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凛「行くわよセイバー!」アーチャー(言えない…!実はアーチャーとか言えない…!)
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13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/26(火) 19:04:20.02 ID:YsXR7hfZ0
アーチャー「実は真名を思い出した。マイネームイズエミヤ」キリッ
凛「”エミヤ”…?そんな英雄いたかしら?」
凛「どこの出身?」
アーチャー「そこまでは思い出せないが元魔術師で固有結界と剣をいっぱい出せる宝具を撃てる」キリッ
凛「キャー☆さすがセイバー!剣戟の局地みたいな宝具ね!」
アーチャー(言えるか…!こんな純真な目に残酷な真実なんて伝えられるわけもない…!)
アーチャー(ああ…!誰か助けてくれ!)
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/26(火) 19:05:33.30 ID:YsXR7hfZ0
凛「紅茶、お代わりいる?ついでに入れてあげるわ?」
アーチャー(そして優しくするな!余計に心が痛い!!)
15 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/12/26(火) 19:06:16.28 ID:YsXR7hfZ0
アンリミテッド今回はここまでワークス。
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2017/12/26(火) 19:09:13.42 ID:9qoNn0YZO
期待
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 19:09:14.50 ID:tpnIat/O0
おつです
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 20:45:19.57 ID:WHqrlwog0
エミヤと聞いて一瞬たりとも士郎を思い浮かべないこの凛ちゃんはかなりポンコツそう
うっかりA+くらいになってそう
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 23:18:54.13 ID:suUxuiE4O
最優()より青タイツの方が強いんだよなぁ
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/26(火) 23:28:49.28 ID:rSXDEdSSO
他のサーヴァントも仕方なく付き合うのか そうけん使うんだから、勘違いもするわ
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 12:19:37.27 ID:QrmRvn+mO
セイバーはどうなるんだ……。ビームを撃ち出すからアーチャーか……
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 15:18:57.03 ID:5NztqY+/0
後発のおかげでそうでもなくなったけど、
一時期、「弓持ってる方が珍しい弓兵枠」って言われてたものな
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/27(水) 18:20:01.40 ID:+t6qSQr/O
ロビンなんて
アーチャーなのに弓持ってる!
とか言われたくらいだもんな
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/28(木) 10:02:49.12 ID:ANoMSQ69o
フェイトあんま詳しくないけどわろりん
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 01:25:54.92 ID:y/tDUseho
ほ
26 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/12/30(土) 04:08:55.83 ID:LoVHNju50
・・・・・。
〜次の日、早朝〜
凛「さてと!ねぇエミヤ」
アーチャー「…二人の時でも真名では呼ばないで貰えないかマスター?」
凛「そう?誰もいないならいいじゃない」
アーチャー「いやどこで聞き耳立てられてるかはわからないし、ブラフも張れない」
アーチャー「それに君も知っての通り、サーヴァントの真名が敵にバレていると対策をされる」
アーチャー「有名な英雄ほどその逸話や伝説に縛られる。弱点や戦法等を知られるというのは不利になる」
凛「そうだけど…でも”エミヤ”なんて英雄や神霊は私だって知らないくらいだし」
凛「大丈夫じゃない?」
アーチャー「やめてくれ」
凛「そう…」ショボン
アーチャー「…二人の時だけ、頻度が少ないなら、まぁ」
凛「そ、そう?」パァッ
アーチャー「ところでさっきは何を言いかけたんだ?マスター」
凛「あっ、えっとね、」
凛「あなたはまだ知らない街…冬木に来て間もないでしょ?」
アーチャー(いや里帰りだがね)
凛「バトルフィールドはよく知っておいた方がいいじゃない?」
アーチャー「そうだな」
凛「──ってことで!今日は街を案内してあげるわ!」
アーチャー「…心遣いありがとう。了解したマスター」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:11:21.99 ID:LoVHNju50
・・・・。
夜、例のビルの屋上。
凛「ここが!街全体を見渡せる場所よ!」ドヤッ
アーチャー「なんだ、こういう所があるなら色々と歩き回らなくても一番最初に連れてきてくれていれば」
凛「何言ってるのよ。あなたはアーチャークラスじゃないんだから、直接色々と見て回らないとわからないでしょ?」
アーチャー「…そうだったな。私はセイバーだったな」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:14:24.99 ID:LoVHNju50
凛「ほら、あそこが今日の朝散歩した植物園があるとこ」
アーチャー「ああ、早朝だったから人が居なくて静かで森林浴や木々の香りで頭がリフレッシュして落ち着けたな」
凛「で、あそこが一緒にランチした店がある所で」
アーチャー「ああ、猫がいた店か」
凛「で、あっちの辺が私とセイバーの服買ったりウインドーショッピングした時に一緒にクレープ食べた公園で、」
アーチャー「ああ、君と一口交換したクレープの苺が実に美味かった」
凛「あっちがさっき観に行った映画館!」
アーチャー「今流行りの甘い恋愛映画だったな。凄かったな、色んな意味で」
凛「で、さっきディナーを食べたフレンチレストランがあそこ」
アーチャー「あそこのシェフは中々いい腕前だったな」
凛「でしょー?」フフン
アーチャー「…マスター」
凛「なぁに?」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:15:43.88 ID:LoVHNju50
アーチャー「ひょっとしたら私が何か勘違いをしてるか、自意識過剰や認識不足かもしれないから尋ねるんだが」
凛「?」
アーチャー「今日ブラついたのは本当に単に街案内しただけだった、で間違いないな?」
凛「そうよ?」キョトン
アーチャー「…」
アーチャー「他意は?」
凛「ないわ?」キッパリ
アーチャー「…」
凛「え?他に何かある?」
アーチャー「いや…」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:17:51.28 ID:LoVHNju50
アーチャー「ちなみに冬木には他にも主要な施設等があったと聞いていたんだが何故そちらは」
凛「私は興味ないから案内しなかったわ?」
アーチャー「…そうかぁ…」
凛「どうしたのセイバー?何とも言えない顔で遠くを見つめちゃって」
アーチャー「いや何、もし将来君にいい人が出来た時、相手は大変なんじゃないかと思っただけさ」
凛「?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:21:45.65 ID:LoVHNju50
凛「で、どうだったかしら?冬木の街は?」ニコッ
アーチャー「…ああ、いい街、だよ。」
アーチャー(相変わらずな)
アーチャー「…そういえば、何故ここに連れてきたんだ?」
凛「え?」
アーチャー「ほら、私はアーチャーではないからここに連れてきてもらっても街の把握はできない…のではないかな?」
凛「いいじゃない。単に景色綺麗な所だから私が一緒に見に来たかったのよ」
アーチャー「…」
凛「どうしたの頭を抱えて」
アーチャー「いや…」
凛「?」
アーチャー(落ち着けオレ。逆に考えるんだ。鷹の目スキルで街全体の構造を把握できる所には連れてきてもらえたんだ)
アーチャー(ついでにマスターとの親睦も深まったんだそう意味なくデートもどきをしたわけじゃないオレだって楽しかった)
アーチャー「そう、ここからなら。私ならあそこの鉄橋のボルトの数すら数えられる」ブツブツ
凛「えっ!?そうなの!?まるでアーチャーみたいね!」
アーチャー「む、ああ…う、うむ…」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:25:21.66 ID:LoVHNju50
アーチャー「…」
アーチャー「あー、うむ…生前の私は目が良かったんだ…」
凛「ンkm先のボルトの数を数えられるぐらいに!?」
アーチャー「……今思い出したんだが、私の祖父はマサイ族的な血が入ってたらしい…」メソラシ
凛「へーすごいわね!じゃああなたはケニアの英霊なのかしらね?色黒だし!」
アーチャー「そうかもしれないな(棒)」
凛「んー…でもケニアとか周辺の国でセイバーで現界するような逸話を持ってたりエミヤって名前で伝わってる英雄や神様はいないし」
アーチャー(ああ。思いっ切り日本人だからな)
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:26:28.93 ID:LoVHNju50
凛「エミヤ、エミヤ…e-miya…近い名前もないわね。オニャンコポン(ガーナのとある宗教の神様、天空神)とか…掠りもしないし」
アーチャー(そうだろうとも)
凛「日本人名っぽいけど、日本の歴史や神道とかの神話や創作物でもエミヤなんて居ないし」
凛「…」ムー
アーチャー「…マスター、そろそろ冷える。帰らないか?」
凛「そうね!」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:27:52.35 ID:LoVHNju50
凛「あ、ねぇエミヤ」
アーチャー「何かね?」
凛「今日、楽しかった?」
アーチャー「…ああ。それは認めるとも」
凛「良かった!私もよ」ニコッ
アーチャー「…」フッ
・・・・・・。
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:29:53.05 ID:LoVHNju50
〜ランサー襲来。〜
ガキンッ!ガキンガキンッ!
アーチャー「全く…マスターの通う高校に謎の結界が張られているから生徒が居ない時に調査しようとしたら」
青タイツ「ハハッ、やるじゃねぇか赤いのッ!」
アーチャー「そちらもな青いチンピラ」
トレ-ス・オン
アーチャー「”投影開始”!」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:32:38.34 ID:LoVHNju50
青タイツ「にしてもわかんねぇな、お前のクラス何だよ?」
青タイツ「セイバーにしちゃあ剣筋が拙い。アーチャーにしちゃあ剣で戦うのは変だしよ」
アーチャー(変で悪かったな)
青タイツ「んー?双剣の英雄なんて居たかぁ?しかも…」
アーチャー「フンッ!」つ弓
青タイツ「おっと。弓まで使ってきやがる!」ヒョイ
青タイツ「──テメェ、ホントどこの英霊だ?」ニヤリ
アーチャー「当ててみろ。ハワイへご招待だ」ニヤ
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:34:01.16 ID:LoVHNju50
アーチャー「だが君のクラスは実にわかりやすいな」ヒュンヒュン!
青タイツ「そーだろーなー槍持ってるし。槍しか持ってねーし?」カキンカキンカキン!
アーチャー「これほどの槍手は世界に三人といまい」
青タイツ「あんまり褒めんな?照れるぜ」
アーチャー「”ランサー”。そして、その赤槍」
アーチャー「…察するにケルト神話、アルスターの英雄…”クー・フーリン”。」
アーチャー「ならばその手にある槍は相手の心臓を必ず穿つ”ゲイ・ボルグ”か」
ランサー「ご名答」ニヤリ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:35:20.28 ID:LoVHNju50
ランサー「…ところで。一ついいか」ブンッ
アーチャー「なんだね?」
ランサー「オレの勘だと『いやセイバーはぜってー違ぇ』とも思うし、『もっと他にやる事あんじゃねぇの?』って思うんだが」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:36:25.42 ID:LoVHNju50
凛「頑張れセイバー!ファイトよー!」
凛「ふれふれセイバー!フレフレセイバー!わー!」
凛「勝ったら御褒美に今日のディナーはあなたの好きな物でいいわよエミヤ…じゃなかったセイバー!」
凛「あと寒いから早くしてね!!」ヘックシュ
ランサー「さっきからオレを全力で和ませに来てるあの嬢ちゃんはアンタのマスターかい?」
アーチャー「やめろその話に触れるんじゃない」ブンッ
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:38:57.82 ID:LoVHNju50
ランサー「ま、とりあえずオレの真名もバレちまってるわけだし?」
ランサー「簡単に死ぬなよ…?」ニヤ…
アーチャー「!(宝具か!)」
ランサー「──その心臓、貰い受ける!!」
ゲイ・
ランサー「”刺し穿つ────」
アーチャー「くっ、」バッ
ロ-・アイアス
アーチャー「”熾天覆う七つの円環”!!」
ランサー「…」ピタ…
アーチャー「…?」
ランサー「見られた、か」
アーチャー「!?」バッ
士郎「あっやべっ」ダッ
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:43:04.35 ID:LoVHNju50
ランサー「一般人には原則見られねぇように聖杯戦争はやんなきゃいけねぇ」
ランサー「あの小僧にゃ死んでもらわなきゃな」ダッ
アーチャー「! 逃がすか!」
アーチャー「──”I am the bone of my sword.”…」
(体は剣で出来ている)
アーチャー「”Steel is my body, and fire is my blood.”」
(血潮は鉄で 心は硝子)
ランサー「あ?なんだそのめちゃくちゃな訳と拙い発音…ああ、お前の正体は近代の日本人か」
アーチャー「近代の日本人全員に謝罪して死ぬといい!」ピキッ
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/30(土) 04:46:58.26 ID:LoVHNju50
ランサー「悪ぃ悪ぃ。何だっけ?『心は硝子』で出来てるんだっけか?w」
アーチャー「殺そう。君は絶対今ここで殺そう!」
凛「エミヤー!いいわよ!宝具撃っちゃいなさい!」
ランサー「おーおー。わざわざお名前で言ってくれてるぜ?エミヤくん?」ニヤニヤ
アーチャー「黙りたまえ。あとマスターちょっとあとでお話がある!!」
凛「? わかったわ!」
43 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2017/12/30(土) 04:49:53.47 ID:LoVHNju50
アイアムダボーンオンマイ今回はここまで
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 05:26:07.28 ID:th+VUaq4o
おつ
うっか凛どころじゃねぇ!?
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 06:05:58.21 ID:n+kEKXhGO
アンリミテッド乙
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 07:05:21.80 ID:OwTA5saVO
途中コブラがいましたね…
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 09:41:05.60 ID:xYWJZJ8T0
乙です
この段階だと真名ばれたところで日本人、エミヤで調べても切嗣くらいしか行き当たらないだろうから特に問題は……
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 09:41:47.89 ID:KkYRdprtO
ロー乙デス
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/30(土) 22:27:04.03 ID:ecJte75G0
同調・乙始(トレース・オツ)
もうこのエミヤはフェイカーでもいいよね
某王がそう呼ぶしクラス偽ってるし
50 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/01(月) 07:47:59.10 ID:kVQoJLJP0
ランサー「なぁ退いてくんねーか?それか一緒に殺らねーか?」
ランサー「神秘の秘匿くらいは守ろうぜ?お互い常識あるサーヴァントだろ?」
アーチャー「…」
アーチャー「”I have created over a thousand blades.”
(幾たびの戦場を越えて不敗。)
ランサー「…」
アーチャー「”Unknown to Death.”」
(ただの一度も敗走はなく、)
アーチャー「”Nor known to Life.”」
(ただの一度も理解されない。)
ランサー「そーかい。詠唱をやめねーって事はあくまでも殺させねーと」
アーチャー「ああ。今はまだ、な」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 07:49:09.93 ID:kVQoJLJP0
アーチャー(そりゃあ私はこのあと起こる聖杯戦争のあらすじを知っているからな)
アーチャー(こんなタイミングで衛宮士郎は死んではいけないんだよ)
アーチャー(…彼女を召喚し、バーサーカーを仕留めるまではな)
アーチャー(殺すのはその後だ)
アーチャー(そう、)
アーチャー(この世界線で衛宮士郎が英霊”エミヤ”になる前に)
アーチャー(英霊”エミヤ”が”座”に登録される前に…!)
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:49:46.97 ID:kVQoJLJP0
凛「セイバー!」
アーチャー「…」
凛「セイバーってば!」
アーチャー「…」
凛「これだけ!これだけ見て!」
アーチャー「…何かね!?」バッ
凛「雪うさぎ作ってみたわー!」キラキラ
雪うさぎ<ウサーッ!
アーチャー「遠坂ァァァアア!?」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:50:44.67 ID:kVQoJLJP0
アーチャー「君は!現状を!わかっているのか!?」
凛「だって見てるだけで暇だし」プクー
アーチャー「…」ピキッ
アーチャー「…ええい、落ち着け。大人の余裕、大人の余裕…今はランサーを、」
ランサー「いやぁーポンコツマスターで良かったなぁーw」シュタタタタタ
アーチャー「あ"ー!!」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:51:33.16 ID:kVQoJLJP0
凛「ランサーが逃げたわ!追うわよセイバー!」
アーチャー「ああ!八割がたは君のせいだがね!!」
凛「私を背負って追って!」
アーチャー「…承知した!」バッ
凛「さんきゅ!」
凛「ガンド!ガンド!」
ランサー「ハハハハ!んなもん当たらごがっ!?」
ランサー「痛ッ!?いだだだだだ!痺れっ!?」
ランサー「アレ!?あの嬢ちゃん何者だ!?すげー命中率、あだっ!?」
ランサー「おい!まさかホントに赤いのがセイバーで嬢ちゃんがアーチャーだったりしないだろうな!?」
ランサー「あだっ!?雪玉の中に石!?」
凛「おりゃりゃりゃりゃ!!」ブンブンブンブン
アーチャー(赤い悪魔…)シュタタタタ
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:52:17.73 ID:kVQoJLJP0
ランサー「あだだだだだ!!!おごっ!?」
ランサー「ちくしょう!やってられるか!霊体化!」
シュンッ。
凛「あー!逃げられた!!!」
アーチャー「惜しかったな」
凛「…まだ近くにいるはず!さっきの生徒を探しましょ!絶対また狙うわ!」
アーチャー「そうだな」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:53:28.98 ID:kVQoJLJP0
凛「ダイイングメッセージ…『なんでさ』」
アーチャー「…」
凛「ごめんなさい…!」
アーチャー「…」
凛「ざ、」
アーチャー「…」
凛「ザオリク!ザオリク!」
アーチャー「…もう少し真面目に現実的な治療詠唱をしたまえ」
凛「でもザオラルはザオリクよりも蘇生する確率が…」
アーチャー「そっちではない!そういうことではない!」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 07:54:26.98 ID:kVQoJLJP0
凛「どうしよう!ねえセイバー…?」
アーチャー「…君のあの宝石を使ってはどうかね」
凛「え…」
アーチャー「そう、君が大切に魔力を貯めてきた宝石群の中で最も魔力貯蔵量が多いモノだ」
凛「…」
アーチャー「…」
凛「でも勿体無い…」
アーチャー「ああ!わかる!わかるよ!9年分だからな!けど使ってもらえないか!?死んじゃうから!エミヤも今死んじゃうから!」
凛「わかったわよ…うう…そんなに仲良くもなかったのに」
アーチャー(おかしいなオレが助けてもらった時の薄れゆく意識の中ではもうちょっと感動的だったはずなんだが)
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 07:59:52.89 ID:kVQoJLJP0
凛「エクスペクトパトローナム!」ペカー
アーチャー「それ違」
士郎「う、うう…」
アーチャー(治っちゃうのか…もしかしてオレもパトローナスチャームで助かったのか…?)
凛「ふぅ…」
凛「請求書…ここに置いとくわね衛宮くん」スッ
アーチャー「そういうの嫌われるぞ遠坂…」
凛「え?」
アーチャー「…いや、忘れてくれ」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:01:47.35 ID:kVQoJLJP0
>>55
と
>>56
の間に
〜なんやかんやで見つけたら士郎死んでた〜
士郎「」死ーン…
凛「」
アーチャー「…」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:03:07.91 ID:kVQoJLJP0
〜真セイバー召喚〜
士郎「うわぉあああああ!!!誰か助けてくれ!」
ランサー「ま、待ちやがれ…!」ヨロヨロ
士郎「あんたも諦めろよ!既に満身創痍じゃないか!」
ランサー「るせぇ…見た奴は生かしちゃおかねぇって決めたんだよ…!」
ランサー「男が1度決めたんだ、最後までやり通さなきゃ格好がつかねぇんだよ…!」
士郎「そのガッツと漢気は別の所で活かしてくれよ!」
ランサー「こ、来いやぁぁ…ああ…!」ガクガクガクガク
士郎「もう膝が笑ってるじゃないか!」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:04:12.93 ID:kVQoJLJP0
ランサー「来いやぁあああ…!」ガクガクガクガク
トレ-ス・オン
士郎「ぐ、…”投影開始”!」
ランサー「ぐ、ぐぐ…あの嬢ちゃんめ…クソ、身体中が、ずんがずんがしやがる…!」
ランサー「人の顔を青タンだらけにした上に体の半分が動かなくなるまで撃ちやがって…なんなんだあの命中精度」
士郎「うわぁぁあああ!!怪我人相手にも容赦しないぞ!くらえー!!!」
ランサー「…」ニヤリ
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:05:12.86 ID:kVQoJLJP0
ランサー「その心臓、貰い受ける!」
ゲイ・
ランサー「うるぁあああ!!”刺し穿つ──」
ぴきゃーん!!!
セイバー「…」シュゥウウ…
ランサー「な──────」
士郎「えっ」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 08:37:08.90 ID:kVQoJLJP0
セイバー「…」
ランサー「…」ゴクリ
セイバー「剣の柄でどーーーーん!!!!」ドコシャッ
ランサー「おがぁあああああああああ!!!」ズシャァアアア
士郎「」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 08:38:43.65 ID:A1/97bLl0
ランサーが死んだ!(明けましておめでとう!)
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 09:32:45.43 ID:gZ8SMuNPO
これはぐだぐだ聖杯戦争ですわ
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 10:36:06.83 ID:kVQoJLJP0
ランサー「ま、待て待て!お前何者」
セイバー「どーん!どーん!どーん!!!」ゴシャッゴシャッゴシャッ
ランサー「」ピクピク
セイバー「ふぅ…いい汗をかきました」シュピッ
セイバー「さて、」クルッ
士郎「」ビクッ
セイバー「───問おう」
セイバー「あなたが私のマスターか」
士郎「いや人違いだと思うんだけど…」
セイバー「えっ」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 10:56:38.49 ID:KegE0Ijl0
今年の初笑い、まさかの「剣の柄でどーーーーん!!!!」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 11:28:06.21 ID:JGpOZzsao
あけましておめでカリバー!
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:00:28.20 ID:kVQoJLJP0
士郎「いやだってさっきから何のことかわからないし、確かに助けは呼んだけどマスターとか知らないし」
セイバー「しかしあなたの手の甲にマスターの証である令呪が」
士郎「え?この紋章がそうなのか?」
セイバー「はい。マスターの証です」
士郎「え、もしかしてコレのせいでオレ狙われ出したのか?」
セイバー「他のサーヴァントに、という意味でならばそうですね」
士郎「えぇえ…勘弁してくれよ…なぁコレなんとかならないのか?」
セイバー「…監督役、に会えれば令呪の譲渡はできるかもしれませんが」
士郎「え?この街にそんなの居るのか?」
セイバー「ええ聖杯戦争ならばどのような形であれ必ず監督役が居ますし」
セイバー「先回と同じであれば冬木にもそういった者がいるはずです」
士郎「よく知ってるんだな?」
セイバー「え?…ええ、まぁ」ギリッ
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したよう顔した)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 13:07:38.51 ID:AfSd6WuSO
>>69
だいよじせいはいせんそうのきりつぐとのよくない思いで引きずってるのかー
えみやしろうと聞いたらどう反応するのか
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/01(月) 13:13:59.02 ID:kVQoJLJP0
士郎「なあ、お前何者なんだ?」
セイバー「…」
セイバー「…」ウーン
セイバー「初めまして。実は私はあなたの祖父から依頼を受けて護衛に来たセイバーという者です!」ニコッ
士郎「嘘だ!絶対嘘だ!絶対今考えただろ!」
セイバー「騙されてくれませんか」ムゥ
士郎「そりゃそんだけ間を空けられたらな!」
セイバー「えー、…そうですね、」
士郎「いや考えんな!素直に言ってくれよ!」
セイバー「では…とりあえず服を脱いでください。話はそれからです」
士郎「なんでさ」
セイバー「何でもクソもまずは魔力パスを繋がないと話にならないので」
士郎「はぁ?魔力パス?つまりどういう?」
セイバー「今からあなたを抱きます」
士郎「何1つ説明になってねぇ!?」
セイバー「観念してください大丈夫です私結構上手いんで」ヌギヌギ
士郎「え、ちょっ、待っ」
セイバー「安心してください私は妻を娶った事もありますし」ヌギヌギ
士郎「妻!?いやオレ男だから安心できる要素にならな、」
セイバー(全裸)「行きますよ少年…!精子の貯蔵は充分か?!」
士郎「助───」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:20:34.13 ID:kVQoJLJP0
ランサー(ああ…指一本動かせねぇ…)
ランサー(そうつまりオレは小僧の初体験を延々見せられるってわけだな)
ランサー(ああ…うわ、すげっ、あらららら…)
ランサー(いいぃ!?嘘だろうわっえげつねぇ!)
ランサー(…頑張れ!小僧!イけ!そこだ!突け!)
ランサー(中々いい槍さばきだぜ小僧!お前、サーヴァントになるならランサーでもイケるんじゃねぇか?)
ランサー(…ああ…なぁマスター?聞こえてんだろ?)
ランサー(オレに霊体化)
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:23:57.00 ID:kVQoJLJP0
ランサー(…はぁ、そうかい)
ランサー(オレはここで坊主の初陣を観戦してろ、と)
ランサー(全く…趣味が悪いマスターだ)
ランサー(…お?1回戦が終わっ、あっハイそのまま2回戦目に突入すんのね)
ランサー(よし、頑張れー坊主ーファイトー応援してるぜー)
士郎「ンギモチィイイイ!!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/01(月) 13:25:12.69 ID:kVQoJLJP0
>>69
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したよう顔した) ×
士郎(今凄い苦虫を噛み潰したような顔した) ○
75 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2018/01/01(月) 13:26:15.05 ID:kVQoJLJP0
今回はここまで。あけましておめでカリバー!!!
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/01(月) 13:38:03.82 ID:StTItyz/O
これどこでやってんだろ…セイバー出てきた所だから土蔵か?
でもランサーがバッチリ見てるってことはまさか士郎の初体験青姦…
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2018/01/01(月) 13:55:46.97 ID:DBn939tLo
是非もないね
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 00:53:32.01 ID:CmuPISwZo
ってか、ランサーに飛び道具当たるんだね
矢除けの加護とかなんとかあるんじゃなかったっけ
言うだけ野暮かな……
79 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/05(金) 04:02:45.49 ID:zgFmhoKs0
クーさんのスキル、”矢避けの加護”は発動条件として『狙撃手、又は投擲手を”視界に捉えた状態であれば”』や『投擲物が”余程のレベルでない限り”』などがあります。
割愛され背負って走ってた描写だけだったためわかりづらいのですが彼女らはランサーがクーフーリンと知っていたため彼のスキルはわかっていた。
そしてそれを突破する方法として彼女らは彼が自分達を見てない時に投擲、姿を隠しての射出、時には分散し、『狙撃手、投擲手が見えない狙撃や投擲』として彼のスキルをすり抜けていた。
あの槍の名手のランサーも『どうせ大したことない攻撃だろ?捨て置くか』『本当にヤベェ攻撃は対処するし』『あんな嬢ちゃんじゃ俺のスキルを突破できるほどのチカラなんて持ってねぇだろ』
と油断。が、凛ちゃんのガンドがカテゴリ的には物ではなく呪い扱いだったり石入り雪玉は彼がガンドで怯んだ時や視界に入ってない時にスナイプしたためにヒットした。
って事にしておくんだ!別にうっか凛とかじゃないんだ!忘れてたとかじゃないんだ!
短いの投下!
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/05(金) 04:06:29.25 ID:zgFmhoKs0
セイバー「さぁ私達が繋がってる所を彼に見てもらいましょう」
士郎「やめろぉ…!目覚めるから!なんか目覚めるかから!」
セイバー「ふふふ…ああ…なるほど、これが愉悦…!」
ランサー(ああ?なんだよウチのマスターの関係者か?)
ランサー(ああクソ、せめてここが土蔵じゃなければな…床が冷てェ)
ランサー(いやここが土蔵で良かったのか?寒ぃし砂とか痛てぇだろうし、坊主の初体験が青姦にならなくて済んだし)
ランサー(はぁー…オレも多少落ち着いたら隙を見て霊体化して帰るか。)
ランサー(さすがにこの状態で万全のセイバー?に勝負挑んで勝てるとは思えねぇしよ)
────────
────────────
────────────────
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/05(金) 04:09:10.64 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ふぅ…ご馳走様でした。大変美味しかったですよ」ナデナデ
士郎「しくしくしく…腕枕されながら…くぅ、もう婿に行けない」
セイバー「む…?わかりました、では責任をとって私が貰いましょう」
士郎「そういう事じゃない!」グスン
セイバー「いきなり襲ってすみません。ですが私ももう今回はなりふり構ってられないのです」
士郎「はぁ?」グスッ
セイバー「端的に言います。」
セイバー「マスター、あなたは『手に入れればなんでも願いが叶うカップ』争奪戦に参加してしまったのです」
士郎「はい!?」
セイバー「敵は6人のサーヴァント、6人の魔術師」
セイバー「最後まで生き残ったサーヴァントと魔術師がそのカップを手に入れられる」
士郎「オレは別にそんなカップなんて要らないけど…」
セイバー「ではそのまま他の我欲に塗れた者に殺されるのを待ちますか?」
士郎「いやそれは」
セイバー「もしくは大災害を起こすようなな願いを持ったマスターに願いを叶えさせてしまいますか?」
士郎「…」
士郎(冬木の…大火災…)
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:10:39.53 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ええ、私もそれは避けたい」
セイバー「それに私にもどうしても叶えたい願いがある」
士郎「…それはどんな、」
セイバー「安心してください。沢山の人に迷惑かけるような願いではありません」ニコッ
士郎「ふぅん…」
セイバー「…マスター。実は…私は前回の聖杯戦争の時にも喚ばれたサーヴァントなのです」
士郎「そうなのか?」
セイバー「ええ。そしてその時の私のマスターが…これまたド外道な人間でして」ギリッ
士郎「はぁ」
セイバー「当時の私は騎士道を重んじ、高潔さと品性を持ち、王たらんとして、…彼とも歩み寄りたかったのですが」
セイバー「…結末は…」ギリッ
士郎「…裏切られたりした、のか?」
セイバー「…はい」
士郎「…そっか」
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:12:45.45 ID:zgFmhoKs0
セイバー「ですから。私は決めた」
セイバー「──『もし”次”があるならば。」
セイバー「それこそ彼のように。いかなる手段を用いてでも聖杯を手に入れる』と」
士郎「…」
セイバー「そして…私の願い、『衛宮切嗣をしこたまブン殴ったあとごめんなさいをしてもらい、「もう無視しないでフレンドリィに接する」と誓わせる』を叶えるのです!」
士郎「えっ」
セイバー「そして受肉し、第2の人生を手に入れ、その次の聖杯戦争で今度こそキリツグと騎士道に則った勝利をするんです!」グッ
士郎「気が長い!!っていうかちょっと待ってくれ!」
セイバー「はい?…ああ、5回戦目ですか?さすが若い。元気ですね。いいですよ…」
士郎「違う!なぁ、前回の君のマスターって、」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:13:28.22 ID:zgFmhoKs0
ガラッ。
ハンバ-グ
「──士郎?僕の晩御飯はまだかい?」
セイバー「えっ」
士郎「」
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:16:56.04 ID:zgFmhoKs0
切嗣「……」
切嗣「な、にを、」
士郎「あ、いや!これは!その!」
セイバー「」
切嗣「…すまない。士郎もそういう事する年頃になったんだね…」スーッ
士郎「やめてくれ!そういう優しさは!」
切嗣「…ん?」
セイバー「…」
士郎「はっ!…いやっ、まだわからないよな!同姓同名なだけかも知れな」
セイバー「…久しぶりですね、キリツグ」
切嗣「…」
士郎「アーオゥッ!!マイガッ!!!」
セイバー「…こ、」
士郎「こ?」
セイバー「ごごであ゛っ゛だが百゛年゛目゛ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッ!!!!」シャゲャァアアア!!!
士郎「う、ウワーァアアアアアァア!!!逃げてじいさーーん!!」ガシッ
切嗣「…」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:17:29.93 ID:zgFmhoKs0
セイバー「離してくださいマスターァァァ!!コイツは!コイツだけは!」フシューッフシューッ!
切嗣「…士郎」
士郎「へ?」
切嗣「早く服を着なさい。風邪を引いてしまう。それから早く僕にハンバーグを作ってくれ」クルッ…スタスタ
士郎「いや爺さんそれどころじゃな、」
切嗣「…”3人分”。作らなくちゃいけなくなっただろう?」
士郎「!」
セイバー「えっ…?」
切嗣「食事をとったらこれからの事を話そう」スタスタ
セイバー「…」
士郎「…」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:18:29.35 ID:zgFmhoKs0
士郎「…」チラッ
セイバー「…」プルプル
士郎「あ、あー…その、うん。衛宮切嗣はオレの養父なんだ…」ハハ
セイバー「…シロウ、と呼ばれてましたね」
士郎「え?ああ」
セイバー「ではシロウ!見たでしょう!あの男は!ああやって!ずーっと!!私を!!無視し続けたんですよ!!!」
士郎「ああ…そういえば君には話しかけなかったなじいさん…」
セイバー「ですが…ふふ、ふふふふははははははは…!」
士郎(ああそうだよなぁ…ある意味願いが半分叶ったようなものだものなぁ)
セイバー「見ているといいキリツグ…!」フフフフ…!
士郎(なんだかよくわからないけど、とんでもない事になってきたなぁ…)
士郎(…あれ?いつの間にか青タイツの人消えてる。帰ったのか?)
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/05(金) 04:20:20.42 ID:zgFmhoKs0
士郎「なぁ、セイバー…だっけ?君も早く服を」
セイバー「切嗣(CV:セイバーの低音)『今まで無視してすまなかったアルちゃん…!僕はこれからはもう卑怯な事はしないよ!』」ブツブツ
セイバー「ふふ…わかればよいのですケリィ!今回の聖杯戦争、必ず正々堂々と戦い、そして勝利しましょうね!いっぱいエクスカリバりましょうね…!」ブツブツ
士郎「おーい…帰ってこーい…」
セイバー「そしてカムバックマイブリテンキングダム…!王を選定し直せばきっと…!」ブツブツ
士郎「ハァー…早く服着てハンバーグ作ろ…」
89 :
◆3rfPz4lVbmKs
:2018/01/05(金) 04:21:13.16 ID:zgFmhoKs0
”固有時制御”!今回はここまでアクセル!
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 06:32:40.77 ID:y3kafMWro
乙カレイドライナー!
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 09:26:31.26 ID:EP3GlQo+O
乙です
いい話 なのか…?
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 10:05:51.04 ID:83PDclYeO
切嗣生きてるのかよwwwww
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 11:30:29.67 ID:c7Bn7bYuO
騎英の絶賛(ベルレウォーツ)
切嗣生きてることに一番ワラタw
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 12:34:52.97 ID:QHpAm4dn0
突き穿乙死翔の槍(ゲイボオツルク)!
つまりケリィは士郎がランサーに襲われてる間も呑気にご飯待ってたのか…
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 12:53:29.83 ID:kthU38vSO
切嗣生きているから聖杯が危険物ということは伝わる ということは、アンリマユ即退場ルート
セイバー、無責任すぎるぞ国王の立場安易に放棄しすぎてる・・・・
つうか切嗣と仲良く騎士道に基づいたたたかいしたいから騎士道によらない戦いで聖杯確保とか本末転倒 逆レイプとか革命されて当然
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 13:07:58.17 ID:5tUAkVbBo
ネタssだぞ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 13:45:08.49 ID:GAPfgRSC0
狙撃手、又は投擲手を”視界に捉えた状態であれば
そもそも相手の目に見える範囲で狙撃なんて普通はやらないから実質狙撃には効果ないよな矢避けの加護
ってかアーチャークラスはみんな弓矢で狙撃してくるから矢避けの加護役にたたないんじゃないか?
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 15:54:01.94 ID:WQ3gl/v2o
セイバーからポンコツ臭がしないな
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 18:25:14.73 ID:W9GO4YEH0
>>95
セイバーの素の姿は私以外のセイバー[
ピーーー
]だぞ
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 18:41:00.98 ID:w3DhJQ/uO
兄貴なら2〜3キロ先のスナイパーでも見えるだろ
投げボルグが結構長射程だし
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 19:25:04.35 ID:LJ8gRImi0
切嗣生きてるってことはもしかして他にも本来亡くなった方々も生きてるんかな?
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 19:29:03.75 ID:w3DhJQ/uO
>>101
超COOLだぜアンタァ!
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/05(金) 20:37:19.62 ID:ytTmnCLso
また雁夜おじさんが救済されてしまったか
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/10(水) 02:29:43.25 ID:jtnJ2s2so
このセイバーどっかの性杯戦争から来てそう
105 :
◆3rfPz4lVbmKs
[ saga]:2018/01/11(木) 02:57:15.77 ID:rxMY21tg0
衛宮邸
切嗣(士郎の料理は本当に美味い)
切嗣(そりゃあ最初こそダークマターな卵焼きだった)
───────────────
──────────
──────
しろう『じーさーん!』
切嗣『ああ、ご飯かい?今日は舞弥居ないからコンビニで買ったスープデリのトマトだ』
しろう『大丈夫!今日はおれがめし作った!』
切嗣『そうかい?それは楽し……え?!』
─────────
───────────
──────────────
切嗣(卵焼きっていうか”可哀想な卵”だった)
切嗣(『オレ卵焼きしか作れないんです〜』とか言っていたが)
切嗣(練習を重ね修行をした結果、士郎はそこらの料理屋より美味くなった)
切嗣(僕の1日の一番の楽しみが士郎の食事になるくらいには)
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:58:11.14 ID:rxMY21tg0
切嗣(だから僕は夕食前に軽く走る事にしている)
切嗣(お腹を空かせてより美味しくいただくためにだ)
切嗣(結果、今日は何者かの侵入を許してしまったが…今後は気をつけなければ)
切嗣(お、ハンバーグのいい匂いが台所から)クンカクンカ
切嗣(至福…!この最高のご馳走が出来上がる瞬間が至福…!)
セイバー「あの、シロウ?キリツグはいつもあのように締まりのない顔をしながらソワソワして何も手伝わずに席についているのですか?」ヒソヒソ
士郎「え?まあな」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:58:49.25 ID:rxMY21tg0
セイバー「私ですら皮むき手伝ってるというのに…これがジャパニーズ亭主関白というものですか?」
士郎「亭主じゃないけどな」ハハ
セイバー「シロウ…あなたの仕事も増えるでしょう?『ちったぁ動けや!ボケツグが!』とでも言った方がよいのでは」
士郎「はは…いいよ。オレは大丈夫だから」ニコッ
セイバー「しかし」
士郎「いいんだ。それに…」
士郎「今夜はセイバーの歓迎会?みたいにしたいからさ、むしろオレはセイバーに座ってて欲しいぐらいだよ」
セイバー「…なぜ、そんな…だって私はあなたを」
士郎「必要な事だったんだろ?じゃあいいさ。…その、突然だったからオレも色々動揺してたけど」
士郎「よく考えたらオレも童貞捨てれたし、…気持ち良かったし…///」
士郎「その…オレの初めてがセイバーみたいな綺麗な子で本当に良かったし…///」テレ
セイバー「シロウ…///」キュン
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[ saga]:2018/01/11(木) 02:59:23.86 ID:rxMY21tg0
セイバー「…その、まだ充分魔力を貰ってなかった気がするので…後でまた、…お願いしますね、…シロウ?//」キュ
士郎「ほ、ほえっ!?///」
切嗣(性バーが何か言っている。なんだろうな僕には何も聞こえない)
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 02:59:57.77 ID:rxMY21tg0
切嗣(というかよく考えたら情事の後の手で捏ねられたハンバーグを僕は食べるわけか)
切嗣「…」
切嗣(士郎のは…まぁ家族だし許容範囲内だな。性バーのが混ざってるのが気に食わないが)
士郎「できたぞーじいさーん」
切嗣「ああ」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:01:17.51 ID:rxMY21tg0
切嗣(献立は焼きハンバーグにライス、コーンスープに赤ワインだ)
セイバー(ついに食器すら出しませんでしたねキリツグ)ゴクリ
士郎「それじゃあ…セイバー、ようこそ衛宮家に!」
セイバー「あ、ありがとうございます」
士郎「聖杯戦争っての頑張ろうな!」
セイバー「はいっ!」
士郎「じゃ、かんぱーい!」
セイバー「かんぱーい!」
切嗣「いただきます…!」
セイバー(うわぁ音頭すら合わせられないんですか!?キリツグめ!なんというマイペースなのですか!)
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:02:30.88 ID:rxMY21tg0
切嗣(では前菜の代わりにハンバーグの付け合せであるインゲンから)モグ
切嗣(うん…うん…インゲンの柔らかな食感、薄くかかったデミグラスソースがいい具合だ)
セイバー「美味ッッ!!?」クワッ!
士郎「大袈裟だなー」ハハハ
切嗣(そしてプチトマト)モグ
切嗣(フルーツトマトなのに甘すぎず酸味が丁度いい…これはハンバーグの後に食べたらまた美味しいだろう)
セイバー「シロウは調理師免許を持っているのですか?」
士郎「持ってないけど?」
セイバー「ではプロの」
士郎「そんなわけないだろ?でもありがとな」ハハハ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/11(木) 03:03:43.28 ID:rxMY21tg0
切嗣(スープ…いや、もう我慢が出来ない!ハンバーグを一口食べてしまおう)
士郎「どう?じいさん?美味いか?」
切嗣「…」モグ…!
切嗣「…ああ、とても美味しいよ」ニコッ
士郎「良かった」ニコッ
セイバー(しかし目は死んでいます…いえキリツグはいつも死んでましたね)
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