【安価】求道者の相談所

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71 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 19:35:33.46 ID:4GK0PTwo0
求道者「騎士...?」

魔法使い「その疑問符は何故」

騎士娘「ちわーっす!」

魔法使い「読み外したわね。これが騎士な訳無いわよ」

騎士娘「むっ、失礼だね?」

騎士娘「こう見えても私は騎士団長の娘だよ!」

騎士娘「勿論騎士団にも所属してるよ!」

求道者「でも、...うん、騎士っぽくは無いかな?」

騎士娘「ええい、どいつもこいつもーっ!」
72 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 19:43:02.46 ID:4GK0PTwo0
求道者「まぁその話は置いておくとしましょう」

騎士娘「ふんっ」

魔法使い「そう言えば、何の用で来たの?」

騎士娘「じゃあ本題」

騎士娘「私、剣術に自信があるんだ。しかも剣術は好きだし」

求道者「それはそれは」

騎士娘「剣術にかまけるのもいいけど...教養も必要かな?」

騎士娘「時々そう思うんだ」

魔法使い(あぁ、だからあんなだったのか...)


魔法使いは察した


騎士娘「止めろ!そんな目で私を見るな!」
73 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 19:50:32.37 ID:4GK0PTwo0
求道者「そうですね。一般的な目線から見るなら教養はあって欲しい所です」

求道者「しかし、別に解決策はあります」

求道者「理知的な人と行動を共にするとか、喋らないとか」

魔法使い「後者は難しそうね」

騎士娘「黙っとけ!」

魔法使い「ごめん」

求道者「まぁ、何にせよ教養は持っておくに越した事はありません」

求道者「僕が出来るのはアドバイスだけです。後の判断は任せますよ」

騎士娘「ん。分かった。ありがと」ガチャン


騎士娘は去って行った


求道者「...いくらなんでも無礼が過ぎませんか?」

魔法使い「久し振りに弄り甲斐のありそうなのが来たからねー...」

求道者「そうですか」
74 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 19:56:57.27 ID:4GK0PTwo0
〜夜〜

求道者「...」スースー

魔法使い「気持ち良さそうに寝てやがるわ」

魔法使い「...」


魔法使いに、先程求道者をからかった時の記憶がふと蘇る

そして...


魔法使い「良いこと考えた♪」ニヤッ
75 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 19:59:08.86 ID:4GK0PTwo0
魔法使い「という訳で求道者を起こさないようかすれ声でお送りします」

魔法使い「イタズラ魔法コーナー...」

魔法使い「それでは、魔法開発じゃー」
76 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 20:00:15.46 ID:4GK0PTwo0
下2>>魔法使いが新しく習得する魔法
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 20:03:03.78 ID:k0y/Jfnyo
披露が綺麗さっぱり取れて気分爽快になる魔法
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 20:12:46.37 ID:DYmzESRS0
仕事が2倍捗る魔法
79 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 21:12:40.33 ID:4GK0PTwo0
魔法使い「仕事が二倍捗る魔法」

魔法使い「...」

魔法使い「寝よう」
80 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 21:30:19.90 ID:4GK0PTwo0
〜翌日〜

求道者「...」

魔法使い「...」

魔法使い「ほい」ポゥン

求道者「!?何を」

魔法使い「仕事が二倍捗る魔法ですよ」

求道者「なら良いのですが」

81 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/23(月) 21:35:38.47 ID:4GK0PTwo0
下1>>相談者
下2>>相談内容
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 21:36:40.53 ID:0OOsMlAJ0
騎士団長
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/23(月) 21:37:57.63 ID:fD3MHVkJo
腰の痛みが気になりだした
84 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 18:59:36.54 ID:Q8d3H7GA0
求道者「紛う事無き騎士のオーラ!」

魔法使い「騎士...こんな所に相談に来るんですね」

騎士団長「やあ」

求道者「腰痛」

騎士団長・魔法使い「へ?」

求道者「腰痛ですよね。今日の僕はすこぶる調子が良いので分かります」

求道者「でも何故ここに?」

騎士団長「うむ。娘がお世話になったと聞いている」

求道者「ふむ...これでも心得はあるので、一つ治療させて貰えませんか?」
85 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 19:03:46.97 ID:Q8d3H7GA0
魔法使い「へぇ、そういう事も出来るんだ...ん?」


魔法使いには昨日の記憶が思い起こされる

『物は叩けば直るんですよ』


魔法使い(無事を祈る...)

求道者「宜しいでしょうか」

騎士団長「ああ。いつでもどうぞ」

求道者「では失礼して...むんっ!!」ガスーン

騎士団長「!!!」
86 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 19:05:05.09 ID:Q8d3H7GA0
下2>>腰痛マッサージによる効果
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 19:05:58.70 ID:OdBpwTNE0
腰もよくなり少し見た目も若返る
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 19:19:28.57 ID:nTy1epei0
腰痛は消える、あとソッチの方も元気になる
89 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 19:36:40.22 ID:Q8d3H7GA0
騎士団長「おおお!!腰痛が綺麗さっぱり無くなっている!」

魔法使い「そうですか!?良かったですね!...んん?」

ソッチ「ハーイ!」ピンッ

魔法使い「えぇ...」

求道者「では、これからも元気で!」

騎士団長「うむ!」ガチャン

騎士団長は去って行った


魔法使い「超人ですね」

求道者「魔法使いさんの魔法のお陰ですよ」

魔法使い(腰痛が分かる力を持ってしても娘の影響で騎士団長さんが来た事を悟れなかった)

魔法使い(どうやらあの魔法の効力は仕事のみに限定されるようね)
90 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 19:40:03.43 ID:Q8d3H7GA0
下1>>相談者
下2>>相談内容
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 19:40:55.59 ID:h7BK7lnJ0
テロリスト
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 19:45:10.18 ID:OdBpwTNE0
真面目に働こうと思っているが、自分に似合いそうな仕事が分からない
93 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 20:03:25.76 ID:Q8d3H7GA0
求道者「...これは...」

魔法使い「いつになく不穏な顔だね」

テロリスト「どうも...」


彼は、体に包帯を巻いていた


求道者「ふむ、包帯に何か隠している訳ではないようですね」

テロリスト「何を」

魔法使い「そうですよ求道者さん!?」

求道者「彼はテロリストです」

テロリスト「まぁ、そうなるな...」
94 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 20:08:45.43 ID:Q8d3H7GA0
テロリスト「実は、俺に合っている仕事が見つからなくてな」

求道者「ええ、職探しですね」

魔法使い「ここはハローワークだった...?」

テロリスト「今回も上手く行かずにこのザマだ。ボスに解雇された」

テロリスト「悲しい事に情報があってもグループをどうにか出来る人間ではないと見なされたのだろう」

求道者「そうですか...では、お勧めの職業をお教えしましょう」

テロリスト「い、一体何ですか!?」
95 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 20:10:04.47 ID:Q8d3H7GA0
下2>>お勧めの職業
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 20:11:25.24 ID:UAwGIYOSo
忍術使い
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 20:22:28.57 ID:OdBpwTNE0
98 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 20:46:12.14 ID:Q8d3H7GA0
求道者「忍術使いですね」

テロリスト「忍者ではなくて?」

求道者「どうぞ忍べる物なら忍んでください」

テロリスト「...無理ですね」

魔法使い「に、忍術...」

求道者「?」

魔法使い「魔法使いからしたら宿敵ですよ...」

テロリスト「うぇ!?このお嬢さん魔法使い!?」

求道者「まぁまぁ、仲良くすれば良いじゃないですか」

求道者「この住所に行ってみて下さい」


求道者は住所を記した紙を渡した


テロリスト「ありがとうございます!撤収!」ガチャン!!


魔法使い「あの野郎いつか...」

求道者「やめましょうか...代理抵抗しますよ?」

魔法使い「うぅ〜っ!!」
99 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/24(火) 20:54:24.30 ID:Q8d3H7GA0
下1>>相談者
下2>>相談内容
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 21:33:18.38 ID:BTeb6uqnO
小さい女の子
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/24(火) 21:39:36.51 ID:OdBpwTNE0
どうすれば求道者さんみたいに立派な人になれるの?


噂を聞いて勘違いしているとかで
102 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/25(水) 19:45:53.90 ID:1WEzqmkw0
求道者「...」ニコ

魔法使い「優しみを感じる」

女の子「こんにちは!」

求道者「やあ、何の用だい?」

女の子「えっとね、どうすれば求道者さんみたいな立派な人になれるの?」

求道者「うーん...僕は立派な人じゃないよ」

女の子「えぇーっ!だって凄いんでしょ!?」

魔法使い「何が?」

女の子「光を出したり、火を吹いたり、人間バスケが出来るんでしょ!?」

求道者「僕はそんな事しないよ。...代わりと言っては何だけど」
103 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/25(水) 19:47:06.23 ID:1WEzqmkw0
下1、2>>求道者の過去について
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 19:49:00.60 ID:0AU+Pixuo
行水の時に、水を
後ろへ捨てていた
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 19:56:43.22 ID:ZNn0Dq8p0
15歳の夜
盗んだ馬で走り出す 行き先も解らぬまま
安価↓
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 20:19:14.83 ID:/ip5pCvT0
(致し方ない状況ではあったが)自分の師を殺めた
107 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/25(水) 21:51:32.20 ID:1WEzqmkw0
求道者「行水っていう行事があってね、そこでは水を掛けて汚れを落とすんだ」

女の子「ふーん」

求道者「僕はどうやら汚れない人間だったみたいで、しょうがなく捨ててたんだ」

女の子「勿体ないね」

求道者「でも、その水で僕は樹を育てたんだ。汚れのない樹をね」

女の子「ふーん。すごいね」

求道者「僕は師匠を倒しちゃった事もある」

女の子「おおーっ」

求道者「でも、いい人だった」

女の子「...なんで?」

求道者「だから僕は立派な人じゃないんだよ」

女の子「だいじょうぶだよ、自信を持って!」

女の子「あ、お買い物行かなきゃ!じゃーねー!」ガチャン


女の子は去って行った


魔法使い「さっきの話、本当?」

求道者「...ええ、まぁそうですね」

魔法使い「倒したって、もしかして...」

求道者「殺めました。致し方ない状況でしたが」

魔法使い「何で?君にそんな事出来るの?」
108 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/25(水) 21:53:02.33 ID:1WEzqmkw0
下2>>求道者が師匠を殺めてしまった理由
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 21:54:04.02 ID:ZNn0Dq8p0
魔族によって師匠が操られて師匠が最後に自分ごとやれと言ったから
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/25(水) 22:04:35.76 ID:0AU+Pixuo
昔の彼女を争った末、
師匠に挑戦して勝つ
111 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 19:13:12.84 ID:3/6LHHV50
求道者「...僕にも昔、いわゆる彼女が居たんだ」

魔法使い「えぇぇぇ!?」グビグビィ


魔法使いはとても驚きながら酒を飲んでいる


求道者「お酒とか飲むんですね」

魔法使い「もう店は閉めたからね!それよりさっきの話の続きだよ!」

求道者「分かりました。でも僕は交際を師匠に止められました」

魔法使い「なんでぇ?」グビッ

求道者「『穢れ無きお前を穢すような事などあってはならない』と」

魔法使い「ふーん」
112 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 19:19:58.35 ID:3/6LHHV50
求道者「『どうしてもその娘が欲しければこの我を越えて行け』とも言われました」

求道者「そして、勝ってしまったんです。でも...」

魔法使い「でも?」

求道者「相当なご老体であった事が災いし、逝ってしまったのです」

求道者「その後彼女はその事を知り、僕から離れて行きました」

魔法使い「...」プルプル

求道者「どうかされました?」

魔法使い「悲しいなぁ...そんな重い過去を背負っているとはねぇ...」

求道者「...そうだ、折角ですし魔法使いさんの過去も教えて貰えませんか?」

魔法使い「え”」

求道者「フェアな関係ですよね?」
113 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 19:21:16.52 ID:3/6LHHV50
下1、2>>魔法使いの過去について
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/26(木) 19:22:04.51 ID:vpx30OSq0
昔、滅ぼされた国の貴族の娘
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/26(木) 19:25:08.18 ID:fveAL5u50
一家がバラバラになって、行き倒れところを(魔法使いの)師匠に拾われて、魔法使いになった
116 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 21:44:38.58 ID:3/6LHHV50
魔法使い「昔に滅ぼされたとある国がある」

魔法使い「私はそこの貴族として生まれた」

魔法使い「でも国滅んじゃってさー。一家もバラバラよ」

求道者「成る程」

魔法使い「で、流石に限界を感じて野垂れ死ぬ所を私の師匠に拾われたの」

魔法使い「師匠は高名な魔法使いだったから私も魔法使いになったの」

求道者「そうですか...」

魔法使い「?」

求道者「意外と似た者同士なんですね。って」
117 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 21:48:16.37 ID:3/6LHHV50
求道者「どうです?一緒に旅でもしてみませんか?」

魔法使い「あー、いいですねそれ」

求道者「じゃあ臨時休業ですね」


求道者の相談所[臨時休業]

END
118 : ◆7M0syXftfg [saga]:2017/10/26(木) 21:49:29.99 ID:3/6LHHV50
それでは、安価に付き合って頂き、ありがとうございました!
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/26(木) 21:53:10.11 ID:FGu6C2lQ0
乙でした。
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/26(木) 21:55:00.42 ID:fveAL5u50
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