【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】二冊目

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389 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/27(月) 23:44:57.03 ID:8SWolvXX0
『捜査を開始します』
 
広生「どちらにしても捜査はしなければならないか……今回の見張りはどうする」
 
天馬「またミシェルとあたしでいいだろ?」
 
鏡在「ちょっと千里!アナタがするんだったらアタシも見張りするわよ!」
 
天馬「はあ?なんでだ?」
 
鏡在「だってアタシだけ捜査したらフェアじゃないでしょうが!」
 
月読「見張りは天馬と鏡在で良さそうね……ミシェルにはキツイみたいだし」
 
ミシェル「ウエエ……」
 
川田谷「あっ、それじゃあ今モノクマが言ってきたのを伝えるよ」
 
川田谷によると……
『死体発見現場は情報エリア書庫。
死亡推定時刻は午後七時から八時の間。
死因は首を絞められた事による窒息死。
被害者は全身の骨が折れており、内臓も損傷している。
なおこれは生前の傷である模様』
……との事だった。
 
生前に全身骨折と内臓の損傷ですって?
 
それなのに犯人は首を絞めて殺害したっていうの?
 
コトダマ『モノクマの証言』を記録しました。
『死体発見現場は情報エリア書庫。
死亡推定時刻は午後七時から八時の間。
死因は首を絞められた事による窒息死。
被害者は全身の骨が折れており、内臓も損傷している。
なおこれは生前の傷である模様』
 
コトダマ『殺害方法の違和感』を記録しました。
『被害者は全身の骨折と内臓を損傷した状態だった。
しかし犯人は首を絞めて殺害している』
390 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/11/27(月) 23:48:09.05 ID:8SWolvXX0
短いですがここまでで。
ではまた次回に。
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/27(月) 23:54:25.60 ID:fUmr+0kwo
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 00:33:18.22 ID:xlZTg7ADO
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/28(火) 16:05:04.98 ID:rfh25dhn0
おつおつ
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/29(水) 02:05:58.59 ID:zuDBUgIDO
武忍が誰かに化けてるとすると今回の学級裁判は死体当てから始めなきゃいけないんだな
395 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/03(日) 23:26:36.31 ID:hLSPhhT+0
月読「……」
 
まずはこの焼却炉を調べないといけないわね……
 
学人「焼却炉の火は止めたが、これだけ燃えていると死体を調べるのは不可能だな……」
 
学人の言う通り焼却炉に詰め込まれた死体は黒焦げになっていて判別も難しい。
 
学人「だが燃え具合で死亡推定時刻をさらに狭める事は可能だ」
 
月読「出来るの?」
 
学人「ふん、燃焼は科学の分野だ……やってやるさ」
 
そう言う学人の目からは今までの暗さは薄れているように見える……
 
この事件がきっかけなら、複雑な話ね。
 
月読「……」
 
そういえばこの白い布……多分焼却炉に入らずに落ちたのね。
 
月読「あら……」
 
この布、大量に粉がついてるわね。
 
何の粉なのかしら……
 
コトダマ『白い燃えかす』を記録しました。
『焼却炉近くに落ちていた白い布の燃えかす』
 
コトダマ『布についた粉』を記録しました。
『布についていた大量の粉』
396 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/03(日) 23:46:19.93 ID:hLSPhhT+0
月読「……」
 
焼却炉以外に変わったところはないかしら……
 
天馬「おっ、そういや月読。こんな時に言うのもなんだけど後片付けはきちんとした方がいいぜ?」
 
月読「何の話?」
 
天馬「いや、あたしが来た時通った本棚の所に台車が置きっぱなしだったんだよ」
 
天馬「まあ、あたしはハードルみたいに飛び越えたからいいんだけどさ。凛の奴が引っ掛かってそれはもう派手に……」
 
鏡在「ちょっと千里!それは話さない約束だったでしょ!?」
 
天馬「いいじゃねえか!スカート捲れて黒いパンツ丸見えだった事までは言ってねえんだし!」
 
鏡在「今言ってんじゃないのよぉ!?」
 
月読「……台車?」
 
そんなもの……この書庫にあったかしら。
 
ちょっと探しに行ってみましょう。
 
 
月読「……確かに台車ね」
 
だけどいったいどこから……
 
コトダマ『放置された台車』を記録しました。
『書庫に置いてあった台車。
しかし月読はこれを書庫で見たことがない』
397 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/04(月) 00:27:17.78 ID:w0HGBxlf0
月読「……」
 
学人の調査を待つ間に、他の場所を調べてみましょうか。
 
月読「そうなると気になるのは……」
 
やっぱりあそこね。
398 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/04(月) 00:27:48.70 ID:w0HGBxlf0
短いけどここまでで。
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 00:51:00.63 ID:UwEnsDlDO
乙です
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/04(月) 07:41:08.19 ID:2ASUkptIo
更新待ってた
401 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/09(土) 19:37:27.63 ID:eRXt/7030
【無重力体験室】
 
月読「……何これ」
 
壊れたという無重力体験室……事件と関係があるかもしれないと来てみたけど……
 
入野「あっ、汐里ちゃんも来たんだ」
 
四杖「お疲れ様です」
 
月読「えぇ、だけどこれはどうしたのよ」
 
大量のモノクマ達が部屋の中であーでもないこーでもないと騒いでいる……不気味な光景ね。
 
入野「なんだか修理に忙しいみたいだよ。なんでもこの部屋の無重力発生装置のコントロールパネルだっけ?それが壊れちゃったんだって」
 
月読「コントロールパネル……前に川田谷が弄ったあの操作パネルの事かしら」
 
入野「そうみたい?後天井の照明も壊されてたらしくて……きゃあっ!」
 
四杖「うわっ!だ、大丈夫ですか?」
 
入野「う、うん、ありがとう」
 
月読「これは……」
 
拭いた痕はあるけど床に所々落ちてるこの赤いもの……
 
月読「血痕ね」
 
四杖「血痕ですか?誰かがここで怪我をしたのでしょうか……」
 
月読「……」
 
それにしては……かなり広範囲にあるわね。
 
コトダマ『床の血痕』を記録しました。
『無重力体験室の床に落ちていた血痕。
広範囲に飛び散っている』
402 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/09(土) 19:57:41.24 ID:eRXt/7030
月読「壊されたコントロールパネルはこれね」
 
確認のためにスイッチを押してみても何も起こらない。
 
どうやら無重力状態にならなくなっているようね。
 
ガガ…
 
月読「?」
 
今何か……
 
月読「これは、音声アナウンス?」
 
耳をそばだててみると、小さくだけどコントロールパネルから操作に関する音声らしき物が聞こえてくる。
 
どうやら音量が一番小さい物になっているみたいね。
 
だけど前に来た時、こんな音声鳴っていたかしら……
 
月読「……あら?」
 
このコントロールパネルの壊れかた……まるで丸いもので突いたみたい。
 
月読「……」
 
コトダマ『壊されたコントロールパネル』を記録しました。
『無重力状態にするためのコントロールパネル。
まるで丸いもので突いたかのような壊れかたをしていた』
 
コトダマ『音声アナウンス』を記録しました。
『コントロールパネルから最小の音量で聞こえてくる操作に関する音声アナウンス。
月読はこのアナウンスを調査の時に聞いていない』
403 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/09(土) 23:15:44.34 ID:eRXt/7030
月読「……」
 
モノクマ「よっせ!ほらせ!」
 
モノクマ達が肩車しあって天井の照明を弄ってるけど……
 
15mはある天井まで小さいモノクマが連なってるからかなり不気味ね……
 
四杖「今は無重力が使えないのでああしてるようですよ」
 
月読「天井にある三つの照明全てが壊されていたの?」
 
四杖「そうですね、わたくしが入野さんと入った時にはホールから射し込む光以外は真っ暗でしたから」
 
月読「なるほどね……」
 
コトダマ『壊されていた照明』を記録しました。
『無重力体験室の三つある照明は全て壊されていた。
入り口を開けないと中は真っ暗な状態だったようだ』
 
コトダマ『無重力体験室』を記録しました。
『無重力状態を体験するための部屋。
天井まで15mはある』
404 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/09(土) 23:31:52.70 ID:eRXt/7030
月読「……」
 
音野「あっ、月読さん……」
 
月読「音野……大丈夫なの?」
 
音野「な、なんとか……」
 
月読「まあ、無理もないわね……そんな貴女には悪いけれど、聞きたい事があるのよ」
 
音野「聞きたい事、ですか?」
 
月読「バイオリンを聴く前……確か七時少し前だったわね。貴女が聞いたっていう変な音について」
 
音野「あれですか……でも具体的に何が聞こえたかまでは」
 
月読「そこに関しては仕方ないわ。私が知りたいのは聞こえた方角なのよ」
 
音野「方角……確か連絡通路に向かう時、後ろの方から……部屋で言うと無重力体験室辺りでしょうか」
 
月読「……やっぱりそうなのね」
 
音野「月読さん?」
 
月読「ありがとう、助かったわ」
 
コトダマ『音野の証言』を記録しました。
『七時少し前、無重力体験室の方角から変な音を聞いた』
405 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/10(日) 00:08:38.97 ID:8sNKc6b60
【倉庫】
 
月読「……」
 
台車があるとしたらここだと思ったんだけど……
 
広生「月読か」
 
月読「ここにいたのね」
 
黒頭「ミシェル様の気分が悪くなってしまわれたようなので何かあればと」
 
月読「ああ、なるほどね……ところでここに台車ってないのかしら」
 
広生「台車?いや、ここにはそういった物はないな」
 
黒頭「わたしも見た覚えはありませんね……」
 
月読「そうなの……じゃあ紐とかその類いは?」
 
広生「ああ、それならこっちだ」
 
月読「……箱から一つも出されていないのね」
 
黒頭「どうやら今日は何も持ち出されていないようです。ジャージはかかったまま、タオルも箱に入ったままでしたから」
 
じゃあ台車や首を絞めた凶器はどこから出てきたの?
 
コトダマ『倉庫の状態』を記録しました。
『倉庫に台車は存在せず、紐なども持ち出されていない』
406 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/10(日) 00:21:55.39 ID:8sNKc6b60
本日はここまでで。
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 00:34:43.47 ID:Bn0P0irDO
乙です
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/10(日) 08:07:45.05 ID:XAV2wd9Eo
更新乙
409 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/10(日) 23:14:47.70 ID:8sNKc6b60
月読「……」
 
川田谷「どう、捜査は進んでる?」
 
月読「川田谷、それに夜方々木も」
 
夜方々木「はぁ、自分の命が懸かってなかったら捜査なんてしないのにね〜」
 
川田谷「ちょ、ちょっと夜方々木さん。鏡在さんもだけど人が死んでるんだから……」
 
夜方々木「でも影虎くんよ〜?もう前みたいな嫌な事はされないんだから〜」
 
川田谷「それは、そうだけどさ」
 
月読「……」
 
夜方々木「まあ、死にたくないし頑張るけど〜……」
 
月読「それで、そっちは何かわかったの?」
 
川田谷「あ、うん……武忍君が殺されるまで何してたかなんだけど、どうも五時以降は誰も会ってないみたいなんだよね」
 
月読「四時半頃なら確か鏡在をつけ回してたわね」
 
川田谷「うん、それが最後の目撃みたいなんだ」
 
五時以降は行方知れず……何をしていたのかしらね。
 
コトダマ『武忍の行動』を記録しました。
『武忍は五時以降誰とも会っていなかったようだ』
410 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/10(日) 23:56:44.15 ID:8sNKc6b60
【書庫】
 
学人「戻ったか」
 
月読「そっちも終わったみたいね」
 
学人「ふん、これぐらい当たり前だ。この死体だが焼却炉に入れられたのは七時半前後だとわかった」
 
月読「七時半前後……つまり死亡推定時刻は七時から七時半頃って事ね」
 
学人「そういう事だ」
 
月読「……もう一つ聞きたいんだけどいいかしら?」
 
学人「なんだ?」
 
月読「この焼却炉、操作する時に音声アナウンスみたいな物はある?」
 
学人「ふん、この焼却炉にそんな物がついてると思うか?」
 
音声はないわけね……
 
コトダマ『学人の調査結果』を記録しました。
『死体が焼却炉に入れられたのは七時半前後』
 
コトダマ『焼却炉』を記録しました。
『書庫にある焼却炉。
音声アナウンスはついていない』
 
キーンコーン……カーンコーン……
411 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/11(月) 00:28:09.67 ID:3AKkXtEE0
モノクマ「はぁ、はぁ……」
 
モノクマ「もう本当に何なのさ!」
 
モノクマ「とりあえず準備はしたからオマエラ展望室に集合!」
 
モノクマ「学級裁判始めるよ!」
 
月読「……」
 
やっぱり相当荒れてるわね。
 
学人「行くか……おい、今回はどうなんだ」
 
月読「……何とかするしかないでしょう」
 
そうしなければ死ぬだけなんだから。
 
【展望室】
 
モノクマ「オマエラ集まったね!それじゃあ早速エレベーター呼ぶよ!」
 
川田谷「なんだかイライラしてるね」
 
入野「無重力体験室、結局直らなかったみたいだから……」
 
鏡在「ざまあみろって感じね!」
 
天馬「へっ、だな」
 
そんな会話をかわしながら私達はエレベーターに乗り込む。
 
そしてエレベーターはまたあの場所に向かって動き出した。
412 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/11(月) 00:50:08.38 ID:3AKkXtEE0
エレベーターは静かに向かっていく。
 
十三人、またここから一人減る。
 
殺されたのが武忍だからとどこか弛んでいた空気も、段々と前のような物になって。
 
そして……
 
【学級裁判場】
 
モノクマ「また来たね、この学級裁判場に!」
 
モノクマ「今回はちょっとドタバタしたから席とか違うけど勘弁してね」
 
モノクマ「さあ、オマエラ席に行ってくださーい!」
 
モノクマの言う通り前とは変わった席に私達は着いていく。
 
回りを見渡すとクリス以外に、新太の遺影、それと写真が真っ赤に塗り潰された遺影が増えていた。
 
月読「……」
 
【超高校級の影武者】武忍影虎……
 
内通者としてこのコロシアイで私達を苦しめてきた男。
 
未だに信じられないけど……そんな武忍は殺されて。
 
その犯人は私達の中にいる。
 
月読「……」
 
たとえ殺したのが内通者でも私達はそれを暴かないといけない。
 
それが私達の生きる唯一の道なんだから。
 
そして始まる。
 
真実と虚構渦巻いて。
 
各々の思惑が交差する。
 
学級裁判が。
413 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/11(月) 00:50:40.07 ID:3AKkXtEE0
本日はここまでで。
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 00:54:12.94 ID:YdmS4hI1o
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 01:08:49.67 ID:OplvYt9DO

学級裁判も期待
416 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:14:51.43 ID:tVWifpLz0
新しい席順(時計回り)

月読→川田谷→新太→鏡在→クリス→入野→ミシェル→広生→佛生→音野→黒頭→夜方々木→四杖→学人→武忍→天馬→月読
417 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:15:46.01 ID:tVWifpLz0
・コトダマ
 
『モノクマの証言』
『殺害方法の違和感』>>389
 
『白い燃えかす』
『布についた粉』>>395
 
『放置された台車』>>396
 
『床の血痕』>>401
 
『壊されたコントロールパネル』
『音声アナウンス』>>402
 
『壊されていた照明』
『無重力体験室』>>403
 
『音野の証言』>>404
 
『倉庫の状態』>>405
 
『武忍の行動』>>409
 
『学人の調査結果』
『焼却炉』>>410
 
武忍影虎。
被害者としてあまりにも不釣り合いなその名前。
しかし月読の困惑をよそにページは進む。
その果てに待つ結末とは……
418 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:19:22.88 ID:tVWifpLz0
 
 
 
 
 
 
     学級裁判 開廷!!
 
     Second Murder Case
 
 
 
 
 
 
419 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:29:31.16 ID:tVWifpLz0
モノクマ「それでは学級裁判の簡単な説明を行いましょう!」
 
モノクマ「学級裁判では誰が犯人かを議論してもらい、最終的には投票によってクロを決めていただきます!」
 
モノクマ「過半数が正しいクロを指摘出来ればクロはおしおきされ、オマエラは再びイカロスに」
 
モノクマ「クロへの投票が過半数に満たなかった場合はシロが全員おしおきされ、クロは地球に帰還する事が許されます!」
 
鏡在「ちょっと待ちなさいよ」
 
モノクマ「どうしたの鏡在さん。前にもこんな事あったけど」
 
鏡在「なんでアタシと千里が離れてんのよ!つーかアタシの両隣遺影って何の嫌がらせなわけ!?」
 
モノクマ「えー?だって前に天馬さんの隣は嫌だって駄々こねてたじゃない」
 
鏡在「そんな事言った覚えないわよ!」
 
いや、言ってたわよ。
 
天馬「まあまあ落ち着けよ凛。どうせもう来ねえんだから気にする事もねえって」
 
広生「もうここには来ないか……いい心構えだ」
 
川田谷「それじゃあ、そのためにもまずはこの学級裁判……乗り越えないとね」
420 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:39:58.88 ID:tVWifpLz0
     【議論開始!!】

コトダマ>>417
『モノクマの証言』
『放置された台車』
『床の血痕』
 
黒頭「今回【殺害されたのは武忍影虎様】……」
 
広生「にわかには信じがたい話だがな」
 
夜方々木「でも内通者だし時間の問題だったわよね〜」
 
佛生「当然の報い……というにはいささか無惨ではありますな」
 
ミシェル「ウウ……【焼キ殺ス】ナンテソンナノ……」
 
入野「思い出しただけで気分悪くなってきたよ……」

正しいコトダマで【】を論破しろ!

↓2
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 19:42:19.23 ID:TgERvSZ00
【焼キ殺ス】→『床の血痕』
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 19:44:05.38 ID:ihSps8yTo
『モノクマの証言』で【焼キ殺ス】を論破
423 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 19:57:49.11 ID:tVWifpLz0
月読「それは違うわよ」BREAK!
 
 
月読「ミシェル、武忍は焼き殺されたわけじゃないわ」
 
ミシェル「ソ、ソウダッケ?」

月読「モノクマによると武忍の死因は絞殺なのよ……ファイルではないけど間違いないのよね?」
 
モノクマ「そこは間違いないよ!嘘ついたらクロが有利になっちゃうでしょ?」

学人「ふん、話を聞いていなかったのか」
 
ミシェル「ゴメンナサイ……」

四杖「まあまあ、ミシェルさんはあの時死体を見た事で相当気分が悪そうでしたから……」
 
夜方々木「話が耳に入らなくても無理はないわね〜」
 
広生「とにかく武忍は絞殺された……そこに間違いはないようだな」
 
音野「ですけど……だとしたらなんか変じゃありませんか?」
 
音野が言いたいのは多分あの事ね。

>>417から正しいコトダマを選べ!

↓2
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 20:00:16.82 ID:TgERvSZ00
殺害方法の違和感
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 20:00:34.70 ID:ihSps8yTo
『殺害方法の違和感』
426 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 20:22:43.00 ID:tVWifpLz0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「音野の言う通り、今回の事件には違和感があるわ」

佛生「それはいったい?」

月読「死因よ。武忍は絞殺される前に全身の骨折と内臓の損傷を負っていたみたいなの」

広生「放っておいても死ぬほどの怪我だな。むしろ即死でもおかしくない」

天馬「だったらなんでわざわざ首なんか絞めたんだ?ほっときゃよかったじゃねえか」

鏡在「そんなの簡単じゃない!犯人はあの布被りをそこまで憎んでたのよ!」

四杖「とにかく苦しめて武忍さんを殺害したかった……という事ですか」

入野「でもみんな少なからず嫌な気持ちはあったよね……」

川田谷「武忍君を一番恨んでたとしたら……」

川田谷の視線がある人物に向く。

学人「……ふん、私と言いたいわけか」

視線を向けられた人物……学人は反論もせずただ鼻を鳴らした。
427 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 20:32:36.98 ID:tVWifpLz0
音野「いくらなんでもそれは……」

夜方々木「だけど新太くんに化けた時の事もあるし〜」

天馬「あの時はあたしもマジでムカついたからな」

四杖「しかしそれが犯人と結びつける証拠というには……」

広生「弱い事は否めないな。お前自身に反論はないのか」

学人「ないな。生憎無実を証明する証拠は持ち合わせていない」

月読「このまま学人が犯人か話していても埒があかないわよ。ここは別の点から議論を進めるべきじゃないかしら」

入野「別の点って?」

月読「全身骨折と内臓損傷……どうやって武忍にそんな怪我を負わせたか、よ」
428 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 21:01:03.33 ID:tVWifpLz0
     【議論開始!!】

コトダマ>>417
『無重力体験室』
『壊されたコントロールパネル』
『放置された台車』

四杖「全身骨折と内臓損傷ですか……」

鏡在「そんだけ[ボコボコに殴った]んじゃない?」

黒頭「それには凶器が必要ですね……それも骨を折るほど頑丈な」

音野「[車で轢いた]というのはどうでしょうか!」

広生「この宇宙ステーションのどこに車があるんだ……」

天馬「あっ、ミシェルのタックルは車レベルだぜ!」

入野「えぇ、じゃあ犯人は……」

ミシェル「マッテマッテマッテマッテマッテ!?」

学人「後考えられる可能性は……[高所からの落下]か」

佛生「しかしその高所も存在しませぬが……」

川田谷「じゃあどうすれば武忍君にそんな怪我を……」

正しいコトダマで[]に同意しろ!

↓2
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:02:09.61 ID:TgERvSZ00
[高所からの落下]→『無重力体験室』
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:04:07.83 ID:hLHUHCaDO
『無重力体験室』→[高所からの落下]
431 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 21:17:37.45 ID:tVWifpLz0
月読「そのページに答えがあるわ」


月読「そうね……私は学人の考えに賛同するわ」

夜方々木「影虎くんの怪我の理由は高所からの落下だって言うの〜?」

月読「そうよ」

天馬「おいおい!いくらなんでもそれはねえだろ!そんな高所どこにあんだよ!」

月読「無重力体験室よ。あの部屋は天井まで15mはある」

入野「天井までって……」

四杖「それは確かに天井は高所でしょうが……」

月読「無重力体験室は文字通り無重力を体験する部屋よ」

月読「つまり武忍の怪我の理由は……」

・無重力を高所で切られた
・無重力で天井に激突した
・無重力から急激に重力をかけられた

正しい選択肢を選べ!

↓2
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:21:25.82 ID:TgERvSZ00
無重力から急激に重力をかけられた
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:24:28.57 ID:L3Emq4Kzo
無重力から急激に重力をかけられた
434 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 21:34:20.35 ID:tVWifpLz0
月読「無重力から重力を急激にかけられたのよ」

天馬「よく漫画であるあれか!それならそうなってもおかしくねえな!」

広生「重力の負荷により全身にダメージを与えたわけか……」

川田谷「えっと、それで高所からの落下って話は?」

月読「……」

四杖「あの……差し出がましいようですが、それなら犯人もただではすまないのでは?」

天馬「つまり骨折れてんのが犯人か!」

天馬「……いねえじゃねえか!どうなってんだよ月読!」

月読「……」

さて、切り換えましょう。

・無重力を高所で切られた
・無重力で天井に激突した
×無重力から重力を急激にかけられた×

正しい選択肢を選べ!

↓2
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:37:35.99 ID:hLHUHCaDO
無重力を高所で切られた
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 21:37:38.57 ID:L3Emq4Kzo
無重力を高所で切られた
437 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 21:42:01.62 ID:tVWifpLz0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「無重力を高所……おそらく天井付近で切られたのよ」

学人「その結果武忍は落下し負傷した……という事か」

月読「そうよ。むしろこれ以外に方法はないわ」


天馬「追い抜いてやるよその推理!」反論!


天馬「ちょっと待てよ月読!やっぱり変だろそれは!」

月読「変……何がかしら?」

天馬「今からそれを説明してやるぜ!遅れんなよ!」

貴女は走るつもりなの?
438 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 22:08:04.04 ID:tVWifpLz0
   【反論ショーダウン開始!】

コトノハ>>417
『床の血痕』
『壊されたコントロールパネル』
『壊されていた照明』

天馬「月読!お前の考えを否定したいわけじゃねえ!」

天馬「だけどあたしにはどうしても納得出来ねえんだよ!」

月読「納得出来ない……」

月読「それはいったい何なの」

天馬「お前は武忍を甘く見すぎなんだよ!」

天馬「そりゃあの野郎でも天井近くから落とせば怪我するだろうよ!」

天馬「でもあの武忍がそれを黙って受け入れるわけがねえんだ!」

天馬「お前は【武忍がいくらでも抵抗出来た】って事が頭から抜けてんだよ!」

正しいコトノハで【】を斬れ!

↓2
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:12:00.12 ID:L3Emq4Kzo
『壊されていた照明』で【武忍がいくらでも抵抗出来た】を斬る
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:12:12.09 ID:hLHUHCaDO
『壊されていた照明』→【武忍がいくらでも抵抗できた】
441 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 22:26:13.48 ID:tVWifpLz0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」


月読「そうね、確かにあの武忍なら抵抗出来たでしょうね」

天馬「だろ!」

月読「だけどもしその時無重力体験室が真っ暗だとしたらどうかしら?」

天馬「どういうこった?」

月読「無重力体験室の照明は全て壊されていたのよ。入野、四杖、貴方達が行った時無重力体験室は真っ暗だったのよね?」

入野「うん、間違いないよ!」

四杖「はい、ホールからの明かりだけが頼りでした」

天馬「……じゃあ武忍は真っ暗な中でどうしようもなかったって事か」

月読「そういう事ね」


鏡在「その推理ダサいのよ!」反論!


鏡在「ちょっと待ちなさいよ月読!アンタ自分の言ってる事のおかしさ気付いてないわけ!?」

月読「……おかしさですって?」

鏡在「千里、後はアタシに任せなさい!」

鏡在「アタシが完璧な反論ってのを見せてやるわ!」
442 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 22:37:37.40 ID:tVWifpLz0
   【反論ショーダウン開始!】

コトノハ>>417
『音声アナウンス』
『音野の証言』
『武忍の行動』

鏡在「月読!アンタは言ったわね!」

鏡在「布被りは無重力体験室が真っ暗だから抵抗出来なかったって!」

月読「そうよ。事実無重力体験室は真っ暗だったわ」

月読「それは武忍の抵抗を阻止するためだったはずよ」

鏡在「アンタバカ!?」

鏡在「真っ暗なら困るのは犯人も一緒でしょうが!」

鏡在「布被りみたいに【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】じゃないのよ!」

正しいコトノハで【】を斬れ!

↓2
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:39:51.51 ID:hLHUHCaDO
『音声アナウンス』→【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:41:22.31 ID:L3Emq4Kzo
『音声アナウンス』で【犯人だって真っ暗じゃ無重力切れない】を斬る
445 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 22:57:00.61 ID:tVWifpLz0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」


月読「暗闇の中で動けない……でも犯人にそれでも無重力を切るための手段があったのよ」

鏡在「手段って何よ!」

月読「音声アナウンスよ」

月読「無重力状態を操作するコントロールパネル……あれから音声アナウンスが流れているのを聞いたわ」

月読「それを頼りに犯人は無重力を切ったのよ」

川田谷「えっ、だけど俺が操作した時そんなの鳴ったっけ……」

月読「聞こえなかったのよ。だって音声アナウンスの音量は一番小さなものだったんだから」

あれじゃあ、アナウンスの意味がまるでないわね……

音野「あれ?でもそれだけ小さいなら、犯人も聞こえなかったんじゃないですか?」

月読「そうね、普通なら無理よ」

夜方々木「響ちゃんならいけるんじゃないの〜?超高校級のバイオリニストだし〜」

音野「わ、私ですか!?」

月読「音野にはアリバイがあるわよ。私が保証するわ」

学人「……おい月読。お前さっきの言い方からして目星がついているのか」

月読「そうね……正直裁判前から一人可能性があると思った人間がいるわ」

真っ暗闇で最小の音量を聞いて動けた人物……

それは音野を除けば一人しかいないはずよ。

人物を指名しろ!

↓2
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:58:02.86 ID:XDBYUgo80
佛生
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 22:59:20.71 ID:L3Emq4Kzo
佛生
448 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 23:12:45.34 ID:tVWifpLz0
月読「それは貴方ね」


月読「佛生」

佛生「……」

月読「貴方の耳なら出来るはずよ。あの音声アナウンスを聞いて無重力を切る事が」

月読「そして貴方には暗闇なんて関係ないはずよ。だって貴方は、盲目なんだから」

佛生「……なるほど」

錫杖を鳴らしながら佛生はただそれだけを呟く。

佛生「某が武忍殿を殺めたと……月読殿はそう仰るのですな」

月読「反論があるなら聞くわ」

佛生「ふむ、そうですな……ならばしばし問答に付き合ってもらうとしましょうぞ」

佛生「それでは……いざ」

   【学級裁判中断!!】
449 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/12(火) 23:13:22.43 ID:tVWifpLz0
本日はここまでで。
次回学級裁判完結までいきたいと思います。
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 23:16:58.71 ID:hLHUHCaDO
乙です
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/12(火) 23:17:04.35 ID:XDBYUgo80
乙乙
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/13(水) 00:03:04.54 ID:SVF7CfKvo
乙でした
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/19(火) 18:57:13.82 ID:CxVgPQGfo
期待
454 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/20(水) 22:42:33.46 ID:AM9eGT+A0
なかなか予定が取れずすみません。
遅くても金曜日には更新します。
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 00:29:11.97 ID:81ZLoQYto
待ってます
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/21(木) 07:10:45.51 ID:W72Q688DO
了解
457 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/22(金) 22:20:19.79 ID:zMPn01kA0
    【学級裁判再開!!】

月読「……」

佛生「……」シャン

天馬「おいおい……マジで佛生がやったってのか?」

鏡在「アタシに聞かないでよ!」

広生「どうなんだ佛生。今お前は疑われているわけだが」

佛生「ふむ……そうですな。それでは月読殿」

月読「何かしら」

佛生「某の罪過であると仰るのならば、その証を立てていただきたい」

黒頭「確かに、ここまでの話は佛生様ならば可能という推測でしかありませんね」

入野「えっ、だったら他に誰かいるの?」

学人「それを話し合っているんだろうが」

佛生が無重力体験室を壊した犯人である証明、ね……
458 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/22(金) 22:41:52.14 ID:zMPn01kA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>417
『壊されたコントロールパネル』
『武忍の行動』
『音野の証言』

四杖「佛生さんの犯行を証明する証拠ですか……」

天馬「[パネルの小さい音聞けたのは佛生だけ]じゃねえのか?」

鏡在「音野だって聞けたんじゃない?」

音野「それは……」

入野「[真っ暗な部屋で動けた]のは証明にならないの?」

川田谷「うーん……黒頭さんや広生君なら出来たかもしれないよ?」

広生「実際に見ていない以上否定は出来ないな」

黒頭「そうですね……」

夜方々木「[空也くんしか残せない痕跡]でもあればいいんだけどね〜」

正しいコトダマで[]に同意しろ!

↓2
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:44:21.62 ID:m0LT6oKpo
『壊されたコントロールパネル』で[空也くんしか残せない痕跡]に同意
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:45:27.84 ID:0b2BwAGa0
『壊されたコントロールパネル』で[空也くんしか残せない痕跡]
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/22(金) 22:45:38.88 ID:mVYFEFODO
『壊されたコントロールパネル』→[空也くんしか残せない痕跡]
462 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/22(金) 23:06:35.27 ID:zMPn01kA0
月読「そのページに答えがあるわ」


月読「佛生にしか残せない痕跡……それならあるわ」

佛生「……」

入野「えっ、なにがあったの!」

月読「無重力体験室のコントロールパネルは壊されていたのよ」

ミシェル「壊サレテ……?」

広生「それが佛生にしか残せない痕跡なのか?」

月読「問題はその壊され方よ」

月読「コントロールパネルはまるで丸いもので突いたかのような形で壊れていたわ」

音野「丸いもの……あっ、もしかして……」

佛生「……」シャン

月読「佛生、貴方はその錫杖でコントロールパネルを突いたのよ」

月読「スイッチを切る自信がなかったか、もしくは不都合な事があったのか……それはわからないわ」

月読「納得出来ないならその錫杖を調べれば痕跡が出てくるかもしれないわね」

月読「貴方にはそれを確かめるのも、困難でしょうから」

佛生「…………」

学人「調べさせてもらうぞ佛生」

佛生「いえ、それには及びませぬ」

佛生「やはり、罪とは暴かれるものですな」
463 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/22(金) 23:23:22.55 ID:zMPn01kA0
川田谷「認めるのかい?」

佛生「いかにも」

佛生「武忍殿を殺めたのは某でございます」

天馬「なんでそんな事しやがったんだ!あの動機のせいかよ!?」

佛生「……そうではありませぬな。某が武忍殿を殺めたのは前々からの考えによるもの」

月読「あの問は、武忍の殺害を考えていたからなのね」

佛生「このままではまた武忍殿は殺人の引き金をひく……それならばこの罪人の命をもってその芽を摘もうと」

学人「ふん、ならばなぜすぐに名乗りでなかった?自分の命が惜しくなったか?」

佛生「……その通り。所詮某はその程度の男、という事」

四杖「佛生さん……」

佛生「……どうか裁きを」

そして佛生は黙り込んだ。

鏡在「これでまた終わったわけね」

モノクマ「あっ、終わったの?それじゃあ早速投票タイムにしようか!」

月読「……残念だわ、佛生」

佛生「……」

月読「そんな嘘をつかれるなんて、ね」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 08:01:31.14 ID:o6Nm/oMDO
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 15:17:54.29 ID:SGYLaqVjo
続き気になるなあ
466 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/23(土) 21:20:30.75 ID:v6SLtTE+0
佛生「……!」

四杖「嘘、ですか?」

月読「確かに佛生、貴方は無重力体験室のコントロールパネルを壊して武忍に重傷を負わせた犯人でしょう」

月読「だけど武忍の死因は絞殺。貴方はどうしてそのやり方を選んだのかしら」

月読「貴方の動機が事実ならそれだけ苦しめたかったというのは、不自然よね?」

佛生「……」

入野「えっと、とどめをさしたかったんじゃないの?」

月読「そんな事をしなくても武忍は死ぬわ。どうしてもそうしたいなら錫杖で殴ればいい」

月読「無重力体験室そのものを凶器にしておきながら、さらに首を絞めるなんて不自然過ぎるのよ」

月読「そうね、まるで……首を絞めたのは別人みたいにね」

佛生「月読殿……いささかそれは発想の飛躍が過ぎるというもの」

月読「だったらこれについて説明してもらえるかしら?」

もし私の予想が正しいなら……佛生は答えられないはずよ。

書庫に放置された……コレについてね。

>>417から正しいコトダマを選べ!

↓2
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 21:25:47.99 ID:BZIgnMfe0
放置された台車
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 21:28:17.61 ID:o6Nm/oMDO
『放置された台車』
469 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/23(土) 21:51:19.16 ID:v6SLtTE+0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「じゃあ書庫にあった台車について説明してもらえるかしら?」

佛生「台……車……」

月読「あらどうしたの?あれは書庫には元々なかった物だから、武忍を焼却炉まで運ぶのに使ったと私は推測してるんだけど」

天馬「あれそうだったのかよ!?じゃあ凛はそんなもんに躓いて……」

鏡在「言わせないわよ!?」

学人「どうなんだ佛生」

佛生「そう、でしたな……しかしその台車について何を聞きたいと?」

月読「簡単な話よ。書庫にはなかったあれを貴方はどこから持ち出したのかしら」

佛生「ふむ、それはもちろん倉庫……」

月読「そう」

佛生「……!」

気付いたみたいね。

だけどもう遅いわ佛生。

今の貴方の発言は矛盾してるのよ。

>>417から正しいコトダマを選べ!

↓2
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 21:53:29.33 ID:BZIgnMfe0
倉庫の状態
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 21:53:29.42 ID:ngUz3loa0
『倉庫の状態』
472 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/23(土) 22:20:17.72 ID:v6SLtTE+0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「残念だけど佛生、倉庫に台車はないのよ」

佛生「……!」

四杖「倉庫の物はだいたい把握していますけど、台車は確かにありませんね」

鏡在「じゃああの台車はどっから出てきたのよ!」

月読「それは後で議論しましょう。それより重要なのは」

佛生「……」

月読「佛生、貴方が台車のありかを知らなかったという事よ」

佛生「むっ、ぐうっ……!」

音野「佛生さんは犯人を騙っていたという事ですか?」

天馬「なんのためにだよ?そんな事したら自分も死ぬんだぜ?」

佛生「待って、いただきたい」

黒頭「佛生様?」

佛生「某は決して嘘などついておりませぬ」

広生「ならば台車の件はどう説明するつもりだ?」

佛生「それはこれより、話すといたしましょう」
473 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/23(土) 22:48:44.01 ID:v6SLtTE+0
     【議論開始!!】

コトダマ>>417
『焼却炉』
『学人の調査結果』
『白い燃えかす』

佛生「ご存知の通り【某は盲目】」

佛生「故に台車が倉庫に存在していたと思い違いをしていたのです」

広生「台車を使用はしたがその場所はわからないと言うのか」

佛生「いかにも」

天馬「じゃあいったいどっから持ってきたんだよ!」

佛生「わかりませぬな。某は倉庫だと今の今まで思っておりました」

学人「あくまで焼却炉で死体を燃やす所まで自分で行ったと主張するか」

佛生「某が犯人である以上それが事実ですからな」

佛生「某は武忍殿を殺めた後、台車で書庫まで運び【焼却炉でその遺体を燃やした】」

佛生「これが全てでございます」

正しいコトダマで【】を論破しろ!

↓2
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:51:00.49 ID:kJ+OB2ws0
【焼却炉でその遺体を燃やした】に『白い燃えかす』
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/23(土) 22:53:42.00 ID:I17QMAPzo
『焼却炉』で【焼却炉でその遺体を燃やした】を論破
476 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/23(土) 23:05:13.38 ID:v6SLtTE+0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「どうやって?」

佛生「どう、とは……」

月読「あの焼却炉は無重力体験室みたいに音声アナウンスはついてないのよ」

月読「その状態で貴方はどうやって焼却炉に遺体を入れてどうやって焼却炉を操作したのかしら」

月読「まさか手探り……とでも言うつもり?」

佛生「……!」

月読「佛生、もう諦めなさい」

月読「貴方が武忍を絞殺したなんて、もう誰も信じやしないわよ」

佛生「……」シャン

佛生「……」シャンシャンシャンシャンシャンシャンシャンシャン!!

佛生「むぐおおおおおおおおおおお!!」

佛生「申し訳、ありませぬ……」

月読「認めるのね?貴方は武忍を殺してはいないと」

佛生「……某は武忍殿を呼び出し、無重力体験室にて傷を負わせました」

佛生「しかし、その後は……何も、知りませぬ」

やっぱり佛生は犯人じゃなかったのね……
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/24(日) 01:09:21.78 ID:OrQRXL3DO
478 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/25(月) 23:02:45.99 ID:vncaz37A0
入野「えっと、つまり空也くんは犯人じゃないの?」

広生「にわかには信じがたいが、そうなるな」

夜方々木「じゃあ誰が犯人なの〜?」

月読「それはこれから議論しないといけないわね……」

四杖「し、しかし今まで議論した事はほとんど佛生さんの行った事……」

学人「議論していない面から探すしかないだろう」

天馬「そういや、あの台車って結局どこのなんだよ」

黒頭「佛生様はご存知ないんですよね?」

佛生「某は、武忍殿を放置して立ち去りましたので」

鏡在「役に立たないわね!だいたい倉庫に台車ぐらい用意しときなさいよ!」

モノクマ「ええー!普通そこでボクに飛び火させる?」

川田谷「だけど本当に困ったね……犯人についてまるで出てこない」

音野「佛生さんに便乗したようにも見えますよね……」

月読「……」

あの台車はいったいどこから……
479 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/25(月) 23:58:16.43 ID:vncaz37A0
ミシェル「ア、アノ……」

天馬「どうしたよミシェル」

ミシェル「台車ナラ……トレーニングルームニアッタ……」

鏡在「ちょっとそれ本当!?」

ミシェル「ヒイ!」コクコク

広生「トレーニングルームにだと……トレーニングルームには出入りしていたがまるで気付かなかったぞ」

黒頭「わたしもです……ミシェル様、その台車はどちらに?」

ミシェル「エット……自動販売機ノ下ニ」

月読「自動販売機の下ですって……」

私が見た時にはそんな物があったの気付かなかったわ……

川田谷「なんでそんなわかりにくい所に……」

入野「うーん、他にはないみたいだしそれを使ったのかな……」

四杖「しかしそうなると……少なくとも犯人はトレーニングルームに出入りして台車の存在を知っていた人物という事になりますね」

音野「あ、あまり手がかりにはなりませんね……誰が入ったかなんてわかりませんし」

480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 08:13:20.63 ID:RDBt5rbwo
乙です
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/26(火) 17:39:25.70 ID:d0RuSITDO
482 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/27(水) 22:52:02.39 ID:qCy1gahA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>417
『白い燃えかす』
『床の血痕』
『学人の調査結果』

天馬「ちくしょう!犯人が全然わかんねえぞ!」

鏡在「もうこの際そこの坊主で良くない?」

広生「いいわけないだろう」

四杖「【トレーニングルームに出入りしていた記録】でもあれば……」

入野「【一時間もある】とアリバイからも難しいよね」

川田谷「これは少しまずいかな……」

正しいコトダマで【】を論破しろ!

↓2
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 22:54:31.15 ID:sX2eUQkDO
『学人の調査結果』→【一時間もある】
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 22:54:33.34 ID:poC50BHPo
『学人の調査結果』で【一時間もある】を論破
485 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/27(水) 23:08:37.79 ID:qCy1gahA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「いえ、今回の死亡推定時刻は絞り込めるわ……学人」

学人「そうだな」

入野「二人だけでわかってないで教えてよー!」

月読「あの燃やされた死体だけど、学人によれば七時半前後に焼却炉に入れられたみたいね」

夜方々木「そんなのわかるの〜?」

学人「当たり前だ。お前達と違って天才なんでな」

入野「言い方!」

月読「燃焼も立派な科学よ。学人の才能ならまず間違った時間は……」


広生「悪の推理はこの手で挫く……!」反論!


広生「待て月読。その時間は本当に正しいと言えるのか?」

月読「……貴方は異を唱えるみたいね」

広生「ああ、その結果で議論の方向性が決まるからな!」
486 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2017/12/27(水) 23:18:12.65 ID:qCy1gahA0
   【反論ショーダウン開始!!】

コトノハ>>417
『音野の証言』
『床の血痕』
『武忍の行動』

広生「死体が焼却炉に入れられたのは七時半前後……」

広生「それがわかるのは超高校級の科学部である学人だけ」

広生「そうだな月読」

月読「そうね」

月読「私もさすがにそこまではわからないわ」

広生「ならばそれを鵜呑みには出来ないはずだ」

広生「学人も容疑者の一人……嘘をついても誰にもわからん」

広生「【学人の証言だけで死亡推定時刻の確定】は不可能だ!」

正しいコトノハで【】を斬れ!

↓2
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 23:20:20.63 ID:poC50BHPo
『音野の証言』で【学人の証言だけで死亡推定時刻の確定】を斬る
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/27(水) 23:21:19.66 ID:sX2eUQkDO
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