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女騎士「くっ……殺せっ!」悟空「なに言ってんだおめぇ。」
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66 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:30:51.54 ID:hSl6aOUro
読んでくれてありがとう
通りで翌とかついちゃう訳だった……ありがとう!
牽制として真っ裸みても悟空は興味無しのつもりです
女騎士は女だし脳内お花畑になるかもしれません!
67 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:31:51.12 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「さぁソンゴクウ、私がいない数日の間で、屋敷にまんまと取り入った祈祷師やらを探そう!着いてくるが良い」
悟空「邪魔してもいいんか?」
女騎士私服「そなたが狙われているのだ。なるべく一緒の方がいいだろう。」
悟空「そんなら、一個ばかしおねげぇがあんだが」
女騎士私服「願い?」
悟空「オラ腹へっちまて、そうだ!別にただでなんて言わねーからなぁ!オラに出来ることならなんでもすんぞ」
女騎士私服「全く……自分が狙われてるというのにノンキな奴だ」
女騎士私服「しかし確かに森を抜けてからもう大分時刻を回っていることだしな」
女騎士私服「(食事ついでに屋敷の者に聞くか)」
68 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:33:03.12 ID:hSl6aOUro
〜〜
女騎士 邸宅
女騎士私服「約束だったな!ソンゴクウよ。遠慮なく食べてくれ」
悟空「いっただっきまーーっす!」スゥ
………
……
給仕「あ、あのぉ〜お食事中に申し訳ありませんが…そのぉお嬢様…」
女騎士私服「……」
悟空「うぉ〜んめぇー」ガツガツガツ
悟空「!!」カッ ガツガツガツ
悟空「スープおかわりいぃ!」
悟空「おっといけねぇ。チチに他所様のところでは紳士にって言われてたんだわ」
悟空「ゴホンッ。も、もう一皿いいんか?」
チラッ
女騎士私服「……あぁ。……なんなら他に追加させようか?ハハ、なんて」
悟空 ニコッ
女騎士私服「な…追加か。追加なんだな」
女騎士私服「…」チラッ コクン
給仕「か、かしこまりました」
69 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:34:17.17 ID:hSl6aOUro
〜〜
厨房
給仕「つ、追加ですぅ!」
料理長「へっ!長年努めて来たが、ここまで食べてくれるとはありがたいねぇ!」
〜〜
70 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:35:44.07 ID:hSl6aOUro
………
女騎士私服「すまないが、直ぐには出来上がらないので、ちょうど良い機会だ。ソンゴクウお前の事を尋ねてもいいだろうか」
悟空「ん?オラに何を聞きてぇーって?」
女騎士私服「ふむ。」 チラッ
執事「かしこまりました」スッ タイセキ
女騎士私服「ソンゴクウ。貴方は何者なのだ?いや、そもそもどこから来たのだ。確か西の商業都市に向かうつもりだったのだろう?」
悟空「オラ、チチに頼まれて西の都のバーゲンセールに買い物に行く途中だったんだ。まぁもうおせぇーから、終わっちまってるぞ。」
女騎士私服「占領下にある都市で買い物……」
女騎士私服「……。産まれはどこだ?」
悟空「パオズ山でオラ育ったぞ」
女騎士私服「ぱおずやま?」
悟空「おう。しらねーんか?ここからだと……たぶん、ずっと東の方向だと思うだけどよ。」
女騎士私服「地図を持ってこよう」
……
…
女騎士私服「大陸地図だ。ここが我が父の領土になる」
悟空「んぅー?なんだこりゃ」
女騎士私服「ソンゴクウ、貴方がいう東はここの辺りだろうか」
悟空「いや、オラ知らねぇ。それになんて書いてあんのかも読めねぇーぞ。記号か?」
女騎士私服「?」
悟空「?」
女騎士私服「……この本のタイトルを読めるか?」
悟空「わかんねぇ」
女騎士私服「(簡単な公国語のはずだが)」
女騎士私服「(記憶が……というわけでもない)」
女騎士私服「(大陸外から来たというのか?しかし言葉は通じているのはどういうことだ)」
71 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:37:43.08 ID:hSl6aOUro
悟空「世界は一通り見た気がすんだが、ここは知らねぇぞ」
女騎士私服「ふむ。謎だ。少なくとも私にはパオズ山という地名は聞いたのこともない。そもそもタイムバーゲンとはなんだ」
悟空「服とかほーせきが安く買えるってやつだぞ」
女騎士私服「戦火で高騰している今、そんな酔狂な店主がいるのだろうか…いや、大陸外から危険をおかして買いに来るなどすでにか……」
女騎士私服「ちなみ西で一番の商業都市は地図ではここだ」 スゥ
悟空「んー見覚えねぇ」
女騎士私服「そうか……ソンゴクウ。1つをわかったことがある」
悟空「おっ?」
女騎士私服「貴方の存在が謎という点だ」
悟空「??」
女騎士私服「仮に大陸外の東に戻ったところで、貴方の知っている場所はないだろう」
悟空「いぃ!?…めぇーたなぁ。オラ帰れねぇんか」
女騎士私服「いや、私も混乱していたが、確か穴に落ちたとか言っていたな」
悟空「おう。飛んでたらな」
女騎士私服「そうそれだ。事故か…何かの拍子で崖から落ちた時に魔の歪を通ったと思われる」
悟空「海の真上だったと思うんだがなぁ。」
女騎士私服「?ハハ。海の上に崖は存在しない。衝撃でその辺混濁しているのだろう」
悟空「身体は頑丈な方だと思うんだがなぁ。」
女騎士私服「跳んでいたのだろう?」
悟空「飛んでたな」
女騎士私服「……」
悟空「……」
女騎士私服「ともかく、魔の歪を通って何処から来たという話しだ、帰れるとしたらまた同じ場所に向かうしかないが、しょっちゅう出くわすものではない」
悟空「帰れるんか?」
女騎士私服「可能性の域だがおそらくな」
悟空「そっか。探すきゃねぇーな」グゥ
女騎士私服「……ノンキ過ぎな腹だな」
悟空「ハハハ」
トントン オリョウリ デキマシタ
女騎士私服「だそうだ」
悟空「待ってました!」
72 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:40:52.60 ID:hSl6aOUro
………
……
料理長「……もう腕が上がらねぇ…へへっ見ろよ…俺の指…痙攣してんだろ?」
料理長「前パーティで20人前作って自信で俺は自惚れていたのかもな……」
料理長「明日、旦那様帰って来る間に戻ってることを神に祈るよ……」
バタリ
料理人「料理長おおおお!」
……
………
73 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:41:57.86 ID:hSl6aOUro
悟空「ごっつぉさん!いやぁ食った食った!」
女騎士私服「まるでドラゴンのような胃袋だな…」
女騎士私服「…ドラゴン。?」
74 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:44:16.46 ID:hSl6aOUro
〜〜
女騎士執務室
女騎士私服「執事よ。確認したいことがある」
執事「なんでございましょう」
女騎士私服「ソンゴクウの連行は正式なものではないよな?」
執事「はい。急ぎ使いを出した、ところそのようです」
女騎士私服「だろうな」
女騎士私服「(そもそもオーク共に捕まった時点で生きて帰れぬだろういた私だ……)」
女騎士私服「(それがこのような急に手が回るとなると、砦の生き残りが先回りしたという具合か)」
執事「いかがいたしますか」
女騎士私服「父上に相談したいところだが、ソンゴクウをなんと紹介すべきか……」
執事「お嬢様の隊の皆さまがおっしゃってましたが、その…破廉恥な格好でお帰りなされたとか」
女騎士私服「くっ、屈辱的なことを言うな!……むしろソンゴクウの道着(と言っていたな)がなければ私などすでに尊厳を無くしていたわ!」
執事「いや、我々は信じてますから問題ないのですが、旦那様のお耳に恐らくは届くのも時間の問題かと……」
女騎士私服「ふ……む。いや成ればこそ、ソンゴクウがいなければ尚のこと私は…」ブルブル
女騎士私服「あっ。そうだ、借りた道着はどうした?」
執事「お嬢様がお持ちでは?」
女騎士私服「帰ってきたとき隊の服であろう。あずかっておらぬか?」
執事「いえ。」
女騎士「そうか……」
女騎士「(隊のものが預かっているのだろうか。……)」
75 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:45:00.48 ID:hSl6aOUro
モワモワモワモワ
悟空「??なんでもいいけどよぉ。おめぇそんな格好で寒くねぇのか?」
女騎士「こんなものっ!」
女騎士「恐らくは魔力の篭った服であろう!」
女騎士山吹色「……」
悟空「ハハ。やっぱりさみーんじゃねーか」
女騎士山吹色「恩に着る…」
モワモワモワモワ
76 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:46:08.72 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「……」
執事「お嬢様?」
女騎士私服「いや。なんでもない。」
女騎士私服「それで留守の間に来たという祈祷師の情報はどうなっている」
執事「それが、どうも祈祷師なるものの家に私兵を向かわせたところもぬけの殻でございまして、近隣にも訪ねましたが、そもそも数年空き家との話でございます」
女騎士私服「やはりか。おのれ」
女騎士私服「父上かお前が応対していれば、正式なものかどうか確認できたものだが、その点はどうなっているか」
執事「はっ。旦那様はお嬢様が捕まったと聞き王都へ向かわれまして、私は近隣諸侯に兵を挙げて頂くよう御用を仕っておりました。」
執事「ですから、その際は……」
女騎士私服「どうした」
執事「侍女が会っていたとのことにございます……」
女騎士私服「……本当か…?」
執事「直接はまだ確認してませんが、万が一を考えてメイド長に遠まわしに確認の段階です」
77 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:47:19.29 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「…そうか」
女騎士私服「ご苦労であった。この件は私が預かろう。休んで良い」
執事「かしこまりました」
スッ
女騎士私服「ふぅ。侍女がか。長年そばに居てくれたあの者が。いや早計だな。ソンゴクウでこりたろう。早とちり」
女騎士私服「今はそう思おう。」
ポツポツポツ
女騎士私服「雨か。……荒れそうだな」
78 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:48:07.98 ID:hSl6aOUro
………
……
客室 IN
悟空「zzzZ」ゴガガガ
悟空「zzZ」ガゴーアゴゴガガ
侍女「……」
侍女「貴方は悪魔…」
侍女「お嬢様をたぶらかす悪魔ッ」
侍女「魂を縛る悪魔をこのツルギで刺せばお嬢様は解放される…」
スッ
ブルブル
侍女「(い、いくら人の形を取ろうが、この人は悪魔なのよ)」
侍女「(お嬢様の為。お嬢様の為ッ!!)」
侍女「えいっ!!」
ズシャ!!
……
………
79 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:48:56.98 ID:hSl6aOUro
〜〜
モワモワモワモワ
ピッコロ「おい女。聞こえるか」
女騎士「……」
キョロキョロ
ピッコロ「聞こえていたら返事をしろ」
女騎士「…どこかで聞き覚えがあるような」
ピッコロ「チッ。俺はピッコロという。孫。孫悟空には会えたか?」
女騎士「そうだ!お前は前に夢で語ってきた奴だな!お前、いや前は二人いたな。何者だ!」
ピッコロ「……やかましい奴め。二度も説明する気はないが、重要なことだ。孫悟空に会えたか答えるんだ」
80 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:50:14.70 ID:hSl6aOUro
女騎士「仮に会えたらどうしようというのだ!」
ピッコロ「ふん。つまり会えたのだな。遠回しはよせ。で、ドラゴンボールを追えと伝えたか?」
女騎士「くっ。」
女騎士「……ドラゴンボール?」
ピッコロ「……」
女騎士「あっ!!夢やらドラゴンで引っかかったのはそれか!」
ピッコロ「この女…。夢で、しかもお前だけしか俺の声が伝わらない。いいか覚えておけ。『ドラゴンボールを追え。そうしないと悟空は帰れない。』」
女騎士「帰れない?」
ピッコロ「そうだ。鍵はドラゴンボールの一つだ。何かの拍子にそっちに転がり込んだりようだ」
81 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:51:04.88 ID:hSl6aOUro
女騎士「ドラゴンボールとはなんだ?」
ピッコロ「その辺は孫に聞け。俺からの伝言と言えば伝わる。」
女騎士「……」
ピッコロ「今度は目が覚めても忘れるなよ」
女騎士「ぜ、善処する」
モワモワモワモワ
〜〜
82 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:52:23.45 ID:hSl6aOUro
〜〜
女騎士寝間着「……」ウウーン ノビノビ
ザァザァ
女騎士寝間着「外は雨か」
女騎士寝間着「夢で……伝、言。ドラゴン、ボール」
女騎士寝間着「ソンゴクウに。」
女騎士寝間着「ピッコロ」
女騎士寝間着「はっ!そうだ!」
メモメモ
女騎士寝間着「ソンゴクウが帰るためには『ドラゴンボールを追え』『一つ』『ピッコロ』だ!」
女騎士寝間着「シャキッとしないと!」
……
ダッダッダッダ
トントントントン!
女騎士私服「ソンゴクウ!入るぞ!いいか!?急ぎの用だ!」
ガチャ
悟空「……」
女騎士私服「ソンゴクウ、ピッコロというものから言伝が」
悟空「……」
女騎士私服「ソンゴクウ?」
ザァザァザァザァ
83 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 13:56:52.58 ID:hSl6aOUro
ナレーション「状況が少しわかってきた悟空ではあるが、自体は刻々と変わっていく。思い出した女騎士はピッコロからの伝言を悟空に伝え、悟空は行方知らずのドラゴンボールを追うことができるのであろうか。」
84 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 14:02:16.05 ID:hSl6aOUro
オッス オラ悟空!
ようやくオラがどうなっちまっているかわかってきたきたけど、オラの知ってる場所がねぇーってまじぃぞ。
それにオラが寝てる間にてぇーへんなことになっちまってるしよぉ
頼むぞ女騎士!
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 14:22:57.20 ID:HbKLEYaBO
乙
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2017/10/15(日) 16:13:03.98 ID:fQ5JISmZO
乙
寝込みとは言え果たして刃が通るかどうか……?
それとも呪いの類いか?
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 16:40:09.09 ID:d2CqWduzo
体が鈍ってる時はマシンガンの弾で傷付いたりするから寝てたら刃も通ると思う
88 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:26:17.70 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「ソンゴクウ?」
悟空「……」
タッタッ
女騎士私服「腕、腕に……あ、ち、赤い…ち、血が……」ブルブル
女騎士私服「なにが、何があった……」
女騎士私服「(落ち着け!)…風の精と水の精よ!かの者の傷癒やしたまえ!」
キュワキュワキュピーン
女騎士私服「だ、誰か!!誰か来てくれ!」
〜〜
89 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:28:19.66 ID:hSl6aOUro
………
……
お抱え医師「お嬢様のお力で傷は問題ないのですが……」
女騎士私服「ど、どうしたというのだ!」
お抱え医師「目が覚める気配がないのでございます」
女騎士私服「……」
お抱え医師「呪いの可能性がありますなぁ」
お抱え医師「…寝ているときに何か痛みがあった場合普通なら起きますよね?」
女騎士私服「あ、あぁ…」
お抱え医師「また、仮に真夜中に襲われていた場合、今と言うことは、失血死でもおかしくはない」
女騎士私服「!?ソンゴクウは息をしているのであろう!?」
お抱え医師「えぇその点は大事ありません。不思議なことに、先程見分致しましたところ、さほど血が出ておらぬ様子」
女騎士私服「そ、そうか……」
女騎士私服「(私は気が動転していたのか)」
お抱え医師「寝相はまぁさておき、起きて抵抗した様子もないし、荒された様子もない」
女騎士私服「つまり刺された瞬間に呪いが発動したというのだな……」
お抱え医師「わしの見解ですが。可能性は高いかと」
女騎士私服「どのような呪いかわかるか?」
お抱え医師「専門家に見せればわかるやもしれませんが、わしには判断がつきませんわい」
女騎士私服「…承知した…」
90 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:29:29.78 ID:hSl6aOUro
〜〜
女騎士私服「……呪いか」
女騎士私服「くそっ!」
侍女「……お、お嬢様、そのようなお言葉、はしたないです!」
女騎士私服「あぁ…すまない…」
女騎士私服「(一体誰かこのようなことを)」
女騎士私服「(祈祷師か…いやしかし門番はもとより巡回すら何も聞いていないと言う)」
侍女「……お嬢様ご気分は…その、いかがでしょうか…」
女騎士私服「気分か……見てわかろう…」
侍女「さようで…ございますか」
女騎士私服「(気分か。呪いの程度が分かれば少しは検討もつくというのに)」
女騎士私服「…お前は昨夜何か見たり聞いたりしていないか?」
侍女「い、いえ私は特に…何も……」
女騎士私服「そうか」
91 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:31:06.39 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「(医師は確か物盗りの類ではないと言っていたな)」
女騎士私服「(致し方ない)」
女騎士私服「お前こそ気分が優れない様子だな。何か悩みがあるのか?」
侍女「い、いえ!私…特に、大丈夫です」
女騎士私服「そうか」
女騎士私服「ソンゴクウの呪いについて、このまま行くとどうなると思う?」
侍女「わ、私にはさっぱりです!」
女騎士私服「なに、ただの考えだよ。閃きがないだろうかとな。なんでもいい。言ってみてくれないか?」
侍女「…し、素人として思いますに…目覚めぬ呪いなのではないでしょうか」
女騎士私服「目覚めぬ呪いか。なるほど…。」
侍女「でも、き、きっと違いますよ!」
92 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:32:10.20 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「目覚めぬ呪いならば、昔本で読んだことがある。その解呪方もな」
侍女「…えっ…」
女騎士私服「なんでも古来からの伝統的な方法だそうだ。皆知っているのではないだろうか」
侍女「わ、私には検討もつきません」
女騎士私服「こんな話だよ」
93 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:32:55.17 ID:hSl6aOUro
……
…
『昔々、それはそれは美しいお姫様がおりました。』
『聡明でいて、誰にでも優しいお姫様は国王様、お妃様はもちろん、国中からも愛されていました。』
『ある時、噂を聞きつけた隣国の王様より、息子である王子との縁談の話が来ました。』
『お会いになるや、二人はお互い惹かれ、恋をしました。』
『互いの国同士は幸せそうな二人を祝福し、結婚の準備を始めたのです。』
94 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:35:52.07 ID:hSl6aOUro
『ある時、お姫様のところに手紙と一緒に1つの贈り物が届いたのです。』
『内容は"幸せになれる果実が手に入りました。僕らの先に幸多きことを祈って ―王子より―"でした。』
『お姫様は嬉しくなり、贈り物である果実を一かじり。』
『するとどういうことでしょうか、お姫様はそのままお倒れになったのです。』
『皆は慌てて介抱しますが、一向に目が覚めません。それは姫様が口に果実に眠りの呪いがかかっていたからです。』
『王様は隣国に言いましたが、そのような物は贈っていないとのこと。』
『あらゆる手を使いましたが、みるみる弱っていく、お姫様。』
『そんなある晩、疑いをかけられていた王子様が内緒でお見舞いに来たのです。』
『そしてお姫様の様子を見て嘆きました。』
95 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:36:48.76 ID:hSl6aOUro
『何ということだ愛しい姫よ。そなたの声が聞きたい、そなたの笑った顔が見たい。』
『愛しい姫よ。目を開けておくれ――』
『王子様は奇跡の魔法を使ったのです。』
『それは恋せる二人だからこそ使える魔法。』
96 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:38:07.63 ID:hSl6aOUro
『愛しき者から愛しき者への"口づけ"という名の魔法でした。』
『そっとくちびるを離すと、お姫様は目を覚まされたのです。』
『おぉ姫よ。』
『暗い暗い夢より覚まさせてくれたのは、やはり貴方様だったのですね。愛しの王子様。』
『お目覚めになったお姫様より、王子様の疑いは晴れました。』
97 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:39:12.42 ID:hSl6aOUro
『お互いの国同士、力を合わせて調べたところ、果実を贈ったのはどうやら王子様に密かに恋をしていた、魔女だったのです。』
『お姫様は言いました。』
『貴女も恋をしたのですね。ですが、その方法はいけません。正々堂々と勝負なさいませ。』
『お姫様の口添えにより魔女の罪にはならず、やがて改心した魔女は、お姫様と友達になり、お姫様と王子様の結婚式の際は、大いに幸せの魔法を使い盛り上げました。』
『めでたしめでたし』
…
……
98 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:40:29.22 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「という話しだよ。幼き頃一緒に聞いたではないか」
侍女「……」
女騎士私服「どうだろうか。私でも試してみる価値は」
侍女「い、いけません!!」
女騎士私服「…しかし、あてがないからなぁ」
侍女「そ、それにお話の中だけでございましょう!う、感染る呪いだったら大変です!」
女騎士私服「……なるほど。そうだな感染る可能性を考えいなかったよ」
侍女「え、えぇ!お止めになってください!」
女騎士私服「ハハハ、本気に取るな」
侍女「わ、私少しは御用を思い出しました!失礼します!」
女騎士私服「あぁ。」
ガチャ
タッタッタッタッ
99 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:41:27.36 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「……」
女騎士私服「執事よ」
スゥ
執事「なんでございましょうか」
女騎士私服「頼みを聞いてくれ」
執事「何なりと」
女騎士私服「まず父上の足止めと、それから――」
100 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:42:31.71 ID:hSl6aOUro
〜〜
夕刻
執事「た、大変だ!皆来てくれ!!」
バタバタバタバタ
メイド長「そんなに慌ててどうしたっていうんだい」
侍女「な、なにかあったのですか?」
料理人「どうしたんです?」
料理長「なんでぇ?珍しく大声なんて挙げて」
私兵達 ザワザワザワザワ
101 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:44:11.30 ID:hSl6aOUro
執事「そ、それが……お嬢様を呼びにお部屋に行ったのですが、居なく、ソンゴクウ様のところかと行ったら……」ワナワナワナ
執事「お、お嬢様も…お嬢様もお倒れに……なっておりました…」
ザワザワザワザワ
侍女「そ、そんな……」
メイド長「なんてことだよ…」
料理長「おいおいおい!どーすんだよ!?」
執事「今医師が診ております。……ですが、おそらくソンゴクウ様と同じ症状かと。」
執事「それと不思議ことに傷がないとの事です」
私兵「き、傷ってあのお客人のようなのですか?」
執事「えぇ。医師が言うには伝染かもしれぬと」
料理長「こ、こんなこと言っちゃならねぇが俺たちはその……」
執事「ご懸念はもっともです。良いですか?遅れていらっしゃる旦那様には私からご相談に参ります。」
執事「皆さんはそれまで、絶対にお嬢様のところへは向かわぬようお願い致します」
ザワザワザワザワ
102 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:46:25.39 ID:hSl6aOUro
〜〜
客室 夜 IN
女騎士私服「……」
悟空「……」
侍女「こんな……こんなことって……」グスッ
ユサユサ
侍女「お目を、お目を開けてくださいまし……」
ユサユサ
女騎士私服「……」
侍女「私がよ、よけいな事を…言ったばかりに…」グスッ
侍女「目覚めぬの呪いだなんて……」グスッ
侍女「……」
侍女「待っててくださいね…私が、私が…」キッ
ガチャ
タッタッタッタッ
103 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:47:25.97 ID:hSl6aOUro
女騎士私服「……」
スウゥ
お抱え医師「ふぅーむ」
お抱え医師「もうええようです」
女騎士私服「……」スクッ
女騎士私服「行った……か」
お抱え医師「どうしますかね」
女騎士私服「私が先行する。念のため皆に退避を」
悟空「……」
女騎士私服「待っていろよソンゴクウ」
104 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:48:46.96 ID:hSl6aOUro
〜〜
地下の荷物屋
侍女「出てきて!」
影「……」
侍女「出てきなさい!いるんでしょ!!」
ブォン
祈祷師「私に何用ですかねぇ?ソンゴクウは息絶えましたか?」
侍女「どういうことよっ!貴方の言う通りしたのに!」
祈祷師「はてさて?なんのことですか?」
侍女「とぼけないで!あの人…ソンゴクウをツルギで傷つければ、お嬢様の悪魔に魅入られた魂を解放できるんじゃないの!?」
祈祷師「そうでございますよ?何か不都合がありましたか?」
侍女「お嬢様は暗くなる一方よっ!そ、それに呪いはお嬢様にまで感染るなんて聞いてない!」
侍女「今すぐ呪いの解き方を教えなさいよ!」
祈祷師「はて?……感染る?」
侍女「そうよ。お嬢様はソ、ソンゴクウと……お嬢様をもとに戻してっ!」
105 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:49:41.41 ID:hSl6aOUro
祈祷師「状況が飲み込めませんが、そうですか。そうですか。お嬢様は眠りになられたのですか」
ケケケケッ
祈祷師「ヒャーハッハッハッ!」
侍女「!?」
祈祷師「これはこれは好都合!笑いが……ケーヒャヒャヒャ!止まりませんなぁ!」
ドロン
侍女「きゃ……」
106 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:50:32.21 ID:hSl6aOUro
コウモリ公爵「おっと!笑い過ぎて変身が解けてしまいましたよ!ケッケッケ」
コウモリ公爵「……貴女の役目はもう終わりですよ」
コウモリ公爵の目が妖しく光る
侍女「あ、…悪魔…だったのね」
107 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:52:26.78 ID:hSl6aOUro
コウモリ公爵「ここにきたあの男は未知なる者。魔王様の邪魔になる力を持っているからなぁ…。あの者を封じるには、やはり周りから囲わなくては叶いませんからねぇ」
コウモリ公爵「知ってます?あの男は不潔なオークキングを一撃で倒したんですよ?」
コウモリ公爵「いやはや、俺様もあれには驚きましたよ」
コウモリ公爵「もしかしたら世界の救世主になったかも知れませんねぇ」
コウモリ公爵「おっと!こんな事を言ったら魔王様に怒られますねぇ!」
コウモリ公爵「あっ!内緒ですよ?」
コウモリ公爵「え?喋っちゃう?ケーケッケッ」
コウモリ公爵「ざんねーん!貴女は今から口が聞けなくなりまーす!」
バサハザハサ
コウモリ公爵「俺様に食われるからさあ!!」
グアァン
侍女「キャーーーー!!」
108 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:53:44.31 ID:hSl6aOUro
スゥゥゥ
女騎士「!!」
ガキンッ!!
コウモリ公爵「なっ!?」
女騎士「……」
侍女「お、お嬢……様っ…」
女騎士「さすが、私の侍女だ。奴を足止めばかりか正体をさらけ出させるとはな」フッ
コウモリ公爵「なぜお前がここにいる!」
女騎士「立てるか?」
侍女「は、はい。で、ですが呪いは……」
女騎士「話は後だ。下がっていろ!」
侍女「!」コクン
コウモリ公爵「騙しましたねぇ!」
女騎士「騙すだと?どの口が言うか」
コウモリ公爵「キィエエエエ!」
女騎士「ハァァ!!」
カキン!ガキン!
109 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:55:42.19 ID:hSl6aOUro
コウモリ公爵「キィイイイ!」
ギャリン
コウモリ公爵「チィィ!脆弱な人間め!オーク共に捕らえられていたのが嘘のようだぜ!!」
女騎士「どうした!段々と口調変わってきているぞ!!」
ハァァァ セイヤァ
グワッ
コウモリ公爵「忌々しい忌々しい!!」
コウモリ公爵「王都攻略までとっておきたかったが……」
コウモリ公爵はみるみる姿を変えた
110 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:56:59.57 ID:hSl6aOUro
コウモリ大公爵「シヤァァァァァ!!」
女騎士「醜悪なっ!だが貴様にはお似合いだっ!」
デイリャァァ
コウモリ大公爵「カッ!!」
首から下げているの赤い玉が光る
ドクエキ
女騎士「くっ!」
スッ スッ
女騎士「せいやぁぁ!」
バシュン
111 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:58:10.18 ID:hSl6aOUro
コウモリ大公爵「グギギギギッ」
コウモリ大公爵「チョロチョロチョロと!」
赤い玉が光る
ドクエキ
コウモリ大公爵「ガッ!!」
バシャ
女騎士「くっ……!」
侍女「お、お嬢様!」
女騎士「し、心配無用…だっ!」
女騎士「み、水の精よっ!」
キュワキュワピキーン
コウモリ大公爵「ガッ!!」
赤い玉が光る
バシュンバシュン
女騎士「土と風の精よっ!!」
ボウフウヘキ
女騎士「水の精よっ!」
112 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 21:59:15.13 ID:hSl6aOUro
コウモリ大公爵「グへへへ!いつまで持つカナ!」
赤い玉が光る
バシュンバシュンバシュン
女騎士「くっ!!」
侍女「(このままじゃいけない!お嬢様が!何とかしなくちゃ…何とか…ッ!)」
ダッ!
女騎士「馬鹿者!前に出るな!」
侍女「アレをなんとかしなくちゃ!」カチャ
コウモリ大公爵「先に逝きたいようだなぁ!」
赤い玉が
113 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:00:17.32 ID:hSl6aOUro
侍女「えぇぇぇい!」
宝物 トウテキ
砕け散る
コウモリ大公爵「な!?!!小癪なまねを!」
グオン
侍女「キャーーーーッ!」
侍女は壁に吹き飛ばされ
114 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:01:04.73 ID:hSl6aOUro
女騎士「危な――」
シュン
女騎士「あぁっ」
侍女「ッ――」パチクリ
コウモリ大公爵「クソックソォォォォ!!後少しだったのに!!お前ェェェェ!」
115 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:02:47.77 ID:hSl6aOUro
悟空「よぉ。間に合ったみてぇーだな」キン
悟空「よっとっ」
ストン
悟空「平気か?」
侍女「あっ…と…は、はい」
悟空「おめぇもでーじょふか?」
女騎士「あ、あぁ。ソンゴクウ目が覚めた…んだよな」
悟空「おう。なんでかわかんねぇーが、パッとな、おかげで全快だぞぉ」
悟空「そしたら、おめぇの気と大きな気がぶつかり合ってるし、瞬間移動してこりゃ正解のようだな」
コウモリ大公爵「グギギギギィ」
116 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:04:08.21 ID:hSl6aOUro
悟空「前の奴のみてぇな感じだな。悪さしてるちゅーのは間違いねぇな」
悟空「ちとばかし、し過ぎたんじゃねーかおめぇ」 ギュイン
コウモリ大公爵「グ、グアアア」
トッシン
悟空「フンッ!」ドスン
悟空「うりやあぁあ!」ガシッ ブンブンブンブン
バッコーーーン
悟空「いけね!天上ぶっ壊しちまった!」
女騎士「天上など構わぬ!」スチャ
117 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:05:02.43 ID:hSl6aOUro
女騎士「トドメは私がつける!」キュイイン
女騎士「焔を剣に!」
女騎士「波アアア!」
ボッ
コウモリ大公爵「――!!」シュ
118 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:06:29.67 ID:hSl6aOUro
〜〜
翌日
侍女「申し訳ございません!!」バッ
悟空「いいっていいって!おかげでオラ、グッスリ眠れたしよぉ」
侍女「しかしそれでは……」
女騎士私服「ソンゴクウ、皮肉に聞こえるぞ」
悟空「これならどうだ?」
シュババババババ
悟空「な?全快してんだろ?」
女騎士私服・侍女「……」
女騎士私服「すまないが、正直言おう。速すぎて見えない」
悟空「かぁ!」
女騎士私服「私からも、ソンゴクウ。すまなかった」
119 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:07:38.26 ID:hSl6aOUro
悟空「もう勘弁してくれよぉ」アセアセ
ピコン
悟空「オラ閃いたぞ!そんなに言うなら、おねげぇが――」
女騎士私服「飯食わせろ」
悟空「ありゃ?ンァハハハハ。バレてら」
女騎士私服「ということだ。命令だ侍女よ!」
侍女「は、はひぃぃぃ!」ペコ
120 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:11:43.55 ID:hSl6aOUro
ナレーション「潜んでいた祈祷師、もといコウモリ公爵を女騎士と復活した悟空が見事に蹴散らし、万事解決したわけだが、肝心な事をやはり忘れている女騎士。そして、コウモリ公爵が洩らした王都攻略とは?はたして」
121 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/15(日) 22:16:09.70 ID:hSl6aOUro
オッス オラ悟空!
オラが眠ってる間にそんなこと起こってたんか。全然気づかなかったぞぉ
まっ!おかげでまた飯にありつけちまったけどよ
ん?王都へ行く前に女騎士の親父がオラにあいてぇーんか
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 09:22:58.68 ID:8wKM/L1cO
乙
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 18:56:57.20 ID:FNyl3Za0O
乙
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/17(火) 12:21:29.96 ID:r2uxdIDT0
面白い。期待以上のもので焦ってる
女騎士さん、悟空さに惚れたら大変だよ
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 12:35:06.44 ID:v2VAlLKC0
女騎士が悟空が既婚者だと分かった時の反応が見たいわwwwww
息子が二人いるっていう事実もね(女騎士からは悟空は何歳に見ているんだろう?)
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/17(火) 16:22:10.21 ID:/ekJ2imA0
乙
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/17(火) 17:08:02.58 ID:r2uxdIDT0
今更だけどこの悟空ってブウ編以降なんだ。
下手したら孫いるんだよなぁ...
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/17(火) 17:38:45.89 ID:/ekJ2imA0
ゴッドかブルーか身勝手の極意かどれまで変身可能なのかわからんな
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 17:44:06.15 ID:E+fNJ2Bpo
別れが確定してるから逆に妻子持ちの方が
スパッと諦められていいかもね
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 20:17:36.71 ID:M7zRtmde0
お前らsageろ
>>1
が、来たかと勘違いするじゃねーか!
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/17(火) 23:25:25.86 ID:g7ARLYV00
続きマダー?
132 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:45:13.78 ID:EvvR7U77o
〜〜
領主部屋 夕刻
女騎士私服「この度は都市開放作戦の任を与えられたにも関わらず、私情に駆られ単身によるオーク共への突撃、あまつさえ返り討ちにあい、おめおめと捕まる始末、お家に、そして父上の名に傷をつけ――」クドクドクド
領主公「……」
女騎士私服「重ねて屋敷内への魔族の侵入の件にて発生しました、屋敷の損壊、並びに非常時とはいえ希少な宝物の破壊につきましても――」クドクドクド
領主公「ウォッホン」
女騎士私服「本屋敷の委細について既にお聞き及びかと存じますが、侍女は私を思っての行動、責任については主として、いや友人として――」クドクドクド
女騎士私服「父上ご心配をおかけいたしました」バッ
ヘイフク
領主公「(ほんと、もうそればかりわしは気が気じゃなかった!!)」
領主公「………あぁ」キリッ
領主公「(しかし、相変わらず堅いのなよなぁ。もっと砕けた間柄になれんかなぁ)」
領主公「(天の国にいる妻よ、わしは娘の教育をどこで間違ったのだろうか)」
領主公「(それによりにもよって姫騎士隊だよ)」
領主公「(あんのわがまま姫。誰か好き好んで愛娘を戦場に送るかっての!)」
領主公「(他パパさんだが巻き込んで断固反対したのにさ)」
領主公「(王家の印発動だって。命令は絶対よって…はぁ……)」
領主公「(もう娘に辛い思いはさせまい)」
女騎士私服「……」 ヘイフク
領主公「(おっといかん)」
領主公「面をあげよ」キリッ
女騎士私服「はっ。」
領主公「休んでよいぞ」イゲン
女騎士私服「……父上」
領主公「なんだ」
女騎士私服「その……」
領主公「申してみよ」
女騎士私服「やはりソンゴクウと共に――」
領主公「ならーーん!!ならぬぞ!!」
女騎士私服「で、ですが、かの者がいなければ、ここは元より、オーク共やコウモリ公爵の魔手の被害は拡大し、領民にも伸びていたことでしょう!騎士として無下にするなど」
領主公「(そんな現状はわかっかとるわっ!わしが言いたいのはっ!)」
領主公「そなたはなんだ?」
女騎士私服「わたし?」
領主公「そなたは、騎士である前にわしの娘である。この意味がわかるか?」
女騎士私服「?」
領主公「公爵家の令嬢の自覚はないのか問うておる!それにお前はもう姫騎士隊ではないわっ!」
モワモワモワモワ
〜〜
133 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:46:09.18 ID:EvvR7U77o
邸宅内パーティー広間
ダッタッタッタッタ
ガチャ
領主公「娘よっ!無事かっ!?」
悟空「ンムッ!!」ガツガツガツガツガツガツ
侍女「つ、次いきまーーっす!」
悟空「オォォォ!」ガツガツガツガツガズルズルツガツ
料理長「おらおら!早く材料持ってきやがれってんだ!」
料理人「ただいまっ!」
悟空「おはわひっ!」ズルズルズゾオオオオオ
執事「お嬢様っ手が止まってますぞっ!」
女騎士コック「す、すまぬっ!」
メイド長「追加の材料届きましたよっ!」
料理長「お嬢様それじゃ焦げちまうよっ!ほらどいた!」
女騎士コック「くっ!!」
侍女「あぁ、空きのお皿がそこを尽きそうです!」
メイド長「参ったねぇ……空いた皿をまわすよっ!持っておいで!」
女騎士雑用「ま、任せよっ!」
ソウゼン アゼン
134 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:46:58.41 ID:EvvR7U77o
領主公「な、なにごと……だ…」
私兵「こ、これは旦那様っ!おかえりなさいませ!」トンテンカンテン
領主公「……お前は何をしているのだ?」
私兵「はっ!我々はお屋敷の修繕ですっ!」
トントントントン ギコギコ
領主公「……してあれらは」
私兵「はっ!ソンゴクウさんのお料理と我々も途中つまめるようにとのご配慮です!」
領主公「??」
ウオーイ ハヤク モッテコーイ
私兵「今行くっ!それでは旦那様失礼しますっ!」
ダッタッタッタッタ
領主公「意味がわからない……」
135 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:48:34.87 ID:EvvR7U77o
カツカツカツカツ
領主公「執事よ」
執事「こ、これは旦那様お迎えに上がらずに申し訳ございません」
領主公「よい。この騒ぎはなんだ?屋敷は無事なんだろう?そ、それに」チラッ
女騎士雑用「あ、あぁしまっ――」
ガッシャーーーン
侍女「お、お嬢様っ!お怪我は!?」
悟空「でーじょぶか!?」
メイド長「全く何やってんだい!皿減らしちゃもともこうもないじゃないさっ」
女騎士雑務「す、すまぬ」シュン
領主公「(あぁ愛しの娘よっ!生きててわしはわしは……!)」
執事「詳しくは後ほどお嬢様よりお話するそうにございますゆえ」
執事「今は感謝も含めた、ソンゴクウ様へ料理をお出ししているところございます」
執事「また、お屋敷の修繕もしなければなりませんので兵達も都度食べられるよう、ここで作り、ここで提供させていただいております」
領主公「ふ……む。まぁ、理に適ったようではあるが、いささか品位に欠けるのではないか?」
執事「申し訳ございません。お嬢様よりどうしてもと」
領主公「あやつが」
136 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:49:16.49 ID:EvvR7U77o
ツカツカツカツカ
領主公「娘よ。息災だったか」ヘイゼン
女騎士雑用「……私のせいで皿が…」サッサッサッサッ
領主公「……」
女騎士雑用「余計な手間が……フフッ。私にはゴミ処理がお似合いだ」チリトリ サッサッサッサッ
領主公「(おぉ……聞く耳持たずネガティブ独り言を言うのは死んだ母にそっくり……まさしく我が娘ェ)」
トントン
女騎士雑用「……ん?」チラッ
領主公「うんむ」コクリ
領主公「元気そうだな」
女騎士雑用「ち、父上っ!」
バッ!バッ!
137 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:50:47.07 ID:EvvR7U77o
女騎士私服「お見苦しいところをっ」
領主公「良い良い」
領主公「お前は何をしているだね?」
女騎士私服「はい。実はですね色々積もる話が――」
チカクニイタ ヘイシ
休憩中私兵「なぁ聞いたか?お嬢様とソンゴクウさん出会い」モグモグ
私兵「なにそれどんな?」ヒョイ パク
138 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:52:08.19 ID:EvvR7U77o
休憩中私兵「それが姫騎士隊の人から聞いたんだけど、お嬢様行方不明になってたって話だろ?」
休憩中私兵「オーク共に捕まってて、ひどい拷問中だったそうだ」
休憩中私兵「んで、あられもないお格好をしたお嬢様をこうっ、ばびゅーーんとお救いになられたのがソンゴクウさんだってよ。そんで決め台詞!」
『俺が来たからもう安心だ』
休憩中私兵「もう感極まって胸に飛び込んだってよっ〜くぅ!ソンゴクウさんうらやましいな!」
私兵「ばびゅーーんってなんだよ、そこ重要じゃん!ってかお嬢様超元気じゃん!」
休憩中私兵「俺も聞いただけだしさぁ。本当だったら健気だよなぁ……後でそこんとこソンゴクウさんに聞いてみようぜっ」モグモグ
私兵「ったく噂好きだなお前は」
テクテクテクテク
139 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:53:31.60 ID:EvvR7U77o
領主公「(えっなにそれ)」
女騎士私服「――という次第であり、ソンゴクウは私の」
領主公「(あ、あらあらあら、あられもない?)」
女騎士私服「父上?聞いておられますか?」
領主公「(ご、ごうもん!?えっ?)」
領主公「(危機ハ二人をチカクシタ)」カッ
領主公「ソンゴクウとやらに会ってくる」
女騎士私服「では私がご紹介しま」
領主公「お前はここにいなさい」
領主公「(辛い思い出になるやもしれんっ!)」
ツカツカツカツカ
140 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:54:52.98 ID:EvvR7U77o
領主公「キミがソンゴクウくんか」
悟空「ンぅ」ゴクゴク
悟空「オッス」
領主公「ハジメマシテ、この屋敷の主だ」スッ
悟空「お、おう。ごちそうになってんぞぉ」スッ
アクシュ アクシュ
領主公「率直だが、娘と最初に会った時にどういう状況だったのか教えていただこう」クワッ
悟空「最初?おぉ。そだなぁ〜」
悟空「やったら怒ってな」
悟空「殺せなんてオラに頼んでくるしよぉ」
領主公「……。(じ、自暴自棄…いや。待て待て待て待て)」
領主公「そ、それで」
悟空「オラそんな事したくねぇし、あそこが何処知りたかっただけだったんがな」
悟空「んでもアイツ話なんだか聞いてねぇみてぇで参ったぞ」
領主公「あ、アイツ……」
悟空「そんで悪ぃ奴らってのが来たからオラがやっつけちまった。ってこんなんでいいんか?」
141 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:56:17.76 ID:EvvR7U77o
領主公「そうかそうかそうか!君はすぐに駆けつけて来てくれたのか!いやぁなんという勇敢な」ホッ
悟空「すぐかどうかわかんねぇが、あっ!」
領主公「どうしたぁ!」
悟空「そういやぁオラの道着返してもらってねぇーや」
領主公「?」
悟空「アイツ、裸だったんで寒そうでオラの貸したまんまだぞ」
領主公「」フラッ
悟空「おめぇ、とーちゃんならアイツに言っといてくれねえ」
領主公「」バタンキュー
悟空「お、おい!」
ザワザワザワザワ
メイド長「だ、旦那様ぁ!!」
142 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:57:29.74 ID:EvvR7U77o
………
……
女騎士私服「貴方は父に何を話したのだ?」
悟空「おめぇのとーちゃんがオラと会った時にのこと聞いてきて話ただけだぞ?そしたら急によぉ」
悟空「おめぇらソックリだな」
執事・メイド長・侍女
ウンウン
女騎士私服「……どこを見てそう思ったのだ」
143 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:58:37.88 ID:EvvR7U77o
領主公「う、うーーん……」ハッ
女騎士私服「父上!」
領主公「娘よ……」
女騎士私服「急にお倒れになられて……どこか具合が悪いのでございましょうか?」
領主公「……」ブワッ
領主公「つ、辛い思いを」ウッ ウッ
領主公「辛い思いをしたのだなぁ」ダキッ
女騎士私服「!?」アタフタ
女騎士私服「み、皆の前です!」
領主公「死んだ妻になんと申せばッ!!」ギュ
領主公「もうお前は休んでよいのだ…休んでよいのだよ」ウオーーン
女騎士私服「急にな、何を」
領主公「……決めたぞ」
144 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 00:59:33.86 ID:EvvR7U77o
ハナシテクダサイ
領主公「執事よ」
執事「は、はい」
領主公「娘の任を解く。至急国王様へ除隊の旨を伝えよ」
ヨイッショ
女騎士私服「な、なに仰られる!」
領主公「お前は黙っていなさい」ギン
女騎士私服「!?!?」
執事「しかしそれでは」
領主公「あのわがまま王女のことは気にするな」
女騎士私服「父上!」
領主公「……」無言の圧力
執事「…かしこまりました」
タッ
145 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:00:47.23 ID:EvvR7U77o
領主公「ソンゴクウくん」
悟空「お、おう…」
領主公「娘を取り返してくれて感謝する」
悟空「いいって」
領主公「それで君はこれからどうする?」
悟空「そうだなぁ。オラ帰るために、こいつが言ってた魔の歪ちゅーの探すぞ」
領主公「魔の歪を?ふむ……」
領主公「魔術についてはわしの知り合いに詳しいのがおる。紹介状を仕立てよう」
悟空「ほんとかぁ!助かるぞぉ」
領主公「あぁ。その者は王都へ住んでおる。行くがいい」
悟空「でもオラその王都ってとこわかんねぇーぞ」
女騎士私服「……王都」
146 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:01:43.11 ID:EvvR7U77o
女騎士私服「……王都」
女騎士私服「(理由はわからぬが、除隊の件止められるかもしれない)」
女騎士私服「私が」
領主公「ならんぞ!ここから出ることを許さん!」グワァァ
女騎士私服「な、何故ですか!?」
領主公「これは命令だ。ソンゴクウくんには別の者が王都まで案内する」
女騎士私服「くっ……」
領主公「話は以上だ。ソンゴクウくん後でわしの部屋へ来るが良い」
バッ タッタッタッタッ
147 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:03:05.60 ID:EvvR7U77o
女騎士私服「なんなのだ!いったい!」ダンダン
侍女「いつになくご立腹でしたね」ブルブル
メイド長「アタシもここ数年見たことなかったよ」
女騎士私服「話をしてくる」
メイド長「お嬢様お言葉ですが、時間を置いた方がいいってもんだよ」
女騎士私服「…わかった……」
女騎士私服「しかしいきなりの除隊勧告、それにソンゴクウの案内すらできず、家にいろとは納得ができない」
女騎士私服「(父上はいったいどうなされたのだ……)」
148 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:04:03.54 ID:EvvR7U77o
モワモワモワモワ
〜〜
領主部屋 夕刻
領主公「お前が立派に姫のためにと騎士の勤めを果たしていたことも知っておる」
領主公「だが、わしの娘でもある。つまりゆくゆくは婿をとりこの家を守っていくことにも繋がる」
女騎士私服「……」
領主公「一人娘のお前を失ってしまってはどうなるか。わかるな」
女騎士私服「……」
149 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:05:02.26 ID:EvvR7U77o
領主公「都市開放など、本来ならばお前が行くことはない」
領主公「敵に捕まったらどうなってしまうか、もう身を持って知ったことだろう……」ウッ
領主公「(いかん涙が)」キッ
領主公「十分役目を果たしたのだ。後の者にたくすがよい」
女騎士私服「父上……父上はそのようなことを」ワナワナワナワナワ
領主公「(父の気持ちわかってくれたのか)」
150 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:06:25.27 ID:EvvR7U77o
女騎士私服「父上は私を政治の道具としてしか見ておられぬのか!!」ダンッ
領主公「!」
女騎士私服「公爵の娘だから婿をとれ?魔が蔓延る世にそんなことを言ってられますか!」
女騎士私服「公爵に見合う者など軟弱ものばかりかではないですか!!」
女騎士私服「知ってますか、下の者にばかり任せ自分は安穏と高みの見物をする貴族らを!」
女騎士私服「剣の稽古、魔術の修行、素晴らしき師がいるにもかかわらずサボるしまつ!」
女騎士私服「私まで軟弱になれと!?そう申すのですか!」
女騎士私服「公爵の娘はただのお飾りではありません!」
151 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:07:09.60 ID:EvvR7U77o
女騎士私服「決められた結婚など……私より強い者すらおらぬというのに……わかりました」
クルッ
領主公「ど、どこへゆく!」
女騎士私服「報告は以上です。失礼します!」
タッタッタッタッ バタン
領主公「えぇ……」
152 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:12:09.66 ID:EvvR7U77o
ナレーション「帰れる手段の魔の歪を知る者の情報が手に入り先が見えたのだが、行き違いから親子の絆に暗雲が立ち込める。何やら女騎士に思惑があるようだが……のんびりしてる場合ではないぞ悟空よ」
153 :
sage
:2017/10/18(水) 01:14:14.21 ID:c0earQre0
おつ!
女騎士って何歳くらいなんだろ20は越えてそうだけど
154 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 01:16:27.96 ID:EvvR7U77o
オッス オラ悟空!
流石のオラも険悪な空気に黙っちまっぞ!
同じ親父としてベジータみてぇに厳しい感じ出したほうがいいんかな。
なんだよ女騎士青い顔して?オラに息子がいるって言ってなかったか?
お、おいどこ行くんだよ。オラ道わかんねぇーてば!
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 01:18:12.94 ID:wl79DKFb0
乙
これで既婚者で息子2人、孫がいるって知ったらどれだけ驚くだろうか……
悟空なんて知らない人から見たら結婚してない様に思うぞ
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 01:20:23.60 ID:wl79DKFb0
って、遂に言ったかwwww
女騎士はチチと馬が合いそうにない気がするからどんなことあろうが会わない方がいいな
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 07:22:55.52 ID:+d9pzXT5O
乙
やっぱ悟空さあの外見で孫までいるなんて反則だわ
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 13:34:25.24 ID:vZCA0+f90
その孫より若くなったりするしな
なかった事にされそうだけど
159 :
【sage】
:2017/10/18(水) 14:12:57.97 ID:c0earQre0
見た目もそうだけど悟空は妻帯者には思えないからね雰囲気的にも
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 14:17:00.38 ID:wl79DKFb0
>>159
だから「sage」はE-mail欄にかけよ!
あとベジータも妻帯者に思えない雰囲気があるよね
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 14:36:04.81 ID:rfiREQ/JO
なるほど。Thank you
純血サイヤは若いから
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/18(水) 16:41:17.45 ID:vQS9mZfg0
この世界のモンスターの肉は食えないのか?
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 16:48:37.72 ID:s1/uwEIwO
くっころさんてばピッコロさんに頼まれた伝言また忘れてる……
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/18(水) 17:29:22.71 ID:c0earQre0
女騎士さんはキリッとした雰囲気だけど忘れっぽくってネガティブタイプなの萌えるな!
もっと悟空さに惚れていいのよ
165 :
◆m2ofvJWBhA
[sage saga]:2017/10/18(水) 17:54:51.26 ID:obl/bZvKO
〜〜
邸宅 廊下
悟空「よぉ。ここでいいんか?」
女騎士私服「……」
ツカツカツカツカ
悟空「?」
ガチャ
悟空「おっ。いたいた」
領主公「……」ウツムキ
悟空「くれぇ顔してでぇーじょぶか?」
ムクリ
領主公「…君か……」
悟空「紹介ってのしてくれんだろ?」
領主公「あっ、あぁ。そうだったな」
ペン ソイソイソイ スラスラスラスラ
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