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開拓者「安価で思い出の町を作る」
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1 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:28:04.74 ID:zeaPrPlOo
王「よくぞ参った、開拓者よ!」
王「すでに話は聞いていると思うが、そなたには辺鄙な土地に町を作り上げてもらう」
王「期間は2か月で十分だとそなたの師より聞いておるが、まことか?」
開拓者「はい! 我ら開拓民は、短期間で人が生活を営むに足る町を作り上げます」
王「そうか。期待しておるぞ」
王「では早速出発するのだ、開拓者よ!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1507454884
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 18:29:24.48 ID:zeaPrPlOo
開拓者「と、役目を与えられたが、まさか俺と爺さんの二人だけなのか!?」
担当者「ほうほう、君が開拓者くんじゃな。噂に違わぬ精悍な青年じゃ」
開拓者「爺さん! いくら開拓団で鍛えた俺でも実質一人で町を作るのは無理だぞ」
担当者「分かっておりますとも。まずは労働者を集めましょう」
開拓者「一応、元々人の住んでいる土地なんだな」
担当者「しかし小さな里が点在するばかりでございますじゃ」
開拓者「植生が悪いな。馬車が通れず、農地としても難がある」
開拓者「竹林……厄介だな」
3 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:30:52.84 ID:zeaPrPlOo
前王の代まで続いた二百年戦争がついに終わり、新たな王は周辺諸国と条約を結び平和な世を実現した。
しかし、戦争は多くの需要を生み、技術を発展させる一面も持つ。王国の今後の国力低下が予想された。
そこで新王が目を付けたのは辺境を転々として暮らす開拓民達。
社会的地位が低く町への居住が許されなかった彼らは、どんな場所にでも住み着き町を作る技術を有していた。
新王は彼らを利用した経済の活性化を目論んだのだ。
そうして、新王の求めに応じて開拓団から一人の若き男が参上する。
彼こそ、この物語の主人公。
王国の未来を背負って、開拓者の開拓が今始まる!
4 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:31:50.52 ID:zeaPrPlOo
現在の開拓者(夢を見ているな)
現在の開拓者(これは、俺が王の直属の開拓者として挑んだ初めての開拓……)
現在の開拓者(その思い出だ)
※備考
過去スレよりもずっと昔の話なので読んでいなくても9割方問題ないです
前回(花畑編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493451944/
七回目(雪山編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1492415481/
六回目(湖畔&湾岸編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1486966618/
五回目(魔界編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477723880/
四回目(高原編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476533102/
三回目(南国編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462605431/
二回目(砂漠編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454661413/
初回(森林編)→
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448084293/
5 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:35:04.37 ID:zeaPrPlOo
1週目
称号:たけのこの里
●開拓地
・竹林……竹の密集するなだらかな土地。近くに川と海がある。
●住民
・村人……近くの村に住んでいた人々。タケノコを採って暮らしている。
●研究
なし
●ステータス
第一次産業Lv.0
第二次産業Lv.0
第三次産業Lv.0
村長「本当に……町を作ればいい暮らしができるようになるんですな?」
開拓者「ああ、約束する!」
担当者「開拓中の村民の食料、日用品は全て王国が負担します。開拓に伴う責任も全て我らが負います」
村長「分かりました……。王国を信じて、開拓に協力しましょう」
村人A「村長が決めたことなら仕方ねえや」
村人B「少なくともしばらくはタケノコを食べなくて済みそうだねぇ」
6 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:35:45.93 ID:zeaPrPlOo
現在の開拓者(この時代は今ほど自由な開拓が出来なかったな……)
現在の開拓者(今の俺ならば、カジノや遊園地を作って観光客を集めるだろう)
現在の開拓者(だが、当時そんなものは無かった。あったのは小規模な賭博場くらいか)
現在の開拓者(また、竹林に良く似合う和風な住民も呼べはしない)
現在の開拓者(終戦直後、他国との国交はまだほとんど無かったのだ)
※近代および現代的なもの・和風なものは、当時の王国に存在するものに変換されます
例:遊園地→遊具置き場 巫女→祈祷師
7 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:36:55.79 ID:zeaPrPlOo
開拓者「まずは人材の教育から始める!」
担当者「おや、建物を作るのが先じゃろう?」
開拓者「焦っちゃダメだぜ爺さん。これが俺たちのやり方だ」
開拓者「町を捨てざるを得ない事態になっても、優秀な人材さえいれば町はいくらでも作り直せるからな。こういうやり方になった」
安価↓1、2について教育します(農業、接客、医学、その他なんでも)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 18:37:40.58 ID:W9lUcBxf0
狩猟
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 18:37:54.80 ID:cBbWCFI50
建築学
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/08(日) 18:38:17.11 ID:0p4PJnat0
接客
11 :
◆CpUz7d.S3o
[saga]:2017/10/08(日) 18:54:45.85 ID:zeaPrPlOo
開拓者「もぐもぐ。まずは家の建て方から教えないとなー。竹の小屋も悪くは無いけどな」
担当者「開拓者くん。支給された食料ばかり食べるのはやめなされ」
開拓者「仕方ないだろ。ここにはタケノコしか無いじゃないか」
担当者「ならば、狩りの方法も教えてあげたらどうじゃ。得意じゃろう?」
開拓者「名案だぜ爺さん!」
開拓者「イノシシが狩れるようになれば栄養は十分に採れるだろうな」
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