藍子「生存本能ヴァルキュリア」

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53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/05(火) 21:23:19.21 ID:xfKBdakY0
P「よし、手続きもすんだしちょっと出てくるよ」

美波「私達も行きますよ?」

P「2人とも疲れてるだろ?昨日の夜も俺だけ何もしなかったしこれぐらいはさせてくれ」

美波「わかりました……」

藍子「なんだか申し訳ないです」

P「いいっていいって。それじゃ行ってくるよ」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/05(火) 21:23:54.91 ID:xfKBdakY0
道具屋

P(回復魔法使える人がいないからいないから薬草補充しないとな)

P「薬草あります?」

道具屋「おお、あるよ。いくつ欲しいんです?」

P「とりあえず10個ほど」

道具屋「50Gになります」

P「どうぞ」

道具屋「まいどあり!」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/05(火) 21:24:29.53 ID:xfKBdakY0
P「ところで魔王のことについて何か知ってませんか?」

道具屋「うーん、知らないですねぇ大きな

道具屋「この国の真ん中に大きな王立図書館があるのでそこを探してみるのも良いのかもしれません」

P「おお、ありがとうございます」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/05(火) 21:24:57.93 ID:xfKBdakY0
宿屋

P「ということで明日は王立図書館に行ってみようと思う」

美波「魔王について調べるんですね」

P「それはもちろんだが王立っていうぐらいだしヴァルキュリアについて何かあるかもしれないから探っておきたい」

藍子「図書館なんて初めてです……」

美波「私も初めてだなぁ」

P「実は俺も一回ちょっと入ったことがあるだけなんだよなぁ」

美波「確か凄く大きいんですよね?」

P「ああ、大きすぎて迷子になりそうだからすぐに出てきたよ」

藍子「迷子……すごいですね」

P「まぁそうならないように司書の人が付いてきてくれるみたいだしなんとかなるだろ」

P「じゃ、今日の話し合いはここまで!明日に備えてしっかり寝るように」

美波藍子「「はーい」」
57 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/05(火) 21:25:44.33 ID:xfKBdakY0
あんまり話進んでないですが今回はここまでになります
感想や質問等ありましたらなんでもどうぞ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/06(水) 00:09:21.24 ID:ej9kMTuO0
おつ

あ、そうだ
メール欄にsaga入れた方がいいよ
sageじゃなくてsagaね
魔 力が魔翌力になっちゃうからファンタジーだと致命傷
あと例えば唐 揚が唐翌揚とかね
原因は「魔翌翌翌力」でググったらわかると思う
しょうもないけどなんだか面白いから興味があれば
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/06(水) 00:10:24.16 ID:ej9kMTuO0
ごめん魔翌力でも翌挟まりが発動しちゃって魔翌翌翌力になるの忘れてたわ
検索するなら「魔翌力」ね
60 : ◆wCar1qW7kY [saga]:2017/12/07(木) 21:37:34.13 ID:G3ATjolG0
>>58
ありがとうございます
毎回入力するのはめんどくさいんで魔力と入力するときに使いますね
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:38:01.90 ID:G3ATjolG0
図書館

藍子「大きいですね〜」

P「この国中の本が全て集まってるっていっても過言じゃないからな」

美波「すいません、案内お願いできませんか?」

司書「はい、どのような本をお探しでしょうか?」

P「魔王やヴァルキュリアについての本はありますか」

司書「……!ありますよ、奥の部屋にありますので私が案内します」

藍子「ありがとうございます」

司書「では改めまして、この図書館で司書をしている鷺沢文香と申します」

文香「では、ついてきてください」

美波「はい」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:38:50.36 ID:G3ATjolG0
テクテク  

藍子「凄いです、見渡す限りの本……」

美波「ここにはどんな本でもあるんですか?」

文香「はい、魔道書や小説、評論や料理本までなんでもありますよ」

P「へぇ、やっぱり凄いなぁ」

文香「着きました、鍵を開けるのでしばらくお待ちください」

P「鍵なんて掛かってるのか」

文香「貴重な資料ですので……」ガチャガチャ

ガチャン

文香「空きました。中へどうぞ」

藍子「結構いっぱいあるんだねぇ」

文香「本物の歴史書から伝説上の話までなんでもありますから……」

P「よっし、じゃあ探すか!」

文香「私はここで書を読んでいるのでお帰りの際は声をかけてください」

美波「わかりました」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:39:43.54 ID:G3ATjolG0
数時間後

P「ダメだ……どれも抽象的すぎたり古すぎて字が読めなかったりするな……」

美波「今日はもう帰りますか?」

P「あともう少し探してみてそれでもダメだったら帰るか」

藍子(この本よさそう……)スッ

??「あっ、空いてるじゃーん♪」

藍子「え?」

パシッ

藍子(本が!)

文香「本を奪うなんて……!」

美波「誰ですか!」

??「お探しのところ申し訳ないんだけどこれだけは見られる訳にはいかないんだよねぇ」

P「誰だ!?」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:40:14.44 ID:G3ATjolG0
??「魔王軍幹部、一ノ瀬志希だにゃ〜♪」

藍子「魔王軍幹部!?」

志希「今は戦う気ないから安心してよ。それじゃね〜」タタタタタッ

美波「あっ!ちょっと!」

P「追いかけるぞ!」ダッ

藍子「はい!」ダッ

文香「私もいきます……!」ダッ

P「クソっ!おい待て!」タタタタッ

志希「待てって言われて待つわけないじゃん」タタタタタッ

藍子(何とか距離は保ててるけど追いつけない!)タタタタッ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:40:49.29 ID:G3ATjolG0
街のはずれ

志希「も〜しつこいなぁ」

P「やっと止まったか」ハァハァ

美波「その本を返してください!」

志希「そういう訳にもいかないんだけどなぁ」

志希「そうだ!志希ちゃんと戦ってダメージを与えたら返してあげるよ」

志希「本当は面倒ごとを起こすなって言われてるんだけのこのままじゃ拉致があかないからね」

藍子「力づくでってことですか……」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:41:38.80 ID:G3ATjolG0
P「それなら行くぞ!」

文香「私も魔法なら少々使えます……!」

P「よしっ、それじゃあ一緒に戦ってくれ!」

P「くらえ!」ブンッ

志希「おっと」ヒョイ

藍子「えいっ!」ブンッ  

志希「よっと」ヒョイ

美波「ええいっ!」ブウンッ  

志希「危ないなぁ」ヒョイ

文香「火炎魔法!」ボウッ

志希「おっとっと」ヒョイ

藍子「身のこなしが素早い……!」

美波「流石は魔王軍幹部……!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:42:31.58 ID:G3ATjolG0
P「こうなったら……藍子!」

藍子「はいっ!」

藍子「ゆるふわタイム!」

志希「うわぁ!時間系!?」

P「今だ!」

志希「煉獄魔法!」ボボボボボッ

美波「火柱で壁を……!?」

志希「今のうちにっと」ガサガサ

志希「おっ、あったあった」ゴクゴク

P「何を飲んだ!?」

志希「うーんとね細胞を活性化させて運動を速くする薬を飲んだ♪」

藍子「つまりどういうこと……?」

志希「さっきの魔法は打ち消されたってこと♪」

藍子「えっ」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:42:59.54 ID:G3ATjolG0
美波「水流魔法!」ザバァ-

志希「おっと、消されちゃったかぁ」

志希「このまま続けても拉致があかないよ?早く諦めてくれない?」

P「そんなわけにいくか!」ブンッ

志希「諦め悪いなぁ」ヒョイ

文香「みなさん!私の渾身の魔法を放ちます!詠唱に時間がかかるので時間を稼いで下さい!」

藍子「はいっ!」

志希「へぇ、渾身の魔法かぁ」

美波「相手はこっちです!」ブンッ

志希「危ないなぁ」ヒョイ
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:43:34.96 ID:G3ATjolG0
数分後

藍子「全然攻撃が当たらない……!」

志希「あっちはどうなってるかなぁ」チラッ

文香「……」ゴゴゴゴゴゴ

志希「え、これやばいやつじゃん」

文香「用意できました!離れて下さい!」

P「おうっ!」

藍子「はいっ!」

美波「頼みます!」

志希「こうなったら……」

志希「全体昏睡魔法!」

文香「あっ……」フラフラ...バタン

美波「一体何を……!」フラフラ

志希「ちょっと本気で昏睡魔法を使っただけだよ。命に危険はないから安心してね」

P「クソっ……!」バタン

志希「あーあ、2回も大きな魔法使っちゃったよ〜奏ちゃんに怒られるなぁ」テクテク
 
藍子「待っ…て……!」バタン 
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:44:16.05 ID:G3ATjolG0
藍子「……!」ガバッ

藍子「あの幹部は!?」キョロキョロ

P「……逃げられたよ」

藍子「あぁ……」

美波「せっかくいい情報が手に入るかと思ったのに……」

P「まぁ、しょうがないさ。生きているだけましさ」

藍子「また振り出し……」

文香「あの……」

美波「どうしました?」

文香「あの本の内容なら少し覚えていますけど……」

藍子「本当ですか!?」

美波「ぜひ、教えてください!」

P「どうして覚えてるんだ?鍵のかけられた部屋にあったのに……」

文香「後で言おうと思っていたのですが、本当は私、ヴァルキュリアの1人でして……あの部屋の本は私が個人的に集めたものなんです」

美波「そうかぁ、ヴァルキュリアの1人だったからかぁ」

美波「ってヴァルキュリア!?」

文香「お恥ずかしながら……はい」

P「俺たちはヴァルキュリアを探しながら魔王討伐の旅をしてる」

P「それで、この2人はヴァルキュリアなんだ」

藍子「ヴァルキュリアです!」

美波「同じく、ヴァルキュリアです!」

P「よければ俺たちの旅についてきてくれないか?」

文香「もちろんです。私もあの図書館で魔王やヴァルキュリアの情報を集めながら他のヴァルキュリアを待っていました」

美波「これからよろしくね、文香さん!」

藍子「よろしくお願いします!」

P「それでこれからはどうする?」

文香「南の王国との間の村の近くに女神の祠があるそうです。そこにいけば女神の力が得られるとか……」

P「よしっ、じゃあ次はそこを目指すか」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/07(木) 21:45:08.35 ID:G3ATjolG0
P「今日はもう疲れた。宿に帰って寝よう」

文香「では、私も一度家に帰りますね」

藍子「はいっ!」

美波「それじゃあ明日の朝◯◯って宿屋の前で待ってます!」

文香「わかりました、それではまた明日」
72 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/07(木) 21:46:00.12 ID:G3ATjolG0
今回はここまでです
感想や質問等があればなんでもどうぞ
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/08(金) 00:02:17.90 ID:hBRRjX5B0
おつんおつん
74 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/09(土) 20:59:10.49 ID:MAoc+9H70
今回の分投下します
>>73
ありがとうございます、励みになります
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:01:12.85 ID:MAoc+9H70
翌日

P「さてそろそろくるはずだが」

文香「お待たせしました」

美波「おはよう、文香さん」

藍子「おはようございます」

P「それじゃあ早速行こうか」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:03:13.44 ID:MAoc+9H70
道中

美波「文香さんはどんな魔法が使えるの?」

文香「中級程度なら割とと何でも……」

文香「上級魔法になると炎、氷、爆発ぐらいですかね」

藍子「凄いですね……私もいっぱい魔法が使えたらなぁ」

文香「私が見たところ藍子ちゃんは素質はあるので練習すれば魔法は使えるようになりますよ」

藍子「本当ですか!?」

文香「はい、これから時間があるときにお手伝いします」

藍子「お願いします!」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:04:39.94 ID:MAoc+9H70
P「回復魔法は使えるのか?」

文香「あまり得意なわけではありませんが……」

美波「やっとこのパーティに回復が……!」

藍子「今まで薬草頼みだったもんね」

P「ん?あっちに人影が……」

美波「魔物に囲まれています!」

藍子「助けに行きましょう!」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:06:27.57 ID:MAoc+9H70
凛「数が多い!」ザシュ

未央「キリがないね!」バンッバンッ

魔物「ガウっ!」ガブッ

卯月「キャア!」ガクッ  

未央「しまむー!」

凛「よくも卯月を……!」

未央「しまむー連れて逃げよう!」

凛「でも……!こいつらを放っておくなんて出来ない!」

未央「そうだけど……このままじゃ全滅だよ!」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:07:33.27 ID:MAoc+9H70
P「大丈夫か!?」ザシュ

美波「助けに来ました!」ブンッ

凛「援軍!」

未央「助かります!」

文香「爆炎魔法!」ボカ-ン
 
藍子「えいっ!」ザシュ

凛「これなら勝てる!」

凛「蒼の剣を受けよ……!アイオライトブルー!」ザシュザシュ 

未央「トリプルスター!」バンッバンッバンッ

文香(この人達……)

美波(強い!)
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:08:52.62 ID:MAoc+9H70
数分後

P「これで終わりだ!」ザシュ

美波「よしっ!」

藍子「お怪我はありませんか?」

未央「私たちはかすり傷程度だけど……」

凛「卯月が……」

卯月「うぅ……」ボロボロ

文香「これはひどい……」

文香「回復魔法!」ポワン

文香「これでだいぶん楽になるかと……」

卯月「ありがとうございます……」

未央「私からもありがとうございます!」

凛「ありがとう」

文香「いえいえ、困った時はお互い様です」

卯月「後は自力で……」

卯月「回復魔法!」ポウン
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:10:19.45 ID:MAoc+9H70
凛「うーん、だいぶ体力も使っちゃったし今日はもう無理だね」

未央「中央の王国までは遠いし野宿するしかないかな」

P「もしよかったら一緒に野宿しないか?」

未央「いいんですか?」

P「ああ、人数が増えるとその分夜の見張りの時間も減るからな」

P「それにここであったのも何かの縁だ」

未央「そちらの都合がよければ是非!」

美波「決まりですね!」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:10:58.00 ID:MAoc+9H70
夕食後

藍子「未央ちゃん達は3人で旅してるんですか?」

未央「うん、3人で世界を見て回ってるんだ〜」

文香「3人だけで大丈夫なんでしょうか……」

凛「普段は大丈夫だよ。今日みたいにいきなり魔物に囲まれたら別だけど」

卯月「私達3人はとってもバランスがいいんです!」

凛「私が剣で前衛」

未央「私は銃で中衛かな?」

卯月「そして私が後衛で魔法担当です!」

凛「まあ村にいる時にみんなで訓練したから未央も卯月も剣はある程度使えるんだけどね」

藍子「すごいですねぇ……」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:12:03.73 ID:MAoc+9H70
美波「みんな!提案があるんだけど聞いてくれないかな?」

文香「どうかしましたか?」

美波「せっかくの機会だし情報交換してしておかない?」

未央「おっ、いいねー」

文香「それでは早速……卯月さんにお聞きしたいのですが」

卯月「はい!なんでしょう?」

文香「卯月さんはどんな魔法が得意なんでしょうか?」

卯月「うーん、別に得意な魔法とかはなかですねぇ。あっでも〜」

文香「なるほど……私は〜」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:13:07.74 ID:MAoc+9H70
凛「二人とも、熱中しちゃってるね」

藍子「凛さん、すごい剣術でした」

凛「そう?ありがとう。3人の中で一番剣が得意だったからね」

凛「藍子も上手く立ち回れてたよ」

藍子「そうですか?それならよかったです」

藍子「あっ、あと聞きたかったのがあいおらいとぶるー?なんですけど」

凛「ああ、あれは必殺技みたいなものだよ」

凛「剣に氷の魔法を纏わせて威力を上げてるんだ」

凛「慣れるまでは難しいけど練習すればできるようになるよ」

未央「いやいやそれはしぶりんだけだから」

美波「私の場合は槍だけど練習してみようかな」

凛「練習の仕方教えるよ。まず〜」

美波「なるほど……」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/09(土) 21:14:02.63 ID:MAoc+9H70
未央「こっちも話し込んじゃったよ」

藍子「未央ちゃんたちは南の村に行ってきたんだよね?」

未央「そうだよ〜」

藍子「どんな村でしたか?」

未央「うーん、ヴァルキュリアの1人が必死に魔法の勉強してたよ」

藍子「ヴァルキュリアですか!?」

未央「うん、魔王に立ち向かうために必死に勉強してるんだって」

未央「どうかしたの?」

藍子「実は私たち魔王討伐のためヴァルキュリアを探してるんです」

藍子「私と文香さん、美波さんがヴァルキュリアてあと2人なんです」

未央「魔王討伐かぁ……すごいなぁ……何か手伝えることがあったらなんでも言ってね!」

藍子「はい!何かあったときはよろしくお願いします!」

P「おーい、お前らそろそろ寝るぞー」

文香「もうそんな時間ですか……」

P「まずは俺が見張りをする。それから交代で見張りをしよう」

全員「はーい」
86 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/09(土) 21:15:08.96 ID:MAoc+9H70
今回はここまでです
感想や意見等あればなんでもどうぞ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 18:46:45.63 ID:87pRyzAQO
今一番3人で強いのは美波なのかな?
魔法は文香の方が強そうだけど
88 : ◆wCar1qW7kY [sage]:2017/12/12(火) 22:56:13.43 ID:2LhEsCiN0
>>87
そうですね、総合的には美波が一番強いです
まとめると
美波 近接◎魔法◯(水系の魔法が得意)
藍子 近接◯魔法△(時間系のみ、ハマれば強い)
文香 近接×魔法◎
(魔法は割となんでも使えるが得意なのは攻撃魔法)
こんな感じですね

あと今日投下しようと思ったんですが間に合いませんでした
明日には投下できると思いますのでよろしくお願いします
89 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/14(木) 00:25:42.87 ID:/NKnxkqs0
ちょっと遅れました
今回の分投下していきます
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:26:12.19 ID:/NKnxkqs0
翌日

未央「それじゃあ私たちはこっちだね」

卯月「一晩一緒にいてとっても楽しかったです!」

藍子「こちらこそ楽しかったです!」

凛「美波、魔法剣の練習頑張ってね」

美波「うん!絶対にモノにして見せる!」

P「こちらもいろいろな情報をもらって助かった」

文香「どうか気をつけて……」

未央「また会おうねー!」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:30:29.77 ID:/NKnxkqs0
南の村

藍子「着きました!」

美波「とりあえずヴァルキュリアの子を探さなきゃ」

P「すいませんちょっといいですか」

村人「どうかしましたか?」

P「この村にヴァルキュリアの子がいると聞いたんですが」

村人「ああ、ありすちゃんのことね。あの丘の上の家にいるよ」

P「ありがとうございます。とりあえず行ってみます」

村人「キツイことを言われるかもしれないけど悪く思わないでね。あの子にもいろいろあるから……」

文香「はい。了解しました」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:31:27.23 ID:/NKnxkqs0
ありすの家

美波「すいませーん!いらっしゃいますかー!」

ありす「なんですか……?」

藍子「ヴァルキュリアなんですよね?」

ありす「そうですが……用がそれだけなら帰ってください」

文香「実は私たちもヴァルキュリアなんですが……」

ありす「!!本当ですか?」

P「俺は違うが3人はヴァルキュリアだ」

ありす「……中に入ってください」

文香「ありがとうございます……」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:32:08.29 ID:/NKnxkqs0
ありす「それでどういった用なんですか?」

P「俺たちはヴァルキュリアを探しながら魔王討伐の旅をしている」

ありす「そうなんですか……」

美波「それでありすちゃんにも付いて来てくれないかなって」

ありす「それは構いませんが……私の力だと足手まといになるかもしれないです」

藍子「勉強してたっていうぐらいだからありすちゃんは魔法使いなの?」

ありす「はい。魔法書を何度も読んで勉強しました」フンス
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:32:43.90 ID:/NKnxkqs0
文香「どんな本か見せてもらってもいいでしょうか?」

ありす「構いませんよ。これです」

文香「これは……」

藍子「どうしたんですか?」

文香「この本ではほとんど初級魔法しか載ってないんですが……」

ありす「え!?」

美波「本当なんですか?」

文香「はい。このような本なら中央の王国にはいくらでもありました」

ありす「そんな……村で一番の魔法書なのに……」

P「村の中だからそもそもの魔法書の数が少なかったんだろうな」

文香「魔法なら私が教えられるかと思います」

ありす「本当ですか!早速お願いします!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/14(木) 00:33:29.47 ID:/NKnxkqs0


文香「ではまず今使える魔法を使ってみてください」

ありす「わかりました」

ありす「炎魔法!」ボウッ

P「これは……」

美波「初級の魔法なのに明らかに中級以上……!」

文香「おそらく元の魔力がものすごく高いんでしょう……」

文香「これならすぐに私のなんか超えると思います」

ありす「本当ですか!?」

文香「はい……これからも一緒に練習しましょうね」

ありす「はい!」

藍子「あの、私にも教えてくださいね!」

文香「もちろんです」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:34:07.55 ID:/NKnxkqs0
美波「でもなんでこんなに魔翌力が高いんだろう……」

ありす「おそらく遺伝的なものだと思います。両親が二人とも魔法が得意だったので」

P「よく知ってるな」

ありす「勉強しましたからね」フンス

藍子「そういえばあの家はありすちゃん1人だけ?」

ありす「はい。両親はどちらも考古学者で世界中の遺跡を転々としています」

美波「そうなの……」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/14(木) 00:34:59.95 ID:/NKnxkqs0
P「ありす、この近くの女神の祠って知ってるか?」

ありす「もちろんです。私も何度か行こうかと思ったんですが魔物がいて近づけませんでした」

P「それなら今日はしっかり整えて明日行くか」

ありす「寝床なら私の家を使ってください。両親の部屋が空いてますので」

文香「助かります……」

ありす「いえいえ。こちらこそ魔法を教わること身ですから」
98 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/14(木) 00:35:40.76 ID:/NKnxkqs0
今回はここまでです
感想や質問等ありましたらなんでもどうぞ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/14(木) 03:16:18.72 ID:UbG37MCi0
おつ
100 : ◆wCar1qW7kY :2017/12/22(金) 00:11:28.98 ID:eQUfFXBm0
お久しぶりです
最近更新できなくてすいません
年末ということもあって仕事が忙しくなかなか書く時間が取れないのでしばらく更新を停止します
必ず完結させようと思っているので楽しみにしている方がいらっしゃれば気長に待ってもらえると嬉しいです
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 00:59:10.78 ID:bXmty5HY0
待ってるぞ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/14(日) 01:56:17.64 ID:+Gcao59Oo
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