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夜神粧裕「デスノート?」
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67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 07:29:12.89 ID:tHJrt5+nO
リンド・L・テイラーが殺されなければ…って言う人もいるけど
やっぱりLは追い詰めてくるのね
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 08:04:35.36 ID:sSXBLADKo
名前書いた人間が死んだかどうか粧裕は調べなかったんかね
調べなくても死んでると確信してたか、調べるのもめんどくさいほど殺してたか
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 08:11:31.45 ID:vzKux3jfo
サユがネラーだったらバレてたが、まあ女の子だしね
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 08:23:09.06 ID:hdvGXkJ0O
>>67
Lにとってもこのssでの方法は悪手なんだけどね
この時はある程度人道や道徳を考慮して手法を考えるから、犯罪者とはいえ特定まで時間も被害も大きい上に虱潰しの人海戦術でしか答えを導き出せないってのはかなり苦戦させられてる
そもそもこういう人海戦術を行わなくて済むようにLが呼ばれてる訳だし
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 10:15:19.76 ID:fxad2xJQO
まあ兄の方は煽り耐性0どころかマイナスだったし
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 14:02:19.59 ID:rb0fHYEg0
前にやってたアイマスクロス連想したけど
地力があって凡人自覚した徳川家康タイプだと原作よりも厄介になるんだよな
無理やり原作=織田信長的な見方で
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 14:26:30.15 ID:wn+s3oD1O
>>68
精神がイカれる状態ぽいしノートに書く→"偶然"その人が死んでるって考えだから生死には無頓着だったんじゃない?
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 18:02:00.06 ID:TI1+PIGJo
粧裕ちゃんが可愛いssかと思ったらガチデスノssだった…でも面白いよぅ
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:21:54.25 ID:zljesD0n0
粧裕の部屋
粧裕「今日はこれくらいかな」
リューク「ククククククククククククッ」
粧裕(……? この違和感、最近良くあるけど……)
粧裕「……リューク、最近あたしがノートを使うとき良く笑ってるよね?」
リューク「まあな」
粧裕「何がそんなにおかしいの?」
リューク「いや」
粧裕「……いやって何? 何かあるでしょ?」
リューク「別に何も、ククククククククッ」
粧裕(こいつ……)
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:22:56.51 ID:zljesD0n0
粧裕「」カタッ
リューク「お? どーした?」
粧裕「」ガチャッ タタタタタ
リューク「部屋飛び出して行って、戻ってき……おっ!!」
粧裕「リンゴ食べる?」
リューク「食う!」
粧裕「それじゃ、何がおかしいのか教えて。教えてくれないとリンゴあげない」
リューク「お、おい!! そりゃ卑怯だろ!?」
粧裕「いるの? いらないの? いらないならあたしが食べちゃおっと」シャリッ
リューク「あ、あー! 待て、待て! い、言うから食うな!!」
粧裕「はい、それじゃ、なにがそんなにおかしいの? 最近笑うときの「ク」が多すぎ」ポイッ
リューク「ホッ」リンゴキャッチ
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:23:40.54 ID:zljesD0n0
リューク「いやな、最近お前が見てるテレビで変な事が起きててな」シャリシャリ
粧裕「変なこと?」
リューク「ああ、犯罪者の名前が間違えて放送されてる」
粧裕「……間違って?」
リューク「そうだ」
粧裕「……いつから?」
リューク「2週間くらい前かな?」
粧裕「…………それって、あたしがデスノートに名前を書いた犯罪者も含まれてる?」
リューク「ああ、お前はそいつらをデスノートに書いてたぞ」
粧裕「…………名前は違うから死んでないよね? その犯罪者」
リューク「死んでないな」
粧裕「…………」バンッ!!!!
リューク「うおっ!? ど、どうした、いきなり机叩いて?」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:24:42.59 ID:zljesD0n0
粧裕「……どうしてわかったの?……そっか、名前が間違って発表されている犯罪者とかいるかも……それに顔の公表されてない凶悪犯も殺せてない……そこからばれた……だとしたら……」
リューク「おーい、粧裕?」シャリシャリ
粧裕「あたしは最近ほとんど凶悪犯の情報をテレビで得てた……犯罪者の名前が違って放送されていたなら犯罪者は死んでいない…………意図的に行なわれていたら……2週間…………」
リューク「どうしたー?」ゴクン
粧裕「リューク。何で気付いてたのに言わなかったの?」
リューク「あ? 名前が間違ってた事か?」
粧裕「そう」
リューク「そりゃ、何か変なことしてんなーって面白かったし、おまえも気付かずにそいつらの名前を書いてるのが面白くてな」
粧裕「……」ビキィッ
粧裕(怒るなあたし……冷静に、冷静に……)
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:25:39.02 ID:zljesD0n0
粧裕「ふぅぅぅぅ……次は教えて」
リューク「あん?」
粧裕「偽名になってる犯罪者、教えて」
リューク「えー面倒くせーよ」
粧裕「……そう、ならもうリンゴあげない」
リューク「ち、ちょっと待ってくれ!? 何でだよ!?」
粧裕「だってそうでしょ? あたしは善意でリュークにリンゴをあげてる。面倒くさくてもリュークが頼むからあげてるの。それなのにリュークはあたしが頼んでも面倒くさいってあたしの頼みを聞いてくれない。ならあたしもリュークの頼みなんか聞かない」
リューク「ま、待て待て待て! それは困る!」
粧裕「なら分かるでしょ? 自分がどうすればいいのか」
リューク「わ、分かった。だけど偽名になってるかどうかだけで名前は教えれないぞ! 名前も知りたかったら目の取引だ!」
粧裕「……目?」
リューク「ああ、死神の目の取引だ!」
粧裕「何それ? 知らないんだけど」
リューク「あれ? 言ってなかったっけ?」
粧裕「教えて」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:30:47.55 ID:zljesD0n0
リューク「あーそうだな、多分言ってねーな。えーっと死神の目ってのは人間の顔を見るとそいつの名前と寿命が顔の上に見えるんだ」
粧裕「!」
リューク「だから俺には人間の名前が偽名でもわかる」
粧裕「……便利な目だね。それで取引って?」
リューク「ノートを拾った人間にだけ死神の目の取引が出来て、取引をするとそいつの目を死神の目にしてやることが出来る」
粧裕「!!」
リューク「寿命の半分を頂くがな」
粧裕「…………寿命の半分」
リューク「どうするよ? 死神の目にすればもう偽名かどうかなんて気にしないで済むぞ」
粧裕「……」
リューク「……」
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:35:23.43 ID:zljesD0n0
粧裕「今は、いらない」
リューク「ほう」
粧裕「必要になったら言うから準備はしておいて」
リューク「ククッ、大丈夫だ。いつだって出来る。コンタクトを入れ替えるのと変わらない数秒だ」
粧裕「……それじゃ、約束を守ってもらうから、今から見る犯罪者達が偽名かどうかだけ教えて」
リューク「ん? ああ。わかったけど、テレビは何で犯罪者を偽名で放送したんだ?」
粧裕「あたしの居場所を突き止めるためだろうね」
リューク「あん? そーなのか?」
粧裕「うん。多分もうあたしが名前と顔が分らないと殺せないってこともばれてる。それを逆手に取られたって感じ。多分テレビで放送する地域とかを区切って偽名の凶悪犯が死なない地域を絞り込んで行ってるんだろうね。このまま気がつかなかったら危なかったかも」
リューク「ん? 犯罪者が死ななかったらおまえの居場所わかんの?」
粧裕「わかるの。でももう気がついたからこれ以上は分からないよ」
リューク「ふーん。何か余裕だな? おまえの居場所ばれたんじゃないの?」
粧裕「こんな短期間で分からないって。これが半年とか1年とかなら違ってたと思うけど、多分よくてあたしが東京にいるって気づいたくらいじゃない? もうこれからは偽名の凶悪犯なんてノートに書かないからどうしようもないと思うよ」
リューク「ほー」
粧裕「……でも、少し気をつけないと。まさかあたしの殺し方を見てこんな手を打ってくるなんて……」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:37:18.90 ID:zljesD0n0
粧裕(しばらくはテレビの凶悪犯を殺すにも気をつけて色んなところから凶悪犯の情報を得ないと)
粧裕(だけど、この手口……何ていうか、犯罪者使って実験しているようで…………その犯罪者を殺しているあたしが言えた事じゃないか……)
粧裕(マスコミとか警察も協力してるだろうし、これを行なわせたのって……あのLって人だろうな……)
粧裕(あたしのことを悪だって言って……それは間違ってないけど……犯罪者を実験台にするのは、正義なのかな?)
粧裕(……駄目、警察やああいう人は世界にとって必要な人達)
粧裕(……凶悪犯みたいな死んでもいい人間とは違う)
粧裕(……殺してもいいのは犯罪者だけ)
粧裕(殺すのは犯罪者、死んでもいい人間は、悪人だけ……)
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:38:17.98 ID:zljesD0n0
Lの部屋
L(キラの殺し方が変わった)
L(テレビだけじゃなく、様々な情報媒体からランダムに犯罪者が殺され始めた)
L(情報操作に気付いた? それとも偶然?)
L(恐らく気づかれている。明らかに今までの殺し方ではない。殺し方が完全に変わった)
L(何故気付いた。犯罪者が偽名だという事がわかるようになった? この可能性が一番高いが……もう一つ)
L(捜査本部かマスコミ関係者の情報を知る手段を手に入れた? 可能性は低い、だが……)
L(低い可能性を0%にしておくか……)
L「ワタリ、私だ」
ワタリ「はい、L。何か?」
L「警察の目の届かないところに行きFBI長官につないでくれ」
ワタリ「わかりました」
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:38:54.48 ID:zljesD0n0
長官「……L、極秘で日本警察内部を調査してもらいたいとは?」
L「非常に低い確率ですが、キラがいる可能性があります」
長官「低い確率とは……一体どれくらいの?」
L「ほぼ0です」
長官「それは、調査しても無駄足になるのでは……」
L「なる可能性は高いです」
長官「我々も中々忙しいのですが……」
L「アメリカの犯罪者でキラに殺されたと思われる者は327名。全世界でダントツです。このまま野放しにしておいていいのでしょうか? この調査でキラが発見できればキラを見つけることもできないと信用が落ちているFBIには追い風となるのでは?」
長官「…………わ、わかりました、やりましょう」
L「ありがとうございます。それでは、日本警察内部、特にキラ事件に関わっている者と今回の情報操作に関わったマスコミ関係者、その身辺を徹底的に調べてください」
長官「わかりました。それでは……」
L(これで捜査本部の情報が漏れていないと証明できれば、キラは偽名を看破する能力を身につけたことになる)
L(人を念じただけで殺せて、その条件は名前と顔。そして偽名も見破ることが出来る……)
L(能力が増えた……そして今後もまだ能力が増える可能性もある……)
L(厄介な事になってきたが……手元にある情報を組み立てて策を考えるしかないな……)
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/11/29(水) 22:39:24.87 ID:zljesD0n0
また書いてきます。
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 22:41:19.25 ID:/xSFXlaMO
乙
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 22:43:32.85 ID:qzSjPAuF0
乙、なんか月より良い勝負してる感あるな
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 23:03:04.27 ID:VDF2/Mvgo
乙ー
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 23:13:52.53 ID:Ub1LA1ESo
>>87
月はスペックは高いが幼稚ですぐ挑発に乗るからな
さゆは頭脳は並だけど月みたいにカッとならないのが強い。リュークにストレートに交渉するし
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 23:13:57.00 ID:kWlVPNQB0
乙 ばれたらヤバいと思ってるがLを抹[
ピーーー
]べき敵と見てないのが大きいな...
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 23:19:48.03 ID:z4MdjuAko
月はLとの勝ち負けに拘ってたからな
こっちは挑発にも乗らないし頭脳合戦も乗らないだろうから、探すのが大変
ただLが見当つけて接触してきたら原作月ばりに立ち回れるとは思えんが
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga sage]:2017/11/29(水) 23:26:50.27 ID:TIzQhUZH0
乙
月は自分が神と錯覚したけど、裕香は人のままだからね。
条件が多少分かったぐらいで反応が一切無い超常の力で殺しまくる相手にどうしろと
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/29(水) 23:54:26.39 ID:1kwMGfAqo
裕香とかいう新キャラについて
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/30(木) 00:28:47.52 ID:6P3fZVrt0
粧裕と変換しようとしたら間違えたんだろう…
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/30(木) 00:54:26.56 ID:oIsf5UJhO
美香ちゃん!君のことが好きだ13ニチィ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/30(木) 07:08:47.22 ID:N5+gVGWIo
粧裕は邪魔な人でも悪人じゃなければ殺さないだろうところを見るに、レイ・ペンバーとかLは殺しの対象じゃなさそうだよね
逆に悪人の殺しに必要なら死神の目も貰いそう
月との違いがどうでるのか楽しみだわ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/30(木) 07:35:18.33 ID:G9AL2ycKo
乙
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:41:27.35 ID:CVe5UJ1w0
粧裕外出中
リューク「粧裕、ちょっといいか?」
粧裕「……外ではあんまり話しかけないでって言ったよね? あたしの声はリュークと違って人に聞えるの」
リューク「いや、だからこそ今話しておきたい」
粧裕「?」
リューク「俺は粧裕が嫌いじゃない……いや、むしろリンゴを良くくれるから好きだ」
粧裕「……何? 急に……」
リューク「これはお前がいつも俺にリンゴをくれている礼でもあるが、俺自身が気持ち悪いから言うのが本音でもある」
粧裕「……まわりくどいんだけど」
リューク「俺はいつも粧裕の後ろにいるからすぐにわかったんだが……」
リューク「目障りなんだよ。この二日間……」
リューク「ずっと、粧裕をつけている人間がいる」
粧裕「!?」ビクッ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:42:46.32 ID:CVe5UJ1w0
リューク「そいつに俺は見えてないがいつも見られてる気分だ」
粧裕(つけている!? あたしを!? そんな馬鹿な!? どうして!? ばれたの!?)
粧裕(お、落ち着いて……そんなわけがない、証拠も何も無いのにどうしてあたしがキラだってばれるの? キラとしてあたしをつけているんじゃない……ということは……)
粧裕(ストーカー……)
リューク「お? 殺る時の目してるじゃないか。ノートも持ってるしすぐ殺るのか?」
粧裕「……馬鹿、あたしにはまだ顔も名前もわからないんだよ? 殺そうにも殺せないし、凶悪犯かどうかもわからないのに殺せるわけないでしょ」
リューク「目の取引をすれば……」
粧裕「やらないって。ちょっと考えさせて」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:44:09.60 ID:CVe5UJ1w0
翌日
リューク「今日もいるぞ」
粧裕「……そいつは学校にいる間もずっとあたしを見てた?」
リューク「ああ」
粧裕「……気持ち悪い、本当に殺したほうがいいかも……」
粧裕「……」
粧裕「リューク、あたしをつけている奴ってあたしの家までつけてくる感じ?」
リューク「いや、いつもお前が家に着く前には消えてるな」
粧裕「……ふーん」
粧裕「……リューク、少し協力してくれない?」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:45:07.48 ID:CVe5UJ1w0
リューク「あん? そいつの名前とかは教えれないぞ?」
粧裕「掟なんでしょ? そこまで期待して無いよ。リュークにはそいつを見続けてもらいたいの」
リューク「俺がお前をつけてる奴を見るのか?」
粧裕「うん。それでそいつがあたしをつけるのをやめるその瞬間を教えて」
リューク「? 別にいいけど。何するんだ?」
粧裕「ストーカーってさ、自分がストーカーされる立場になるって考えないんじゃない?」
リューク「ほぉ」
粧裕「明日は休日。朝から出かけて、昼に家に戻るフリをして、そいつがあたしのストーキングを止めた瞬間逆につけてやる。そいつの家とかわかれば後は簡単。名前とかもわかるし、調べて悪質な犯罪者だったら殺せばいい」
リューク「ストーカーのストーカー。面白そうだな」
粧裕「あたしは尾行なんて初めてなんだから、ストーカーの様子をよく見ておいてね。うまくいったらちゃんとリンゴをあげるから」
リューク「その言葉を待っていた」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:46:55.42 ID:CVe5UJ1w0
翌日は休日
リューク「おい粧裕。ストーカーが帰ってくぞ」
粧裕「……ありがと。それじゃ、尾行開始だね」
コソコソ ビコウチュウ
粧裕「……家じゃなくて、ホテル?」
リューク「でけー建物だな。これあいつの家?」
粧裕「そんなわけないでしょ。……でも、予定外、どうしよう」
リューク「どうすんだ? もう止めるか?」
粧裕「ううん、もう少し調べる」コソコソ ホテルシンニュウ
リューク「お、エレベーターに乗った」
粧裕「……22階」エレベーターテイシカイカクニン
リューク「お、直接行くのか?」
粧裕「まずは21階にね」
リューク「あん? 22階じゃねーの?」
粧裕「1階下でいいんだよ」チーン 21カイトウチャク
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:47:23.40 ID:CVe5UJ1w0
リューク「着いたけどどうすんだ?」
粧裕「やるのはリューク。上の階の部屋覗いてきてストーカーの部屋教えてよ。壁すり抜けられたよね?」
リューク「ああ?」
粧裕「名前は教えれなくても、部屋を教えるくらい出来るよね?」
リューク「そういうことかよ……仕方ねえなぁ……帰ったらすぐリンゴだぞ?」
粧裕「3個あげるよ」
リューク「よっしゃ!!」ビューーーン
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:47:53.77 ID:CVe5UJ1w0
数分後
リューク「見つけたぞー。2212号室だった」
粧裕「ありがと。さてと、次は……フロントにでも行ってみようかな」
リューク「?」
フロントマデイッチョクセン
粧裕「無理そう……」
リューク「さっきからどうしたんだよ?」
粧裕「ホテルとかってフロントで個人情報を書いてチェックインするんだけど……そういう書類見えそうにないし、名前を知るのは無理か……」
リューク「ほー……お、おい! 粧裕! 隠れろ!」
粧裕「?」
リューク「ストーカーがエレベーターからこっちに向かってる!」
粧裕「!?」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:49:26.18 ID:CVe5UJ1w0
『仕事から戻ったと思ったらすぐこれか』
『あら? 私のお父さんに会いに行く事をこれ呼ばわり?』
『いじめないでくれよ。今はどういう挨拶をすれば君のお父さんの好感度があがるのか考えているんだよ』
『ふふふ』
粧裕(も、物陰に……)
リューク「……気付かれなかったみたいだな」
粧裕「ふぅ……」
リューク「ククッ、冷や汗かいたんじゃないのか?」
粧裕「かなりね」コソコソ
リューク「お? 追うのか?」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:50:00.78 ID:CVe5UJ1w0
粧裕「あっちは歩いてどこかに行くみたいだから。……でも、なんだかあの人あたしのストーカーじゃないような気がしてきた」
リューク「そうなのか?」
粧裕「うん。凄いきれいな人と親しげに歩いてて、多分恋人だと思う。あんな女の人がいるならストーカーなんてやらないと思うし。何よりもあの人カッコイイ」
リューク「外見かよ」
粧裕「なんだか殺す気が失せちゃった。あと少しだけつけてみて遅くならないうちに帰るよ」
リューク「なんだよ無駄足かよ。でもまあストーカーごっこ中々面白かったぜ」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:50:46.01 ID:CVe5UJ1w0
粧裕(……でも本当にあの人なんなんだろ?)
粧裕(ストーカーに見えないし……そういう人ほど本当に危ない人とかだったり?)
粧裕(そうはみえないけどなぁ……あっ)
リューク「今度は家に入ってったぞ」
粧裕「うん」
粧裕(表札は……南空)
粧裕(あ、誰か出てきた。ストーカー?が愛想笑いをしながらおじさんに頭を下げてる。綺麗な女の人が出てきたおじさんになにかを言って……)
『ナオミ、お前もこんな優男じゃなくてだな……』
粧裕「なおみ? あの女の人の名前? あのおじさんはあの家の人みたいだから……あの家はあの女の人の家? だとしたら……あの人は南空なおみさん……」
粧裕「……少し調べてみよう」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/02(土) 00:51:16.36 ID:CVe5UJ1w0
今日のところはこのへんで。
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 00:53:06.03 ID:fpGiNpOQ0
乙
まあ、粧裕は月と違ってハッキング出来ないし、まさかキラとしてマークされているとは考えないよなぁ……
原作でも月が余計なことをしなければは白とレイペンバーを決めつけて終わっていたし、粧裕も余計な行動しなければ白だろうな
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 00:58:08.08 ID:7FVaSyXVO
つーか、素人に逆ストーカーされてんのに、気づかないFBI捜査官って…………
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 01:09:18.14 ID:Ve80B1HLo
リュークに付けさせてさらにあと追えばセーフ
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 01:55:29.66 ID:L8FRfZfn0
粧裕も、地頭は良いタイプだと思う。
あとは、ノートによる殺しで自分を見失わないことが、月との差別化になるのかな。
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 11:26:12.35 ID:upeYnSpRo
乙ー
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/02(土) 11:36:10.55 ID:A1/nnuhTO
きっと彼女のご両親への挨拶の事で頭がいっぱいだったんだろう
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/03(日) 13:47:29.06 ID:TIhbYS8N0
乙
面白いので続き期待
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 17:24:46.42 ID:Gu/yL5KK0
乙
ガチのデスノssが今でも投稿されてるなんてすごいな
面白い
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 17:31:31.49 ID:20p+NAdS0
ミサミサや魅上とどんな関係になるか楽しみ
月と違って二人のことを駒とは見なさそうだし
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/03(日) 18:11:19.73 ID:CZJp1BzR0
そもそもミサと接触しなさそう。というか第二のキラも放置しそう。
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 18:14:36.54 ID:+SQrIMEx0
粧裕に目を付けられるか不明だが、目を付けた場合はLは学校の先生として潜入しそうだ(冗談)
そもそも粧裕だと総一郎が過労で倒れた場合に続けられるかどうか……(あの時の会話は月には通じなかったが粧裕には…)
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 18:25:29.08 ID:uGfjTrOxo
>>118
sageろ
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/03(日) 19:16:37.85 ID:t7KnUwSPo
粧裕ちゃんかわいい。
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/03(日) 19:17:44.04 ID:+SQrIMEx0
>>121
sageしろ
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/12/03(日) 20:59:15.41 ID:cMLShomC0
期待
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 08:18:20.81 ID:j/BIl4eWO
原作でも捜査打ち切りにしようとしてたから、普通に大丈夫でしょ。
問題は監視カメラ。粧裕しか食べない味のポテチがあるのか...
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 15:00:22.68 ID:FDJcN05bo
粧裕の部屋なら親父さんも許可しないんじゃね?
てかこれLは月を疑ってない感じなのか
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 17:42:07.82 ID:M3YBqRrJ0
いや総一朗は家族全員徹底的にやってくださいと言っていたような
粧裕だろうと容赦はないだろう
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 18:41:56.03 ID:gedT/MDPo
風呂トイレまでカメラ付けろって言ってたからな
自分が粧裕の裸見たかっただけかもしれんが
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 18:52:19.85 ID:bNGmHNRB0
「何を関してでも家族の身の潔白を証明したい!」という総一郎の気持ちだからな>徹底的にやってください
ちなみに原作の3巻で月のキラは「裕福な子供」というプロファイルからLがキラと怪しいのは夜神粧裕と言ったときの総一郎の発言はこれ
「……親馬鹿だと言われるかもしれないが粧裕がキラなど絶対にない」
「どちらかといえば嫌いな子を殺してしまって泣きわめく方の性格だ…」
少なくても総一郎からした粧裕はこんな感じ。このssでも同じような発言をするかが気になる
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 19:32:29.07 ID:5k7NMW+3O
このスレにおける初期粧裕の惨状を知ってるのが月だけなら、多分同じ発言をするだろうな。
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 19:33:16.71 ID:EbQfn6UdO
泣きわめくを通り越して派手に吐いてたしな
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/05(火) 20:13:25.83 ID:QGOvdVJuO
続き来たのかと思ったじゃねーか
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/06(水) 12:10:07.41 ID:nG7rb62N0
この粧裕が監視されたら困る問題は3つある
1つ、粧裕は他の人間が自分の部屋に入られたかどうか知る方法がない
2つ、何週間先の死のスケジュールや部屋にいたるところにでノートを仕込むなどの「もしも」の事を考えた行為を粧裕はしていない
3つ、総一郎は粧裕が引きこもっていたことを当然知っているので、そのことを総一郎からLから伝わって詳しく調べられる可能性がある
(最初のキラ事件の被害者だと目星を付けているだろう音原田九郎と粧裕の引きこもった時期を照らし合わせて疑惑を高めるだろう)
3はまだしも1と2は危ない気がする。2はしているような描写が見られないし……
考えるほど、原作の月が用意周到で用心深かったのがよくわかる。少なくてもノートを隠す方法は色々ヤバイ(ボヤを出した言い訳が適当すぎるが……)
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/06(水) 13:33:04.22 ID:PcxJgLPvO
頼むから黙って
ネタ潰しにもなるし作者の物でもない妄想を見せられる身にもなれ
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/06(水) 16:16:01.13 ID:7lf+NTGto
長文キメェ
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:45:12.74 ID:qrunuIYt0
1ヵ月後 Lの部屋
ワタリ「L、FBI長官より連絡です」
L「繋いでくれ」
ピポパポ
長官「L……日本に派遣した捜査員から連絡が入りました」
L「結果は?」
長官「日本警察、マスコミ関係者の身辺調査の結果、怪しい者はいませんでした」
L「……調査開始から1ヶ月。かなり早いペースで調べていただいたようですが、見落としや抜けなどの可能性は?」
長官「日本警察捜査本部の情報を得られたものが141人、マスコミ関係者に関しては警察からの依頼という事で情報を知るものは更に少なく71人。計212人を40名の捜査官を使い調査した。各捜査員も私が優秀な人材のみを選別した。見落としも抜けもないでしょう」
L「……」
長官「L、私はあなたからの依頼という事で動かせる範囲の捜査員を調査にまわした。当初は12人だったが、かなり無理をして28人も増員して調査を行った、その調査に対し疑念の言葉を懸けられるのは……」
L「いえ、FBIの捜査力を疑っているわけではありません。元々この調査でキラが見つかる可能性はほぼ0と言ったように警察関係者の中にキラはいなかった、その確証がほしかったのです」
長官「確証ですか」
L「はい。これで次の段階に進めます」
長官「……それはこの調査とは別に依頼があった、顔も名前も割れていない犯罪者をピックアップしてもらいたいと言われていたことに関係が?」
L「そうです」
長官「……何を行なおうとしているのかはわかりませんが、今後の捜査においてもFBIは協力を惜しみません。それでは……」ピッ
L「ありがとうございます」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:46:06.07 ID:qrunuIYt0
L(警察関係者、マスコミ関係者はシロか……)
L(そうなるとやはりキラは情報操作に気がつく何かを手に入れた)
L(あれから引き続き偽名の犯罪者をメディアに流しているが、偽名の犯罪者は殺されずに本名、顔が一致している犯罪者のみを殺していることからも……偽名を看破する何らかの力を手に入れたということか)
L(顔を公開しても偽名の犯罪者は死んでいないことから、名前その物を見破れるわけではない……しかし偽名が分る……情報が漏れていないことから考えても……顔と名前が一致していない場合、何らかの区別ができる力、か……?)
L(情報が少なすぎるな。しかしキラの力が増えたという事は確実。こうなると今後も何らかの能力が増えていく可能性は高い……そう、例えば偽名を見破るだけではなくて本名が分るようになる……もしくはどこに隠れていようが顔も名前も分らなくても殺してしまうことが出来る……といった力も手に入れてしまうかもしれない……)
L(今判明しているキラの力を顔と名前が分っている人間を殺すことが出来、尚且つその人間が偽名だった場合、それを看破することができる力として……キラが日本の関東地区に潜伏しているならば……)
L(同じような手を何度も使うのは気に入らないが、更にキラの居場所を限定する事はできるだろう……だが……)
L(日本警察の捜査本部の指揮を取る夜神局長)
L(警察官らしい真っ直ぐな正義感を持っている彼は次の私の策にもまた反対してくるだろう……)
L(彼が私に難色を示すとなると、警察内部でも私に対する心情は悪いものへと変わり今後の捜査でもそれが浮き彫りになってくるだろう……)
L(キラの動き方から見ても、日本警察の協力は必要不可欠……どうするべきか……)
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:47:25.91 ID:qrunuIYt0
凶悪犯連続殺人特別捜査本部
総一郎「L……捜査状況を報告する前に少しいいでしょうか」
L「はい。どうされましたか?」
総一郎「この1ヶ月でこの捜査本部から10名近く部署異動の希望を願うものが出てきています」
L「! それは……」
総一郎「最初に3名、このまま捜査を続けキラを追い詰めた場合、顔と名前が分る身分証明書を所持する我々はいつキラに殺されるか分らないと言い、辞表と共に部署異動を願うものが現れて以来、それに続くように何人も同じ理由で部署異動を希望しています」
L「そうですか、その方々への対応はどうされたのですか?」
総一郎「……彼らの希望通り別部署に異動させました。事後報告となり申し訳ないのですが……」
L「いえ、夜神局長の対応は間違っていません。超能力で人を殺せるような得体の知れない犯罪者を追っているのです、警察官といえど恐怖に負けてしまう方々を責める謂れはありません」
L「これからの捜査が進めばさらにキラへ近づいていきます。今後もこの事件から降りると言った方々は夜神局長の判断で外すなりの対処をお願いします」
総一郎「……わかりました」
L「では、捜査段階を次のステップに進めたいと思いますのですが、よろしいでしょうか?」
総一郎「次のステップですか……?」
L「はい。キラが関東圏内に潜んでいる事は判明しましたので更なる絞込みを行なっていきます」
総一郎「!」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:50:30.51 ID:qrunuIYt0
L「具体的に言いますと、様々な情報媒体に私の用意した顔も名前も割れていない犯罪者の情報を各地域ごとにテレビ、新聞、週刊誌等に載せていきます」
L「全ての犯罪者情報がどの情報媒体から発信したのか、日にち、時間、場所それを全て管理し、死亡していく犯罪者情報と照らし合わせていきます。死亡する犯罪者はネットにもどこにも情報が漏れていない犯罪者ですので、犯罪者情報が開示されてすぐに死亡した場合、その地区にキラがいる可能性が高い。それを繰り返してキラの居場所を絞り込んでいきます」
総一郎「顔も名前も割れていない……そんな犯罪者はそう多くは……」
L「ICPOの協力は取り次いであります。またFBIやCIA、各国捜査機関からも協力していただいています。数百人単位で犯罪者をストックできました」
総一郎「そ、そうですか……いえ、待ってください! L!」
L「どうされましたか?」
総一郎「前回もそうでしたが、あなたのやり方は人の命をまるでゲームの駒のように扱っているように見えます! 犯罪者といえど人の命なのですよ?」
L「わかっています。ですが現状キラについて分っていることが少なすぎて手の打ちようも同じように少ない。闇雲に捜査をしていても絶対にキラにたどり着くことは出来ない。そのあたりは私よりも夜神局長が理解されていると思いますが……」
総一郎「そ、それは理解しています……」
L「私のやり方は確かに夜神局長や捜査本部の方々にとって眉をひそめるようなやり方だという事は承知しています。ですがキラの情報を一つでも多く手に入れねば行なえるやり方が限られてしまう。納得していただけないかもしれませんが、キラの情報が増えていけば私もこのようなやり方ではなく捜査本部の皆さんにも納得していただけるやり方でキラを追い詰めたいと思っています。ですので今、この状況では、私のやり方に協力いただくようお願いできないでしょうか」
総一郎「…………わかりました」
L「ありがとうございます」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:51:25.69 ID:qrunuIYt0
粧裕の部屋
リューク「なあ、粧裕」
粧裕「どうしたのリューク?」
リューク「結構前にお前に付きまとっていたストーカー、あいつ結局なんだったんだ?」
粧裕「わかんないよ……あの人と一緒にいた南空ナオミさんって人を調べたけど、特に何も出てこなかったし」
リューク「お前がストーカーのストーカーをした次の日にはいなくなっていたもんな」
粧裕「リュークの勘違いだったんじゃないの?」
リューク「あー? 確かにお前に付きまとってたように見えたんだけどなー?」
粧裕「あれから姿を見てないんでしょ? だったら勘違いだよ」
リューク「そうなのか? まあそうなんだろうな」
粧裕「そんな昔の話は置いておいて……」
リューク「お? どーした?」
ガチャッ、テクテクテク
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:52:01.70 ID:qrunuIYt0
粧裕「お兄ちゃーん!」ガチャッ ライトノヘヤニシンニュウ
月「どうした粧裕?」
粧裕「どうしたじゃないでしょ! 今日センター試験でしょ? 何でまだ家にいるの? 遅刻じゃないの?」
月「ああ、大丈夫さ。今家を出ても試験会場に着くのは30分も前になるからね」
粧裕「……30分って結構ギリギリでしょ?」
月「3分前に入ろうと思っているから大丈夫さ」
粧裕「す、すごい余裕だね」
月「まあね」
粧裕「さすがはお兄ちゃん……って、電車が遅れたりするかもしれないでしょ! もう出発しないと駄目だよ!」ライトノテヲツカミ
月「っと……おいおい、大丈夫だって」
粧裕「大丈夫じゃありませんー。とっとと家でて試験会場に向かう!」
月「わかったわかった……しかし最近、粧裕は母さんに似てきたな」
粧裕「そう?」
月「そうさ、前までは本当に子供って感じだったけど、ここ最近ずいぶんしっかりしてきた」
粧裕「……」
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:52:33.79 ID:qrunuIYt0
月「勉強も頑張っているし、母さんの手伝いも言われなくてもやってる。こうやって僕の心配までするようになって本当に昔の粧裕とは違って……」
粧裕「……あたしを褒める前にお兄ちゃんはさっさと試験会場に行ってくださーい。おかーさーん! お兄ちゃんでかけるってー!」
幸子「あら、まだ出かけてなかったの!?」
粧裕「お兄ちゃん、会場に3分前に入ろうとしてたんだって」
幸子「ちょ、ちょっとライト! 電車とか遅れたらどうするの!? 遅刻なんてしちゃったら……」
月「はいはい、わかってるよ。粧裕からもう注意されたから大丈夫、余裕を持って行くから」
幸子「本当にこの子ったら……しっかりね!」
粧裕「お兄ちゃん、頑張ってねーーー!」
月「まだただのセンター試験なのに大げさだな……行ってきます」
粧裕(それから数ヶ月、あたしはキラとしての裏の顔を誰にもばれずに犯罪者殺しを続けた)
粧裕(だけど、この春、お兄ちゃんが大学生になって、あたしが中学3年になってすぐにある事件が起きた)
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 00:52:46.88 ID:+jkMeNiGo
超能力者相手に普通の捜査じゃムリがあるもんな…
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:53:41.18 ID:qrunuIYt0
粧裕の部屋
粧裕「…………何、これ?」テレビギョウシチュウ
粧裕「キラからのメッセージ……? 4本の……ビデオ?」
リューク「お前こんなことやってたっけ?」
粧裕「やってないよ! 一体何なのこれは!?」
『つまり私達はキラの人質であると共に報道人の使命を受けこの報道をするものであり、決して嘘や興味本位でこのテープを放映するものではないという事をご理解ください』
『四日前、当番組ディレクターに送られてきた4本のテープそれは間違いなくキラから送られてきたものでした』
『1本目のテープには先日逮捕された町葉青一・青次両容疑者の死亡日時予告が入っていました。そしてその予告通り昨日19時にこの二人が心臓麻痺で亡くなったのです』
粧裕「……あたしじゃない、そんな人達書いていない」
リューク「ククッ、面白い事になってきたじゃねーか」
『こんな事はキラにしかできない。これはキラから送られてきたものだと私達は判断しました』
『そしてキラは今日の午後5時59分ちょうどからこの二本目のビデオを放映する様、指示しているのです』
『我々もまだ見ておりませんが、テレビを御覧の皆様にまたキラだと証明する予告殺人と世界の人々に向けてのメッセージが入っているとのことです』
粧裕「予告して心臓麻痺……まさか」
『では5時59分です。御覧下さい』
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 00:54:10.64 ID:TZH/XSzH0
ついに第二のキラが出たか…
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:54:24.14 ID:qrunuIYt0
『私はキラです』
粧裕「!!」
リューク「ウホッ」
『このビデオが4月18日午後5時59分ちょうどに流されれば、今は午後5時59分38・39・40秒……』
『チャンネルを太陽テレビに替えてください。メインキャスターの日々間数彦氏が6時丁度に心臓麻痺で死にます』
粧裕「……」ピッ キリカエ
リューク「おー、死んでるな」
粧裕「……」ピッ チャンネルモドシ
『日々間氏はキラを悪だと主張し報道し続けてきました。その報いです』
粧裕「リューク…………これは一体どういうこと?」ギロリ
リューク「お、おう、睨むな」
粧裕「明らかにデスノートでしょ!? 他にもノートを落としていたって事!?」
リューク「い、いや違うぞ。俺じゃない、多分別の死神だ」
粧裕「別!? そんなの……」
『一人では確実な証明になりません。もう一人犠牲になってもらいます』
粧裕「!!」
『ターゲットは……私を悪とし好き勝手に自分の理論を垂れ流していた愚かな探偵』
『リンド・L・テイラー……探偵Lに死の裁きを与えます』
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 00:56:19.97 ID:+jkMeNiGo
これは怒りそうだな。さゆはまっとうな性格だし
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/07(木) 00:56:30.02 ID:qrunuIYt0
また書いてきます。
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 00:57:38.57 ID:TZH/XSzH0
乙
色んな意味でここの粧裕とミサは相性が悪そう
ノートの存在がバレる可能性があるし、そもそもミサはキラに近づくために罪がない人殺しているしなー……
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 01:29:58.63 ID:X6MMkNflo
偽名にした犯罪者は元々死んでなかったのをLはどうやって裁かれてないってわかったんだ?
ワイが読解力無いだけかもしれんが
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 04:09:10.58 ID:+SoUX0UkO
乙
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 07:08:12.32 ID:L19PsUMjo
おつ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 09:14:25.30 ID:LkrrQdpV0
盛り上がってきた!
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/07(木) 13:29:45.25 ID:TBn26lFKo
>>149
それまでは本名→死亡 偽名→放置だったのが
本名→死亡 偽名→他媒体から本名探して死亡に
但し偽名のみで本名が分からない場合は裁けてない
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/08(金) 09:44:05.49 ID:GeOl40L70
ここの粧裕はバカじゃないけど、ミサの日記の真意に気が付くかなぁ……
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/08(金) 10:29:52.17 ID:uRq7349Oo
是非ミサを論破してほしいわ
自分は家族殺されてるくせによく平気で人の家族殺せるもんだよ
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/08(金) 12:10:03.56 ID:qR5Kxusf0
いいね面白い
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/08(金) 21:41:28.77 ID:WIXCaC200
>>155
映画版だとマジギレして
ミサを一時停止させてるからな粧裕
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 09:45:23.55 ID:pe43dRShO
完全に殺害対象なんだが見つけられるんだろうか
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/09(土) 16:28:36.10 ID:uyy4KF4s0
見つけたとしてどうするか?
粧裕は女だから、崇拝はあっても恋愛感情は湧かないだろうから利用できないだろうし、そもそも利用しなさそう。
かといって殺したらレムに殺されるし。
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:37:55.09 ID:44FvTRHp0
凶悪犯連続殺人特別捜査本部
L「リンド・L・テイラーが死亡しました」
刑事「リンド・L・テイラーって確かLではなくて死刑囚の男だったよな?」
刑事「あ、ああ。Lがキラを挑発するときにいつもLの代わりに顔を出していた男だ……」
刑事「そ、その男が死んだって……」
総一郎「そ、それではこれは本当にキラが!?」
L「……キラ、なのか? テイラーは死んだ……しかし私は生きて……いや、それよりも世界の人々に向けてメッセージを流すと言っていたな……」
L「この放送、止めさせないとまずい事になる」
総一郎「!」
松田「さくらTVへ電話を……だ、駄目だ、局のどこにかけても電話中……」
刑事「局内の知り合いの携帯は……くっ、電源が入っていない!」
刑事「くそっ! 俺が直接局に行って止めさせてやる!」
松田「宇生田さん!」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/10(日) 00:39:12.09 ID:aHThO4CE0
モブ化と思ったら宇生田かよwwww
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:39:16.22 ID:44FvTRHp0
『探偵Lは私を捕まえると明言し、私を悪と決め付け私の行動を否定し挑発行為とも取れる報道を繰り返しました』
『警察関係の方々からL死亡の発表が近日中にあるでしょう。私は私を捕まえようと行動する人間や私を否定する人間を許しません』
L(……こいつ)
ざわ…… ざわ……
刑事「お、おい。捕まえようとする人間も殺すって……」
刑事「だ、大丈夫だ。Lの指示でもう俺達は名前が偽名の警察手帳を持っている」
刑事「そ、そうだ。キラの殺人に必要なものは顔と名前、名前さえ分らなければ……」
『ですが私は決して警察を敵だと考えていません。味方だと考えています。……私を捕まえようとしない限りは』
『私の理想は世界の警察と共に悪の存在できない世界を作り上げること。警察が私に協力してくれればできるのです、心の優しい人間を主とした世界を作り出すことが』
L「……」
刑事「ひ、人を殺しておいて作り上げる世界が何だって言うんだ!?」
刑事「ああ! こんな詭弁聞きたくも無い!」
L「……夜神局長、さくらTVにコンタクトはまだ取れませんか?」
総一郎「駄目です! もう意図的に外部からの連絡を遮っているとしか!」
L「……では他の放送局にすぐにでも依頼をかけてください。内容は探偵Lが世界の人間に向けて発するメッセージ……そんなところでしょうか。私が出演しキラに私はまだ生きているという事を理解させます」
総一郎「なっ!?」
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:39:46.81 ID:44FvTRHp0
L「無論顔は隠して出演します。テイラーが死亡したことからも、キラ……いえ、このキラは自分にたてつくものを殺します……このキラの次の行動は恐らく警察を脅して協力させる、警察庁長官の命や海外の警察幹部の命を盾に協力させようとしてくるものだと思います」
L「その前に私がまだ生存していることを明かし、キラの注意を私に引く。キラの行動は4本のテープに録画されているでしょうから、すでに録画をしている以上これからの行動が変わることはない……ですが私が生きていると言う計算外がおきたとき、このキラが送ったという残り2本のテープは無意味なものに変わる可能性があります。そうなれば更にキラは動かざるをえなくなる」
L「今放映されている分のテープの影響も、私が出演することによって世間への影響をかなり小さくすることが出来るでしょう……!!」
『番組を変更し、さくらTV前からの生中継をお送りすることにいたします』
『今、さくらTV前で倒れた人物がいるとの情報が入りました!』
刑事「!! 宇生田!?」
刑事「お、おい!? どうなってるんだ!? 宇生田さんも偽造手帳を持っていたよな!?」
刑事「た、倒れて……殺されたのか?」
刑事「く、くっそ〜〜〜! キラか!?」
総一郎「ま、待つんだ。全員落ち着くんだ!」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:40:22.38 ID:44FvTRHp0
L「はい。皆さん冷静になってください。……相沢刑事も待機をお願いします。今、何の準備もせずにさくらTVへ行くと殺されます」
相沢「え、L! 何を言っているんだ!? 宇生田が殺されたんだ! このまま指をくわえて見ていろって言うのか!?」
L「冷静になってくださいと言っています。宇生田刑事がキラにやられたとしたらあそこに行けば同じ目に遭います。……可能性としてキラの力が増えた……か、このキラには顔だけでも殺せるのかも知れません」
L「そして、宇生田刑事は他局にさくらTV前が映される前に殺された。つまりキラはあのテレビ局内、もしくは局に入るものを監視できる所に居る……それか自分で監視カメラをつけて映像を見ているのかもしれません」
相沢「キラがあの周辺に居ると思うなら余計行くべきじゃないか!!」
L「ですから、冷静になってください。のこのこ出て行けば殺されるのです。行くのならば相応の準備を行なってからです」
相沢「!!」
L「夜神局長、護送車数台とさくらTVへ向かう警官隊には絶対に姿、特に顔が見えないように特殊加工のヘルメットを支給して現場へ急行させてください」
総一郎「分りました! 各員、それぞれの班に分れ準備を行なう! 緊急だ!」
L「報道班の皆さん、他局への根回し如何でしょうか?」
報道班「NHNと交渉が済みました! 回線廻せます!」
L「ありがとうございます」
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:41:05.06 ID:44FvTRHp0
粧裕の部屋
テレビスマホドウジシチョウチュウ
粧裕「何、これ……一体どうなって……」
リューク「クククッ」
粧裕「コメンテーターの人、探偵の人、スーツを着た人、警察の人二人……計5人も殺されて……」
リューク(5人もって、お前は今日どれだけ殺したんだよ?)
粧裕「一体何を考えて……!?」
『番組の途中失礼します。この放送を見ている日本の皆様、そしてキラ……』
リューク「あん? なんか始まったぞ?」
『私はLです』
粧裕「え!? さっき殺されたはずの探偵の!?」
『キラ……おまえは先ほど私を殺したと宣言していたが、残念ながら私は生きている』
粧裕「な、何?」
リューク「おー?」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/12/10(日) 00:41:51.70 ID:44FvTRHp0
『不思議に思っているか? そうだろう、お前は私を確実に殺したと思っているはずだ。お前の殺しの能力も確実に発動している、しかしそれは私ではない』
『お前が殺した男は、リンド・L・テイラー、テレビやネットでは報道されていない警察が極秘に捕まえた犯罪者であり死刑となる予定だった男だ』
粧裕「!」
リューク「ん? つーことはなんだ? 身代わりってやつか?」
『だがLという私は実在する』
粧裕「……この人」
『さあ! 私を殺してみろ!!』
『どうした!? できないのか!? そうだろうな、お前の能力では私は殺せない、それは分っていた』
リューク「ほほー」
『そしてもう一つ……あえてお前の事をこう言おう』
『キラの犯行を模倣する模倣班……第二のキラ!』
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