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レッド「人見知りを克服しなくては…」
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248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/17(水) 02:35:28.08 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「これで一番ショックなのはナツメだよね」
セレビィ「精神的にすごくやられちゃってたけど友人たちの支えや」
セレビィ「友人たちの支えや…」
セレビィ「友人たちの…」
セレビィ「……」
セレビィ「なんかレッドと約束してたからそれを守るためになんやかんやがんばったんだよ」
セレビィ「その後無事出産はしたんだけどもう精神的にも肉体的にもダメだったんだろうね」
セレビィ「翌日にナツメもなくなっちゃうんだ」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/17(水) 02:36:08.61 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「とりあえずあの子はレッドのおばあちゃんが育てることになったんだよ」
レッド「母親じゃないかな…」
セレビィ「そう、母親だ」
セレビィ「でも半年後にけがで入院しちゃうの」
セレビィ「その間、えっとあの人、博士の…」
レッド「ナナミ姉ちゃん?」
セレビィ「そうそう、その人」
セレビィ「その人が預かったんだけど、博士っていろんな地方に飛び回って忙しいらしくてさ」
セレビィ「ちゃんと面倒が見れないからって弟夫婦のところに行ったんだ」
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/17(水) 02:37:14.03 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「……」
セレビィ「えっと…」
セレビィ「まあなんやかんやあって、あの子は2歳になる前にグリーンとエリカの3番目の子どもとして育てられることになったんだ」
レッド「なんやかんや多いな…」
ナツメ「忘れちゃったんでしょ」
セレビィ「Exactly そのとおりだよ」
ナツメ「そういうところをはっきりと言われても」
セレビィ「でもだいたいはわかったんじゃない?」
ナツメ「う、うん…」
ナツメ「他にもちょっとあったけど、どうせ忘れてそうだし…」
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/17(水) 02:37:57.03 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「忘れちゃうのはしょうがないことなんだよ」
セレビィ「だってないことを覚えてるなんて無理なことでしょ」
ナツメ「それはたしかに…」
レッド「…なあ、あの子はグリーンのところで生活するのが嫌だったのか?」
セレビィ「ううん、すごく楽しそうだったよ」
セレビィ「二人も他の子どもたちと変わらず平等に育ててたし」
レッド「じゃあなんで過去を変えたりしたの?」
セレビィ「……」
セレビィ「そうだよねー、それはわたしにもわかんないなー」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:20:41.38 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「そんなことよりー」
セレビィ「君たちはやりたいこととかあるの?」
セレビィ「これからは私も知らないからさ、少し気になるな」
レッド「やりたいことか…」
レッド「今まで通りでいいと思ってるけどな」
セレビィ「何言ってんの、子どもができたらそうは言ってられないよ」
セレビィ「あの子はかなりのおてんばだからね」
ナツメ「でもそんな何年先かもわからないし…」
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:21:51.42 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「一年後だよ、正確には一年もないけど」
セレビィ「あの子も言ってたでしょ、また一年後って」
ナツメ「たしかに言ってたけど、あれは一年後にまた来るってものだと…」
セレビィ「いやわかってるでしょ、自分たちの子どもなんだから」
セレビィ「ほら、先週のあれだよ」
セレビィ「がんばってたじゃんか」
レッド「ああ、あれか」
ナツメ「あれね」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「!」
ナツメ「!?」
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:23:07.73 ID:EB0vHrTI0
レッド「な…なんのことだろ…?」
ナツメ「さ、さあ?わからないわ」
セレビィ「今あれって言ったじゃん」
レッド「いや、あれはなんとなく」
ナツメ「私も」
セレビィ「?」
セレビィ「もしかして子どもの作り方わからずにやってたの?」
セレビィ「子どもってペリッパーが運んできたりするわけじゃないんだよ」
レッド「それはわかってる」
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:24:28.61 ID:EB0vHrTI0
セレビィ「ふむ…」
セレビィ「よし、じゃあわたしが今後のために人の繁殖行動というものを教えてあげよう」
レッド「いや、いい…」
セレビィ「ほんとに?」
レッド「うん」
セレビィ「そっか」
セレビィ「聞きたくなったら言ってね」
ナツメ「聞くときはたぶん来ないと思うけど…」
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:25:09.81 ID:EB0vHrTI0
レッド「てか…なんでその…」
レッド「えっと、先週…したってわかったんだ…?」
セレビィ「なにを?」
レッド「話の流れでわかれよ」
セレビィ「ああ、はいはい」
セレビィ「それはもちろん見てたからだよ」
レッド「ミ…ミテタ…?」
ナツメ「……」
セレビィ「あ、そうだ、あの子には見せてないよ」
セレビィ「先に寝かせといたんだ」
セレビィ「へへー、気が利くでしょ」
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/23(火) 02:26:09.34 ID:EB0vHrTI0
レッド「……」
ナツメ「……」
セレビィ「えっとそれでー、なんの話だっけ」
セレビィ「ああ、そうそう」
セレビィ「これからどうするか…だったよね」
レッド「他人に教えるべきでないようなことはバレないようにするよ…」
ナツメ「そうね…常に油断しないでおくようにする…」
セレビィ「うんうん」
セレビィ「二人ともこれからの目標ができて、よかったね」
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/26(金) 14:27:15.98 ID:rG9tHljto
まってる
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 01:57:03.14 ID:2LQve1pe0
3日後
ピンポーン
ナツメ「はーい」
コトネ「おはようございまーす」
ナツメ「ああ、待ってたわよ
ナツメ「入って入って」
コトネ「はーい、おじゃましまーす」
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 01:57:56.11 ID:2LQve1pe0
コトネ「何かあったんですか?」
コトネ「急にまた撮影がしたいだなんて」
ナツメ「急にじゃないわよ、前から考えてたし」
コトネ「そうですか、まあナツメさんならいつ言ってもOKでしょうから関係ないと思いますけどね」
コトネ「わかりました、すぐにポケウッドの方に連絡します」
ナツメ「うん、ありがと」
ナツメ「でもその前に…」
ナツメ「レッドから今すぐ離れなさい」
コトネ「はーい…」
レッド「いや、俺は別に…」
ナツメ「私がだめなの」
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 01:58:38.95 ID:2LQve1pe0
コトネ「じゃあこっちで」ちょこん
ナツメ「なんで私の方に…」
コトネ「いいじゃないですか」
ナツメ「…はぁ、まあいいわ」
セレビィ「ねえねえ、ナツメ、レッド」
コトネ「!」
コトネ「ナ…ナツメさん…!」
コトネ「このポケモン…まさか…」
レッド「あ、そういえばコトネちゃんは見るの初めてか」
コトネ「どうして、こんなポケモンがここに?」
ナツメ「いろいろあってね…」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 01:59:38.36 ID:2LQve1pe0
セレビィ「わたしは何度か君と会ってるけどね」
コトネ「なっ…なんと」
レッド「……」
ナツメ「……」
セレビィ「なに?二人のその顔」
レッド「いや…」
ナツメ「うん…なんでも…」
セレビィ「言っとくけど、わたしはこの子のことはよく知らないよ」
セレビィ「わたしが知ってるのはわたしのパートナーのことだけ」
セレビィ「あの子の親である君たちも見てるけど、それは最近だけだから」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:00:34.23 ID:2LQve1pe0
コトネ「あの…私なんのことだか全然わからないんですけど」
ナツメ「んー…ごめんね、これはないしょ」
コトネ「ぶー…」
コトネ「レッドさん」
レッド「いや、俺も言えないよ」
セレビィ「じゃあわたしが教えてあげよう」
レッド「なんでだよ」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:01:27.70 ID:2LQve1pe0
翌日・ポケウッド
シュンッ
ナツメ「お疲れ様フーディン」
ナツメ「コトネ、フーディンをポケモンセンターへ」
コトネ「はーい、行ってきまーす」
レッド「テレポートってほんと便利だよな、一瞬でこんなところまで来れるなんて」
セレビィ「うむ、わたしもそれぐらいできればいいのだが…」
レッド「……」
ナツメ「……」
レッド「なんで出て来てるんだよ」
セレビィ「別に隠れろなんて言われてないし、言われたところでわたしはパートナーのあの子以外の指示は聞くつもりはない」
セレビィ「ここはおもしろそうだ、じっとしているのはもったいない」
セレビィ「しかもここでは君はトップクラスの女優だそうじゃないか」
ナツメ「ま…まあ…自分で言うのもなんだけど…人気はあるかな」
セレビィ「そこでだ、わたしも映画に出たい!」
セレビィ「君から頼んでくれ」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:01:58.18 ID:2LQve1pe0
ナツメ「ダメに決まってるでしょ」
セレビィ「なぜだ」
ナツメ「あなたが出るとなるとメチャクチャになる気がする…」
ナツメ「カメラ壊したりとか…」
セレビィ「しないよ、したとしても過去に戻って止めればいいだけじゃん」
ナツメ「過去に戻ってまた壊しそう…」
セレビィ「もう、信用ないな〜」
ナツメ「とにかくダメなものはダメ、あきらめなさい」
セレビィ「ぶー」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:03:42.18 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「お困りのようね」
♪The Imperial March
レッド「なんだ?急にどこからか音楽が」
セレビィ「こ、このBGMはまさか…!」
メロエッタ「久しぶりね、タマネギ」
セレビィ「ハ…ハツネ…!」
レッド「あれってポケモン…?」
ナツメ「たしか…メロエッタ…幻のポケモンよ」
レッド「へー、すげー」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:04:42.51 ID:2LQve1pe0
監督「お、おーい、メロエッタさーん」
メロエッタ「気やすくワタクシの名前を呼ぶな、ヒゲ」
ナツメ「監督」
監督「おお、ナツメ君来てくれたんだね」
ナツメ「はい、急にすいません」
監督「いやいや、いいんだよ、君ならいつでも大歓迎だ」
監督「それとちょうどいい、今回君の映画に出てもらうメロエッタさんだ」
監督「キョウヘイ君が見つけてくれたんだよ」
セレビィ「なぬー!ハツネが映画に出るだと!」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:06:39.84 ID:2LQve1pe0
監督「なっなななななななななんと!もしやセレビィ!」
ナツメ「ええ…いろいろありまして
メロエッタ「当然」
メロエッタ「ワタクシは生まれながらの大女優」
メロエッタ「そのワタクシ主役の映画を撮るというのは至極当然のこと」
メロエッタ「もしあなたも出たいのならワタクシからこのヒゲに言ってやってもいいわよ」
セレビィ「ほんとに?出たい出たい!」
メロエッタ「ということよヒゲ、タマネギを映画に出してあげなさい」
メロエッタ「主役からの命令よ」
監督「あ…まあそれは僕からお願いしたいぐらいだからいいけど…」
監督「主役はこのナツメ君なんだけど」
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/27(土) 02:09:14.79 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「……」
メロエッタ「なにぃぃぃぃ!?」
キョウヘイ「監督、危ない!」ドンッ
ゲシッ
キョウヘイ「ぐへえ」
監督「キョウヘイ君!」
キョウヘイ「大丈夫でしたか監督、メロエッタと監督がいなくなったと思って探してたんですよ」
メロエッタ「ちょうどいいところに来たじゃない、これはどういうこと?説明しなさい」
キョウヘイ「ど、どういうこととは…?」
ぐにっ
キョウヘイ「い、痛いです、ありがとうございます!」
キョウヘイ「ただ踏む場所をもうちょっと変えてもらえると…頬だと話にくいので」
ふみっ
キョウヘイ「ぎゃあああああああ目がああああああ!」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:12:35.05 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「可愛い後輩のお願いを聞いてあげてと頼まれたから来たのに」
メロエッタ「話が違うじゃないの」
ぎゅるん
メイ「いった〜…よくも私の目を…」
メロエッタ「さっきの子が悪いんでしょ」
メロエッタ「おいヒゲ、ワタクシを主役にしなさい」
監督「えっ…で、でももうシナリオは…」
メロエッタ「ワタクシを主役にすればもっとすばらしい映画を撮らせてあげるわ」
監督「だから…」
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:14:05.92 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「しかたないわね、これを見れば自分から書き直すでしょうね」♪The Imperial March
ピカッ
監督「なんだ!?メロエッタさんの目が光って…」
セレビィ「あれはハツネのやつ…」
レッド「何が起こるんだ?」
セレビィ「集合だよ」
レッド「集合?」
セレビィ「わたしたち別名とBGMを与えられたマスコット600族にのみ許された技だ」
ナツメ「なんかわけのわからない言葉が…」
セレビィ「別名とBGMが与えられるのはその種族の中でもトップの者のみ」
セレビィ「つまりわたしのようなセレビィの中でトップにたつセレビィには別名とBGMがあるのよ」
セレビィ「ちなみにわたしはタマネギ、あのメロエッタにはハツネという名前を与えられている」
レッド「タマネギ…」
セレビィ「ちなみにBGMは常に流れていて本人の意思で大きくしたり小さくしたりできる」
レッド「じゃあ今も流れてるの?」
セレビィ「うん」♪Born to Be Wild
レッド「ミュートにして」
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:15:16.09 ID:2LQve1pe0
ぷわんっ
ナツメ「見て、何か輪っかがでてきた」
♪Volare
レッド「音楽が…」
セレビィ「基本みんな目立ちたがりだから登場するときは音大きくするよ」
レッド「うざいな」
フーパ「 お で ま し 〜 」
監督「う、うおおおおおおフーパだぁぁぁ!!」
メロエッタ「うっさいヒゲ」
フーパ「ハツネに呼ばれたから何かと思えば〜、どこここ〜?」
メロエッタ「ワタクシのための映画を撮る場所よ」
フーパ「へー、映画かー、いいなーおれも出たい」
メロエッタ「ええ、脇役で出してあげる」
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:16:32.61 ID:2LQve1pe0
メロエッタ「それよりクギヤマ、どうして呼んだかわかるでしょ」
フーパ「はいはい、他のメンバーを呼ぶんでしょ」
フーパ「その代わりおれも映画だしてよ主役で」
メロエッタ「主役はワタクシよ」
フーパ「ええー」
フーパ「あ、そうだじゃあ多数決とろう、みんなに聞けばいいんだよ」
メロエッタ「望むところよ」
メロエッタ「ワタクシが勝つのはもうわかってるけどね」
レッド「またああいうのがいっぱい出てくるのか?」
セレビィ「うん、みんな水を目の前にしたモヒカンみたいに元気でいいやつだからちょっとにぎやかになるかもね」
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:17:19.59 ID:2LQve1pe0
フーパ「おでまし〜!」
♪Baroque Hoedown
ジラーチ「ひゃっは〜!」ドヒューン
レッド「ぐおっ」
ナツメ「レッド!?」
ジラーチ「ふははははは、おまえもろーにんぎょうにしてやろうか!」
レッド「いった…なんだこいつ」
レッド「おまえも…ってなんか聞いたことあるような…」
ジラーチ「おまえも?ク〇リンのことかー!」
レッド「ほんとになんなんだこいつ」
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:18:28.97 ID:2LQve1pe0
セレビィ「クギヤマ、ニシキノなんて一番ややこしいやつを何で最初に出すの」
ジラーチ「そーだそーだ、何考えてんだバカ」
フーパ「一括でやっちゃったから順番はおれにもわからないの」
フーパ「それとアホは黙っとれ」
ジラーチ「アホって言われてるよ、言い返しな」
セレビィ「わたしじゃなくてあんたに言われてるのよ」
ジラーチ「じゃあ君はなんなんだ」
セレビィ「わたし?わたしは何もないわよ」
ジラーチ「よし、ならボクのアホとクギヤマのバカをたしてアホバカと呼んであげよう
セレビィ「誰がアホバカだ!」
メロエッタ「やれやれ、低能どもが」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:19:35.65 ID:2LQve1pe0
セレビィ「誰が低能だー!」
フーパ「こいつらと一緒にすんじゃねー!」
ジラーチ「きゃっほーい」
メロエッタ「ワタクシとやるというの?いい度胸ね」
ぽかぽかぽかどこぽか
ナツメ「どうする?なんか始めちゃったけど」
レッド「おもしろそうだし、もうちょっと見とこうよ」
レッド「あの監督も楽しそうだし」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:20:50.19 ID:2LQve1pe0
♪We Will Rock You
ナツメ「また音楽が…」
コトネ「どうしたんですか?」
ナツメ「コトネ!?」
ナツメ「音楽が鳴って現れたってことはまさかコトネってポケモン…!」
コトネ「へ?…何を言ってるんですか?」
キョウヘイ「コトネさんってポケモンだったんですか!」
キョウヘイ「モンスターボール!えい!えい!」
キョウヘイ「おこ」
ドスッ
キョウヘイ「った…」どさっ
コトネ「何やってんの、あんた」
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:21:27.11 ID:2LQve1pe0
コトネ「何なんです?この音楽…どこから流れて」
マナフィ「ねえねえ、そこの」
ナツメ「あれ?どこからか声が」
マナフィ「こっちこっち、BGMと声が聞こえるでしょ」
レッド「この辺だな…」
マナフィ「そうそう、そこそこ」
マナフィ「見下げてごらん」
レッド「わっ」
マナフィ「わざとらしい」
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/27(土) 02:22:01.18 ID:2LQve1pe0
レッド「ナツメこれは?」
ナツメ「えっとマナフィね」
マナフィ「むむ、なんだその薄い反応は」
マナフィ「ぼく幻のポケモンだよ、もっと驚きなよ」
レッド「まああそこにいっぱいいるから」
ぽかぼこぽこぽこメキョッぽこぽか
マナフィ「わあ、みんな何してるのー?」
マナフィ「ぼくもまぜてー!」
ぱかぽこぽこ
メロエッタ「ハ、ハンカチ!あんたまで!」
コトネ「何ですかあれ?」
ナツメ「世の中知らなくても何の影響もないことってあるのよ」
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:02:12.20 ID:q6ZpnrKX0
コトネ「ってなんかあれすごくないですか!」
コトネ「全部本物ですよね…!」
ジラーチ「うんもちろんそうだよ」
コトネ「うわっ」
コトネ「ジ、ジラーチだ…!」
ナツメ「あの中にいたはずじゃ?」
ジラーチ「ふはは、一体いつからボクがあの中にいると錯覚していた」
ナツメ「飛び込んで行っていたように見えたけど…」
ジラーチ「うん、飽きたから今ここに来たところ」
ナツメ「じゃあ錯覚じゃなくて本当にいたんじゃないの」
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:05:54.52 ID:q6ZpnrKX0
♪Because We Can
レッド「また音楽が…」
コトネ「はいどーもって出てきそうですね」
ナツメ「ていうか何匹でてくるの?」
ジラーチ「ボクたちは全部で11匹だから…」
ジラーチ「えっとえっと…」
ジラーチ「あと7匹だ!」
ナツメ「11匹か…今から出てくるのあわせてあと6匹ね」
ナツメ「いつ撮影できるのかな…」
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:06:53.21 ID:q6ZpnrKX0
ビクティニ「あれあれ〜?みんな何してるの?」
ジラーチ「コンバトラー、久しぶりー」
ビクティニ「わお、ニシキノじゃないかー」
ジラーチ「あっいいこと思いついた、ボクっててんさ〜い!」
ビクティニ「なになに?僕にも教えて〜」
ジラーチ「えっとね、ボクがコンバトラーを背中合わせでかついで、とっしーん」
ジラーチ「そのときにVなんとかをやるんだ」
ビクティニ「おーけーおーけー!やろーやろー!」
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/28(日) 01:07:42.14 ID:q6ZpnrKX0
ジラーチ「いっくぞーっ!」
ビクティニ「いっけー!」
ジラーチ「うおおおお」テクテクテクテクテク
ビクティニ「Vじぇねれ〜〜〜と!」
メロエッタ「!」
メロエッタ「ス、ストップストップ!」
メロエッタ「一回やめなさい!あれ!あれを見なさい!」
メロエッタ「アホ二人が…」
ドキャーン
ジラーチ「勝った!第2部完!」
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/28(日) 03:33:45.03 ID:ggNPXhYZo
コンバトラーは草
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/01/28(日) 15:32:40.11 ID:8nZNgabr0
そこそこ面白い
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:27:17.80 ID:APM20iVc0
メロエッタ「なに…かってに…終わらしてくれてんのよ!」
セレビィ「……」ぴくぴく←効果抜群
マナフィ「わお、おもしろいアトラクションだったね、あはははは」
マナフィ「次ぼくにやらせてよ」
ビクティニ「おーけーおーけー」
ジラーチ「じゃあボクが上になるよ」
ジラーチ「とうっ」ちょこん
マナフィ「せや〜〜」
メロエッタ「またやるというのね…」
メロエッタ「よろしい、ならば戦争だ」
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:28:18.31 ID:APM20iVc0
メロエッタ「ワタクシを怒らせたこと…後悔させてやるわ!」♪The Imperial March
ジラーチ「うお〜」
♪It's My Life
マーシャドー「やめないかお前たち」ガシッ
メロエッタ「クリキン…!」
マナフィ「もー!なんでとめるのさ!」
ジラーチ「そーだそーだ!」
マーシャドー「醜いことをやめろと言っているのだ」
マーシャドー「集合があったから何があるのかと思えば…」
マーシャドー「こんなことなら俺は帰るぞ」クルッ
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:28:58.22 ID:APM20iVc0
♪Rhythm And Police
マギアナ「まあまあお待ちなさい」グイッ
マーシャドー「ふがっ」
マギアナ「こうして久しぶりに集まったのですよ」
マギアナ「少しはゆっくりしたらどうですか」
♪Wedding March Part. 2
ディアンシー「そ・れ・に」
ディアンシー「一番偉いアタクシに挨拶もなしに帰るなんて失礼じゃなくて?」
マーシャドー「お前ら…」
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:29:38.36 ID:APM20iVc0
マギアナ「一番偉い?」
マギアナ「一番偉くないの間違いではないですか」
マギアナ「まったく…クリキンを止めるということで珍しく意見が一致したと思えば」
マギアナ「プリプリ、あなたにはお笑いのセンスはないのですから無理に笑わせようとしなくてよいのですよ」
ディアンシー「お笑い?アタクシが?」
ディアンシー「キューアールほどではないわよ」
ディアンシー「嫌よね、嫉妬なんて」
マギアナ「まあすごい、あなた嫉妬なんて言葉知ってらしたの」
マギアナ「100年前とは比べものにならないほどの成長じゃない」
マギアナ「私感動しましたわ」
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:30:10.84 ID:APM20iVc0
セレビィ「……」
レッド「おい、大丈夫か…?」
セレビィ「う…」
ナツメ「レッド、これを」
レッド「ああ、ありがとう」
レッド「ほら、回復の薬だ」シュー
セレビィ「ふぅ…」
セレビィ「ありがとう、助かったよ」
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:30:38.09 ID:APM20iVc0
セレビィ「ふむ、だいぶ集まってるね」
セレビィ「……」きょろきょろ
セレビィ「あとはギアナとバニラだけか」
レッド「なあお前たちの仲間ってあんまり仲良くないのか?」
セレビィ「仲が良くないかって?」
セレビィ「わたしたちはたまたま幻のポケモンに生まれて」
セレビィ「たまたまその種族の頂点に立ったポケモンの集まりにすぎないからね」
セレビィ「仲間意識というものはあるかもしれないが、親しいというほどではないかな」
セレビィ「みんなでピクニックにいったり、プレゼント交換したり、一緒にお菓子作ったり」
セレビィ「そういや温泉旅行にも行ったな、あとは…言い出すとキリがないけどその程度の関係だよ」
ナツメ「結構仲はいいのでは…?」
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:31:29.56 ID:APM20iVc0
レッド「じゃあ誰が一番仲がいいんだ?」
セレビィ「そうだな…バニラかな」
セレビィ「唯一の同じ草タイプだし」
♪Misirlou
セレビィ「あ、ちょうど来たみたいだね」
レッド「だんだん便利だとすら思えてきたよ、このシステム」
シェイミ「……」てくてく
シェイミ「…すー」
シェイミ「イエエエエエエエエエエエエエエエェェェェェェェイ!!」
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:31:59.88 ID:APM20iVc0
セレビィ「やあバニラ」
シェイミ「タマネギか」
ナツメ「声渋っ…」
シェイミ「今回の集合の目的はなんなんだ?」
シェイミ「ワガハイも暇ではないのだがな」
セレビィ「全員そろってからハツネが言ってくれるよ」
シェイミ「……」きょろきょろ
シェイミ「あとはギアナか」
シェイミ「ふん、相変わらず勝手なやつだ、いつもあいつが最後じゃねえか」
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:32:32.24 ID:APM20iVc0
ミュウ「くすくす」
レッド「ん?何か言った、ナツメ?」
ナツメ「いや、何も」
レッド「じゃあコトネちゃん?」
コトネ「私も何も言ってないです」
コトネ「これじゃないですか?」
キョウヘイ「……」シーン
コトネ「違うみたいですね」
ミュウ「くすくす」ひょい
レッド「!」
ナツメ「レッドの帽子が浮いてる」
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:33:06.76 ID:APM20iVc0
ミュウ「そろそろいいかな」
♪He's a Pirate
ミュウ「くすくす」
シェイミ「この音楽、それにこのいけすかねえ笑い方…」
セレビィ「ギアナだ…」
ミュウ「ミューはここだよー」
ミュウ「みんな久しぶりだねー」
ミュウ「くすくす」
ミュウ「この帽子いいね!君の?」
レッド「ああ」
ミュウ「ミューにくれない?」
レッド「だめ」
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:34:11.15 ID:APM20iVc0
ミュウ「どうしても?」スイー
レッド「うん」
レッド「ていうか返せ」
ミュウ「今日の朝ごはん何食べた?」
レッド「は…?」
ミュウ「好きなネクタイの色は?」
レッド「?」
ミュウ「なんでスキンヘッドにしないの?」
レッド「??」
ミュウ「アマゾンのアラグヮリ河流域で起こる河の水が逆流してしまう自然現象を何という?」
レッド「???」
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/01/29(月) 03:35:05.10 ID:APM20iVc0
ミュウ「くすくす」
セレビィ「もうそのぐらいにしときな」
セレビィ「ギアナはね、人が困惑する顔を見るのが大好きなんだ」
ミュウ「うん、君の顔おもしろかったよ」
ミュウ「これは楽しませてくれたお礼、君にあげるよ」
レッド「あ、どうも…」
レッド「ってこれ俺の帽子だよ」
ミュウ「くすくす」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/29(月) 04:03:08.81 ID:jznAXrwBo
キャラ濃すぎませんかね…(歓喜)
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/01/30(火) 01:06:09.66 ID:cjcU59jWo
ポロロッカ!
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:06:45.62 ID:iP9r5nPo0
メロエッタ「全員そろったわね」
マーシャドー「何があるというのだ、早く言え」
メロエッタ「あなたたちの意見を聞きたくて集まってもらったのよ」
メロエッタ「映画の主役には誰がふさわしいかをね」
メロエッタ「ワタクシかそれとも」
ジラーチ「主役といえばやっぱりボクだよね」
マナフィ「じゃあぼくも主役やるー」
マーシャドー「そういうことなら俺に任せておけばいいんだ」
シェイミ「落ちつけお前たち、この中で誰が一番…といえばワガハイしかおらぬだろう」
ミュウ「ノンノンノン、一番ってなるとファーストであるミューだよね」
ビクティニ「なら僕と一緒にやろうよ」
ディアンシー「黙りなさい、わき役たちよアタクシこそが主役よ」
マギアナ「あら、あなたはせいぜいエキストラじゃなくて?」
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:07:25.98 ID:iP9r5nPo0
フーパ「なるほど、こうなったか」
フーパ「タマネギからも言ってくれよ、きみなら状況がわかってるだろ」
セレビィ「ずるいぞ君たち、言いたいだけいって」
セレビィ「わたしも主役をやる!」
メロエッタ「話を聞きなさい!低能ども!」
メロエッタ「あなたたちごときが主役なんてつとまると思っているのか?」
メロエッタ「あなたたちを呼んだのは多数決をとり、圧倒的差を見せつけるため」
メロエッタ「あなたたちの映画を撮るためではない」
メロエッタ「さあ、誰がふさわしいか答えなさい」
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:08:02.56 ID:iP9r5nPo0
ミュウ「ミューかな」
ビクティニ「僕だ!」
セレビィ「ここはわたしが」
マナフィ「ぼくでいいんじゃないかな」
マーシャドー「やはり俺だろう」
シェイミ「ワガハイにまかせておけ」
フーパ「おれだって最初から言ってるだろ」
ディアンシー「主役なんてアタクシのための言葉じゃないの」
ジラーチ「ボクやりたーい」
マギアナ「みながそういうなら私も」
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:08:47.95 ID:iP9r5nPo0
メロエッタ「……」ぷるぷる
メロエッタ「あ…あんたたち…」
ナツメ「いい加減にしなさい!」
レッド「ナツメ?」
ナツメ「今から撮るのは私の映画でしょ」
ナツメ「あなたたちの誰でもなく私が主役」
ナツメ「そうですよね監督」
監督「あ…や…まあ…ちょっと話を変えて…」
ナツメ「私が、主役、ですよね?」
監督「は、はいっ」
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:09:35.19 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「そういうことなの、ごめんね」
メロエッタ「ふざけんじゃないわよヒゲ」
メロエッタ「書き直せ!」
600ズ「そーだそーだ」
監督「うっ」
ナツメ「この子たちが映画に出るのは全然いいんですけど…」
ナツメ「そもそも演技できなんじゃないですか」
ナツメ「そういうのを主役にするのは監督としてどうなんですか」
監督「それは…たしかに…」
メロエッタ「ならワタクシと勝負よ」
ナツメ「勝負?」
メロエッタ「そう、誰が最も主役にふさわしいか」
メロエッタ「あなたが勝てば潔く主役を譲ってあげる」
ナツメ「いいわ、うけてたつ」
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:11:48.43 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「監督もいいですよね?」
監督「まあみんながいいということなら…それで決めよう」
監督「やり方や判定は僕に任せてもらおう」
ナツメ「はい、いいですよ」
監督「よし…」
監督「それじゃあまず第一審査はみんなには僕が指定した場面を演じてもらうよ」
監督「みんなの演技力がどれほどのものか見たいからね」
監督「一人一つずつ台本を選んでもらうからそれを覚えて」
監督「中は選ぶまでのお楽しみだよ」
監督「順番は選んだ台本によって決まっている」
監督「そうだな…短い内容だから30分後に開始しよう」
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:12:18.26 ID:iP9r5nPo0
30分後
監督「よし、30分だ」
監督「みんな台本は覚えたかな」
監督「ではまずナツメ君から」
ナツメ「はい」
監督「じゃあみんな用意して」
レッド「なんか布団が…」
レッド「まさか…」
ナツメ「先に言っとくけど違うから大丈夫」
監督「じゃあいくよ、よーいアクション!」
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:13:50.88 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「眠れないアル」
ナツメ「今までどうやって寝てきたか、わからなくなってきたアル」
ナツメ「どうやったら眠れるアル?どうやったら眠りの中に入っていけるアル?」
男「とりあえず黙れ!そして目をつぶってじっとしてろ」
ナツメ「だってよくよく考えるアル」
ナツメ「寝るって一体何アルか?」
ナツメ「目つぶっても結局私たち瞼閉じてるだけで眼球は中でゴロゴロしてるアル」
ナツメ「真っ暗だけど結局それは瞼の裏側見てるだけで眠ってるわけじゃないアル」
ナツメ「その証拠に昼間日向で目を閉じると真っ赤アル」
ナツメ「眼球どうすれば眠れるアルか」
ナツメ「真っすぐ瞼の裏見てればいいアルか?それとも上の方見てればいいアルか?」
ナツメ「どうすれば眼球は休ま」
男「やめろよぉぉぉ!こっちまで眠れなくなってきたろうが!」
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:14:42.08 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「あと寝る時って息口でするんだっけ?鼻でするんだっけ?」
ナツメ「口から吸って鼻から出すんだっけ?鼻から吸って口からだっけ?」
男「やめろぉ!」
ナツメ「手って組んだ方がいいんだっけ?横に置くんだっけ?」
ナツメ「布団から出すんだっけ?仕舞うんだっけ?」
ナツメ「枕の位置ってどの辺だっけ?」
ナツメ「仰向けだっけ?うつ伏せだっけ?」
男「やめろ…ぉ!」
ナツメ「人ってどこから生まれてどこに向かうんだっけ?」
ナツメ「宇宙のむこう側ってどんなになってるんだっけ?」
ナツメ「私はなんでこんなことばかり言わされてるんだっけ?」
男「やめろよぉ!ああっ眠れねえ!!」
ナツメ「眠るって何だっけ?」
監督「はいカットォ!」
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:15:36.69 ID:iP9r5nPo0
ナツメ「ってなんですかこれ!」
ナツメ「なんで私がこんなことしなきゃいけないんですか、台本おかしいでしょ」
監督「そういわれても選んだのはナツメ君だからね…」
レッド「今の女優さん完璧でした100点です」
コトネ「はい、彼女ならどんな役でもこなせるでしょう100点です」
マギアナ「まあまあですね、瞬きを一度もせずあの眼をやり続けたのは評価できます、ですが83点といったところでしょうね」
監督「ちょっと勝手に審査員やらないでくれる」
監督「あとなんでそっちにまじってるの」
マギアナ「私はそもそも主役などに興味はありませんから」
マギアナ「さっきの場では自分を言わなければ他の誰かを選ばないといけませんでしたからね」
マギアナ「まあ誰でもいいんですがね」
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:16:43.48 ID:iP9r5nPo0
マギアナ「本編映画のタイトルにすらなれないようなポケモンであれば必死になるでしょうね」
マギアナ「短編作品()」
メロエッタ「なんですって」イラッ
マギアナ「あら?ハツネのことなんですか?私知りませんでしたわ」
マギアナ「他にもホウオウさんにひっついて出た者もいたそうじゃないですか、あのポケモンは必要だったのでしょうか?」
マーシャドー「俺がいなかったらあれは成立すらしてねえ」
マギアナ「だwれwもwあwなwたwのwはwなwしwはwしwてwなwいwでwすwよw」
マギアナ「もしあなたが該当するポケモンでしたら非礼を侘びますわ、私の無知ですから」
マギアナ「えっとそういえば、伝説のポケモンどころか一般のポケモンのおまけのような方もいましたね」
ミュウ「ルカリオ君かっこよかったね」
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:17:40.07 ID:iP9r5nPo0
監督「と、とりあえず審査を続けよう」
監督「マギアナさんは主役辞退ということでいいんだね」
マギアナ「ええ、そのつもりです」
監督「では平等な目で見てくれるということで僕と一緒に審査してもらう」
監督「そっちの二人はだめね」
コトネ「え〜!」
監督「えっと2番の台本は…」
監督「シェイミさんか」
監督「それじゃあ準備して」
監督「よーい、アクション!」
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:18:20.28 ID:iP9r5nPo0
シェイミ「ワガハイはポケモンセンターへ向かう」
女「待って」ガシッ
女「聞いておきたいことがあるの」
シェイミ「なんだ?」
女「あの人とはどんな関係だったの?」
シェイミ「ワガハイの親であり、師匠だった」
女「恋人でもあった?」
シェイミ「…それ以上の存在だ」
女「それ以上?」
シェイミ「ワガハイの半分はあの人のものだ」
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:19:03.70 ID:iP9r5nPo0
女「好きなの?」
シェイミ「そういう感情じゃない」
女「嫌いなの?」
シェイミ「好きか嫌いか…」
シェイミ「そのどちらかでないといけないのか」
女「そうよ」
女「男と女の間がらはね」
シェイミ「10年生死を共にした」
シェイミ「とても言葉ではいえない」
女「そんなあの人を殺せるの?」
シェイミ「……」
女「あの人の暗殺、それがあなたの任務でしょ」
シェイミ「……」
女「シェイミ…恋人は?好きな人はいるの?」
シェイミ「他人の人生に興味を持ったことはない」
監督「はい、カット」
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/01(木) 01:19:45.53 ID:iP9r5nPo0
レッド「なんか見た目はあれだけど声完璧だな」
ナツメ「たしかに…目をつぶって聞けばすごくいいわね」
マギアナ「表情をもう少し暗くすれば、少しは評価できるのですがね」
コトネ「表情とかそういう問題じゃない気が…」
監督「よし、次だ」
監督「3番目はビクティニさんだ」
ビクティニ「わお次は僕か、がんばるぞー!」
監督「よーいアクション!」
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 01:52:38.90 ID:4h/5xMwqo
大塚明夫かな?
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/01(木) 23:25:34.83 ID:xpZvKnDA0
もうナツメの声が完全に神楽で再生されるようになってしまった
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:46:47.94 ID:oxy25f2L0
男「はー…はー…ビクティニ、そうだビクティニ」
男「書け!お前のノートにこいつらの名前をお前が書くんだ!書けビクティニ早く!!」
男「た…頼むビクティニ、もうお前しかいないんだ書いてくれ!!」
ビクティニ「おーけーおーけー書くよー」
男「くっははははははは」
男「ざぁまぁーみろ、お前は僕を殺すしかなかったってことさ」
男「しかしビクティニが名前を書くと言った以上もう誰にも止められない、手遅れだお前らは必ず死ぬ!!」
ビクティニ「いや死ぬのはキミだよ」
男「!?」
318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:47:24.39 ID:oxy25f2L0
男「ビクティニおまえ…」
男「ば…止めろ!」
ビクティニ「どう見てもキミの負けだ」
ビクティニ「ここをどう切り抜けるか少しは期待したけどー」
ビクティニ「僕にすがる様じゃねー…キミは終わりだ」
ビクティニ「結構長い間お互いの退屈しのぎになったじゃないか、面白かったよ」
男「し…死ぬのか!?僕は死ぬのか!!」
ビクティニ「そうだよ40秒でVジェネレート、もう決まり」
男「…い…や…やだ、死にたくない」
男「死にたくない!ふざけるな!止めろ!死にたくない!」
ビクティニ「みっともないなぁ、いやキミらしくないよ」
ビクティニ「最初に言ったよね」
ビクティニ「キミが死んだとき僕がキミの名前を…」
ビクティニ「名前を…」
ビクティニ「……」
ビクティニ「Vじぇねれ〜と!」
監督「カ…カット…」
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:48:14.98 ID:oxy25f2L0
コトネ「声が明かるすぎて全然雰囲気が…」
マギアナ「雰囲気以前セリフを覚えていないとは…」
マギアナ「他にも覚えていなさそうなのもいますけど…」
ナツメ「たしかに…」
マギアナ「まあコンバトラーにしては頑張った方でしょう」
ビクティニ「わーいほめられたー」
マギアナ「……」
監督「えっと、つ、次は…ミュウさんか」
マギアナ「セリフを覚えていないより恐ろしいことがありそうですが…」
ミュウ「安心しなよミューを信じて」
監督「まあ…そう言うなら…」
監督「よし、よーいアクション」
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:49:06.81 ID:oxy25f2L0
女「どなた?」
ミュウ「泥棒だよ」
女「泥棒さん?」
ミュウ「こんばんは花嫁さん」
女「あなたはあの時の方ですね」
ミュウ「忘れ物だよ」
女「まあ、このためにわざわざ?伯爵に見つかったら…」
ミュウ「なあに、狙い狙われるのが泥棒の本性だよ」
ミュウ「仕事が終われば帰るよ」
女「お仕事…」
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:49:57.50 ID:oxy25f2L0
女「私に何か差し上げられる物があればよいのですが…」
女「あっこれを…」
ミュウ「ノンノンノン、ミューの獲物は悪い魔法使いが高い塔のてっぺんにしまい込んだ宝物」
ミュウ「どうかこの泥棒に盗まれてくれないかな」
女「私を?」
ミュウ「金庫に閉じ込められた宝石たちを救いだし、無理やり花嫁にされようとしている女の子は緑の野に放してあげる」
ミュウ「これみんな泥棒の仕事なんだよ」
女「私を自由にしてくださるの?ありがとう…とてもうれしいの」
女「でもあなたは我が家の恐ろしさをご存じないのです、どうかこのまま帰って」
ミュウ「ああ何ということだ、女の子は悪い魔法使いの力を信じるのに泥棒の力を信じてくれないなんて」
ミュウ「その子が信じてくれたら泥棒は色が青くなったり光輝くことだってできるのに」
ミュウ「うっうっ…うむむむ〜」
ゴゴゴゴゴゴゴ
監督「な、なんだ建物が揺れて…ちょっカットカット!何しようとしてるの!」
バキッ
監督「うわっ僕のメガホンが砕けた!?」
ミュウ「くすくす」
ミュウ「今はこれが精一杯」
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:51:18.36 ID:oxy25f2L0
監督「ぼ…僕のメガホンがぁ…」
マギアナ「ギアナが珍しく真面目にやってると思えば…」
監督「メガホン…」
マギアナ「あなたにはまだヒゲがあるじゃないですか」
マギアナ「それともその唯一あなたに残されたものもなくしてあげましょうか」
ナツメ「監督別にヒゲだけの人じゃないよ」
マギアナ「では他に何が?」
ナツメ「……」
監督「ナツメ君!何か言ってよ!」
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:52:16.61 ID:oxy25f2L0
メイ「監督はヒゲとメガホンだけの人じゃないですよ!」
監督「おおっメイ君!」
メイ「監督はけっこう男らしいところもあるんですよ」
メイ「ほら体つきだってがっしりしてます」
メイ「これ脂肪じゃなくて筋肉ですよ」
監督「まあ趣味筋トレだからちょっと自信はあるけど」
メイ「この太い腕で抱きしめてくれたときとか耳元で甘い言葉をささやいてくれたり」
監督「ちょっと何言ってんの」
コトネ「何?あんた枕でもやってたの?」
メイ「なぜそれを!?」
監督「やってない!やってない!」
コトネ「わかってますよ、こいつの冗談でしょ」
監督「冗談じゃ済まされないよ…」
メイ「わかってたのにひどいですね、たしかに私もレッドさんみたいな人がいいんですけどね」
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:52:57.10 ID:oxy25f2L0
メイ「ところで今何やってるんですか?」
監督「主役のオーディションをやってるんだ」
メイ「へえ」
メイ「って!か、監督…っ!こ、これ…みんな幻の…」
メイ「すごいです監督!監督が集めたんですか!初めて尊敬しました!」
監督「今サラッとちょっとひどいこと言ったよね」
監督「僕が集めたんじゃないけど、流れで集まってくれてね」
監督「それで誰が主役をやるかもめてこうして決めることになったんだ」
監督「さて、そろそろ再開しようか」
監督「次はディアンシーさんだね」
監督「よーい」
ディアンシー「ちょっとお待ちになって」
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:53:49.72 ID:oxy25f2L0
監督「ん?何か?」
ディアンシー「やはりここでやらなければいけませんか…?」
マギアナ「主役をやりたくなければけっこうですよ」
マギアナ「では次の方」
ディアンシー「あたくしはやらないとは言っていません」
ディアンシー「ですがこの者どもに見られながらやるのは…」
監督「そう言われてもね…」
マギアナ「自身がないのならやめたらどうですかぁ〜〜〜〜〜?」
ディアンシー「くっ…!」
ディアンシー「わかりましたわ、なら見せつけてあげますわアタクシの女優魂を!」♪Wedding March Part. 2
ディアンシー「さあヒゲ!始めなさい!」
監督「その前に音楽は消してね…」
監督「はい、よーいアクション!」
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:54:44.51 ID:oxy25f2L0
ディアンシー「この技を受けてみなさい!」
ディアンシー「5メガネ!!」
男「なんの!わりばし!!!」
ディアンシー「な…フェイントですって!?」
ディアンシー「ならこの明太子は使えない!!」
男「そしてこのウーロン茶で俺のコンボは完成する」プシュ
ディアンシー「しまった、暗黒コンボか!」
ディアンシー「仕方ないわ!ここで雑巾を発動するわ!」
男「バカな!2枚もだと!?こいつ正気か!?」
男「ちいいっ!」
ディアンシー「アイルトンセーナー!!」
男「くっ…俺の5目半負けか…」がくっ
ディアンシー「フチなしのメガネならあたくしがやばかったですわ…」
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:55:42.74 ID:oxy25f2L0
男「アンチルールによりウーロン茶をかぶるぜ」
男「次はキサマがステージを決める番だ!さっさと領収書を切れ」
ディアンシー「領収書は切りませんわ」ぺしっ
ディアンシー「使い方がわかりませんからね」
男「バカな!自殺行為だぞ!!」
ディアンシー「メガネがあればそれでよろしくてよ」
男「なるほど、ヒットポイント回復に当てるというわけか」
男「ならば俺はセカンドコートからいくことにするぜククク…」
ディアンシー「外道ね」
ディアンシー「それでは二回戦を始めますわよ」
男「いつでも来い」
スゥ スゥ ストン
二人「ポン!!!!」
ディアンシー「二回戦は引き分けね」
男「だが今の戦いで俺はヤクルトを3本手に入れた」
ディアンシー「六本木六本木」
男「モスコミュールモスコミュール」
監督「カ…カット…」
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:56:48.57 ID:oxy25f2L0
ディアンシー「はー…はー…」
ディアンシー「ど、どうよ!これがあたくしの本気よ!」
マギアナ「次の方どうぞ〜」
ディアンシー「なんで次行くのよ!」
マギアナ「ごめんなさいね、見てほしくなさそうだったので見てませんでしたわ」
ディアンシー「くっ…この…!」
ディアンシー「ヒゲ!キューアールのどこが平等な目で見てるっていうの!」
監督「うん…マギアナさんそれは…」
マギアナ「冗談ですわ、きっちり録画しておきましたから」
マギアナ「この通り」
ディアンシー『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ『5メガネ
ディアンシー「何回再生してるの!壊れてるでしょ!」
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/02(金) 00:57:41.05 ID:oxy25f2L0
メイ「もしかしてこういうの全員分やるんですか?」
ナツメ「ええそうよ」
レッド「ナツメも含めてね」
メイ「ナツメさんもやったんですか?」
レッド「うん、新しいナツメが見れた気がする」
メイ「新しいナツメさん…?」
ナツメ「余計なことは言わなくていいの」
ナツメ「そもそもみんな台本がランダムだからキャラと違う役ばかりやってるんだし…」
ナツメ「あ、シェイミ以外」
メイ「シェイミはあってたんですか」
メイ「ええ〜なんだろう、あの可愛いフォルムだから…なんでも吸い込む桃球とかですか?」
ナツメ「想像にまかせるわ…」
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:34:33.30 ID:cVS4K/If0
監督「次はジラーチさんか…」
マギアナ「……」
監督「なんとかなればいいんだが…」
ジラーチ「ボクすごい自信あるよ」
マギアナ「ではやってもらいましょうか…」
監督「そうだね…」
監督「それじゃあいくよ、よーいアクション」
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:35:31.85 ID:cVS4K/If0
ジラーチ「すまないね、えっと…キミを驚かせるつもりじゃなかったんだ」
ジラーチ「せめてキミに見つからないように…こ、コナゴナにしておいたほうがよかったかな」
男「ジラーチ…」ぐっ
男「いつからだ…」
ジラーチ「もちろん最初からだよ」
ジラーチ「ボクがたいちょーになってから彼以外を…うん、思ったことはない」
男「それじゃあいままでずっと…みんなだましてやがったのか」
ジラーチ「だましたつもりはないよ」
ジラーチ「ただキミたちが理解していなかっただけだよ」
ジラーチ「ボクのほんとーの姿を」
男「理解していない…」
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:36:41.55 ID:cVS4K/If0
男「あいつは…てめえに憧れ…てめえの少しでも近くにいたくてここに入り」
男「てめえの役に立ちたいと、それこそ死に物狂いでやっとの思いで副隊長になったんだぞ」
ジラーチ「知ってるよー、自分に憧れを抱く人間ほどほにゃららしやすいものはないのだ」
ジラーチ「いい機械(誤字)だ、一つ覚えておきたまえ」
ジラーチ「憧れは理解から最もとな…遠い感情なのさ」
男「ジラーチ、俺はてめえを殺す」
ジラーチ「あんまり強い言葉は使わない方がいい、弱く見えるよ」
男「うおおおお」
ジラーチ「アイヘwww」
監督「…カット」
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:37:10.48 ID:cVS4K/If0
ジラーチ「か〜んぺき〜!」
マギアナ「……」
監督「……」
マギアナ「もう何も言いません…」
監督「うん…」
マギアナ「次いきましょう」
監督「そうですね」
監督「次、セレビィさん」
監督「それじゃ、よーいアクション」
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:38:12.81 ID:cVS4K/If0
セレビィ「自分が嫌いなのね…だから人も傷つける」
セレビィ「自分が傷つくより人を傷つけた方が心が痛いことを知っているから…」
セレビィ「でも、どんな思いが思いが待っていても…それはあなたが自分一人で決めた事だわ、価値のあることなのよ」
セレビィ「あなた自身のことなのよ…誤魔化さずに自分に出来ることを考え償いは自分でやりなさい」
男「セレビィさんだって…他人のくせに…」
男「何もわかってないくせに!」
セレビィ「他人だからどうだって言うのよ!!」
セレビィ「あんたこのままやめるつもり!?」
セレビィ「今、ここで何もしなかったら…私許さないからね…」
セレビィ「一生あんたを許さないからね」
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:38:53.19 ID:cVS4K/If0
セレビィ「今の自分が絶対じゃないわ…後で間違いに気付き、後悔する…」
セレビィ「私はその繰り返しだった…ぬか喜びと自己嫌悪を重ねるだけ…」
セレビィ「でも、そのたびに前に進めた気がする…」
セレビィ「もう一度サイホーンに乗ってけりを付けなさい」
セレビィ「サイホーンに乗っていた自分に…何のためにここに来たのか…」
セレビィ「何のためにここにいるのか…今の自分の答えを見つけなさい…」
セレビィ「そして、けりをつけたら、必ず戻ってくるのよ…」
セレビィ「約束よ、いってらっしゃい」
セレビィ「……」
セレビィ「大人のキスよ、帰ってきたら続きをしましょ」
監督「カーット!」
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:39:42.25 ID:cVS4K/If0
マギアナ「久しぶりにまともなのを見た気がしますわ」
ディアンシー「あたくしの演技がまともではないと?」
マギアナ「それはあなたのご想像にお任せしますわ」
レッド「今のはよかったと思う」
ナツメ「うん、けっこう合ってたしね」
ナツメ「セレビィって意外と上手なのね」
セレビィ「ふふ、驚いた?私ってやろうと思えばなんでもできるの」
セレビィ「私が主役になるかもね」
マギアナ「悪い流れが消えましたね」
マギアナ「ヒゲ、次はどなたがやるのですか?」
監督「えっとマナフィさん…」
マギアナ「……」
監督「と、とにかくやろう…」
監督「よーいアクション」
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:40:49.42 ID:cVS4K/If0
マナフィ「ねえどこまで行くの?」
マナフィ「いいかげんにしてよ」
マナフィ「これ以上離れる必要はないでしょ」
男「そうだな…」
マナフィ「やれやれどうもこの地方の人たちは死にたがりやが多いようだね」
マナフィ「困ったものだよ」
男「……」
男「はああっ!」
マナフィ「へえ」
マナフィ「これはすごい合計種族値420まであがったよ」
マナフィ「なるほどたしかにこれまでのコイキングとは違うみたいだね」
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:41:18.13 ID:cVS4K/If0
マナフィ「おどろき〜」
マナフィ「すばらしい戦闘力だね、さすがは戦士タイプというだけはあるよ」
マナフィ「部下に欲しいぐらいだよ」
男「ぐっ」
マナフィ「参考にこれから君が戦おうとしているぼくの種族値を教えてあげる」
マナフィ「ぼくの合計種族値は53万だよ」
マナフィ「でももちろんフルパワーで君と戦ったりはしないから、心配しないでね」
監督「カット」
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/04(日) 02:42:06.31 ID:cVS4K/If0
マギアナ「どうなるかと思いましたがまだまともでしたね」
監督「まとも…」
監督「もうマギアナさんがそう言うならそれでいいです…」
ナツメ「……」
レッド「どうしたの?難しい顔して」
レッド「心配しなくても一番はナツメだよ」
ナツメ「あ、うん…だといいけど…」
ナツメ「まだみんな終わってないし、これ第一審査って言ってたじゃない」
ナツメ「まだわからないわよ」
ナツメ「それに私が考えてたのはそういうことじゃなくて本当にこれで映画が撮れるのかっていう心配をしてたの…」
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 01:58:22.19 ID:vUzX7SaO0
男「う…ま…まだだ!」
男「た…たとえ我が秘孔が表裏逆と判明しても正確には俺の秘孔の位置はわかるまい!」
男「ハートゴールドの将の体に傷をつけた罪はつぐなってもらうぞ!」
マーシャドー「その秘孔の謎をおおう鎧もすでにはがれている」
男「な…なにィ!」
男「ぐああ!こ…これは!!」
マーシャドー「経絡とはいわば血の流れ」
マーシャドー「秘孔とはその要髄」
マーシャドー「もはやきさまは帝王という鎧をはがされた裸の鳥!」
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 01:59:04.06 ID:vUzX7SaO0
男「ふっふふ…」
男「だが俺は炎飛行タイプ最強の男!」
男「見ろ!たとえ秘孔が判明しようと闘気だけでこの俺を倒すことはできぬ!」
男「はぁ!」グググ
男「ふふふ…きさまに俺を倒す秘孔はつけぬ!」
男「この俺に致命の拳を突き入れることはできぬのだ!」
男「はぁ〜!」
男「うっ…なっ!?と…翔べぬ!は…羽が!!」
マーシャドー「ホウオウすでに翔ばず!」
マーシャドー「きさまは翼をもがれたのだ!」
男「ふっくく…そうか…」
男「鎧もはがれ翼までもがれたというわけか」
男「だが!俺は炎飛行タイプの帝王!」
男「ひ…退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!」
監督「カットOK!」
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 01:59:53.77 ID:vUzX7SaO0
ナツメ「あきらかに相手の人と比べてセリフ数少なくない?」
監督「それは台本によってランダムだから…」
マギアナ「それよりそろそろ飽きてきましたわね」
マギアナ「もうちゃっちゃとやってください」
マギアナ「なんなら二人同時でいいのではないですか?」
メロエッタ「あなたは何を言ってるの」
メロエッタ「このワタクシがまだやっていないというのに」
マギアナ「あなたがやっていようといまいと飽きてきましたわ」
監督「マギアナさん飽きないで、まだ終わってないから」
マギアナ「では早くしなさい」
監督「えっと…次はフーパさんだ」
監督「よーいアクション」
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 02:01:03.56 ID:vUzX7SaO0
男「ひゃーっひゃっひゃ!」
男「俺の勝ちだー!」
フーパ「何勘違いしているんだ?」
男「ヒョ?」
フーパ「まだおれの攻撃は終了してないぜ!」
男「なーに言ってんだ、もうお前は攻撃を終了したじゃないか」
フーパ「速攻魔法発動!狂戦士の魂!」
男「狂戦士の魂!?」
フーパ「持ち物を捨て効果発動」
フーパ「これでモンスター以外のカードが出るまで何枚でもカードをドローして墓地に捨てるカード」
フーパ「そしてその数だけおれは追加攻撃できる!」
男「えっ普通にずるい」
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 02:01:41.75 ID:vUzX7SaO0
フーパ「さあ行くぜ!」
フーパ「まず一枚目!おでまし!」
フーパ「モンスターカードを墓地に捨て、追加攻撃いじげんホール!」
男「うぎゃああああ」
フーパ「二枚目おでまし!モンスターカード!」
男「うわあああああ」
フーパ「三枚目!モンスターカード!」
男「ぐわあああああ」
フーパ「おでまし!モンスターカード!」
男「ぐぎゃああああ」
フーパ「おでまし!トラップカード!」
男「ぐええああああ」
フーパ「おでまし!モンスターカード!」
男「ぎゃあああああ」
フーパ「おでまし!モンスターカード!」
女「もうやめて!フーパ!」
フーパ「HA☆NA☆SE!!」
監督「カット」
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 02:02:28.89 ID:vUzX7SaO0
ナツメ「うん…まあ…うん…」
コトネ「悪くはないと思うんですけどね…」
メロエッタ「ふふふ、ここまで見せてもらったけどやはりワタクシとあなたの一騎打ちになりそうね」
ナツメ「私はそう思わないけど…」
メロエッタ「そこで見ていなさい」
メロエッタ「ポケモン界史上最高の女優の演技をね!」
メロエッタ「ヒゲ、始めなさい」
監督「あ、はい…」
監督「いきますよ」
監督「よーいアクション!」
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 02:03:10.61 ID:vUzX7SaO0
マギアナ「結果発表おおお!」
監督「いやまだ一次審査が終わっただけだよ」
メロエッタ「……」
メロエッタ「え…?」
監督「それじゃあ第二審査は…」
メロエッタ「ちょっと待ちなさい!」
監督「どうしたの?」
メロエッタ「や…まだワタクシやっていないでしょ!」
監督「え?やったよね?」
マギアナ「ええ、終わりましたよ」
マギアナ「ただし私がカットしておきました」
メロエッタ「何してんだぁぁ!」
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 08:07:58.41 ID:W9SlA/PCO
ネタだとわかってるが敢えてつっこもう
フーパおまえトラップカード途中で引いてるじゃねぇかw
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クオリティの高いサービスを貴方に
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