【安価コンマ】箱庭系萌えソシャゲの世界へ異世界転移Part2【オリジナル】

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338 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:34:39.04 ID:wy/HjjhPo

◆ 快適ダブルベッド

一人寝が寂しいあなたに。
余裕をもったワイドダブルサイズで三人ぐらいはぐっすり快適。
『ピロートーク』『朝チュン』が解禁されます。


◆ どっしりバーキャビネット

重厚感ただよう木製キャビネット、大人の夜のお付き合いに是非おひとつ。
なお、お酒は付属しておりませんので各自ご用意ください。
『飲酒』が解禁されます。


◆ 大容量本棚

小説、絵本、詩集がどっさり付属したお得な一品。
あなたもこの機会に、読書を始めてみてはいかがでしょう。


◆ 大きなのっぽの柱時計

ちゃんと動きますし鳩も出ます。
家族の時間を共に刻む、素敵なおじいちゃん時計。


◆ 不思議な絵画

その日の気分によって自分を描き変えるちょっと変な絵画。
時々リアルな裸婦画になって気まずい雰囲気を漂わせる以外は全く無害です。


◆ お洒落な出窓

居間の窓を出窓に改造。
お花なんか並べてちょっと気取ってみませんか?


◆ ロッキングチェアwithウッドデッキ

ちょっとお洒落な空間をトトンと増築。
素敵な昼下がりのお昼寝にオススメ。


◆ その他 (自由記述)

妖精さんはとっても器用。
欲しい家具があれば特注しちゃえば良いのです。
339 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:35:06.96 ID:wy/HjjhPo

>>下2

家具を一つ指定して下さい。
オマケとして無料で入手可能です。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:35:38.69 ID:UATMWCoDO
本棚
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:35:40.96 ID:zmxqw1F5o
快適ダブルベッド
342 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:39:33.92 ID:wy/HjjhPo

あなたは新しいベッドを所望しました。

現在は皆シングルベッドで寝ています。
それはそれで使い心地が悪い訳でも無いのですが……。


「……♡」

「えへへー♡」


すすす、と二人。
ロコとスピナがあなたに寄り添いました。
明らかに何か期待した様子なのは丸分かりです。


「あんたもすきねぇ」


まぁ、そういう事情なのです。
若干顔を赤くしながらも、あなたは妖精達に頼み込みました。



こうして、今回の増築も終わりました。
あなたたちの生活はまた一段、その楽しみを増す事でしょう。
343 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:42:00.95 ID:wy/HjjhPo

■ 快適ダブルベッド

◆ ピロートーク&朝チュン解禁

どちらも交流時、対象指定の際に指定できます。
ただし、既に肉体関係のある相手の場合に限ります。
二人同時指定の場合は、その両方と関係を持っている必要があります。
344 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:45:26.97 ID:wy/HjjhPo

■ 行動選択 / メイン


新しくなった家の中を、ちびっこ達は早速探検に出かけていきました。
遊戯室にはラスペルがショコラとルシュを伴って入っていますし、温水プールを眺めるロコとスピナは水着の相談です。

あなたにはこの後のパターンも大体読めていました。
アピールのチャンスをロコが逃す訳も無く、どんな水着が良いかと聞きに来るでしょう。
勿論、たっぷりの誘惑も携えて。

その前にと、あなたは今週はどう過ごそうかと考えるのでした。
345 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:47:13.47 ID:wy/HjjhPo

■ ゲームのヒント


『肉体関係』 『キャラクタークエスト』


肉体関係を構築する。
キャラクタークエストを閲覧する。

これらを行う場合、対象のキャラクターと二人きりにならなければいけません。
対象指定の際に、必ず一人だけを指名してください。
346 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:47:45.83 ID:wy/HjjhPo

『選択肢』


◆ 精霊との交流

◆ 精霊召喚

◆ 文通

◆ 外出



>>下1
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:49:20.45 ID:PAvXGaXC0
交流 
348 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:51:35.28 ID:wy/HjjhPo

■ 精霊との交流


◆ 精霊リスト(7/9) 拡張費用 『2000金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 66/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 56/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R    トマトの精霊         好感度 51/60
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60


※ 同時に二人までを指定できます ※


>>下1〜3まででコンマが中間のもの コンマ被りの場合は仲間外れが当選 全部被りは都度処理
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:52:14.00 ID:RwIk3Pt90
ショコラ ロコ
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:53:09.17 ID:UATMWCoDO
ショコラ ロコ
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:53:54.93 ID:89xT2bVDO
マト
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/19(日) 22:54:02.08 ID:6ryN5w0nO
ショコラとロコ
353 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 22:57:44.59 ID:wy/HjjhPo

■ 交流対象決定

『マト』

※ 00 = 100 として扱われます。


◆ キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』

上記クエストの条件が全て達成されました。
自動的にイベントを開始します。
354 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:25:24.81 ID:wy/HjjhPo

精霊をダメにするクッション。
妖精によってそう名付けられたクッションは、いわゆるビーズクッションでした。
大人を一人覆えるサイズのそれは、凄まじい快適性を誇ります。

どう寝転ぼうともクッションは柔らかく体を支え、受け止めてくれるのです。
一度寝れば病みつき。
恐るべき中毒性はもはや麻薬のようですらありました。

故に。


「あ゙〜……もう、私ここに住むぅ……」


真っ赤なちびっこがこうなってしまうのも仕方の無い事ではあるのでしょう。

見事な大の字。
手も足も綺麗に投げ出して、それさえすっぽり埋まっています。
顔は緩みに緩み、半開きの口からは今にも涎が垂れるのではと心配になるほど。
355 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:35:21.38 ID:wy/HjjhPo

典型的なダメ精霊でした。
ふんぞり状態の面影など、もう微塵もありません。


「もうちょっとシャキッとしてみない?」

「んぁ……?
 ……そうなー、後でなー……」


心配になったあなたが声をかけてみても、その反応すら鈍い物。

もぞもぞと首を回すだけでした。
それだって、あなたを一瞥するためだけ。
終わればすぐに元の位置に戻ります。
よほどジャストフィットする配置を見つけてしまっているようでした。

あなたはそっと、目を押さえました。
うん、見なかった事にしておこう。
そう呟き、マトちゃんのお腹に手を伸ばします。

……シャツとスカートだけの彼女は、気が抜けすぎて完全に無防備です。
どちらも見事に捲くれてしまって、色々見えているのに気付いていません。
スカートの方はあなたが直すには問題あるとしても、せめてお腹はどうにかすべきでしょう。
356 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/19(日) 23:47:10.27 ID:wy/HjjhPo

流石にそれには気付けたようです。


「……んっ」


マトは僅かに身を固くし、あなたを警戒した様子でした。
そこにあるのが警戒だけでない事も良く知っています。
動揺に揺れる瞳には、するの?というメッセージが乗っています。
嫌ではなく、むしろ若干の期待が読み取れました。

ですが、流石にそういう気になるにはちょっと難しくもあります。
世にはチラリズムという言葉があります。
詳細な説明は省きますが、現状はその概念とはまるで逆位置。

何の情緒も含まない丸出しは、そそる物とは言いがたいのです。


「今日は何もしないよ」


あなたは苦笑して言い、そっとシャツの裾を直しました。
可愛らしいおへそはそれで隠れ、だらしなさすぎる格好は僅かに改善されました。
357 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:01:12.95 ID:DlC/6g2Io

あなたのそれに、マトは若干むっとした様子です。
赤くなり始めていた頬を膨らませました。
ちょっとその気になりかけた所にお預けなのです。
まぁ無理も無い所でしょう。

ですので、小さな手を伸ばしてあなたの服の裾を掴みました。


「……こないだの続き、今でよくない?」


精一杯の勇気。
そうとはっきり分かる小さな声で、視線をあなたから逸らしながらのお誘いでした。

それを無下にするあなたではありません。
広げられていた足を閉じさせ、背中と膝裏に腕を差し込んで抱き上げます。

そして耳元に口を寄せ、出来る限り心をくすぐるようにと囁きました。
358 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:12:49.56 ID:DlC/6g2Io

そうして――「私」はスポンと膝の間に収められた。


場所は……私の部屋。

前みたいに邪魔が入るかも知れないソファと。
誰にも邪魔されない私の部屋。
どっちにするかと囁かれて、私はこっちを選んでしまった。

というか、選ばされた気がする。
女に火を付ける技術が匠の技なのが悪い。

きっとロコやスピナのせいだと思う。
あいつらはどう考えても御使いを鍛えすぎてる。
私を抱き上げた腕の指先も、耳元にかかった吐息も、性質の悪すぎる誘惑そのもの。
行為の期待は一瞬で燃え上がって、恥ずかしさを簡単に上回った。

……前回、半端で終わったのも酷く悪い材料。
あの後は夜まで延々と余韻が残っていた。
その上に、寝る前にベッドの上で何を想像して何をしたかなんて、思い出すだけで顔が爆発しそう。


触れられそうで触れられなかった。
それでさえどうしようもなくさせられたのに、本当に先に進んだらどうなるか?
もう、ソファなんて選ぶ余地はあっという間に捨てさせられたと言って良い。
359 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:23:24.61 ID:DlC/6g2Io

「やめて欲しいって思ったら、体のどこかを叩けばやめるからね」


設定されたルールは、前回と全く同じ物。

これも本当に性質が悪い。
私が叩かないのをきっと、こいつは完全に分かってる。
だからこのルールは、私にとっての辱しめにしかならない。

叩かないという事はつまり体を良い様にされるのを受け入れて、悦んでいるという事なんだから。
そしてきっと、私はそういう風にされるんだろうという確信まである。

あの夜に自分一人でやった事なんて比べ物になるわけない。


「ゃ、ん……ふ……」


ちゅ、ちゅ、と。
私を安心させるように、小鳥のような優しいキスが何度も降る。

ほら、これだけで証明された。
私はあっという間に蕩けて、御使いの手管に翻弄されるだけになる。

絶対に傷付けない。
とびっきり優しくするから、好きなだけ気持ちよくなって良いんだよ。
キスからはそう言葉が伝わってくる。
どこまでも温かいキスの雨に、他の皆が夢中になる気持ちがどうしようもなく理解できてしまう。
360 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:35:08.83 ID:DlC/6g2Io

私のお腹と、腿。
そこに大きな両手が置かれている事に気付いたのは、何度目のキスの時だったろう。


(あ……始まるんだ)


くらくらする頭で、そう考える。
同時に、私のより太く長い指が動き始める。
初めはくすぐるように。
ここに居るよ、触っているよ、と私に教えるように。

効果は覿面。
一度意識してしまうと、そこはもう熱く焼けるようだった。
撫で、擦られる度に電気が走るよう。
一挙手一投足どころじゃない、ほんの小さな指先の動作だけで、私の中には荒波が立てられる。


それを怖いと感じはする。
だけれど恐怖に囚われそうになると、すぐに掬い上げられる。

優しいキスと、私の体を受け止める大きな胸板。
抱き締める形の腕も、縋るにはちょうど良すぎる。
……それに救われているのに、ちっとも助かった気はしない。
でもきっと当たり前。
私は今、秒毎に溺れていっているんだから。
361 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:45:15.52 ID:DlC/6g2Io

じわじわと手は動く。
ほんの少しずつ、核心へ向けて。
お腹を撫でる手は上へ、腿を擦る手は付け根の方へ。

前回は速すぎると思っていた。
もっとゆっくりやって欲しいと、本当に心から。

なのに今は。


(こんなの、もどかしい)


まるで逆。
早く、早くと体の芯からの熱が囁く。
お願いだから気付いて欲しいと、私は思わず唇を強く啄ばんだ。

それは、どうにも最悪の選択だったらしい。

御使いの瞳は楽しそうな光を宿した。
私の全身を嫌な予感が襲って、それはすぐさま現実の物となる。


手の移動は止まった。
代わりに、私を弄ぶ指先だけが鋭くなる。
脇腹に、内腿に、走る刺激は強まって体を震わせる癖に、そこから一歩も進んでくれない。
362 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 00:54:54.35 ID:DlC/6g2Io

そしてついに、唇まで去った。
耳に吐息を吹きかけ、首筋を軽く舐めていく。
それだけしかしてくれない。
本当に欲しい物は遠くに置かれてしまった。


「やっ、こん、こんな……なんでぇ」


抗議するも、なんでだろうね、なんて答えしか返してくれない。
混乱する私と裏腹に、凄く楽しそうな雰囲気。
なんでここでこんな悪戯をするのかと、私は本当にどうしようもなくなった。

だからもう、何も考えずに情動に従う他ない。
私は御使いの腕を掴んで、先に進んでと力を篭めた。


その瞬間、欲しい物は全部与えられた。
363 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:06:33.54 ID:DlC/6g2Io

きっと、私に求められたかったんだと思う。
全身に表れてたはずだと思うけれど、もっと具体的にという事だろうか。

正直、気持ちは分かる。
求められるという事は本当に嬉しい事だから。
再開したキスと愛撫、それと……お尻に押し付けられている硬い何かに、私は喜びを感じてしまっている。
それだけ、こいつが私を欲しがってるんだと分かってしまうから。



そうして、ついに掌が行き付く所に辿り着いた後の事は、正直殆ど覚えていない。
ただ、こいつの女にされるんだと……本能的な悦びが体を駆け巡った事だけは覚えている。

頭は真っ白。
殆ど好き勝手に体中を蹂躙されて。
気付いた時にはガクガクと体を痙攣させるだけの物になっていた。
364 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:13:58.77 ID:DlC/6g2Io

はっ、はっ、と。
犬みたいに息を荒くして大きな体に寄り掛かる。

そうすると一層感じられる、未だに押し当てられている硬さは、何も変わっていなかった。
どころか、大きさと熱さを増しているように思える。
でも、それを無理に解消しようとは、決してしなかった。

何故?
そんなの、私がまだそこまでを求めていないからに決まってる。


私はもう十分知っている。
こいつは絶対に、私達を傷付けない。
優しく、どこまでだって包み込んで、求めただけを与えてくれる。
世界が終わるまでの時間をたった二人で過ごしたとして、その全てを愛で彩ってくれると分かってしまう。


本当に、性質が悪い。

だってそんなの、もう延々溺れるしか無い。
逃げ道なんてどこにもないし、あったとして選ぶ気が沸かない程に幸せにされるに決まってるのだ。
365 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:35:07.11 ID:DlC/6g2Io

とろとろに溶けた私は、それでいいやと決を下した。

ダメになろう。
もう寄り掛かってなきゃ生きていけなくなっても良い。
例えそうなっても、ずっと愛してくれるだろうから。


御使いの襟元を掴んで上半身を屈ませる。
そうして下がった唇に、スピナみたいな深い口付けをお見舞いした。

きっと、後で恥ずかしさで悶えるに決まってるけど。
今だけは茹で上がった頭は許してくれる。
そもそも……その悶えてる時間さえ私の頬は緩んでいるというどうしようも無さなのだし。

驚きに目を見開いた御使いも、すぐに抱き寄せてくれる。
ロコみたいに胸をぎゅうぎゅう押し付けて、その良さも学んだ。
私を捕まえる腕は強まって、求め合う喜びをより大きくしていく。


(あ、だめだこれ)


私自身、自分の体に呆れる他無い。
一度下がったはずの水位は、またも上がり始めていた。

でも、と私は考える。
御使いは必死に我慢している様子だし、流石にこれ以上は辛そうだ。


だから――。
366 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:44:29.14 ID:DlC/6g2Io

だから、我慢しなければいけない。

のだ、けれど。


「……あの、さ」


……うん、我慢しなくちゃいけないんだけど。
ちょっともう、それが難しいくらいの水準まで色々来てる。
茹だった頭は止まってくれず、私は。


「す、少しなら、いい、よ?」


ごくり、と唾を飲む音。
誘いが恥ずかしくて目を逸らしていた先、喉仏がしっかり動くのを見てしまった。

私の中のどこかが、羞恥に悲鳴を上げるのが分かる。
実際に口から叫びを上げたくて仕方なくもある。
でもそれ以上にもうちょっと続けたい気持ちと……受け入れてあげたい気持ちが強かった。

最後までは難しいけど。
その一歩手前、ぐらいなら。



私をここまで溶かした抗議に、脇腹を少し強めにぎゅっと摘む。
痛みに思わず声を漏らしていたけど、悪いのは私じゃない。

全部全部。
一から十まで、責任の所在はきっぱり明らか。

精霊をダメにする、この心地良すぎる愛が悪いのだから。





キャラクタークエスト 『精霊をダメにするあなた』  END
367 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:46:29.64 ID:DlC/6g2Io

■ 上限突破


『マト』

好感度上限 60 → 100
レアリティ R → R+


◆ 作物能力変化

トマトLv5  健康+2 文化+2  65金貨/週
368 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 01:49:01.21 ID:DlC/6g2Io
この後滅茶苦茶いちゃえろした。

ここまでで。
おやすみなさい。
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 01:52:24.56 ID:axj8vn1io
乙〜

マトちょろかわいい
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 01:54:55.13 ID:sq0fXriDO
乙です
イエーイ上限突破3人目(さくちえから目をそらしつつ)
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:37:17.57 ID:gSEa6dQr0
>>370
2人目だぞ?
ロコが上限行ってないんだよなぁ。不思議。
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 06:40:17.20 ID:gSEa6dQr0
すまん。上限突破だった…
勘違いしてた
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 08:08:10.87 ID:PyBZhI8f0
きす☆ゆあ〜X指定はまだですか…?
374 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 18:44:51.46 ID:DlC/6g2Io

■ ソーシャルゲーム版の評価


『カカオの精霊 ショコラ』


情報秘匿中。



『アスパラガスの精霊 ラスペル』


レイピア持ちの騎士風美女。
「きす☆ゆあのセイバー」との異名を取る。

同じレアには「槍使いというよりは柱使い、きす☆ゆあのランサー」が、
一つ上のSレアには「チャクラム使いなきす☆ゆあのアーチャー」が存在する。
大繁殖したウリボーの群れを撃退するイベントではこの三名で三騎士同盟を組み、準主役級の活躍を見せた。

キャラ性能は平凡そのもの。
性格も大きな特徴が無く、ランサーとアーチャーが中々強烈なために埋もれがち。
結果、いまいち人気の集まりが悪く、話題に上る機会は少ない。


騎士風。
長身。
鋭い眼光。
アスパラという、真っ直ぐ伸びて先端が膨らんでいる形状の野菜。

これらの要素から、御使いを登場させず精霊同士で絡み合わせる同人誌に……出るかというと微妙に出ない。
どう足掻いても男役として勝ち目の無い、太くて黄色くて時に実物の代名詞にも使われるあの精霊が存在するためである。

念のため補記しておくが、黄色い子にも、ラスペルにも、勿論アレは生えてない。
375 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 18:46:07.14 ID:DlC/6g2Io
今日は9時からでお願いします
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 18:53:57.53 ID:pYnT0rSDO
バナナちゃんおるんか……
某ゲームのせいでハイテンションのアホの子のイメージしかないが、どうなることか
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 19:07:47.45 ID:8vm4JjEM0
ショコラの情報は好感度あげるかクエストクリアで解禁?
378 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:00:57.76 ID:DlC/6g2Io
>>377
クエストで解放になります


ちょっと遅れ中、申し訳ない
30分まではかからないと思います
379 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:18:52.10 ID:DlC/6g2Io

■ 10月 3週目


収穫と出荷を終えた昼下がり。
あなたは廊下掃除に精を出しておりました。

何分九人が生活する上に、農業を生業としているのです。
少し油断すればあっという間に汚れは溜まります。
汚れに放置は全く厳禁。
ちょっとしたものでも時間が経つとたちまち頑固になってしまいます。

壁の染みを一拭き。
床の埃を一掃き。
一つ一つは簡単でも、積み重なれば大した物。

あなたはたちまちに汗をかき、ふぅと一息ついて額を拭いました。
そこへ。


「あ、おにいさま!」

「ちょうどよかったわ!」

「「わたしたちは、まどからにげたの!」」


今日も元気一杯。
駆け回るさくらとちえりがやってきました。
何やらおかしな宣言をして、二階へと消えていきます。
380 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:26:44.48 ID:DlC/6g2Io

はて、窓から逃げた。
二階に上がっておきながらどういう事でしょう。

首を傾げるあなたへ、ややあって答えがやってきました。


「どぉこだー!
 ……あ、御使い」


真っ赤なツインテールをなびかせたちびっこ、マトちゃんです。
ドタドタと廊下に駆け入り、あなたを見つけて立ち止まりました。
乗りに乗っていたスピードは大きな果実を見事に揺らし、ぶるんとあなたの目を楽しませます。


「良い所に居るじゃあないか。
 さくらとちえりがこちらに来ただろう?
 ふふふ、この私に情報を献上する機会をくれてやろうではないか」


あ、今日はこっちの方なのか。
たわわな胸を張るマトちゃんをほっこり眺めつつ、あなたは納得しました。

さくらとちえりはあなたに匿ってもらうつもりなのでしょう。
381 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:35:20.74 ID:DlC/6g2Io

これが何か悪戯をしてお仕置きから逃げているのなら、それは出来ません。
ですがマトちゃんが御機嫌な辺り、ただの鬼ごっこか何かです。


「うん、二人ならさっき通ったよ」


言葉と同時に、あなたはそっとある方向を向きました。
視線の先には大きな窓が一つ。
家の裏手側へ向いているもので、はめ殺しではないので出ようと思えば出られます。


「よぉし、感謝するぞぉ!」


ふははははー、と。
高らかに笑いながらマトちゃんは双子を追い詰めにかかりました。
まぁ、残念ながらそちらには誰も居ないのですが。

あなたは嘘は言っていません。
双子は本当に通りましたし、窓から逃げたなんて一言も口にしていないのです。
ただマトちゃんが、あなたの視線から誤解しただけで。


窓を開けて飛び出すマトちゃんの背中に、あなたは小さくごめんと投げかけました。
382 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:43:00.10 ID:DlC/6g2Io

それを確認したのでしょう。
階段の上、手すりの隙間から覗いていた二人がトテトテやってきました。
二人ともとっても楽しそうで、作戦の成功に手を打ち合わせてなんかいます。


「ありがとう、おにいさま」

「おかげでとってもたすかっちゃった」


さくらはあなたの右腕に。
ちえりはあなたの左腕に。
それぞれぎゅっと抱きついて、にこにことお礼を言いました。

鬼は上手い事撒けました。
となればこの後はどこかに隠れるのでしょうか。
あなたがちょっと気になって聞いてみると。


「まさか! そんなのつまらないわ!」

「こんどはこっちがおいかけるのよ!」

「「おにさんは、じぶんのせなかなんて気にしないもの!」」


くすくす、くすくす。
二人は顔を見合わせて笑います。

あなたは本格的にマトに申し訳なくなってきました。
確かに彼女の性格上、後ろに引き返す選択肢はそうそう選びそうにありません。
全くもって小癪で小狡い、悪い子二人でした。
383 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:55:13.84 ID:DlC/6g2Io

「でも、そのまえに」

「うん、そのまえに」

「「たすけてくれたおにいさまに、ちゃんとお礼をしないとね?」」


さくらとちえり。
両手にぶら下がった二人は、揃ってあなたの手を引きました。

何をくれるかなんて、あなたにはもう分かりきっています。

しゃがみこんだあなたを挟み込むように、柔らかい感触。
両頬に幼い愛を受け取って、あなたの新しい週は始まるのでした。



■ 好感度自動上昇

『ロコ』

66 + 3 = 69

『さくら&ちえり』

56 + 3 = 59

『マト』

51 + 3 = 54
384 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:58:00.64 ID:DlC/6g2Io

■ 交易


掃除の後は、あなたは自室に戻りました。
真っ直ぐに机の前に座ります。

今日は手紙が届いていたのです。
送り主はフィオとイブキ。
現在交易を行っている二人の御使いからでした。

内容は特に当たり障りのないものです。
輸出した品に対する感想と感謝。
それと、今後の良い付き合いを期待する、といった程度。


それだけの手紙でも、中々文面に人柄というものは表れるもののようです。

草原の御使い、フィオの文は相当読みにくいものでした。
文字は殆ど走り書きに近く、所々文脈から判断するしか無い部分も存在します。
言葉も口語ばかりでした。

それに対し離島の御使い、イブキの方は余りに硬すぎました。
定規で引いたようなキッチリしすぎた文字に、ガッチガチの形式通り。
何やら背筋を正して読み進めなければどこからかお叱りを受けるようにさえ、あなたは感じます。


あなたは苦笑しました。
今まで意識していませんでしたが、恐らく自分が送った手紙からもこのように色々読み取られたのだろうなと気付いたためです。

特に、ユーリとの最初のやり取りは酷く分かりやすいものだったのでしょう。
そう思わず過去の失敗を思い返してしまい、随分遅れて込みあがった恥ずかしさに頭を抱えるあなたでした。



◆ 友好度自動上昇


『フィオ』

13 + 3 = 16


『イブキ』

13 + 3 = 16
385 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 21:58:41.55 ID:DlC/6g2Io

■ ログインボーナス


手紙の確認を終えて、あなたはいつもの礼拝堂へ。

そこには一人の先客がおりました。
黒い修道服に身を包んだ、貞淑を体言したような空気を纏う色白の少女。
カカオの精霊ショコラが女神像の前で祈りを捧げていたのです。


「ご主人様もお祈りですか?」


問いにあなたが頷くと、ショコラは微笑みました。
見るからに信仰篤い彼女の事です。
自身が仕える御使い様が日々の祈りを欠かさない事が嬉しかったのでしょう。

あなたはショコラの隣に並び、同じように手を組んで日頃の感謝を捧げます。



>>下1 コンマ判定
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 21:59:05.59 ID:xuXS/4Dao
はーい
387 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:07:28.53 ID:DlC/6g2Io

祈りを捧げたあなたの手元に、一つの小石が降ってきました。
作物の生育を助ける「女神の涙」です。
後で畑に埋めておけば、今週の作物はとっても美味しい物になるでしょう。

顔を綻ばせるあなたは、ふと隣からの視線に気付きました。
とても興味深そうにショコラがあなたの手を覗きこんでいるのです。
熱心な信仰者である彼女にとって、女神様からの贈り物となれば黙っていられないのでしょう。

触ってみる?
よろしいのですか?
そんな会話を経て、小石はショコラの手に渡りました。

恐る恐る指先でつまみ、光に透かすように掲げ見て。
ふわぁ、と感嘆の息を漏らす少女を、あなたは微笑ましく見守りました。



■ 女神の涙

今週の作物による領地状況回復量が「+1」されます。
388 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:09:05.18 ID:DlC/6g2Io

■ 10月 3週目


◆ 領地状況

『生活』 ☆☆☆☆
『健康』 ☆☆☆☆☆
『嗜好』 ☆
『文化』 ☆☆


◆ 作付状況(4/4) 拡張費用 『2000金貨』

『畑@』 トウモロコシLv6   生活+3 文化+1  65金貨/週 +10
『畑A』 ホウレンソウLv10  健康+7 文化+1  75金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
『畑B』 トマトLv5       健康+2 文化+2  65金貨/週 +10
『畑C』 サクランボLv5    嗜好+3       50金貨/週 +10 ※ 交易中 ※


◆ 待機作物リスト

キャベツLv4    健康+2             45金貨/週
アスパラガスLv1  健康+2             35金貨/週
カカオLv1      健康+1 嗜好+3 文化+1  60金貨/週


◆ 精霊リスト(7/9) 拡張費用 『2000金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 69/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 59/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R+    トマトの精霊          好感度 54/100
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60


◆ フレンドリスト

『南方の御使い ユーリ』   欧風文化 友好度37
『草原の御使い フィオ』   ??文化  友好度16
『山岳の御使い レーヴェ』 ??文化  友好度10
『離島の御使い イブキ』   ??文化  友好度16


◆ 倉庫

『886金貨』

『天命の種 x1』
『女神の羽根 x1』


◆ 家具

『三人がけソファセット』
『源泉掛け流し露天風呂』 ※ 混浴解禁 ※
『ひろびろダイニングテーブル』 ※ パーティー解禁 ※
『精霊をダメにするクッション』
『アロマディフューザー』
『快適ダブルベッド』 ※ ピロートーク&朝チュン解禁 ※
389 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:09:37.60 ID:DlC/6g2Io

■ 今週の領地変動 / 詳細


◆ 領地状況

『生活』 僅かに成長しました。
『健康』 僅かに減少しました……。
『嗜好』 僅かに減少しました……。
『文化』 成長しました。


◆ 嗜好品(自領)

『トウモロコシ』を用いた酒造りが研究されています。
『サクランボ』の栽培が行われています。
『タコス』が流行しています。


◆ 嗜好品(流入)

『砂糖菓子』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『サトウキビ』の栽培研究が行われています。
『チーズ』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『醤油』が高級贅沢品として極一部で取引されています。
『味噌』が高級贅沢品として極一部で取引されています。


◆ 文化(自領)

『運動場』が整備されています。
『猫の居る広場』が整備されています。
『彫金細工』が流通しています。


◆ 文化(流入)

『楽団』が小規模な活動を行っています。
『劇場』の建設計画が議論され始めています。
『牧場』の建設計画が議論され始めています。
390 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:12:19.15 ID:DlC/6g2Io

■ 待機イベント一覧


◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』

『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』

「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。


◆ サブクエスト 『鋼の少女』

「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』

「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。


◆ キャラクタークエスト 『褐色の誘い』

「ロコ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ロコとの混浴を行う。


◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』

「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』

「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』

「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『トマトが赤くなると?』

「マト」の好感度が80以上。
家にバルコニーが存在する。
上記の条件を満たした状態で、マトとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』

「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』

「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:13:48.75 ID:CMyXRBRKo
うーん、健康がだんだん下がってる?まだ気にする必要ないレベルかなぁ
392 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:18:05.72 ID:DlC/6g2Io

■ 精霊召喚 / 種


さて、とあなたは考えました。

現在地は二階。
目の前にあるのは真新しい空き部屋二つです。
ここに住む精霊を召喚すべきかどうか。

未だ交流を重ねていないショコラとラスペルも居るのです。
まずは彼女達と十分に仲を深めてから……という選択肢もあるでしょう。


さて、どうしたものでしょうか。
393 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:18:43.56 ID:DlC/6g2Io

◆ 倉庫

『天命の種 x1』 (Sレア〜)



『選択肢』


◆ 精霊を召喚する

◆ 今回はやめておく

◆ ○週間保留する (2〜4週間の自由指定 保留中はこの選択が発生しません)


>>下2
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:19:22.34 ID:8vm4JjEM0
召喚する
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:23:42.14 ID:CMyXRBRKo
召還だ
396 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:34:16.73 ID:DlC/6g2Io

「――理解できないんですが」

「祈りのためなんだ。
 どうか堪えて欲しい」


ルシュとあなたの会話です。
何かと言えば、いつもの宗教でした。

緑色の助手をアロマディフューザーで蒸せば、ガチャで望みの結果が引き寄せられる。
そんな都市伝説をあなたは実行に移したのです。

たまらないのは勿論ルシュです。
椅子に座った姿勢で周囲に、そして膝の上に、合計十個のアロマディフューザー。
加湿機能も備えたそれらは全力でルシュを蒸し、メガネを真っ白に曇らせています。
心なしか、彼女の頬は引きつっているようにも見えました。
397 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:37:19.31 ID:DlC/6g2Io

そんな彼女へと、あなたは手を合わせました。

今回使用する種は、Sレア以上を確約する天命の種です。
勿論、引き寄せられるのはSレアかSSレアのみ。

その内、あなたが望む結果は……。



『選択肢』


◆ Sレア (通常75% → 85%)

◆ SSレア (通常25% → 30%)

◆ どちらでも良い (確率変更無し)


>>下1
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:38:29.87 ID:8vm4JjEM0
SSレア
399 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 22:42:57.03 ID:DlC/6g2Io

あの虹色の光をもう一度。
あなたは懸命に、懸命に祈りを捧げました。

十分に蒸し上がった頃を見計らい、あなたは召喚陣に振り向きました。
全身ぐしょぐしょになりつつあるルシュからの視線は、とりあえず一旦置きます。
後で必死に謝罪する必要があるでしょうが……やむを得ないのです。



そうして息を完全に整え、召喚に踏み切ります。

握った拳が開かれ、種が落ち、そして発せられた光は――。



>>下1 コンマ判定 / 天命の種

01〜70 Sレア
71〜00 SSレア
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:43:47.15 ID:L0TVTF2ao
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:48:05.63 ID:UIPoxLeLo
こんなもんだよ……
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 22:50:13.26 ID:axj8vn1io
ですよねー
403 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 23:00:19.21 ID:DlC/6g2Io

かぁん! かぁぁん!

……そこで音は止まり、召喚陣の光は金で固定されました。
あなたはそっと目を瞑ります。

こんなもんです。
これが普通です。
宗教に縋った所で、結局確率は無慈悲なのです。


(でも、もう一度あの虹は見たかったな)


あなたの心に、そう残念さが浮かびました。

ですが、それだけです。
過去、通算百度以上のガチャに挑戦して、一度もSSレアを引けなかった。
そんな負の連鎖はショコラが止めてくれているのです。
もう、あなたが後ろ向きに落ち込む事はありません。


それよりも、大事なのは一体誰がやってくるかです。
あなたは再び目を開き、黄金の光の中に目を凝らしました。



>>下1 コンマ判定 レア

01〜10 カボチャ(期間限定)
11〜20 茶
21〜30 メロン
31〜40 アボカド
41〜50 ニンニク
51〜60 ブドウ
61〜70 スイカ
71〜80 バジル
81〜90 トウガラシ
91〜00 バナナ
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:01:17.17 ID:8vm4JjEM0
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:01:23.74 ID:OQIiVCnDO
はい
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:04:47.23 ID:pgUwLzz3o
よし!蒸そう!
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:04:48.69 ID:axj8vn1io
へっくしょい
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:09:48.46 ID:r6YNE59RO
緑(ルシュ)を触媒に緑が呼ばれたか。
409 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 23:36:14.79 ID:DlC/6g2Io

光を見つめるあなたの元に、何やら良い香りが届きました。

爽やかで瑞々しく、どこか懐かしい。
かつての日々で幾度も嗅いだ事のある、慣れ親しんだ香りです。

その正体には、きっとすぐに気付けたことでしょう。
お茶の香りです。
新しく買ったばかりの茶筒を開けた時の、あの芳しい一瞬のようでした。

光より踏み出したのは、一人の少女。
身を包むのは落ち着いた紅茶色の着物。
首の後ろでまとめた黒髪は腰元まで長く伸び、漂わせるのは日本の美。


「え、えっと、こんにちは!
 あ、や、こんばんは、かも……?」


いかにも大和撫子らしい彼女の第一声はしかし、噛み噛みでした。

わたわたと視線をさ迷わせ、いきなりの失態にどうして良いやらと混乱しています。
見かねたあなたが落ち着かせようともしたのですが。


「あ、あの、お茶の精霊の、ツバキといいます。
 どうか、よろ、よろしきゅっ――」


もう色々ダメそうです。
あぁぁぁぁ、なんてか細く鳴いてうずくまるツバキです。

彼女をまず慰める事から、今回は始めなければならないようでした。
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/20(月) 23:41:54.19 ID:CMyXRBRKo
かわいい
411 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/20(月) 23:54:03.29 ID:DlC/6g2Io

上階へ戻っても、ツバキは変わらずでした。

まるで囚われの小動物です。
おどおど、きょどきょど。
初めての場所と初めての相手に、完全に萎縮しています。


「ダイジョーブダイジョーブ!
 落ち着いて深呼吸しよ?」

「は、はひ……」


ロコが隣に座って介助に当たります。
すうはあすうはあ。
背中を撫でられながらのそれで、幾らかは落ち着いたようです。

ですがまだまだ緊張中。
まずは無難な所からと、各自の自己紹介から始める事にしました。


先頭を切るのは勿論ロコ。
懐への飛び込みと気遣いにかけては家族の中で随一です。
勇気付けるようにツバキの手を握り、輝かしい笑顔を贈ります。

続くのはルシュ、ラスペル、ショコラの三人。
常識人の彼女達は、一息つかせるには丁度良いでしょう。
ここの組の最後に、あなたも自己紹介を済ませます

残る個性の強い面々は最後です。
スピナが美麗な所作でツバキの気を引き。
その隙にロコとは反対側へ接近したさくらとちえりが握手を求め。
マトちゃんが適度に力を抜いた挨拶で締めました。


九人からの歓迎の意思。
それをまずは受け取り、ツバキはようやくある程度の落ち着きを得られたようです。
412 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 00:07:22.58 ID:ApNhjISso

「あ、あの、改めまして……お茶の精霊の、ツバキといいます。
 見ての通りあまり、その、お話とかは得意じゃないんですが……。
 でも、憩いの一時作りだけは、ちょっと自信があります」


詰まりながらではありますが、挨拶は再開されました。

うんうんとあなたは頷きます。
対面ではロコも嬉しそうでした。

なにせお茶。
あのお茶なのです。
緑茶から烏龍茶、紅茶まで、どれを取っても団欒のお供にはうってつけ。
今まではトウモロコシのヒゲを使ったお茶でしたが、これからは取って代わる事になるでしょう。
かつての世界で大陸を広く席巻したお茶の美味しさは最早言うまでもありません。

何を隠そう、それを一番喜ぶのはロコです。
ヒゲ茶も美味しいけど、本当のお茶も飲んでみたい。
そんな風に時折零す事もあったのです。


「少しでもお役に立てるように、が、頑張りますので。
 これから、よろしくお願いしますっ」


立ち上がったツバキは、深々と腰を折りました。

それに、皆口々に歓迎の言葉をかえします。
こちらこそよろしく、というあなたの応えにも、ツバキはほっとした様子でした。
413 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 00:23:18.60 ID:ApNhjISso

また、あなたは精霊達がまだ知らない楽しみも持っていました。

ツバキと言えば、きす☆ゆあユーザーならばまず思い浮かぶ書籍があります。
それはファンの間で聖書と呼ばれる、ゲームの大元となった料理本。
擬人化された野菜達……つまりは精霊が様々な料理の作り方を教えてくれる、イラスト豊富な書籍です。
大匙小匙とは一体何か、から始まる意外と丁寧で実用的な料理入門書として知られていました。

その十巻少々のシリーズの内、四巻と半分ほどでツバキは主役として敏腕を振るっていたのです。
ゲーム中でも事ある毎に料理上手として評価を受け、漫画では精霊向けの日本料理店を開いてさえいました。
それをしっかり覚えているあなたは期待せざるを得ません。


勿論、ゲームと現実は違います。
ツバキとて初めて肉体を得る以上、すぐさま十全に料理が出来るとはならないかも知れません。

ですがそれでもと、食卓の楽しみが増える予感に身を震わせるのは仕方の無い事でもありましょう。
414 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 00:36:35.92 ID:ApNhjISso

と、あなたが皮算用をしている間に、精霊達は早速幾らか打ち解け始めているようです。

特に食いつきが良いのはさくらとちえりでした。
ツバキの着物の袖に触り、その独特の手触りにきゃいきゃいと楽しそうにしています。
構造や素材にまで興味を示している辺り、どうやら妖精に作ってもらう気なのでしょう。

可愛らしい二人の事です。
似合う事はまず間違い有りません。
当然それが分からない訳も無い精霊達は、皆こぞってデザインの話を始めました。
最も詳しい故に意見を求められ、ツバキも控え目ながら参加できている辺り安心です。

こうなっては男に出番はありません。
あなたは当面は大人しく見守るだけに徹しようとに決めました。


それからしばし。

最終的に、双子の着物は明るい花柄に決まったようです。
描かれる花は勿論、サクランボの花。
ノリノリになったルシュが図面まで描き出し、後は依頼するだけ。

召喚されて早速、ツバキは共同作業を終えました。
これは良い切っ掛けとなるに違い有りません。

実際に、お疲れ様と手を打ち合わせる中に、おずおずとながら入る事が出来ているのですから。
415 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 00:45:29.40 ID:ApNhjISso

といった所で、今日はそろそろお開きとなりました。

もう外はすっかり暗くなっています。
後は寝るだけ。
一日最後の挨拶を残し、一人一人と引き上げです。

そうして、あなたとツバキが最後に残りました。


「……え、と、皆さん、良い人で良かったです。
 こんな私でも、なんとかやっていけそうで……」


身を縮こまらせてではありますが、はにかみながらツバキは言いました。
口調には安堵が篭り、緊張は大分抜けたように思えます。

もう大丈夫そうでした。
初めはどうなる事かと思いましたが、彼女の言う通り精霊達は皆良い子……一部悪い子も含まれますが、本当の意味で悪い子は居ません。
ツバキを助ける者には事欠かないのです。
きっと、何も問題無いでしょう。
416 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 00:49:42.65 ID:ApNhjISso

あなたはツバキを二階へと案内します。
二つの空き部屋はどちらもそこにあるので。

その道すがら、あなたは少々考えました。
今回ツバキを打ち解けさせたのは精霊達の尽力です。
あなたは殆ど何もせず、眺めていただけでした。

むむむ、と内心だけで唸ります。
これでは少々情けなくはないかと。

はて、何か一つくらい最後に言葉をかけるべきでしょうか。



>>下1  何か言葉や行動をどうぞ (何も無ければ、沈黙を選べば問題なく進行します)
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 00:53:17.14 ID:uyLWuHSso
頭なで
418 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 01:01:25.52 ID:ApNhjISso

うむ、とあなたは一つ決意しました。
ここはツバキを安心させるよう、頭の一つも撫でてみようと。

階段を昇り、空き部屋の前へ。
二つ有る内の好きな側を選ばせ。
その扉をくぐる前に、あなたはツバキを呼び止めました。


「はっ、はい!
 な、なんでしょうか……」


恐らく気を抜きかけていた所だったのでしょう。
ツバキは驚き、少し外れた声を上げました。

それでも何とか向き直り、あなたの言葉を待っています。

そこに、あなたは静かに手を伸ばしました。
419 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 01:13:36.30 ID:ApNhjISso

そうして、優しく頭を撫でます。

……が。


「ひぅっ!?」


ツバキは変な声を上げて、後ずさってしまいました。
背中が扉にぶつかり、ガタンと音も立てています。
それに慌てて、あなたは声をかけました。


「ご、ごめん。
 今日は良く頑張ったねって、そういうつもりで……」

「あ、い、いえ! ごめっ、んなさい!
 わた、私が変にびっきゅりしたせいでっ」


ツバキは再びいっぱいいっぱいになってしまったようです。
滑舌はどこかにすっ飛び、言葉も途切れ途切れ。


「え、あ、ぁ、その、ごめんなさい、おやすみなさいっ」


そしてそのまま、部屋へと引っ込んでしまいました。
420 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 01:15:19.65 ID:ApNhjISso

……これは大失敗でした。

女の子の頭を撫でる。
これは結構難易度の高い行為です。
ツバキのように気弱な子であれば尚更でしょう。

周囲の精霊達とはそれどころじゃない事ばかりをしているせいで、感覚が麻痺していました。


あなたは反省し、扉に頭を下げてから踵を返します。
今は何をやっても逆効果でしょう。
謝るにしても、一晩置いてからにすべきです。

やってしまった。
嫌われてしまっただろうか。

そう落ち込むあなたに。


「…………あ、あの」


もう一度声がかけられました。

振り向けば、扉をちょっとだけ開けた隙間からツバキの顔。
視線を気弱にさまよわせながらも、意を決したように口を開きます。


「お、お気持ちは、えと、ありがたいなって、思いました。
 あの、それだけです……ごめんなさい」
421 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 01:19:09.79 ID:ApNhjISso

パタンと閉じた扉は、今度こそ開く様子はありません。

あなたは後頭部を掻き、溜息を吐きました。
今夜はどうにも良い所無しです。
気を使うべき相手に、逆にフォローされているようでは何の言い訳も利きません。


明日からはもうちょっと気を入れよう。

あなたは頬を叩いてそう誓い、ゆっくりと自室に戻るのでした。
422 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 01:19:38.61 ID:ApNhjISso
ここまでで。
おやすみなさい。
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:27:57.84 ID:uyLWuHSso
乙〜
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 01:51:18.23 ID:aKns9BSDO
乙です
さくちえの好感度が頭打ちになりそうだからキャライベで上限突破させたいけど他の娘達の日常も読みたいし畑増やして領地状況の数値も増加させたいけどお金無いしって色々悩むだけでも楽しい
勿論>>1の書く文章も好きです
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 12:40:58.36 ID:zwJ03o46O
条件達成済みのサブクエは名前だけでいいからまとめておいてほしい感はあったりなかったり
手間大きいなら構わんのだけれどね
426 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 13:02:20.02 ID:ApNhjISso

■ ソーシャルゲーム版の評価


『お茶の精霊 ツバキ』


臆病な小動物系少女。
公式に料理上手設定で、イベントや漫画でも推されている。
また、年末恒例の人気投票では例年高い順位をキープしている。

メイン画面で畑仕事をするデフォルメキャラの可愛らしさに定評がある。
特に目を×の字にしてわたわた慌てる様は必見。


自分に自信が無く気弱ながらも、出来る事をやろうと頑張る健気っ子。
めげて、落ち込んで、それでも努力を止めない姿に心打たれた御使いは多い。
「こんな妹が欲しかった」「こんな娘を生みたかった」「こんな母から生まれたかった」などとツバキ病患者を量産している。
またの名を「ツバキちゃんの笑顔守り隊」

しかし逆に、健気だからこそ追い詰めて泣かせたいという勢力も存在する。
こちらの名は「ツバキちゃんの笑顔曇らせ隊」

この二つの勢力は日夜激しい争いを……別に繰り広げてはいない。
実際の所、両陣営を兼任する御使いが多数を占めているため。
このせいでツバキは「笑顔を曇らされながら守られている」という「監禁か何か?」という状況に陥っている。


更にツバキの受難は続く。
とある小規模な「きす☆ゆあ」オンリー同人誌即売会にて、お茶の精霊である事を生かしてティーサーバー担当POPになったのである。

……着物の裾をたくしあげて、股の間に給湯口をセットされるというアレすぎるアレとして。

この姿はファン以外の間にも拡散され、主催者のアレさを各地に知らしめると同時に、ツバキまでもアレなキャラとして周知されてしまう事となった。
二次創作では勿論、これをきっかけにおもらしキャラ化。
曇らせ隊ですら同情を禁じえず、そっと涙を拭ったという。


過酷過ぎる状況への嘆きを表した「光の消えた目で膝を抱え口から魂を吐き出す」ツバキのファンイラストは余りにも有名。
見事にAAと化し、掲示板では事ある毎に貼られている。
427 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 13:03:06.48 ID:ApNhjISso
今日は普通の日。
8時からやります。


>>425
帰ったらやっときます。
ご意見感謝。
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 13:09:04.92 ID:qQeIZeXK0
ツバキちゃんかわいい。
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 13:44:48.59 ID:bU9BvpA6O
アバ茶ならぬツバ茶か
直飲みで一杯下さい
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 14:53:58.07 ID:wNtAFzqHO
お茶でも飲んで…話でもしようや…。
431 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:07:29.51 ID:ApNhjISso

■ 10月 3週目


◆ 領地状況

『生活』 ☆☆☆☆31
『健康』 ☆☆☆☆☆60
『嗜好』 ☆4
『文化』 ☆☆20


◆ 作付状況(4/4) 拡張費用 『2000金貨』

『畑@』 トウモロコシLv6   生活+3 文化+1  70金貨/週 +10
『畑A』 ホウレンソウLv10  健康+7 文化+1  80金貨/週 +10 ※ 交易中 ※
『畑B』 トマトLv5       健康+2 文化+2  70金貨/週 +10
『畑C』 サクランボLv5    嗜好+3       55金貨/週 +10 ※ 交易中 ※


◆ 待機作物リスト

キャベツLv4    健康+2             50金貨/週
アスパラガスLv1  健康+2             40金貨/週
カカオLv1      健康+1 嗜好+3 文化+1  65金貨/週
お茶Lv1       健康+2 嗜好+2        50金貨/週


◆ 精霊リスト(7/9) 拡張費用 『2000金貨』

『ロコ』        N+   トウモロコシの精霊    好感度 69/100
『スピナ』      R+   ホウレンソウの精霊    好感度 100/100
『さくら&ちえり』  R    サクランボの精霊     好感度 59/60
『ルシュ』      N    キャベツの精霊      好感度 48/60
『マト』        R+   トマトの精霊         好感度 54/100
『ラスペル』     R    アスパラガスの精霊   好感度 10/60
『ショコラ』     SSR  カカオの精霊       好感度 10/60
『ツバキ』      SR   お茶の精霊        好感度 10/60


◆ フレンドリスト

『南方の御使い ユーリ』   欧風文化 友好度37
『草原の御使い フィオ』   ??文化  友好度16
『山岳の御使い レーヴェ』 ??文化  友好度10
『離島の御使い イブキ』   ??文化  友好度16


◆ 倉庫

『886金貨』

『女神の羽根 x1』


◆ 家具

『三人がけソファセット』
『源泉掛け流し露天風呂』 ※ 混浴解禁 ※
『ひろびろダイニングテーブル』 ※ パーティー解禁 ※
『精霊をダメにするクッション』
『アロマディフューザー』
『快適ダブルベッド』 ※ ピロートーク&朝チュン解禁 ※
432 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:09:07.87 ID:ApNhjISso

■ 待機イベント一覧


◆ メインクエスト 『聖域は愛に満つ』
『生活』が☆☆☆以上
『健康』が☆☆☆以上。
『嗜好』と『文化』の合計が☆☆☆☆☆☆以上。
精霊の好感度の合計が500以上。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『南方の御使い-2』
「南方の御使い ユーリ」の友好度が60以上。
上記の条件を満たした状態で週を跨ぐ。


◆ サブクエスト 『鋼の少女』
「領主の館」への外出回数が2回以上(0/2)
「?????」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で月末を迎える。


◆ サブクエスト 『愛の日、その顛末』
「ショコラ」を召喚済み。
上記の条件を満たした状態で、2月2週目を迎える。


◆ キャラクタークエスト 『褐色の誘い』
「ロコ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ロコとの混浴を行う。


◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』
「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』
「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』
「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『トマトが赤くなると?』
「マト」の好感度が80以上。
家にバルコニーが存在する。
上記の条件を満たした状態で、マトとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『泰然自若』
「ラスペル」の好感度が40以上。
過去にウリボーの被害が発生した事がある。
上記の条件を満たした状態で、ラスペルとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『罪深き者』
「ショコラ」の好感度が40以上。
カカオを過去に作付した事がある。
町に「牧場」が建設済み。
町に「羊毛」が流通している。
上記の条件を満たした状態で、ショコラとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『こんな私にも出来る事』
「ツバキ」の好感度が40以上。
ツバキ「以外」の精霊の好感度が、全員20以上。
精霊の総数が「5人」以上。
「ひろびろダイニングテーブル」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、ツバキとの交流を行う。
433 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:11:01.48 ID:ApNhjISso

■ 条件達成済みイベント一覧


◆ キャラクタークエスト 『楽園の夜』

「スピナ」の好感度が80以上。
「快適ダブルベッド」を購入済み。
上記の条件を満たした状態で、スピナとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『わかってきたわ、わかってきたの』

「さくら&ちえり」の好感度が40以上。
サクランボを作付している。
上記の条件を満たした状態で、さくら&ちえりとの交流を行う。


◆ キャラクタークエスト 『目には目を、歯には歯を』

「ルシュ」の好感度が40以上。
「ルシュ」の召喚から1ヶ月以上が経過している(8月3週召喚)
上記の条件を満たした状態で、ルシュとの交流を行う。
434 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:15:54.35 ID:ApNhjISso

■ 行動選択 / 雑事


翌日、あなたは朝から良い物を見ました。

ロコとルシュが、ツバキを伴って台所に立っていたのです。
各種道具の使い方もまだ知らない彼女に、二人は寄り添って一つ一つ丁寧に教えていました。
ツバキも……緊張と萎縮はまだしているようですが、懸命に耳を傾けている様子。

面倒見の良い二人ならば、きっと良く支えてくれるでしょう。
ツバキが一から作った食事を口に出来る日も遠くないに違いありませんでした。



『選択肢』


◆ 作付変更

◆ 施設拡張 (選択不可/所持金不足)

◆ 妖精のお店

◆ 何もしない


>>下1
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/21(火) 20:16:58.19 ID:T+wuY4T90
妖精のお店
436 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:21:53.90 ID:ApNhjISso

あなたはおもむろに、パチンと指を弾きました。
すると。


「およびでっ?」


ぽこんと飛び出てくる妖精さん。
もうすっかり長い付き合いの彼らです。
最近では金貨を撒かずとも、こうして合図だけで呼び出せるようになりました。

そんな彼らへと、家具の購入を検討していると伝えます。

その言葉に、金貨大好きな妖精達は大喜びでした。
こんなのどう? こんなのもあるよ?
小さな模型の見本を手に、必死の売り込み合戦です。


あなたはそれを楽しく見やり、さてどうしようかなと考えました。
437 : ◆qwMXGMSbw5bw [saga]:2017/11/21(火) 20:22:24.49 ID:ApNhjISso

◆ どっしりバーキャビネット

重厚感ただよう木製キャビネット、大人の夜のお付き合いに是非おひとつ。
なお、お酒は付属しておりませんので各自ご用意ください。
『飲酒』が解禁されます。


◆ 大容量本棚

小説、絵本、詩集がどっさり付属したお得な一品。
あなたもこの機会に、読書を始めてみてはいかがでしょう。


◆ 大きなのっぽの柱時計

ちゃんと動きますし鳩も出ます。
家族の時間を共に刻む、素敵なおじいちゃん時計。


◆ 不思議な絵画

その日の気分によって自分を描き変えるちょっと変な絵画。
時々リアルな裸婦画になって気まずい雰囲気を漂わせる以外は全く無害です。


◆ お洒落な出窓

居間の窓を出窓に改造。
お花なんか並べてちょっと気取ってみませんか?


◆ ロッキングチェアwithウッドデッキ

ちょっとお洒落な空間をトトンと増築。
素敵な昼下がりのお昼寝にオススメ。


◆ その他 (自由記述)

妖精さんはとっても器用。
欲しい家具があれば特注しちゃえば良いのです。
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