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【ミリマス】メタフィクションとの狭間だぞ琴葉
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1 :
本番開始五秒前。4、3……
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:48:59.06 ID:duWisrhGo
===
――ここは、とある765劇場内廊下――
琴葉「…………」
琴葉「…………あれ?」
琴葉「もしかして、もう始まっていたりします? ――えっ!? 待って、嘘!?」
琴葉「そういうことはもっと早く! カ、カメラはこっちに? では――」
琴葉「――こんにちは皆さん。私、田中琴葉と申します」ぺこり
琴葉「初めての方には初めまして。ご存知の方にはお久しぶりです」
琴葉「最近はあまり出番もありませんでしたが」
琴葉「このSSでは久々に、私がメインですよ! 主役!」
P「――と、いうベタな掴みから始まった」
P「諸君、今回の話はご覧の通りにメタであーる!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1513745338
2 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:51:34.02 ID:duWisrhGo
このお話は前作
【ミリマス】うちの琴葉知りませんか?
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1510080614/
の続きだと思っていただき結構です。
3 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:56:16.22 ID:duWisrhGo
琴葉「早速ですけどベタですか?」
P「違う。メタだ」
琴葉「それって確か……。あ、ゲーム用語なんですね」スッ、スッ
琴葉「今の環境は、このデッキやキャラが強いんだ――的な」
P「琴葉が言うのは"メタゲーム"」
P「いわゆる、戦いは始まる前に決してるってやつだな」
琴葉「はい。それです!」
琴葉「えぇっと……軽く検索したところですね」
琴葉「"元々はカードゲームの用語であり」
琴葉「発祥は有名TCGであるマジック・ザ・ギャザリング」
琴葉「流行によって強いカードや強いデッキがコロコロ入れ替わることから」
琴葉「それらに対する対策を、事前に練っておく戦略を指してメタゲーム"と」
4 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:57:03.63 ID:duWisrhGo
P「有名TCG(トレーディングカードゲーム)と言えば――」
P「ミリオンライブも、あのヴァイスシュヴァルツに参戦決定したそうな」
P「みんなの活躍の場が広がるのは、実にめでたいことである」
琴葉「はい。お祝いしましょう!」
P「しかし、そうか、ヴァイスシュヴァルツにねぇ……」
P「ヴァイスシュヴァルツ、ヴァイスシュヴァルツ、ヴァイスシュヴァルツ」
琴葉「早口言葉みたいですね……。思わず舌を噛んじゃいそう」
P「俺にはゲルマン忍者しか浮かばんな」
琴葉「ヴァイスはドコに行ったんです?」
5 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:58:16.90 ID:duWisrhGo
P「まっ、遊んでないカードゲームのことなぞうっちゃって」
琴葉「プロデューサー、言い方!」
P「ポケモンカード世代である!」
琴葉「えばれることですか? それは」
P「俺が言ってる"メタ"はだな、"メタフィクション"のメタの方」
琴葉「待って下さい。今、もう一度タブレットで検索を――」スッ、スッ
P「……橘?」
琴葉「田中です、琴葉です。"メタフィクションとは要するに、次元を超えることである"」
P「雑ぅ」
琴葉「字数ももったいないですから」
6 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 13:59:34.97 ID:duWisrhGo
P「まっ、今さらくどくど説明する必要もあるまいしな」
P「なにせ、このSS自体が既にある種のメタフィクション」
琴葉「冒頭でも言ってましたけど」
琴葉「さっきから、現実と虚構がちょこちょこ混ざっていましたね」
P「――果たして我々が現実と認識しているこの世界は本当に現実足りえるのか?」
琴葉「読者の方たちからすれば、確実に私たちのいる方が虚構です」
P「この世界は俺たちにとっての現実であり、読者にとってはただの『ファンタジー』だ」
琴葉「また他作品からの引用(パロディ)ですか?」
P「名作を他者と共有したくなる心理だと言って欲しい」
7 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:01:51.29 ID:duWisrhGo
琴葉「それで、えっと、プロデューサー?」
琴葉「曲がりなりにもあなたの妄想を、今こうして読んでもらえてるワケですけど」
P「……本当に読んでもらってる?」
琴葉「急に卑屈にならなくても」
琴葉「少なくともこの文を目にしている人は、読者の一人なんですから」
P「まるで箱の中の猫のように」
琴葉「貴重な時間を割いてもらってるんですから、サクサク次に行きましょう」
琴葉「結局のところ、今回の話のテーマは何なんです?」
琴葉「まさかこのままグダグダと、無駄話を続けるつもりなんて言いませんよね?」
P「失敬な。琴葉も私にプロデュースされてるならこのグダグダさに誇りを持たんかね!」
琴葉「はぁ……。できるなら代わって欲しいです。他の世界の私とでも」
P「そういう話も一本書いた」
琴葉「知ってて言っているんです。皮肉ですから、これは!」
P「そうそう話を書くと言えばだな――」
P「琴葉は現在、シアターデイズで投票を巡る闘いが起きてるのは知ってるか?」
琴葉「繋ぎ方、乱暴すぎません?」
琴葉「とはいえ、話だけなら聞いてます。『THE@TER BOOST!』のことですよね」
琴葉「三つの用意されたテーマ。それぞれに五人のキャスト枠」
琴葉「ゲーム内で入手できる投票券を使用して、誰がどの役を演じるか決めるっていう」
P「そう! グリマスであったキャスティング投票再びだ」
8 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:06:06.02 ID:duWisrhGo
P「とりあえず、話を続ける前にこの資料に目を通してくれ」
琴葉「これは投票の……。現時点におけるランキングですね?」
https://i.imgur.com/wPn9LsZ.jpg
琴葉「――って、えぇっ!? わ、私が新ヒロイン一位!?」
P「ちなみに三位の歌織さんは、カフェテーマにおける長女役でぶっちぎり」
P「四位以降の面子にしてもそれぞれ別役上位に食い込んでる」
P「既にいくつかの役は接戦だが、票の貯め込みもあるワケだし」
P「今は二位との票が開いてても、今後どう転がるかは予測不能!」
琴葉「それでも、私が一位なんて……」
琴葉「う、嬉しいですけどびっくりです」
9 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:12:42.68 ID:duWisrhGo
琴葉「でもいいんですか? 私まだ、ミリシタに実装されてませんけど」
琴葉「ご新規さんの大半は、正直『誰これ?』状態じゃ――」
琴葉「そんな半端な状態でこんなに沢山の票をもらっちゃって」
琴葉「……いいのかな? ホントに」
琴葉「なんだかフェアじゃない気がする」
琴葉「大体、こんなの、おかしいもの。私がトップ独走だなんてなにか裏が……はっ!?」
P(あ、マズいなぁ)
琴葉「プロデューサー。私、分かりました」
琴葉「この票の大半はフェイクですね?」
琴葉「前回のTAじゃ一位になったのに役を代わることになったから」
琴葉「それを代替えするように、運営とグルになっての票操作……」
琴葉「見損ないました! 私、そんなことをしてまで役を欲しくはありません!!」
琴葉「辞退させてくださいプロデューサー!」
琴葉「チョコワわさび味が生まれなくて、涙した歩を忘れたなんて言わせませんよ!!」
P「琴葉、落ち着け、冷静になれ!」
琴葉「いいえ、私は冷静ですっ!」
P「ミリシタご新規さんたちも琴葉の存在は知ってるさ! 忘れたなんて言わせないぞ」
P「バースデーの時のホワイトボードにはカワイイ似顔絵があっただろう?」
琴葉「それだけじゃないです!」
琴葉「事務所の皆さんの総意としてのメッセージだってありました!!」
琴葉「私、泣いちゃったんですから! あんなのズルい、ズルいですよぉ……」
琴葉「う、うぅ……ぐすっ」
https://i.imgur.com/9e7TdkW.jpg
P「……いい仲間に恵まれたよな」
琴葉「……はい。大切な、かけがえのない仲間たちです」
琴葉「本当に、私にはもったいないほどの――」
10 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:15:30.15 ID:duWisrhGo
琴葉「――でも、だからこそ、今回の票数に納得することはできません」
琴葉「そもそもプロデューサーは姑息すぎます」
琴葉「前回役を逃した私に投票できるとなったなら」
琴葉「スタイルが特別良いワケじゃない、抜群に歌が上手いワケでもない」
琴葉「面白いことだって言えないし、尖った個性があるワケでもない」
琴葉「真面目だねって褒められても、そのせいでみんなを窮屈にさせてる気さえする」
琴葉「そんな私に、私にでも! 同情から票を流しちゃう人たちが居ないとは――」
P「お、おい琴葉。そんなに卑屈になるんじゃない!」
P「お前は魅力的なアイドルだし、何と言うかこう、庇護欲をそそるオーラがある」
琴葉「褒め言葉には聞こえません!」
琴葉「私だって知らないワケじゃないんですよ? 世間じゃ重たい重たいって!」
琴葉「でも、仕方ないじゃない! 知らず、重たくだってなる!」
琴葉「なんの武器も! 取り柄も! 強さも持たない私がアイドルを続けられるのは!」
琴葉「褒めて、叱って、励まして、支えてくれるアナタが居るからなんですから!」
琴葉「一番失くしたくなんて無い、かけがえない繋がりだから……」
琴葉「だから大切だって大事だって、言葉や態度に出すのがそんなに悪いことですか!?」
11 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:16:54.49 ID:duWisrhGo
P「……悪くない、悪くないさ!」
P「少なくとも、だからこそ毎日投票券をお前に入れてる俺がいる!!」
琴葉「それこそ紛うこと無き同情票! 前回の結果があるからじゃ……!」
琴葉「『それは違うぞ琴葉!』って、胸を張って私に言えますか!?」
琴葉「手に入れた投票券のうち、一枚でも私以外の子に投票してあげました!?」
P「う、ぐっ!? し、してない……歌織さんにすら!」
琴葉「ほらみたことですか!」
琴葉「そんな人の言葉に、誰が『はいそうですか』と簡単に頷けたりなんて――」
P「だってしょうがないじゃないか!! 今動かないと手遅れになる!」
琴葉「っ!? ……て、手遅れ?」
P「そう、手遅れだ! だってなぁ、だってなぁ!!」
P「今のうちに一票でもリードを広げなくちゃ……。紬が追い上げてるんだもの!!」
琴葉「……え?」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/20(水) 14:18:30.73 ID:BmVLIBmeo
325 名無しさん@おーぷん sage 2017/12/16(土)18:14:59 ID:GC3
>>320
言われるまで存在も知らなかったし
今もどんなキャラかはよくわからない
ミリマスの一員なんだから投票キャラになってるのはわかるけど、正直ここまで登場してないのに投票できるの釈然とはしないし、自分は投票しない
13 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:19:58.92 ID:duWisrhGo
P「紬が、追い上げてるの! 新ヒロイン枠第二位に!」
P「俺だって初めの独走を見た時は内心『貰った!』と思ったよ!」
P「『みんな揃ってアイドルマスター』『不人気キャラなんているもんか』」
P「確かに平時じゃそうだろうが、出番が絡むとまた違ってくるのも人情だろ」
P「正直今回のこの企画、一部のハマリ役が存在するせいで」
P「前回役を貰った子は投票対象から外すべきだったかもと」
琴葉「……プロデューサーは、思ってる?」
P「でも荒れるよ? 絶対それ荒れるよ?」
P「それで後々まで残った子は、二軍三軍不人気かって心無い人は噂するよ?」
P「バッカ言うでねぇ!! ハッキリ言っとくがどの子もみんな魅力的さ!」
P「お前な、シアター組の子みんな見たか!?」
P「知れば知る程底なし沼! 磨けば輝く原石だらけ!」
P「正直プロデュースするこっちの知識が無いせいで」
P「存分な役を任せられないのが歯痒いったらありゃしない!」
P「だってみんななんでもこなせるもの! 日常的話は言わずもがな!」
P「妖精だろうが怪人だろうが悪役だろうがヒーローだろうが」
P「ありとあらゆるシチュエーション、ありとあらゆる舞台設定」
P「グリマスの中で誰も彼も、こなした実績があるからさ!」
14 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:24:10.45 ID:duWisrhGo
訂正
>>7
と
>>8
の間に以下を挟み忘れてたせいでTAの説明が無かったです。
琴葉「ちなみに前回推されたのは?」
P「組長ひなたに清き一票」
琴葉「ネタ枠は……感心できません」
P「ネタじゃない、ギャップ!」
P「普段は天使な子が組長としてどんな演技を見せるのか?」
P「気にならないワケないだろう!?」
琴葉「……一応聞いておきましょう。結果はどうでした?」
P「満足。怖カワイイひなたを堪能した」
琴葉「でも『THE@TER ACTIVITIES』は02より03なんですよね」
P「赤い世界はいいぞ! あ、でも侠気乱舞も良曲だし、01も01で味があって――」
琴葉「ミーハー」
P「琴葉、それについては返す言葉も無いが恥じる気も無い」
P「アイマスに語りたい作品はあったとて、要らない作品は無いからな」
琴葉「つまり、みんな一緒に一番だと」
P「だからこそ、今回の投票は嬉しいながらに悩ましいのだ」
15 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:27:13.84 ID:duWisrhGo
P「が! しかしだ!」
P「こういった票集めに向いてる子ってのは確かに居る」
P「十五個用意された枠のうち、全てに顔を出した紬なんてその最たる例さ!」
琴葉「……それ、票を集めてるとは言えないんじゃ?」
P「とはいえ、だ。こんなに票がバラけたのは――」
P「一見すると紬に適役と呼べる役が無かったからに他ならんが」
P「役名だけで考えるとこの"新ヒロイン"」
P「琴葉! ヒロインとは?」
琴葉「ヒロインとは……"作中にて主要な役割を果たす女性です"」
P「そうだ! このSSで言うと琴葉がヒロインだと言える」
琴葉「……や、やだ! 急にそんなこと言われると、なんだか途端に照れ臭く……」
16 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:28:01.97 ID:duWisrhGo
P「だが紬も、ミリシタにおいては未来たち信号機ユニットと並ぶ"顔"!」
P「実際、持ち歌やキャラ付け含めて与えたインパクトは凄かった」
P「瑠璃色は超カッコイイし、性格は紛れも無いPラブめんどくさい勢」
P「その上だ。たちまち百合子やロコの最弱決定戦にも参戦しちゃえるポテンシャル」
P「新人にしては人気も実力も申し分ない。これをヒロインと呼ばずして何と呼ぶ?」
P「しかもだ! そんな"新"キャラが"新"ヒロインに!」
P「見事に符合するとは思わんかね? それこそ票を入れる動機になる程度には」
琴葉「だいぶこじつけのような気もしますけど……。まぁ、多少は」
P「だがしかし! 紬の票は開始早々残念ながらばらけてしまった」
P「……だから十五兎を追うとか言われたり、らしいっちゃらしい光景を見て」
琴葉「ほっこりしちゃったりしたんですね」
P「『レギュラーよりも伝説を』だな」
P「とはいえ、もしもこの票が新ヒロイン役に集まっていたらと思うとだ」
琴葉「他人事では無いですけど、今頃ヒロイン役もデッドヒート」
P「燃える戦い。まさに灼熱少女の面目躍如!」
琴葉「それ、上手くは無いですよ」
17 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:31:09.88 ID:duWisrhGo
===
P「閑話休題」
P「紬はカフェの次女役でも三位をキープしているが」
琴葉「一位争いは美奈子ちゃんと静香ちゃんですね」
P「いつ紬を支えるプロデューサーたちが二者を相手にするよりも」
P「琴葉一人と競り合った方がまだ勝ち目がある!」
P「……なーんて方向に、舵をきっちゃわないかとドキドキだよ」
琴葉「プ、プロデューサー。だったらここでそれを言うのはマズいんじゃ?」
P「えっ? ……あ! ああっ!? し、しまった!」
P「なんてこった! すまない琴葉、うっかりとはいえ俺は敵に塩を送るような真似を!」
琴葉「もう! 敵だなんてそんな……。紬ちゃんも、大切な劇場の仲間じゃないですか」
P「だが琴葉! 今度こそだ! 俺はできるならもう一度お前を一位にして――」
琴葉「……やめてください!」
P「みせるって……こと、は?」
琴葉「やめてください、プロデューサー」
18 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:31:36.32 ID:duWisrhGo
琴葉「私には、本来だったらそんな風に目をかけてもらう資格は無いんです」
琴葉「だって、ズルをしてるから」
琴葉「みんなに合わせる顔が無いほどに、酷い裏切りをしてるから」
琴葉「いいですか? ……これからアナタに向けて弱音を吐きます」
琴葉「確かそう、『諸君、今回の話はメタであーる!』……でしたよね? プロデューサー」
琴葉「だから、私は警告します。嫌な予感がしたならば」
琴葉「アナタの気分を害する前に、ここでブラウザを閉じてください」
19 :
◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/12/20(水) 14:33:49.61 ID:duWisrhGo
===
琴葉「――TAの投票で選ばれた後、役を降板することになり」
琴葉「その後はライブも、曲も、声が関連するお仕事は殆ど参加することがない状態」
琴葉「みんなが次々と新しい"声"を届けていくその中で一人、それができないもどかしさ」
琴葉「以前は出来ていたからこそ、今できないことが悔しくて」
琴葉「でも、それは仕方が無いことだった。だってそれは、だって、それは……」
琴葉「……それは私が、フィクションにおける"キャラクター"だから。そして――」
琴葉「アイドルを題材にした作品の役(ロール)において、"声"という演出は大きなウェイトを占めてたから」
琴葉「できるお仕事の幅が減り、みんなとの歩調が合わせられなくなってから」
琴葉「……私、気づいちゃったんです」
琴葉「もしくは、強く現実を突きつけられたと言うべきか」
琴葉「……ふふっ。虚構の存在のハズなのに、おかしいですよね、こんなこと」
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