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【デレマス バトルSS】A級特別エキシビジョンマッチ編【ワールドトリガー】
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1 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:21:30.29 ID:csJYa1eA0
デレマス×ワールドトリガーのクロスSSです
(ワートリキャラは出てきません)
バトル物ですが、出血・死亡等残酷な描写はありません
設定は基本ワートリ・デレマス両原作準拠ですが、一部独自解釈・改変をしています
基本台本形式、戦闘シーンは地の文が入ります
上記の内容でも良い方はお読み下さい
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1507432889
2 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:23:52.16 ID:csJYa1eA0
──本部長室──
P(ボーダー本部長)「新田隊、A級部隊昇格おめでとう!」
ちひろ(本部長補佐兼外務・営業部長兼メディア対策室長)「そして私からもっ♪昇格おめでとうございます!私からのプレゼントは本部長の物と一緒に、新田隊作戦室に送ってありますからね!」
新田美波(新A級8位 新田隊隊長 オールラウンダー)「ありがとうございます、P本部長!ちひろさん!」ペコッ
P(ボーダー本部長)「ランク戦についてだが…
当然これからはこれまでのB級ランク戦ではなく、A級のランク戦に参加してもらう。これでランク戦に参加しているA級部隊は全部で8隊になったから、新田隊はA級8位からのスタートだ。ほら」ピッ
美波「!」
A級 チームランキング
1位 木場隊
2位 片桐隊
3位 速水隊
4位 鷹富士隊
5位 向井隊
6位 和久井隊
7位 川島隊
8位 新田隊 New!
3 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:26:31.44 ID:csJYa1eA0
美波「A級8位…新田隊…!」ドキドキ…!
相葉夕美(新田隊 ガンナー)「や、やっと実感が湧いてきたかも…!」ドキドキ
十時愛梨(新田隊 オペレーター)「ふわぁ…!私、嬉しくて暑くなってきちゃいました〜!」ヌギッ
夕美「だ、だめだよ脱いじゃっ!Pさん居るんだからっ!」バッ
美波「愛梨ちゃんっ!トリオン体だし、暑いのは気のせいだから!」アセアセ
愛梨「えへへ、そうでした〜」
P「あーごほん…ここからは隊として格上のチームから囲まれてのランク戦になる。決して楽な戦いではないだろうが、更に上を目指して頑張ってくれ。応援してるぞ」ニコ
美波「はいっ!美波、頑張りますっ!」グッ
夕美「これからもよろしくね、新田隊長♪」キュ
美波「ゆ、夕美ちゃんっ…!いつも通り美波でいいから!」
夕美「ふふ、はぁい♪」ニコニコ
大槻唯(新田隊 オールラウンダー)「ふわぁ、ゆい達もついにA級かぁ〜…!ヤバ、なんかドキドキしてきた!ランク戦ちょぉ楽しみだね〜♪」
4 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:29:43.19 ID:csJYa1eA0
愛梨「でも、どうして財前隊の皆さんは昇格試験を受けなかったんでしょう〜?私達と同じくらい強いのに…」
鷺沢文香(新田隊 スナイパー)「何か事情がおありなのでしょう…私には推し量りかねますが…」
P「ん〜…時子がA級ランク戦にビビってたりしてな!」ハハッ
美波「ええっ、あの時子さんがですか!?…うーん、ちょっと考えられないです」タラー
夕美「あはは…でも確かに、試験の相手の木場隊も和久井隊もすっごく強かったもんね」
唯「ね〜!特に木場さんとかまぢ強すぎっしょ!ゆいシールドごと真っ二つにされて落とされちゃったしー!」ニコニコ
P「真っ二つにされた話を嬉しそうにするな」
唯「てへっ☆」ペロ
文香「木場さん…いえ、木場隊は恐らく、あれでも本気では無いのでしょう…流石不動のA級一位…歴戦の猛者たる貫禄を感じる戦いぶりでした…」
P「まぁ…木場隊が試験で本気なんて出したら、どの隊も合格出来ないよ」
美波「さ、最後はなんとか木場さん落とせたし、受かったんだから結果オーライだよ!」
ちひろ「そうですよ?難しい試験に変わりはないんですから」
P「あはは、分かってますよ。新田隊は強いです」
文香「…」ニコ
愛梨「えへへっ…」テレテレ
夕美「向こうはのあさんの援護もあったから、私と美波ちゃんと唯ちゃんの三人掛かりでやっとだったね。それでも、私達の連携の勝利だよっ」ニコッ
愛梨「唯ちゃんの陽動、美波ちゃんの援護!そして、それを活かしたエースの夕美ちゃんが決めてくれました♪」
夕美「愛梨ちゃんの情報支援もね♪」
愛梨「あっ!えへへ、そうでした♪」
5 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:33:01.30 ID:csJYa1eA0
ちひろ「因みにあの後、木場さんが夕美ちゃんの事褒めてましたよ♪いい動きだった、って」
唯「まじー!?すごいじゃん夕美ちゃーん♪」
夕美「あ、あれは半分まぐれみたいなもので…えへへっ」テレッ
P「まぐれでも木場さんから1本取れる奴なんてそうはいないぞ?」
夕美「それはそうだけど…」
P「2丁拳銃の銃撃の合間にスコーピオンの剣戟を織り交ぜて隙を減らし、かつ攻撃に幅と厚みを持たせる夕美のスタイルは、磨けばもっと鋭くなる。頑張ってな」
夕美「…!はいっ!」パアァ
美波「夕美ちゃん、スコーピオンずっと練習してたもんね!」
夕美「うん、この前早苗さんに弟子入りしてら教えて貰ったから!それに美波ちゃんや唯ちゃんにも、いっぱい練習に付き合って貰ったしね!ありがとっ♪」ニコッ
モーミズクサイヨー♪ ソウダヨユミチャン! フフッ、ゴメンネ?
P「(早苗さんか…確かに彼女はスコーピオンと拳銃(ハンドガン)使いだし、師匠にはピッタリかもな)」
P「(もっとも早苗さんは左右両方にスコピ入れてるけど。両方にハンドガン入れてる夕美とはある意味逆のパターンだな。早苗さんはスコピがメイン武器、夕美はハンドガンがメイン武器だし)」
6 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:35:27.33 ID:csJYa1eA0
P「夕美、新しい技を覚えても無理にそれを使おうとして視野を狭めるなよ?動きが固くなって落とされやすくなるからな。あくまで『使える武器が一つ増えただけ』だ。いいな?」ポフ
夕美「もぉっ、分かってます!Pさん、私達もうA級なんだよ?そんなミスしませんっ」
P「あはは、ごめんごめん。一応な」
夕美「むー…(私、まだPさんに頼りない子って思われてるのかな…)」プクゥ
ちひろ「…!」ピクッ
ちひろ「…夕美ちゃん、今スコーピオンと拳銃のアステロイド(通常弾)は何ポイントくらいでしたっけ?」ニコニコ
夕美「スコピのポイントですか?使い始めたばかりなので、まだ5421ですっ。アステロイドは…(チラッ)9864です!スコピを入れた事で点が取りやすくなって、アステロイドもじわじわ伸びてきてますっ♪」ニコッ
唯「このペースならよゆーで10000乗っちゃいそうだよねー文香ちゃーん♪」ギュッ
文香「きゃっ…!は、はい…恐らく乗るでしょう…」
P「いちま…え?」
ちひろ「夕美ちゃんはシューター・ガンナーランキング5位ですよ?ねっ」ニコッ
夕美「えっ、もうそんなに行ってたんだ!知らなかった…」
P「うっそ」
唯「ほんとー♪」ペカー
P「夕美、手の甲見せて…ホントだ。9864」
夕美「もー、疑ってたの!?」プクゥ
P「い、いやそんな事ないぞ?」
夕美「どーだか!」
7 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:36:47.72 ID:csJYa1eA0
文香「他のポジションに比べ比較的威力が低く、点の取りにくいガンナートリガーで10000ポイント近くを取る事は…おそらく非常に困難です…。夕美さんよりポイントが上のガンナーは鷹富士隊の隊長…茄子さんのみだったと記憶しています…」
ちひろ「文香ちゃんの言う通り、シューター・ガンナーランキングでの5位以上のランカーは茄子さん以外は全員シューターですね。つまりガンナーだけに絞れば、夕美ちゃんはボーダー全体で2位の実力者です」ニコ
夕美「そ、そうだったんだ、最近ランキング見てなかったから…でも、えへへ…ちょっと嬉しいな」テレテレ
美波「ふふっ、本部長さん?」ニコニコ
唯「んふふー、Pちゃんポジション別5位の夕美ちゃんになんて言ったっけー?愛梨ちゃん覚えてるー?」ニヤニヤ
愛梨「はい、覚えてますっ♪」ニコッ
P「す、すまん夕美…いや、てっきりまだ9000前半くらいだと…お前ら成長早いなぁ」
夕美「もう、Pさんったらおじさんみたいな事言わないのっ♪まだ若いんだから」クスッ
P「よし…夕美」
夕美「うん?なぁに、Pさん?」
P「今度俺と個人ランク戦をしよう。夕美と戦いたくなった」ニッ
夕美「…!はいっ!(認められた、って事かな?ううん、どっちにしても嬉しい…!)」パアァ
美波「(ふふっ…良かったね、夕美ちゃん)」ニコニコ
P「一本も取れなくても泣くなよ?1万超え並みの実力を持つランカー相手に手加減はしないぞ」ニヤニヤ
夕美「なっ…!?泣きませんーっ!Pさんこそそんな大口叩いて、恥かいちゃっても知らないんだからねっ」プンプン
P「はいはい」ナデナデ
夕美「もー…ふふっ」ニヨニヨ
文香「…」ムゥ
愛梨「(夕美ちゃんいいなぁ…)」
8 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:37:51.10 ID:csJYa1eA0
唯「ねぇねぇPちゃん、戦いの話はそれくらいにしよ?」
P「そうだな、暑苦しい話はこれで終わりだ。よぉし、今夜は新田隊で昇格祝いに焼肉行くか!俺の奢りだ!」
美波「や、焼肉ですか…?(Pさんの前で臭う系のはちょっと…)」タラー
夕美「うーん…(勘弁して欲しいかなぁ…)」
文香「…ぁ…ぅ」←焼肉に挑戦してみたいけど言い出しづらい
P「あぁ、新田隊だけでやりたいのか。ごめんな。気を遣わなくてもいいから、楽しんで来な」ニコッ
美波「えっ?あっあの、そうじゃなくて…」
夕美「き、来て欲しいよ?けど、その…うぅ」モジモジ
唯「んもーPちゃーん、女の子相手に焼肉とかあり得なくなーい?」
P「え?そ、そうか?」
唯「まぁゆいはいいけどー。Pちゃんだから特別だよ?」ギュッ
愛梨「あ!唯ちゃんズルいですっ!私も、えいっ♪」ギュッ
夕美「あっ…!」
P「おっと…いきなり抱きついたら危ないぞ」
ちひろ「…」オォン…
文香「…」ピクッ
夕美「そ、そうだよ二人とも!それにPさんはお仕事中なんだからっ!こぉら、離れなさい!」
唯「やー♪」ギュー
愛梨「やーです♪」ギュー
P「仕方ないな…A級になっても甘えん坊は治らないのか?」ワシャワシャ
唯「きゃー♪」
愛梨「えへへ、くすぐったいですー♪」
夕美「もーっ…!」プクー
文香「…」ジトー
ちひろ「…本部長?」ゴゴゴ…
P「!…あーゴホン。お前ら、そろそろ離れて…」
コンコン ガチャ!
Pちひ新田隊「!」
9 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:38:57.50 ID:csJYa1eA0
速水奏(A級3位速水隊 隊長 シューター)「失礼しま…あら?昼間から女の子を二人も侍らせて…いけない人ね、本部長さん」クス
P「えっ!?ち、違っ」
文香「違いません」
P「文香!?」ガーン
文香「…」ツーン
宮本フレデリカ(速水隊 アタッカー)「おはぼんじゅーるー♪ザ・フランス人の宮本・エッフェルトゥンヌ・フレデリカでーす!んふふー、新田隊の皆おめでとー♪」
一ノ瀬志希(速水隊 オペレーター)「同じく帰国子女のアメリカン志希ちゃんでーす♪トゥンヌフレちゃんよりは外国人要素あるかもー?あ、A級昇格おめでとぉ♪」
フレデリカ「あはは、大事なエッフェル部分略されたー♪あっでもでも、トゥンヌフレちゃんって響きなんか可愛いね!」
志希「え、全然わかんなーい」シラー
フレデリカ「…!!」ガーン
塩見周子(速水隊 スナイパー)「はいはーい、フレちゃんのフランスっぽさと同じくらい京都なしゅーこちゃんですよーっと。美波ちゃん、速水隊からのお祝いの品だよー。全部これに入ってるから」スッ
美波「わぁ、大きな袋…!ありがとう、速水隊の皆!」
城ヶ崎美嘉(速水隊 オールラウンダー)「手渡しでゴメンね美波ちゃん、今日はプレゼント多くて大変でしょ?直接新田隊の作戦室に持ってけば良かったんだけど、アタシ達これからエキシビジョンマッチあるからさ」テアワセ
美波「ふふっ、大丈夫だよ。ありがとう美嘉ちゃん」
フレデリカ「…いじいじ」ショボン
P「こらフレデリカ、孤月の鞘で俺の背中をいじいじするんじゃありません。くすぐったいから」
フレデリカ「あ、じゃあ本部長がフレちゃんをいじいじするー?しちゃう?」ウワメヅカイ
P「s………………………せんわ」
ちひろ「その間は何ですか?」ニコニコ
P「…いえ何も」メソラシ
10 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:40:43.42 ID:csJYa1eA0
愛梨「あのぉすみません、エキシビジョンマッチって何でしたっけ〜?ランク戦じゃないですよね?何かのイベントですか?」
ちひろ「外部向けの公開イベントのようなものです。ポイント&ランキング変動なしのランク戦用広域仮想空間での模擬訓練…いわゆる模擬ランク戦ですね」
愛梨「へぇ〜っ…」
ちひろ「今撮影クルーが来てるんです。(私の支配下にある)〇〇局がゴールデン帯に放送するんですよ」ニコッ
愛梨「そうなんですかぁ。面白そうですね♪」
周子「そう言えばさ、新田隊の『エンブレム』はどんなマークにするか決まった?」
夕美「まだだよ。これから決めるの!」
唯「速水隊は唇のエンブレムだよね?」
奏「そう。セクシーな唇の中に、吸血鬼のように鋭く尖った歯が1本覗かせてるの。意味は…分かるかしら。新A級隊長さん?」ニコ
美波「えぇっと…な、なんとなく?」
奏「ふふっ、充分よ」
11 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:43:45.17 ID:csJYa1eA0
夕美「それで、速水隊はどこと戦うんだっけ?」
奏「木場隊と向井隊よ」
唯「木場隊…!A級1位の…」ゴクリ
文香「それと、全部隊一の瞬間火力と大胆な戦術が特徴の向井隊ですか…」
美波「その組み合わせって、誰かが決めたんですか?」
P「上層部の会議で決めた。美城司令、俺、ちひろさん、麗(マストレ)さん、真奈美さん、早苗さん、川島さん、楓さん、留美さんの合議だよ」
P「あ、ブラックトリガー使いの子達も居たっけな…何もしてなかったけど。えっと、まず木場隊から決まって、速水・向井両隊は真奈美さんの推薦。周りがそれに賛成する形で決まった」
P「もっとも、最終決定権があるのはちひろさんだけどな。メディア対策室長もやってるし」
ちひろ「3隊とも人気のチームですから♪」ニコッ
P「木場隊は言うまでもなくA級1位としての強さ…そして3隊共通して分かりやすい格好良さと美しさを兼ね備えてる。老若男女幅広い層に受ける人選だな。つまり…」チラ
ちひろ以外「「「(数字の取れる人選…)」」」チラ
ちひろ「?」ニコニコ
P「それに、まぁなんだ…鷹富士隊や片桐隊の戦い方はちょっとド派手というか、荒っぽいというか…あー…」タラー
ちひろ「仮想空間とはいえ仮にもこの街を守る立場である私達ボーダー隊員が、多少の損壊ならまだしも民家を次々と粉々に破壊しまくるような映像は…ちょっと組織のイメージ的に良くないかなぁと…あはは」タラー
新田・速水隊「「「(なるほど…確かに)」」」タラー
P「(片桐隊の早苗さんと心さんにはだいぶゴネられたな…『またテレビ出たい』って。もう充分出てるのに)」タラー
ちひろ「という訳で、この3隊に決まったのでした!ちゃんちゃん♪」ニコッ
奏「(この話は終わり、って事ね…)」
12 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:45:02.31 ID:csJYa1eA0
夕美「え、えーと…速水隊の皆頑張ってね!相手はA級だし強いけど、私応援してるよ!」
周子「…ん、相手はA級?夕美ちゃん、新田隊も来シーズンからは木場隊や片桐隊なんかとも何回も当たるんだよ?もちろんウチらともね。他人事みたいに言ってるけどさー」ニヤニヤ
夕美「あっ、そうでしたぁ…やだ、B級気分が抜けてないのかも。恥ずかしい〜…」ホッペオオイ
奏「それに、A級には色んな仕事も振られるわ。忙しくなるわよ」クスッ
唯「んぅー、ゆい大丈夫かなー…ちょっと不安になってきたかも」
フレデリカ「だいじょぶだよー、こんなフレちゃんでも何とかやれてるから♪」ニコッ
唯「えーっ、フレちゃん元々何でもやればできる子じゃーん!」
フレデリカ「んふふ、ありがとー♪でも、唯ちゃんもやれば出来る子だよー?」
唯「!…えへへ、そぉかなー?」テレテレ
フレデリカ「うんうん、唯ちゃん出来る子ー!へいかもん、フレンチはぐはぐー♪」チョイチョイ
唯「やーんもーフレちゃん大好きー♪めっちゃはぐはぐしちゃうー☆」ギュー
フレデリカ「フレちゃんも唯ちゃん大好きぃ♪」ギュー
唯「あは、段々アガってきたかも♪」
フレデリカ「ほんと?良かったぁー♪ところで唯ちゃん、フレンチはぐはぐってなーに?」
唯「分かんなーい♪えへへぇ〜」
フレデリカ「そっかー♪」
唯「でも楽しー♪」
フレデリカ「楽しいねー♪」
ワチャワチャワチャワチャ
P「…」
ちひろ「…」
奏「…」
文香「…」ペラッ
夕美「…」タラー
周子「(誰かつっこまんかい)」
13 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:46:32.13 ID:csJYa1eA0
志希「にゃはは、アッツアツだねー。志希ちゃんちょっと嫉妬しちゃうなー…」イジイジ…
フレデリカ「あらら〜、ごめんねシキちゃ〜ん。シキちゃんもはぐはぐ、しるぶぷれ〜?」バッ
唯「おいで志希ちゃん、しるるぷれー!」バッ
志希「やたー♪んー、良い匂い…♪」ギュー ハスハス
奏「志希ちゃん、あなた最初からそれが目的でしょう?」
志希「…ソンナコトナイヨー♪」プイッ
奏「もう…」フゥ
フレデリカ「カナデちゃんもフレはぐする〜?」
奏「素敵なお誘いだけど、遠慮しておくわ」
愛梨「(ふれはぐ…?)」
14 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:48:17.10 ID:csJYa1eA0
美波「ふふっ。相変わらず楽しそうだね、美嘉ちゃん」クスクス
美嘉「そりゃ外から見るとそうかもどけどさー…中にいると色々大変なんだって」クテン
美波「そうなの?」
美嘉「マジだって…」
志希「…」ソォーッ
周子「(おっ、失踪するか?)」チラ
P「志希。逃げてもいいが響子に言いつけるからな」
志希「に゛ゃ!?」ビクー!
周子「(あっ、瞬殺された)」
文香「…」ペラッ
P「さて、五十嵐隊にメッセージ送っとくか。五十嵐隊五十嵐隊…」パネルスッスッ
志希「ま、待って!ごめんなさい、行く、行くから響子ちゃんには言っちゃダメぇ!」グイグイ
P「分かった分かった、引っ張るな」
志希「…もー(ちょっと失踪ごっこして、本部長に構って欲しかっただけなのにー…)」ムッスー
P「…あ、美波。午後の防衛任務は片桐隊、輿水隊、綾瀬隊、岡崎隊と一緒だからな」
美波「あ、はいっ!」
周子「Pさーん、こんな日くらい新田隊の防衛任務のシフト外してあげてもええんとちゃう?」ツンツン
P「こんな日だからこそだよ。A級はボーダー全体の模範として見られるからな。新田隊なら変に気を緩める事も無いだろうが、そういう分かりやすいアピールは大事だ。…けど、まぁ周子の気持ちはよく分かるよ」ナデ
周子「んっ…そか(急に撫でたらびっくりするやん…別にええけど)」カァ…
奏「(ふふっ…周子の綺麗な白い肌も、良い事ばかりじゃないのね)」クス
15 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:49:09.55 ID:csJYa1eA0
美嘉「奏ちゃん、そろそろ行かなきゃ!」
奏「そうね、行きましょう…じゃ、Pさん。私達が舞う姿、ちゃんと見ててね?」ウインク
P「おう、ここから見てるよ」ニコッ
奏「ふふっ、ありがと」スタスタ
周子「んじゃ、自慢のイーグレットでキュートな拓海ちゃんのピュアなハートを撃ち抜いてくるわー」スタスタ
フレデリカ「じゃあアタシは自慢の孤月で一刀両断っ!ずっばーん♪」
志希「あたしは隊室でおひるね〜♪にゃっ」
P「響子」ボソッ
志希「はっ!?(ビク-!)…ゴメンナサーイ」ハイライトオフ
美嘉「ほらほら、ちゃっちゃと歩く!」グイグイ
志希「オソウジガンバリマス…オリョウリトクイナンデス…キョウコチャンコワイ…」ヨタヨタ
16 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:50:23.17 ID:csJYa1eA0
奏「…あ、そうだ。美波」ピタッ
美波「!」
奏「新田隊の皆も…A級に上がったという事は、私達はもうライバルよ。当然だけど、当たった時は手加減しないから。遠慮なく勝たせて貰うわ」ニコ…
美波「勿論!私達だって負けませんっ!いつか速水隊も抜いて見せます!」
速水隊「…」ゴゴゴ…
新田隊「…っ」
ピリ…ッ
P「(青春だなぁ)」
17 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:51:57.00 ID:csJYa1eA0
美嘉「へー、美波ちゃんも言うじゃん。何隊を抜くって?」ニヤ
夕美「か、勝つもん!私、そろそろ10000超えそうなんだからねっ!」
周子「ところが夕美ちゃん。ウチの10000超えは3人、そしてこちらのフレ公はなんと20000超え!大変お高くなっております」
夕美「えっ、うそぉ…」
フレデリカ「いえーす、今月一点限りの大特価♪更になんとぉ!フレデリカをもう一つお付けしちゃいまーす♪」
周子「一点限りじゃないんかい」
唯「ぐむむ、ゆいの語彙力じゃ勝てない…!文香ちゃん助けて!」
文香「…」ペラッ
唯「って本読んでるしー!?んもー!」ユッサユッサ
文香「…」ガクンガクン
周子「締まらんなー」
奏「…ま、ランク戦の枠の外では同じボーダーの仲間だもの。防衛任務で一緒の時はまたよろしくね」ニコッ スッ
美波「あっ(握手…)…うん!こちらこそ、よろしくお願いしますっ」ギュッ
奏「(ふふっ…少し心配だったけど、気持ちでは負けてないみたいね。良かった)」
奏「じゃあまたね。さ、行きましょうか」フリフリ
バタン
18 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:55:49.14 ID:csJYa1eA0
P「やっと静かになったな」
夕美「ふうっ…一瞬空気がピリついた時の速水隊、なんていうか…迫力?威圧感?凄かったなぁ」
P「強者の風格って奴だな。本気の木場隊からのプレッシャーはもっと凄いぞ?真奈美さんなんて捕食者の顔してるからな。こんな顔」ガォー
美波「ふふっ。怒られちゃいますよ?」クスクス
唯「あ、木場さんに言いつけちゃおー♪」
P「えっ!?…そ、それは良くないんじゃないかなぁ唯ちゃん…」アセアセ
唯「んふふ、どーしよっかなー♪」ニコニコ
P「み、美波隊長…助けてくれ」プルプル
美波「うーん…じゃあ、今夜ウチに来てくれたら許してあげますっ♪」
夕美「えぇっ!?だ、だめだよぉ!」アセアセ
美波「えっ?いや、新田隊A級昇格の打ち上げをウチでやろうかなって思ったんだけど…ダメかな?」
夕美「…う、打ち上げ?」キョトン
美波「?うん、そうだけど…」
愛梨「いいですね!じゃあ美波ちゃん、お邪魔しますっ♪文香ちゃん、一緒に行こっ♪」
文香「はい、愛梨さんさえよろしければ…」
愛梨「えへへ、決まりですねっ♪」
夕美「え、えっと…じゃあ私も」
唯「夕美ちゃーん、なんだと思ったのー?」ニヤニヤ
夕美「えっ!?…な、何でもないよぉ!」カァ
唯「うりうりー、吐いちゃいなってー♪」
夕美「も、もー!何でもないってばぁ!」カアァ
唯「やーん夕美ちゃんかわいー♪」
夕美「もおぉ唯ちゃんのばかぁ!」ポカポカ
唯「きゃー♪」
P「うーん…美波の家か」
ちひろ「?どうかされたんですか?」
P「美波のお父さん、ちょっと怖いんですよね…ガタイも大きいし、見えない何かがお父さんの近くにいる気がするし、なんか髪と帽子が一体化してるように見えるし…」
ちひろ「えぇ…」
美波「………気のせいです♪」ニコッ
P「…そうかなぁ」
美波「はい♪」
P「…まぁそうだよな。んじゃ、お邪魔するよ。後で連絡くれな」
美波「分かりました!」
19 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:57:06.00 ID:csJYa1eA0
ちひろ「新田隊は確か、この後A級昇格についての雑誌のインタビューでしたよね?」
美波「はいっ!そろそろ行きます!皆、行こっ」
唯「はーい♪」
愛梨「志希ちゃん大丈夫かな…?」
??「大丈夫ですよぉ「きゃあっ!?」きゃんっ!?」ガンッ
佐久間まゆ(B級6位輿水隊 オペレーター)「いたぁい…なんで…?…あっ、トリオン体に換装するの忘れてました」ウルウル
美波「(びっくりした…)ま、まゆちゃん、驚かせてごめんね?居たの気付かなくて」ドキドキ…
まゆ「いえ、突然机の下から声を掛けたまゆが悪いんです…あぅ」ウルウル
星輝子(B級17位早坂隊 アタッカー)「だ、大丈夫か…?まゆさん…」ナデナデ
まゆ「はい…(Pさんにかっこ悪いところ見せちゃいました…うぅ)」ショボン
愛梨「あっ、輝子ちゃんだ!こんにちは♪」
輝子「フヒ…こ、こんにちは」オドオド
夕美「こんにちはっ♪」
美波「輝子ちゃん、こんにちは」ニコッ
机「」ガタ…
唯「!」ピクン
机「」シーン…
唯「机の下ちらっ♪」
森久保乃々(早坂隊 スナイパー)「ひいっ…!」ビクッ
20 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 12:59:56.03 ID:csJYa1eA0
唯「あは、乃々ちゃんみーっけ☆」グイー
乃々「ふぁっ…!も、もりくぼなんて、A級になってしまわれた皆さんに比べたらちっぽけな存在なんですけど…!だから、引っ張り出さないで欲しいんですけど…!」ズルズル
唯「んでPちゃんにパース☆」トーン
乃々「あぁ〜れぇ〜…」
P「森久保ゲットだぜ」ハガイジメ
乃々「ひぃあ…!?///い、今すぐ緊急脱出(ベイルアウト)したいんですけど…!む、むーりぃー…!///」ジタバタ
唯「あっはー♪乃々ちゃんおもしろーい!」ツンツンツン
乃々「ひゃわぁ!?///お、お腹はだめ…やめて下さいぃ…ひぃんっ!///」ビクビクッ
文香「…」ペラッ
夕美「こらPさん、唯ちゃん!乃々ちゃんをいじめないのっ!私達もう行かなきゃ!A級初日に遅刻なんてだめっ」
まゆ「あっ、まゆも輿水隊と早坂隊の皆と観戦する約束してたんでした…!名残り惜しいですけど、ここから出ないと」モゾモゾ
森久保「輝子さん、私達も…」モゾモゾ
輝子「あっ、そ、そうだな」モゾモゾ
P「おぉ、輝子もすっかりリア充だな」ニコニコ
輝子「何ィ!?わ、私がリア充…だとォ…!?」ワナワナ…!
P「え?うん。トモダチも沢山できたしな。俺は嬉しいぞ?」ニコッ
輝子「クッ…!リア充なんかに…リア充なんかに成り下がってたまるかァ!!ボッチの誇りを思い知れェ!!!私はジメジメした端っこの方でこのエリンギ君と二人で見…!!」チラッ
まゆのの「「…?」」キラキラ…!
輝子「ないぞ。一緒に見よう」プニッ
まゆのの「「はいっ♪」」ニコッ
P「ははっ」
ちひろ「ふふっ♪」ニコニコ
バタン
21 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 13:09:54.09 ID:csJYa1eA0
文香「…」ペラッ…ペラッ…
夕美「文香ちゃん!本に没頭しすぎだよぉ!間に合わなくなるってば!」グイグイ
美波「愛梨ちゃん達も手伝って!押しても引いてもビクともしない…!」グイグイ
愛梨「えっ、でも読書を邪魔するのはちょっと…」
夕美「そんな事言ってる場合じゃないでしょっ!?」
美波「うー…しょうがないっ。文香ちゃん、本は没収です!ほら行こっ?」グイッ
文香「っ!?やぁ…はなしてぇ…やぁ…」ウルウル
美波「うっ…」キュン
夕美「こ、こんなの反則だよぉ…//」
P「(幼児退行してる…かわいい)」
美波「ダメ…私には出来ない…ごめんなさい…」ホロリ
文香「…」ペラッ
唯「よいしょー」グイッ
文香「…」ペラッ
美波「ゆ、唯ちゃん!?何してるの!?」カアァ
夕美「わぁっ…!」カァ
唯「…お、お姫さま抱っこだよ!これで運べばいいっしょ!」
愛梨「うふふっ、唯ちゃん王子様みたいですねっ♪」
唯「へっ!!?///も、もー!やめてよぉ、ゆいもハズいの我慢してるんだからー!///」タタッ
夕美「ま、待ってよぉ!」タタッ
美波「えっと…し、失礼しました!」ペコッ タタッ
愛梨「おいてかないでください〜!」タッタッ
バタン
ちひろ「…さ、私達はここで観戦しましょうか」ニコッ
P「はい。しかし…」
ちひろ「はい?」
P「拓海、今頃キレてるだろうなぁ…」
ちひろ「…後悔してます?」ニコッ
P「いや、全然」ニコッ
22 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 13:11:59.77 ID:csJYa1eA0
書き溜めここまで。更新は遅いです。
多分今日はバトルまで行かないかも…
23 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 18:35:00.20 ID:csJYa1eA0
──向井隊 作戦室──
向井拓海(A級5位隊 向井隊隊長 シューター 個人総合5位 シューター・ガンナー1位 もこもこ羊コス)「あンのヤロォ!!!何でこんな日に限ってアタシのトリオン体の見た目の設定変えやがった!!?」カアァ
大和亜希(向井隊 スナイパー シューター・ガンナー9位 スナイパー8位)「恐れながら隊長殿、隊長殿が可愛いマスコット枠だからではないでしょうか!」ニカッ ケイレイ
拓海「誰がマスコットだァ!?何でテレビにこんな姿晒さなきゃいけねぇんだ!せめてこの前のライオンとかにしろっての!!」ウガー
木村夏樹(向井隊 オールラウンダー シューター・ガンナー7位)「…拓海お前、だいぶ毒されてきてるなぁ」タラー
藤本里奈(向井隊 ガンナー)「あはっ、ライオンならいいの?たくみんウーケーるー♪」アハハハ
拓海「うるっせぇな!!///アイツ(P)のせいだよ!!!」
松永涼(向井隊 オペレーター)「まぁまぁ、落ち着けって。今更ダダこねたって仕方ないだろ?それより作戦を確認しよう。拓海、座りな」ポンポン
拓海「うぐ…わーったよ!ったく」
拓海「あー…で、今回の作戦の確認だが…」ドサッ キリッ
里奈「あっは、羊コスでマジ顔してるたくみんカッワイー!」パシャパシャ
亜希「あっはっは!羊さんのきもちになるですよ、でありますな!あっはっは」ゲラゲラ
拓海「撮るな!笑うな!///テメェら今すぐ蜂の巣にされてぇかオラァ!!」
夏樹「落ち着けってヤギ」
拓海「羊だァ!……いや羊じゃねぇ!ナシ!今のナシだ!!」カアァ
夏樹「そうか羊。落ち着けって羊」ニヤニヤ
涼「よろしく羊。羊隊長」ニヤニヤ
拓海「やめろぉ!///」マッカッカ
24 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 18:58:44.62 ID:csJYa1eA0
──速水隊 作戦室──
志希「さてさてさーて…奏ちゃん、今日はどーするー?」
奏(個人総合8位 シューター・ガンナー2位)「今日は『私』の方よ。っていうか、作戦はこの前話したでしょう?」
志希「そだっけ?」
周子(スナイパー4位)「ウチの天才様は適当で困るねー。もっとも、適当でも大丈夫だから困ってるんだけどさ」
フレデリカ(個人総合3位 アタッカー3位)「ノンノン♪ギフテッドでしょー?」
志希「正解デリカ〜♪」ハイタッチ
フレデリカ「やったデリカ〜♪」ハイタッチ
周子「どっちでもええわ」
美嘉(シューター・ガンナー10位)「アンタ達、いい加減気を引き締めないと!相手はあの」ポン
フレデリカ「!」
志希「!」
美嘉「木場た(ガシッ)い…し、しまった!」ガーン
フレしき「「捕まえた〜!セクハラしろー!」」ドタバタ
美嘉「えぇっ!?や、やめてーっ!///」ジタバタ
周子「よーしよくやったお前達」スタスタ
奏「そのまま捕まえててね?」スタスタ
フレしき「「へい隊長!」」
美嘉「な、何するのよぉ…!来ないでぇ…!」←あられもないすがた
周子「こちょこちょこちょこちょ」ニヤ
美嘉「アッハッハッハッハ!!やめ、やめてぇ!!」ゲラゲラ
奏「ふぅーっ…♪」
美嘉「あっ、はぁんっ…んうぅっ…///」ビクッビクンッ
フレデリカ「うわぁ…///」カアァ
奏「っ…!?//」カァ…
周子「はい美嘉ちゃんえっちな声出したからおしおきー」コチョコチョ
美嘉「えっちっていうかアタシ耳はダメって周子ちゃんやめアッハッハッハッハ!!!」ゲラゲラ
25 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:41:41.25 ID:csJYa1eA0
てす
26 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:43:09.04 ID:csJYa1eA0
──木場隊室──
木場真奈美(A級1位隊 木場隊隊長 個人総合1位 アタッカー1位)「マップは『市街地B』か。さて…第一に警戒すべきは、速水隊が『どちら』の方で来るかだな」
高峰のあ(木場隊 スナイパー 個人総合6位 スナイパー2位)「速水隊…。するりと懐に入ったかと思えば、気付くと手の届かない場所へ消えている…狡猾な悪女宛(さなが)らに」
東郷あい(木場隊 アタッカー)「その上それぞれの基礎能力・連携力も高く、おまけに『ダブルエース』と来た。あの若さでA級3位とは…全く、将来が空恐ろしいよ」
八神マキノ(木場隊 オペレーター)「速水隊がダブルエースなら、ウチはトリプルエースじゃないの。それと、向井隊の火力も決して油断出来ないわ。隊長兼エースの拓海のトリオン量はボーダーでもトップクラス。それも全隊員の中で2位につける程」
あい「速水隊にはそのポイントを更に上回るフレデリカという怪物が居るんだがな。19歳でソロ総合3位という超天才だ。更に彼女はシールド技術も突出している…落とすのは極めて困難だ」
のあ「…それを言ったらあの隊はほぼ全員ランカーだし、天才ばかりよ。それに、必ずしもポイントイコール強さという訳ではないわ」チラ
あい「…そうかも知れないな」
真奈美「恐らく向井隊の狙いは、火力を活かしたトリオン効率度外視の先行逃げ切りだろうな。今回はポイント移動・ランキング変動無しのイベント戦。打算的に動いて2位狙い、などと半端な事はしないだろう」
あい「あぁ、そうだろうね。速水隊は…フフッ」
のあ「…気まぐれにそよぐ風を掴もうとしても、するりと指の間から逃げていくだけよ。それは私達にとっても同じ事…燃え盛る炎とは本質が違うわ」
あい「そういう事だな」
マキノ「(そよぐ程度じゃないでしょう。貴女達は…度し難いわね)」
真奈美「まぁ、いつも通り勝たせて貰うさ。会敵した子は私が全員斬る。フレデリカと拓海に限ってはそう簡単には行かないだろうが…分かってるとは思うが、この2人には1人でまともに当たるなよ」
あい「あぁ」
のあ「分かっている」
真奈美「よし」
27 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:48:20.12 ID:csJYa1eA0
マキノ「…真奈美、のあ」ジッ
真奈美「マキノ…あぁ。私が言い出した事だ」
のあ「…言われずとも分かっているわ」
あい「…さて。作戦通り、今回は私とのあ君は合流優先だ。私がそちらへ向かうから、君は『サイドエフェクト』を使って索敵を頼む」
のあ「」コク
真奈美「援護は頼むぞ。単騎であの子達レベルの相手に囲まれれば、流石に私も落ちる」
のあ「了解」
マキノ「フフッ…」
真奈美「?どうかしたか、マキノ?」
マキノ「いえ、何でも」ニコッ
マキノ「(一対一なら絶対に負けない…って事よね。それって)」クス
28 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:49:24.92 ID:csJYa1eA0
のあ「いずれにせよ問題ないわ。私達に勝ち越している隊は居ない。今回も私達が勝つ」
真奈美「その通り、私達は敗けない。敵性近界民(ネイバー)にも、そして仲間達にもだ」
あい「私達を最強と信じる若い子達の為、してその子達の越えるべき壁で有り続ける為…」
のあ「私達を信じてくれているPの為。そして何より」
マキノ「護るべき人々の為。その為に私達は戦い、そして勝つ」
真奈美「では行くぞ。戦闘開始だ」ザッ
あい「あぁ」ザッ
のあ「ええ」ザッ
マキノ「了解」スチャ
29 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:52:34.96 ID:csJYa1eA0
トリガーセット
(※at=アタッカー gu=ガンナー sh=シューター ar=オールラウンダー sn=スナイパー op=オペレーター)
木場隊 真奈美at あいat のあsn マキノop
アテナ神のエンブレム
木場真奈美 37241pt(孤月)
トリオン体設定(以下省略) 胸を小さくしている
メテオラ 弧月
シールド シールド
グラスホッパー 旋空(改)
バッグワーム 幻踊(改)
高峰のあ 16674pt(イーグレット改)
サイドエフェクト『強化視覚』
髪をショートにしている
バックワーム イーグレット(改)
シールド シールド
メテオラ アイビス(改)
グラスホッパー ライトニング(改)
東郷あい 8402pt(レイガスト)
レイガスト 弧月
スラスター 旋空
シールド シールド
バッグワーム エスクード
30 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:56:13.47 ID:csJYa1eA0
──向井隊 作戦室──
里奈「アタシ速水隊と戦うのニガテちゃんかもー。や、速水隊の皆は嫌いじゃないよ?むしろ大好きだし!ケドなんかさー、戦った時ウチらのペースでやりづらいってゆーかー」
亜希「あ、何となく分かるであります!何と言いましょうか、いつもするりと躱されるといいますか、上手く出し抜かれるといいますか…うむむ…」
夏樹「ハハ、あいつら何してくるか分からないからなぁ。速水隊だけは何度戦っても慣れないよ」
涼「そうだな、片桐隊の方がいくらか戦いやすいよ。単純で分かりやすい強さだしな」
拓海「あーもー、んな事ぁどうでもいいんだよ!逆立ちしても何しても絶対に勝てねぇって程の相手じゃねーんだ、テメェで勝手にテメェの士気下げてんじゃねぇ!」
「「「!!」」」
拓海「…うし、お前らよく聞け」
31 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 20:57:11.79 ID:csJYa1eA0
拓海「いいか、木場さんとフレデリカには絶対に一人で当たるなよ。まずは合流だ。最悪当たるとしても中距離(ガンナーの間合い)でだ」
夏樹「木場さんはのあさんの射程内じゃ、二人以上で当たっても厳しいぞ」
亜希「ええ…のあさんとあいさんを合流させてしまえば、かなり苦しい展開になるでしょうな」
涼「だから合流前に叩く。だろ?簡単じゃないが、やるしかない」
里奈「別に倒さなくても足止めで良くなくなくない?ってゆーか一人であいさんのあさん落とすのムリめだし」
亜希「しかしそこで点を取れないと、時間が経つにつれチームの地力の差でジリ貧になって押し負けますぞ?」
涼「そもそもウチらの火力なら、拓海+1人居りゃ崩せない事も無いんじゃないか?確実じゃないけどさ」
亜希「それはそうでしょうが、しかし…」
夏樹「まぁまぁ、ゴチャゴチャ考えても答えは出ないさ。相手は両方とも格上なんだ、安定の択を採って勝つなんて今のアタシ達じゃ無理な話…ならやる事は一つ。だろ?拓海」ニヤ
拓海「…ああ!オメーらよく聞け!トリオン切れ上等、バクチ上等の火力ブッパで先行逃げ切りだ!結果は0か100か!!出し惜しみはナシだ!!!いいか、アタシらの得意な射撃戦の土俵に引きずり込め!」
亜希「ハッ、了解であります♪」ビシッ
拓海「それにだ。速水隊の奴等を上手く利用してやるんだよ。上手くやりゃ木場隊に勝つのもそう無理な話じゃねぇ」ニヤァ
涼「あははっ、悪い顔してるなぁ」
拓海「向井隊A級5位。今は1位にも3位にも敗けてる。へっ、結構じゃねぇか!成り上がる楽しみがあと4回もあんだ!今回勝とうが敗けようが全部アタシ達の血肉にして成長して、今度こそテッペン(A級1位)取るぞぉ!!!」
夏樹「ハハッ、大きく出たな!けど、そういうアツいのは大好物だぜ!」
拓海「まずは合流!そんで片っ端から蜂の巣だ!やべぇ時は呼べ、アタシが全部なんとかする!っしゃ行くぞオラァ!!!」ザッ!
「「「オォッ!!」」」
32 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:01:40.17 ID:csJYa1eA0
向井隊 拓海sh 亜希sn 夏樹gu 里奈ar 涼op
5つの炎の中心にLAN AWAY?の文字のエンブレム
向井拓海 21375pt(アステロイド)
胸を小さくしている 羊コスにされている(今だけ)
アステロイド アステロイド
ハウンド ハウンド
シールド シールド
バッグワーム メテオラ
大和亜季 9465pt(イーグレット)
胸を小さくしている
バッグワーム イーグレット
スコーピオン アステロイド(突撃銃)
シールド シールド
FREE メテオラ(突撃銃)
木村夏樹 8773pt(ギムレット)
リーゼントにしている
バイパー(突撃銃) ギムレット(突撃銃)
メテオラ(突撃銃) アステロイド(突撃銃)
シールド シールド
バックワーム FREE
藤本里奈
ショートヘアにしている
レイガスト アステロイド(散弾銃)
スラスター FREE
シールド シールド
バックワーム FREE
33 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:07:12.80 ID:csJYa1eA0
──速水隊 作戦室──
奏「木場隊に対しては初動が鍵ね。ある程度転送運も絡んでくるけど」
周子「そうだねー、どんな状況でも安定して強いもん。結局あいさんとのあさんの合流を止められるかどうかかな」
志希「『突撃機動スナイパー』高峰のあ、『守護者』東郷あい、そして『最強の女』木場真奈美…一人一人のスペックが圧倒的だもんにゃー」
周子「なにそのネーミング。誰作?凛ちゃん?」
志希「んにゃー、テレビで言ってたー」
周子「あーね」
奏「…それと、木場隊に勝つ為には向井隊を利用する。脅威に感じてるのは向井隊だって同じなんだし」
美嘉「ま、向こうも同じ事考えてそうだけど」
周子「だいじょぶだいじょぶ。そういう騙し合い的な勝負なら、ウチ(速水隊)の方が2枚くらい上手だよ♪」
34 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:07:42.99 ID:csJYa1eA0
奏「さて…上手くいくかしらね。ハマれば良いんだけど」
志希「ダメだったらダメな時用の策を使えばいいよー。強敵相手の作戦なんて上手く行く事の方が少ないんだし♪」
周子「そーそー。お硬く形に拘ってたら、綻びからぽろぽろ崩れちゃうもんね。どんな時も柔軟に視野を広く…んーっ」ノビー
奏「美嘉はいつも通りサポート役と、段取りにズレが生じた時の調整役をお願いするわね。万能型の貴女だから出来る仕事よ」
美嘉「オッケ♪任せてよっ!『味方に点を取らせる』のは得意だから♪」
奏「ふふっ、点が取れそうなら取ってもいいのよ?」
美嘉「ん、りょーかい★」
奏「周子はカウンター狙撃(スナイプ)でのあさんと亜希を抑えて。フレちゃんや私達に手を出させない様に」
周子「はいはーい。逆に落とされちゃったらゴメンね?」
奏「ふふっ、そうならない為の準備でしょう?それに、あなたがそう簡単に落とされたりするかしら」
周子「そりゃ簡単には落ちないつもりけど、あたしアレ実戦で使った事ないからさ。新しい事を覚えた直後は落とされやすいってよく言うじゃん」
奏「それが分かってるなら大丈夫よ」
フレデリカ「んもー、大体でいーの大体で!アタシも使った事無いけどー♪」
周子「やー、タイミング間違ったら死にそうじゃん?だから志希ちゃん、指示頼むわー」
志希「おっけー♪完璧に指示シてア・ゲ・ル…♪」
美嘉「そこエロく言う必要ある?」タラー
志希「さっきのミカちゃんのやらしー喘ぎ声に対抗してみたー♪」ケラケラ
美嘉「ちょっ…はぁあっ!?」カァッ
志希「にゃはー♪」
35 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:18:47.11 ID:csJYa1eA0
奏「志希には、特に言う事はないわね」
志希「えー!?志希ちゃん寂しー!」ガーン
奏「貴女の事だもの、私の考えは全部分かっているでしょう?…でもそうね、敢えて言うなら…完璧な情報支援をお願いするわ」
志希「え、そんなの当たり前じゃん」ケロッ
奏「だから言ったじゃない」
美嘉「(いや、『完璧』は当たり前じゃないでしょ…)」
志希「あ、そだね♪けどそれでも口にして欲しいのが乙女心ってゆーかー♪」ニャハハ
奏「はいはい。最後に…フレデリカ」
フレデリカ「んん?」
奏「エースの仕事。任せたわよ」
フレデリカ「…うん、分かってる。カナデちゃんも隊長のお仕事、お願いね?」ニコ
奏「うん。任せて」ニコ
周子「(おっ、早くも戦闘モードのマジデリカやん。珍し)」
36 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:20:27.73 ID:csJYa1eA0
奏「皆聞いて、最終確認よ。ベストは拓海を木場さんに上手く『当てる』。けどこれは運が絡むし当然失敗する前提で動くけど、チャンスがあれば狙っていく」
周子「運良く出来たらいいなー、くらいの感じね」
奏「それでいいわ。で、次…第二希望は木場さんを私かフレちゃんが出来る限り『足止めをする』。あの人をフリーにしちゃったらあっという間に点差を広げられて、負ける事になるからね」
奏「そして他のメンバーがあいさんとの合流前にのあさんやあいさんを倒し、合流して残りを倒す。無理そうなら時間切れを狙う。木場隊に生存点を渡さないようにね」
奏「最悪二人を合流させてしまった場合は、私達も全員合流して一人ずつ倒す。最後の作戦の方が成功率は高く、そして望ましくないわ」
奏「木場隊は強いけど、全てにおいて私達より上という訳じゃない。そこに勝機がある。どうすればいいかは全員分かるわよね?」ニコッ
美嘉「もち!アタシがカリスマってトコ、見せてあげる★莉嘉も観てるしね♪」
周子「だいじょぶだいじょぶ。私達そこそこ強いしね」ニヤ
志希「数的有利、近接連携力…そしてウチ
(速水隊)の最大の強み、『どっち』で行くかという情報的優位性。きっちり理解してるよ〜♪」
フレデリカ「…うん、アタシも大丈夫」ピィ…ン
周子「…おぉっ」
奏「(ふふっ、集中してるのね)」ニコッ
志希「(フレちゃん目力すごーい)」
フレデリカ「(新田隊も…本部長も生で観てる…!頑張らなきゃっ!)」
奏「さぁ…そろそろステージの幕が開けるわ。踊りましょうか」コツコツ
志希「にゃはは、それなんかアイドルみたいー♪」
周子「ステージ…踊る…あ、ほんまやね」
奏「アイドルか…ふふっ、それも悪くないかもね」
奏「(…あなた達と、あの人が一緒なら)」
37 :
◆AXT/uuswxI
[saga]:2017/10/08(日) 21:23:48.67 ID:csJYa1eA0
速水隊 奏sh 周子sn 美嘉ar フレデリカat 志希op
セクシーな唇の中に鋭く光る牙のエンブレム
速水奏 13284pt(バイパー)
胸をあまり揺れない設定にしている
バイパー バイパー
シールド シールド
テレポーター エスクード
バックワーム FREE
塩見周子 10899pt(イーグレット)
バッグワーム イーグレット
FREE テレポーター
シールド シールド
FREE エスクード
城ヶ崎美嘉 8619pt(アステロイド)
胸を小さくしている
スコーピオン アステロイド(突撃銃)
テレポーター メテオラ(突撃銃)
バッグワーム エスクード
シールド シールド
宮本フレデリカ 24764pt(孤月)
その日の気分に合わせてネイルやメイクなどを変えている
グラスホッパー 弧月
シールド シールド
テレポーター 旋空
バックワーム FREE
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