レッド「人見知りを克服しなくては…」

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148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:26:41.22 ID:m/SnlDFR0
ナツメ「怪我はない?見せて」

女の子「い、いやほんとに…」

女の子「あっ」

女の子(そういえばパパはこの人超能力者だって言ってたな、それもかなりの)

女の子(てことは私の考えてることもバレちゃうのかな)

女の子(私もちょっとぐらい防げるけど…)

女の子(いやでもそんなことしたら怪しまれるよね)

女の子(って何もしてないから今のこの考え全部筒抜け!?)

女の子(ど…どうしよう…?)

ナツメ「ほんとに大丈夫?難しい顔してるけど」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:28:15.14 ID:m/SnlDFR0
ナツメ「やっぱりどこか痛むんでしょ」

女の子「ほ、ほほほほんとに大丈夫ですって」

ナツメ「嘘はよくないわよ」

ナツメ「私にはなんでもお見通しなんだから」

女の子「!」ドキッ

ナツメ「なんちゃって」

女の子(なんちゃって…って本当なの、わかんない)

女の子(私も人の考えが読むことができれば…)

ナツメ「そういうことは無理だけど今ので無事じゃないってはわかるから」

ナツメ「あ、やっぱり怪我してるじゃない」

女の子「えっ」

ナツメ「よかった、軽くすりむいてるだけみたいね」

ナツメ「これなら、サーナイト癒しの波動よ」

サーナイト「ハイ」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:28:54.21 ID:m/SnlDFR0
女の子「あ…ありがとうございます…」

ナツメ「他に痛むとこはない?」

女の子「は、はい…もうないです」

ナツメ「よし、立てる?」

女の子「はい…」

ナツメ「あれ?あなたなんだか…」

女の子「な…なにか…?」

ナツメ「なんだかちょっと昔の私に似てるなって思って」

ナツメ「まああなたみたいに表情を表に出すことはあまりなかったんだけど」

女の子(この人の昔のこと…)
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:29:51.40 ID:m/SnlDFR0
ナツメ「あ、ごめんね、急に変なこと言っちゃって」

女の子「いえ…」

ナツメ「それじゃあ、元気でね」

女の子「……」

女の子「あ、あの…」

ナツメ「?」

女の子(き、聞かなきゃ…この人のことについて少しでも…)

女の子「ありがとうございました…」

ナツメ「うん、今度からは気をつけるのよ」

女の子(…はぁ、聞けなかった)
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/28(木) 01:30:24.19 ID:m/SnlDFR0
セレビィ「もう…だめじゃないの」

女の子「ま、まあ…最初っから本気を出そうとは思ってなかったわよ」

女の子「徐々に上げていくのが私なんだから」

セレビィ「だといいけどねぇ…」

女の子「何よそれ」

女の子「私だってやるときはやるのよ」

セレビィ「やるときはやるかぁ〜」

セレビィ「そんなの見たことないな」

女の子「っつ、この…」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/28(木) 18:12:49.82 ID:zpk1cFZSO
マサキはどうなったんだ 別行動で家に帰ってるのか、あるいは事件に
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:11:03.18 ID:roUb3dMj0
ナツメ「ただいまー」

レッド「おっかえりー」

レッド「ご飯にする?お風呂にする?それとも俺?」

ナツメ「……」

ナツメ「ふ…ふふっ」

ナツメ「どうしたの?今までそんなことしなかったじゃないの」

レッド「うーん、あまり面白くなかったか…」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:11:47.88 ID:roUb3dMj0
―――――――――――

レッド「そういえば今日変わった子に会ったよ」

レッド「いきなり俺にぶつかってきて、なんか変な話し方で…」

レッド「なんだこの子って思ったら急にどっか行っちゃって」

レッド「あ、そうだ、その子昔のナツメにそっくりでさ、雰囲気が、だけど」

ナツメ「昔の私に…」

レッド「まあそれは別として今時の子って変わってるんだね」

ナツメ「ねえその子ってもしかして白い帽子に水色の服じゃなかった?」

レッド「あー…うん、たしかそう」

ナツメ「私もその子と会ったかも」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:12:30.02 ID:roUb3dMj0
レッド「え、ほんとに?」

ナツメ「うん」

ナツメ「ただ、変な話し方ではなかったけど」

ナツメ「帰り道に突然上から落ちてきて、びっくりしたの」

ナツメ「軽いけがだったからすぐ治せたけど」

ナツメ「あの子、あんなところで何してたのかしら」

レッド「なんかいろいろ危ない子なんだな」

ナツメ「ええ、気をつけるようには言ったんだけど」

ナツメ「それにしても二人とも同じ日に同じ変な子に会うなんて、何か繋がってるのかな私たち」

レッド「そ…それぐらいよくあることじゃんか」

ナツメ「もう」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:13:27.47 ID:roUb3dMj0
翌日

女の子「よし、今日もやるよセレビィ」

セレビィ「やるって何を?」

女の子「あの人たちと話すことに決まってるでしょ」

セレビィ「またやるの?」

女の子「誰が一回で終わるって言ったのよ」

セレビィ「でもどうせ明日も明後日もやるんだよね」

女の子「もちろん」

セレビィ「毎日会ってたりしたらあやしまれない?」

セレビィ「二日に一回とかにしたら?」

女の子「あー…たしかに、どうしようかな」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:14:06.01 ID:roUb3dMj0
女の子「よしじゃあ、今日は二人に近い人の話を聞こう」

セレビィ「それなら昨日みたいに変な行動はしない方がいいよ」

女の子「どうして?」

女の子「ていうか変な行動なんてしてないし」

セレビィ「してたよ、十分」

セレビィ「まあ理由としてはあの二人の周りの人の前で変なことをすると噂がいろんなところに広がっちゃうと思うんだ」

セレビィ「だから行動には気をつけた方がいいよ」

女の子「なるほどね、わかった」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:14:55.09 ID:roUb3dMj0
セレビィ「それで誰に話を聞くの?」

女の子「それは決めてる」

女の子「やっぱりまずはパパからよね」

女の子「あ、いた、しかも一人」

セレビィ「まるで全て知っているかのようなタイミング」

女の子「パパがそんなことわかるわけないでしょ」

女の子「行くよ」

女の子「じゃなかった、あんたは戻ってないと」

セレビィ「普通にがんばってね」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:15:54.88 ID:roUb3dMj0
女の子「ねえパ…えふえっふんっ…」

女の子「あの、すいません」

グリーン「ん?」

女の子「ちょっとお尋ねしたいんですけど、この写真の人たちのこと知りませんか?」

グリーン(レッド?こっちはナツメの写真か…)

グリーン「…こいつら何かしたの?」

女の子「あ、えっと…た、助けてもらったんです」

女の子「それでまだお礼がちゃんと言えてなくて…」

女の子「あなたのお知り合いですよね」

グリーン「ふーん…」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:17:17.62 ID:roUb3dMj0
グリーン「……」

女の子「……」

グリーン「へえ、そいつはよかったな」

グリーン「こいつらは俺の知り合いだ、俺から礼を言っといてやるよ」

女の子「あ…ありがとうございます」

グリーン「おう」

女の子「あの、この人たちってどんな人なんですか?」

グリーン「会って助けてもらったんじゃないのか?」

女の子「い、いや、一瞬だったんで…」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/29(金) 02:18:50.04 ID:roUb3dMj0
グリーン「……」

グリーン「じゃあ一瞬しか会ってないって言ってんのに、なんで写真なんか持ってんだ?」

グリーン「しかもこんな隠し撮りみたいなものを」

女の子「そ、それは…」

グリーン「それにこいつらのことを知りたがってるってことはよく知らないってことだろ」

グリーン「それなのに、なんで俺がこいつらと知り合いってわかったんだ?」

女の子「え、えっとぉ…」

グリーン「怪しいな」

女の子「えっ!そんなことないですよ!」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 02:21:33.38 ID:roUb3dMj0
マサキはただみんなに忘れられていて置いていかれました
無事に自宅に帰ることはできてますけど、今後の登場予定はありません
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/29(金) 07:59:59.08 ID:HmaGJD8RO
マサキ…
更新おつです
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:55:14.40 ID:lSqcUvQd0
グリーン「どうなんだ?」

女の子「……」

グリーン「黙ってちゃわかんないだろ」

女の子(とりあえず逃げるか、これはまずいな)

女の子「逃げるよ!カイリ…」

グリーン「ピジョット!」

ピジョット「ピジョッ」シュッ

女の子「っ!」

グリーン「ごめんな、君があいつらに何をしようとしてるか知らんが疑いがあるためこうさせてもらう」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:56:21.13 ID:lSqcUvQd0
グリーン「とりあえずそのボールを仕舞いなさい」

女の子「…くっ」

女の子「はい、これでいい?」

グリーン「うん」

女の子「なーんちゃって」

女の子「こちょこちょこちょ」

ピジョット「!?…アハハハハハハハ」

グリーン「ピジョット!?」

女の子「へへーん、パパのポケモンの弱点なんか知り尽くしてるんだから!」

女の子「カイリュー!逃げるよ!」

ピューン

グリーン「パパ…?」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:56:57.28 ID:lSqcUvQd0
グリーン「っと、俺から逃げられると思うなよ」

グリーン「行くぜピジョット!」

ピジョット「オウ!」

ドヒューン

女の子「はあ…パパは失敗…」

ドギュウウン

女の子「!?」

グリーン「よう、また会ったな」

女の子「パ…パパ…!」

グリーン「…もう一つ聞きたいことが増えた」

グリーン「パパってなんだ?」

女の子「あっ…」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:57:25.33 ID:lSqcUvQd0
グリーン「……」

女の子「……」

グリーン「さて、どうしようか…」

グリーン「君、名前は?」

女の子「……」

グリーン「いいかげん俺の質問に答えてくれよ」

グリーン「仕方ない…ナツメのところに連れて行くか」

女の子「ナツメってまさか…」

グリーン「そっ、知りたがってただろ、直接会えるんだ」

グリーン「もっと喜べよ」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:58:05.33 ID:lSqcUvQd0
ヤマブキジム

女の子(やばい…せっかく一人のところを狙ってたのに…)

女の子(ほんとにパパは…)

グリーン「やっ、ナツメいるかな?」

ジムトレ1「はい、いますよー」

ジムトレ1「えーっと今は…あ、挑戦者もいないみたいですね」

ジムトレ1「こちらへどうぞー」

ジムトレ1「あれ?その子は?」

グリーン「何考えてるかわかんねえからナツメに見てもらおうと思ってな」

グリーン「いろいろ変なところがあるし」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:58:36.37 ID:lSqcUvQd0
グリーン「よっ」

ナツメ「なあに?こっちは一応仕事中よ」

グリーン「ちょっとお前にやってもらいたいことがあってな」

ナツメ「簡単なことならいいけど」

グリーン「お前なら簡単だよ」

グリーン「ちょっとこの子の考えてること読んでほしいんだ」

女の子「……」むすっ

ナツメ「あれ、あなた昨日の」

ナツメ「もう痛みはなくなった?」

女の子「…はい」
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 01:59:24.85 ID:lSqcUvQd0
グリーン「…ってことなんだ」

ナツメ「なるほどね」

ナツメ「わかった」

ナツメ「何か変だと思ったけど、何を企んでいるの?」

女の子「な…なにも…」

ナツメ「……」

女の子(やばっ!)

ナツメ「!?」

ナツメ「超能力…?あなたいったい…」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:00:19.83 ID:lSqcUvQd0
ナツメ「まさか超能力者だとは…」

ナツメ「私の読心術を防ぐなんて」

グリーン「ん?じゃあ無理なのか?」

ナツメ「いや、できるけど、ちょっとかわいそうなのよね」

グリーン「かわいそうって何するんだよ」

ナツメ「あー、どうしよっかなー」

ナツメ「正直に話してくれれば、あんなことやこんなことしなくていいんだけどな」

女の子「……」

ナツメ「私も鬼や悪魔じゃないからああいうことはしたくないのよねー」

女の子(目が怖い…)
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:01:47.75 ID:lSqcUvQd0
ナツメ「さあ話してくれないかな」

女の子(なんとかしてこのピンチを抜けだす方法を考えないと…)

ビタッ

女の子「!?」

女の子(な、なにこれっ!?体が動かない…!)

ナツメ「口だけは動くはずよ、今のうちに正直に言いなさい」ぼそぼそ

ナツメ「あなたは誰?何が目的?」ぼそぼそ

ナツメ「レッドに何するつもり?」ぼそぼそ

女の子「……」

グリーン「お、おいナツメ…何してるか知らんがあんまりやりすぎは…」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:02:26.51 ID:lSqcUvQd0
ナツメ「やりすぎは良くないってって言うの?」

グリーン「あ、ああ…」

ナツメ「私だって穏便に済ませたいけど、レッドに何かする可能性があるのなら、何としても聞きださないといけないのよ」

女の子(…すごい怖い…この人)

女の子(私は口しか動かせない状況…)

女の子(一か八か、これで…!)

ナツメ「しかたないけど、ちょっと我慢してね」

女の子「パパ!助けて!」

グリーン「!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:03:23.11 ID:lSqcUvQd0
ナツメ「パパ…?」

ナツメ「どういうこと?」

ナツメ「グリーンの子なの?」

グリーン「いや…そんなわけないだろ、大きすぎるし」

ナツメ「そうよね」

女の子「嘘じゃない、私の名字はオーキド」

女の子「疑うのなら私の考え読んでもらっても結構よ」

ナツメ「……」

ナツメ「たしかに、オーキドって名字ね」

ナツメ「その他は一切わからないけど」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/30(土) 02:04:29.10 ID:lSqcUvQd0
ナツメ「グリーンの従妹とかじゃないの?」

グリーン「従妹か…」

グリーン「……」

女の子「……」

グリーン「全然似てないよな、俺と…」

グリーン「なんていうかナツメに似てるよな、ちょっとだけ」

ナツメ「偶然ね、私とこの子は無関係だし」

女の子「……」

女の子(無関係…か)
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:08:58.75 ID:RvSUw/0e0
ナツメ「悪いけど、グリーンの親戚だとしてもレッドに何かある可能性があれば」

グリーン「で、でもいくらレッドのためとはいえ、こんな女の子をだな」

グリーン「ほら、レッドも喜ぶとは思えないし」

ナツメ「……」

ナツメ「でもレッドに何かするつもりなのは本当だし…」

グリーン「そうなのか?」

女の子「……」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:09:29.22 ID:RvSUw/0e0
ナツメ「私はこれからひどいことするって宣言してるのに否定しないもの」

ナツメ「何もしないつもりなら否定するでしょ」

グリーン「た、たしかにそうだけど…」

ナツメ「この子が自分から言ってくれれば楽なんだけど…」

ナツメ「ねえ、教えてくれない?」

女の子「……」

ナツメ「…はぁ、言ってくれないよね」

女の子「あなた優しいんですね」

ナツメ「?」

ナツメ「どうして」

女の子「だって何度も私に何かする前に言うように言うんですもん」

女の子「私なら一度だめなら問答無用でやっちゃいますから」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:10:07.81 ID:RvSUw/0e0
ナツメ「……」

ナツメ「私そこまでやさしくないよ…」

女の子「それを決めるのは私です」

ナツメ「……」

ナツメ「ほんとに不思議な子ね」

ナツメ「なんだかああいうことする気がなくなっちゃった」

女の子「……」

ナツメ「でもこれだけは答えてほしいの」

ナツメ「あなたがレッドにしようとしていることはいいこと?わるいこと?」

ナツメ「答えてくれたら解放してあげる」

女の子「……」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:10:45.98 ID:RvSUw/0e0
女の子「人によります…」

女の子「あなたや…パパにとってはいいことかもしれない…」

女の子「でも私の行動で嫌な思いをする人はいない…とは言い切れない…」

女の子「例えば私とか…」

女の子「だから私が嫌なら何もしません」

ナツメ「私にはいいこと…?」

女の子「これでいいですよね?」

女の子「ああ、内容は当然ですが教えませんよ」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:11:20.84 ID:RvSUw/0e0
ナツメ「私が聞きたいのはそういうことじゃない」

ナツメ「レッドにとっていいことなのか、わるいことなのか」

ナツメ「それを聞いてるの」

女の子「…それはあなたによります」

女の子「あなたにとってプラスなことであればあの人にもプラスなこと」

女の子「あなたにとってマイナスなことであればあの人にもマイナスなことです」

グリーン「あっそうだ、あと俺からも」

グリーン「何回も言ってるけど、パパって何?」

女の子「父親、お父さんという意味です」

グリーン「うん、そういうことじゃない」

女の子「じゃあ私はこれで…」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:11:53.96 ID:RvSUw/0e0
グリーン「おい、よかったのか?」

グリーン「何を企んでるか結局わかんなかったじゃん」

ナツメ「うーん…ま、いいよ」

ナツメ「あの子は信用できるって思ったから」

ナツメ「嘘はついてなかったみたいだし」

グリーン「…お前がいいなら別にいいけど」

グリーン「さて、俺も帰るか」

グリーン「じゃあな」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/31(日) 02:12:41.05 ID:RvSUw/0e0
女の子「ふう…なんとか生還できたぁ…」

セレビィ「ほんとにひやひやしたよ」

セレビィ「危ない行動は控えるように言ったのに」

女の子「あんなことになるなんて思わなかったもん」

セレビィ「予知するとかなんとか言ってたのに」

女の子「え?言ったかな、そんなこと…」

セレビィ「言ったよ」

女の子「…じゃあ次から」

女の子「ねえセレビィ、あと…どれぐらいだっけ?」

セレビィ「なにが?」

女の子「あの人はいつからだった?」

セレビィ「ああ、えっとあと1、2週間ぐらいかな」

セレビィ「それから少しずつ」

女の子「あんまり時間がないね…早く決めないと」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 02:13:31.33 ID:RvSUw/0e0
今年はこれで終わりです
また来年よろしくお願いします
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 16:52:08.55 ID:2j43Hs2JO
おつおつ
来年も待ってるで
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/31(日) 17:22:20.68 ID:1eGKGhV+o

よいお年を
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 02:37:48.47 ID:/0qFgJbh0
あけましておめでとう
ございまあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!!
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 02:38:27.68 ID:/0qFgJbh0
失礼しました
今年もよろしくお願いします

女の子のちょっとした回想から始まります
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:42:16.50 ID:/0qFgJbh0
============

リーリエ「ご無沙汰しています」

リーリエ「この度エーテル財団カントー支部支部長に就任致しましたリーリエです」

グリーン「!」

グリーン「リーリエ…なのか?」

グリーン「ずいぶんと大人に…」

リーリエ「少し母様の真似事の部分もありますがね」

リーリエ「それより申し訳ありません…」

リーリエ「あのようなことがあったのに私は…」

グリーン「あ、ああ…そのことなら別に…」

グリーン「って俺が言うのも変だな」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:42:46.33 ID:/0qFgJbh0
女の子「ねえパパー、お兄ちゃんがまたー」

グリーン「はぁ…またか、今ちょっと大事な話を」

グリーン「あ、そうだ、リーリエこの子」

リーリエ「…!」

リーリエ「まさかこの子は…」

グリーン「ああ、やっぱり一目でわかったか」

グリーン「ほら自己紹介して」

女の子「……」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:43:19.05 ID:/0qFgJbh0
女の子「…こわい」ぎゅっ

グリーン「大丈夫だよ、怖い人じゃないから」

リーリエ「……」

女の子「ほんとに?」

グリーン「ああ」

女の子「……」もじもじ

女の子「オーキド・リーフです…」

リーリエ「リーリエと申します」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:44:04.21 ID:/0qFgJbh0
リーリエ「リーフさんはご自分のポケモンを持っていますか?」

リーフ「パパがまだだめだって」

リーフ「お兄ちゃんとお姉ちゃんは持ってるのに」

グリーン「まだこの子には渡していない、タイミングがよくわかんなくてな」

リーリエ「そうですか」

リーリエ「…リーフさん、これはあなたが持つべきものです」

リーリエ「今はまだ役にたたないかもしれませんがこのバトルサーチャーをあなたに渡しておきます」

リーリエ「それとこのお守りも」

グリーン「そのボール…あいつの」

リーリエ「はい、その通りです」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:44:57.34 ID:/0qFgJbh0
男「リーリエお嬢様、そろそろお時間です」

リーリエ「お嬢様?」ギロッ

男「ひぃっ!し、失礼しました!リーリエ支部長!」

リーリエ「…今のは聞かなかったことにしましょう」

リーリエ「ですが次はありません」

リーリエ「もし次言えば、この先死ぬまであなたが笑顔になることはないでしょう」

リーリエ「覚えておくように」

男「は…はいぃぃ…」ぞくっ

リーリエ「ではグリーンさん、リーフさん、失礼します」

=============
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:45:28.62 ID:/0qFgJbh0
セレビィ「ねえ、ねえってば」

セレビィ「聞いてる?リーフ」

リーフ「聞いてる…」

セレビィ「じゃあ答えてよ」

リーフ「……」

リーフ「ごめんなんだっけ?」

セレビィ「…どこに行くか聞いてるんだよ」

リーフ「特に決めてない」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:46:12.35 ID:/0qFgJbh0
リーフ「なんだか無性にバトルしたくなっちゃってさ」

リーフ「これ使うためにトレーナーがいっぱいいるところ行こうと思ってるんだ」

リーフ「だからちょっと戻っててよ」

セレビィ「珍しいね、キミがバトルしたいなんて」

リーフ「ちょっと私の小さいとき思いだしちゃって」

セレビィ「ますます珍しい…」

セレビィ「それ身につけてるだけで一回しか使ってないもんね」

リーフ「初めてポケモンをもらってうれしかったの、あの時は」

リーフ「ってあんたが誰よりも私のこと知っているんだから、あの時のこと言わすな」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:46:55.73 ID:/0qFgJbh0
セレビィ「でもあの時の子がこんな風になるとは思わなかったけどな」

リーフ「なによそれ」

セレビィ「わたしは褒めてるんだよ」

セレビィ「強くなったんだねって」

リーフ「…まあパパやお兄ちゃんが特訓してくれたから」

セレビィ「未来を変えちゃうとそういう思い出は相手から消えちゃうんだよ」

リーフ「またそのこと?」

リーフ「こう見えても私はいろんなこと考えて行動してる…」

リーフ「あんたならわかってくれてるでしょ?」

リーフ「私が生まれたときからずっと見てくれてたんだから」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:47:50.52 ID:/0qFgJbh0
一時間後

リーフ「ふう…こんなもんかな…」

セレビィ「すごいね35連勝だ」

リーフ「数えてたの?」

セレビィ「君のことはなんでも知りたいからね」

セレビィ「どんな細かいことでも知っておく必要があるのさ」

リーフ「こんなとこでの勝利数なんて知ってなくても関係ないと思うけど」

セレビィ「そうでもないよ」

セレビィ「例えばキミは35回もバトルしないと考えがまとまらないとかさ」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/01(月) 02:48:26.96 ID:/0qFgJbh0
セレビィ「で、何か決めた?」

リーフ「うん、明日もう一度あの人に会う」

リーフ「それで全部決めるよ」

セレビィ「今のところはどうなの?」

リーフ「今のところ?」

リーフ「えっとそうだな…」

セレビィ「そんな状態であと一回会うだけで決めれるの?」

リーフ「決めれるよ、決めてみせる」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/01(月) 03:23:26.59 ID:6oQOICBxo
あけおめおつ
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:21:19.06 ID:Jwdcok9a0
翌日

ナツメ「じゃあ行ってくるね」

レッド「行ってらっしゃーい」

リーフ「行くよセレビィ」

セレビィ「わたし隠れててなくていいの?」

リーフ「ごめん、戻ってて」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:21:48.47 ID:Jwdcok9a0
ピンポーン

レッド「ん…誰だろ?」

ガチャ

レッド「あ…君この前の…」

リーフ「どうも…」

レッド「どうしたの?」

リーフ「あなたにお話ししたいことがありまして」

レッド「…?」

リーフ「お時間よろしいですか?」

レッド「うん…いいけど…」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:22:47.77 ID:Jwdcok9a0
レッド「まあ入りなよ」

リーフ「!」

リーフ「い、いいんですか?」

レッド「ん」

レッド「ここで話してもいいけど、なんか長そうだから」

リーフ「……」

リーフ「わかりました…」

リーフ「お邪魔します…」
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:23:16.27 ID:Jwdcok9a0
リーフ「……」きょろきょろ

リーフ「……」きょろきょろ

リーフ「……」きょろきょろ

レッド「……」

レッド「そんなにうち気になる?」

リーフ「…少し」

レッド「なんだか前に会ったときとだいぶ違うね」

リーフ「あの時は演技をしていたので…」
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:24:02.84 ID:Jwdcok9a0
リーフ「あなたこそ、かなりの人見知りだと聞きましたけど」

レッド「うん、そうだよ」

レッド「でもなんでだろうね、君には普通に話せる」

リーフ「……」

レッド「昨日ナツメから君のこといろいろ聞いたよ」

レッド「ナツメに何かされなかった?」

リーフ「いえ…特には…」

レッド「そう?よかった」

レッド「ナツメはたまにやりすぎちゃうことあるからね」
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:24:49.79 ID:Jwdcok9a0
レッド「さて、と…俺に話したいことってなに?」

リーフ「……」

リーフ「レッドさん、あなたはいい人ですか?」

レッド「え?いい人…?」

リーフ「慎重に答えてください」

リーフ「このあともいくつか質問しますが、全てよく考えてくださいね」

リーフ「質問の答えがあなたの人生を左右しますから」

レッド「ちょ、ちょっ…どういうこと?俺の人生を左右するって、急だね」

リーフ「そのままですよ」
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:25:42.74 ID:Jwdcok9a0
レッド「うーん…どうしようかな…」

リーフ「やっぱりそういうことを言われると悩みますか?」

レッド「うん、答えるかどうか悩んじゃうね」

リーフ「なんでですか?」

レッド「だってさ、君だったら突然正体のわからない子にこんな質問されたら答える?」

レッド「しかも俺の人生がかかってるんでしょ」

レッド「慎重に答えてって言われたからさ、簡単に答えられないよ」

リーフ「…なるほど、それもそうですね」
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:26:20.84 ID:Jwdcok9a0
レッド「先に質問したのは君だけど、俺の質問に答えてくれたら君の質問に答えるよ」

リーフ「わかりました、いいですよ」

リーフ(いいよね?)

セレビィ(うん、いいよ)

セレビィ(でも一つだけとかにしときな、いっぱい聞かれても困るでしょ)

リーフ「一つだけ、なんでもお答えします」

レッド「一つ?」

リーフ「はい、私もいろいろ秘密がありますので、ごめんなさい」

レッド「…わかった」

レッド「ただし正直にお願いね」

リーフ「……」こくっ
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:29:04.61 ID:Jwdcok9a0
レッド「一つだけか…どうしようかな…」

レッド「じゃあ君の目的は何?どうして俺の人生を左右するなんて言えるの?」

リーフ「ふたつじゃないですか」

レッド「あ、ばれた?」

リーフ「当たり前です」

リーフ「はぁ…いいですよ」

リーフ「その二つの答えは関連してますから、両方答えますよ」

レッド「いいの?ありがとう」

リーフ「私の目的は過去の改変、そして私にはそれができるから」

リーフ「私がそれをすれば、あなたの全てが大きく変わります」
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:30:32.97 ID:Jwdcok9a0
レッド「……」

リーフ「さて、私からの質問ですけど」

レッド「いや、待ってよ」

レッド「過去の改変?それができる?」

レッド「意味がわかんない、ちゃんと説明してよ」

リーフ「説明してと言われてもこれ以上は私もよくわかんなくて…」

レッド「……」

リーフ「……」

レッド「そっか、わかった」

レッド「じゃあ質問に答えるよ」
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:31:00.75 ID:Jwdcok9a0
レッド「えっと、俺がいい人か…だったよね?」

レッド「うーんそうだなー…」

レッド「いい人ではないかな」

レッド「でも悪い人でもないよ」

リーフ「普通の人って言いたいんですか?」

レッド「うん、そうだね」

リーフ「……」

リーフ「わかりました」

リーフ「では次の質問…」
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:31:28.60 ID:Jwdcok9a0
数時間後

ナツメ「ただいま〜」

ナツメ「……」

ナツメ「あれ?レッドいないの?」

リーフ「聞いているのですか!」

リーフ「あなたの命がかかっているんですよ、もっと真面目にしてください!」

レッド「あ…なつめ…きょうははやかったね〜…」

ナツメ「いるじゃない、何してるの?」

ナツメ「あら、あなた…」

リーフ「あ…おじゃましてます…」
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:32:15.39 ID:Jwdcok9a0
レッド「もうつかれたよ〜」

リーフ「まだです、あと50個あるんですから」

レッド「50!?」

レッド「そんなに無理だよ、せめてちょっと休ませて」

リーフ「…わかりました」

ナツメ「レッドがこんなに疲れてるなんて、何時間やってたの?」

レッド「んー…わかんない」

リーフ「あなたたちにとっても私にとっても重要なことなんです」

リーフ「これでも短くしている方なんですよ」
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:32:58.22 ID:Jwdcok9a0
レッド「おなかすいた〜…」

ナツメ「じゃあもうご飯作っちゃうね」

ナツメ「よかったらあなたも食べる?」

リーフ「え…い、いいんですか…?」

ナツメ「ええ、もちろんよ」

リーフ「ありがとうございます…」

ナツメ「じゃあちょっと待っててね」

リーフ「……」

リーフ「あの…私にも手伝わせてください」

ナツメ「私一人で大丈夫よ、リラックスしてて」

リーフ「お願いします、私もやりたいんです!」

ナツメ「そ、そう?じゃあお願いしようかな」
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:33:28.02 ID:Jwdcok9a0
リーフ「……」トントントントン

ナツメ「あら、上手ね」

リーフ「!」

リーフ「ありがとうございます」

ナツメ「よく料理はするの?」

リーフ「いえ、あまり…」

リーフ「こうやってお手伝いする程度ですね」

リーフ「〜♪」
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:34:19.85 ID:Jwdcok9a0
リーフ「あの、ナツメさん」

ナツメ「なに?」

リーフ「ナツメさんはレッドさんのどういうところが好きで結婚したんですか?」

ナツメ「結婚っ!?」

ナツメ「い、いやいや…わ、私たちその…結婚とかまだだから」

リーフ「あれ?まだなんですか?」

リーフ「ふむ…この時点ではまだなのか…」

リーフ「じゃあどういうところが好きってのはどうなんですか?」

ナツメ「……」

ナツメ「わ、私のことを誰よりも理解してくれることかな…//」
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:35:00.17 ID:Jwdcok9a0
リーフ「理解…ですか」

ナツメ「うん、あとはずっと一緒にいたいなって思えるとこかな」

リーフ「……」

リーフ「そうですか…」

ナツメ「ってなんで私はそんなこと…」

ナツメ「まあ言っちゃったから仕方ないけど…」

リーフ「一緒にいたいんですか…」

ナツメ「そ、そうよ」

リーフ「いつまでですか?」

ナツメ「それはもちろん、おじいちゃんとおばあちゃんになって…」

ナツメ「…ってだからなんでこんなこと言わないといけないの」
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/04(木) 02:35:30.26 ID:Jwdcok9a0
ナツメ「ほんとに不思議な子ね…」

ナツメ「なんでこんなこと言っちゃうんだろ」

ナツメ「もしかして何かした?」

リーフ「い、いいえ、何もしてないです」

ナツメ「そうよね…されたらわかるし…」

リーフ「は、はは…」

ナツメ「レッドのことで参考になったかしら?」

リーフ「はい、そうですね」

ナツメ「何をするかは知らないけど、レッドにひどいことしないでね」

リーフ「……」
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:26:07.76 ID:MSgEttCb0
――――――――――――

レッド「……」もぐもぐ

レッド「ん?」

リーフ「……」じーっ

レッド「ど、どうした?」

リーフ「あの、それ私が作ったんですけど…」

リーフ「ど、どうですかね…?」

レッド「ああ、おいしいよ」

リーフ「!」ぱぁぁ

リーフ「ほんとですか!やったぁ!」

リーフ「あ…」
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:26:41.95 ID:MSgEttCb0
ナツメ「ふふっ」

レッド「君もそういう顔するんだね」

リーフ「やっ…その…はい」

レッド「笑った方が可愛いよ」

ナツメ「そうそう」

リーフ「……///」

レッド「昔のナツメみたいで」

リーフ「に、似ているんですか?」

レッド「うん、目とか雰囲気がそっくり」
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:28:11.34 ID:MSgEttCb0
リーフ「昔のナツメさんはどういう人だったのですか?」

ナツメ「つまらない子だったよ」

レッド「そんなことないよ」

レッド「いつも笑ってて、すごくやさしかったよ」

ナツメ「それは…あなたの前だけよ…」

ナツメ「あなたと出会う前は本当に笑った記憶なんてないもの」

ナツメ「エリカに聞いたらよくわかるわ、幼稚園から一緒だもの」

リーフ「そんな小さなころから知り合いなのですか」

ナツメ「うん、私と仲良くしてくれたのはあの子ぐらいだったの…」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:28:51.67 ID:MSgEttCb0
ナツメ「エリカのことは知ってるんだ」

リーフ「はい、元タマムシジムのジムリーダーですよね」

ナツメ「元?」

リーフ「あっ…えっと…」

リーフ(しまった…今はまだ元じゃないのか)

リーフ「もうジムリーダーなんですよね」

ナツメ「もう?エリカは私よりも前にジムリーダーやってるんだけど」

ナツメ「どうしたの急に?」

リーフ「き…聞かなかったことにしてください」
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:29:50.68 ID:MSgEttCb0
レッド「君のいる未来じゃエリカはジムリーダーじゃないってことだよね」

リーフ「ん…はい」

ナツメ「未来?ねえどういうこと?」

レッド「俺に話したことだからナツメにも言っていいよね」

リーフ「ん…いいですよ」

レッド「この子は未来で嫌なことがあったから、過去を変えるためにここに来たんだって」

リーフ「私は何も嫌なことなんてありません」

レッド「え?じゃあなんで?」

リーフ「私にはこのままでよくても、みんなにはこっちの方がいいんじゃないか…と思って」
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:30:53.17 ID:MSgEttCb0
ナツメ「そのみんなってのは私やレッドも入ってるの?」

リーフ「はい」

ナツメ「なんでみんなのためにこんなことするの?」

ナツメ「過去を変えるなんてこと気軽にやるようなことじゃないでしょ」

リーフ「はい、何度もやれるようなことじゃないですし、簡単にできることでもないです」

リーフ「でも年に数回ですけどパパとママ…他の人もいますが、とても悲しい顔をするんです」

リーフ「あまりパパたちのああいう顔は見たくないんです…」
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:31:30.05 ID:MSgEttCb0
レッド「もし過去が変わったら君はどうなるの?」

レッド「無関係じゃないんでしょ?」

リーフ「そうですね…もし変わったらこんな風に…」つー

リーフ「!」

リーフ「あ、あれ…?おかしいな…なんで涙が…」

リーフ「何も悲しくないのに…」

リーフ「ごめんなさい、私変ですよね」

リーフ「ほんとに…なんでかな…」
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:32:07.99 ID:MSgEttCb0
―――――――――

ナツメ「落ち着いた?」

リーフ「はい…ごめんなさい」

ナツメ「いいのよ、気にしなくて」

ナツメ「それより、あなたいつもどこに泊まってるの?」

リーフ「え?ポケモンセンターですけど…」

ナツメ「よかったらうちに泊まらない?」

リーフ「い、いいんですか!?」

ナツメ「うん、さっきのあなたの涙を見たらなんだかわからないけど、こうした方がいいと思って」
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 02:32:42.91 ID:MSgEttCb0
リーフ「あの…お願いがあるんですけど、いいですか?」

ナツメ「なに?」

リーフ「お…お二人と一緒に寝たいです…」

ナツメ「えっ?」

リーフ「だ、だめ…ですか…?」

ナツメ「え…えっと…なんでそんなこと?」

リーフ「最後のチャンスかな…と思って」

ナツメ「最後?何が?」

リーフ「…私のちょっとした夢の…です」
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:20:17.48 ID:61YN+THq0
レッド「あれ?これどういうこと?」

ナツメ「ま、いいじゃない、こういうのも」

レッド「別にいいけど…なんで?」

ナツメ「この子が3人で寝たいんだって」

レッド「ふーん…変わってるね…」

リーフ「お願いしますレッドさん」

レッド「うん、だから別にいいよ」
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:20:47.06 ID:61YN+THq0
―――――――――――

レッド「ぐー…ぐー…」

ナツメ「すやすや…」

リーフ「……」ぱちっ

リーフ「……」

リーフ「二人とももうぐっすり寝てる…」

リーフ「……」

リーフ「なんだろう、この気持ち…」

リーフ「上手く言葉にはできないけど、パパたちといるときとは違う…」

リーフ「でもうれしいし…すごく落ち着く…」

リーフ「二人が生きていたらいつもこんな気持ちだったのかな…」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:21:15.93 ID:61YN+THq0


ナツメ「……」

ナツメ「…んっ」

ナツメ「んんーっ…はぁ、もう朝か」むくっ

ナツメ「!」

ナツメ「えっ!ど、どうしたの!?」

リーフ「あ…いや…いろいろ考えてたら涙が止まらなくて…」

ナツメ「まさかずっと起きてたの?目が真っ赤だけど…」

リーフ「はい…」
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:21:57.38 ID:61YN+THq0
ナツメ「とりあえずこっち来て」

ナツメ「サーナイト、癒しの波動」

ポンッ

ナツメ「どう?少しはマシになった?」

リーフ「はい、ありがとうございます…」

ナツメ「疲れはとれてると思うけど、眠気とかは変化ないから寝てた方がいいわ」

リーフ「今から寝ちゃうといつ起きるかわからないですから」

ナツメ「そう?無理はしないでね」

リーフ「はい」
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:22:57.63 ID:61YN+THq0
レッド「ふわぁ…わぁ…」

レッド「おはよー」

リーフ「おはようございます」

ナツメ「あれ、今日は早いのね」

ナツメ「もっとゆっくりしてていいのに」

レッド「なんだかめがさめちゃってー」

ナツメ「声は全然起きてないけどね」
232 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/08(月) 03:23:49.82 ID:61YN+THq0
リーフ「……」

リーフ「……」ぐっ

リーフ「レッドさん!」

レッド「んー?」

リーフ「これ、飲んでください」

レッド「なにこれ?」

リーフ「それがあなたたちの未来を変えてくれます」

リーフ「必ず…お願いします」
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:36:22.19 ID:QUgSwVl30
セレビィ「呼ばれてとびでてジャジャジャジャーン」

リーフ「えっ!?呼んでないけど…」

セレビィ「そうだよ、勝手に出てきたもん」

ナツメ「うわ…これってセレビィ…」

セレビィ「エレスコレクート!」

リーフ「ちょっと何で出てきたの」

セレビィ「だってもう帰るんでしょ」

リーフ「う、うん…そうだけど」
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:36:52.12 ID:QUgSwVl30
セレビィ「それと最終確認だよ」

セレビィ「ほんとのほんとにこれでいいんだね?」

リーフ「うん」

セレビィ「未来が変わっても混乱しない?」

リーフ「うん」

セレビィ「やり残したことはない?」

セレビィ「あれ渡しちゃったからもう時間がないよ」

リーフ「そうなんだ…こんな急とは…」

セレビィ「渡したことで未来は変わり始めたからね」

セレビィ「飲んでも飲まなくても何かしらの変化が起こってる」

セレビィ「そうなると、もう君は元の時間に戻らないと消えちゃうことだってあるんだ」

リーフ「わかった、じゃあ戻らないとね」
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:37:28.64 ID:QUgSwVl30
リーフ「あ、そうだ」

リーフ「レッドさん、ナツメさん急でごめんなさい」

リーフ「あなたたちは変な子が来たと思ったかもしれませんが、私はすごく楽しかったです」

リーフ「……」

リーフ「未来で待ってますから…」

リーフ「13年後…いや、1年後会いましょう」

シュンッ
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:38:03.29 ID:QUgSwVl30
13年後

ジリリリリリ

リーフ「ん…」

リーフ「うるさい…っ」ガチャッ

リーフ「ん…」

リーフ「すー…すー…」

リーフ「!」がばっ

リーフ「な、なんで私寝て…ってかここどこ?」

リーフ「……」きょろきょろ

リーフ「ほんとにどこ?」
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:38:35.07 ID:QUgSwVl30
リーフ「そうだ!私過去を変えて…」

リーフ「思い出した…」

リーフ「じゃあここは元の世界…」

リーフ「ふぅ〜…落ち着くのよ…」

リーフ「私の名前はオーキド・リーフ、12歳…」

リーフ「あっ過去が変わると私オーキドじゃないんじゃ…」

リーフ「過去が変わったのならここは…」

ガチャッ

女の子「お姉ちゃん!いつまで寝てるの!ごはん冷めちゃうよ!」

ばたんっ

リーフ「……」

リーフ「へ…?」
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:39:38.77 ID:QUgSwVl30
リーフ「お、おはよー…ございます…」

女の子「やっと起きてきた」

女の子「ほんといつまで寝れば気が済むんだか」

リーフ「い…いやぁ…」

リーフ「昨日ちょっと夜更かししちゃったから…かな?」

女の子「はぁ…お姉ちゃんは将来有望なんだからもっと体大事にしないと、早く寝なきゃだめでしょ」

リーフ「……」

リーフ(妹にそんなこと言われるとは…)

女の子「パパとママからも言ってあげてよ」

リーフ「!」

リーフ「……」

リーフ「おはよう、お父さん、お母さん」
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:40:12.04 ID:QUgSwVl30
現在

レッド「なんだったんだろうね…」

ナツメ「うん…」

ナツメ「で、何をもらったの?」

レッド「うーん…飲むって言ってたし、何かの薬かな?」

セレビィ「ふふふ、わたしが教えてあげようか?」

ナツメ「!…さっきのセレビィ」

レッド「未来に行ったんじゃ…」

セレビィ「うん、行ったよ」

セレビィ「でもわたしは自由に何度でも未来過去を行き来できるからね」

セレビィ「シンオウ地方のわたしの友達も同じようなことができるけど、彼の場合やるたびに平行世界を作っちゃうからね」

セレビィ「わたしはそんなことにならないから気軽でいいでしょ」
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/12(金) 01:40:57.63 ID:QUgSwVl30
セレビィ「っとわたしのことはどうでもいいや」

セレビィ「とりあえずそれ飲みなよ」

セレビィ「それだけであの子の願いも叶うし、君たちにとっても悪いことじゃないからさ」

セレビィ「そのあとにいろいろ教えてあげる」

セレビィ「まあ聞きたかったらって場合だけど」

ナツメ「……」ちらっ

レッド「うん飲むよ、あの子を信用する」
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/12(金) 22:02:49.71 ID:2yErsmsA0
ディアルガは平行世界になっちゃうのか
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/13(土) 12:10:06.09 ID:6NZVYlg40
そこそこ面白い
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:31:33.66 ID:gnZgZ2nx0
レッド「……」

レッド「……」ごくっ

レッド「……」

レッド「!」

レッド「ぐあっ…うぐ…」

ナツメ「レッド!?」

レッド「ま…まずい…」

ナツメ「え?」

セレビィ「当然だよ、薬がおいしいわけないじゃん」

セレビィ「しかもかなり強い薬だからね」

セレビィ「薬が苦いのは何年たっても変わらないんだよね」
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:32:02.77 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「でもよかったね、これで君の体から病原体が消えて」

レッド「俺なんかの病気だったの?」

セレビィ「そうだよ、それが原因で君しんじゃうんだから」

ナツメ「えっ!」

セレビィ「そのあとに君もショックすぎてしぬ」

ナツメ「ショックすぎて!?」

セレビィ「うん」

ナツメ「でも本当にそうなったらたしかに…」
245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:32:44.21 ID:gnZgZ2nx0
レッド「そういえばあの子は誰だったの?」

セレビィ「あの子?ああ、リ…おっと名前は言っちゃだめだね」

セレビィ「あの子は君たちの子どもだよ」

セレビィ「で、えっと…どこまで話したっけ?」

ナツメ「ま、待って!君たちのって…レッドと私の…?」

セレビィ「他に誰がいるっての」

セレビィ「それでね、君のショックってのは正確に言うと」

ナツメ「え?もう終わり?いやいや待って待って、いろいろあるんだけど…」
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:33:18.06 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「なにさ、もう〜」

ナツメ「ごめん、めちゃくちゃ気になって…」

セレビィ「うーん?どこ?」

ナツメ「その…まず、あの子グリーンのことをパパって言ってたけど、それは?」

セレビィ「グリーンが父親だからだよ」

セレビィ「はい次」

ナツメ「そんな簡単な…」

ナツメ「じゃあ…」

セレビィ「あーやっぱ一つ一つ答えるのは面倒だなー」

セレビィ「よし、答えも全部その中にあるだろうから、修正される前にあったことを全部言ってあげる」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/17(水) 02:34:19.50 ID:gnZgZ2nx0
セレビィ「えっとねー、うんとねー…」

セレビィ「あれ?なんだったっけ?」

レッド「おいおい…」

セレビィ「ああ、思い出した」

セレビィ「もうありえない世界線だからちょっと忘れかけてた、でもたぶん大丈夫」

セレビィ「えーまず、レッドが発病するけど心配かけたくないとかなんとかで病院にすら行かないんだよ」

セレビィ「症状も軽いし、すぐ治るとかそんなこと考えてたんじゃないかな」

セレビィ「その1、2か月後ぐらいに妊娠がわかって、されに1か月後ぐらいにレッドが倒れちゃうんだよ」

セレビィ「でもレッドの病気はこの時代には未知のもの」

セレビィ「薬だってあの子がさらに50年先から持ってきたものだし」

セレビィ「医者もどうにもできずそのまましんじゃう」
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