王馬「東条ちゃんって性欲あるのかなー?」

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1 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/15(日) 01:00:23.56 ID:6KmXami80
(エロい展開は)ないです。
基本的に男子のトークが中心です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507996819
2 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/15(日) 01:02:53.09 ID:6KmXami80
天海「やぁ、真宮寺君。ちょっと待たせちゃったすかね?」

真宮寺「いいや、僕も今来たところだヨ」

星「……今日は俺も邪魔させて貰ってるぜ」

天海「あ、星君。珍しいっすね。何かいいことでもあったんすか?」

星「何、今朝の料理が気に入っただけさ」

真宮寺「ククク……なら、キミの今日の話題は決まったようなものだネ……」

百田「よう!お、今日は珍しく全員揃ってるみたいだな!」

天海「やあ、おはようっす百田くん」

真宮寺「じゃあ、早速活動開始だネ……皆がどんな話題を持ち寄り、発展させていくのか……今から興味が尽きないヨ」

星「フン。そんな大げさなことじゃねーさ」

百田「その前に、ちょっといいか?今日はお前たちに……新メンバーを紹介するぜ!」

天海「新メンバー?それって誰っすかね?」

真宮寺「まァ、何となく予想はつくヨ……」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/15(日) 01:04:37.15 ID:6KmXami80
百田「よし、入ってこい、終一!」

最原「……はは。やぁ、みんな」

真宮寺「ククク……やっぱりネ」

天海「最原君っすか。成る程、って感じっすね」

星「へぇ……最原か。最近は女子とばっかりつるんでたみたいだが、どういう心境の変化だ?」

最原「うぐぅ!?」

百田「まぁまぁ、そう言うなって!ま、確かに俺も最近は終一とあんまりコミュニケーション取れてなかった気がしたからな」

最原「百田くん達がたまに図書館で集まってるって話を聞いて、僕も混ぜて貰えないかお願いしたんだ」

百田「おう!そういうわけで二つ返事でOKを出したわけだが、問題ないよな?」

天海「いいんじゃないっすかね?最原君なら大歓迎っすよ」

真宮寺「僕も問題ないヨ。超高校級の探偵である最原君なら、僕達とはまた違った視点で『彼女』を観察してくれるかもしれないからネ」

星「最原なら口も固そうだし、余計なことを言いふらしたりもしないだろうし……ま、いいんじゃないか?」

最原「あ、ありがとう……みんな」

最原(うぅ……これは結構、罪悪感が大きいな……)
4 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/15(日) 01:06:07.44 ID:6KmXami80

〜〜〜〜

最原『え?調査の依頼……?』

赤松『う、うん……正直、私は気が進まないんだけどね……』

茶柱『何を仰っているんですか!女子のピンチなんですよ!?』

最原『えっと……話が見えないんだけど……』

東条『私も乗り気ではないのだけれど……一応、当事者でもあるみたいだから私から説明させてもらうわね』

最原(当事者?東条さんが?)

東条『最近、一部の男子が……図書室に集まって何かしているらしいのよ』

最原『図書室に……?』

東条『最原君には、彼らが一体何をやっているのか……それを調べて貰いたい、ということらしいわ』

最原『……その説明だけだとまだイマイチピンと来ないんだけど……その人達に直接聞いちゃ駄目なの?』

茶柱『何を言ってるんですか!そんなことをしたら、証拠を隠滅されてしまうじゃないですか!』

最原『そ、そんな大げさな……そもそも、誰が集まってるのかな?東条さんが当事者、っていうのも気になるところだけど』

春川『……それは私から説明するよ』スッ

最原『え……!?春川さん……!?』
5 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/15(日) 01:11:11.25 ID:6KmXami80
春川『……何?私がいるのがそんなに意外?』

最原『い、いや……そういうわけじゃ』

春川『話戻すよ。まず、東条が当事者、ってところだけど……』

春川『ここ最近、何人かの男子が時々東条のことチラチラ見てるんだよ。たまたまとかそういうのじゃなく、明らかに意図的にね』

最原『……それって、つまり』

春川『そう、最初に気付いたのは私ってこと。それで、そいつら全員がその後図書室に集まってる……偶然だとは思えないでしょ?』

最原『……それだけじゃ、なんとも言えないかな。確かに気になることかもしれないけど…』

最原『当事者である東条さんが気にしてないのなら、第三者である僕達が口出しするほどのことじゃないと思う』

茶柱『キエエエエエエエエエエエエエ!やっぱり最原さんも男死の味方をするんですね!許せません!今すぐネオ合気道の餌食に――』

春川『黙ってて。殺されたいの?』ギロッ

茶柱『は、はい!スイマセンでした……』

春川『……まぁ、最原ならそう言うだろうとは何となく思ってたよ。でも……』

春川『これから話す情報を聞いたら……最原だって依頼を受けざるを得なくなるはずだよ』

最原『……え?』

春川『ある意味、最原にも関わってくる事だしね』

最原『それって、一体……?』

春川『――その変な集会のメンバーの1人は……百田なんだよ』
6 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/15(日) 01:11:40.93 ID:6KmXami80
今日は以上です
7 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/16(月) 23:51:44.22 ID:S6DUg57n0
〜〜〜〜

最原「……」

百田「どうした?終一。急に黙ってよ」

最原「あ、いや……他の男子はメンバーじゃないんだね」

星「ああ。俺がいるのにキーボやゴン太がいないってのは、確かに妙に思うかもしれねぇがな」

最原「いや、そういうわけじゃ……って、王馬君もだよね?」

百田「ああ、王馬な……他のやつも含めて、別にハブってるわけじゃないんだが……ちょいとばかし事情があってな」

最原「事情?」

百田「ま、それも含めて追い追い説明してやるから。まずは歓迎会だ!」

真宮寺「まァ、既に見知った間柄だけどネ」

天海「最原君はコーラでいいっすか?」

最原「あ、うん。ありがとう」


最原(……メンバーは、真宮寺君、天海君、星君、そして百田君……確かに春川さんの報告通りみたいだ)
8 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/16(月) 23:55:13.78 ID:S6DUg57n0
〜〜〜〜

最原『百田君が……!?でも、それが僕にも関わることって、どういう意味?』

春川『……アンタさ、ここ最近、百田と一緒に行動した覚えある?』

最原『え?』

最原(ここ最近一週間は……確か……)

最原(夢野さんのマジックの練習に付き合ったり、入間さんの発明の実験体にされたり……)

最原(東条さんに料理を教えて貰ったり、春川さんと一緒に茶柱さんのネオ合気道の特訓に参加したり……)

最原(あとは、赤松さんと一緒にピアノの練習を……?)

最原『……全然百田君と絡んだ覚えがない!?』

最原『いや、それどころか……男子と一緒に過ごす機会すら全くなかった!?』

最原『も、もしかして僕……ハブられてるんじゃ……!?』ガーン

赤松『そ、それは違うよ!きっと皆、最原君に気を使って誘いにくかったんだと思うよ……多分』

入間『いっつも女の尻ばっか追っかけてる、軽薄で必死な童貞野郎だと思われてるかもな!ヒャーッヒャッヒャ!』

最原『うわあああ!』

赤松『も、もう!入間さん少し黙ってて!』

入間『は、はひいいい!』
9 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/16(月) 23:59:49.70 ID:S6DUg57n0
春川『まぁ、最原の自業自得な面もあるからそれは置いておいて』

白銀『あ、置いておいちゃうんだ……』

春川『……おかしいと思わない?いくら最原の予定が埋まってたからって……』

春川『百田が何かそういう集まりに参加するなら……真っ先にあんたを誘うはずだよ』

最原『……!』

春川『一応聞いておくけど、百田と喧嘩とかしてないよね?』

最原『……いや。確かに、ここ最近は百田君とじっくり話す機会は無かったけど……』

最原『それでも、喧嘩をしたり気まずくなったりとか……そんな覚えはないな』

春川『なら、決まりだね。百田はあんたにも言えないようなこと良からぬことをしようとしてるか』

最原(良からぬって……大げさな……)

春川『――それか、『女子といつも一緒にいる』最原だから……言いにくいことだったのか、ってところだね』

最原『……!成程、春川さんが言いたいことがわかったよ』

最原『僕経由で女子に秘密が漏れてしまうかもしれない……それを恐れて百田君は僕を誘えなかった。春川さんはこう考えているんだね?』

春川『そういうこと。だから私から……じゃなくて『女子全員』からあんたに依頼したいのは――』

春川『これから数日間男子と一緒に行動して、信用を得てから……』


春川『その怪しげな集会に参加して――目的を探ること、だよ』

10 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/17(火) 00:00:44.08 ID:CykoLTWv0
以上です
11 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/17(火) 23:35:17.44 ID:CykoLTWv0
最原『……正直、百田君が何か悪いことを企むとは思えない』

春川『……』

最原『――だけど、僕も個人的に気になってきたし……その依頼、引き受けるよ』

春川『……ありがと。じゃ、早速今日からお願いね』

白銀『ええ!ちょ、ちょっと、それは地味に困るよ!最原君には、今日これから私の作った衣装を試着してもらうことになってたんだよ!?』

アンジー『そうだよー!終一、明日はアンジーの絵のモデルになってくれるって約束してたよね?』

東条『私が言うのも何だけど……最原君はもっと自分のために時間を使ったほうが良いのではないかしら』

最原『ははは……否定出来ないね……』

春川『もう決まったことだから。皆も、いいね?』

茶柱『は、はい!』

白銀『うう……せっかく最原君に似合いそうなキャラの衣装を仕立てて来たのになぁ……』

赤松(しばらく最原君はお預けかぁ……)

東条『私は本当に気にしてないのだけど……』

春川『決まりだね。じゃあ、最原後はよろしく。私も何か分かったら情報は伝えるから』

最原『う、うん』
12 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/17(火) 23:37:08.72 ID:CykoLTWv0
最原(女子全員からの依頼、って話だけど……)

最原(どう考えても、春川さんが一番入れ込んでるよね)

最原(……まず間違いなく、百田君が絡んでるせいだろうなぁ)

アンジー『終一、終一。ちょっといいー?』ヒソヒソ

最原『ん?どうかしたの、アンジーさん』

アンジー『斬美のためだから仕方なく終一との約束を譲ってあげたけど……その埋め合わせはしてほしいなー』

最原『あ、そうだったね。ゴメン、アンジーさん。この依頼を完遂したら、今度こそモデルに……』

アンジー『ううん。モデルはもう大丈夫』

最原『え?』

アンジー『そのかわり……今度一緒になった時には、終一と『柔軟体操』したいんだー』

最原『……『柔軟体操』?』

アンジー『そう、柔軟体操。アンジーがいた島ではねー、仲良くなったら一緒に柔軟体操するのが普通だったんだよ』

最原(友好の証、ってことかな?なんで柔軟体操なのかはわからないけど……)

最原『そんなことで良かったら、付き合うよ』

アンジー『にゃははー!神ってるね〜!じゃあ、約束だよ?もし約束を破ったら……』

アンジー『――バチが当たるよ?』

最原『う、うん……』
13 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/17(火) 23:40:20.57 ID:CykoLTWv0
以上です
14 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/18(水) 20:53:04.82 ID:hgIb/82D0
〜〜〜〜

百田「まぁ、飲め飲め!俺のおごりだ!」

最原「あ、ありがとう……」

真宮寺「食堂から勝手に持ってきただけだよネ?」

星「うちの学園はそこんところ緩いから、まぁ問題ねーだろ」

天海「あ、ポテチもあるっすよ?」

最原「図書室でポテチっていいのかな……?」

〜〜〜〜

百田『一時期お前が女子のところばっかり行ってたからよ、俺との友情を忘れちまったのかと思って寂しかったぜ』

最原『ははは、ごめんね。何か気付いたら頼まれごとが溜まっててさ』

真宮寺『超高校級の探偵としての仕事だけじゃ無さそうだったよネ。まァ、男子の中では一番、君が頼みを聞いてくれそうってのはわかる気がするヨ』

天海『同感っすね。なんというか最原君は、お人好しのオーラが出てるっすよ』

星『都合のいい男、と思われるかもしれねぇぞ。程々にしておいた方がいいんじゃねぇか?』

最原『……そうだね。気をつけておくよ』



夢野「……実際、今もこんなことを引き受けておるしのう」

赤松「や、やっぱりこんなのやめたほうがいいって……。バレたら最原君だってどう思われるか……」

春川「最原だって了承してることだよ。アイツを疑うわけじゃないけど……男子を庇って嘘の証言をする可能性だってあるわけだし」
15 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/18(水) 20:54:23.43 ID:hgIb/82D0
白銀「で、でも……流石に隠し撮りみたいなことは止めたほうがいいんじゃないかなぁ……?」

入間「今更何言ってやがる!俺様に色々作らせたくせによ!」

茶柱「あの……何故転子の研究室に集まったのでしょうか……?」

春川「他の男子が間違っても入ってこないような場所が良かったからね。入間、もうちょっと大きなモニター用意できなかったの?」

入間「無茶言うなよ!昨日の今日でここまで用意してやったんだから、もっと俺様に感謝しろよな!」

アンジー「んー。なんだかアンジーもコーラ飲みたくなってきちゃったよ」

東条「私が用意するわ」

赤松「あ、いいよ私がやるから。東条さんは座ってて」

茶柱「転子もお手伝いします!」

東条「でも……」

茶柱「東条さんは気にせず、モニターに集中して男死の悪行を目に焼き付けて下さい!」

東条「……困ったわね」
16 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/18(水) 20:55:46.96 ID:hgIb/82D0
〜〜〜〜

最原(上手く写ってるかな?しかし、流石は入間さんだな……これだけ至近距離で見てもただのボタンにしか見えないよ)

最原(春川さんが考案し、入間さんが制作したこの『ボタン型小型カメラ』は……マイク内蔵で音声も拾える優れものだ)

最原(僕の学生服のボタンの一つをこれに変えている……おそらく皆も気づかないだろう)

最原(音声だけでなく、映像も送ってしまうから……筆談で皆に注意を促すことも出来ない)

最原(僕としては、皆が変なことを言わないことを祈るしか無い……!)


最原「早速だけど、この集まりは何を目的とした、どういう集まりなのか……教えてもらってもいいかな?」

真宮寺「そうだネ。言葉にするのはちょっと難しいけど……」

百田「そんな難しいもんでもねーだろ。この百田解斗が命名した素晴らしい名前があるじゃねーか!」

天海「……あれ、本気で言ってたんすか?だとしたら最原君に言うにはちょっと恥ずかしいんすけど」

星「俺は名前なんて気にしねぇ。好きなように呼びな」

百田「よし!過半数の承認を得たから正式決定だな!」

真宮寺「……ぼくはまだ何も言ってないヨ?」


百田「俺達は――『キルミーファンクラブ』だ!」

最原「……へ?」
17 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/18(水) 20:57:18.01 ID:hgIb/82D0
以上です
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/18(水) 21:53:42.13 ID:WzN+vbRW0
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 01:12:58.75 ID:nmo4lQXu0
つまりKFCか
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 09:40:06.77 ID:pKbFIT2vO
どしたのわさわさ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/19(木) 13:50:27.83 ID:xVNXKnCC0
これは怪しまれないためにもキルミーをベタホメしないといけないねぇ
赤松やアンジーに監視されている中で
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 21:01:46.78 ID:XxneTkp50
支援
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/20(金) 22:14:42.52 ID:3MJtRfiio
やはりキルミーは神アニメだった
24 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/20(金) 22:25:39.95 ID:tPRhPCvx0
〜〜〜〜

「「……」」シーン


春川「……何それ」

赤松(キルミーって……)チラッ

茶柱(東条さんのこと……ですよね?)チラッ

アンジー(モテモテだね斬美ー)ジーッ

東条「……無言で私を見るのはやめてくれないかしら」

白銀「うわぁ……リアルでファンクラブとか作っちゃう人、地味に初めて見たかも」

夢野「待てい。リアルでもアイドルのファンクラブとかはあるじゃろうが」

入間「メイドババアはいつアイドルになったんだよ!歳考えろ!」

東条「……」ピクッ

王馬「そういう入間ちゃんはTPOをわきまえたほうがいいと思うけどねー。主に自分自身の存在について」

入間「ええ!?俺様の存在自体が不適切!?」ガーン

赤松「ちょ、ちょっと!流石に言い過ぎだよ王馬くん!」

王馬「いやー、しかしなかなか……つまらなくない展開になってるみたいだね。にしし!」

茶柱「何言ってるんですか!女子の名誉が傷つけられてるかもしれないというのに!これだから男死……は……?」
25 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/20(金) 22:26:36.75 ID:tPRhPCvx0
茶柱「ひえええええええええ!?な、なんで王馬さんがここにいるんですか!?」

赤松「え……ええええ!?い、いつの間に……!?自然に会話に入ってくるから、気づかなかったよ……」

白銀「じ、地味にびっくりだよ……」

夢野「相変わらず読めん奴じゃのう……」

アンジー「王馬もコーラ飲むー?」

王馬「あ、俺はドクペがいいなー」

東条「私が用意するわ」

春川「目をそらしちゃ駄目だよ、東条。ちゃんと見届けないと」

東条「……私にどうしろと言うの」
26 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/20(金) 22:27:24.19 ID:tPRhPCvx0
王馬「入間ちゃん、キー坊が探してたよ?なんか約束してたんじゃないの?」

入間「ゲッ!忘れてた!今日はアイツの体をメンテしてやる予定だったのに!」

王馬「全く……約束も守れないのかなこの脳内ピンクは」

入間「だ、だってぇ……春川に頼まれた発明品を徹夜で作ってたから、それどころじゃ……」

王馬「約束を破った上に言い訳までするのかこの雌豚!いいからダッシュでドクペ取って来いよ!」

入間「は、はいいいぃ!行きます、イきますううううう!」

ドタドタドタ

王馬「さーて、うるさいのもいなくなったことだし、鑑賞の続きといこっか!」
27 : ◆nd9x4dt9shCh [saga]:2017/10/20(金) 22:28:19.31 ID:tPRhPCvx0
春川「……一番厄介なやつに見つかっちゃったね」

赤松「そっか……キーボ君経由で入間さんの不在を知って、それでなにかあると勘付いたわけだね」

王馬「へへへ、そんなところかな。入間ちゃんだけならともかく、女子全員の姿が見えなくなるなんて……これは何かあるとしか思えないよね?」

王馬「きっと男子に内緒で何か企んでるんだろうなと思って……茶柱ちゃんの研究室に寄ってみたら見事ビンゴ!ってわけだよ」

茶柱「何故、転子の研究室だとわかったんですか……?」

王馬「男子に内緒の集まり、となると……なるべく男子が寄り付かない場所にしようと思うでしょ?」

王馬「男子嫌いの茶柱ちゃんの研究室にわざわざ立ち寄る物好きなんて、男子の中じゃ最原ちゃんくらいだもんねー」

春川「……そこまで読まれてたか。食えないやつ」

王馬「それより、大事なのはこっちでしょ。皆で見届けようよ!『キルミーファンクラブ』について!」
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