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志希「脱力! 『ダラケタクナール(だらけたくなる)』だよ♪」
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48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 07:41:05.00 ID:4EceuRnDO
劇中で解説あるやん。杏が飲んでも耐性(?)があるから、見た目効いているようにはならないって
……まぁ柚にいちごパスタ食べさせた砲が面白いがな
あえてヤンデレ四天王を希望
プロデューサーへの愛(とお世話)はだらけ力に負けるのか!?
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 07:44:27.77 ID:o6O9otDQO
好きなキャラの話を見たいってのは罪なのか
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 08:32:01.58 ID:4EceuRnDO
?「積木を崩すのも、みれを食べるのも罪なんです……ふふっ」
51 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:19:32.11 ID:3wpVkKLS0
ケース3. 水本ゆかり
(事務所)
ゆかり「(ふぅ…つい自主レッスンに夢中になりすぎてしまいましたね)」
ゆかり「(昼からずっと動いていて喉が渇いちゃいました…)」
ゆかり「…」
ゆかり「(そういえば、この前、有香ちゃんがお水を用意してくれると言ってましたね。冷蔵庫に入っているのでしょうか?)」
ガチャッ...ガサゴソ...
ゆかり「…」ジッ
52 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:20:12.56 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「(このペットボトル…『飲むな』と文字の書かれた紙が貼ってあります)」
ゆかり「(つまり。有香ちゃんが私のために用意してくれたものとみて間違いないでしょう)」
ゆかり「(この注意書きは他の人が飲まないための配慮ですね)」
ゆかり「…ありがたくいただきましょうか。あとでお礼を言わなければなりませんね」
カラカラ...クピクピクピ...ボン!!
ゆかり「…?」
ゆかり「急に…身体が重く…」
ゆかり「…あ、もういいです。私。寝ます」パタリ
ゆかり「…ソファ最高です」グデ-
53 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:20:52.41 ID:3wpVkKLS0
(少しして)
カチャ
P「おや? ゆかり。寝てるのか?」
ゆかり「...おはようございます。プロデューサーさん。起きてますよ」グデ-
P「どうした、仰向けになってくったりとして?」
ゆかり「私…恋をしてしまったみたいなんです」
P「…は?」
ゆかり「もう2度と離れたくありません…」
P「あ、相手は誰なんだ!?」
ゆかり「このソファです…」
P「…ん?」
54 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:21:18.29 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「こんな気持ち初めてなんです…私の身体を安心して任せることができています」
ゆかり「一歩もここから動きたくないのです…」グデ-
P「…」
P「ゆかり。もしかして手足に力が入らなかったりする?」
ゆかり「さすがプロデューサーさん。なんでもお見通しですね。その通りです。手足に力が入らないです」
ゆかり「…この感覚こそが恋…勉強になります」
P「ゆかり。それは恋じゃなくて『だるみ』だよ」
ゆかり「?」
55 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:21:59.12 ID:3wpVkKLS0
(少しして)
ゆかり「つまりソファから離れなくないこの気持ちは『だるみ』が原因であると?」
P「そうだね」
ゆかり「冷蔵庫に入っていた飲み物は『ダラケタクナール』というお薬であったと?」
P「その通り」
ゆかり「…まぁ。大変ですね」
P「のんびりしてるなぁ」
ゆかり「ふふ…私。だるみなんて初めての経験かもしれません♪」グデ-
P「どうしてキミは嬉しそうなんだ」
ゆかり「せっかくですので、この感覚を楽しませていただきます♪」グデ-
P「えぇ…楽しむって何さ」
ゆかり「心に素直になることですよ。ふふふ」
P「嫌な予感しかしない」
ゆかり「ではまず。プロデューサーさん」
P「ん?」
ゆかり「ここのソファは硬くて寝心地が悪いので仮眠室まで抱っこして連れて行ってもらえませんか♪」
P「」
56 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:22:39.13 ID:3wpVkKLS0
P「素直になるのはいいよ」
ゆかり「はい」
P「でも、俺の力を当てにするのは良くないと思うんだ」
ゆかり「プロデューサーさんに運んでもらいたいんです...」ジッ
P「ぐぅ。その純真無垢な眼を向けないでおくれ」
ゆかり「…」キラキラキラ
P「…わかったよ。仕方ない」
ゆかり「ありがとうございます。ソファさんとはお別れですね」
P「さっきは恋をしたとまで言ってたのに…」
ゆかり「勘違いだったみたいです」
P「あっさりしてるなぁ」
57 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:23:07.71 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「ほらほら。行きましょう♪」グダ-
P「自分で立とうとは思わないの?」
ゆかり「動こうという意思が起こらないんです。すごいです」
P「すごいね。すごいダメ人間だよ」
ゆかり「あ、できればお姫様抱っこがいいです。私。されてみたいので」
P「いつになくわがままだな」
ヒョイッ
ゆかり「ふふっ♪ 頼りにしてますよ♪」クタ-
P「…へーい」
58 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:23:37.95 ID:3wpVkKLS0
(仮眠室)
ポイ-...ボフッ
ゆかり「わ…ふかふかなんですね。このベッド」キャッキャ
P「杏が選んでくれた『ぐっすりベッド』だよ。時々、俺も寝てる」
P「じゃ、俺は帰るから」
ゆかり「え?」
P「ん?」
ゆかり「…」ジ-
P「…ここにいろと?」
ゆかり「…」コクコク
P「俺。ここにいる意味ある?」
ゆかり「私。お腹が空きました」グゥ-
P「作れってか。俺に作れってか?」
59 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:24:12.14 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「最近、私は料理番組の審査員を夢見ているんです」
P「夢見るだけなら『食いしんぼの小学生』でもできるよ。というか、夢見てるだけなら初心者じゃないか」
ゆかり「誰もは初めは初心者なのです」
P「自分で言うことじゃないと思うんだ」
ゆかり「…ごはん」シュ-ン
P「はいはい。しょうがないな」
ゆかり「ありがとうございます♪ ここで応援して待っていますね♪」グデ-
P「だらけることをこの国では応援とは呼ばない」
ゆかり「ふれー…ふれー…プロデューサーさん♪」グッデグッデグデ-
P「『女々しくて』っぽい手の動きだなぁ」
ゆかり「いまの私の精一杯の応援なのです」ダラ-
P「普段に輪をかけて天然がひどい」
60 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:25:08.79 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
コトリ...
P「はい。グラタンだけどいい?」
ゆかり「ありがとうございます。とても美味しそうですね♪」
P「だろ」
ゆかり「ええ♪」ワクワク
P「…」
ゆかり「…♪」ワクワク
P「…ん?」
ゆかり「早く食べさせてください♪」ギュルルル
P「そういうパターンかーい」
61 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:25:44.80 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「あーんです、あーん♪」パクパク
P「コイじゃないんだから口をパクパクさせないで待ってなさい」
カチャカチャ...スッ...
P「(…このまま食べさせると火傷しそうだな)」
ゆかり「プロデューサーさん。ふーふーも忘れないでくださいね」グデ-
P「心を見抜いてきたか」
ゆかり「私。猫舌なんです」
P「えぇ…知らねぇよぉ」
62 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:26:25.68 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
スッ...フ-フ-...ア-ン...モグモグ
P「お味は?」
ゆかり「…♪」モグモグゴクン
P「…」
ゆかり「はぁ…とても美味しそうです♪」
P「マイペースで食べるなぁ」
ゆかり「デザートは冷蔵庫に入っていたプリンでいいですよ。果物を切ってもらうのは申し訳ないので」
P「デザートまで食べるんかーい」
ゆかり「…キッチンには忍さんが持ってきてくれたリンゴが置いてありますが…さすがに気が引けますので切らなくてもいいですよ?」チラッ
P「…」
ゆかり「…切らなくてもいいです」キラキラキラ
P「もぉぉぉ! 切るよ! 切ってやるよ!」
ゆかり「…♪」ムフ-
P「ちょっと待ってろよ?」
ゆかり「あ、プロデューサーさん」
P「うん?」
ゆかり「うさぎさんとか作らなくていいですから。私。皮なしが好みです」
P「…かしこまりました。お嬢様」
63 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:27:33.74 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
P「はい。どーぞ」
ゆかり「ありがとうございます♪」ア-ン
P「え? リンゴも?」
ゆかり「♪」ア-ン
P「…はい」
スッ...アムアムアム...
ゆかり「♪」
チュッ...ペロッ...♪
P「!」
ゆかり「んー…美味しいですね♪」
P「(いま、指先を舐めてきたぞ。この子)」
ゆかり「ジューシーかつシャキシャキ…雪国で育った素晴らしいリンゴです…♪」
64 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:29:13.86 ID:3wpVkKLS0
P「(これはわざとか…それとも…)」
ゆかり「プロデューサーさん…もっとです…!」ア-ン
P「(いや、これは『一滴も無駄にはしたくない』という純粋な食欲だな)」
P「(指先についた汁まで残さないってか)」
スッ...アムアムアム...
ゆかり「♪」
チュッ...ペロッ..♪
P「ぐぅ」ゾクッ
ゆかり「美味しいです…♪」
P「(何やらイケないプレイをしているような気分になってくるな)」
65 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:31:14.72 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「次です。プロデューサーさん♪」ア-ン
P「俺まだ1つも食べてないんだけど?」
ゆかり「まだたくさんありますから。後で剥いて食べてください♪」
P「いま剥いた分は食べちゃ駄目なんだな」
ゆかり「ばっちこーい、です♪」ア-ン
P「まったく…」
シャキシャキシャキ...モグモグモグ...
66 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:32:25.72 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
ゆかり「満腹ですね…♪」グデ-
P「左様ですか」
ゆかり「私。ちょっと寝ますね」グデ-
P「どうぞ。俺は脇で本でも読んでるよ」
ゆかり「…」ジッ
P「ん?」
ゆかり「添い寝してください♪」
P「」
67 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:33:20.45 ID:3wpVkKLS0
P「1人でも寝れるよね?」
ゆかり「ええ、でも。嫌です♪」
P「もうただの甘えん坊じゃないか」
ゆかり「添い寝しないとイタズラしますよ♪」グデ-
P「そんなだらけきった姿で脅されてもなぁ…しかも脅しになってないし」
ゆかり「かもんです♪」グデ-
P「…ちょっとだけだぞ?」
スッ...ゴロン
P「はい。これでいーーー」
ゆかり「♪」ギュム-
P「!?」
ゆかり「♪」ムフ-
P「…あの。ゆかりさん?」
ゆかり「はい?」
P「なぜに抱きついたのですか?」
68 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:33:58.85 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「添い寝されると小さい頃を思い出すんです」
ゆかり「プロデューサーさんもお母さんやお父さんにしがみついたりしませんでしたか?」
P「多少、そんな記憶はあるけどキミはもう15歳だからね?」
ゆかり「童心に帰ってみました♪」
ギュ-...ムニュ...
P「(童心に帰れねぇよ!)」
P「(ああ、なんかめっちゃいい匂いするし、あったかいし、柔らかいし)」
P「(あかん…理性が…)」ボ-ッ
プシュゥゥ...(薬の切れる音)
69 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:34:36.67 ID:3wpVkKLS0
ゆかり「…わ」
P「…ど、どうした?」
ゆかり「だるみがなくなりました…」
P「…やっとか」ハァ
ゆかり「…」
P「じゃあ、そろそろ離れて…」
ゆかり「いえ、せっかくの機会なので」
ギュッ…スリスリ...♪
P「」
P「ゆ、ゆかりさん?」
ゆかり「しばらくこのまま…お願いします♪」
P「」
【終電までには帰れました】
ケース3. 水本ゆかり end
70 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:35:27.55 ID:3wpVkKLS0
ケース4. 五十嵐響子
(事務所・朝)
チュン...チュン...
響子「…よし」カッ
サッサッ
響子「(まずは机の上の整理…ファイルごとに大雑把に分けます)」
サッサッサッ
響子「(次は小さい子たちの飲みかけのコップの片付け…友紀さんたちが散らかしたおつまみのゴミを捨てて…と)」
サッサッサッ...ガ-...
響子「(清掃の人は来ますけど、床に食べカスがちょっと散らばっているので掃除機をかけて…)」
サッサッ
響子「(最後に…椅子と机を整えて、夕美さんにもらった花を飾って…終わりです♪)」
71 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:36:28.56 ID:3wpVkKLS0
カチャ
P「おはよう」
響子「おはようございます♪」
P「…」
ピッカピカ
P「今日も掃除してくれてたのか。いつも悪いな」
響子「いえ。好きでやっていることですから♪」
響子「あ。プロデューサーさん、おにぎり作ってあるのでどうぞ。また朝ごはん食べてないんでしょう?」
P「わかるのか?」
響子「ネクタイ曲がってますし、髪も少し乱れてますよ? 朝、よっぽど慌てていたんですね♪」ニコリ
P「くぅ。この正妻力。適当大人組(友紀、楓辺り)にも見習ってほしい」
響子「ちなみに中身はチーズひじきです」
P「んまーい」モグモグモグ
72 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:37:16.28 ID:3wpVkKLS0
(仕事終わり)
P「仕事終わったー」
響子「…」モクモク
P「(ふむ。レッスンが終わると学校の課題か。響子は本当に頑張るなぁ…)」
P「(ただ、人のことばかりで自分のことをないがしろにしてはいないだろうか)」
P「(多少、心配だ。人に甘えることも覚えさせねば…)」
P「(こんな時こそ例の薬で…)」
スッ...コポコポコポ...
P「響子。お茶入れたぞ」
響子「わ。ありがとうございます♪」
P「いやいや、いつもお世話になってるからな」
コトリ...
響子「いい香りですね…」
ズズズ...ボンッ!!
響子「…」
P「(さて、どうなるか)」
73 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:38:36.70 ID:3wpVkKLS0
響子「…」ボ-ッ
P「響子。大丈夫?」
響子「…」パタリ
P「お」
響子「か、課題を終わらせなければ…」グデ-
P「…薬を飲んでなお頑張ろうとするのか」
響子「ええと、いちたすいちは…」ヒ-フ-ミ-...
P「響子。響子。指を折って計算しようとしなくてもいい。やる気がなくなってるのはわかったから」
響子「...とてもだるいです」グダ-
P「そのまま休んでいいよ」
響子「…」
P「ん?」
響子「…思い出しました…事務所のトイレットペーパーが切れかかっているんです。買いに行かなきゃ…」グググ...
P「なんなんだその『家事』への執念は」
P「というか、そういう雑務こそちひろさんの仕事じゃないか。あの人は何をしてるんだ」
74 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:39:24.74 ID:3wpVkKLS0
〜別の場所〜
ちひろ「そろそろ月末ですねぇ…」イソイソ
【白封筒の山】
75 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:42:17.95 ID:3wpVkKLS0
P「まったく。まあいい。トイレットペーパーくらい俺が買いに行くよ」
響子「…プロデューサーさん」
P「ん?」
響子「食器用洗剤とサランラップもお願いします…」
P「キミは主婦か」メモメモ
P「他に買うものは?」
響子「…」
響子「ぽたぽた焼きが食べたいです」グデ-
P「ようやく薬に屈したな」
76 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:42:57.84 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
P「ただいまー」
響子「おかえりなさい…」モソモソ
P「いもむしみたいに這ってきたね」
響子「ぽたぽた焼き…」グダ-
P「はいはい。買ってあるからソファに寝そべってなさいな」
響子「…」
P「ん?」
響子「玄関まで出迎えたのはいいんですけど…帰るのがだるいです…」グデ-
P「なぜ来た」
響子「…なんでですかね?」グデ-ン
P「後先考えて動くこともやめてるね」
響子「プロデューサーさん…運んでくださーい」デロ-ン
P「もう慣れたなこの展開」
77 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:43:38.85 ID:3wpVkKLS0
スッ...ヨッコイセ
響子「あー、おんぶされると楽ですねー」ダラ-
P「しっかり掴まっててくれない?」
響子「んー」グテ-…ハァ
P「…」
P「(首元に響子の吐息を感じるな...)」
響子「プロデューサーさぁん。ぽたぽた焼き〜」ダラ-
P「待ってろ。お茶淹れてくるから」
響子「…私にぽたぽた焼きを用意した後は、トイレットペーパーと洗剤の補充もお願いしますね…」
P「家事への使命感はなくならないなぁ」
78 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:44:35.25 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
パリパリ...ポリポリ...
響子「甘いですねー…♪」クタ-
P「懐かしい味だな」
響子「あ、プロデューサーさん。私のぽたぽた焼きを取りましたね」
P「いや、これ事務所の備品扱いだから」
響子「許し難いです。激怒です」グダ-
P「寝そべりながら言っても怖くもなんともないな」
響子「ゆーるーしーまーせーん」
P「何をしたら許してくれるんだい?」
響子「では、私の手足となって…」
P「…」
響子「やり残した家事をやってください♪」
P「そうくるかー」
79 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:46:08.90 ID:3wpVkKLS0
(しばらくして)
サッサッ...
響子「で、そこのカーテンにファブリーズをして終わりです」
シュッシュ...
P「こんなもん?」
響子「ええ、ありがとうございます♪」グダ-
P「疲れたなぁ。響子がいるありがたみがわかったよ」
響子「えへへ…♪」グダ-
P「さて、片付けも終わったし。またお茶に戻るかな」
響子「プロデューサーさん」
P「うん?」
響子「ちょっとこっち来てください」
テクテクテク...
P「どうした。何か取ってほしいものでもーーー」
スッ...ギュム-
P「」
響子「えへへ…♪ だるくてあんまり身体は動かないですけど…ちょっとしたお礼です♪」
P「」
響子「…私たちもプロデューサーさんにはお世話になってますからね」
響子「いつもありがとうございます♪」
ギュ-
80 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:47:09.44 ID:3wpVkKLS0
(薬が切れた後・次の日)
響子「学校の課題やり忘れました!!」ガ-ン!!
ケース4. 五十嵐響子 end
81 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:47:54.30 ID:3wpVkKLS0
おまけ
菜々「やる気が出ませんねぇ…」ポリポリ
P「人前でお腹をぽりぽりかくんじゃありません」
菜々「いいじゃないですか。2人しかいませんし。ウサミン星人にだって休みたいときはあるんですよ」グデ-
P「クッションに顔を埋めるんじゃありません」
菜々「努力しないでみんながウサミン星の住民になりませんかねぇ…」グダ-
P「だらけていてもキャラを崩さないあたりプロだな」
菜々「だ〜か〜ら〜、ナナのはプロとかじゃありませんから〜」グダ-
終わり
82 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:48:37.65 ID:3wpVkKLS0
おまけ
フレデリカ「だるだるだるーん♪ フレデリカ〜♪」グデ-
P「…」
フレデリカ「だるだるだるーんだるだるーん♪」グデ-
P「フレデリカ」
フレデリカ「なに♪」グデ-
P「後ろから首に絡みついて歌うのはやめてほしいな」
フレデリカ「だってだるみがあるんだもん♪」グデ-
P「理由になってないよ」
終わり
83 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:49:36.29 ID:3wpVkKLS0
おまけ
智香「応援…」グダ-
P「する気がないね」
智香「いえ…頑張ります」
智香「フレー…フレー…」
フレデリカ「フレデリカ〜♪」ニュッ
智香「頑張れ…頑張れ…」
フレデリカ「フレデリカ〜♪」ニュッ
フレデリカ「フゥー♪」パチパチパチ
P「フレデリカ。キミは何をしているんだ」
フレデリカ「えへへぇ♪」
智香「あ…やっぱり…だるいです」グデ-
終わり
84 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:51:27.23 ID:3wpVkKLS0
おまけ
夏樹「…」グデ-
李衣菜「な、なつきち!? どーしちゃったのさ! そんなくったりして!」
夏樹「ああ…だりーか…どうやらあたしはもう動けねぇみたいなんだ…」
夏樹「身体に力が入らねぇ…おまけにこれは治りそうもないんだ」
李衣菜「そ、そんな…!!」
夏樹「…完全に身体が動かなくなる前に、お願いがあるんだ…」
李衣菜「何でも言ってよ!」
夏樹「…だりーの1発芸が見たい」
李衣菜「…ん?」
夏樹「驚くのはわかる。ただ、アタシの最期のお願いなんだ…頼むよ」
李衣菜「よ、よし。なんだかよくわからないけどやってみるね!」
(しばらくして)
夏樹「あはははは♪」ゲラゲラ
李衣菜「な、なつきち!? 騙したなっ!」
夏樹「くふふ…あ、いや。動けないのは本当で…」
李衣菜「このーっ! 覚悟しろー!」
夏樹「ちょ! まっ! いまくすぐるのはなっ!!」
コショコショコショ
ハハハハハハ!! ワ...ワルカッタカラ-!!
終わり
85 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:52:23.17 ID:3wpVkKLS0
おまけ
杏「薬を飲んだせいでだるだるだー」グダ-
P「…」
杏「これはお世話してもらわないと駄目だなぁ。プロデューサー、飴くれー」グデ-
P「はい」
杏「サンキュー…って」
杏「これ『水あめ』じゃんかっ!」
P「練って食え」
杏「うっ…面倒くさい…」ネチネチネチ...
ムシャムシャ...
P「どう?」
杏「美味しい…」
杏「けど…この仕打ちはあんまりだー! 私は薬で人格を変えられた被害者だぞー! 優しくしろ!」
P「杏」
杏「私はもう動けない。介護するんだ! プロデューサー!」
P「杏」
杏「何だよっ! さっきから!」
P「さっきキミが飲んだのはただの水だ」
杏「え?」
P「だるいのは元からだ」
杏「…」
杏「は、謀ったな! 貴様っ!」
P「ふはは。馬鹿者め」
きらり「(杏ちゃん。なんだか楽しいそうだにぃ☆)」ニマニマ
終わり
86 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:53:21.47 ID:3wpVkKLS0
おまけ
まゆ「プロデューサーさんのスーツの上着…うふふふふ♪」グダ-
まゆ「…プロデューサーさんに抱かれているような感覚です♪」クダ-
まゆ「…このまま眠っていたい…ああ、でもプロデューサーさんのためにお茶を淹れないと…」グデ-
まゆ「…でもでも、動けません…まゆは悪い子です…♪」グデ-
ハスハス...ゴロゴロ...グデ-...
凛「プロデューサー。まゆのアレは何?」
P「暴走しないための処理だよ」
凛「?」
終わり
87 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 16:54:52.82 ID:3wpVkKLS0
おまけ
P「…」ダラ-
志希「ありゃー。間違って飲んじゃったのかな♪」
志希「んふふ〜♪ いまならハスハスしたり、ちょっぴり人体実験しても問題ないよね〜♪」ハスハス
志希「んー…今度から定期的にプロデューサーにコレを使ってーーー」
ガシッ!
志希「にゃ?」
ちひろ「…」ゴゴゴゴ
志希「ち、ちひろさん?」
ちひろ「プロデューサーに投薬したら仕事にならなくなる、と前に言いましたよね」ゴゴゴゴ
志希「あ、あのね。今回はプロデューサーが勝手に…」
ちひろ「飲んだら危ない薬作っている時点でダメです♪」
志希「」
ヴニャァァァァァァ!!!
終わり
88 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 17:04:41.65 ID:3wpVkKLS0
以上です。短めでしたがお読みいただきありがとうございました。
そのうちまた別の薬シリーズを書きますので、その時もお付き合いいただけると嬉しいです。
では
89 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 17:07:12.98 ID:3wpVkKLS0
それから柚にいちごパスタは食べさせません
美味しいたらこパスタを食べさせたいです(願望)
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 18:21:45.26 ID:4EceuRnDO
乙乙
なるほど、ストッパー代わりか
乙なので、柚にパスタ食べさせてくる(いちごパスタとは言ってない)
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 18:47:30.50 ID:KIb2fb2DO
いちごパスタはダメか……
小倉抹茶スパならいいのかな。
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 18:49:46.09 ID:qyetX0zDO
乙
たらこイチゴパスタとは新しいな
93 :
◆hAKnaa5i0.
[saga]:2017/10/19(木) 19:25:34.02 ID:3wpVkKLS0
ゲテモノを柚に食べさせるのはヤメテェ!!!!
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 20:30:09.17 ID:9ouch5sJO
柚が出されたイチゴパスタは巴が全部食べてくれるから安心しなさい
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/19(木) 20:51:18.84 ID:4EceuRnDO
昭和32年の「主婦と生活」に
「茹でた後冷やした素麺の上にアイスクリームとさくらんぼを乗せたおやつが都会ではアイスヌードルの新語で流行っております」
とあるから、パスタでもいけるはず
ちなみにマジレスすると、戦前はスパゲッティのナポリタンより焼きそばナポリタンの方が普及していました
(そしてソース焼きそばは存在しなかった)
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/20(金) 02:32:09.57 ID:SWeNCB0/o
なんだこいつ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/20(金) 07:42:31.42 ID:9RTBCUvXO
いちごパスタって普通にあるし!
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