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いろは(先輩とデート♪) 結衣(ヒッキーとデート!)
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:34:44.39 ID:SSc+v0it0
12巻出て嬉しいので書いたけど原作はガン無視
ややいろはす寄り
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1507530884
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:36:51.78 ID:SSc+v0it0
ガララ
結衣「やっはろー!」
八幡「おう」
結衣「遅れてごめんね。ちょっと優美子とー…って、ゆきのんは?」
八幡「なんか急に実家の用件が何だとかで帰ったぞ。連絡来てないのか?」
結衣「えっ? ……わ、ホントだ。ちょっと前にライン来てた」
八幡「そういうわけで今日は活動休止だ」
結衣「そっかぁ」
結衣「あれ? ってことはヒッキー、もしかしてあたしのこと待っててくれたの?」
八幡「まあ、念のためな。携帯を不携帯ってこともあるだろうし」
結衣「そ、そっか。ありがと」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:38:03.54 ID:SSc+v0it0
結衣「なんかごめんね、わざわざ」
八幡「別にいい。丁度本の続きが気になってたところだったし」ペラ
結衣「もすこし読んでくの?」
八幡「せっかくだからキリの良い所までな」
結衣「そっか」ストッ
八幡「……」
結衣「……」スイスイ
八幡「いや、何してんの?」
結衣「えっ? ゆきのんにライン返してるだけだけど」
八幡「そうじゃなくて、部活無いんだから帰ればいいだろ」
結衣「あ、そーゆー…」
結衣「んーでもどうせ帰ってもヒマだし。あたしもちょっと時間つぶそうかなって」
結衣(それに今ならヒッキーと2人でいれるし…)
八幡「はあ。まぁそれなら良いけどよ」
結衣「なにヒッキー、あたしがいたら困るの?」
八幡「別に。ただ、俺がいるから残ってるのかと思っただけだ」
結衣「……」
結衣「……へっ!?」ガタッ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:40:06.96 ID:SSc+v0it0
結衣「ち、違うよ? あたしは別にヒッキーがいるからじゃなくて、ホントにヒマなだけで…」
八幡「いや疑っちゃねぇけど…」
結衣(実際ヒッキー目当てだったりするけど!)
結衣「あ、そだ、あと依頼来るかもじゃん!」
結衣「活動日じゃなくなったけどもし来たらやっぱり対応してあげたいってゆーか、その時ヒッキー1人じゃ大変ってゆーか…」
八幡「っておい、やっぱ俺がいるからじゃねぇか」
結衣「はあっ!? だから違うし! 勘違いだからぁバカヒッキー!」
八幡「……お前こそ妙な勘違いしてそうだから一応言うけど」
八幡「俺がいるからってのは、俺だけ残すことに後ろ髪を引かれて帰りづらいんじゃないかって意味だぞ」
結衣「えっ」
八幡「……」
結衣「あ……そっち……?」カァァ
八幡(やっぱ別の意味で取ってたのか…)
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:41:39.74 ID:SSc+v0it0
結衣(うわー恥ずかし……勘違いしてたのあたしじゃん…)
八幡「まぁでも、そうそう依頼なんか来ないだろうが、万が一ってこともあるし。そういう時にコミュ力の高い奴がいるのは助かる」
結衣「え、ホント? あたし役に立てるかな?」
八幡「割りとお前が頼りだな」
結衣(あたしがヒッキーの頼りに…!?)ドキ
八幡「そんなわけで依頼者が来たら、上手いこと話を逸らして速やかに追い返してくれ」
結衣「って、そーゆー役割なんだ!?」
八幡「そりゃ誰かに来られちゃ落ち着いて読書が出来ないからなぁ」
結衣「えー……そこは依頼を優先しようよ。わざわざ来たのにがっかりされちゃうし」
八幡「だからそうならないように上手く躱すんだよ。追い返すだけなら俺でも出来るけど、悪評が立ったら何かと面倒だろ」
結衣「う、うーん…?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:42:54.46 ID:SSc+v0it0
八幡「つーかどうせ来訪者なんか無いだろ。そもそもそんな長居する気もないし」
結衣「……そうかもだけど」
結衣(けどあたしも、誰も来ないほうがいいや。せっかくヒッキーと2人きりだし)チラ
八幡「.……」ペラ
結衣(本読んでるヒッキーってちょっとかっこいいかも…)
結衣(もっと距離縮めたいなぁ。学校もいいけど、やっぱぐっと近づけるのはデートだよね)
結衣(デート…)
八幡「……」
結衣(……よし!)
結衣「あ、あのさヒッキー、明日…」
コンコン
結衣(って、こんなタイミングで誰か来たし!!)
いろは「こんにちはでーす」ガララ
八幡「うわ…」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:45:25.11 ID:SSc+v0it0
結衣(いろはちゃん…)
いろは「うわとはご挨拶ですね先輩。せっかくかわいい後輩が訪ねて来たっていうのに」
八幡「お前の場合は用件が毎度可愛くないんだよ」
いろは「えっ、なんですかそれ用件がってことは暗にわたしはかわいいってことでつまり開口一番いきなり口説いてるんですか?」
八幡「違うから…」
いろは「結衣せんぱぁーい、先輩に告ハラされましたぁー!」
結衣「へ、へー…そーなんだ」
いろは(あ、あれ? なんか結衣先輩がつめたい?)
八幡「つーかコクハラってなんだよ。コクのあるハラミ?」
いろは「告白ハラスメントですよー。学校とかで先輩が立場を利用して後輩に無理やり告白してくるハラスメントです。知らないんですか?」
八幡「やけに限定的だな……初耳だわ」
いろは「まぁわたしがいま考えたんですけどね」
八幡「……」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:47:19.96 ID:SSc+v0it0
いろは「最近多い気がするんでそろそろ社会通念として提起してもいいかなーって」
八幡「お前な、そういうのハラハラって言うの知ってる? ねぇ知ってる?」
いろは「はい? なんですかそれ」
八幡(豆しばには触れない方針、と)
いろは「も、もしかして! わたしと距離が近くていつ理性が効かなくなるかハラハラドキドキ的な…!?」
八幡「脆弱すぎんだろ俺の理性……そうじゃなくて、ハラスメントハラスメントの略だよ」
八幡「何でもかんでもハラスメントを付ければ良いっていう腐った風潮を正す、今最も世の中に必要な概念だ。そんなことも知らないのか?」
いろは「そ、そうなんですね……知りませんでした」
八幡「まぁ今俺が考えたしな」
いろは「おこりますよ」
結衣「えと、それでいろはちゃんはどうしたの?」
いろは「はっ! そうでした。えっとですね…」チラ
八幡「…?」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:48:25.86 ID:SSc+v0it0
いろは「結衣先輩、一瞬だけ先輩借りてもいいですか?」
結衣「えっ? 全然いいけど、ここじゃダメなの?」
八幡「ちょっと? 本人の許可は?」
いろは「それが極秘任務っていうかー、まだナイショ的な内容なんですよね」
結衣「ふーん…?」
結衣(生徒会絡みかな? ならいっか)
結衣「わかった。けどなるべく早めにね?」
いろは「はぁーい。すぐ返しますね」
八幡(完全に取り扱いがCDとかのそれなんだけど…まさかポストに返却されたりしないよね?)
いろは「じゃあ先輩、廊下に来てください」グイ
八幡「はぁ…」ガタ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:50:31.35 ID:SSc+v0it0
八幡「で、何の用だ」
いろは「前に一緒にデートコース考えたの覚えてますよね?」
八幡「覚えてないな。話は終わりか?」
いろは「ちょちょちょっとぉー!! 勝手に終わらせないでくださいっ!」
八幡(うっわぁ面倒くせぇやつだよこれ…)
いろは「ってか覚えてないって本気ですか…?」
八幡「いやまぁ、流石に覚えてるけどよ」
いろは「で、ですよねー」
いろは「それで実は、あれがけっこう参考になったっていうか、友達に教えたら好評でして」
八幡(え? どれだろう。ひょっとしてなりたけ? 総武高女子になりたけブーム来ちゃうの?)
いろは「ちなみにラーメン屋さんは誰にも話してません。あくまでコース全般の話なので」
八幡「ああそう…」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:52:31.75 ID:SSc+v0it0
八幡「で、あれか。俺にその第二弾を手伝えと」
いろは「はいっ! さすが先輩、ご明察です」
八幡「はぁ……いつだ?」
いろは「え、いいんですか? もっと渋ると思ってたのに」
八幡「渋ったところで何だかんだ行く羽目になるんだろ。余計なエネルギーは使わん」
いろは「なるほどー。先輩もわたしのことが分かってきましたね」
八幡「伊達に半年以上振り回されてないからな」
いろは「ふっふっふ、そろそろ好きになっちゃったんじゃないですか?」
八幡「……」
いろは「……あれ? 先輩?」
八幡「いや。んで結局、俺はどうすりゃいいの?」
いろは「あ、えと、明日土曜の14時に駅前のカフェで待ち合わせがいいんですけど」
八幡「随分と急だな。まぁ了解した」
八幡(昼飯後なだけマシだ。せっかくの休日、せめてゆっくり寝るくらいはしたい)
八幡「じゃあそういうことで、また明日」
いろは「はい…お願いします」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:53:41.56 ID:SSc+v0it0
いろは(先輩、なんで黙っちゃったんだろ)
いろは(ひょっとして図星? いやいやー先輩に限ってそんなことないよね)
いろは「……」
いろは(でも、もしそうなら…)
いろは「……っ!」カァァ
八幡(あーくそ、一瞬くしゃみ出そうで出なかった。スーパーたけしになりそう)ガララ
結衣「あ、ヒッキー。もういいの?」
八幡「まぁ、今日のところはって感じだ」
結衣「ふーん。なんか大変だね」
八幡「本当にな」
結衣「……」
結衣(どーしよ、一度タイミング逃しちゃったら言いづらいなぁ)
八幡「そういやさっきなんか言いかけてなかったか?」
結衣「えっ!? そ、そーだっけ?」
八幡「いや、違うならいいんだけど」
結衣「あっ…待って待って! 思い出したから!」
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:55:49.31 ID:SSc+v0it0
結衣「えと、駅前のとこにカフェあるじゃん?」
八幡「あるな」
結衣「土日限定でね、季節限定のスムージーが数量限定で出たんだけど、それがめっちゃ美味しいってウワサでさ」
八幡(限定多いなおい)
八幡「スムージーねぇ。まだ春先とはいえ昼間は暑い日もあるから丁度良いのかもな」
結衣「そうそう! さっき優美子たちとも話してて、もーずっと気になってるの」
結衣「だからね、その、明日行きたいなぁーって…」チラ
八幡「ほーん……まぁ、いいんじゃねぇの」
結衣「ホント!?」
八幡「数量限定なら期間内でも無くなりかねないし、早いに越したことはないだろ」
結衣(やった! すんなりオッケーしてくれた)
八幡「んじゃ、もし行ったら感想聞かせてくれ」
結衣「オッケー、写メ撮って送るね!」
八幡「俺そろそろ帰るけどどうする? まだいるんなら鍵任せるけど」
結衣「あっ、ならあたしも……」
結衣「って、ちがーーーう!!」ダンッ!
八幡「!?」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:57:50.31 ID:SSc+v0it0
八幡「ど、どうした急に。違うって? 土日じゃなくて平日限定だったとか?」
結衣「それも違うし! そうじゃなくて…」
八幡(ちーがーうーだーろー!このハゲーー!ってこと? マジで? 俺ハゲてるの?)
結衣「い、一緒に行きたいの!」
八幡「はっ?」
八幡(一緒にって、周囲には誰も居ないはず…)キョロ
八幡「……え? 俺?」
結衣「……」コク
八幡「……なんで?」
結衣「なんでっ!? って、えー? だ、だって…」
結衣(デートしたいからなんて、そんなん言えないし…)
結衣「……だめ?」ジッ
八幡「っ……! 別に、駄目とは言ってねぇけど」
結衣「えっ、じゃあ行ってくれるんだ!?」
八幡「あ、ああ」
八幡(天然でやってくるあたり反則なんだよなぁ…)
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 15:59:44.28 ID:SSc+v0it0
結衣(やったやった、今度こそオッケーもらえちゃった!)グッ
八幡(ガッツポーズて。どんだけ行きたかったんだよ)
八幡(まぁ女子はいち早く話題の品を食べてますアピールしたがるしな。あれだ、インなんとか……とうまとうま、ごはんがまだなんだよ! 違うなこれ)
結衣(やば、もー緊張してきた。急いで帰って服とか決めなきゃっ)ガタッ
結衣「じゃあヒッキー、明日、販売は2時からだからそのくらいに!」
八幡「お、おう」
結衣「また後でメールするね! それじゃっ」ガララ
八幡(やけに慌てて帰ったな。つーか結局鍵は俺が閉めるんですね…)
八幡(2時ってことは昼飯後か。まぁそれならゆっくり寝られるし、朝っぱらからよりはマシだ)
八幡「ん?」
八幡(なんかついさっき似たようなことを思ったような……)
八幡「あ」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 16:11:33.83 ID:VSKC14E50
いろはす〜
頼むから荒らされる前に完結してくれ
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:29:14.41 ID:SSc+v0it0
翌日 カフェ
八幡(結構混んでるな。これも新作スムージーとやらの効果なのか、元々なのか)
八幡(しかしそこは俺のルーン発動。見ろ、混み合った店内にも関わらず両サイドは誰も寄り付かないぜ!………なんでかなぁ)
八幡(窓際でコンセントもある良席なのになぁ……まぁおかげで席は確保出来てるわけだしね。これ八幡的にポイント高い)
八幡(もうそろ14時か。来るの見えたり……ん?)
いろは「……」クシクシ
いろは「えへっ☆」パチーン
八幡「……」
八幡(一色のやつ、身だしなみの最終チェックか…)
八幡(いや前髪とかはともかくキメ顔までする必要あんの…? ウィンドウ越しにおじさん戸惑ってるよ?)
八幡(と思ったら、俺の目の前にも同じような人が)
結衣「……」クシクシ
結衣「……ふー」
八幡(知ってる人だった……何これこっちが恥ずかしい)
八幡(つーかアングルがね、うん。悪くない。下から見る山景ってすごく良いと思います。もちろん横から見てもすごく良い)
結衣「……え?」
八幡「……あ」
結衣「……っ!?」カァァ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:31:40.68 ID:SSc+v0it0
結衣(ヒッキーそこにいたの!? うわーうわー、めっちゃ恥ずかしいとこ見られた…)
いろは(うん、分け目はこのくらいでよしと)
結衣(うー、最悪。早速バカにされそう。でも今さらどうしようもないし……中入ろ)クル
いろは(トップスもいい感じの露出だし、先輩の目が泳ぐの楽しみだなぁー。あ、でもそれなら結び目もうちょっとあげたほうが…)
トンッ
結衣「あっ、ご、ごめんなさい!」
いろは「いえだいじょうぶ……って、結衣先輩?」
結衣「あれ? いろはちゃん?」
いろは「奇遇ですね。お出かけですか?」
結衣「あー、うん。そんな感じかな…?」
いろは「ふーん。結衣先輩がひとりってちょっと意外です」
結衣「ううん。ここで待ち合わせってゆーか、ここのスムージーが気になってて」
いろは「あ、CMでやってるやつですか。もう発売してるんでしたっけ?」
結衣「そうそう先週から。あたしも昨日知ったんだけどね」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:35:05.04 ID:SSc+v0it0
いろは「なるほどー。わたしも気になってはいたんですよね。頼んでみようかな…」
結衣「えっ、ひょっとしていろはちゃんもここ入るの?」
結衣(どーしよ……別にバレてもいいけど、視線気になっちゃうかも)
いろは「はい。ちょっとデートの待ち合わせ的な感じで」
結衣「デート!? うそっ? いろはちゃんカレシいたんだ!?」
いろは「へっ? ち、ちがいます! まだそういうんじゃ…」
いろは(そっか、結衣先輩も入るんだよね。見られてもいいけど……ふたりきりがいいなぁ)
結衣「とりあえず、お店入ろっか?」
いろは「そ、そうですね」
ウィーン
店員「いらっしゃいませー」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:37:31.19 ID:SSc+v0it0
八幡(お、一緒に入ってきたな)
結衣(ヒッキーは確か窓際に……いた!)
いろは(先輩、もう来てるかな)キョロ
結衣「いろはちゃんの相手はもう来てるの?」
いろは「たぶんいると思います。結衣先輩は?」
結衣「うん。あ、あっちのほう…」
結衣(うー、やっぱ知ってる人に見られるのって恥ずいかも…)
いろは「へー………あっ! わたしも見つけました」
結衣「えっ? ど、どこどこ!?」
いろは「っていうか、実は結衣先輩もよく知ってる人なんですけどー…」
結衣「うそっ!? 誰!?」
結衣(あ、もしや隼人くんとか? いろはちゃんまだ諦めてないって言ってたし)
いろは「……えと、あそこにいる、いまこっち見てる人です」
結衣「あそこ……って……えっ?」
八幡(……あいつら何話してんだ?)
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:39:22.61 ID:SSc+v0it0
結衣「……待って、いろはちゃん?」
いろは「はい?」
結衣「まさかそれって、ヒッキーじゃないよね?」
いろは「ま、まさかぁー」
結衣「あっ、ち、違うよね? そうだよね? あははー」
いろは「……あってますけど」カァァ
結衣「……へぇ?」
いろは「結衣先輩? どうかしました?」
結衣「あのね、いろはちゃん」
八幡(にしても妙な偶然もあったもんだな)
八幡(一色の手伝いと由比ヶ浜との付き合いが同時に出来て実に効率的。おかげで休日の自由時間が増える)
八幡(まさにWin-Win-Win。皆が笑って暮らせるような、そんなハッピーエンドを上条さんに代わって手に入れてやったぜ)
八幡(……と思ってたんだけど)
八幡「よ、よう」
結衣「ヒッキー?」ニッコリ…
いろは「どういうことですかぁー?」ニコォ…
八幡(なんか明らかに笑顔の種類が違うんですがそれは…)
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:46:05.33 ID:SSc+v0it0
八幡「……」
結衣「……」ムスッ
八幡「……」
いろは「……」プクー
八幡(わ、わーい。両手に華だー)
八幡「……」
八幡(何これ、どうすりゃいいんだよ…)
八幡(効率優先至上主義の現代的に素晴らしい論を展開したってのに一蹴されたし、そこから完全に無言だし)
八幡「な、なぁ。何か注文したほうが…」
結衣「ヒッキー、マジない」
いろは「ありえないです」
八幡(帰りてぇ……)
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:48:06.10 ID:SSc+v0it0
八幡「いや、悪かったって。とにかく何か頼まないとほら、店員さん多分チェックしてるからね?」
結衣「……昨日言ったやつ」
八幡「え? あ、ああ。あれか」
いろは「わたしもそれで」
八幡「おお」
八幡(やっぱ女子人気高いんだな。話題性ってすげぇわ)
結衣「……」ジッ
いろは「……」ジッ
八幡「……」
八幡(ですよねー、俺が買ってくる流れですよね…)ガタッ
結衣(……ヒッキーのばか)
いろは(……先輩のばーか)
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:49:54.47 ID:SSc+v0it0
八幡「ほいよ、お待ち遠さん」コト
結衣「……ん」
いろは「…どうもです」
八幡(どうせ奢りなんだろうな…)
八幡(つーか高くね? なんで飲み物一杯で600円近くすんだよ。英世さん1人じゃ勝てなかったよ…)
結衣「っ、うまっ…!」
いろは「たしかに…びっくりするくらいおいしいです」
結衣「桃のなんだろ、ジュレ?っぽいの。これやばい!」
いろは「わかります! あと乗ってるクリームがスムージーと相性いいっていうか」
八幡(へぇ、中々に好感触っぽいな)
結衣「それに下のヨーグルトも超おいしくない?」
いろは「あえて不均一なのがポイント高いですねー。変化があって楽しいです」
八幡(そんな細かいとこまで見てんのか。ただパシャパシャ撮ってキラキラ編集でアップアップしてるもんだとばかり)
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:54:25.27 ID:SSc+v0it0
結衣「あーっ! 最初に写メ撮るのすっかり忘れてた……ヒッキーのせいだし…」
八幡「なんでだよ…」
いろは「わたし撮りましたけど、これでよければ送りましょうか?」
結衣「ホント? わ、キレー。ありがとーいろはちゃん!」
いろは「いえいえー」
八幡「……俺挟んでやり取りしないでくんない?」
八幡(右から果物みたいな匂いするし、左から花みたいな匂いするし……やだ、変な気分になっちゃう)
結衣「ヒッキーがジャマなだけだし」
いろは「ってか、まだいたんですね」
八幡「えぇ……」
八幡(流石に理不尽すぎるだろ……あ、でもそれなら先に帰っていいんじゃね?)
八幡「じゃあ、お邪魔っぽいんで俺はそろそろ…」スクッ
ガッ ガッ
結衣「は? なにしてんのヒッキー?」
いろは「勝手に帰っていいとでも思ってるんですか?」
八幡(ダレカタスケテーーー!!)
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 16:56:49.16 ID:SSc+v0it0
八幡(チョットマッテテーは聞こえませんでしたね、ええ)
いろは「おいしかったですねー」
結衣「ね! また来週来ようかなぁー」
八幡(やっと解放される。なんで君たちあんな何十分もペラペラ喋れるの?)
八幡(つーか嫌われてる男子の特徴とかそういう話やめない? だいぶ思い当たる節があったんですけど…)
いろは「ではでは結衣先輩、また学校で!」
結衣「あ、うん。またね」
結衣(なんだ、いろはちゃん退いてくれるんだ。ちょっと申し訳ない気も…)
いろは「それじゃ先輩、次どこ行きます?」グイ
結衣「えっ」
八幡「まだ行くのかよ…」
いろは「まだって、まだなにも始まってないじゃないですか。ちゃんとコース開拓しなきゃ第二弾の意味ないですし」
八幡「そりゃそうだけど」
結衣「ちょ、ちょっと待って! ストーップ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:00:25.02 ID:SSc+v0it0
いろは「どうかしました?」
結衣「いやー、なんでいろはちゃんがヒッキーと行動することになってるのかなぁー?」
いろは「はあ。なんでと言われましても、もともとそういう予定だったんでー」
結衣「ヒッキー? それホント…?」
八幡「……まぁ一応」
結衣「あたしとの約束は!?」
八幡「え? 新商品が気になるって話だったし、もう達成しただろ?」
結衣「……」
結衣(た、確かにーーーー!!)ガーン
結衣(そっか、あたしはデートのつもりだったけど…よく考えたらヒッキーと約束したのこれだけじゃん!)
いろは「ふっふっふ。わたしにはデートコース探しという名目がありますからね。先輩はこっちに来てもらいますよ」
八幡「……名目?」
いろは「あっ、まちがえました、目的! 目的です!」
結衣「ふーん……?」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:02:23.87 ID:SSc+v0it0
いろは「ささ、先輩っ。次なる冒険をはじめましょう!」グイ
八幡「何のRPGだ……分かったから引っ張んな」
結衣「待ったぁー!」グイッ
八幡「ぐえっ!?」
八幡(言ったそばから逆サイド引っ張られた…)
結衣「あたしも行く!」
いろは「っ!? 結衣先輩? なにを言って…」
結衣「だってあくまでデートコース探しなんでしょ? なら別によくない?」
いろは「いやいやー、そこはふたりってとこに意味があるっていうかー」グイー
結衣「なんで? ホントにデートでもなかったら2人な必要なくない?」グイー
八幡(ちょっ、何このヒロインズに取り合われてる的な展開!? 俺ってばラノベ主人公になっちゃったの?)
いろは「っ……そ、そうですよ! これはデートです! なので、わたしと先輩のふたりだけでいいんです!」
結衣「へー、そーなのヒッキー?」
八幡「いや…そんな話じゃ無かったような」
いろは「がーん!!」
結衣「だよねー! なら問題ないよねっ」
いろは「くうぅ……!」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:10:49.25 ID:SSc+v0it0
八幡(……で、結局そのまま連行と)
いろは「この辺でショッピングならここですよねー」
結衣「あたし結構久々だー」
いろは「わたしもです。コスパのいい海外ブランドがこの前入ったみたいですよ」
八幡(英会話じゃないほうのイオン。相変わらず馬鹿みたいにでかいなここは)
結衣「あーそれ聞いたかも! えっと確か……ナントカ&ナントカ?」
八幡「何も思い出せてねぇじゃん」
結衣「う、うっさい! アンドは合ってるし! たぶん」
八幡(んなもんいっぱいあるだろ……俺はS&Bくらいしか知らんけど。あ、違うわこれ調味料だ)
いろは「とりあえずテキトーに回ってみましょう」
結衣「そだね」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:13:55.45 ID:SSc+v0it0
いろは「先輩はどんなとこがいいですか?」
八幡「別に、どこでもいい」
八幡(どうせ服とか見るんだろうし、どこ行っても店の前で荷物番だな。本屋行きたいって言ったら怒られるかな…)
いろは「結衣先輩、なんか先輩がランジェリーショップでもいいっぽいんですけど」
結衣「へっ!? なにそれ、ヒッキーヘンタイ!」
八幡「いや、そういう意味のどこでもじゃないから…」
いろは「でも気になるんじゃないですかぁー? わたしがどんなの着けてるのかって」
八幡「気になんねぇし」
八幡(なぜかってそりゃ、外から見て気にするほど主張してないからね。どことは言わないけどね)
いろは「なーんだ、つまんないですね」
結衣「へ、へー。ヒッキー気になんないんだ…」
八幡「……」
八幡「き、気になんねぇし。全然。マジで全く」
いろは「なんですかいまの間? ってか、わたしのときと反応違くないですか!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:15:58.97 ID:SSc+v0it0
スタスタ
結衣「あっ、こことか?」
いろは「いいんじゃないですか? ここ小物とかもよさげなの多いですよね」
結衣「分かる分かる! ちょっと見てみよっか」
八幡(知らない店だ。そもそもこのフロアが全体的に女物だから、うろついたこともないんだよな)
いろは「先輩なにしてるんですか?」
八幡「は?」
いろは「ぼーっとしてると置いてっちゃいますよ?」
八幡「いや、俺が入ってどうすんだ」
いろは「決まってるじゃないですかー、審査です審査。ですよね結衣先輩?」
結衣「えっ? 審査って?」
いろは「そりゃもちろんあれですよ」
結衣「あ、あー。ひょっとして…これ?」クイ
いろは「そうそうそれですっ」
八幡(どれだよ)
いろは「ずばり先輩。先輩には、わたしと結衣先輩のコーデバトルの審査をお願いします!」
八幡「断る」
いろは「はやっ!?」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:18:43.37 ID:SSc+v0it0
いろは「ちょっと先輩、そこは『えっ?』くらいのワンクッションがないとなんやかんややる方向に誘導ができないんですけど…」
八幡「正直だなお前…」
いろは「どうしてもイヤですか?」
八幡「嫌とか以前に女子の服なんて俺に分かるわけねぇだろ。男子のも分からんけど」
いろは「いやいや、先輩にファッションセンス求めてるわけないじゃないですかー」
八幡「……でも結局どっちがって優劣付けるんなら、根拠がなきゃ判断できないぞ」
いろは「そんなのやってみないとわかりませんよ。ってことでほらほら、入っちゃってください」グイグイ
八幡「わ、分かった、分かったから」
八幡(店員さんの目がなぁ……まあこの2人のお供ってことなら不審には映らないか)
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:22:09.99 ID:SSc+v0it0
八幡「……」ボー
八幡(一色が言ってた通り、結構品揃え良さそうだ)
八幡(ただでさえ女物の店は多いってのに余計に買うもん迷うんじゃね? 自由すぎる不自由の一例だな)
八幡(縁遠い話ですわ。俺は服なんてチ◯コ隠せればいいくらいにしか思ってないもんな。いや流石にそれはねぇな)
いろは「せーんぱいっ。ちょっといいですか?」
八幡「あ? 言っとくけど服は買ってやれないぞ」
いろは「知ってますよ……とりあえず試着見てもらうんでこっち来てください」
八幡「由比ヶ浜は? 一斉に披露ってわけじゃねぇの?」
いろは「最後はそうしますけど、その前に各自3回まで先輩に見てもらえることになってるんです」
八幡「なにそのポーカーで手札変えられる的なルール……要らんでしょ絶対」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:24:24.43 ID:SSc+v0it0
いろは「どんな反応するかで好みつかめるかもじゃないですかー。勝負は一回きりなんで情報収集です」
八幡「はあ」
八幡(意外と真面目にやるのな。つーか極力奥行きたくないんだけどなぁ……試着なら仕方ないか)
いろは「……」ジー
八幡「どうした」
いろは「……途中でカーテンあけないでくださいね?」
八幡「開けないから……さっさと着てこい」
いろは「ちぃ、動揺しませんねー。それじゃちょっと待っててください」シャッ
八幡(鶴の恩返しかよ。中を開けたら一色が自分の皮膚で機織りをいやいやグロいグロい)
八幡(しかしこの店広いわりに試着室2つしかないのか? 別のとこにもあるんだろうか)
結衣「いたいたヒッキー」
八幡「ん、おう」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/10/09(月) 17:25:43.84 ID:SSc+v0it0
結衣「ちょっと探しちゃった。見てもらおうと思ったんだけど……もしかしていろはちゃんも?」
八幡「まあな」
結衣「あーやっぱり。えと、どーしよ…」
八幡「別にこっちが終わるの待つ必要ないだろ。今のうちに着替えとけばいいんじゃねぇの」
結衣「そっか。じゃああたしこっち使ってるね」
八幡「分かった」
結衣「……」
結衣「の、のぞいちゃダメだかんね?」
八幡「覗かないから……はよ行け」
結衣「絶対だからっ!」シャッ
八幡(どんだけ俺警戒されてんだよ。紳士的に振舞ってきたはずなんだけどなぁ…)
八幡(考えてもみろ。ここまでラッキースケベを起こさない系男子が今までいただろうか? いやいない)
八幡(テニス? ……な、何のことだか分かるませんね!)
いろは「せんぱーい、着おわりましたぁー」
八幡「おお」
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