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◆Xz5sQ/W/66
[saga]:2017/09/25(月) 23:35:34.42 ID:53XBMd0+0
「――で、お嬢さんはわざわざなんの用だい?」
扉を入ってすぐの壁際。静かに佇んでいた志保が、彼の問いかけに口を開く。
「途中でやって来た私より、静香を追いかけた方が良いんじゃないですか」
ところがそう言う志保の口元が微かに笑っていることを、彼は見逃したりなんてしなかった。
「またまたそーんなこと言って。順番、待ってたんだろう?」
「……私がここで聞いてたから、怒って出て行ったんですよ?」
呆れたように肩をすくめ、志保がプロデューサーの前までやって来る。
すると彼は、椅子の背もたれに持たれるようにして頭の後ろで手を組むと。
「だからさ。わざとからかって切り上げたの……じゃないと忙しい志保が、いつまでも用事を話せないし」
「私は別に、待つことぐらい苦じゃないです」
「志保に割り込んで来るだけの図々しさがあったなら、俺もこーゆーことなんてしないけどな」
「だから、その気遣いが余計だって。……大体、こっちの用事は最悪メールで済ませられますから」
余所行きの素っ気なさを装った、志保の言葉にプロデューサーがくっくと笑う。
「一体何がおかしいんです?」と、彼女が眉をひそめて訝しそうな顔になる。
「私、ワケもなく笑われるってイヤなんですけど」
「ああ、ごめんごめん。あんまり志保が可愛くてさ」
「……そう言う軽口を叩かれるのはもっとイヤです」
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