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開拓者「安価で思い出の町を作る」
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112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:10:21.33 ID:5E5Wv90Jo
竹を使った露天風呂
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:13:02.18 ID:lxsY9p4GO
乙
安価なら見張り塔を展望塔に強化
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/13(金) 23:13:27.22 ID:OH4mHj5iO
竹で流しそうめん
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 08:46:25.01 ID:uV6No9s70
>>111
がカウントされないなら
競技場を竹槍戦闘術用の軍事演習場に改築
116 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:16:25.87 ID:GTaWDw8/o
セルフkskのつもりだったけど混乱させてしまったようなので3つ採用
今日は短め
117 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:21:31.38 ID:GTaWDw8/o
担当者「ほう、見張り台を改築したのですか。年寄りでも上りやすくなっておりますな」
開拓者「解体して移動させるのは難しくなったけどな」
開拓者「ここよりも上に見張り用のスペースも用意した。以前より高いぞ。爺さんも来るか?」
担当者「遠慮しますじゃ」
竹槍戦士A「押忍! 開拓者殿!」
竹槍戦士B・C「押忍!」
開拓者「なんだ? 何か頼むつもりか?」
竹槍戦士A「いかにも!」
竹槍戦士B「そなたには、現在競技場に使われている広場に道場の建設を依頼する!」
竹槍戦士C「今の競技場は生ぬるい! ウォオオオー!」
開拓者「分かった。道場を建てよう」
担当者「しかし、競技場を使っている方々からクレームが来るのでは?」
開拓者「俺としては竹槍選手たちよりも竹槍戦士を優先したい。貴重な防衛戦力だ」
118 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:25:38.75 ID:GTaWDw8/o
●開拓地
・展望塔U……高所から村全体を見渡せる施設。筋力の足りない人のために上りやすくなったが、見張り台としての機能も残されている。
・道場……竹槍道を究めんとする男たちが腕を磨く。女子供、スポーツ気分のだらしない男が来るところではない。
少女「あっ、お兄ちゃーん。これ持って〜」
開拓者「器?」
担当者「竹でできた謎の装置がありますが……」
キネティックアーティスト「ふっ、私と彼女の共同制作したものだよ」
キネティックアーティスト「これは料理であり、芸術であり、装置でもある」
キネティックアーティスト「その名も、流しヌードル!」
キネティックアーティスト「竹の筒を通ることでヌードルが揃いうんぬん。流体力学に基づいてかんぬん」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
開拓者「……つまり、米粉と麦粉に塩水を混ぜて練ったものを細く切ったものを、器に入った汁に浸けて食べる料理だな」
開拓者「流す必要あるか? 食べにくいだろ」
キネティックアーティスト「君は何も聞いていなかったんだね。いいかい、練り込まれた塩水と流水の親和性により―――」
少女「要するに流した方がおいしいんだよ〜」
開拓者「そうか? まあ試してみるか」
119 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:27:38.57 ID:GTaWDw8/o
●開拓地
・流水ヌードル料理店……竹の筒を流れてくる、村で採れた米や麦で作った柔らかい麺を掴みとり、薄めたソースに浸して食べる謎の食事処。
開拓者「な、なんだこれは! 食べるどころか掴めないじゃないか!」
開拓者「どうしても箸で食べないとダメなのか!?」
キネティックアーティスト「チョップスティックこそが最も合理的なのだ」
担当者「竹の先の地面がひどい有様ですな……」
開拓者「ええい! 素手で食べてやる!」
開拓者「そしてスープに浸けて……ズズー……ブホッ! 辛い! なんて酷いスープだ!」
少女「それ飲んじゃダメだよ〜」
キネティックアーティスト「楽しんでいただけたかな?」
開拓者「今のを見てどうしてそう思った?」
キネティックアーティスト「そこで提案なのだが、副業として流水ヌードル専門の料理店を開こうと思う」
開拓者「話を聞け。却下だ!」
キネティックアーティスト「だが、すでに料理店を建ててしまった」
開拓者「ああ、見えていたさ! だが却下だ!」
担当者「開拓者くん。良いではありませんか。もしかしたら流行る可能性もあるかもしれませぬ」
開拓者「無い! 賭けてもいい!」
キネティックアーティスト「賭けるということは、開店を許可するということだね」
開拓者「もうそれでいい……」
120 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:31:54.24 ID:GTaWDw8/o
>>108
は第三次産業Lv.1→3 です
また間違えた
121 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:34:00.62 ID:GTaWDw8/o
●ステータス
第三次産業Lv.3→4
竹槍選手「えいやっ! ……くっ、力み過ぎて麺がちぎれてしまった!」
女村人「流しヌードル楽しいー!」
キネティックアーティスト「やった、大盛況だ!」
開拓者「なぜだ……?」
担当者「竹槍が流行る町ですからなぁ」
安価↓1、2について研究を行います
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 20:34:24.55 ID:ZO0MHBhVO
竹林特有の生物
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 20:35:01.49 ID:uV6No9s70
軍事あるいは防衛
124 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 20:48:01.90 ID:GTaWDw8/o
夜、流水ヌードル料理店。
開拓者「もぐもぐ……もっと防衛力を上げないといけないな……」
竹細工師「戦争は終わったのではないんですか?」
開拓者「終わったからこそな。軍隊の力が地方には多少及ばなくなる。その分野盗なんかも増えるってことだ」
開拓者「竹槍戦士を効率よく運用するために、軍事の専門家の意見が必要だな」
開拓者「ごちそうさま。よし」ガタッ
開拓者「町外れに砦を作れる場所があるか下見に行ってくる」
担当者「日が出てからにした方がいいですぞ?」
開拓者「少し運動したい気分なんだ」
開拓者(月夜の竹林は幻想的だ)
開拓者(でも足場が悪くて上を見ている余裕はあまりない)
開拓者「っ……!」
開拓者(気配……! 何かいるな。イノシシじゃない)
開拓者「……」ソーッ
開拓者「!!」
開拓者(あ、あれは一体……!?)
安価↓2 開拓者が遭遇した動物とは!?
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 20:49:08.30 ID:enXGvRIUo
パンダ
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 20:49:25.00 ID:xNbki4DHO
パンダドラゴン
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 20:53:07.16 ID:xNbki4DHO
ドラゴンでも東洋の龍みたいなほうが竹っぽいか?
まあそこらへんはお任せで
128 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 21:00:49.89 ID:GTaWDw8/o
バリッ ムシャムシャ
パンダドラゴン「ボアー」
開拓者「……今だ」ダッ!
パンダドラゴン「アッ?」ヌッ
パンダドラゴン「…………」
パンダドラゴン「アー」ムシャムシャ
翌朝……。
開拓者「俺は本当に見たんだ! 信じてくれってぇ!」
担当者「誰も嘘だと言ってはおりませんが……」
開拓者「そいつは全身に白と黒の毛を生やした細長い怪物で、バリバリと音を立てて竹林を貪り食っていた!」
開拓者「逃げ遅れていたら俺も食われていたかもしれない!」
畜産学者「敵と認識されたら追われていたかもしれませんが、植物食なら人を食べることはないでしょう」
村長「それは竹蛇でしょうな」
開拓者「村長!」
村長「里に伝わる生き物です。竹林の守り神とも呼ばれる生き物で滅多に人の目の前に姿を現しません」
村長「竹蛇は空を飛び、火を吹きます。さらに黒い毛からは猛毒を分泌し、白の毛からは雷を落とします」
開拓者「なんて恐ろしいモンスターなんだ。そんなものを野放しにしていたらいつ村が襲われるか分からない」
開拓者「やっぱり軍事力は必要だ。竹蛇を討伐しなければ……村の住民は一人残らず殺されるだろう!」
129 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 21:39:56.48 ID:GTaWDw8/o
担当者「年寄りの意見ですが……」
担当者「民話として語り継がれる竹蛇と、君の見た動物は別物と考えた方がよろしいかと思います」
開拓者「なんでだ?」
担当者「私もずいぶんと長く生きていますが、火を吹く生き物など見たことがありませぬ」
担当者「人から人へと話が伝わる中で、その恐ろしさが誇張されることも多いのです」
担当者「新種の動物とみなすべきかと思いますぞ」
開拓者「だったら新種かどうか生物学者に判断してもらおう」
開拓者「仮に大人しい動物ならもう見つからないかもしれないが……」
●研究
・建築学T
・種苗T
・畜産U
・薬学T
・畑作T
・キネティックアートT
NEW ・軍事T
NEW ・生物学T
5週目結果
称号:竹槍自慢の歓楽村 → 竹ブームの発信地
〜住民の声〜
竹槍選手「競技場を追い出されて村のあちこちで練習してたら、外の人に注目を浴びるようになった」
開墾者「焼けた竹林を耕して農民と一緒に畑作してます」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
〜来訪者の声〜
観光客「竹の動くアートと竹槍ポールダンスを見物し、タケノコごはんと竹筒流水ヌードルを食べ、竹の展望塔で竹林を眺め、竹の籠を買って帰る」
キネティックアーティスト「今後も様々な発明をしていく所存だよ」
130 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 21:53:49.36 ID:GTaWDw8/o
6週目
称号:竹ブームの発信地
●開拓地
・竹林……竹の密集するなだらかな土地。近くに川と海がある。
・水田……川沿いの畑。稲を栽培している。
・畑……竹林を焼いて畑にしたもの。それでもタケノコは生えてくる。
・改良養豚場……効率よく多くの豚さんを飼育できる施設。竹林イノシシの体当たりにも耐える構造。
・展望塔U……高所から村全体を見渡せる施設。筋力の足りない人のために上りやすくなったが、見張り台としての機能も残されている。
・宿屋……町を訪れた人を泊める施設。竹林の美しい青緑色が旅人を癒す。
・酒場……露出の多い踊り子の女性がお酌したり会話したりする男性向けの酒場。
・女酒場……女性向けの酒場。竹槍男子のセクシーな踊りが名物。
・流水ヌードル料理店……竹の筒を流れてくる、村で採れた米や麦で作った柔らかい麺を掴みとり、薄めたソースに浸して食べる謎の食事処。
・道場……竹槍道を究めんとする男たちが腕を磨く。女子供、スポーツ気分のだらしない男が来るところではない。
・学校……石造りの立派な学校。子供への教育だけでなく知識人たちの研究所の役割も担う。
・病院……医療用器具や薬品の保管庫および、病人を隔離するための寝床が用意された施設。
●住民
・村人……近くの村に住んでいた人々。タケノコを採って暮らしている。
・農民……川沿いの水田で稲を、焼畑で小麦とカブを栽培する農業従事者。
・開墾者……農地を作る開墾は開拓に含まれる。すなわち開拓者は開墾者の上位互換なのだ。
・狩人……弓矢や投石などで獣を狩る。竹林での狩りは中々難しいようだ。
・建築家……力仕事と工作に長けた住民。そこそこの住居を作る。
・踊り子U……酒場で男性とお酒を飲む女性達。気持ちよく話させる事でその先が無くても客は満足する。
・踊り夫U……男性の踊り子。踊りよりも話術で女性客を楽しませる。
・竹細工師……竹を利用して籠や弓矢などを作る職人。
・竹槍選手……竹槍の扱いに秀でた住民。竹槍競技で活躍する。
・竹槍戦士U……竹槍の扱いに秀でた戦士。競技の枠を超え武道へと進化した。
・医者……医学の進歩は目覚ましく、昔の医者は現代の常識ではあり得ない治療法を行っている事もよくある。
・薬師……薬草の専門家。各地の民間療法の知識に基づいている。
・ストランドビースト……風を食べて生きる動物と言われているが、実際は風力で前進するだけの竹製の構造物。
●研究
・建築学T
・種苗T
・畜産U
・薬学T
・畑作T
・キネティックアートT
・軍事T
・生物学T
●その他
・謎の白黒の龍が生息している。
●ステータス
第一次産業Lv.5
第二次産業Lv.2
第三次産業Lv.4
生物学者「ドラゴンは科学的には未確認の動物です」
生物学者「開拓者氏の目撃証言が事実ならば、大型の毛の生えた蛇、あるいは巨大なイタチの仲間……」
生物学者「どちらにしろ既知の生物からは大きくかけ離れており、発見できれば学会で大きなニュースになると思われます」
開拓者「分かった。どうか発見して正体を突き止めてくれ」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
生物学者「……!? 竹の、獣!? 新種です!」
開拓者「違う」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 21:54:04.84 ID:+VvanFgFO
ストランドビーストをパワーアップさせたいな
132 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 22:17:38.91 ID:GTaWDw8/o
軍人「ドラゴン……本当にいるのならば王国軍としても無視できない脅威だ」
生物学者「発見しても勝手に殺さないでください。生物は保護するものです」
竹槍戦士「もしも伝説の竹龍を狩れれば我らの名声が上がり村の発展に繋がる!」
畜産学者「いいや。家畜化した方が良い見世物になる!」
医者「毒蛇は健康のために絶滅させるべきです!」
軍人「殺しはせんし、させん。火炎を吹くドラゴンは軍事利用できるのでな」
開拓者「とりあえずは、見つけても殺さない方向で頼む……」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
軍人「……竹の、戦車の類か!? 貴様の作り出した新兵器だなッ!」ガシッ
開拓者「サー! 人違いでありますし兵器ではありません、サー! 誰かを村に呼ぶたびに毎回やるのかこの流れ!」
畜産学者「開拓者君、よい知らせです!」
開拓者「どうした?」
畜産学者「おかげさまで、新しい品種の開発に成功しました!」
開拓者「何だって! やったな!」
畜産学者「ええ、やりました!」
畜産学者「新品種は通常の豚と竹林に棲む野生イノシシのハイブリッドです」
畜産学者「通常の品種よりも歯と腸が強く、タケノコか若竹を飼料に使うことができます」
畜産学者「脂控えめながらさほど硬くなく、味も良好でした」
開拓者「もう食べられる大きさに成長したのか?」
畜産学者「開拓団から来てくれた子のおかげで豚の成長が早まったんです。おかげで短期間での交配実験が可能になりました」
開拓者「そうか。あいつが畑だけでなく畜産にも影響を与えたのか。ということは米の品種改良も案外早く実現するかもしれないな」
●開拓地
・改良養豚場……効率よく多くの豚さんを飼育できる施設。竹林イノシシの体当たりにも耐える構造。
↓
・竹林改良養豚場……効率よく多くの竹林豚を飼育できる施設。竹を食べて育つヘルシーでコストのかからない品種。
●ステータス
第一次産業Lv.5→6
133 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 22:23:19.38 ID:GTaWDw8/o
開拓者「川沿いの広い水田。村を囲う広い焼畑。そして外国式の養豚場での独自の品種の飼育」
開拓者「開拓地ブーストを抜きにしても、すでに食料生産地として王国内で一流の域に達しつつあるな」
担当者「素晴らしい進捗ですじゃ」
開拓者「だけど、俺が作らないといけないのは町なんだよな。現状でかいだけの村って感じが拭えない」
安価↓1、2について教育します
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 22:23:25.52 ID:+VvanFgFO
食肉加工
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 22:24:37.10 ID:xzRwLxbVO
美しい肉体美
136 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 22:28:52.77 ID:GTaWDw8/o
今晩はここまで。明日はもう少し早く始めたい。
今回は順調ながら中々のカオスで、書き手も全くラストが読めません。
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 22:33:36.52 ID:aDpyolaZO
乙
この時代の王国って蒸気機関は存在するの?
138 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/14(土) 22:48:31.13 ID:GTaWDw8/o
>>137
調べてみると蒸気機関の歴史は案外古いようです。
なので一応存在してますが竹を薪として使う程度なので効率は悪いです。産業革命はまだ。
現実世界とは技術の発展順序はかなり前後してますが、15〜17世紀程度の世界観ということで。
139 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 19:16:39.15 ID:d40cNcG5o
竹槍戦士D「なぜ俺たちはモテないんだ……?」
竹槍戦士E「これほど鍛錬を積んでいるというのに、女が振り向くのは少しだけ竹槍を経験しただけの細身の優男ばかり……!」
竹槍戦士D「やはり、竹槍道を進むのは間違っていたのか……」
開拓者「違うぞ。お前たちはよく鍛えている!」
竹槍戦士E「ならば! 教えてください! 我らはどうすればいいのか!」
開拓者「戦士の筋肉だからモテないんだ。戦士の筋肉は実戦向きだが見栄えは悪い」
開拓者「魅せる筋肉を作り上げろ!」
竹槍戦士D「魅せる、筋肉……!?」
数日後。
ボディビルダーA「サイドチェスト!」ビシィッ!
ボディビルダーB「モストマスキュラー!」ドン!
女村人「やだ、何あれキモい……」
女竹細工師「テカテカしてていやらしい……」
ボディビルダーC「モテないじゃないかぁああああ」ガシッ
開拓者「む、胸倉をつかむな! 鍛え過ぎたせいだ!」
140 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 19:30:35.16 ID:d40cNcG5o
同刻、竹槍術の道場。
竹槍戦士A「くっ……道場破りとは」
竹槍戦士B「なぜだ。俺たちはハンデをもらっているようなものなのに……!」
筋肉戦士「我はボディビルダーではない……。筋肉のみで竹槍戦士を超えた戦士」
筋肉戦士「そう……我こそは筋肉戦士!」
竹槍戦士C「ウォオオオー! まだ俺が残っているぞ!」
筋肉戦士「竹槍なんぞ使ってんじゃねぇぇぇ!!!」
竹槍戦士C「キェエエエーイ!!」
ザクッ
竹槍戦士A「さ、刺さったぞ……! 勝った!」
竹槍戦士B「いや、よく見ろ……。筋肉の鎧に阻まれて大きなダメージを与えていない」
竹槍戦士B「しかも竹槍が折れている!!」
筋肉戦士「……今回は引き分けだ。鉄の槍ならば我は死んでいた」
竹槍戦士C「まさか俺の竹槍を折るとはな……。覚えておくぞ、筋肉戦士」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
開拓者「様子を見に来たら良きライバルが生まれていた……」
141 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 19:31:21.56 ID:d40cNcG5o
●住民
・肉職人……屠殺から解体、保存、衛生管理、販売までを一手に担う専門家。
・ボディビルダー……使う筋肉ではなく魅せる筋肉を作るため、今日も彼らは高タンパク食を摂取しハードな筋トレに励む。
・筋肉戦士U……竹槍は甘え。真の男は己の身一つで戦うのだ。
●ステータス
第二次産業Lv.2→3
開拓者「肉をよく食べるボディビルダーが腹を壊しがちだったから、食肉加工の指導を行った」
開拓者「爺さん、俺のおかげで安全な肉が食べられるんだぞ」
担当者「このステーキを作ったのは君じゃなかろう?」
肉職人「新しい加工品を作ったので、試食お願いします」
開拓者「丸いな。肉か?」
肉職人「肉の切れ端を集めて作った肉団子です」
開拓者「うん、まあまあ食えるな。歯の弱い奴にはいいんじゃないか?」
開拓者「作りたかったら水車小屋で肉を挽けばいいしな」
142 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 19:36:01.43 ID:d40cNcG5o
開拓者「人家が増えているな。港の効果で活気もある」
担当者「2か月の期限内に町を完成させる目標の達成は果たせそうですな」
開拓者「だが、俺はこの程度じゃ満足しないぞ。開拓団の力を見せてやる!」
安価↓1、2 施設を作ります(農地などの土地利用も施設に含む)
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 19:37:58.71 ID:rbFwgCWzo
飲食店街
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 19:38:34.08 ID:OgIaX2dto
料理学校
145 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 19:40:00.58 ID:d40cNcG5o
>>142
たぶん国語ミス。 担当者「2か月の期限内に町を完成させる目標は達成できそうですな」でした
146 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 21:34:44.92 ID:d40cNcG5o
●開拓地
・飲食店街……複数の食堂が軒を連ねる通り。隣近所に客を奪われないよう日々しのぎを削っている。
・料理学校……現役の料理人が調理の技術を教える学校。
●ステータス
第三次産業Lv.4→5
担当者「ほう、ここが君の言っていた」
開拓者「ああ。村に点在していた料理店を一か所に集めた飲食店街だ」
開拓者「豊富な食材を売りにしていった方がいいと思ってな。酒場と流水ヌードルを繋ぐように配置した」
担当者「しかしほとんど豚肉料理かタケノコ料理の店ですが……」
開拓者「その内増えるだろうさ。現状でも田舎にしては食材が豊富な方なんだぞ」
開拓者「麦、カブ、豚肉に加え、王国では珍しい米、タケノコ。海と川で魚も獲れるし砂糖や香辛料は船で運ばれてくる」
開拓者「都の富裕層の食事に慣れ過ぎてるんじゃないか?」
担当者「そうかもしれませんな」
開拓者「学校の隣には料理学校を作った」
開拓者「ここの卒業者も飲食店街に店を出す」
開拓者「気を抜くとすぐにライバルに追い越され、客が減り閉店に追い込まれる」
開拓者「日々料理の腕を磨き続けなければならない環境にすることで、料理界の成長を促す仕組みだ」
担当者「これはもう料理の研究所とも言えそうです」
●研究
・料理T
147 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 21:39:37.98 ID:d40cNcG5o
料理研究家「今日は竹を使った料理をしたいと思います」
料理研究家「タケノコと違い、そのままでは硬くて歯が立たない竹を食べるために、ゲストの方に来ていただきました」
薬学者「こんにちは、薬学者だよ。隠し味に幻覚剤はいかがかな?」
料理研究家「竹をアルカリ性の溶液に3日間浸します。すでに浸したものをこちらに用意しておきました」
学生「おおー」
開拓者「良くない方向に発展しないか不安だ……」
安価↓1、2について研究を行います
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 21:41:22.35 ID:rbFwgCWzo
養殖漁業
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 21:42:03.30 ID:ExHG7vV5O
キネティックアートの技術と水力の融合
150 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 22:10:18.85 ID:d40cNcG5o
●開拓地
・研究用人工池……淡水魚を養殖する施設。養殖の研究者のための施設であり産業用の生け簀はまだない。
●研究
・養殖T
LV UP ・キネティックアートU
開拓者「漁業の研究をしてもらおう。生け簀を作って湖に棲む魚の養殖を始める」
担当者「海産物の養殖はしないのですかな?」
開拓者「いらないだろ。海は想像以上に広いぞ。群れを見つけるコツを知っていれば海の魚は無限に獲れる」
担当者「貝類の話です。他の動物に食べられて値段の上がっている貝も多いようですから」
開拓者「その辺はまあ後々でいいんじゃないか」
水車小屋。
キネティックアーティスト「ヌードルを作るためにしばしば利用していますが……」
キネティックアーティスト「この水車の機構をストランドビーストに応用できないものか」
キネティックアーティスト「風ではなく水流を食べる獣を!」
6週目結果
称号:竹ブームの発信地 → フード&ファイターの町
〜住民の声〜
ボディビルダー「竹が豚肉に変換され、豚肉が筋肉に変換される。俺たちの肉体美は竹でできている!」
肉職人「人気ですよ、肉団子」
〜来訪者の声〜
ご婦人「独特な料理が食べられる町ですわねぇ」
農学者「米の生育は早まりましたが、良い品種がなかなか生まれません……」
151 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 22:30:21.70 ID:d40cNcG5o
7週目
称号:フード&ファイターの町
●開拓地
・竹林……竹の密集するなだらかな土地。近くに川と海がある。
・水田……川沿いの畑。稲を栽培している。
・畑……竹林を焼いて畑にしたもの。それでもタケノコは生えてくる。
・竹林改良養豚場……効率よく多くの竹林豚を飼育できる施設。竹を食べて育つヘルシーでコストのかからない品種。
・研究用人工池……淡水魚を養殖する施設。養殖の研究者のための施設であり産業用の生け簀はまだない。
・展望塔U……高所から村全体を見渡せる施設。筋力の足りない人のために上りやすくなったが、見張り台としての機能も残されている。
・宿屋……町を訪れた人を泊める施設。竹林の美しい青緑色が旅人を癒す。
・飲食店街……複数の食堂が軒を連ねる通り。隣近所に客を奪われないよう日々しのぎを削っている。
・酒場……露出の多い踊り子の女性がお酌したり会話したりする男性向けの酒場。
・女酒場……女性向けの酒場。竹槍男子のセクシーな踊りが名物。
・流水ヌードル料理店……竹の筒を流れてくる、村で採れた米や麦で作った柔らかい麺を掴みとり、薄めたソースに浸して食べる謎の食事処。
・道場……竹槍道を究めんとする男たちが腕を磨く。女子供、スポーツ気分のだらしない男が来るところではない。
・学校……石造りの立派な学校。子供への教育だけでなく知識人たちの研究所の役割も担う。
・料理学校……現役の料理人が調理の技術を教える学校。
・病院……医療用器具や薬品の保管庫および、病人を隔離するための寝床が用意された施設。
●住民
・村人……近くの村に住んでいた人々。タケノコを採って暮らしている。
・農民……川沿いの水田で稲を、焼畑で小麦とカブを栽培する農業従事者。
・開墾者……農地を作る開墾は開拓に含まれる。すなわち開拓者は開墾者の上位互換なのだ。
・狩人……弓矢や投石などで獣を狩る。竹林での狩りは中々難しいようだ。
・建築家……力仕事と工作に長けた住民。そこそこの住居を作る。
・肉職人……屠殺から解体、保存、衛生管理、販売までを一手に担う専門家。
・踊り子U……酒場で男性とお酒を飲む女性達。気持ちよく話させる事でその先が無くても客は満足する。
・踊り夫U……男性の踊り子。踊りよりも話術で女性客を楽しませる。
・ボディビルダー……使う筋肉ではなく魅せる筋肉を作るため、今日も彼らはタンパク質を採りハードな筋トレに励む。
・竹細工師……竹を利用して籠や弓矢などを作る職人。
・竹槍選手……竹槍の扱いに秀でた住民。竹槍競技で活躍する。
・竹槍戦士U……竹槍の扱いに秀でた戦士。競技の枠を超え武道へと進化した。
・筋肉戦士U……竹槍は甘え。真の男は己の身一つで戦うのだ。
・医者……医学の進歩は目覚ましく、昔の医者は現代の常識ではあり得ない治療法を行っている事もよくある。
・薬師……薬草の専門家。各地の民間療法の知識に基づいている。
・ストランドビースト……風を食べて生きる動物と言われているが、実際は風力で前進するだけの竹製の構造物。
●研究
・建築学T
・種苗T
・畜産U
・薬学T
・畑作T
・キネティックアートU
・軍事T
・生物学T
・料理T
・養殖T
●その他
・謎の白黒の龍が生息している。
●ステータス
第一次産業Lv.6
第二次産業Lv.3
第三次産業Lv.5
水産学者「竹林沿いの川に特有の魚は見つかりませんが、他分野の学者と協力して研究を進めていく所存です」
開拓者「よろしく頼む」
152 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 22:47:28.78 ID:d40cNcG5o
水産学者「開拓者さん、奇妙な構造物が人工池を闊歩しています!」
開拓者「何!? どうせキネティックアーティストの仕業だな!」
開拓者「とりあえず見に行くぞ!」
アムフィビスビースト「……」ジャボジャボ
開拓者「ストランドビーストが水辺を歩いている……。あちらでは池から上陸してきている」
キネティックアーティスト「ご覧いただけたかな。私の新作」
キネティックアーティスト「ビースト二号機『amfibisch beest』!」
開拓者「ここはストランドビーストの試験場じゃない!」
開拓者「持って行って、向きを変えるぞ!」
キネティックアーティスト「ああっ! 海に向けるのはやめるんだ!」
アムフィビスビースト「……」ザプン
キネティックアーティスト「アムフィビスビーストが……海に帰っていく……」
開拓者「いつかどこかの陸地に上陸するんだろうな……」
●住民
・アムフィビスビースト……『水陸両用の獣』の意。なんと砂浜から海中に入ってもそのまま直進することができる! それだけである。
現在の開拓者(昔は海にゴミを捨てる事に対する罪悪感なんてなかった)
現在の開拓者(海の魚は無限に獲れるとも考えてたからな。海だけは人類が何をしても不変だと誰もが思っていた、そんな時代だ)
153 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/15(日) 22:50:45.62 ID:d40cNcG5o
ストランドビースト「……」カシャカシャ
アムフィビスビースト「……」カシャカシャ
農民「水田が荒らされてる!!」
開拓者「生き残りがいたか……」
開拓者「竹の伐採が進み障害物が減ったから、人工池だけでなく畑や水田も踏み荒らしていく……」
軍人「ふむ、デコイとして効果的かもしれんぞ」
安価↓1、2について教育します
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 22:51:34.95 ID:riByFwlPO
槍術
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 22:52:33.34 ID:MFZA7Bxh0
建築
156 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/16(月) 00:08:50.63 ID:w05arvVvo
竹槍術、道場。
竹槍戦士達「「ハッ! ハッ!」」
竹槍戦士A「……駄目だ。これでは筋肉戦士達には勝てない!」
ガラッ
竹槍戦士A「来たか! 筋肉戦士!」
軍人「鍛えているな。諸君の動きを見せてもらった」
竹槍戦士A「どうせ……王国軍の最新の戦術には遠く及ばないさ」
軍人「そうだ。だからこそ諸君に彼を紹介したいのだ」
槍英雄「都から来た、槍英雄だ」
軍人「彼は先の二百年戦争で数々の武勇をあげた英雄で、槍術のエキスパートだ」
軍人「長槍、短槍、三叉槍、あらゆる槍術に精通している」
槍英雄「竹槍は使った事がないがね。貸してみなさい」
シュビッ!
槍英雄「とにかく軽さが長所だが、軽い分打ち合いには弱すぎる。棒術か短剣術の動きも参考にすべきであろう」
竹槍戦士A「ご意見ありがとうございます!」
槍英雄「稽古をつけてやろう。竹槍については君たちの方が扱いなれているはずだ。かかってきなさい!」
157 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/16(月) 00:12:05.71 ID:w05arvVvo
数日後。
開拓者「蒸気の町の船が着いたな。正確には蒸気船ではなく帆船とのハイブリッド型船舶だったか」
担当者「おかしい、港についてから旗を揚げなおしていますぞ」
開拓者「いや待て。蒸気の町の船はサイズの問題でうちの港に泊まれないはずだ。まさか!」
担当者「やや! あれは海賊旗!」
海賊A「俺たち海賊だ! 死にたくなけりゃ有り金と食糧を船に積めるだけ寄越しな!」
海賊B「女を集めろ、選別してやる! 若い男は全員奴隷だ! 逃げる奴は殺す!」バン!
ボディビルダー「か、海賊!?」
女薬師「キャーッ!」
開拓者「ついに来たか……!」
開拓者「筋肉戦士! 相手できそうか?」
筋肉戦士「銃で武装している。迂闊には動けない」
筋肉戦士「何せ、我は上半身に何も着ておらず無防備だ……!」
開拓者「爺さん、軍人は?」
担当者「近くにはおりませんじゃ……」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
海賊C「オラ捕まえたぞ!」
女村人「だ、誰か助けてぇー!!」
踊り夫(無理だ。話術で交渉できる相手じゃない)ダッ
女村人「逃げたわ! 信じられない!」
海賊C「キンキンやかましいし大して美人じゃねぇな。殺すか」チャキ
女村人「や、やめて……」
158 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/16(月) 00:16:01.67 ID:w05arvVvo
バキッ
海賊C「ぐはぁ!」
女村人「へっ……?」
竹槍戦士A「そこまでだ、海賊共!」
竹槍戦士B「この竹槍の糧にしてくれる!」
竹槍戦士C「君、危ない所だったな。もう安心していいぞ」
海賊A「竹槍……? マジかよ、原始人かよ!」
海賊B「ギャハハハハ!! ダッセェー!!」
海賊A「文明と射程の違いを思いしれっつーの!」バン!
竹槍戦士A「遅いッ!」キィン
海賊A「なっ……まさかあいつ、竹槍で銃弾を弾いたのか……!?」
竹槍戦士A「この竹なら弾けると思った俺の目に狂いは無かった! そう、竹槍戦士の戦いは竹選びの段階で始まっている!」
竹槍戦士B「竹槍道を進むものたちよ、我々に続け! 竹林の町は竹槍で守る!」
竹槍戦士C「少しだけ待っててくれよ。君を守る。ウォオオオー!」
女村人(やだ……カッコいい……!)
159 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/16(月) 00:18:30.08 ID:w05arvVvo
●住民
・建築家U……立派な建物を設計する専門家。現場での作業も可能。
・竹槍戦士V……竹槍術の達人。竹槍の特徴を活かした素早い立ち回りを得意とする。竹の選別眼も鍛えられた。
開拓者「覚醒した竹槍戦士たちの活躍で町は守られた!」
担当者「町ですな。もう村ではないんじゃな」
開拓者「建築学者の指導で建築家達も石やレンガでできたしっかりした建物を建てるようになった」
開拓者「町から都市に成長するのも時間の問題だな」
安価↓1、2 施設を作ります(農地などの土地利用も施設に含む)
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 00:20:31.57 ID:EunILDTko
町の周囲を守る壁
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 00:24:04.69 ID:QSfWitr30
竹細工工房
162 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/16(月) 00:28:07.48 ID:w05arvVvo
今晩はここまで。次回で最後まで行くと思います。
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/16(月) 00:33:53.80 ID:FdGYUY2tO
乙
164 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 17:59:02.68 ID:bAAZPVKRo
開拓者「この前は竹槍戦士の活躍で防衛に成功したけど、次も勝てるとは限らない」
開拓者「同じことが起こらないように、防壁を作ろうと思う」
担当者「賛成ですじゃ。早速手配しましょう」
開拓者「爺さんも作業するんだぞ?」
担当者「えっ」
翌日。
開拓者「町が大分広がってからの工事だから、今回は簡易的な壁を作る」
開拓者「それでも住民総出の大工事だ!」
竹槍戦士「ウォオオオー!」
少女「お〜!」
水産学者「力仕事は不得手なのですが……」
踊り子「あたしたちまでやるの?」
キネティックアーティスト「まったく……この私まで駆り出すとはね」
開拓者「簡単な工事だ。全員が少しずつ作業するだけで一日で終わる!」
開拓者「まずは深い穴を掘る。これは体力に自信がある人がやってくれ!」
開拓者「先端を尖らせた竹の壁を持ってきて埋める。これだけだ」
肉職人「そういえば竹細工師が見当たらないが」
踊り夫「まさかあいつらだけサボってるのか!?」
開拓者「彼らには、前もって建てておいた竹細工工房で防壁を作ってもらっている」
開拓者「たぶんここにいる皆より大変な仕事だと思うぞ?」
165 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 18:06:09.43 ID:bAAZPVKRo
●開拓地
・竹細工工房……竹細工に有用な機材が揃っている。竹細工師が弟子を指導する場でもある。
●その他
・町全体が竹の塀に囲まれている。
●研究
・竹細工T
担当者「本当に一日で終わりましたな。しかし竹の塀で大丈夫なのですか?」
開拓者「あるとないとでは大違いだぞ。上り下りの時間で大きく勢いが削がれるんだ」
開拓者「塀に火を点けられた時の対応も、軍人が戦える住民達に指導してくれた」
166 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 18:06:35.41 ID:bAAZPVKRo
開拓者「工事のために用意した竹細工工房で竹細工の研究が始まった」
開拓者「今後、竹槍の改良も成されるだろうな」
安価↓1、2について研究を行います
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 18:08:37.17 ID:EdcMucrro
農作物の品種改良
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 18:09:54.78 ID:ZiKnblqS0
操縦できるキネティックアート
169 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 18:31:07.24 ID:bAAZPVKRo
農学者「……」ブツブツ
開拓者「品種改良、あまり上手くいっていないのか?」
農学者「まだ二か月弱ですけどね。種の採取すら成功しない日々が続くと気が滅入りますよ」
開拓者「そうか……」
畜産学者「外国の文献は見ましたか?」
農学者「そんなもの手に入りませんよ。終戦間もないというのに」
畜産学者「いえ、探せば案外あるんですよ。私はそれで研究が進展したんですから!」
畜産学者「良ければ、私の方から依頼しておきましょうか。米の文献ですね?」
農学者「いいんですか!?」
畜産学者「きっと良い返事が返ってきますよ。研究に国境は無いんです」
開拓者「横の繋がりって大事なんだな……」
ストランドビースト「……」カシャカシャ
開拓者「またストランドビーストが家に引っかかっている……」
アムフィビスビースト「……」カシャカシャ ザプン
開拓者「あっちはまた海に帰って行った……」
キネティックアーティスト「見てないで助けてあげてくれよ」
開拓者「いや……だってあれ使い物にならないだろ」
開拓者「馬車でも引かせようかと思ったが全然ダメだ」
キネティックアーティスト「馬力の問題ならすでに解決したよ。風力の動力への変換効率は日々上昇している!」
開拓者「でもせめて曲がれるようにしてくれないか」
キネティックアーティスト「なるほど……! 盲点だった。馬力が上昇したのなら……」
キネティックアーティスト「素晴らしいご意見ありがとう! やはりこの町に来て正解だった!」
170 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 18:43:48.71 ID:bAAZPVKRo
●研究
LV UP・種苗U
LV UP・キネティックアートV(MAX)
●住民
・ステアラブルビースト……搭乗および操縦できるストランドビースト。しかし歩いた方が早い…。
●開拓地
・水田……川沿いの畑。稲を栽培している。
↓
・改良米水田……川沿いの畑。食用に適した品種の稲を栽培している。
キネティックアーティスト「これを見てくれ!」
開拓者「今度は何ビーストだ?」
キネティックアーティスト「君の意見を参考に、ストランドビーストにハンドルとブレーキを付けた、操縦できるアート作品だよ!」
開拓者「へえ」
キネティックアーティスト「早速乗ってみてくれ」
開拓者「嫌だ」
キネティックアーティスト「まあいい。それなら私が実演しよう」
ステアラブルビースト「……」カ...シャッ...
開拓者「……遅すぎないか?」
キネティックアーティスト「今日は風が弱いからね」
開拓者「やっぱり風力に頼るのが良くないんじゃないか? 人力で漕げるようにすればまだ……」
キネティックアーティスト「NO! それはもはやストランドビーストじゃない!」
171 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 19:08:09.50 ID:bAAZPVKRo
●ステータス
第一次産業Lv.6→7
開拓者「外国の米ウマいな!」
肉職人「そこに焼いた豚肉を乗せて」
少女「炒めたタケノコとカブを添えて〜」
キネティックアーティスト「薄める前の流水ヌードルソースを絡めると」
料理研究家「料理学校の自信作、新竹林名物、豚丼です。ご賞味あれ!」
開拓者「これは……! 王と団長にも食べさせたいな!」
少女「だね〜」
担当者「都の美食に慣れた私でも、これは美味しいと思います」
開拓者「少し残念なのは、外国の米ってことだな。竹林の川沿いに生えてた稲を改良したものじゃないんだろ?」
農学者「ええ。外国の稲をそのまま植えて育てたものです」
農学者「しかしここからが研究の本番です。王国の環境に適応するように、より丈夫に大きく育つように、そして王国人の舌に合うように」
農学者「品種改良を続けていかなければいけません」
開拓者「期待してるぜ。王国ブランド米の誕生も近いな!」
7週目結果
称号:フード&ファイターの町 → 竹製穀倉の町
〜住民の声〜
建築家「町を囲う塀は随時強化していきますよ」
竹細工師「豚丼を引き立てる竹食器の研究! 町を守る竹兵器の研究! 酒場を飾る竹インテリアの研究! 課題は山積み!」
〜来訪者の声〜
槍英雄「王国軍の訓練に竹槍術が導入される日も近いだろう」
米が主食の外国人「米がたちまちの内に成る田畑……外国は実に奇怪なり」
172 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 19:12:49.12 ID:bAAZPVKRo
8週目
称号:竹製穀倉の町
●開拓地
・竹林……竹の密集するなだらかな土地。近くに川と海がある。
・改良米水田……川沿いの畑。食用に適した品種の稲を栽培している。
・畑……竹林を焼いて畑にしたもの。それでもタケノコは生えてくる。
・竹林改良養豚場……効率よく多くの竹林豚を飼育できる施設。竹を食べて育つヘルシーでコストのかからない品種。
・研究用人工池……淡水魚を養殖する施設。養殖の研究者のための施設であり産業用の生け簀はまだない。
・展望塔U……高所から町全体を見渡せる施設。筋力の足りない人のために上りやすくなったが、見張り台としての機能も残されている。
・宿屋……町を訪れた人を泊める施設。竹林の美しい青緑色が旅人を癒す。
・飲食店街……複数の食堂が軒を連ねる通り。隣近所に客を奪われないよう日々しのぎを削っている。
・酒場……露出の多い踊り子の女性がお酌したり会話したりする男性向けの酒場。
・女酒場……女性向けの酒場。竹槍男子のセクシーな踊りが名物。
・流水ヌードル料理店……竹の筒を流れてくる、村で採れた米や麦で作った柔らかい麺を掴みとり、薄めたソースに浸して食べる謎の食事処。
・道場……竹槍道を究めんとする男たちが腕を磨く。女子供、スポーツ気分のだらしない男が来るところではない。
・学校……石造りの立派な学校。子供への教育だけでなく知識人たちの研究所の役割も担う。
・料理学校……現役の料理人が調理の技術を教える学校。
・竹細工工房……竹細工に有用な機材が揃っている。竹細工師が弟子を指導する場でもある。
・病院……医療用器具や薬品の保管庫および、病人を隔離するための寝床が用意された施設。
●住民
・村人……近くの村に住んでいた人々。タケノコを採って暮らしている。
・農民……川沿いの水田で稲を、焼畑で小麦とカブを栽培する農業従事者。
・開墾者……農地を作る開墾は開拓に含まれる。すなわち開拓者は開墾者の上位互換なのだ。
・狩人……弓矢や投石などで獣を狩る。竹林での狩りは中々難しいようだ。
・建築家U……立派な建物を設計する専門家。現場での作業も可能。
・肉職人……屠殺から解体、保存、衛生管理、販売までを一手に担う専門家。
・踊り子U……酒場で男性とお酒を飲む女性達。気持ちよく話させる事でその先が無くても客は満足する。
・踊り夫U……男性の踊り子。踊りよりも話術で女性客を楽しませる。
・ボディビルダー……使う筋肉ではなく魅せる筋肉を作るため、今日も彼らはタンパク質を採りハードな筋トレに励む。
・竹細工師……竹を利用して籠や弓矢などを作る職人。
・竹槍選手……竹槍の扱いに秀でた住民。竹槍競技で活躍する。
・竹槍戦士V……竹槍術の達人。竹槍の特徴を活かした素早い立ち回りを得意とする。竹の選別眼も鍛えられた。
・筋肉戦士U……竹槍は甘え。真の男は己の身一つで戦うのだ。
・医者……医学の進歩は目覚ましく、昔の医者は現代の常識ではあり得ない治療法を行っている事もよくある。
・薬師……薬草の専門家。各地の民間療法の知識に基づいている。
・ストランドビースト……風を食べて生きる動物と言われているが、実際は風力で前進するだけの竹製の構造物。
・アムフィビスビースト……『水陸両用の獣』の意。なんと砂浜から海中に入ってもそのまま直進することができる! それだけである。
・ステアラブルビースト……搭乗および操縦できるストランドビースト。しかし歩いた方が早い…。
●研究
・建築学T
・種苗U
・畜産U
・薬学T
・畑作T
・キネティックアートV
・軍事T
・生物学T
・料理T
・養殖T
・竹細工T
●その他
・謎の白黒の龍が生息している。
・町全体が竹の塀に囲まれている。
●ステータス
第一次産業Lv.7
第二次産業Lv.3
第三次産業Lv.5
開拓者「いよいよ今週でこの町ともお別れだな……」
担当者「長かったような短かったような……」
開拓者「短いぞ? たった二か月じゃないか」
担当者「しかし……この町の様子を見るととても長く竹林にいたような気がしてしまうんじゃ」
173 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 19:15:33.57 ID:bAAZPVKRo
開拓者「住民への最後の教育だ」
開拓者「ただ、竹槍戦士はこれ以上強くできないな。あいつらのためにできることはやり尽くした」
安価↓1、2について教育します
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 19:15:49.38 ID:fqOqYImdO
筋肉
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 19:16:26.26 ID:cAvHcXT00
踊り子(夫)に貢がせかたを
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 19:16:47.10 ID:nQgKJt+do
効率的な畑作の方法
177 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:38:27.57 ID:bAAZPVKRo
竹槍術、道場。
竹槍戦士V「ハァッ!」
筋肉戦士U「ぐはぁ……!」
竹槍戦士V「ふん。他愛もない……!」
竹槍戦士V「竹槍を持って出直すんだな!」
筋肉戦士U「おのれ……! 槍英雄さえ来なければ、我は最強でいられたというのに……!」
ボディビルダーA「元気出してくださいよ。俺たち筋肉戦士さんの筋肉を尊敬してるんですから」
ボディビルダーB「武器持ってる卑怯者に負けるのは仕方ないっすよ。素手なら筋肉戦士さんの勝ちっす!」
筋肉戦士U「それではいかんのだ……! 今のままでは我は、町を守る盾となる役目を果たせない……!」
開拓者「筋肉が欲しいか?」
ボディビルダーA「開拓者!?」
筋肉戦士U「ああ……筋肉が手に入るのならば、悪魔にだって魂を売ってやろう」
筋肉戦士U「だがお前は悪魔ではない。我を下回る筋肉で何ができる!」
開拓者「ズルができる」
筋肉戦士U「ズルだと……?」
開拓者「どんな手を使ってでも筋肉が欲しいんだろ? だったらついてこい」
開拓者「筋肉を与えてやる。相応の試練はあるがな」
178 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:39:22.04 ID:bAAZPVKRo
開拓者『まずは山ごもりだな。己の限界を超えたと思ったら帰ってこい!』
ボディビルダーA「って言ってましたけど……」
ボディビルダーB「竹林で野宿するだけじゃ筋肉が衰えるっすよ……」
筋肉戦士U「静かに……っ。気配を感じる」
パンダドラゴン「ボアー」ムシャムシャ
ボディビルダーB「あれは……竹蛇!?」
ボディビルダーA「ひっ、ひいい!!」
パンダドラゴン「アッ? ……ボオオ!」
筋肉戦士U「気付かれたッ! 逃げるぞ!」
パンダドラゴン「ボオオオオッ!!」ガサガサ
ボディビルダーA「は、速い! 足場の悪さをものともしない!」
筋肉戦士U「戦うしかないか……!」
ボディビルダーB「無理っすよ! 竹蛇は口からは火炎、黒い毛からは猛毒、白い毛からは雷で攻撃してくる怪物なんすよ!?」
ボディビルダーA「筋肉だけでどうにかなる相手じゃありません!」
筋肉戦士U「己の限界を超える機会だ……。ここで逃げれば筋肉は我を責め続けるだろうッ! 行くぞ!!」
ボディビルダーA・B「筋肉戦士さぁぁぁん!!」
パンダドラゴン「グボエエッ!?」
筋肉戦士U「……む? 毒も雷も火も使ってこない」
ボディビルダーA「そうか……人から人へ伝えられる過程で誇張されたんだ」
ボディビルダーB「でも、そう思わせるほどの迫力と体格はあるっす……!」
パンダドラゴン「ボォオオ、アァアア!!」
筋肉戦士U(伝承程の怪物ではなかった……だが、野生動物の筋肉量は人間の限界を遥かに超えている……!)
筋肉戦士U(締められれば骨折は免れん。さらに、竹を容易く砕く歯で噛みつかれたら即死だ……)
筋肉戦士U(この強大な蛇に我は勝てるのか……!?)
179 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:41:39.48 ID:bAAZPVKRo
学校。
開拓者(あいつら……素手で竹を割る修行でもしてるんだろうな)
開拓者(おっと、今はこっちに集中しないとな)
開拓者「皆よく来てくれた。では今日の講師を紹介する!」
踊り夫達「「「よろしくお願いしますっ!」」」
開拓者「都で一年間に500人の女性を落とした男、モテ王だ!」
モテ王「では、講義を始めるよ。いいかな?」
モテ王「貢がれるためにはモテなくちゃいけない。そしてモテるために重要なのは話術なんだ」
モテ王「顔で諦めちゃあダメだよ。オレの先輩は不細工だったけど昔のオレよりずっとモテてた」
モテ王「まずは基本的なことだけど、相槌と間の取り方。」
開拓者「ふあぁあ……」
開拓者(連日の疲れか……? 眠くなってきた)
モテ王「黙ってても女性が寄ってくるのは有名な舞台俳優くらいだ。彼らの顔でも無名ならそうはならない」
モテ王「オレたちから積極的に努力する必要がある。ではどう努力すればいいか。一つ目のコツはさっき言ったよね?」
踊り夫「はい、特別な存在として見てあげることで、特別な存在だと思ってもらえるんですね!」
モテ王「その通り、女性はみんなお姫様なんだ! 一人一人を大事にする事がモテの近道だよ」
モテ王「でも尽くしちゃいけない。主導権を握るのはオレたちなんだ!」
モテ王「そして二つ目のコツは―――」
開拓者(大声で目が覚めてしまった……でもまだ眠い……)スヤァ
開拓者(目を覚ますと教室は無人だった)
開拓者(その日の夜から、踊り夫達はモテていた。本当に、モテていた……)
開拓者(羨ましい……)
開拓者(俺はきっと何年経っても、この日この時寝てしまった事を後悔し続けるだろうな……)
180 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:48:02.29 ID:bAAZPVKRo
開拓者「はぁ……俺もモテたかった……」
ズシン ズシン
筋肉戦士U「……帰ったぞ」
開拓者「あー……筋肉戦士か。忘れてた……」
筋肉戦士U「己の限界は超えたはずだ」
ボディビルダーB「筋肉戦士さん、あの竹蛇に勝ったんすよ!」
開拓者「何だって!? 竹蛇はどこだ!?」
筋肉戦士U「逃げられた。我の抵抗に耐えかね、戦う意思を放棄したのだ」
開拓者「そうか……残念だ。じゃ、次は畑に行くぞ」
ボディビルダーA「畑?」
開拓者「ああ。竹になるんだ。すくすくと成長する竹にな」
開拓者「畑に穴を掘るんだ」
ボディビルダーB「掘りましたけど……入るんすか?」
開拓者「そうだ。そしてお前たちの筋肉を栽培する」
開拓者「さあ騙されたと思って入るんだ」
ボディビルダーA「……どうします?」
筋肉戦士U「入ろう。ここまで来て引き返すわけにいかない」
開拓者「よし入ったな。じゃあ埋めてジョウロで水をかけるぞ」
少女「おおきくなあれ〜」
開拓者「一日経ったら収穫だ。頼んだぞ」
少女「うん」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 20:49:08.33 ID:jPSb6xDIO
だから開拓者はモテないでマイクロビキニにいっちゃうのか
182 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:53:43.29 ID:bAAZPVKRo
●住民
・ボディビルダーU……肉体美を維持するために徹底したスケジュール管理を行っている。ここまで鍛えるとむしろ運動は苦手になる。
・筋肉戦士V……その筋肉を一目見た瞬間、誰もが負けを悟るだろう。
・踊り夫V……非日常を演出するパフォーマンスと巧みな話術で女性客の心を掴むスーパーモテ男。酒場通いの女性が急増中!
●ステータス
第三次産業Lv.5→6
筋肉戦士V「これが、我……?」
ボディビルダーUA「あっという間にビルドアップしてる……!」
開拓者「開拓中、作物を速く育てる技術の応用だ。仕組みは秘密だし俺も詳しく知らない」
ボディビルダーUB「なんか、体に悪そうっすね……」
開拓者「だからズルだって言ったろ。でもその筋肉、何もしないとすぐに落ちるからな」
開拓者「専門書を用意したからちゃんと筋肉の勉強してしっかり鍛えろよ」
踊り夫A「オレ今、客5人キープしてる。稼ぎこんくらい」
踊り夫B「マジかー。オレ竹槍ポールダンス専門だから固定客つかないんだよな」
踊り夫A「でもプライベート無くなるよ。女の子全員と関係持つの大変。しかも仕事だから絶対手は出せないしさ」
開拓者「頼む。俺にもモテる秘訣を教えてくれ!」
踊り夫A「身に付けたけど、人に教えるのは難しいな……」
踊り夫B「贅沢な悩みかもしれないけど、モテるプロになると疲れるだけだよ」
開拓者「く、くそう! くっそう!」
183 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 20:57:16.78 ID:bAAZPVKRo
開拓者「こうして、男にとっての最高に魅力的な男と、女にとっての最高に魅力的な男が生まれた」
開拓者「妬ましい……」
少女「お兄ちゃんもそこそこカッコいいしそこそこ筋肉質なのにね〜」
担当者「相対的に魅力に乏しい男性に見えるんですなぁ」
開拓者「ええい黙れお前ら! あいつらを育てたのは俺だからな!」
安価↓1、2 施設を作ります(農地などの土地利用も施設に含む)
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 20:57:52.84 ID:8NBm5H0WO
研究用人工池の改良
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 21:00:17.65 ID:H1GIRJ9Wo
空港の拡張
186 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 21:10:15.69 ID:bAAZPVKRo
港と水車小屋が抜けてましたごめんなさい、他に抜けがあったらためらわず突っ込んでください
187 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 21:23:01.44 ID:bAAZPVKRo
現在の開拓者(確か、最後にやったのは……人工池と空港の拡張だったか)
現在の開拓者(空港? いや、空港なんてあったか? 飛行機も無かった時代に?)
現在の開拓者(別の町と記憶が交ざっていたな。たぶん港湾だったはずだ)
開拓者「畑作・畜産は十分」
開拓者「防衛・治安維持に問題なし」
開拓者「観光資源は飲食店街と酒場がある」
開拓者「後は……水回りの改善かな」
開拓者「人工池と港の工事をするぞ!」
188 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 21:34:44.53 ID:bAAZPVKRo
●開拓地
・研究用人工池U……魚を養殖する研究用施設。複数の池を設置し淡水魚・海水魚・貝類などを種類ごとに管理している。
・港U……大型の帆船も複数停泊できる埠頭。漁船や客船は少なく商船が大半を占める。
●ステータス
第三次産業Lv.6→7
開拓者「ふう……大工事だったな」
建築家「竹の塀の何倍も疲れましたよ……」
開拓者「桟橋を伸ばす工事と新しく桟橋を増やす工事、同時進行で人工池の増設」
建築学者「よく間に合いましたね……」
開拓者「だが、苦労したかいはあった。見ろ、商船が泊まっているぞ。外国の船だ」
開拓者「農民の代表と貿易の交渉をしに来たんだろう」
開拓者「海産物を安定供給するための研究も始まって、じきにこの町にはあらゆる食材、そして世界中の料理が揃うようになる」
開拓者「この町は、成長するぞ……!」
開拓者「ま、爺さんは見れないけどな」
担当者「余計なお世話です」
担当者「しかし、本当に見事なものです」
担当者「私は疑っておりました。小さな里が点在するばかりの辺境に、よもや二か月で今後の王国を背負うほどの町が誕生するとは……」
開拓者「どうだ爺さん。開拓団の力、思い知ったか?」
担当者「ええ。それはもう」
189 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 21:36:57.27 ID:bAAZPVKRo
担当者「開拓者くん。帰る準備はできましたかな?」
開拓者「いや、一つ忘れものだ」
開拓者「王様に報告に行く前に、最後に学校での研究について方針の指示をしとかないとな」
安価↓1、3について研究を行います
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 21:38:56.85 ID:H1GIRJ9Wo
山の観光開発
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 21:42:03.11 ID:tG3b28FDO
生態系調査
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 21:42:05.30 ID:EdcMucrro
環境保護
193 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 22:02:32.64 ID:bAAZPVKRo
現在の開拓者(最後に研究したのは環境学と……山の観光開発だったな)
現在の開拓者(実は、王国に初めて環境学という学問を提唱したのはこの俺だ)
現在の開拓者(山の……ん? 山なんてあったか? 竹林は海沿いのなだらかな平地にあったような……)
現在の開拓者(いかんいかん。以前に高原を開拓した時と記憶が交じっているな……)
現在の開拓者(観光に関わる何かだったのは間違いないんだ。ええと……)
1.竹林整備
2.美しい景観・眺望
3.世間へのPR
4.踊り子・踊り夫産業の成長
5.生物資源の観光への活用
安価↓2選択
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:03:34.87 ID:EdcMucrro
1
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:04:00.16 ID:tG3b28FDO
1
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:04:25.83 ID:H1GIRJ9Wo
2
197 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 22:24:35.10 ID:bAAZPVKRo
現在の開拓者(そうだ。竹林の整備だ)
現在の開拓者(住民が竹林を安全に歩き回れるようにするために、竹林の開発を指示したのだ)
現在の開拓者(結果的に観光客にとっても訪れやすい町になったわけだ)
現在の開拓者(物忘れが酷いな……。いや、なだらかな丘に竹林があるんだ。それはもうほとんど山みたいなものだろう)
現在の開拓者(断じて俺はボケてはいない。俺はまだまだ若いんだ!)
開拓者「俺はこの町を安心して住める町にしたい」
開拓者「筋肉戦士が竹蛇に襲われたって話は聞いたか?」
担当者「ええ。襲われたのが筋肉戦士でなかったらと思うと、恐ろしい事件ですな……」
開拓者「住民の安全のために、竹林の開発を研究してもらいたいんだ」
担当者「ふむ、全部焼くんですかな?」
開拓者「そんなことしたら竹槍とかいろいろ作れなくなるだろ……」
開拓者「生物学の研究者も呼んでるし、環境保護の研究も進めればバランスを取れるだろ?」
開拓者「竹蛇は怪物じゃなかったって言うし、人類とも共存できるはずだぜ」
担当者「環境保護を研究させるのですか?」
開拓者「ああ。今後は見ての通りのハイペースで開拓が進むんだ」
開拓者「環境を気にせずにどんどん町を作ってったら、住民への被害も計り知れないことになるからな」
開拓者「木を伐りすぎると洪水が起こるし、ゴミを捨てすぎると病気が流行る。開拓団では常識だぞ?」
担当者「戦争ばかりして、王国は遅れてますな……」
開拓者「ま、工業や学問じゃ勝てないけどな。今後もお互いの長所を活かしていい国にしていこうじゃないか!」
198 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 22:40:19.98 ID:bAAZPVKRo
●住民
・料理人……料理学校の卒業者。飲食店街で腕を振るう。
●研究
・環境T
・竹林開発T
8週目結果
称号:竹製穀倉の町 → ???
〜住民の声〜
竹槍戦士「強いライバルがいてこそ俺たちも強くなれる。行くぞ筋肉戦士! ウォオオオ―!」
狩人「目撃者も二人目か。本格的に竹蛇の捜索を始めよう」
開墾者「最近はもっぱら畑作農家。これ以上竹林は焼けないからな」
農民「水田で稲を育てながら水産学者さんの養殖の手伝いもしてます」
〜来訪者の声〜
軍港の町の商船員「もう飢餓に苦しむ時代は終わったんだな……(涙目)」
都のセレブ「踊り夫くんにまた宝石贈っちゃったわ。移り住もうかしら……」
少女「環境のために焼畑はおしまい。わたしも開拓団に帰るね〜」
流水ヌードル店主「副業も忙しいがキネティックアートの研究はやめない! 研究は赤字だけども!」
植物学者「環境の研究、化学者や気象学者と協力して何とか進めてみます」
199 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/21(土) 22:42:49.26 ID:bAAZPVKRo
安価は以上で終わりです。何度も間が空きましたがお付き合いいただきありがとうございます。
残りはエピローグです。明日か明後日投下します。
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:45:07.98 ID:jPSb6xDIO
乙です
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:46:55.38 ID:8NBm5H0WO
乙
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 22:58:28.17 ID:CwTZBtcE0
乙〜
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/21(土) 23:00:59.58 ID:EdcMucrro
乙でした
エピローグ待ってます
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/22(日) 08:22:24.20 ID:SqHoLXQ90
乙
そういや、少女は現在の時間軸だとどうなってるんだろう。
205 :
◆CpUz7d.S3o
[sage saga]:2017/10/23(月) 23:47:24.25 ID:p+T7bYSZo
エピローグが割と長くなるため書き終わらず…
明日に延期します
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/25(水) 04:15:45.87 ID:oGwF4BCiO
待ってるよ
207 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/11/04(土) 18:11:03.10 ID:A8DUifUBo
開拓者「これで開拓者の仕事は終わりだ」
開拓者「ここから先は町を作るのではなく運営する、市長の仕事だな」
担当者「お疲れ様じゃった」
村長「なんとお礼を申し上げていいか……」
開拓者「こちらこそだ。俺に土地を預けてくれてありがとな」
開拓者「これからも村長、いや市長として町を治めてくれよ」
村長「いいえ、小さな里の村長である私に市長は務まりません……」
村長「他に適任がいるはずです」
開拓者「村長本人が放棄するっていうなら仕方ないな」
担当者「ならば都から政治の専門家を派遣しましょうぞ」
村長「よろしくお願いします……」
開拓者「さっきは失礼な事を言ってしまったけどさ」
開拓者「爺さん。今後もこの町の成長を二人で見守っていこうぜ」
担当者「無理じゃな」
開拓者「なんでだよ?」
担当者「これほどの成果を挙げたんじゃ。君と私には次の開拓地が待っていますからな」
担当者「一つの町に留まることは許されませぬ」
開拓者「そうか、忙しくなるな……」
開拓者「次にこの町に戻ってくるのはいつになるか……」
208 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/11/04(土) 18:12:56.40 ID:A8DUifUBo
被差別階級である開拓団から派遣された一人の男と、その功績は瞬く間に王国全土に知れ渡った。
富裕層の中には開拓者の出自を聞き眉をひそめる者も少なくなかったが、多くの国民は歓喜に沸いた。
というのも、戦時中は食糧に乏しく、大きな町に住む中流階級の人間ですら十分な食糧を得ることができなかったのだ。
竹林の町に大勢の人々が集まり『外国船を受け入れるな』『食糧を輸出するな』といった主張の暴動が起きた。
それは、食糧の安定供給を成し遂げ、海賊の撃退に成功した竹林の町への期待の裏返しでもあった。
次いで話題になったのは女性向けの酒場である。
我慢を強いられていた女性達が男性のように我儘に振る舞える酒場は、これからの王国の変化を示唆しているようであった。
この竹林の開拓は王国の再出発の礎であったとして現代でも高く評価されている。
終戦の年、王国民の心に希望の火を灯したのは開拓者だったのだ。
209 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/11/04(土) 18:13:29.94 ID:A8DUifUBo
町が完成!
称号:新たなる王国の象徴
●開拓地
・竹林……竹の密集するなだらかな土地。近くに川と海がある。
・港U……大型の帆船も複数停泊できる埠頭。漁船や客船は少なく商船が大半を占める。
・改良米水田……川沿いの畑。食用に適した品種の稲を栽培している。
・畑……竹林を焼いて畑にしたもの。それでもタケノコは生えてくる。
・竹林改良養豚場……効率よく多くの竹林豚を飼育できる施設。竹を食べて育つヘルシーでコストのかからない品種。
・研究用人工池U……魚を養殖する研究用施設。複数の池を設置し淡水魚・海水魚・貝類などを種類ごとに管理している。
・水車小屋……川の水を動力にして機械を動かすための設備。今は粉ひき機が設置されている。
・展望塔U……高所から町全体を見渡せる施設。筋力の足りない人のために上りやすくなったが、見張り台としての機能も残されている。
・宿屋……町を訪れた人を泊める施設。竹林の美しい青緑色が旅人を癒す。
・飲食店街……複数の食堂が軒を連ねる通り。隣近所に客を奪われないよう日々しのぎを削っている。
・酒場……露出の多い踊り子の女性がお酌したり会話したりする男性向けの酒場。
・女酒場……女性向けの酒場。話し上手の男性達が数多の常連客を確保している。町の稼ぎ頭。
・流水ヌードル料理店……竹の筒を流れてくる、村で採れた米や麦で作った柔らかい麺を掴みとり、薄めたソースに浸して食べる謎の食事処。
・道場……竹槍道を究めんとする男たちが腕を磨く。女子供、スポーツ気分のだらしない男が来るところではない。
・学校……石造りの立派な学校。子供への教育だけでなく知識人たちの研究所の役割も担う。
・料理学校……現役の料理人が調理の技術を教える学校。
・竹細工工房……竹細工に有用な機材が揃っている。竹細工師が弟子を指導する場でもある。
・病院……医療用器具や薬品の保管庫および、病人を隔離するための寝床が用意された施設。
●住民
・町人……元々は近くの村に住んでいた人々。タケノコを採って暮らしていた。
・農民……川沿いの水田で稲を、焼畑で小麦とカブを栽培する農業従事者。
・開墾者……農地を作る開墾は開拓に含まれる。すなわち開拓者は開墾者の上位互換なのだ。
・狩人……弓矢や投石などで獣を狩る。竹林での狩りは中々難しいようだ。
・建築家U……立派な建物を設計する専門家。現場での作業も可能。
・肉職人……屠殺から解体、保存、衛生管理、販売までを一手に担う専門家。
・料理人……料理学校の卒業者。飲食店街で腕を振るう。
・踊り子U……酒場で男性とお酒を飲む女性達。気持ちよく話させる事でその先が無くても客は満足する。
・踊り夫V……非日常を演出するパフォーマンスと巧みな話術で女性客の心を掴むスーパーモテ男。酒場通いの女性が急増中!
・ボディビルダーU……肉体美を維持するために徹底したスケジュール管理を行っている。ここまで鍛えるとむしろ運動は苦手になる。
・竹細工師……竹を利用して籠や弓矢などを作る職人。
・竹槍選手……竹槍の扱いに秀でた住民。竹槍競技で活躍する。
・竹槍戦士V……竹槍術の達人。竹槍の特徴を活かした素早い立ち回りを得意とする。竹の選別眼も鍛えられた。
・筋肉戦士V……その筋肉を一目見た瞬間、誰もが負けを悟るだろう。
・医者……医学の進歩は目覚ましく、昔の医者は現代の常識ではあり得ない治療法を行っている事もよくある。
・薬師……薬草の専門家。各地の民間療法の知識に基づいている。
・ストランドビースト……風を食べて生きる動物と言われているが、実際は風力で前進するだけの竹製の構造物。
・アムフィビスビースト……『水陸両用の獣』の意。なんと砂浜から海中に入ってもそのまま直進することができる! それだけである。
・ステアラブルビースト……搭乗および操縦できるストランドビースト。しかし歩いた方が早い…。
●その他
・謎の白黒の龍が生息している。
・町全体が竹の塀に囲まれている。
●ステータス
第一次産業Lv.7
第二次産業Lv.3
第三次産業Lv.7
防衛Lv.6
グルメLv.6
210 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/11/04(土) 18:17:34.10 ID:A8DUifUBo
王「開拓者よ。ご苦労だった」
王「今ここに、余の代で初めての町が生まれた!」
王「想像以上の働きであったぞ。礼を言う」
開拓者「はい!」
開拓者「そのお言葉を胸に、今後も各地の開拓を続けていく所存でございます!」
開拓者「と、言われたその日の内に次の開拓地へ移動かよ」
担当者「しっかりしてくだされ。王国の今後は君にかかっているんじゃぞ」
開拓者「それは王様の仕事だろ? なんかただ便利に使われるだけのような気がするんだよな」
担当者「開拓を続けるのは嫌かね?」
開拓者「いいや。開拓は好きだ。何もなかった場所に人が集まり、村が発展していくのってすごくワクワクしないか?」
開拓者「師匠……団長の下から離れてみて改めてそう思った」
担当者「そうですか……。それを聞いて安心しました」
開拓者「それに、俺の夢なんだよな」
開拓者「誰も差別されない、誰の命も不当に奪われない、誰もが笑顔でいられる……そういう、最高の町を作り上げるのが」
開拓者「開拓団には、社会から見捨てられた流れ者が集まっていた」
開拓者「言葉も話せない奴隷階級の奴とか。身内を一人残らず戦争で失った奴もいる。俺の妹分も捨て子だ」
開拓者「だから……人並みに幸せになりたいんだ。俺も、皆も」
担当者「開拓者くん……その夢、叶えましょう」
担当者「この王国軍の辺境治安維持担当者、命尽きる日までお供しましょうぞ!」
開拓者「ああ。一人じゃ手が回らないからな。老人だろうとこき使ってやる」
開拓者「行くぞ。俺たちの開拓はまだ始まったばかりだ!」
211 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/11/04(土) 18:18:45.98 ID:A8DUifUBo
市長「市長に就任したからには、全身全霊をもって王国の発展のために尽くす事をお約束します!」
市民「ワアアアア」パチパチパチパチ
デモ隊「貿易反対!! 外国船追放!!」
竹林の町の新市長はひとまず外国への食糧輸出を停止。国内需要を優先すると発表。それに伴い暴動は鎮まった。
しかしその一年後、貿易は再開した。
公表は避けていたが、市長は外国の商人に輸出の停止ではなく、一年間待つように頼んでいたのだ。
そして一年の猶予期間に、輸出をしても食糧が足りなくなることは無いと判明。
市長は反対派への丁寧な説明を経て再開に漕ぎつけたのだ。
開拓者の町作りによって王国全体の生産力が向上したことも、輸出再開の一因だ。
筋肉戦士「無念。我は誰も救えなかった……」
竹槍戦士「竹槍じゃ守れねぇのか……クソッ!」
水産学者「研究用の魚がほとんど流された!」
農民「水田も全滅です……」
建築家「皆! 俺だって辛い。妻を失った。でも前を向いて進むべきなんだ……!」
ある年には川が氾濫し町が大きな被害を受けた。死者、行方不明者も決して少なくなかった。
市長は特に何の対策も取っていなかった事を悔やみつつ、建築家主導での港や家屋の再建、堤防の工事を行わせた。
幸いなことに輸出先の諸島国から支援物資が届き、市民および王国民が生活に苦しむことは無かった。
二百年戦争以後も根深く残っていた王国民の反諸島国感情が、この災害の年から薄れ始めたといわれている。
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