千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】

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587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/17(日) 20:19:16.19 ID:Hq9pRLeTO

メロエッタ「〜♪」

バリバリ――――!

メロエッタ「メーロロッ!!♪」ヒュンッ!

千歌「またかわした……!!」

メロエッタ「メロッ♪」ニュッ

ピカチュウ「ピカッ!?」ビクッ

メロエッタ「メロロロロッ♪」ケラケラ

千歌「アイアンテール!!!」

メロエッタ「メロッ♪」ヒョイッ

ピカチュウ「ピッカ!!!」ブンッ!

メロエッタ「メーロー♪」クスクス

千歌「おちょくられてる……梨子ちゃんの変なところに似ちゃって……」

梨子「私ってこうなの?」



希「……飄々としてるのは、余裕故になんやろうね。あの子、自分の強さをよくわかってる」

海未「それを引き出す梨子の存在があって……ということなのでしょうね」

絵里「ポテンシャルはよくわかるわね。なんせ、メロエッタはまだ技を使ってはいないんだから」

588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/17(日) 22:31:14.17 ID:L+o3UBdF0
確か図鑑解説によればメロエッタは心のリズムとメロディから対象の思考を読み取ることが出来るはずだ
つまり言えばメロエッタにはピカ様ちかっち双方ともに考えが筒抜けなんだよ
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 01:19:26.94 ID:AIJccw1YO

梨子「メロエッタ、もう掴んだわね?」

メロエッタ「メロッ!!♪」コクン

梨子「それじゃあ……」スッ

千歌「!!」

梨子「奏でるわよ」

メロエッタ「メロォッ!!♪」ヒュウンッ!

ピカチュウ「ピッカ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

梨子「メロエッタ!!!」



加速するバトル……
千歌が出した指示は……
連投無し
安価下1
でんこうせっか、10まんボルト、アイアンテールの中から

梨子が出した指示は……
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→特殊技
偶数→変化技

安価下3
安価下2が奇数の場合→サイコキネシス、かみなりのどちらか
安価下2が偶数の場合→じゅうりょく、サイドチェンジのどちらか

590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:32:14.66 ID:NtTNWRmn0
電光石火
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:33:21.51 ID:lHjdvgbo0
そいっ
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 01:57:29.69 ID:apH0h8s10
ほい
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 06:20:32.95 ID:A0L8uPOK0
かみなり
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 09:23:11.41 ID:AIJccw1YO

千歌「でんこうせっか!!!」

梨子「かみなり!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!」ダダダダダダダッ!

メロエッタ「ロォーメッ!!!♪」ゴロゴロ……ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!

千歌「右に跳んで!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!」ダンッ!

ピシャア――――ッ!

梨子「すばしっこいわね……!!けど、逃がさないわよ!!!」ビッ!

メロエッタ「メロォ――――――――ッ!!!♪」

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――――――ッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピッカ!!!ピカアアアア!!!」ダダダダダダダ――――――――ッ!



曜「巧い!!メロエッタのかみなりを全部避けてる!!!」

鞠莉「でんきタイプのポケモンが持つ、電力という力への本能ね。落雷のポイントを肌で読み取ってる。さすが千歌っちのピカチュウだわ」

穂乃果「ううん。それだけじゃない」

曜「……?それだけじゃない……?」

穂乃果「……主導権を握ってるのは、間違いなく梨子ちゃんだよ」



千歌「……?」

メロエッタ「メーローッ!!!♪」

ピシャアッ!

ピカチュウ「ピチュッ!!!」タンッ!

千歌「なんだろ……この違和感……」

595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/18(月) 09:29:01.35 ID:AIJccw1YO

鞠莉「……What?」

曜「どうしたの鞠莉ちゃん?」

鞠莉「……ピカチュウの回避と、かみなりの落下ポイントの差が大きすぎる」

曜「差……?」



ピシャアッ!

ピカチュウ「ピカ!!!!」ダンッッ!



ルビィ「……本当だ。さっきまでギリギリで避けてたのに……」

聖良「言われてみれば……」

理亞「それだけピカチュウの感覚が鋭敏になってるってことじゃないの?」

果南「前半……あれだけ力量差を見せつけた梨子ちゃんとメロエッタが、それだけの余裕を与えるとは思わない……ってことだよね」

鞠莉「……………………」コクン

ダイヤ「確かに……そう考えると不自然ですわね……」

善子「だとしたら……」

花丸「このかみなりは……」

596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/18(月) 09:32:06.11 ID:F65MUY2/0
これが本気の梨子ちゃんなのか・・・
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 02:22:04.32 ID:a/em9r0eO

ピシャア――――ッ!

ピカチュウ「ピカアアアッ!!!」ダダダダダッ!

千歌「……………………っ!!!」

梨子「あからさますぎて……逆に予想出来なかったでしょ」ニヤッ

千歌「止まってピカチュウ!!!罠だ!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!?」

梨子「遅いわよ!!!」

メロエッタ「ロメアッ!!!♪」ヒュンッ!



曜「かみなりを抜けた先にメロエッタが!!!」

ことり「コースの誘導……!!」



梨子「やりなさいメロエッタ!!!」

メロエッタ「メッロォッ!!!♪」

千歌「させるかぁっ!!!ピカチュウ、ボルテッカー!!!」

梨子「!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!ピカ……ピカピカピカ!!!ピッ――――――――カアッ!!!」バチバチッ……ダンッ!



海未「なおも反撃に出ますか!!!」

英玲奈「闘志はまだまだ萎えてはいない!!!」

598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 10:33:28.57 ID:a/em9r0eO

梨子「意地で未来を切り開く姿……勇ましいわ!!!でも私たちはさらにその上を行くっ!!!」

メロエッタ「ロメッ!!!♪」ヒュンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!?」

千歌「なっ!!?今のを避けるの!!?」



ことり「完全に見てからボルテッカーを捌いた……!!」

あんじゅ「見切りや直感……反射の類いじゃない!!あれは……そうくることをわかってた動き……!!」



梨子「メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メロ――――――――ォッ!!!♪」

ピカチュウ「ピカ!!!」

スッ……

ヒュン……ヒュヒュン……

トン――――――――!

千歌「……!!?」



ダイヤ「なんて軽い打撃……いいえ、むしろ触れただけ……!?」

凛「違う……あれって……!!」



千歌「ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピ――――――――」

梨子「爆ぜなさい……!!!」

ドガァァァァァァァァァァァァァァッ!

ピカチュウ「ピカアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!

599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/19(火) 11:42:19.14 ID:a/em9r0eO

パラパラ……

ピカチュウ「ピ、カァ……」



ルビィ「軽く一回触っただけで……ピカチュウが吹き飛んだ……!!?」

善子「一回じゃないわ。あの一瞬で、十回以上手を出してた」

海未「十二発……ですね。まるで衝撃が爆ぜたような攻撃……凛、今のは……」

凛「うん。かくとうタイプのポケモンがよく使うはっけい……浸透勁に近い。打撃を表面に叩き込むんじゃなくて、内側まで深く突き刺すような攻撃だよ」

花陽「凛ちゃんのポケモンが使うのを見たことはあるけど……はっけいってあそこまで破壊力のある技だったっけ……?」

凛「普通……じゃない。浸透勁っていうのは異常なまでに繊細で、少しタイミングがズレただけだも発動しない。それをインファイト……重い一撃を何度もくらわせるような大技と併せて使うっていうのは凛のルカリオにも出来ない」

海未「……近い、と言いましたがそれは?」

凛「一回見ただけじゃよくわかんないけど、たぶん浸透勁だけじゃない。かよちんも言ったとおり、あそこまで威力が大きいなんてありえないもん。だから、何かあるんだよ。浸透勁以外にも……何かが……」

真姫「……なるほど。そういうこと」

絵里「真姫?」

にこ「どうしたの?」

真姫「どうもしないわよ。やっぱり天才なのね……って、そう思っただけ」

600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 20:55:02.56 ID:Td4EWZGSO
凛ちゃん頭いい
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 00:16:58.34 ID:07UFhWOZO

ピカチュウ「ピ、カ……」

千歌「ピカチュウ……!!……っ、今の攻撃でわかったよ。メロエッタがなにをしてたのか」

梨子「さすがね……」

千歌「音……だよね」

メロエッタ「メロォ♪」



花丸「音……?」

真姫「正確にはリズム……音の波ね。メロエッタはピカチュウの動き、呼吸、攻撃のリズムを読み取って、未来予知にも似た先読みをしてみせたのよ」

果南「なるほど……それじゃあさっきのインファイトは……」

真姫「共振……音の波を利用した連鎖反応で、威力を爆発的に上げたのね」

鞠莉「Unbelievable……」



梨子「何度体感しても圧巻の洞察力だわ」

メロエッタ「メロッ♪」

梨子「メロエッタは全ての音を司るポケモン。これくらいの芸当なんてわけないわ」

千歌「ほんと、戦い方のバリエーションが広いね」

梨子「上に行けば行くほど、いろんな強さを知るの。チャンピオンになってもね。今の私なんて途中経過でしかないわ」

千歌「だね。私にとって梨子ちゃんはライバルで、越えなきゃいけない壁で……」

梨子「壁だなんて……///」テレテレ

千歌「それで……通過点だから」

梨子「……ええ。そのとおりよ」クスッ

602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 00:39:20.68 ID:07UFhWOZO

千歌「躓かないよ。私たちは……!!!」

ピカチュウ「ピカ……ピカアアアアアッ!!!」グググ……ダン!

千歌「まだまだ輝き続けるんだから!!!」

梨子「決まったと思ったけど……根性あるのね」

千歌「女の子だからね……♪」

ピカチュウ「ピッカ!!!」フンス

梨子「じゃあ、もう一度聴かせてあげるわ。あなたを震わせる音楽をね」

メロエッタ「メッロ!!!♪」ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!



鞠莉「またかみなりを……!!!」



千歌「コースの誘導なんかしなくていいよ。小細工無し……今度は真正面からぶつかるから」

梨子「……気丈に振る舞っても残り体力の少なさは否めないわね。いいわよ……こっちも全力で行くから!!!」

メロエッタ「ロオオオオッ!!!♪」

603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 01:13:50.63 ID:07UFhWOZO

千歌「行くよピカチュウ……残りの体力全部使ってぶつかろう!!そして輝こう!!!」

ピカチュウ「ピッカアアアアアアッ!!!」

千歌「全身全霊で!!!いっけーピカチュウ!!!ボルテッカー!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!!ピーッ、カアアアアア――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ!

ドドドドドドドドド――――――――!

梨子「最大電力……上等よ!!!ぶつかりなさい……越えてみなさい!!!メロエッタ、ひかりのかべ!!!」

メロエッタ「メーロォォォォォ!!!♪」ヴンッ!

ドガァァァァァッ!

ピカチュウ「ピ……ッカァァァァァ……!!!!」ググッ……ググッ……

バチッ……!

バチバチッ!



理亞「ひかりのかべ……!!!」

聖良「コースの指定が仇に……!!威力を落とされた……このまま止められる……!!!」



千歌「……っ!!!」

ピカチュウ「ピカァ……!!!ピッカァァァァァァァァ……!!!」

バチッ…………バチバチ――――ッ!

千歌「ピカチュウ……!!」

ピカチュウ「ピィッカアアアアアアアア――――――――!!!!!」バチバチッ――――――――!

キラン――――――――

千歌「!!!」ゴソッ……

パアアアアアア……

604 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 01:25:12.62 ID:07UFhWOZO

千歌「デンキZが……反応してる……。ピカチュウに……ピカチュウの……ゼンリョクに……!!!」

グッ!

千歌「だったら私も応えるよ……ピカチュウ!!!」



希「……!!!」

善子「この光……Zワザ……!!!」



梨子「スパーキングギガボルト……その技のリズムもわかってるわ……!!撃ってもメロエッタには当たらないわよ!!!」

千歌「だったら話は簡単だよ!!!梨子ちゃんの知らない私たちで……梨子ちゃんを越える!!!」

パアアアアアアァァァァ――――――――!



輝くデンキZ……ピカチュウの抱く勝利への意志が、Zクリスタルに更なる力を齎す……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→紋章が変化(ピカチュウZ)へ
偶数→形状が変化(チカピカZ)へ

605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 01:28:11.79 ID:unqoAaKw0
1000万ボルトか、ピカチュートか…
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 02:17:27.63 ID:07UFhWOZO

キン――――――――!

千歌「クリスタルの紋章が……っ!!!」カチッ!

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ!!!」

ピシッ……

ピカチュウ「ピカアッー!!!!!」

パリィ――――――――ン!

梨子「ひかりのかべを……!!!知らない千歌ちゃんたち……そんなこと出来るの!!?」

千歌「出来るかな……?出来る!!!叫ぶ心が……!!!」ギュッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピカピカピカピカァ――――――――!!!」ダダダダダダダッ……シュタッ!

千歌「欲しがる輝き……!!!目の前で……見せるんだ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――!!!!!」バッ! クルンッ!

梨子「!!!?」



果南「ロンダートからの……バク転……!!!?」

ダイヤ「ポケモンパフォーマンスでもあるまいし……なにを……!!!?」

鞠莉「でも、梨子の虚を衝いた!!!」



梨子「……………………!!!」



千歌『行けっ!!!ゾロア――――――――!!!』

ゾロア『ゾロ――――――――!!!』



梨子「……パフォーマンスじみた技は、昔から得意だったわね」クスッ

607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 06:34:32.68 ID:LJdOrvV10
この世界にもポケモンコンテストあるのかな
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 11:15:06.00 ID:07UFhWOZO

千歌「熱い熱いジャンプで……!!!新しい光を掴もう!!!ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――ッ!!!!!」バチバチ――――――――ッ!

千歌「これが私たちのゼンリョクだぁ!!!ひっさつの―――ピカチュート――――――――!!!!!」

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチッ……ゴオオオオオオオオオッ!



花陽「ボルテッカーとスパーキングギガボルトの融合……!!」

曜「Zワザが進化した!!!」



梨子「これだから……っ!!!///」ゾクッ

メロエッタ「メロオオオッ!!!♪」

梨子「千歌ちゃんとのバトルは……本ッ当にゾクゾクする!!!///もっともっと……ドキドキしましょうっ!!!メロエッタ!!!」バッ!

メロエッタ「メロォ――――――――!!!♪」

609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/20(水) 20:35:40.91 ID:07UFhWOZO

千歌「決まれ――――――――!!!!!」

梨子「決めさせないッ!!!メロエッタ、いにしえのうた――――――――!!!!!」

メロエッタ「――――――――♪」――――――――♪♪

ピカチュウ「――――――――!!!」

メロエッタ「――――――――♪♪」――――――――♪

千歌「!!!」

ピカチュウ「ピカ――――――――」バチッ……フッ――――

千歌「ピカチュウ!!!」

ズシャアアアア……!



ツバサ「いにしえのうた……Zワザを消し去った……!!!」



ピカチュウ「Zzz……Zzz……」

千歌「ねむり……状態……」

梨子「……間一髪だったわね」

スウッ……

メロエッタ(SF)「メロッ♪」



あんじゅ「ステップフォルム……」



千歌「ピカチュウ……ピカチュウ!!!」

梨子「ダメージがある上に、いにしえのうたを至近距離で聴いたのよ。このバトル中に目が覚めることはないわ」

千歌「……!!!」

梨子「ここまでね。無防備な相手にとどめをさすのは気が引けるもの」



穂乃果「ピカチュウ、バトル続行不可能とみなし……メロエッタの勝ち!!!」バッ!



梨子「……♪」ニコッ

610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/20(水) 23:40:11.90 ID:RZYWYuez0
進化したZワザを以てしても封殺されるとか、梨子とメロエッタのコンビヤバいな。
しかもまだポケモンを残してるという絶望。
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 02:16:34.96 ID:beOiLWhQO

曜「今のは惜しかったね……」

ダイヤ「ええ。おそらくは、相手が梨子さんとメロエッタでなければ……勝利していたのは千歌さんでした」

果南「だね。ピカチュウの動きも、技のキレも、リズムをズラすタイミングも申し分なかった。それでも……」

鞠莉「梨子はその上を行った……。本当……計り知れないわ……」

善子「強さに上限が無い。まあ……それは千歌にも言えることだけど。あの二人はまるでタイプが違うわ」

ルビィ「タイプが……?」

善子「ずば抜けた直感とセンスで戦うのが千歌。だけどそれは歪で不安定……さっきも言ったとおりムラっ気があるのよ。対してリリーの強さは確かな経験と技術の賜物。千歌がどれだけ裏をかこうとしても、リリーはそれを真っ向から打ち破れる」

花丸「うむむ……よくわかんないずら……」

ダイヤ「ざっくりと、二人の強さの数値を100とした場合、千歌さんも梨子さんも100……もしくはそれ以上の強さを引き出せます。しかし、千歌さんの不安定な強さでは、その実力の数値はときに90……ときに30と……絶えず変動するのですわ。それに対して梨子さんは、実力を90の段階でフラットに発揮出来るのです」

曜「ああ……なるほど……。だから安定感のある戦い方が出来るんだ……」

鞠莉「頂点に君臨するということの意味を……梨子は体現してるわね。純度の高い"強さ"。あれこそが王者……あれこそがチャンピオンよ……」

曜「……千歌ちゃん。……梨子ちゃん」グッ……

612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 06:29:13.41 ID:YJvh/bAa0
遠回しにdisられるちかっち・・・
ってかこんな化け物梨子を意識不明にしたり拉致されたりしたあの戦いの恐ろしさ
やっぱり下手にリセット冒険するもんじゃないな
613 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:34:01.31 ID:beOiLWhQO

千歌「悔しいよねピカチュウ……。仇は討つから……!!」シュイン

梨子「あと三体……とても追い詰めたとは言い難いけど。リードはもらったわよ」

メロエッタ「メロッ♪」

千歌「すぐに挽回するもん。それに……最後に笑うのは私たちだよ」カチッ

梨子「次はどのポケモンで来るつもり?」

千歌「見てからのお楽しみ!!出番だよ!!」シュッ!



千歌が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→ベベノム

614 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 23:36:02.94 ID:YJvh/bAa0
615 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:50:57.34 ID:beOiLWhQO

ポンッ!

シーン……

梨子「……?」

メロエッタ「メロ?」



花丸「なにも……出ない?」

善子「空っぽのモンスターボールでも投げたの?」

ルビィ「うゅ……」

チョンチョン

ルビィ「?」クルッ

ベベノム「ベーノッ♪」ベーッ

ルビィ「ピギィィィィィィィッ!!?」ビックーッ!

ダイヤ「ルビィ!!?」

鞠莉「What!!?」

果南「なに!!?」

ベベノム「ベノノノノッ♪」ケラケラ

曜「ポケモン……?」

ゾワ……

善子「……!!」

希「……………………」

善子「ちょっと待って……この気配……この感じ……!!まさか……………………ウルトラビースト!!?」

鞠莉「!!!」

曜「!!!」

絵里「……………………」スッ

海未「……………………」スチャ……

ベベノム「ベノ?」キョトン



千歌「おいで、ベベノム♪」

ベベノム「ベノッ♪」スィー

モッギュー
ベベノム「ノノッ!♪」

千歌「エッヘヘヘ♪」

ベベノム「ベーノォ♪」スリスリ

616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:17:55.53 ID:/t5Yh3FTO

鞠莉「……………………!!」

善子「……………………!!」



千歌「みんな、驚かせてゴメンね。この子はベベノム♪私の新しい仲間だよ♪」



果南「ウルトラビーストが……?」

ダイヤ「いったいどういうことですの……?何故千歌さんがウルトラビーストと……」



千歌「説明すると長くなるんだけど……でも、この子は危険なんかじゃない!……って、それだけははっきり言える♪」ニコッ



ルビィ「でも……」

花丸「ずら……」



ベベノム「ノノ……?」

千歌「……………………」

梨子「……………………」



曜「大丈夫なんじゃないかな?」



千歌「……………………曜ちゃん」

617 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:25:58.19 ID:/t5Yh3FTO

曜「千歌ちゃんが選んで、千歌ちゃんが決めたことだもん♪だったらそれに文句はないっ♪私は、千歌ちゃんと……千歌ちゃんが選んだその子を信じることにするよ♪」ゞ

ダイヤ「……はぁ、予想だにしませんわねあなたは。尤も、その度量に惹かれたわけですが」

果南「そうだね♪千歌ならきっと大丈夫♪」

ルビィ「ちょっとビックリしたけど……ルビィも仲良くなれるかな?」



ベベノム「ベノ…………ベーノ♪」ノシ



ルビィ「エヘヘッ♪///」

花丸「なんだか赤ちゃんみたいで可愛いずら♪ね、善子ちゃん♪」

善子「……そうね。終わったことを引きずるのも性に合わないし……受け入れることも前に進むためには必要なのよね。……よろしくね、ベベノム」ニコリ



ベベノム「ベーッ♪」ベーッ



善子「なんでケンカ売ってくんの!!?」

鞠莉「善子は怖いからデース♪」

善子「善子言うな!!」

鞠莉「ウルトラビーストまで仲間にするなんてね……ほんと、私たちのリーダーはおもしろいわ」クスッ

善子「……ええ」

618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 03:01:11.30 ID:/t5Yh3FTO

千歌「お待たせ、梨子ちゃん♪」

梨子「ううん。ずいぶん甘えん坊なのね、その子」

千歌「可愛いでしょ♪」

梨子「ええ。けど、バトルはどうかしら?」

千歌「どうだろうね」ニヤリ



理亞「……………………」

ポンッ!

理亞「!」

ゾロアーク「ゾロ……」

理亞「ゾロアーク……」

聖良「一緒に見届けたいようですね。千歌さんと、新しいパートナーを」

理亞「……うん」

ゾロアーク「……………………」

619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 14:47:57.32 ID:/t5Yh3FTO

梨子「タイプもスタイルもわからない……。得体が知れないから様子を見る……そんな弱気なバトルはしないわよ!!メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メッローッ!!!♪」ビュンッ!

千歌「こっちも行くよ!!ベベノム、あまえる!!」

ベベノム「ベノッ!!」ヒュウン!

メロエッタ「メロッ?」

ベベノム「ベーノッ♪」スリッ

メロエッタ「メロォ///♪」



花陽「あまえる……!!」

凛「メロエッタの攻撃力を下げたにゃ!!」

真姫「能力を変動させる変化技……今までの千歌にはなかったもの……!!」

620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/23(土) 02:54:54.55 ID:4tBNNf/zO

梨子「力押し以外のバトルも出来たのね……。けど、攻撃力を下げても意味は無いわよ。メロエッタのインファイトは……内部まで浸透する!!!」

メロエッタ「メロ……メッローッ!!!♪」

ベベノム「ベノッ!!」

千歌「攻撃力を下げるのが目的じゃない……これだけ近くなら避けようがないでしょ!!」

梨子「!?」

千歌「ベベノム、どくどく!!!」バッ!

ベベノム「ベーノーッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!?」

梨子「どくどく!!?メロエッタ!!!」

ヒュウンッ!

メロエッタ「メロ……ッ!!」プルプル……

ビリッ!

メロエッタ「メロォ……ッ!!」.。o○

梨子「!!!」



ツバサ「もうどく状態……」

英玲奈「巧い……あまえるで、より自然な形で懐に潜り込む所作からのどくどくとはな」

あんじゅ「かなり上質な毒みたいね。あの子……どくタイプなのかしら。あれは強烈よ」

621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/23(土) 15:42:15.13 ID:4tBNNf/zO

梨子「カプ・レヒレのかげぶんしんに……モクローのまもる……。攻撃や回避……それに防御にそれぞれ特化した変化技を使ったことはあっても、状態異常を引き起こすものは使ってこなかった千歌ちゃんが……ずいぶんと幅を拡げてきたじゃない……」

千歌「梨子ちゃんに勝つんだもん。なんにだって手を出すよ。このバトルは……全部が全部、梨子ちゃんの知らないステージだよ!!!ベベノム、ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「かわしなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メッ……ロオオオオッ!!!」ヒュウンッ!

バシュッ!

バシュッ!

梨子「どく状態でそんな技受けられないわよ!!」

千歌「やっぱりただどく状態にしただけじゃ怯まないね……!!さすが……けど、だったらこれならどうっ!?ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」ブワァ――――!

メロエッタ「メロ……ッ!!?」ガクン……

梨子「今度はベノムトラップ!!?攻撃だけじゃない……スピードまで下げられた……!!」

千歌「ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロオオオッ!!!」

ズザアァ――――――――!

梨子「メロエッタ!!!」

622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 01:44:20.13 ID:2EDpouLEO

絵里「直撃した!!」

ことり「ベノムショックは、どく状態のときに受けるとダメージが増加する特殊な技……。それをまともに……」

海未「ベベノム……まごうことなく、純然たるどくタイプのようですね。それにメロエッタを手玉に取るかのような奔放さも光ります」

善子「同じウルトラビーストでも、同じくどくタイプを持っていたウツロイドとはまるで違う。ウツロイドとは異なる意味合いで予測不能だわ」

穂乃果「だからこそ波長が合うのかな。あの子も、千歌ちゃんのパートナーになるべくして出会ったんだろうね」



メロエッタ「メ、ロ……!!!」.。o○

梨子「……っ!!!」

千歌「余裕……無くなってるよ」ニヤニヤ

梨子「余裕……?…………そう見えてるなら、千歌ちゃんは私のことを少しもわかってないわ」

千歌「……?」

梨子「余裕なんて無いわよ」

千歌「……!」

梨子「千歌ちゃんが相手なのよ?少しも気を緩められない。余裕そうに見えるのは、ぶってるだけよ。私はただ、勝つための最善を考えてるだけ。自分の好きなように、自由に……勝つことだけを考えてる。どうすれば最高の音を奏でられるか……どうすれば楽しいバトルになるか。ドキドキするか……」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「このドキドキを音にする……。誰も聴いたことのない……最高で最強の音に。……私、千歌ちゃんと出逢えてよかった」ニコッ

千歌「……私もだよ」

梨子「言いたいこと……伝えたいこと……まだまだある。バトルはまだ……終わってないわよ!!!」ニッ!

メロエッタ「メロ……メッロオオオオッ!!!」

ベベノム「ベノ……!!!」

千歌「……だよね♪まだまだやろうっ!!本気をぶつけ合って……手にいれよう!!!未来を!!!!!」

623 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 02:55:03.78 ID:2EDpouLEO

曜「……………………!!!」



千歌「ベノムショック!!!」

梨子「ひかりのかべ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!♪」ヴンッ!

ドォォォォォン!

メロエッタ「メ、ロッ……!!」.。o○

梨子「体力はいずれ尽きる……その前に仕留めるわよ!!いにしえのうた!!!」

メロエッタ「メ――――――――」

千歌「眠らされる!!ベベノム、あまえる!!!」

ベベノム「ベノッ!!♪ベノーッ♪」スリッ

メロエッタ「メロッ……///」

梨子「子守唄は好きじゃないのね……!!ならそれでいいわ!!そこはメロエッタの領域よ!!!インファイト!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ヒュンッ……

千歌「どくどくで目眩まし!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!」

梨子「小賢しいんだから……!!」

千歌「にししっ♪」



ルビィ「バトルが激しくなった……それに、もっと楽しそうになった!!」

ダイヤ「友故に、バトルに高揚と愉悦を見出だす……。私も、果南さんや鞠莉さんとのバトルで、幾度となく同じものを感じた覚えがあります」

果南「だね。そして、そんなバトルの中でこそ……トレーナーもポケモンも強くなる」

鞠莉「譲れないプライドの衝突……勝利への執着と渇望……。ポケモントレーナーなら誰もが一度は経験する瞬間」

花丸「オラと善子ちゃんがそうだったように……」

善子「見てる側にも伝わるこの熱気……これが、生きる熱さってやつなのかしらね」

624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 15:27:49.64 ID:2EDpouLEO

梨子「体力が残り僅かな今、後手に回る意味は無いわ!!全開で押していくわよ!!!かみなり!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……ピシャアッ!

ベベノム「ベノッ!!!」ビリビリッ!

梨子「ベベノムの技は状態変化と状態異常がメイン……実際に大きなダメージを与えてくるのはベノムショックだけ……!!なら、射程外からかみなりを打ち続ければいい!!!メロエッタ、連続でかみなりを落としなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メーッロオオオオオオオオオ!!!!!」ゴロゴロ……ピシャア――――――――ッ!

千歌「かわして!!!」

ベベノム「ベッノーッ!!!」

千歌「ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノーッ!!!」ブワァ――――――――ッ!

メロエッタ「メロッ!!!」ガクン……

千歌「ベノムショック!!!」

梨子「かみなり!!!」

ドォォォォォォォォォォォォォン!

メロエッタ「メロ――――――――!!!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!!!」

625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:12:59.17 ID:2EDpouLEO

ツバサ「攻めきれないわね……」

あんじゅ「ベベノム?」

ツバサ「ええ」

聖良「ですが、メロエッタはもうどく状態……。タイムリミットが来れば……」

英玲奈「ああ。一見して攻勢のようだが、優位なのは僅差でメロエッタの方だ」

理亞「僅差で……?」

あんじゅ「確かにメロエッタはもうどく状態で、いつ倒れてもおかしくない。着実にダメージを負っているわ。時間が経てば自然と決着がつく。けど、梨子ちゃんはタイムリミットが訪れる前に勝負を決めるつもりで攻め立ててる。かみなりに……浸透勁を複合したインファイト……一撃必殺を充分に狙える大技でね」

ツバサ「千歌さんのツラいところは、その大技を回避しなければならないところ。見た印象だけど、ベベノムの耐久力はそれほど大きくない。カウンターは狙いづらいでしょうし 、かといって毒が回りきるまで梨子さんとメロエッタを相手に逃げるのも難しい。千歌さんも梨子さんと同様、着実に技を当てようとする。しかし……」

ツバサ「ベベノムには、ベノムショック以外の攻撃技が無い」

聖良「……!!」

ツバサ「あまえる、どくどく、ベノムトラップ……多彩な変化技を駆使してバトルを展開していても、攻撃はワンパターンになってしまう。梨子さんならそれを見切るなんて造作も無い」

理亞「ベノムショックだけに気を付けていればいい……ってこと……」

あんじゅ「そう。それに、千歌ちゃんはベベノムをパートナーにしてからまだ日が浅いんでしょ。どくタイプを充分に理解するには時間が足りなかったはず。ここでも経験が差を開かせたわね」

ゾロアーク「……………………」



千歌「くっ……!!!」



ゾロアーク「ロア……………………!!!」ギュッ……!

626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 21:54:41.20 ID:2EDpouLEO

メロエッタ「メロォ……ッ!!!」

梨子「メロエッタの体力が限界に近い……早いところ勝負を決めないと……」

千歌「……なんて、梨子ちゃんなら絶対に焦らない……!!確実にこっちを仕留めようとしてくる……!!」

ベベノム「ベノッ!!!」

千歌「瞬間を……!!!」

梨子「見極めた方が勝つ……!!!」

ちかりこ「それは……私たちだ!!!!!」

トクン……



海未「……!!」

ことり「海未ちゃん?」

穂乃果「どうかした?」

海未「……こればかりは、私にしかわからない感覚でしょうね」

ことり「?」

海未「感じたのです。鼓動を……眠れるドラゴンの息吹を」

627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:06:47.31 ID:2EDpouLEO

千歌「耐えて……!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「耐えて……!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」

ドガァァァァァァァッ!

フラッ……

ベベノム「ベノ……ッ!!」

千歌「っ、ベベノム!!!」



にこ「フラついた!!!」

凛「疲労……!!」

花陽「バトルの緊張感がここで……!!」



梨子「今よ!!!この機を逃さないで!!!」

メロエッタ「メッ、ロオオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……

梨子「やるわよメロエッタ!!!」

ピシャアアアアアアッ!

梨子「やああああああああ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチ……ッ!

メロエッタ「メロオオオオオオ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ……!



真姫「メロエッタが……自分に雷を落とした……!!?」

曜「雷が梨子ちゃんとメロエッタを包んで……って、あれは……!!!」

希「……!!!」ゾクッ



メロエッタ「メロオァァァァァァァ――――――――ッ!!!!!」バチッ……バチバチ――――――――ッ!



鞠莉「雷を纏った……キズナ現象……!!!」

善子「リリーメロエッタ……!!!」

628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/24(日) 22:19:28.41 ID:Lrh+cQ4F0
懐かしい、某マサラ人がフウ&ラン戦でやったやつか
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 22:22:38.28 ID:pDBY0YuQ0
ある意味一番主人公してる梨子ちゃん
希からも千歌ちゃんさしおいて重要視されてたし
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:26:02.77 ID:2EDpouLEO

ダイヤ「自身の技を……外的要因を更なる力へと昇華させた……!!?」

花丸「ありえないずら……!!」

善子「いいえ……私とダークライは不完全ながらもキズナ現象の到達点にたどり着いた。メロエッタの波長を合わせる力なら、それを引き出せるリリーとなら、私たちよりも完成度の高いキズナ現象の発動は可能なんでしょうけど……」

ルビィ「けど……?」

善子「キズナ現象は理論こそ解明されていないものの、発動するタイプは概ね決まってる。私なら闇……千歌なら炎……リリーは水。でもあれは、自分が放った技をベースにキズナ現象を発動させてる。あんな荒業、私でもやったことないわ。きっと思い付きのぶっつけ本番……発動時間なんてほんの僅かなはず……」

果南「その僅かな時間に……決めるつもりだ……!!」



千歌「スッゴい……!!!///」ゾクゾク

梨子「感心してるとこ悪いけど……時間が無いのよ……!!決めさせてもらうわ!!!」バチバチッ!

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチバチ――――――――ッ!



絵里「雷がメロエッタの手に集束していく……!!」

ダイヤ「ウツロイドたちとの戦いで、穂乃果さんとリザードンが見せたのと同じ……!!!雷を矢のように……!!!」

海未「……………………!!!」



梨子「師匠直伝……会心の一撃をくらいなさい!!!撃ち抜いて、メロエッタ――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メーロオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」バチバチッ……バーン――――――――ッ!

バシュ――――ッ!

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 22:32:09.43 ID:pDBY0YuQ0
闇なんてタイプあったっけ・・・?
632 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:34:39.06 ID:nJskhN840
原作の引用だけじゃなくアニポケも引用してくるセンス
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 22:40:28.27 ID:2EDpouLEO

ベベノム「ベノ……!!!ベーノ――――――――!!!」



ゾロアーク「ロアアアアア――――――――!!!!!」



ビリビリ――――――――!

千歌「!!!」

ベベノム「ベノ……」



理亞「ゾロアーク……」

ゾロアーク「ゾロァ……ロオオオオ――――――――ッ!!!!!」



ベベノム「ベノノ……ベノッ!!!ベーノオオオオオオ――――――――!!!!!」キュイイイイン……

千歌「……!!!」

梨子「あれは……!!!」

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

ドォォォォォォォォォォォォォ……………………ン!

梨子「っ!!!」

リリーメロエッタ「メロッ!!!」



穂乃果「今のは……海未ちゃん……」

海未「ええ……。紛れもなく……」



梨子「りゅうの……はどう……!?」

634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/24(日) 23:29:28.38 ID:2EDpouLEO

鞠莉「ベベノムがりゅうのはどうを……」



ベベノム「ベノォッ!!!」

梨子「……まったく///」クシャッ

リリーメロエッタ「メロォ……!!///」

梨子「次から次へと…………ああもうっ!!!最高じゃない!!!」バッ!

リリーメロエッタ「メロ――――――――!!!!!」バチバチ……ッ!

千歌「最高だよ!!!そんでもって負けられない!!!負けるなって……言われちゃったから!!!」バッ!

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」



ゾロアーク「ロォア……!!!」



梨子「ハートを撃ち抜いて――――――――!!!!!」

千歌「めいっぱい輝こう――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バシュ――――――――ッ!

ベベノム「ベノァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

ドガァァァァァァァァァァァァァ――――――――ンッ!

635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 03:56:55.52 ID:9LI25I5+O

ブワァ――――――――ッ!



花丸「ずらっ!!」

ルビィ「ピギッ!!」

善子「ヨハッ!!」

果南「粉塵が……!!」

ダイヤ「どうなりましたの!?」

鞠莉「ベベノムか……メロエッタか……!!」

曜「どっちが……!!!」



千歌「……………………!!!」

梨子「……………………!!!」

ベベノム「……………………」

メロエッタ「……………………」

千歌「ベベノム……」

梨子「メロエッタ……」

ベベノム「ベノ……」パタッ

メロエッタ「メロォ……」パタン

ちかりこ「!!!」



曜「……!!二人とも……倒れた……」

636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 06:26:44.54 ID:ZTtd41QC0
ヨハッ!で草、本来はこういうポジションのキャラだよなぁ
悪役(仮)時代でイジられてたらどういう反応してたんだろうか
637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 19:47:11.72 ID:9LI25I5+O

穂乃果「メロエッタ、ベベノム、共に戦闘不能!!」



梨子「……………………」

千歌「……………………」



海未「惜しかったですね」

ことり「見えた?」

海未「ええ。メロエッタが放った雷の矢と、ベベノムのりゅうのはどう……端的に言えばベベノムの攻撃はメロエッタに当たってはいません」

花陽「やっぱり……」

真姫「威力不足だったわね。覚えたての技だから仕方ないけど」

凛「矢が直撃した瞬間、メロエッタも毒で倒れた……。結果的にメロエッタを倒したけど、千歌ちゃんとベベノムとしては悔しいだろうね」



千歌「いいバトルだったよ。次は絶対に勝とうね。もっともっと強くなろう」シュイン

梨子「最高の音色だったわメロエッタ。今はゆっくり休みなさい」シュイン

千歌「……………………」

梨子「苦虫を噛み潰したみたいな顔してるわよ」

千歌「そりゃあね」

梨子「キズナ現象のメロエッタを倒したんだから、もっと喜んでいいのよ」

千歌「もっとを欲しがるから……私たちは強くなれるんだよ」

梨子「そうね」クスッ

638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:49:49.73 ID:wWs8d3hRO
コンマ判定でアーゴヨン進化フラグさえ建たせてくれないのか…
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/25(月) 19:51:01.39 ID:9LI25I5+O

梨子「慢心しない……いいトレーナーね」

千歌「にししっ♪まあね♪」

梨子「さあ……次のバトルよ」

千歌「うん!」

梨子「第四楽章……盛大に奏でましょう!!」シュッ



梨子が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1
トゲキッスorチェリム

640 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 19:51:58.33 ID:ZTtd41QC0
チェリム
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/25(月) 20:01:06.65 ID:9LI25I5+O

>>638
迷ったんですけどね……
ここで進化しても誰もアーゴヨンという名前がわからないですし、かといって希ちゃんに、
希「アーゴヨン……」
みたいに呟かせるのもあまりにも不自然かな〜と思ったので、今回は進化を見送りました。

642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 20:08:32.81 ID:wWs8d3hRO
千歌ちゃんUBと喋れるんだから直接聞けば良いような…

と言うかここでアーゴヨンなしだと、相当不利だよな…(アーゴヨンはキッスにもチェリムにも刺さってたし)
モクローが一気に二段進化してジュナイパーとか来るかも知れないけど
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/26(火) 00:03:17.57 ID:zG3ROhWmO

ポンッ!

チェリム「チェリッ!!!」



穂乃果「来たね……チェリム!!」

ことり「オトノキザカ時代……梨子ちゃんをチャンピオンたらしめたエースポケモン!!」

海未「ネガフォルムでも伝わるこの気迫……」

ツバサ「これが頂を知るポケモンの貫禄ね」



千歌「次はチェリム……!!梨子ちゃんがチャンピオンだった頃のポケモン……!!どんなバトルをするのかな……わからないのも楽しみだね……!!全力で相手しようっ!!!」シュッ



千歌が繰り出した五体目のポケモン……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→フクスローに進化

644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 00:33:58.63 ID:PHgy/TJH0
645 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 01:15:33.96 ID:pUODZ5VW0
(あっ、詰んだ)

リザードン3縦ルートとか言うムリゲーが見えたんだが…
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 06:17:34.13 ID:VFPkNVFo0
マサラ人だって進化前引き連れてリーグ挑んでるしまだわからない
これで勝ち進んでこそ力に固執したせいで今回の一件が起こったことへのアンチテーゼになりそうだし
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 06:52:24.22 ID:pUODZ5VW0
>>646 進化してるかが大事って言うより、戦法変えてベベノムみたいに裏をかけられないってことなんよ…
それにメタ的に見るなら、チェリムと言う強敵とわかってる相手に進化フラグという切り札なしだと…

ってか新Z技不発にベベノム進化フラグ建たなかったりとコンマ以外でも千歌ちゃん不憫だ…
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 07:44:21.71 ID:YYpngj630
ここまで力を付けてきた主人公感と、千歌ちゃん本来の普通設定が混成されてると思えば・・・
一期でもミラチケという神曲を歌っても予選敗退したし、ある意味千歌ちゃんっぽい・・・
そういえばこれってちかりこ対決なだけで、Aqours頂上決戦ではないんですよね?いうて千歌ちゃんヨハネに負けてるわけだし
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 09:25:25.43 ID:i+QQ2mSXo
>>642
とりあえず黙っててくれ
650 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 23:41:41.62 ID:2J/JarNSO
>>647-648
黙ってろ
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 03:03:42.18 ID:Y/Yj3hqDO

モクロー「フロォッ!!!」パタパタッ



ことり「モクロー……!!」



梨子「モクロー……。モクローをゲットしたときも、隣に並んで戦ったのよね」

千歌「ワンダフルラッシュバレーで善子ちゃんとバトルしたね」

梨子「ことりさんが育てただけあって、レベルの高い戦い方をしてたわ」

千歌「あの頃よりもずっと強いよ」

梨子「そうこなくちゃ」

千歌「チェリム……あの子を倒さないと、チャンピオンだった頃の梨子ちゃんには届かないってことなんだよね。前に進むために越えなきゃいけない壁だ」ニッ

梨子「あら、壁だっていうなら越えさせないわよ」ニッ

千歌「越えるよ。壁は壊せるもの……倒せるものだからね!!」

梨子「違うわ。壁は聳えるもの……ときめくものよ!!」バッ!

チェリム「チェリッ!!!」

モクロー「フルルッ!!!」

652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 15:54:23.67 ID:jG7RAz3p0

千歌「先手必勝!!モクロー、このは!!!」

モクロー「フルルオッ!!!」バサッ……ビュオオオ!

梨子「嬉遊曲(ディヴェルティメント)……軽快に、自由に奏でるわよ!!!チェリム、フラワーガード!!!」

チェリム「リィィィィィアッ!!!」フワァ――――ッ

ズガガガガガガガ!

ガギィ――――ン!

千歌「堅い……!!」

梨子「研鑽した年月を感じてるわね……!!まだまだいくわよ!!にほんばれ!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」キン――――――――

パアアアアアアア……………………

千歌「っあ!!!」



曜「まっぶし……っ!!!」

善子「天の業火に……」

花丸「そうずらね」

善子「最後まで言わせなさいよ!!」

ダイヤ「にほんばれ……やはりそう来ますわよね」

鞠莉「チェリムの力を最大限活かすために」



チェリム「リームッ!!!♪」

千歌「花が開いた……!!」



花陽「ポジフォルム……!!」

653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/27(水) 20:59:12.98 ID:jG7RAz3p0

梨子「マジカルリーフ!!!」

チェリム「チェリァアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

千歌「マジカルリーフは避けられない……!!なら撃ち落とす!!このは!!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュオオオッ!

ドドドドドドドドド!

梨子「いい判断!!ならこれはどうっ!!?はなふぶき!!!」

チェリム「チェリィィィィィ――――――――ッ!!!」ブワァ――――――――!



絵里「フィールドを埋め尽くすような花びらの波……!!」

希「美麗……いいや、むしろおぞましくさえあるね……」

にこ「ランプラーのときと同じ……この空間を支配した……!!」



千歌「……!!」

梨子「ポカンとしてる暇はないでしょ!!」バッバッ!

チェリム「チェリッ!!!」

ビュウウウウッ!

千歌「花びらがうねって……!!っ、モクロー加速!!リーフブレードで花びらを切り裂いて!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ジャキンッ!

ビュウンッ!

ズバッ――――ズバッ――――――――!

千歌「そのままチェリムに向かって突撃!!!」

654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 00:52:57.40 ID:9Y6V3nsyO

梨子「チェリム相手に接近戦なんて、いい覚悟だわ!!」

チェリム「チェリッ!!!」

ギィィィィィィンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「フラワーガード無しで受け止めた……!?」

チェリム「リアアアアアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

梨子「並みの育て方はしてないからね!!」

ビュウウウウッ!

モクロー「フロォッ!!!」



ルビィ「はなふぶきで吹き飛ばした……!!」

果南「タイプの相性も関係無しだね……威力が大きい……!!」

ことり「防御無しでリーフブレードを受け止めたことといい……容赦無く力の差を見せつけてるね」

真姫「あわよくば千歌の心をへし折るつもりかしら……」

凛「千歌ちゃんは強くなった。それでも……」

鞠莉「これがチャンピオンとの距離……」

にこ「トレーナーの頂点……」

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:36:05.72 ID:9Y6V3nsyO

千歌「怯まないっ!!!モクロー、もう一回!!!」

モクロー「フロッ!!フロオオオオッ!!!」

梨子「元気ね……!!だったら、籠の中に閉じ込めてあげる!!!」

チェリム「リィマアアアアア!!!」

ビュウウウウウウウウ!



聖良「花びらがモクローの周囲を覆った!!」

理亞「閉じ込められる!!」



千歌「突き破れっ!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオッ!!!」ビュンッ……ゴオオオオオオオオッ!

梨子「フラワーガードで受けなさい!!!」

チェリム「リリッ!!!」フワッ

ドガアアアアアンッ!

チェリム「リムッ!!?」

モクロー「フロォッ!!!」

梨子「軽量級ポケモンの激突じゃないわね……!!」

千歌「まだいくよ!!!旋回してリーフブレード!!!」

梨子「追いなさい!!マジカルリーフ!!!」

モクロー「フロオオオオッ!!!」ビュウンッ!

チェリム「チェリアアアアッ!!!」ビュオオオ!

ガギィン!

ガギギギギギギギギギン!

656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:46:50.98 ID:9Y6V3nsyO

梨子「いつまで捌ききれるかしら!!」

千歌「当然勝つまで!!」ビッ!

モクロー「フロォォォォォォォ!!!」ビュウウウウウウウウ!

ブワッ――――――――!

梨子「!!!」



英玲奈「旋回で上げたスピードを利用して、フィールドを埋め尽くした花びらを巻き上げた!!」



梨子「どんなフィールドにも対応する柔軟さには相変わらず感服するけど……この花びらを操れることを忘れてはいないわよね!!!」

チェリム「チェリアアアアッ!!!」

フワ――――――――ッ



あんじゅ「巻き上げた花びらを……全て上空に留まらせた!!」



梨子「撹乱のつもりだった?」ニッ

千歌「まあね……でも、ほんの一瞬でよかった!!梨子ちゃんの眼が、モクローを見失うほんの一瞬でね!!!」

梨子「!!」

チェリム「リム……!?」キョロキョロ



ツバサ「巧い……!!」



モクロー「フロォッ!!!」バサッ!

梨子「背後……!!!」

657 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 02:06:06.47 ID:9Y6V3nsyO

ことり「モクローは生まれながらの狩人……!!気配を消して相手を仕留める純粋な猛禽類!!ほんの僅かな時間でも姿を見失えば……!!!」



千歌「それがそのままチャンスに繋がる!!!全力でぶつかるよモクロー!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオ――――――――ッ!!!」ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!



穂乃果「チェリムの攻撃は間に合わない!!」

曜「!!!」



全開のブレイブバード……
流れを引き寄せる一撃となるか……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ブレイブバードが直撃する
偶数→フラワーガードで防御される

658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 02:07:32.70 ID:EmzkcBXv0
届け!
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 08:18:23.86 ID:aec56puz0
ただでさえ劣勢なのにコンマ失敗する不運・・・
でもリザVSゲコあるんだろうという安心感
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 19:55:45.13 ID:6YXOMAG7O
そういえば、コンマと言ったら
ピカチュウの新Z技判定は勝敗に関係したのかな?
1000万ボルトの方だったらいにしえのうたを食らわなかった、とか
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 10:00:41.93 ID:dS7RIOWxO

梨子「フラワーガード!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」フワッ!

ガギィ――――――――ン!

千歌「なっ!!?」

モクロー「フロッ!!?」



にこ「あのギリギリの状態でガードを間に合わせた!!?」



千歌「っ、関係ない!!!そのまま押し切って!!!」

モクロー「クロォォォォォォォォォッ!!!」ゴオオオオオオオオッ!

グググググググググ……!

梨子「モクローの特性を活かしたいい戦法だったけど……チェリムのガードを破るには威力不足よ!!」バッ!

ブワァ――――――――!

千歌「はなふぶきが……!!離れてモクロー!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ビュウンッ!

662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 18:03:17.72 ID:s+tDAe/70
やっぱり壁は厚いか…
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:07:53.72 ID:WwtAi3UvO

果南「絶対に決まると思った……」

善子「チェリムは容易く止めて見せたけど、モクローのブレイブバードは威力もタイミングも申し分なかったわ」

鞠莉「あと少しが足りなかった……」

花丸「強すぎるずら……」

ルビィ「千歌ちゃんは……どうすれば勝てるの……?」

ダイヤ「どれだけ戦術を労しても、千歌さんの想像力は研鑽された力によって捩じ伏せられる……まさに怪物ですわ」

曜「怪物……。普通怪獣の千歌ちゃんが勝つには……本物の怪獣になるしかない……」

ルビィ「本物の……」

花丸「怪獣……」

曜「千歌ちゃんも……梨子ちゃんも……。……っ、どっちもがんばれ――――――――!!!」

664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 01:21:49.21 ID:+sMcbkRD0
あとちょっと(コンマ運)

最初のカブリアス以外コンマがマジで仕事しないな
特にランプラーの時仕事しなかったのが響いてる
665 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:08:29.61 ID:WwtAi3UvO

千歌(やっぱり強い……!!これが梨子ちゃんをチャンピオンに押し上げたチェリムの実力……!!攻撃力も防御力も桁違いだよ……!!……でも)

千歌「……っ!!!///」

梨子「あのニヤけた顔……まだなにか隠し球があるみたいね……!!」

千歌「どれだけ強くても……力の差があっても……勝てない理由にはならない!!!諦めないよ……最後まで!!!届かない星なんて無いんだから!!!」

モクロー「フルルルォォォォォォォ――――――――!!!」

梨子「チェリム!!気を抜いちゃダメよ!!完膚無きまでに打ちのめしなさい!!!はなふぶきでモクローを捕らえて!!!」

チェリム「リリッ!!!」

ビュウウウウウウウウ!

千歌「突き抜けて!!!ブレイブバードっ!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ!!!!」ゴオオオオオオオオッ!

ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「真正面から……本当に好きね、真っ向勝負が!!いいわよ……何回でも相手になって――――――――」

ビュオオオオオオオオオオオ!

梨子(……!!おかしい……なんでこの場でブレイブバードを選択したの……?体力も多くはないはず……なのに、体力を消耗するブレイブバードを選択するのは、千歌ちゃんにとって五体目……残りポケモンも僅かなこの状況ではゲームメイク的に筋が通らない……。突破力があるからブレイブバードを……?そんなはずない……。防御しながらはなふぶきを貫通出来る手段が……"まもる"が、モクローにはある……!!無理にブレイブバードを使う必要なんか無い……!!だとしたら……ある……!!切り札が……!!!)

梨子「チェリム!!!ブレイブバードはブラフよ!!!本命は別にある!!!」



曜「!!!」



千歌「おっ、そいよ……梨子ちゃん!!!」



激突する思考と思考……力と力……
千歌の冴え渡るセンスが、モクローの可能性を引き出した……
安価下1コンマ
00〜49→モクローの新技が発動する
50〜99→モクローの新技が発動する。さらにブレイブバードが進化する。
コンマゾロ目→モクローが進化する

666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 02:26:44.60 ID:+sMcbkRD0
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 08:19:54.20 ID:l4wLWHYB0
600族のトップで対戦界のエースであるガブリアスはあっさり倒せたのに進化前のランプラーに2匹も倒される・・・
コンマ運とはいえ梨子ちゃんは大型ポケモンの扱いには慣れてないのかな?
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 16:36:57.35 ID:bCy5IlYSO
コンマも仕事納めか
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 20:18:26.41 ID:WwtAi3UvO

千歌「私たちならやれる!!もっと遠くまで行ける!!もっと高くまで飛べる!!!私たちの可能性を見せてやろう、モクロー!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ――――――――!!!」ビュウウウウウウウンッ!



モクローの繰り出した新らしい技は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→つるぎのまい
偶数→あやしいかぜ

670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/30(土) 20:30:32.03 ID:smj/zmxQ0
はあっ
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 23:41:44.29 ID:qYHW3lktO

モクロー「フルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」ギュイィンッ!

シャン――――シャン――――――――!

梨子「あれは……!!!」



海未「つるぎのまい!!!」

ことり「回避と攻撃力アップを同時に……!!あれならモクローのスピードを活かしながら、不足してた攻撃力を補える!!!」

穂乃果「けど……」



梨子「つるぎのまいを覚えさせたのね……!!状態変化と回避の両立……そこに至ったのは称賛ものよ!!けど惜しむらくは……"それ"が私にとっての初見でなかったことね!!!」

672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 00:30:48.08 ID:yY1vBCfxO

メガアブソル『クォルァァァァァァ――――――――!!!!!』

メガガブリアス『ガアアアアアアアア――――――――!!!!!』

穂乃果『……………………♪』



梨子「動きもパターンも当然違う……けど、私の範疇で予測は充分出来る!!!モクローの攻撃は当たらないわよ!!!」

チェリム「チェリィッ!!!」

千歌「さあ……それはどうかなっ!!!」

梨子「!!」

千歌「私たちの強さは単純な力じゃない!!自分を、ポケモンを……まだ見たことのない未来を!!今いるこのときの……その先を信じることで生まれる輝き!!!足掻いて、もがいて、楽しんで……精一杯手を伸ばして掴み取ろうとする奇跡だよ!!!」

モクロー「フルォォォォォォォ――――――――!!!」

千歌「力の限りを出し尽くして……思いっきりドキドキして……!!!目の前の壁を――――梨子ちゃんを越えよう――――――――!!!!!」

モクロー「クロァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオ……ギュオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「ブレイブバードが……更なる光を纏って……!!!」

千歌「輝けモクローっ!!!ゴッドバード――――――――!!!!!」

モクロー「フルゥアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

チェリム「チェリ――――――――」

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 22:23:42.46 ID:8XMl93Gz0
これでもチェリムが勝ってたら梨子ちゃんのセンスがずば抜けてるわ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 00:57:20.25 ID:0yfic5V1O

希「……………………!!!」



梨子「……………………」

千歌「……………………」



炸裂したゴッドバード……
モクローvsチェリム……勝者は……
安価下1コンマ
01〜33→チェリムのカウンター(モクロー戦闘不能)
34〜66→ゴッドバードに倒れるチェリム、体力の限界を迎えるモクロー(両者共に戦闘不能)
67→99→勝利を手に(チェリム戦闘不能)
00→再安価

675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/01(月) 01:01:32.72 ID:mxfX5st60
あsage
676 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 23:04:43.52 ID:YiKWcFzoo
勝った・・・
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/01(月) 23:07:10.72 ID:uIaxuKAw0
ここで体力ギリギリの上、相性が悪いトゲキッスにモクローが勝ったら熱いが・・・
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 23:44:37.21 ID:0yfic5V1O

フワァ……

花丸「はなふぶきが消えていくずら……」

ルビィ「それって……」

善子「つまり……」



チェリム「チェリ……リィ……」キュウ……

梨子「チェリム……」

モクロー「フルル……クロォォォォォォォォッ!!!」

千歌「……っし!!よっし――――――――!!!」ガッ!



穂乃果「チェリム、戦闘不能!!モクローの勝ち!!!」



鞠莉「梨子の……かつてチャンピオンだった頃のエースポケモンを倒した!!」

679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 23:57:21.34 ID:0yfic5V1O

果南「千歌が……」

ダイヤ「ここにいる全員が……今の一戦の意味を理解していることでしょう……」

ことり「オトノキザカで無敗を誇った梨子ちゃんとチェリム……。誰にも土を付けられたことのなかった唯一のパートナーを……」

海未「倒した……。それはつまり……」

穂乃果「……………………うん!!」



千歌「これで……!!これで……やっと立てた……!!!」



絵里「実力と気合いは充分。だけど、"そう"であることの証明は無かった」

にこ「それがいま……」

希「形に……証になった!!」



千歌「梨子ちゃんと同じステージに……!!!チャンピオンだけが立ち入れる場所に!!!」

680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 00:33:50.03 ID:hpVtO496O

曜「チャンピオンのステージ……」ギュッ



梨子「お疲れさまチェリム。あの頃と同じ……ううん、あの頃以上にいい音だったわ。……千歌ちゃん、テンションが上がってるところ悪いけど……私と同じステージに立っただけよ。並んでない」

千歌「並ぶし追い越すよ!私の目標は梨子ちゃんがいるその先にあるんだから!!」

梨子「あくまで目標はウラノホシのチャンピオンの椅子なのね」クスッ



穂乃果「……♪」



梨子「けどそれは、私の方が穂乃果さんより劣っている場合の話でしょ?今の私は穂乃果さんより強いわよ」



穂乃果「むっ……」

ツバサ「大層な自信ね。いいえ、確信かしら」クスクス

穂乃果「梨子ちゃんめ……」

善子「けど、それだけ今のリリーは研ぎ澄まされてるってことなんでしょ」

希「そうやね……」



梨子「私のポケモンたちを蔑ろにするわけじゃないわ。千歌ちゃんならあの頃の私を越えてくるって、ちゃんと予想してた。いつかはこのときが来るんじゃないかってね」

千歌「やっぱり余裕なんじゃん」

681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 00:59:04.21 ID:hpVtO496O

梨子「だから余裕なんて無いってば。大きな舞台でピアノを失敗したかのように緊張で震えるわ……」ニッ

千歌「嘘つき」ニッ

梨子「敬意よ。あの手この手で……泥臭くても勝ってやろうってね。目の前で炎を吐いて暴れる……最高で最強の怪獣に……!!」

千歌「!!!」

梨子「意気がるのも今のうちよ!言ったでしょ、立っただけだって!まだ並んでない……リードはまだ私たちにある!!」シュッ ポンッ!

トゲキッス「キュアアアアアアッ!!!」

モクロー「フルォォォォォォォッ!!!」

梨子「聖譚曲(オラトリオ)に聞き惚れなさい……普通怪獣!!!」

千歌「がお――――――――――――――――!!!」




怪獣と捕食者のバトルも佳境に……
モクローvsトゲキッス……
先攻は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→トゲキッス

安価下2
安価下1がモクローの場合→このは、リーフブレード、つるぎのまい、ゴッドバードの中から
安価下1がトゲキッスの場合→しんそく、エアスラッシュ、はどうだん、ゆびをふるの中から

682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/01/02(火) 01:09:07.70 ID:fzurOI8W0
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 01:22:10.31 ID:1aOFQpIX0
ゆびをふる
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/02(火) 10:09:59.73 ID:hpVtO496O

梨子「変幻自在のバトルに翻弄されないことね!!トゲキッス、ゆびをふる!!!」

トゲキッス「トゲッ!!!」フリッ フリッ

千歌「!!」



花陽「ゆびをふる攻撃……!」

凛「いきなり勝負に出たにゃ!!」

真姫「なにが出るかわからない……リスキーなバトルだわ……」

英玲奈「それが彼女本来のバトルなんだろう。私とバトルしたときもそうだった」

あんじゅ「見物ね。吉と出るか、凶と出るか」



トゲキッスのゆびをふる……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→物理技
偶数→特殊技

安価下2 ゆびをふるで出ない技は除く
安価下1が奇数の場合→物理技の中から
安価下1が偶数の場合→特殊技の中から

685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 10:36:44.99 ID:OPIKcW+SO
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/02(火) 10:45:47.02 ID:tC4W7sGnO
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