんた今まで一体どこに……いや、ヤスミちゃんと不思議探索に……ヤスミちゃん? あれ?」

ハルヒ「あたしなんで部室……えっ? ちょっと、これ、どういう……時間が……??」

佐々木「やあキョン、間に合ったみたいだね。やはりキミは僕の予想通り、この世界に戻ってきた」

キョン「かなり苦労させられたし、お前にも助けられて、俺はここにいる」

佐々木「くつくつ、どこの世界でも僕はキミの親友だからね。親友を助けないやつがどこにいる」

キョン「その親友に苦労させられたんだがな」

ハルヒ「ね、ねぇキョン……ちょっとあたし、おかしいかも……頭の中が、変」

キョン「あぁ、俺もだよ。どういう理屈か説明しづらいが、俺たちの記憶に2つの世界の記憶が混じっていやがる」

キョン「そしてそのどちらともが、確かに正しい記憶だ。だからこそ、理解ができないんだろう」

ハルヒ「そ、そうよ……あたしは有希と不思議探索してて、でもこの部室であの人と……」

佐々木「言わばα世界線とβ世界線。この2つの記憶がキョンが扉を開けた時に繋がり一つとなった」

佐々木「そして今、β世界線で『力』を失ったままの僕が存在し、同時に」

佐々木「α世界線にしか存在していなかった『彼女』もここにいる」



ヤスミ「……」



佐々木「よって、どちらの世界線とも言えない新たな世界線が誕生したことになるね」

ハルヒ「ヤスミ、ちゃん……あなた、一体……」

ハルヒ「何者、なの……?」

ヤスミ「……やだなぁ、団長」

ヤスミ「あたしはわたぁしですよ。ずっと」

ハルヒ「そうじゃ、なくって……」

ヤスミ「…………」
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 13:02:34.71 ID:LMHgtr340

ビシイッッ!!!!!



ハルヒ「きゃっ!? なに!? 亀裂の入った音が……」

キョン「時空間にも影響が出ているんだ。直に時間振動が起きるぞ」

佐々木「やれやれ、随分とややこしい状況になったものだ。キョン、キミの想定通りかい?」

キョン「こっちのセリフだ。佐々木、どこまで思い描いていた?」

佐々木「少なくとも……この場に『彼女』がいるような場面は想定していなかったよ」

ヤスミ「……」

キョン「誰にとってもイレギュラーだったってことだ。ヤスミ、この一連の黒幕はお前みたいだぞ」

ヤスミ「役者不足ですよっ。あたしはそんなんじゃありません。ただのSOS団の入団希望者です」

ハルヒ「そもそも、一体これはなんの―――」






古泉・朝比奈「「涼宮さんっっ!!!」」






ハルヒ「みくるちゃん! 古泉くん!! 有希!!!」

長門「間に合った……」

朝比奈「よかった、よかったですぅ……!」

古泉「本当に……よかった」

キョン「皆……よく……本当に……ッ!!」

キョン「……ありがとうと言いたいところだが、長門。両脇に抱えている二人を下ろしてやらんと締まりがない」

ハルヒ「確かに。気にはなってた」

長門「迂闊」スッ

古泉「これは失礼いたしました」

朝比奈「わわっ、ご、ごめんなさい。そう言えばそうでした」

佐々木「……本当に面白い人たちだね」
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 13:06:58.36 ID:LMHgtr340

佐々木「どうやら、僕の友人たちは置いてけぼりにされたらしい」

キョン「ここはSOS団のホームだ。分が悪い」

ハルヒ「ちょっと! さっきから置いてけぼりなのはあたしよ! キョン! みんな揃ったんだし訳を―――!」

キョン「こいつは俺の親友で、現状敵。以上だ」

ハルヒ「簡略的すぎるっ!! 全然意味が分からないわよっ!!」ガーン!

朝比奈「あれ? 古泉くんと不思議探索してたわたしは……あれ?」

ハルヒ「そう、それよみくるちゃん! あたしもその疑問について詳しく聞きたいのよ!」

古泉「同じく僕もですが……涼宮さん。どうやら悠長な時間は残されてはいないようです」






ビシビシィッ!!






朝比奈「ひっ!」ビクッ!

ハルヒ「また……っ!」

長門「世界線の統合に加え、涼宮ハルヒに帰属しつつある『力』が制御できていない」ボソッ

キョン「さらにここは閉鎖空間。不安定すぎるな」

キョン「佐々木。どうやら勝負はついたようだ。お前の仲間はここにいない。『力』も残っていない」

佐々木「……」

キョン「観念するんだ。お前たちの計画は失敗だ」

佐々木「……くつくつ」

キョン「長門、俺はこれから空間制御に移る。この世界を崩壊させないためにな。サポートを頼む」

長門「了解した」

古泉「涼宮さんもこちらへ。なるべく彼の近くに……」

ハルヒ「う、うん。ヤスミちゃんあなたも―――」

佐々木「何を言うかと思えば―――」





454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 13:08:34.06 ID:LMHgtr340












佐々木「仲間なら、キミが連れてきてくれたじゃないか。キョン」

ヤスミ「――――」












佐々木「いやむしろ、キミを連れてきたと言うべきかな? なんとも嬉しい誤算だ」

キョン「――――――なっ」

朝比奈「えっ―――う、そ」

古泉「まさか……っ!」

長門「……」

ハルヒ「…………ヤスミちゃん?」

ヤスミ「……ごめんなさい。先輩方」

キョン「ヤスミ……そうか…………お前は」

ヤスミ「……」

キョン「勘違いしていたのか……お前は……―――」
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 13:10:09.80 ID:LMHgtr340


















キョン「『佐々木』……だったのか」

















456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2020/01/18(土) 13:11:12.77 ID:LMHgtr340
ここまでー
ということで、皆さまもうしばらくお付き合いをお願い致します。
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/01/18(土) 13:13:13.65 ID:a/Twomppo
乙です!
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