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【モバマスSS】お題は星の数だけ 14夜目
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 20:57:06.85 ID:Pl0OC+AY0
こんばんは、お久しぶりです
安価で何か書きたいと思います
久しぶりなのでお手柔らかにお願いいたします
エロ、グロはご勘弁してください
それでは最初のお題は
>>3
を頂戴します
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1507636626
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 21:03:00.23 ID:nQpDB8DwO
お久しぶりー
安価なら泰葉センパイの応援団(アイチャレほたるかわいいので
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 21:03:04.00 ID:lje1pfxNO
木場さんと一緒にトレーニング(ご褒美あり)
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:06:51.22 ID:Pl0OC+AY0
お題を頂けてほっとしています
それでは「木場さんと一緒にトレーニング(ご褒美あり) 」でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調等は目をつぶって頂ければ……
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:13:54.30 ID:Pl0OC+AY0
うーん、やばい……
何がやばいって?
それはこの脂の乗ったお腹だ
確かに最近接待と言う名の飲みが多かったとは言え、これは流石にやばい
結果をコミットしたほうがいいのだろうか?
しかし、仕事の後にジムなどには通うのはしんどいのだ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:18:58.52 ID:Pl0OC+AY0
「なるほど、それで私を頼ったわけだね」
うんうんと頷く女性
凛とした雰囲気を漂わせ、何故だが嬉しそうにほほ笑んでいる
「はい……トレーナーさんにお願いしようと思ったんですが、その前に木場さんに相談しようと思いまして」
別にトレーナーさんでも良かったのだが、木場さんのほうが話しやすいと思った次第だ
「私を真っ先に、か……」
なにやら震えているようだが大丈夫だろうか?
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:24:15.13 ID:Pl0OC+AY0
「あー……すみません、ほかをあた「よし! 私に任せてほしい!!」」
めちゃくちゃ被せて木場さんの返答が帰ってきた
「いつも世話になっているプロデューサー君の頼みだ、断るわけにはいかない」
「ええと……それではお願いします?」
「ああ、大船にのったつもりでいていいよ」
クールを装ってはいるが、子供のようにキラキラと瞳を輝かせている
木場さんは本当にトレーニングが好きなんだなぁ……
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:28:44.24 ID:Pl0OC+AY0
先に着替えてトレーニング室で待っていてくれ、と言われてから少し
「すまない、待たせてしまったね」
「いえ、それほどでも」
タンクトップに短パンという恰好で木場さんが現れた
……正直言うと目に毒だ、出るとこが出ていて、きゅっとしているとこはきゅっとしている
「どうしたんだ? 私をまじまじと見て」
こちらを覗き込むようにする木場さん
「っ! い、いえ……別に」
たわわなお山の谷間が見えて、慌てて視線を逸らした
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:35:30.41 ID:Pl0OC+AY0
不思議そうに首を傾げる木場さんに、話を無理やりもっていく
「さて! 何をすればいいですか?」
まだ立派な標高のお山のビジョンがちらつくが気にしてはいけない
……忘れることはできないけどね
「そうだね……ビッグ3が手っ取り早いとは思うよ」
「ビッグ3ですか?」
聞きなれない言葉だが、なにやら強そうな語感だ
「スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの3種目のことを言うんだ」
「ふうん……なるほど」
うん、さっぱりわからない
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:40:06.31 ID:Pl0OC+AY0
「実際やってみせようか、まずはベンチプレスからだ」
くすくすと笑いながら木場さんが何やら細長いベンチに寝そべる
重力に負けじとつんと上を向くお山
……凄いボリュームだ、どれだけGがかかればこのお山を崩せるのだろうか?
「よし、じゃあいくよ」
いつの間にか重りをたくさんつけたバーを握って、木場さんの顔つきが変わった
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:44:16.39 ID:Pl0OC+AY0
「ふっ……!」
胸のあたりまでバーを下げ、それから腕を真っすぐ伸ばしていく
バーがお山に当たり、ふるりと震える
はて? このお方のお山にはブラがついていないのだろうか
それほど柔らかそうにふるふるとお山が震えている
しかし、震えるだけで崩れないお山は努力の賜物なのだろう、きっとそうだ
ベンチプレス……お山を堪能するには極上のトレーニングだ
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 21:49:07.49 ID:Pl0OC+AY0
「ふぅ……これがベンチプレスだよ、わからないことはあったかい?」
荒い吐息を吐く木場さんが色っぽい
頬を赤く染め、こちらを潤んだ瞳で見つめてくる
それが違う理由だとしても、胸がどきどきしてしまう
もっと震えるお山が見たいです! とは口が裂けても言えない
しかし、脳裏に刻んだあの柔らかさを俺は決して忘れないだろう
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:01:32.46 ID:Pl0OC+AY0
「よし、次はスクワットだ」
メリハリが効いた体を見せびらかすように木場さんが移動する
そして、イメージ通りのスクワット+さっきの重りが付いたバーを木場さんが担ぐ
「では……いくよ」
ふっと息を吐いて、バーを担ぎながら木場さんがスクワットを開始した
ぐうっと膝を曲げてから、それを伸ばしていく
うっすらと脂肪が乗ったしなやかな脚が躍動する
そこには静かな美しさが存在していた
あ〜^ 足フェチにはたまらない
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:06:37.29 ID:Pl0OC+AY0
トレーニングってこんなに眼福なのか?
これで体を鍛えられるなんて最高じゃないか
「久しぶりだから結構くるな……では最後のデッドリフトだよ」
鼓動が早くなってきている俺に、木場さんが最後のトレーニング方法を教えてくれるようだ
汗ばむ木場さんをずっとみていたいと思う反面、次のトレーニングが楽しみの自分がいる
それは自分の体のため、そして、新しい木場さんを目に焼き付けるため
ああ、俺の全てはこの時間のためにあったのかもしれない
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:14:55.37 ID:Pl0OC+AY0
「ちょっと待っててくれ」
何やら硬そうなベルトを腰に巻く木場さん
そして、マットに置いたバーを掴む姿勢をとる
手を開いてはいるが、大根を抜くような姿勢だなと思った
「バーを掴んだ腕は伸ばしたまま、そしてそのまま状態を起こす」
ぐうっとバーが上がる、そうすると背筋が浮かび上がった
バランスよく鍛えられた木場さんのスタイルはよだれが出るほどに美しい
それは女性らしさも持ち合わせていて、艶やかでもあった
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:19:43.12 ID:Pl0OC+AY0
「ふぅ……これでビッグ3の説明は終わりだ」
「ありがとうございます」
木場さんにタオルとドリンクを渡しながら礼を言う
「今から君にこれをやってもらうわけだが……」
ドリンクを一口飲んだ木場さんの目がまるで猛獣のようにギラつく
「私の体を舐めるように見ていた君には罰が必要なようだ」
いつもは見せない獰猛な笑みで木場さんが言う
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:25:00.41 ID:Pl0OC+AY0
ずいっと木場さんが一歩踏み込む
「木場さん、木場さんといつまでも他人行儀だし」
俺は雰囲気に呑まれ、後ずさることしかできない
「そのくせ、鼻の下を伸ばして私の体を凝視している」
ずりずりと追いやられ、背後の壁にぶつかるのに長い時間はかからなかった
にやりと笑う木場さん
そして……轟音
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:28:58.17 ID:Pl0OC+AY0
「今から私のことは名前でよぶこと」
壁ドンならぬ壁ドカンをして木場……真奈美さんがほほ笑む
俺と真奈美さんの距離は数cmしかない
「真奈美さん……?」
恐る恐る名前を呼んでみる
「……ふふ、君に初めて名前を呼ばれたね」
真奈美さんが嬉しそうに言うと同時に、がしりと肩を掴まれた
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:34:25.41 ID:Pl0OC+AY0
「さぁ、トレーニングを始めようか! 私と君の二人きりの!!」
「あっ、はい」
何だか目がぐるぐるしてる真奈美さんの勢いに負けて返事をする
逃れようとしても逃げられなさそうだ
……逃げるつもりは全くないのだが
「よろしくお願いします」
不安と期待のなか、大きな声で挨拶をする
きっと大丈夫、そう自分に言い聞かせながら真奈美さんと視線を合わせる
「ああ、私に任せてくれ」
まだ真奈美さんの目がぐるぐるしてるが、きっと大丈夫……
おしまい
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/10(火) 22:35:53.01 ID:Pl0OC+AY0
読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました
ちょっと飲みすぎたので次のお題は明日にさせて頂きます
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:36:34.07 ID:lje1pfxNO
乙
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:37:26.86 ID:PLQQZOKR0
乙
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:37:50.39 ID:rl6rkCtCo
乙。早耶Pがわいてこなくてよかった
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:50:33.77 ID:VHI6wHiPo
この作者は早耶Pでも平気で安価採用するぞ
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 22:57:17.80 ID:WA2wrruwo
おつ
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:02:46.78 ID:rl6rkCtCo
マジか。安価下してくれればいいのに
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:16:09.84 ID:q+DWP1yCo
せめて実際に早耶が出てきてから叩けよ
早耶が出てきてない現状なんの問題もないだろ
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/10(火) 23:21:52.32 ID:+NxSfd/jO
荒らしに関わんない方がいい
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 00:33:53.07 ID:USrKJ17Yo
出ても出てこなくても騒ぐし安価下してもしなくても荒らすから気にするだけ無駄だぞ
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 09:57:05.99 ID:HFH8MHCe0
二人きりのトレーニング…目がぐるぐる…壁ドカン…
ナニも無い訳はないな
31 :
1です
[saga]:2017/10/11(水) 13:21:56.24 ID:mc4cqTsB0
お待たせしました
それでは再開したいと思います
次のお題は
>>33
を頂戴します
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:23:31.42 ID:rtz85I7Zo
無防備すぎるアイドル達
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:23:33.92 ID:K414IAa5o
早耶がPに下着を選んでもらう話
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:25:40.11 ID:/30/0zhd0
アイドル達の話す心霊体験、怖い話
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 13:28:52.48 ID:mc4cqTsB0
それでは「早耶がPに下着を選んでもらう話」でひとつ
短いかもしれませんがご容赦を
口調等は目をつぶって頂ければ……
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:29:30.88 ID:2Pl+8GDWo
うわまた出たよ。いい加減にしてくれ
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:34:51.15 ID:rtz85I7Zo
踏み台になってしまってすまんな。昼ならいないと思ってたわ
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 13:36:45.83 ID:mc4cqTsB0
「プロデューサーさんにお願いがあるんですぅ」
早耶がこちらを上目遣いで覗き込んでくる
「いいよ、変なことじゃなければ」
「さすがプロデューサーさん♪ それじゃ行きましょうかぁ」
にっこりとほほ笑む早耶に、強引に腕を組まれる
「引っ張るな、それと変装しっかりな」
「はぁい」
いったいどこに連れていかれるのやら……
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:37:11.81 ID:weD2Xd2bo
お前が二台持ちして取ったくせに白々しいな
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 13:41:36.77 ID:1q6/bet+o
毎回こうなるんだから、もう早耶は安価下ってやって欲しいわ
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 13:43:01.92 ID:mc4cqTsB0
「お、おい……マジか」
「マジですぅ♪」
マジでここ入るの? ここって男子禁制とかじゃないの?
「なぁ早耶、俺どこかで時間潰してるからさ、ね?」
決して店のほうを見ないように、顔を逸らしながらお願いをしてみる
「んー……駄目です」
それはそれは楽しそうな声が帰ってきた
「そうか、ちょっと覚悟決めるから待ってて」
なんでこんなことになってしまったのだろう
さっきのカフェで終わってればよかったのに……
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 13:52:13.46 ID:mc4cqTsB0
社用車で向かってほしいと頼まれたのは近くのショッピングモール
なにやらここに入っているカフェが美味しいとのことだ
「藍子ちゃんに教えてもらってぇ」
藍子のお墨付きなら間違いはないだろう
俺には縁がない場所ではあるが、こういう雰囲気も嫌いじゃない
「こんなお願いなら、いつでも大歓迎だよ」
「違いますよぉ? お願いはこれからですから」
きょとんとした顔の早耶
「それじゃ、行きましょうかぁ」
また強引に腕を組まれた、しかも先ほどよりも強い力で
まるで、俺が逃げないように捕まえているみたいに
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 14:03:22.89 ID:mc4cqTsB0
はい、回想終わりっと
「プロデューサーさん?」
年頃の女の子とこんなところに入れないだろ
「プロデューサーさん? 聞いてますかぁ?」
警備員さんに捕まったりしないだろうか
「もう、プロデューサーさんってばぁ!」
頬にしっとりとした指の感触、そして景色が流れる
無理やり顔の方向を変えられたのだと気づいた
目の前にはふくれっ面の早耶、色とりどりの布
「時間切れです、さぁ行きますよぉ」
「俺も男だ、行ってやろうじゃないか!」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 14:11:05.29 ID:mc4cqTsB0
「むーりぃー!」
店内に入るとそれはもう凄かった
「駄目ですぅ、しっかり選んでもらいますからねぇ♪」
もう帰りたいんですけど、こんなところにいられないんですけど!
ああ、森久保、俺を助けてくれ……
「衣装を選ぶような感覚でいいんです」
衣装……そうか、早耶にあう衣装だと思えば……
薄目を開けてみると、レースが付いた下着とこんにちはした
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 14:20:00.22 ID:mc4cqTsB0
「それ、早耶に似合いそうですかぁ?」
これを早耶に……? こんな大人っぽいのを?
……いけない想像をしてしまいそうで、慌てて首を振った
煩悩退散、悪霊退散、ちひ……いつも笑顔の同僚が頭の中に浮かんだ
「もっとこう、シンプルなのがいいんじゃないか?」
「そうですかぁ……例えばこんなのだったり?」
早耶が手に取ったのは小さなリボンがアクセントの薄桃色の下着
シンプルだけど、生地の質はとてもよさそうだ
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 14:29:30.55 ID:mc4cqTsB0
「どうですかぁ?」
「……いいんじゃないかな」
大丈夫かな、俺、鼻の下とか伸びてないかな
にやにやしてたりしたら最悪だよな……
「あ、これも可愛いかも」
アイドルに下着を選ぶとかどんなご褒美なんだ
「これ、どうですぅ?」
次に持ってきたのは、白い生地に黒いレースで花を誂えたもの
…色のせいか、大胆すぎないし、背伸びしてる女の子には良さそうだ
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 14:37:16.10 ID:mc4cqTsB0
「あ、あの……プロデューサーさん」
「どうした?」
感覚が麻痺してきたのか、この空間が平気になってきた
先ほど早耶が言ったように、衣装を選ぶ感覚に近い
何だかプロデューサーの力量を試されているような気がしてきて燃えてきた
「今度は……早耶に似合うのを……プロデューサーさんから選んでほしいんです」
その声は今にも消えてしまいそうで、羞恥をたっぷりと含んでいた
「早耶?」
俯いた早耶の顔は赤くなり、目が潤んでいた
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 14:50:36.77 ID:mc4cqTsB0
「早耶だって恥ずかしいんですよぉ、こんなことお願いするの」
はにかんで顔を赤らめながら早耶が続ける
「でも……貴方が選んでくれたものは、きっと特別だから」
俺だけが恥ずかしいと思っていたのは勘違いだった
よく考えたらわかるはずなのに、俺は自分のことしか見えていなかったのだ
償いなんてものじゃないが、今は早耶に……
恥ずかしそうにする小さな少女のお願いに、真摯に向かい合わなければいけない
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 14:59:46.29 ID:mc4cqTsB0
どれだ……どれが早耶に似合うんだ
これでもない、あれでもない
膨大な量の下着を早耶のイメージに重ね合わせていく
しかし、どれもピンとくるものがない
くそっ! 俺の力はこんなものなのか
少女のお願い一つ叶えてやることができないのか?
俺の心が折れそうになった時、ようやくそれが見つかった
「これだ……これなら早耶に……」
まるで首級をあげた武将のように俺は吠えた
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 15:24:32.79 ID:mc4cqTsB0
「早耶! 待たせたな」
「おかえりなさい、プロデューサーさん」
俺は意気揚々に早耶にそれを渡す
「これが俺の答えだ、早耶」
「これが……嬉しいですぅ」
両手で大切そうに抱きしめる早耶
まるで壊れ物を扱うように優しい手つきだ
そして、手の中のクマさんがプリントされた下着を早耶が眺める
「……プロデューサーさん?」
スナップが良くきいたびんたを食らった
おしまい
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/11(水) 15:25:18.14 ID:mc4cqTsB0
読んでくれた方に感謝を
そして、お題ありがとうございました
休憩を頂きます
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/11(水) 18:39:45.72 ID:mc4cqTsB0
お待たせしました
それでは再開したいと思います
次のお題は
>>54
を頂戴します
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 18:45:51.67 ID:rtz85I7Zo
無防備すぎるアイドル達
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/11(水) 18:45:53.38 ID:HAqTiutKo
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