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【ミリマス】その仕事場は(プロちゃんにとって)タブー
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/10/20(金) 06:33:55.09 ID:BDU4dsSw0
「あの、お客様」
振り向き驚く天使かな? あ、違う。立っていたのは星梨花ちゃん。
いつの間にやらレジを離れ、私たち二人の傍にまで。
「さきほどから熱心に、何かをお探しされてるようですが。……よろしければ、私にご相談してください!」
噂をすればにゃんとやら。いつもの満点スマイルで星梨花ちゃんがプロちゃんに声かけた。
……どうもこの感じから察するに、私たちの正体には運よく気づいてないっぽい。
しかも店員としてのやる気に満ち、その目は「相談ください!」とビビッてしてる。
プロちゃんがチラリとこっちを見る。私も「どーするの?」なんてアイコンタクト。
するとプロちゃん、手に持ってたショーツを星梨花ちゃんの鼻先でひらつかせ。
「いやね、ワテらこのランジェリーショップの評判聞いて、大阪から買いに来たってん」
「大阪! わざわざ遠いところからお越し下さったんですね」
は、はぁ!? なんやのんそれっ!!? 突如として繰り出された胡散臭すぎる関西弁に思い切り驚いちゃう私。
けどけどプロちゃんはお構いなしって顔のまま、星梨花ちゃんとの会話を続けてく。
「せや、おまけに妹のヤツ一人じゃ店に入られへんて――」
「そっ、そんなんウチは言うてないで!?」
「今もな、男やのに下着選びに付き合わされとったんよ。……かなわんわー」
「ちょ、ちょお待ち! 待ちや! タンマタンマッ!!」
なんて、気づけば茜ちゃんも見事に役に乗せられて流されちゃっているけれど。
星梨花ちゃん、こんな胡散臭い人の言ってることアッサリ信じちゃダメだからね!?
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