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ジャンヌ・ダルク「寝ぼけ眼の貴方と」
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以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/10/29(日) 00:44:11.46 ID:xEnS6ULnO
「ん……」
「……あら……お目覚めになられたのですね、マスター」
「……んー……うん。おはよう……」
頬の上を滑る柔らかな感触。左腕から伝わってくる重みと痺れ。それを感じながら目を覚ます。
ぼんやり映る寝ぼけ眼の視界の中には朧気な輪郭をした人の顔。その真ん中辺りの……きっと唇が静かに動いて、優しい声が降ってくる。
「はい、おはようございます。……ああ」
「……?」
「そのままで。そこは私が拭ってさしあげますから」
瞼を拭うために腕を動かそうとして、けれどそれを制された。
重さや痺れのない右腕。細くて柔らかい、温かな何かを抱くようにして前へ伸ばしていた右腕はそのままに留められて。それからすぐ瞼へ、それまで頬を滑っていた感触が移って触れてくる。
「ふふ……」
そっと、そうっと。優しく瞼を拭われる。
気持ちいい。心地いい。ただ触れられているだけなのに溶かされてしまいそうになる。拭われるごとに晴れていく視界と同じ、ぼやけていた思考も晴れてくる。
だんだんと見えてきて、そうして頭でも分かるようになってきた。目の前の人のこと。視界をいっぱいに埋め尽くす綺麗に整った彼女の顔。誰より恋しい、何より愛しい相手のことを。
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