サーバル「すごーい!ごはんはおかずなんだねー!」

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1 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 18:49:54.61 ID:3NRLVDGSO
唯「そうだよ!ごはんはすごいよなんでも合うよ〜」ポローン♪

サーバル「すっごーい!炭水化物と炭水化物の夢のコラボレーションだね!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507024194
2 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 18:58:01.04 ID:3NRLVDGSO
サーバル「ねーねー!あなたは何のフレンズなの?」

唯(フレンズ……?お友達のことかな?)

唯「えーとね、私のお友達は和ちゃんと澪ちゃんとりっちゃんとムギちゃんと…」

サーバル「長くて覚えらんないや」テヘッ

サーバル「じゃあ、あなたはムギちゃんだね!」

唯「違うよ、私は唯だよ」

サーバル「えー?そうなのー?」

唯「コスプレしてる君は誰なの?」

サーバル「私はね!サーバルキャットのサーバルだよ!」

唯「そっか!じゃああだ名はあずにゃんだね!」ニコッ

サーバル「え、えー?なんでなんでー?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 18:58:46.54 ID:hsyXx8Fy0
これは思い浮かばなかった
4 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 19:07:05.00 ID:3NRLVDGSO
サーバル「ねーねー!唯ちゃん!唯ちゃんがさっきから持ってるこれはなに?」

唯「これはねー、ギターだよ!」

サーバル「ぎたー?」

唯「うん、私の相棒のギターのギー太だよ!」

サーバル「すっごーい!初めてみたー!」

唯(ギターを知らないなんて変わった子だなー)

唯「ねぇ、サーバルちゃん。ここ何処なの?」

唯「私、部室で練習してたら急にここに来ちゃったんだけど……」

サーバル「ここはねー!ジャパリパークだよ!」

唯「サファリパーク?」キョトン

唯「あっ!なるほど!サファリパークだからサーバルちゃんはコスプレしてるのかー!すっごーい!」

サーバル「こすぷれー?なにそれなにそれー」

唯(可愛い…)キュン

サーバル「………うみゃ…」ピクン

唯「どうしたのサーバルちゃん?」

サーバル「あっちに誰か倒れてる!」

唯「え!?」
5 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 19:16:55.24 ID:3NRLVDGSO
ココア「………あれ?ここってどこだろ?」

ココア「私……ラビットハウスでチノちゃんとパズルやっててそれで………」

ダダダダ

ワーイ

ココア「!」

サーバル「わーい!」ダダダダ

ココア「ヴェアア!?」ビクッ

サーバル「今日は変わったフレンズがいっぱいだねー!」

ココア「え?」

サーバル「ねーねー!あなたは何のフレンズなの?」

ココア「………………」ジーッ

サーバル「?」

ココア「もふもふ」ジュルリ

サーバル「えー?」

ココア「一目で尋常じゃないもふもふだと見抜いたよ!」ガバッ

サーバル「うみゃー!」ドサッ

モフモフー♪

ウミャー!ヤメテー


唯「ま、待ってよサーバルちゃ〜ん!」ゼーゼー
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:30:10.13 ID:eFegmsKSO
この流れで行くと...
サーバルは金髪と言えなくもない。あっ...(察し)
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:37:03.19 ID:7lVQc3gDO
なるほど、歴代覇者の集いか
8 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 19:40:43.51 ID:3NRLVDGSO
ココア「唯ちゃんも急にここにきちゃったんだ…」

唯「うん、部室で後輩の練習につきあってたらいつの間にか……」

唯「あっ!ちなみにあずにゃんって子なんだけどね?」

唯「いっつも唯先輩唯先輩って言っててとってもかわいーの!」

ココア「へー」

サーバル「唯ちゃんはとっても後輩想いなフレンズなんだね!」

唯「えへへ」テレッ

唯「ココアちゃんは?」

ココア「私も唯ちゃんと同じなんだー」

ココア「妹のチノちゃんがお姉ちゃん、一緒に遊んでくださいって言うから、遊んでたらいつの間にか……」

ココア「あっ、妹って言っても私の下宿先の子でね?私の事をお姉ちゃんお姉ちゃんって甘えてきてとっても可愛いんだ!」

唯「ほげ〜」

サーバル「ココアちゃんはとっても妹想いなフレンズなんだね!」

サーバル「………うみゃ!」ピクッ

唯「?」

ココア「どうしたのサーバルちゃん?」

サーバル「あっちで誰か倒れてるよ!」

唯、ココア「!」
9 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 19:46:02.29 ID:3NRLVDGSO
まどか「………ここどこ……?」キョロキョロ

まどか「私、確か避難所からほむらちゃんを助ける為にQBと一緒に……」

まどか「魔女の空間……?にしてはちょっと違うような……」

まどか「QBー!ほむらちゃーん!どこー!」

ウミャミャミャミャミャミャ

ダダダダ

まどか「!」

まどか「QB!?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/03(火) 19:50:49.08 ID:nkI4vROKO
次はまどかかなと思ってたら案の定
11 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 19:53:13.59 ID:3NRLVDGSO
サーバル「わーい!」ダダダダ

まどか「QB……?じゃない……」

サーバル「welcometoようこそジャパリパークへ!」

サーバル「ねーねー!あなたは何のフレンズ?」

まどか(魔女………じゃないよね?)ビクビク

まどか(それに……ジャパリパークって………)

まどか「………そっか……」

サーバル「?」

まどか「やっぱり、魔法少女じゃない私なんか何の役にも立たないもんね……」

まどか「………マミさんも……さやかちゃんも……杏子ちゃんも……それにほむらちゃんも……」グスッ

まどか「魔法少女じゃない私には誰も助けられない……ただ黙って見てる事しかできないんだ………」

まどか「………私は……何もできないんだ…」グスッ

サーバル「へーきへーき!フレンズによって得意な事は違うから!」

まどか「えー……」
12 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 20:01:29.34 ID:3NRLVDGSO
ココア「話は聞いたよ!」

まどか「!」

ココア「お姉ちゃんにまっかせなさい!」ガシッ

まどか「えっと……」

唯「ねー!まどにゃんって呼んでいい?」

まどか「えぇ……」

サーバル「わーい!たーのしー!」

まどか「……………………」


まどか「それじゃあ唯さんとココアさんも……」

ココア「うん、そうなんだよ!」

唯「気づいたらここに居ました」テヘペロ

まどか「……………サーバルちゃん…」

サーバル「なになにー?」

まどか「私……今すぐに元の世界に戻りたいの!」

まどか「何か、元の世界に戻る方法は知らないかな!?」

サーバル「…………うーんとねー……」

まどか「……………」ゴクリ

サーバル「わかんないやー!」ニコニコ

まどか(終わった……)ガクッ
13 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 20:12:29.52 ID:3NRLVDGSO
唯「泣かないでまどにゃん」ポンッ

まどか「唯さん……」グスッ

唯「この、武道館でライブをする(将来的に予定)放課後ティータイムのメインギター&ボーカルの私がいるから大丈夫だよ!」

ココア「そうだよまどかちゃん」スッ

まどか「ココアさん……」

ココア「(将来的に)国際バリスタ弁護士でパンを焼きながら小説家になるお姉ちゃんにまっかせなさーい!」ガシッ

サーバル「二人ともすっごーい!」

まどか(すごい……私、こんな凄い人達と一緒だなんて………)

まどか「………もう、何も怖くない!」キリッ

サーバル、唯、ココア「わーい!」

「モトノセカイニモドリタイナラトショカンニイクトイイヨ」

唯、ココア、まどか「!?」
14 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 20:21:20.98 ID:3NRLVDGSO
ボス「ナニカテガカリガアルカモシレナイネ」

サーバル「ボス!」

ボス「ヤァ」

まどか(なにこれ?ロボット?QBみたい……)

サーバル「すごーい!ボスが喋ったー!」

ココア「私知ってるよ!これってサーバルちゃんの腹話術だよね?」

ボス「チガウヨ」

サーバル「ふくわじゅつってなになにー?」

唯「トンちゃんって呼んでいい?」

ボス「ダメダヨ」

まどか「あ、あの……図書館って……」

ボス「ソレハ……」

ドカーン!!

全員「!」

セルリアン「…………………」ゴゴゴ

ココア「え?なに?あの怪物!」アワワ

まどか「………まさか……魔女!?」

サーバル「うみゃあ…こんな時にぃ…」

ボス「………アレハ、セルリアンダヨ」

唯「せりりあん?美味しそうな名前だね!」
15 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 20:37:55.15 ID:3NRLVDGSO
サーバル「うぅ…でっかいセルリアン…」

サーバル「私一人で勝てるかわかんないけど……」チラッ

唯、ココア、まどか「…………」ガクガク

サーバル「………みんなを守る為だ!うみゃー!」バッ

まどか「サーバルちゃん!」

セルリアン「………………」ブンッ

サーバル「うみゃ!」ドサッ

ココア「あー!サーバルちゃん!」

唯「大丈夫!?」

サーバル「………へーきへーき……」イテテ

まどか「ボス……あのでっかいのを倒す方法……なにか無いのかな……?」

ボス「………セルリアンニハイシトイウジャクテンガアルヨ」

まどか「石……?」

ボス「……タダシ……アノセルリアンノイシハマウシロニアルカラ、ネラウノニハダレカガチュウイヲヒクヒツヨウガアルネ」

ココア「ヴェア……注意をひくって…」

まどか「……あの怪物の……」チラッ

唯「……………………」

唯「サーバルちゃん、ココアちゃん、まどかちゃん、私にすっごい作戦があるよ!」
16 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/03(火) 20:45:36.84 ID:3NRLVDGSO
まどか「作戦!?」

ココア「本当!唯ちゃん!」

サーバル「唯ちゃんすっごーい!」

唯「えっへん!」

まどか「あの、唯さん……その作戦って…」

唯「まず、私がギー太を弾いてせりりあんの注意を引きます!」

サーバル「うんうん!」

唯「そしてココアちゃんがおいしーココアを人数分淹れます」

ココア「任せてよ唯ちゃん!」ダダダ

唯「その隙にサーバルちゃんがせりりあんの弱点に攻撃します!以上!」

サーバル「わかったよー!唯ちゃんすっごーい!」

まどか「あ、あの…唯さん…私は……」

唯「まどかちゃんはここで待ってて!」

まどか「でも……」

唯「大丈夫!私達に任せてよ!」ブイッ

まどか「……………」

唯「よーし!作戦開始だー!」

サーバル「おー!」
17 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 20:56:11.11 ID:3NRLVDGSO
唯「こいー!せりりあん!」バンッ

セルリアン「!」

唯「いくよギー太!」スッ

唯「きみが〜いないと〜なにもできないよ〜♪」ベンベン

セルリアン「…………………」ゴゴゴ

まどか「セルリアンが唯さんの方向を向いた!」

サーバル「よーし!」グッ

セルリアン「………………」ベチン

唯「うぎゃあ!」バキッ

唯「うわ〜ん!いたいよ〜!う〜い〜!」ゴロゴロ

まどか「唯さん!」

ボス「ユイガヤラレタヨキケンキケン!」

サーバル「わわわ…どうしよどうしよー?」

セルリアン「……………」ベチン

サーバル「うみゃァ!」バキッ

まどか「サーバルちゃん!」

ボス「サーバルモヤラレタヨ…マドカ、キミダケデモニゲタホウガ………」

まどか「……………」

まどか「………よし!」スッ

ボス「………マドカ、ナニヲヤッテルノ?ハヤクニゲナキャ………」

まどか「………逃げないよ…」オリオリ

ボス「?」

まどか「……みんなを……助けるんだ!」スッ

まどか「…………いっけー!」ヒュッ
18 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 21:04:58.74 ID:3NRLVDGSO
ヒュー

ボス「アレハ…カミヒコーキ…?」

スイー

セルリアン「……………」チラッ

まどか「セルリアンが紙飛行機に興味を持った!」

まどか「今だよ!サーバルちゃん!」

サーバル「うみゃー!」ギラン

唯「う〜い〜」ゴロゴロ

サーバル「くらえー!セルリアン!」

セルリアン「!」

サーバル「烈風のサバンナクロー!」ズパッ

セルリアン「ぎゃー!」

バラバラ

サーバル「……ふぅ…」スト

ボス「サーバルガセルリアンノイシヲハカイシタヨ」

まどか「やったね!サーバルちゃん!」

サーバル「まどかのお陰だよー!」

まどか「ウェヒヒ///」テレッ

唯「う〜い〜!」ゴロゴロ

ココア「ココア人数分できたよー!」カチャカチャ

サーバル、まどか「!」

ココア「あっ、もうセルリアン倒したんだね!すごーい!」カチャカチャ
19 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 21:21:37.29 ID:3NRLVDGSO
唯「おいしー!やっぱり勝利の後の一杯は違うね!」ゴクゴク

ボス「ユイハタダネテタダケダヨ」

サーバル「おいしー!なにこれなにこれー!」

ココア「えへへ、これはね?ココアって言うんだよ!」

サーバル「ココアちゃんすっごーい!」ゴクゴク

ココア「照れるなー」

まどか「唯さん…まさかこの為だけにココアさんにココアを……」

唯「うん、そうだよ!」

まどか「………………」

ココア「聞いたよまどかちゃん!大活躍だったんだってね!」

まどか「そ、そんな事ないよ////」テレッ

サーバル「そうだよー!まどか、すっごいんだよ!」

まどか「サーバルちゃん////」

唯「私の指示通りだったね!」

まどか「………唯さん………」

ココア「妹よ〜!ご褒美のお姉ちゃんからのモフモフだ〜」ギュー

まどか「わわっ、ココアさん!妹じゃないよ!」

サーバル「あーっ!ずるいよー!私もー!」ダキッ

まどか「サーバルちゃんまで…」クスッ

唯「わ、私も!えーい!」ギュッ

まどか「…………もう…」ギュッ

キャッ キャッ

ボス「………ハヤクトショカンニイコウヨ」
20 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 21:32:45.05 ID:3NRLVDGSO
ヒュオオ

唯「ボスはバスの修理中かぁ……」

ココア「それにしても……」

まどか「………すっごい高い崖だね……」

ヒュオオ

サーバル「よーし!みんなで登りっこ競争しようよ!」グッ

まどか「え!?」

唯「無理だよぉ…私、崖どころか木も登れないよー」

サーバル「えー…」ガクッ

ココア「………サーバルちゃん」ポンッ

サーバル「!」

ココア「お姉ちゃんに……まっかせなさい!」ガシッ

サーバル「ココアちゃん!」キラキラ

唯「ココアちゃんってこんな高い崖登れるんだ……すごいね!まどにゃん!」ホエー

まどか「………そうだね…」

バサッ バサッ

全員「!」

トキ「あなたたち、こんなところで何をやってるのかしら?」
21 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 21:51:36.57 ID:3NRLVDGSO
ココア「う、うわっ!すごい!もっふもふだ!」

唯「かわいー!」

トキ「うふふ、ありがとう」

まどか「あ、あの…あなたもフレンズなの?」

トキ「そうよ?私はトキ。そういうあなたたちは……何のフレンズかしら?」

まどか「えーと……」

サーバル「あのねあのね!私達、この子達を元の世界に戻す為に図書館を目指してるの!」

トキ「元の世界?」

ココア「トキちゃんの羽モフモフ〜」モフッ

唯「トキちゃんかわいー!」ギュッ

トキ「………………」

まどか「唯さん……ココアさん……」



トキ「山頂に?」

唯「うん、私達、山頂に行ってみたいの!」

トキ「…………一人ずつなら運んであげられるけど……」

唯「本当!トキちゃん!」

ココア「やったー!」

まどか「トキちゃん、ありがとう!」

トキ「うふふ」クスッ

トキ「誰からいく?」

サーバル「私は崖を登って行くから大丈夫だよ!」

ココア「私も!」

トキ「あらそう」

サーバル「ココアちゃん!競争だよ!」

ココア「ヴェアア!」

まどか(ココアさん…途中で落ちてこないといいけど…)

トキ「じゃあ、あなた達ね?どっちから行く?」

まどか「わ、私はちょっと怖いから唯さんからどうぞ」

唯「わーい!」

トキ「じゃああなたからね?」バサッ
22 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 22:07:05.79 ID:3NRLVDGSO
山頂

唯「すっごーい!眺めいいねー!」

トキ「ふふっ」クスッ

トキ「………私ね、よく歌を歌うの」

唯「…………歌……?」

トキ「…………………」スゥ

トキ「私はぁ♪とぉき〜♪仲間をぉ探してぇ♪」ボエー

唯「ほげ〜……」

トキ「ど、どうだった?私の歌!」ドキドキ

唯「…………なんていうか……」

トキ「う、うん……」ドキドキ

唯「あんまりうまくないですね」

トキ「………バッサリね………」

唯「………………」ベン

トキ「!」

トキ「ゆ、唯!そ、それ……なに?今音が出たみたいだけど………」ドキドキ

唯「これはね?私の相棒のギターのギー太だよ!」

トキ「ぎーた?」

唯「………私も…実は音楽やってるんだ…」

唯「一緒に歌おうよトキちゃん」ニコッ

トキ「唯……」

唯「じゃあ私についてきてねトキちゃん!」スゥ

トキ「!」

唯「やばーい止まれない止まらないっ♪」ベンベンベン

トキ「速いわ」
23 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 22:59:00.09 ID:3NRLVDGSO


サーバル「うみゃぁ…」ググッ

ココア「ごめんねーサーバルちゃん?背中に乗せて貰っちゃって……」モフモフ

サーバル「へ、へーきへーき……!フレンズはみんな得意な事が違うからねー…しょうがないよ!」ググッ

ココア「サーバルちゃんは優しいね!お姉ちゃんうれしいよー」モミモミ

サーバル「えへへー」ググッ

サーバル「!」

サーバル「頂上だー!」バッ

ストッ

サーバル「ついたよー!ココアちゃん!」

ココア「わーい!」

〜〜〜♪

サーバル、ココア「!」


唯「ミスったーら♪」ベンベン

トキ「リハってことにして♪」

唯、トキ「もう一回♪はい!」バッ

サーバル、ココア「………………」



崖の下

まどか「トキチャンオソイナ……」ポツーン
24 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 23:11:26.53 ID:3NRLVDGSO
山頂

まどか「…………」ムスッ

トキ「ご、ごめんねまどか?忘れてた訳じゃないのよ?」

唯「そ、そうだよまどにゃん!ちょっと盛り上がっちゃっただけだよ!」

トキ「唯!」

サーバル「まどかー!怒っちゃダメだよー?仲良くしようよー!」

まどか「………別に怒ってなんか……」ムスッ

ココア「あはは…サーバルちゃんの言う通り仲良く………」

ココア「!」

ココア「あっ!」

サーバル「なになにー?どうしたのココアちゃん?」

ココア「カフェだ………」

唯「カフェ?」

トキ「こんなとこにカフェなんかあったかしら?」

ココア「……………」ダッ

まどか「あっ!ココアちゃん!」

タッタッタ

ココア(ジャパリパークにもカフェがあったんだ……)

タッタッタ

ココア「………………」ピタッ

ココア(ラビットハウスを思い出すよ…)

ココア「……………扉開けた途端、みーしらぬ世界へー!」ガチャッ

カランカランカラン

アルパカ「いらしゃ〜い、ようこそジャパリカフェへ〜」ニコニコ

ココア「!」

アルパカ「紅茶あるよぉ!ゆっぐりしてってねぇ」ニコニコ
25 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/03(火) 23:19:50.40 ID:3NRLVDGSO
サーバル「この紅茶おーいしー!」

トキ「本当ね、喉にもよさそう」ズズ

アルパカ「ありがとぉ〜」

まどか「この紅茶…アルパカさんが淹れたんですか?」

アルパカ「そうだよぉ!ハカセに淹れ方を教えでもらってねぇ〜」

まどか「ハカセ?」

ココア「ふぃー……」

唯「どうしたの?ココアちゃん?」

ココア「なんかー……ラビットハウスを思い出して落ち着くな〜って……」ダラー

唯「ラビットハウス……ココアちゃんが働いてた喫茶店だね?」

ココア「うん!チノちゃんやリゼちゃんは元気かなー?」

唯「………私も部室でやってたティータイムを思い出すよ……」コト

まどか(………部室って……唯さん軽音部だよね?)
26 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 23:32:41.44 ID:3NRLVDGSO
唯「………この紅茶を飲んでると…ムギちゃんを思いだすよ」

ココア「ムギちゃん?」

サーバル「だれそれだれそれー?」

唯「……ムギちゃんはね……いっつも美味しい紅茶を淹れてくれて……お菓子をいっぱいもってきてくれてお金持ちで……眉毛が太くって……」

まどか「………唯さん、その人って友達だよね?」

唯「そうだよー」ニコッ

ココア「唯ちゃんのお話聞いたら千夜ちゃんを思い出しちゃった」

唯「千夜ちゃん?」

ココア「うん、私のお友達でね?」

ココア「お菓子づくりがとっても上手で……優しくて、中ニ病で…………」

ココア「おっ○いがおっきいんだよ!」

サーバル「すっごーい!」

まどか「………私もマミさんの事思い出しちゃった…」コト

唯、ココア「!」

まどか「………私の先輩で…紅茶を淹れるのが上手で…とても頼りになる人だけど、実はちょっと抜けてて、ぼっち疑惑もあるけど優しい人で…でも調子に乗ると死んじゃうような人だけど………」

ココア「まどかちゃん……」

まどか「………おっ○いは……大きかったなぁ……」

トキ「そ、そう………」

サーバル「ジャパリパークはね!けものはいてものけものはいないんだよー!」ニコニコ
27 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/03(火) 23:48:48.11 ID:3NRLVDGSO
アルパカ「ふふふ、私の紅茶を楽しんで頂いてなによりだよぉ〜」

アルパカ「なんせぇ、やっと来だお客様だからねぇ」

全員「!」

唯「やっとって…アルパカさんのお店お客さんこないの?」

アルパカ「うん〜そうなんだよぉ」

トキ「……こんなに美味しい紅茶なのに…」

サーバル「なんでなんでー?」

まどか「………あ、あの!」

アルパカ「なぁにぃ〜?」

まどか「………場所も場所だし……ひょっとしてお客さんもここにカフェがあるって気づかないんじゃ……」

アルパカ「!」

アルパカ「なるほど…目から鱗だよぉ!」

サーバル「まどかかしこーい!」

まどか「ウェヒヒ///」テレッ

唯「じゃあさ!アルパカさんのお店にお客さんがくるように私達で手伝ってあげようよ!」

サーバル「うん!さんせー!」

アルパカ「みんな……」

トキ「………でも…具体的にどうやって?」

唯「えーと………それは………エヘヘ」ポリポリ

まどか「唯さん……」

ココア「…………ふふふ」ニヤッ

唯「!」

まどか「ココアさん?」

ココア「………私は元、喫茶店で働いてたんだよ?」

全員「!」

ココア「お姉ちゃんに、まっかせなさーい!」ガシッ
28 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 00:00:42.48 ID:k3EgvCzaO
ウェアアー

まどか「………ココアさん…部屋に籠ってなにやってるんだろ?」

唯「きっとすごい作戦を考えてるんだよ!」フンス

サーバル「ココアちゃーん!がんばれー!」

〜3時間後〜

ガチャッ

ココア「で、できたよ…」ゲッソリ

まどか「!」

唯「こ、これは………!」

ココア「ふふふ、カフェの宣伝チラシだよ!100枚ある……これをみんなでジャパリパーク中に配るんだよ!」

唯「お、おぅ………やるね!ココアちゃん!」

ココア「えっへん!」

まどか「すごい…全部手書きだ……」ピラッ

まどか(うぇるかむかもーんって……)

サーバル「すっごーい!キラキラしてるー!」

トキ「よくわかんないけど凄いわ」ピラッ

アルパカ「何書いてあるかわからないけど私の為にぃありがどねぇ」ウルウル

まどか「……………」

まどか「あ、あの……失礼ですけどみんな文字は………」

アルパカ「文字?」

トキ「読めないわ」

サーバル「なに書いてあるかわかんないけど、すっごく綺麗だねこれー!」

まどか「………………」

ココア「ヴェアアアア!!」ビリビリ

唯「ココアちゃん!」
29 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 00:13:59.75 ID:k3EgvCzaO
カフェの外

まどか「えーと……ココアさんはそこの草を……サーバルちゃんはそっちの草を抜いて………」

サーバル「はーい!」ブチブチ

唯「草むしりしてどうするんだろうね?」ブチブチ

ココア「うぅ………」ブチブチ

唯「………元気出しなよココアちゃん」ポンッ

まどか(………もうそろそろいいかな?)

まどか「トキちゃん!ちょっと空を飛んでもらってもいいかな?」

トキ「?」バサッ

トキ「!」

トキ「こ、これは………!」

アルパカ「?」

サーバル「なになにー?どうしたのー?」

トキ「…………むしった草が……コップの形をしてカフェへの道しるべになってる!」

アルパカ「………え!?」

まどか「よかった」ホッ

唯、ココア「ほえ〜」ポカーン

サーバル「すっごーい!」

バサッ バサッ

トキ「!」
30 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 00:26:46.94 ID:k3EgvCzaO
ショウジョウトキ「あら?こんなところにカフェがあったなんて………」

ショウジョウトキ「! あなたは?」

トキ「………美味しいカフェを知ってるの、寄ってかない?」ニコッ


アルパカ「あわわわ!お、お客様だ!」

まどか「………ふぅ、良かった」ニコッ

唯「す、すごい……」

ココア「………本当にお客さんがきた……」



アルパカ「いんやぁ…本当にありがとねぇ〜」ニコニコ

まどか「いや、そんな……」

ココア「………ワタシハ…ヤクタタズ…」ブツブツ

まどか「そ、そんな事ないよ!これを思いついたのはココアお姉ちゃんのお陰だよ!」

ココア「……まどかちゃん…今…お姉ちゃんって………」ピクッ

サーバル「そーだよ!ココアちゃんはすっごいんだよ!」

ココア「サーバルちゃん……」

唯「ココアちゃんの書いたチラシ可愛いね?一枚貰ってもいいかな?」ピラッ

アルパカ「私もぉ……カフェに貼らして貰うよぉ」ニコッ

ココア「唯ちゃん……アルパカさん…」ダー

サーバル「わわわ!ココアちゃん泣いちゃった!」

ココア「びえーん!」ダー

唯「おー、よしよし」ナデナデ

まどか「ふふっ」ニコッ

アルパカ(本当にいい子達だねぇ…早く元の世界に戻れる事を願ってるよぉ)ニコニコ
31 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 09:18:18.09 ID:MMG8ncbS0
さばくちほー

ブロロロロー

唯「バス直ってよかったね!」

ココア「うん、苦労した甲斐があったよー」

サーバル「ココアちゃんがカワウソとジャガーちゃんをお持ち帰りするんだーって騒いだのには困ったよー」

まどか「私は唯さんがバスに轢かれた時の方がびっくりしたよ」

ココア「てへへ」

唯「面目ない」テヘペロ

ボス「コノサバクチホーヲコエタラトショカンマデスグダヨ」

唯「……………」ジー

ボス「………ドウシタノユイ?」

唯「………いや、バスの運転楽しそうだなって」

ココア「私達免許証持ってないから運転は無理だよぉ唯ちゃん」

まどか「そ、そうだよ」

サーバル「めんきょしょー?」

唯「………ちぇー」ブー

ボス「………ウンテンシテミルカイ?」

ココア、まどか「!?」

唯「え!?いいのー!」キラキラ

ボス「カンタンダヨ」

唯「やったー!」

サーバル「いいなー!唯ちゃん」
32 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 09:28:32.71 ID:MMG8ncbS0
ブロロロロー

唯「いえーい♪」

ブロロロロー

まどか「うわぁぁぁぁー!飛ばしすぎだよ唯さーん!」

ボス「ユイ、スピードノダシスギハキケンダヨ」

唯「私、バスで200キロ出すのが夢だったのー♪」

まどか「うわぁぁぁぁー!と、とめてー!」

サーバル「はやいはやーい!」

ココア「心がぴょんぴょんしてくるね♪」

サーバル「唯ちゃん!次私ねー!」

まどか「うわぁぁぁぁー!」

ブロロロロー

スナネコ「ふんふーん♪」トボトボ

ブロロロロー

スナネコ「…………ん?」

ドカッ

スナネコ「ぶっ

ドサッ

まどか「………今何かにぶつからなかった?」

唯「気のせいだよ」

ココア「気のせいだね」

サーバル「気のせい気のせーい」

ボス「キノセイダネ」

まどか「そ、そうだね…」
33 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 18:38:06.35 ID:z48S3yeNO
唯「んん?」キィィィ

ココア「どうしたの唯ちゃん?」

唯「………穴ぼこがある…」

サーバル「穴ぼこ?」


穴の前

まどか(なんか不気味な穴……ちょっと怖いかも……)

まどか「あ、あの……あんまり寄り道しないで真っ直ぐ図書館に向かった方が…」

唯「んー…なんだか冒険の匂いがするね!」ワクワク

ココア「心がぴょんぴょんしてきたよ!」

サーバル「たーのしそー!」

まどか(ダメか……)ガクッ



唯「なんかずっと狭い道が続いてるね…」スタスタ

まどか(なんかこういうとこって魔女の結界を思い出してちょっと嫌だな…)スタスタ

ココア「私の勘によると、これはお宝がある予感だね!」フフン

唯「え?お宝!?」

サーバル「うそうそー!」

ココア「たぶん間違いないよ!本で読んだ事あるもん!」ドヤッ

サーバル「すっごーい!」

まどか(この人達は本当に前向きだなー)

ピカッ

まどか「!」

サーバル「え?なになにー?」

ココア「な、なんか広いとこに出たよ!」

唯「ほぇ〜……これって………」

まどか「………遺跡……?」

「おい」

全員「!」ビクッ
34 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 18:50:59.60 ID:z48S3yeNO
ツチノコ「……お前たち、こんなとこで何やってんだ?」ニョロッ

サーバル「うみゃー……」

まどか「サーバルちゃん……あの子ってひょっとしてフレンズかな?」

サーバル「うん!間違いないよ!」

サーバル「ねーねー!あなたは何のフレンズなのー?」

ツチノコ「あぁん?見りゃわかるだろ?オレはツチノコ……」

唯「うわぁ!見てよココアちゃん!この子かわいーよ!」ツン

ココア「可愛いのにフードなんか被っちゃって…さては君は恥ずかしがり屋さんのフレンズだね?」ペラッ

ツチノコ「うおぉぉぉ!?」ビクッ

まどか「唯さん…ココアさん…」

サーバル「うみゃー…」

ツチノコ「お、お前らいつの間に…」ドキドキ

唯「ふふふ…さて、いつでしょう?」ニヤッ

ツチノコ「知るか!」

ココア「ほらほら、自分の殻(フード)を破ろうよ?折角可愛いんだし」ペラッ

ツチノコ「やめろぉぉ!フードめくんな!」

ツチノコ「つ、つーか…可愛くねーし///」プイッ

唯「照れてるよぉ、かーわいい♪」ツン

ココア「チノちゃんみたーい♪」

ツチノコ「ぬぅぅ///」

ワイワイ

まどか「なんていうか……さすがだね…」

サーバル「いーな二人ともー!たのしそー!」
35 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 19:06:00.31 ID:z48S3yeNO
まどか「あ、あの…ツチノコちゃん!」

ツチノコ「!」

まどか「ここって何処なの?なんでツチノコちゃんはこんな所に………」

ツチノコ「…………質問に質問で返すな、まずはオレの質問に………」

ココア「ツチノコ!?」

ツチノコ「ぬぉっ!」ビクッ

唯「どうしたのココアちゃん?」

ココア「お友達のシャロちゃんから聞いた事があるよ………」

ココア「ツチノコを捕まえたらたくさんお金が貰えるんだって!」

ツチノコ「!?」

唯「あ!そういえば………りっちゃんがそんな事言ってたかも……」ムーン

ココア「………そうと…」ニヤニヤ

唯「決まれば…」ニヤニヤ

ツチノコ「や、やめろぉぉ!」

サーバル「唯ちゃん!ココアちゃん!ツチノコが嫌がってるよー!」

まどか「は、早まらないで!唯さん!ココアさん!」

ココア「なーんちゃって」

唯「じょうだんでーす♪」テヘッ

ツチノコ「………なんなんだよお前ら…」ヘタッ

サーバル「なーんだ、じょうだんかー」

まどか(よかった…あの二人なら本気かと…)ホッ

唯「ところでツチノコちゃん」

ツチノコ「?」

唯「私達………今からこの遺跡を探検しようと思ってるんだけど……」

ココア「お姉ちゃんたちと一緒に来たかったら来てもいいよ?」ニコッ

ツチノコ「ぐぬぬ……」キリキリ
36 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 19:20:39.73 ID:z48S3yeNO
唯「おっからおったからー♪」ルンルン

ココア「ツチノコちゃん!私をお姉ちゃんってよんでもいいんだよ?」

ツチノコ「呼ぶか!」

サーバル「もー!一緒に来たかったならそう言えばいいのにー!」

ツチノコ「うるさい!」

まどか「あはは……」

サーバル「みゃーん」ガリガリ

ツチノコ「ちょ…!お前なにやってんだ!」

サーバル「爪研ぎ」

ツチノコ「貴重な遺跡だぞー!」

ココア「サーバルちゃん可愛い!」

唯「!」

唯「ほぇ〜別れ道があるよ」

まどか「別れ道?」

ココア「うーん……私の勘によれば…」

ツチノコ「右だ」

ココア「!」

まどか「………わかるの?」

ツチノコ「ピット器官だとかだよ」

唯「ピット器官?」

サーバル「すっごーい!」

ツチノコ「ちなみに左の道はセルリアンがうじゃうじゃいるぞ、行きたきゃ勝手に行け」スタスタ

ココア「……セルリアン…」ゾッ

唯「ま、待ってよツチノコちゃーん!」
37 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 19:35:41.20 ID:z48S3yeNO
ツチノコ「うーん…出口はどうやらこの先のようだが……」

ツチノコ「どうやら溶岩で塞がれちまってるようだな……」

サーバル「溶岩?」

ツチノコ「知りたきゃ図書館で……」

まどか「なんで遺跡に溶岩が…」ウーン

ツチノコ「………お前、溶岩を知ってるのか!?」

まどか「え?」

ココア「知ってるよー!」

唯「なんかあっついやつだよね?」

ツチノコ「…………………」

ツチノコ「迂回するぞ」クルッ

唯、ココア、サーバル「はーい!」

まどか(あの非常口のマーク…魔女の結界を思い出して嫌だなぁ……)



唯「橋がある……」

ココア「………きっとあの先にお宝が…」ワクワク

サーバル「ほんとー!?」

まどか「ちょ…ここは慎重に……」

ココア「お宝を見つけるのは私だー!」ダッ

唯「おったからおったからー♪」ダッ

サーバル「かけっこだね!負けないよー!」ダッ

ガラガラガラ

ウワー

ツチノコ「あっ、橋が落ちた」

まどか「唯さん!ココアさん!サーバルちゃん!」

ツチノコ「やっぱアホだあいつら…」
38 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 20:01:40.14 ID:z48S3yeNO
出口

唯「うー……ついたー!」ノビー

サーバル「楽しかったねー!」

ココア「ねー?」

ツチノコ「そうだな、お前らのお陰で散々だったよ」

ボス「…………」ピョンピョン

サーバル「あっ!ボス」

ボス「どうだった? アトラクションが始まっちゃったから、出口から迎えにきたよ」ピカー

ツチノコ「な!?ラッキービーストがしゃべっ…」

唯「うわっうわっ!ボスの声、いっつもと違うよー!」

ココア「なんかかわいー!」

ツチノコ「ちょ……」

まどか(アトラクションってどういうこと?)

ボス「えー、いよいよ新アトラクション、地下迷宮のオープンです。動物やフレンズと触れあい、共に迷宮を進むアトラクションです…楽しんでいただけるといいんですが……」

ボス「………」スウッ

唯「あっ、おわっちゃった…」

サーバル「あとらくしょんー?」

まどか(あの遺跡がフレンズ達と一緒に遊ぶアトラクション?それにボスの声も………)

まどか(どういう事なんだろ………?)

ツチノコ「…………………」

ココア「そういえばお宝無かったなぁ」

…………………

………




サーバル「じゃあねー!ツチノコー!」

まどか「色々とお世話になったね、ありがとう!」

ツチノコ「…………けっ」

唯「ツチノコちゃん!また一緒に遊ぼうねー!」

ココア「約束だよー!」

ツチノコ「…………………」

ブロロロロー

ツチノコ「………………」

ツチノコ「……変な奴ら…」クスッ
39 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 20:45:37.47 ID:z48S3yeNO
へいげん

ブロロロロー

まどか「うわぁぁぁぁー!スピード出しすぎだよココアさん!」

ボス「ココア、スピードノダシスギハキケンダヨ」

ココア「大丈夫大丈夫!チノちゃんとグランツーリスモで鍛えたから!」ググッ

まどか「それゲームだよぉぉぉ!」

唯「とばせーとばせー!」

サーバル「はやーい!」

ココア「まだまだ私と踊ってもらうよー!」グンッ

ブロロロロー

スッ

オーロックス「……………怪しい奴らめ!」

アラビアオリックス「止ま………」

ブロロロロー

オーロックス、アラビアオリックス「ん?」

ドカン

オリックス「」ピクピク

アラビアオリックス「」ピクピク

ブロロロロー

まどか「………ココアさん、今なにかにぶつからなかった?」

ココア「気のせいだよ」

唯「気のせいだね」

サーバル「きのせいきのせいー!」

ボス「キノセイダヨ」

まどか「そ、そうだね…」
40 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 20:53:47.05 ID:z48S3yeNO
唯「この先に博士がいるんだねー!」

ボス「ソウダヨ」

まどか「あれ?」

サーバル「どうしたのまどかー?」

まどか「………何か書いてある……」



博士「………むむ……」ピクン

助手「……………博士…」

博士「どうやらそのようですね。助手」



ココア「なんか変な看板ばっかりだったねー!」

サーバル「迷っちゃったねー?」

まどか(唯さんとココアさんのせいだよ…)

唯「あっ!」

全員「!」

唯「おっきな木が見える……」ジー

まどか「………木のところに誰か居るみたいだね…」
41 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 21:06:02.29 ID:z48S3yeNO
ガサッ

全員「!」

博士「どうも。アフリカオオコノハズクの博士です」

助手「ワシミミズクの助手です」

まどか「え!?このちっちゃい子達が博士!?」

サーバル「うみゃー」

博士「大きさは関係ないのです」

助手「我々は賢いので」

博士「それにしてもお前たち、よくぞあの森を抜け……」

唯、ココア「うわぁぁぁ…」キラキラ

博士、助手「?」

唯「ちっちゃーい!かわいー!」ハァハァ

助手「な…なにをするですか!」

ココア「モフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフモフ」ハァハァ

博士「や、やめるです!近寄るなです!」

まどか「…………唯さん…ココアさん…」

唯「カワイイカワイイカワイイ!ねぇミミちゃん♪しっかりしてくださいよ唯せんぱーいって言ってー!」ギュッ

助手「ヒィィィィィ」

ココア「コノハちゃん♪お姉ちゃんは本当にしょうがないお姉ちゃんですって言ってー!」モフモフモフモフ

博士「や、やめるですー!助けてですー!」

ギャー ギャー

サーバル「唯ちゃんとココアちゃん、もう博士たちと仲良しだね!」ニコニコ

まどか「そうだね」

ギャー

ヤメロデスー
42 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 21:18:48.88 ID:z48S3yeNO
博士「ハァハァ……」

助手「ゼェゼェ…」

ココア「ねぇ、この子達持ってかえっていい?」

まどか「ダメだよ」

博士「触るなです!アホが移るのです!」バシッ

助手「我々は賢いので」

ココア「酷い!」ガーン

博士「………お前たち、よくぞあの森を抜けてきましたね」

助手「あの森を抜けてきた者は初めてなのです」

サーバル「初めてだってー!やったねー!」

博士「…………お前たち…文字が読めるのですか?」

サーバル「………文字?」

唯「自慢じゃないけど私、漢字読めるよ?」ドヤッ

まどか「………私はアルファベットもいけるよ?」ドヤッ

ココア「私なんて素数言えるもんねー!」

サーバル「すっごーい!」

博士「助手……これは…」ヒソヒソ

助手「期待できそうなのですね…博士?」ヒソヒソ

サーバル、唯、ココア、まどか「?」

博士「………お前たち、これをつくるのです」スッ

唯「!」

ココア「これは……」

まどか「カレー?」

サーバル「?」

博士「………これをつくる事ができたのなら……」

助手「お前たちが知りたい事も教えてやるのです。我々は賢いので」

まどか「ほ、本当!?」
43 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 21:32:38.86 ID:z48S3yeNO
博士「早くつくるのです」

助手「マズイものをつくれば何も教えないのですよ?我々は賢いので」

まどか「料理って言っても……」

唯「私、料理なんかできないよ?」

まどか「………私も家庭科の調理実習でやったくらいしか……」

サーバル「料理ってなにー?」

ココア「………ふふふ」ニヤッ

まどか「!」

ココア「お姉ちゃんに……まっかせなさい!」ガシッ

サーバル、唯、まどか「ココアお姉ちゃん!!」

ココア「………材料は?」

博士「ここにあるです」ドサッ

助手「好きなだけ使えです」

ココア「…ふむふむ……いけるね?」ニヤッ

ココア「………まどかちゃん!お鍋にお湯を沸かして!」

まどか「う、うん!」カチッ

ボボボ

助手「は、博士……火…なのです…」ガタガタ

博士「お、落ち着くのです助手!」ガタガタ

唯、ココア(可愛い)キュン

ココア「サーバルちゃんは野菜を切って!」

サーバル「うみゃみゃみゃみゃ!」スパスパ

唯「ココアちゃん!私は!?」

ココア「………唯ちゃんはみんなの分のお皿を並べて!」

唯「ふぁ〜い」ガシャン パリン

ココア「………さて、私は……」スッ

博士「助手……これは……」ジュルリ

助手「期待できそうなのですね、博士」ジュルリ
44 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 21:52:06.86 ID:z48S3yeNO
ココア「さーて、完成だよー」スッ

博士「………ココア、我々はカレーをつくれと言ったのです…」

助手「なんなのですかこれは?これではジャパリまんと変わらないのです」

ココア「文句は食べてから言いなよー」ニコッ

博士、助手「……………」

博士「それでは…」スッ

助手「……頂くのです。我々は賢いので」

博士、助手「………………」パクッ

サーバル、唯、まどか「…………」ドキドキ

博士、助手「!」

博士「……助手…これは……」ワナワナ

助手「あぁぁぁぁ……」ワナワナ

ココア「どうかな?ココアお姉ちゃん特製"カレーパン"のお味は?」ニヤッ

博士(な、なんなのですかー!これはー!!と、とても辛いのに癖になる辛さのカレールーは!!)パクパク

助手(そ、そして何よりこのカレーを包んでいるパン……一口で尋常ではないモチモチだと見抜いたのですよーー!!)パクパク

博士、助手「………………」パクパク

まどか「ど、どうなのかな?」

唯「無言でひたすらパンを食べてるね…」

サーバル「ココアちゃーん!私もカレーパン食べたーい!」

ココア「後でねー」ニコニコ

博士、助手「………………」スッ

まどか「あ、食べ終わったみたいだね」

博士「ココア!もっとカレーパンをよこすのです!」

助手「手遅れになる前に早く!我々はグルメなので!」

ココア「ココアお姉ちゃんおかわりって言ったらいいよー」ニコニコ

博士、助手「ココアお姉ちゃんおかわり!!」ガッ

ココア「もう、しかたないなーコノハちゃんとミミちゃんは」ニコニコ

唯「ココアちゃん!私も食べたい!」

サーバル「私もー!」

ココア「はいはーい、いっぱいあるよ〜」ニコニコ

博士「我々が先なのです!」

助手「カレーパン!カレーパン!」

まどか(まるで薬物だよ…)
45 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 22:02:14.60 ID:z48S3yeNO
博士「ふぅ…たくさん食べましたね、助手?」ゲフッ

助手「そうですね?博士?」ゲフッ

博士「やはり……美味しいものを食べてこその人生なのです!」ニコッ

唯、ココア(家に持ってかえって部屋でずっと飼っていたい)キュン

まどか「あ、あの……それで私達の知りたい事の件なんですけど………」

博士「ああ、それですね?」

助手「…………お前たちはズバリ……」

サーバル、唯、ココア、まどか「…………」ゴクリ

博士「……"ヒト"…なのです…!」

唯「………わ、私は…」

ココア「………ヒト………?」ゴクリ

サーバル「すっごーい!」

まどか「あ、それは知ってます」

博士「そうですか」

助手「知ってたのですか」

まどか「それよりも元の世界に戻る方法を教えてください」

助手「…………元の世界に戻れる方法…ですか………」

博士「………確実とは言えないですが…」

博士「"海"へ行けです」

まどか「………海……?」
46 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 22:12:18.42 ID:z48S3yeNO
唯「海って……」

ココア「あの海かな?」

サーバル「うみゃ?」

博士「それと…これをとっとくのです」スッ

助手「カレーパンの代金なのです」

ココア「これは……」スッ

博士「ジャパリパーク1のアイドルグループ"PPP"のライブチケットなのです」

ココア「ジャパリパーク1のアイドルグループ!?」

まどか「ジャパリパークにもアイドルがいるんだ……」

サーバル「ありがとー!博士ー!」

唯「……アイドルグループのライブ…」ドキドキ

博士「それをもって早く行くのです」

助手「カレーパンご馳走さまなのです…」

まどか「博士……助手…ありがとう…」グッ

唯「………そうと決まれば…」

ココア「善は急げ!だね!」ギュッ

唯「行こう……!PPPのライブに!」ギュッ

博士「こ、ココア!離すのです!」バタバタ

助手「唯!我々をどこにつれていくのですか!」バタバタ

ココア「どこって…」

唯「私達と一緒に行くんだよ?」

博士、助手「ヒィィィィィ」バタバタ

サーバル「わーい!博士たちも一緒だー!」

まどか「………置いてきなよ…」
47 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 22:51:37.42 ID:z48S3yeNO
みずべちほー

ザワザワ

ココア「わー!お客さんいっぱいいるねー!」

サーバル「たのしみだねー?」

ココア「ねー?」

まどか「………………」

マーゲイ「みんな!そろそろ出番よ!」

唯「うん!みんな!いっくよー!」

ココア、サーバル「うん!」

まどか「……………」

まどか(なんでこんな事になっちゃったんだろ………)

…………………

…………

48 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 22:59:07.63 ID:z48S3yeNO
ココア「ここがみずべちほーかぁ…」

唯「ここにジャパリパーク1のアイドルグループが……」ワクワク

まどか「楽しみだね!」ニコニコ

サーバル「うみゃ!」

サーバル「ねーねー!あれがライブの場所じゃないかなー?」

唯、ココア、まどか「!」


ワイワイ

唯「…………おぉ………!」

まどか「フレンズ達がいっぱいだ…」

ココア「ねぇねぇ!PPPはどこかな?」ワクワク

まどか「ココアさん…さすがにライブ前のアイドルに会いに行くのは……」

唯「うーん……やっぱり控え室かな〜?」

サーバル「控え室ー?行ってみようよ!」

ココア「そうだね!」

サーバル「わーい!」

まどか「ちょ、ちょっと……」

唯「まぁまぁ、まどにゃんも」グイッ

まどか「えー………」

まどか(いいのかなー…)
49 : ◆8UjE.XzY6k :2017/10/04(水) 23:08:39.45 ID:z48S3yeNO
PPP控え室

ココア「アイドルの控え室とか初めてー!帰ったらチノちゃんに自慢しよ」

唯「ここにPPPが…」ドキドキ

まどか(………アイドルの控え室…実はちょっと興味あるかなって……)コソッ

ドウイウコト?

ソレガ…

サーバル「………うみゃ?」ピクッ

まどか「どうしたのサーバルちゃん?」

サーバル「……何か話し合ってる声が聞こえるよ?」

まどか「え?」

唯「たのもー!」ガチャッ

まどか「ちょっと!唯さん!」

マーゲイ「!?」ビクッ

マーゲイ「え?え?あ、あなた達誰!?」

まどか「あ、あの……す、すすすすみませ…………」

唯「私達はPPPのファンです!」ドンッ

まどか「唯さん!」

ココア「このチケットが目にはいらぬか〜」ピラッ

サーバル「はいらぬか〜」

まどか「ココアさん!サーバルちゃん!」

マーゲイ「!」

マーゲイ「そ、そそそそそのチケットはー!?」

マーゲイ「PPPプラチナライブチケットーーー!!」ハナヂブー

まどか「…………へ?」

サーバル、唯、ココア「?」
50 : ◆8UjE.XzY6k [sage]:2017/10/04(水) 23:17:26.70 ID:z48S3yeNO
マーゲイ「私の名前はマーゲイ、PPPのマネージャーよ」

唯「ほえー、マネージャーさんかぁ」

サーバル「マーゲイはマネージャーなフレンズなんだね!」

まどか「あ、あの…さっきなんかモメてたみたいですけど……」

マーゲイ「…………実は……」

マーゲイ「PPPのメンバーが一人食中りで……今日のライブができそうもないのよ……」

ココア「ヴェア!?」

まどか「食中り!?」

サーバル「そんなー…楽しみにしてたのにー……」ガクッ

マーゲイ「…………そうなのよ……今日来てくれたお客さんはみんなPPPのライブを楽しみにして来てくれたフレンズばっかり…」

マーゲイ「この人数に盛り上がり…今更中止なんて言えないわ……」

まどか「マーゲイさん……」

唯「……………どうやら…」

唯「私達の出番のようだね、ギー太」スッ

マーゲイ「………え?」

まどか「……唯さん…まさか……」

唯「放課後マジカルラビットジャパリタイム!いっくよー!」
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