青葉「私がヒーローにっ!?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 17:36:58.47 ID:t3ucmZWw0
※このSSは「NEW GAME!」になります。また、本編とは違った物語になっております!


〜朝の通勤時〜

青葉「はぁはぁ、すっかり寝坊してしまった!! 後5分で着かないと遅刻だぁ、急がなきゃっ!?」タタタッ

………………………………………

青葉「はぁはぁ、もうすぐで着くぞっ! これだったらギリギリで……」

ズシーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ!!!!!

青葉「きゃあっ!?」ドサッ

ズシーーーーーーン、ズシーーーーーーン!!

青葉「な、なんなんですかっ、この地響きはっ!? まさか地震っ!!??」キョロキョロ

ズシーーンッ!

青葉「だんだん近く…んっ?」チラッ

怪獣「」バァーン

青葉「………えっ?」キョトーン

怪獣「ガオッーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

青葉「えええええええええええぇぇぇぇぇぇぇっっっっっっっっっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!???」ビクッ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1512117418
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 18:06:24.38 ID:t3ucmZWw0
<わぁーー、わぁーーー、きゃあ、きゃあっ!!!!!

青葉「な、なんでっ、怪獣がっ!? わ、私は夢を見てるんですかっ!? た、試しにほっぺたを…」ギュッ

青葉「イタッ!? でも、醒めない…という事は……現実っ、うっそぉっ!!??」

怪獣「ギャオッーーーーーーーーーーー!!!」

<わぁーーー、怪獣だぁーーー!!

<きゃああーーー、早く逃げないとーーー!?

青葉「あ、あわわっ、な、なんでぇ………」ガタガタ

怪獣「ギャオーーーーーーー!!!」

青葉「あわわっ…。……!?」ポンポン、チラッ

男「キミ、ここにいたら危ないよ?」

青葉「えっ、だ、誰ですかっ!?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 18:20:11.28 ID:t3ucmZWw0
男「うーん、誰というのはお答えできないかな? ところでキミ、あの怪獣を倒してみないか?」

青葉「えっ?!」

男「ちょうどあの怪獣を退治できるような人を探していてね…私はキミに賭けてみたいと思うんだがね!」

青葉「えっ、退治? 賭ける??」

男「簡単に言うと、キミがあの怪獣と戦って倒してほしい…という事だよ!」

青葉「え、えぇ…えぇぇぇっっっーーーー!?」

男「まぁ、初対面にいきなり声を掛けられて、しかもあの怪獣と戦ってほしいだなんてお願いは無茶だと分かっているがね…。このままだとキミはおろか、この街にいる人達も危ないからね…至急戦ってほしい所なのだよ!!」

青葉「な、何を言ってるんですかっ!? ていうか、無茶苦茶にも程がありますよっ!! それにどうやってあの巨大な怪獣と戦えと…明らかにサイズが違いますし、私の方が圧倒的に不利ですよっ!?」

男「不利ではありませんよ……これを使えばね!」スッ

「謎の腕輪」バァーン

青葉「な、なんですか、それっ?」

男「これは巨大化できるアイテムです!」

青葉「きょ、巨大化っーー!?」

男「えぇ。方法は簡単…腕輪をはめて「変身」と叫べばOKです。後はアイテムの力で巨大化しますので、戦うだけです!」

青葉「そ、そんな、事が…。で、でも、巨大化するだけじゃ無理ですよね?! 生身ですし…」

男「心配はありませんよ。その後の詳しい事はこの説明書に書いてありますので……すぐに目を通して下さい!」スッ

青葉「えっ!? …えぇと……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 18:34:26.62 ID:t3ucmZWw0
※腕輪の説明書!

1.巨大化後は腕輪の効力で体が鋼鉄以上に頑丈となり、どんな強力な攻撃にもビクともせずに耐え抜くことが出来ます。
2.運動神経が悪くても大丈夫。腕輪の効力により貴方の身体能力が何倍にも向上されます。
3.更にビームを撃てるようにもなります。


青葉「えぇっー!? こんな事が可能に……でも、話がウマすぎますし、なんか胡散臭いですよっ!!」

男「いいえ、これは本当です! さぁ、さっそくこの腕輪で変身してあの怪獣と戦ってください!」

青葉「しかも変身って言ったってただの巨大化じゃないですかっ?! それは変身とは言えませんよ!」

男「細かい事はいいですから!」

青葉「良くないですよっ!? それにいきなり変身して戦え、なんて無理で、無茶ですよっ!」

男「何を言ってるんですかっ?」

青葉「それは言いますよっ! だって私はゲーム会社に勤めている普通の社員ですし……。そんな普通の一般人がいきなり、ヒーローみたいな事をしろ…なんて言われたら普通は嫌になりますよっ!!」

男「だけど、今は貴方しか頼れませんし…。無茶でも、何とかお願いしますよ?」

青葉「無理ですってーー!!!」

男「じゃあ、それでよろしいんですか……貴方は?」

青葉「えっ?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 18:57:44.43 ID:t3ucmZWw0
男「貴方はさっきゲーム会社に勤めている普通の社員だと仰いましたが、先ほどの貴方の態度からしてそのお勤め先はこの近く、という事ですよね?」

青葉「えぇ、そうですけど?」

男「でしたら無理だと言ってはいられませんよ?」

青葉「な、なんで、ですか?」

男「貴方のお勤め先である、そのゲーム会社…そこがもし怪獣に襲われでもしたら、どうなるのでしょうか?」

青葉「あっ?!」

男「お気づきになられましたか…そう、もし襲われでもしたら「そこはまずお終い」でしょう! 中にいる他の社員さんたちが無事に避難出来ても、会社は破壊されてしまいます…。そうなれば、貴方はおろか、他の社員さんたちは働く場所を失う事になるのですよ?」

青葉「あ、あぁ……」ガタガタ

男「だからこそ、それでよろしいんですか?」

青葉「い、嫌…ですよ!」

男「はい?」

青葉「嫌に決まってるじゃありませんかっ!!! イーグルジャンプは…私や私の憧れである八神コウさん、ひふみ先輩たち社員にとっての大事な居場所なんです!!! そんな場所をみすみす怪獣に壊されるなんて……私は見たくない…見たくはありませんよっ!!」

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 20:20:05.98 ID:t3ucmZWw0
男「そうですよねー? だから貴方がそのイーグルジャンプという場所を守ればいいのですよ!」

青葉「えっ?!」

男「貴方と貴方の憧れの人、他の社員さん達の為にも…。でなければ…全て無くなりますよ?」

青葉「………」

男「確かにヒーローみたいに戦うのは大変かもしれませんけど、実際のヒーローだって同じですよ! ヒーローは大変なもので、それが無茶だとは分かっていながらも…守りたいものが、守りたい人がいるから…そのために戦っているのです!! それも大変、つらいという覚悟を持って!」

青葉「っ!?」

男「だから、貴方も守りたいものがあるなら、そのものの為に決意して頑張って戦ってみてはいかがですか?」

青葉「……貴方は戦わないんですか?」

男「私はある決まりで直接干渉は出来ませんよ…。」

青葉「変なんですね…。貴方は一体何者なんですか?」

男「すみません。二度目ですが、それはお答え出来ないと申しましょう! とりあえず、どうされますか? 戦われますか、それとも…」

青葉「分かりました…。私もこのままイーグルジャンプを失いたくはありませんし、貴方の言う通りこれが憧れの人やひふみ先輩たちを守る為だったら……私は戦います!!」

男「おぉ〜、その言葉を待っておりましたよ……涼風青葉さん!!!」

青葉「どうして、私の名前をっ?!」

男「どうしてと申されましても……すみません、明かす事は出来ませんね…」

青葉「結局、最後まで秘密なんですね……」

男「すみません…。では、後の変身後は説明書の通りになりますので、よろしくお願いします!! では…」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 20:23:29.01 ID:t3ucmZWw0
青葉「ハッ、いつの間にいなくなってる…!?」

青葉「でも…腕輪はあるし…よしっ、覚悟を決めて……何とかなれだっ!!!」

青葉「変身っ!!!」

\ピカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!/

青葉「おぉっーー、この光はっ!?!?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 20:44:59.73 ID:t3ucmZWw0
〜イーグルジャンプ〜

怪獣「」ズシンズシン

コウ「おいおい、マジで怪獣かよっ!?」

りん「コウちゃん、危ないわっ!? 早く逃げないと!!??」

はじめ「うわぁっーーー、本当に怪獣っていたんだーー♪♪ 特撮とかヒーローアニメの中だけの話じゃなかったんだねっ!!」

ゆん「って、はじめは何、感心しとるんやっ!? はよう、逃げんと!?」

怪獣「」ズシンズシン

ひふみ「あわわっ……!?」

タッタッタ!!

葉月「おい、何をしてるんだ? 早く逃げないとヤバいぞっ!?」

うみこ「私のミリタリーだけでは歯が立ちそうにありませんね……あれでは…」

葉月「って、うみこくんも何を言ってるんだねっ!?」

怪獣「」ピタッ

コウ「あっ、私らの会社の目の前まで来て動きが止まったぞっ!?」

怪獣「」スッ

ゆん「ヤバいわっ!? 手を大きく振り上げとるっ!?」

りん「会社ごと一気に壊す気かしらっ!?」

「怪獣の手」ビューーーーーーン

コウ「ヤバいっ、急いで逃げないと…」

ひふみ「ダメ…。今…逃げ…ても……間に…合わな…いっ!?」」

「怪獣の手」ビューーーーーーン

葉月「ここまでかっ!?」

うみこ「くっ!」

はじめ「わぁーー……」

「怪獣の手」ビューーーーーーン
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 21:11:38.47 ID:t3ucmZWw0
青葉「そうはさせませんよっ!! たぁっ!」

怪獣「ギャオーーーーーーー!?」ドンッ

ズダーーーーンッ!!

コウ「あっ、怪獣が倒れたっ!?」

はじめ「何があったのっ!?」

葉月「何が起こったのかねっ!?」

うみこ「今、何か声と共に大きな何かが…あの怪獣を……」

りん「ねぇ、今の声って…?」

ゆん「ウチにも聞き覚えが…」

ひふみ「ま、まさかっ!?」

青葉「巨大ですが、涼風青葉…参上です!!」シャキーン

コウ「なっ、あ、青葉ーーーっ!?」

ゆん・ひふみ・はじめ・りん「「「「青葉ちゃんっ!!??」」」」

うみこ「涼風さん、ですかっ!?」

葉月「えっ、涼風くん……?!」

青葉「私たちの大事な会社を壊させませんっ! イーグルジャンプは私が守ります!!!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/01(金) 21:30:52.55 ID:t3ucmZWw0
コウ「青葉のヤツ…遅刻かと思えば、いきなり巨大化して現れるなんて…。どうなってるんだ、こりゃあーっ!?」

りん「えっ……なんで青葉ちゃんが……。それよりなんで、巨人みたいにっ!?」

ゆん「ウチらは夢を見とるんかっ!?」

はじめ「あ、青葉ちゃん………か、カッコいい〜〜っ♪♪」

うみこ「いやっ、カッコいいと言う前にどのような経緯でああなったかを気にした方が……」

ひふみ「あ、青葉ちゃんが……」アタフタ

葉月「いくら私でも何がなんだが…!?」

青葉「皆さん、大丈夫ですか?」

りん「え、えぇ。大丈夫だけれど……」

ゆん「それ以前に青葉ちゃん…その巨大な体は……どないしたんや……?」

コウ「なんで、大きいんだよっ!?」

青葉「あっ、これですか? 気になりますか??」

うみこ「えぇ。そりゃあ、気になりますよ……。」

葉月「気にならないのもどうかと思うがね…?」

青葉「これは…その…後で説明しますので! とりあえず、ここは私に任せて…皆さんは今のうちに避難してください!」

ひふみ「え、えぇっ…!? で、でも……」

葉月「分かった…。ひとまず、今の状況に関してはおあずけにして、私らは避難しようか!」

うみこ「それが賢明ですね……」

りん「あ、青葉ちゃん…」

青葉「はい?」

りん「後で、その…大きくなった訳…行かせてね?」

青葉「もちろんです!」

はじめ「………」

ゆん「はじめ、どないしたんや? 青葉ちゃんが言うとるんや…はよう逃げんと!?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/02(土) 02:10:30.70 ID:it86fVwm0
はじめ「いや、私は動きたくないな! 現実で…こんな特撮やアニメみたいな出来事、そうそうに見れないからね! それに私らの可愛い後輩の青葉ちゃんが戦うっていうのに私たちだけが逃げるなんて、なんか嫌だからさ! 私はここに残って青葉ちゃんを応援するよ!」

ゆん「ちょっ、はじめぇっ!?」

ひふみ「い、今は逃げ…ない…と」

コウ「いや、はじめの言う通りだ。」

りん「コウちゃんっ!?」

コウ「何があったかは知らないけど、青葉はあの怪獣に立ち向かうっていうのに…私が逃げるのは上司として申し訳ないしな!! 私もここに残って応援もするけど、最後まで青葉のそばにいて全てを見届けないとな!」

うみこ「で、ですが……それだと…」

葉月「そうだな。最初に避難しようと言った私だが、それは取り消そう。やはり、上司として最後まで涼風くんを応援しよう!! それが一番だよ!」

りん「葉月さんまでっ!?」

ゆん「……わかりましたわ!」

ひふみ「えっ?」

ゆん「ウチも残ります! ウチは何もでけへんから、せめて青葉ちゃんを応援せえんとな!」

うみこ「飯島さんもですかっ?」

ひふみ「わ、私も……。青葉ちゃんの為に……残る…。」

りん「ひふみちゃんまで…」

うみこ「しょうがないですね…。私も残りますよ! 皆さんがそうすると仰ってるのに、自分だけ逃げるのは反則ですからね!!」

りん「しょうがないわね! 私も残るわ…皆が青葉ちゃんの為に応援したいと言うなら、私だって同じ気持ちよ♪」

はじめ「よぉし、皆の意見がまとまったって事で……青葉ちゃんの応援を全力でするぞーーー!!!」

一同「おっーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/03(日) 08:02:43.25 ID:DNPOf+Tbo
そのまま巨大化してるのかよぱんつ丸見えじゃねーか
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