王女「国が滅んだので安価で再建する」

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204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:19:13.96 ID:pJPZ0+W60
剣とかかな
205 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 22:25:33.56 ID:ovP3Mm1m0
女学者「ククク、なかなか面白い物に目をつけましたね!」

従者「でしょ!? …でもこれ、本当に物を擬人化できるんすかね?」

女学者「んーどれどれ、擬人化魔法を込めた魔法のステッキ…ですか。正直眉唾物ですね」

女学者「結構いい値段しますけど買えないことはないですね! ククク…この私の潤沢な懐事情なら余裕です!」

女学者「……買っちゃいます?」

従者「>>206
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:25:59.05 ID:gbvju2IfO
買っちゃいましょぅ(にひひ
207 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 22:37:36.45 ID:ovP3Mm1m0
女学者「うお、すっごい邪悪な笑顔…あからさまに邪な考えを抱いてますね……」

従者「べ、別に! 夜寂しいから話し相手が欲しいとかそんなんじゃないんですからねっ!!」

女学者「……察し。じ、じゃあ買ってきますね!」

従者「よっしゃ! ありがとうございます!!」

従者「……ふふふ、今から楽しみで笑いが止まんないっす!」


《城塞都市・防具屋》


女学者「……ごくっ!」

従者「こ、これが件のニプレスアーマーっすか……!?」

女学者「下着度で言えばビキニアーマーを遥かに凌駕しますね……!! まともに守ってる所は乳首だけ! これはもうただひたすらにエロいですっ! もはや痴女ですよ! 痴女っ!」

従者「これ…何かの拍子にポロッといっちゃわないっすかね?」

女学者「その辺りはちゃんと考えて作られてると思いますが……」

従者「……いって欲しいっすね、ポロッと」

女学者「……はい、見たいです、ポロッとした姫様」

従者「……///」←妄想中

女学者「……///」←妄想中

防具屋店主(何だこいつら……)


帰宅途中に何かイベント起こす? >>208
無ければ直帰
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:38:40.27 ID:gbvju2IfO
メタルスライムの群れに会う
209 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 22:43:43.72 ID:ovP3Mm1m0
女学者「……むっ? 私の第六感が警鐘を鳴らしています」

女学者「何か、くるっ……!!」

従者「な、なんすか!? なんすかぁ!?」

メタルスライム「ぴきーっ!」

ぞろっ…

女学者「!? こ、こんな街中でメタルスライム!?」

従者「しかも結構な数いるっすよ……!」

従者「どっ…どうするっす……?」

女学者「>>210
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:44:22.65 ID:+jZaZ5ej0
つかまえよう
211 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 22:49:44.75 ID:ovP3Mm1m0
従者「捕まえるっすかぁ!?」

女学者「ククク…せっかくだし実験の材料にしてしまいましょう……」

女学者「メタルスライムの金属のような皮膚も、くりっとした可愛い目玉も、頭の角のような部分も……」

女学者「全部、貴重な触媒ですからねぇっ……!!」ニタァ

従者「そ、そうなんすね!」ゾクッ

従者「それじゃあ微力ながら、俺も捕獲のお手伝いをさせてもらうっすよ!」

女学者「……大丈夫ですか?」ジトー

従者「こっ…今度はヘマしないっす!!」


↓コンマ
偶数…捕獲成功
奇数…捕獲失敗(戦闘になります)
ゾロ目…うっかり殺っちゃう
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:50:03.41 ID:LaWtmpeRO
213 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 22:57:25.23 ID:ovP3Mm1m0
メタルスライム「ぴきー!」

従者「待てー! 大人しく捕まって実験の材料にされるっすよー!」

メタルスライム「ぴー!」

女学者「よしこっち来ました! ククク、メタルスライム捕らえたりー!! ―――って、あらっ?」ツルッ

女学者「うぅ…表面が滑って全然捕まえられないです!」

従者「それに逃げ足も早くて……」

従者「……なんか、こう……」

女学者「イライラ…してきましたね……?」

従者「……やっぱり俺達は似た者同士のようっすね」

メタルスライム「ぴ、ぴー?」

女学者「……クックックックッ……!!」

女学者「生きたまま弄り回したかったですが…もういいですッ!!」

女学者「―――皆まとめて吹っ飛ばしてやりますッ!」

従者「―――昨日の鬱憤を晴らしてやるっすッ!」

メタルスライム「ぴいぃぃ!?」


↓コンマ
偶数…女学者さんの範囲魔法で殲滅
奇数…他の人に横取りされる
ゾロ目…返り討ちに遭う
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:57:48.80 ID:ZgpApRzpO
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:58:59.78 ID:ZLZsibcdO
レベルいっぱい上がりそう(小並感)
216 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 22:59:43.49 ID:UN+U8jcIO
魔法が効くとはメタルスライムの風上にも置けないな
217 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:10:47.37 ID:ovP3Mm1m0
女学者「従者さん、あの広場の中央にメタルスライムを集めて頂けますか?」

従者「了解したっす!!」

従者「さあさあ逃げろ逃げろー! メタルスライムの追い込み漁っすよーっ!!」

メタルスライム達「「ぴいいいいぃぃ!!」」ドタバタ

女学者「……身体能力は凄いんですね」

従者「まるでそれ以外が駄目みたいな言い方しないでくれっす! 俺はあらゆる面で有能な最優の執事っすよ!!」

従者「それより…なんとか一箇所に集めたっす! 今しかないっすよ!!」

女学者「ええ、ありがとうございますっ……!」

女学者「クックックッ! では刮目しなさい……!!」

女学者「魔法に耐性を持つメタルスライムを、圧倒的な魔力の奔流で圧し潰す様をッ……!!」

メタルスライム「ぴぃ!?」


女学者「―――ぼんっ!」


城塞都市全体が白い光が包み込む。
刹那世界からは音が奪われ―――爆音が響いた。

眩しさから目を瞑っていた従者が目を開くと、
焼き跡が目の前に広がり、生き物が焦げた臭いがするばかりだった。

……後に従者は語る。


従者「女学者さん、ぱねぇっす!!」

218 :誤字恥ずかしいっす… ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:21:34.54 ID:ovP3Mm1m0
《女学者の家》

王女「あら、お帰りなさい二人共」ナデナデ

氷竜「がうー!」

従者「ただいまっすー!」

女学者「ああ姫様ぁ!! 会いたかったです!」ダキッ

王女「ちょ、なっ、急に何よ! ……って焦げ臭っ!」

女学者「あは…それはまあ、色々とありまして……」

王女「色々……? そういえばさっき凄い音したけど」

従者「聞いて下さいよ姫様! 女学者さんってば―――」

女学者「―――お口チャックッ! 従者さんッ!」

従者「むごっ……!?」

王女「な、なに……?」

女学者「ク、ククク…何でもありませんよ?」

王女「いや、でも」

女学者「 何 で も あ り ま せ ん よ ? 」

王女「あっはい」

従者「ちょっ……! 何で言っちゃ駄目なんすか!?」コソコソ

女学者「……姫様、きっと怖がっちゃうと思うので。内緒にしておいてください」

従者「わ、わかったっす……」

王女「?」

女学者「くふふ! そんなことより姫様! 姫様にお土産がありますよ!!」

王女「お、お土産!? なになに!?」ワクワク

女学者「これです!!」二プレスアーマー

王女「―――期待を返しなさいよッ!」
219 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:27:49.10 ID:ovP3Mm1m0
女学者「そういえば姫様! メイド喫茶はどうでした?」

王女「あー…ちょっと失敗もあったけど」

王女「これから、何とかやっていけそうよ!」

女学者「それは良かったですー!」

従者「本当に良かったっすねー! 姫様のことだからてっきりお客さんを怪我させてクビになると思ってたっす!」

王女「ぎくっ」

従者「……ぎく?」

王女「そっ…それはそうと従者!?」

王女「何か面白そうな物持ってるわね、それは何かしら?」

従者「ああ、これは擬人化装置っす! 女学者さんに買ってもらったっす!」

女学者「買ってあげました!」

王女「擬人化? へー、面白そうね! 試しに使ってみない?」

従者「>>220
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:28:17.92 ID:UN+U8jcIO
あ、個人的に高いたい相手がいるので借りるっす
221 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:37:45.03 ID:ovP3Mm1m0
女学者「ほほう、個人的に…ですか?」

王女「こっそり一人でやるってこと? ……なんかヤらしいわね」

従者「そんな変な意味じゃないっすよ!!」

従者「もう! 放っておいてください!」

王女「ふうん……?」

従者「そ、それよりも姫様? ……王国再建の計画を立てるってお話、忘れてないっすか?」

王女「あっ」

女学者「まあまあ! 皆疲れてることだし、そういった話はお風呂とご飯の後にしましょう!」

従者「それもそうっすね! お腹ぺこぺこ、汗でベトベトっす」

王女「そうね…じゃあ行くわよ、女学者」

女学者「はいはーい!」

従者「しっ…自然に二人で風呂に入った、だとっ……!?」

従者「……俺がちょっと見ない間に何があったっすか……?」

氷竜「がうー」ポンポン

従者「慰めてくれてるすか? ……お前は優しいっすね」ナデナデ

従者「―――さて」

従者「今俺は一人っす! 今こそこっそり擬人化装置を使う時じゃないっすかね!?」

従者「使うっすか……? 使っちゃうっすか!? あっ、でももう少し楽しみを後に取っておくというのも……」

従者「>>222
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:38:35.69 ID:ILhGBpzAO
いいや押すねッ
223 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:41:23.98 ID:ovP3Mm1m0
従者「もう限界っすうううう!!」

ポチッ

擬人化した物 >>224
性別とか性格とか身体的特徴も併記してくれるといいっす!
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:41:55.39 ID:1TMWmPx+O
青い瞳の銀髪ロング美少女。テンプレオブテンプレなツンデレ
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/25(月) 23:43:20.33 ID:1TMWmPx+O
あ、相手は氷竜で。というかそういう流れかとおもてた
226 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/25(月) 23:54:13.86 ID:ovP3Mm1m0
美少女「……がう? えっ…あーあー、あれ?」

美少女「私、喋れてる……?」

従者「!? な、何か急に可愛い子が目の前に現れたっす!!」

美少女「は、はぁ!? 急に可愛いとか言われても嬉しくないんだからねっ! ば、ばーか!///」

従者「しかも罵倒されたっす!?」

従者「こ、これ擬人化装置を押したから……っすか?」

従者「でも何が擬人化したんすかね…特に指定もせずとりあえず押しちゃったんすけど……」

従者「……あれ? てかリヴァイアサンが居ない!? どこ行ったっすか!?」

美少女「? 呼んだ?」

従者「いや君じゃなくて、女学者さんのペットのリヴァイアサンっす!」

従者「どっか飛んで逃げちゃったんすかね? ……うわあ、俺絶対女学者さんに殺されるっすう!! まだ死にたくないっすよぉ……!!」

ちょいちょい

従者「な、なんすか? 今ちょっとそれどころじゃ……」

美少女「……がう」

従者「―――ッ!!?」ビクッ

従者「ま、まさか……君は……」

美少女(氷竜)「気付くの遅すぎよっ!!」プンプン

従者「う、うわあーッ!? 人のペット勝手に擬人化しちゃったっす!?」

従者「それはそれで殺されるっすよおおおおおお!!」
227 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/26(火) 00:01:41.80 ID:+B+Pi/AE0
眠気が凄いので今日はここまで。また次回。
中途半端&短くて申し訳ないっす!!
……王国再建? 国を一から作るんだ、時間がかかるのは当然だろう?(震え声)
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 00:02:23.69 ID:lqOXeyOIO
竜と人間態どっちもかわいい
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 00:20:51.41 ID:pWfMxWkQ0
乙っす
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 02:41:01.23 ID:ly4w1RTio
氷竜はいままでの態度から見るに人化したら献身的な元気っ子になると思ってたのに…!
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/26(火) 09:40:49.40 ID:Kd1qoyHbO
♂にしてやろうかなとも思ったけど雌の顔してたし雌だよなぁ
232 : ◆d0sNTotDiE [saga sage]:2017/09/26(火) 19:42:18.21 ID:+B+Pi/AE0
今日は厳しいっす、申し訳ない手
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 03:36:49.46 ID:N/5Oul4G0
魔王様に任せれば王国再建なんて一発やん
234 :再開 ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 19:20:18.73 ID:vTLaD13l0
―――しばらくして

女学者「いいお風呂でしたぁ」

王女「従者ー、次入っていいわよ……って」

氷竜「あ、ご主人様!!」ダキッ

女学者「なっ…だ、誰ですかこのっ……うっほぉ可愛い!!」

王女「じゅ、従者? ……この娘は?」

従者「あ、あの、それはですね、えっと」

王女「……言いなさい従者! 一体どこから誘拐してきたの!?」

従者「違うっす! 俺は何も悪いことしてないっす!」

女学者「裸の美少女と二人きりで居といてぇ!? ククク、面白い冗談ですね!!」

女学者「折檻ですよ! 折檻!!」

従者「だ、だからぁ!」ウルウル

氷竜「ご主人様……?」

氷竜「あの、あんまり従者を虐めないで? べっ…別に従者が可哀想だとか、微塵も思ってないんだけど! そのっ……!!」

氷竜「見てて気分が悪いというか……うんっ、私が嫌な気持ちになるから! 従者がどう思ってるとか知らないけど、私が嫌だから! その……やめて欲しいなって」

カランカラン…

女学者「! その鈴付きの首輪は……」

女学者「従者さん、さては!! 私のリヴァイアサンに擬人化装置を使いましたね!?」

従者「ひいぃぃぃ!! ごめんなさいっす! ごめんなさいっす! 勝手に擬人化しちゃって申し訳なく思ってるっす!」

従者「何でもするからどうか命だけは勘弁っすよおおおお!!」

女学者「>>235
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 19:23:39.90 ID:/XMbLfgh0
じゃあ明日金鉱行って金掘り当ててこい
236 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 19:35:41.33 ID:vTLaD13l0
従者「き、金鉱っすかぁ!?」

女学者「それが嫌なら―――」

従者「ええやらせていただきますとも! 頑張らせてもらうっすよ!」

王女「全くこの無能従者が……」

従者「うぅ……!」ウルウル

氷竜「あ、あわわ、泣かないで、従者……」

王女「それにしても本当に可愛いわね。リヴァイアサンって雌だったの」

王女「ふぅん……」ジロジロ

女学者「ククク、出るとこ出てますねぇ……毛布で隠してるのが逆にエロいですよぉ」ジロジロ

氷竜「ご、ご主人様……?」ブルブル

女学者「くふ…今日は私達三人で寝ましょうか、リヴァイアサン! 男の従者さんよりもその方がいいですよね? ……ねぇ? クックックッ……!!」

王女「そ、そうね……決して邪な気持ちは無いわ! 従者なんかと一緒に寝かせると何されるか分かったものじゃないし!」

従者「信用ゼロっすね!? 何もしませんよ!?」

女学者「どうしますか? リヴァイアサン」

氷竜「>>237
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 19:37:15.63 ID:QkUL/piI0
従者と寝たい
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 19:42:51.85 ID:ccz58OEpo
主のツンデレの書き方上手くて氷竜がめっちゃ可愛く見える
239 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 20:03:13.94 ID:vTLaD13l0
王女「貴女正気!? 従者に何か弱みでも握られてるの!?」

女学者「従者さん! 貴方という人はぁ……!!」

氷竜「違う! わ、私は別に従者と寝たいってわけじゃないけど……そう! 従者が寂しそうだったから、私が特別に寝てあげるのっ!」

氷竜「だからご主人様…従者をこれ以上虐めないで!」

女学者「ぐぬぬ……し、仕方ないですね」

従者「ほっ…何とか助かったっす……」

従者「感謝するっすよ! リヴァイアサン!」

氷竜「べ、別に感謝される覚えはないんだけど!? ばーか! あとリヴァイアサンじゃなくてリヴァって呼んで!」

従者「わ、分かったっ……リヴァ」

氷竜「っ!!/// う、嬉しくない! 嬉しくない!」ピコピコ

王女(耳だけ動かすとか器用ね……)

女学者「……くすん、ペットに振られてしまいましたので、今日も私達二人で寝ましょうか」

王女「ああ、待って。私はまだ従者と話したいことがあるのよ」

女学者「―――従者さんッ! 貴方はリヴァイアサンだけでなく、姫様までも私から奪おうというのですかッ!?」

従者「ち、違うっすよ! 単に国のことについて話すだけっすよ!」

女学者「……そうですか、ならいいです」

王女「貴女は先に寝室に行ってて」

女学者「はい! しっかりとベッドを暖めておきますね! ククク!」

従者「り、リヴァ…も先に寝室行っててくれるっすか?」

氷竜「わかった! 早く戻って……こなくていいからぁ!」

従者「な、何で急に怒られたっすかぁ!?」

王女「……しょんぼりしてないで、さっさと話を始めるわよ」
240 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 20:12:53.35 ID:vTLaD13l0
王女「まず、貴方は私の使命を覚えているかしら?」

従者「勿論! それは姫様の国の再建っす!」

王女「そう、私達の国は魔物達によって滅ぼされてしまった。お父様…国王や貴族、国民が皆殺しにされて、今は朽ちた城が残るのみ……」

王女「私は生き残った最後の王族として、かの国を復活させなければならないの!」

王女「その為に必要なのは莫大な金は勿論、人手もそうだし、我が国の後ろ盾となる強力な存在が欲しいのだけど……」

従者「残念ながら、今の俺達の手持ちは雀の涙…唯一生き残った従者は俺だけ…国交のあった国を頼ろうにも、姫様が姫である証明が出来ないのでそれも不可」

従者「……一体どうすればいいんすかね」

王女「ふふん。実はね、私に一ついい案があるのよ」

従者「なんですか?」

王女「>>241
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:17:08.07 ID:OMtUdzVDO
適当な小国を乗っ取る
242 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 20:26:38.46 ID:vTLaD13l0
従者「うわぁ…大胆っすねぇ」

王女「でもこうでもしないと私達がお爺さんとお婆さんになっても国の再建なんて出来ないわ!」

王女「無論、協力するわよね?」

従者「当たり前っすよ! 俺は姫様の従者なので!」

従者「で、乗っ取るってのはどのように? その国に侵入して内側から崩していくのか、はたまた強大な武力を以て物理的に崩すのか……」

王女「>>243
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:29:23.24 ID:/ScsIAYeo
邪竜に頼む
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:30:16.42 ID:ccz58OEpo
悪政で民を苦しめている国に行き、反乱軍を立ち上げて革命を起こす
245 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 20:41:30.16 ID:vTLaD13l0
従者「邪竜とは確か、女学者さんが異世界から召喚しようとしてる存在っすね!」

王女「そうよ。女学者の話が本当であれば、その邪竜の力でどんな国も私達に屈するでしょうね」

王女「私達は彼女の邪竜召喚が果たされるまで…貴方は触媒調達、私はメイド喫茶で働いて資金を貯めたりして、しばらくは彼女の家にお世話になるわ」

従者「当面の目標ははっきりしたっすね!」

王女「ええ、良かったわ……ふわぁぁ」

王女「……凄く眠いわ。今日はもう寝ましょうか」

従者「そうっすね。姫様、おやすみなさいっす!」

王女「おやすみ」

王女「……くれぐれもリヴァイアサンに変な気を起こさないように」

従者「そ、そんなことしないっすよ!!」



1王女と女学者の寝室
2従者と氷竜の寝室

どちらから先に見ますか? >>246
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:41:54.65 ID:0/VSCz9PO
1
247 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 20:57:07.80 ID:vTLaD13l0
《女学者の寝室》


王女「んー……」

女学者「かなりお疲れのようですね、姫様」

王女「うん…メイド喫茶を少し侮っていたわ……まさか、あんなに大変だったなんて」

王女「メイドって、偉いのね……」

女学者「よしよし、姫様はよく頑張りましたよ」ナデナデ

王女「んふふ…やったぁ。もっと撫でてぇ」

女学者「!? は、はい!」ナデナデナデ

王女「……んん」

女学者「寝ました?」ナデナデ

王女「にゃ……まだぁ……」

女学者「くふふ…寝ぼけてらっしゃる」

王女「私ぼけてなーいもーん……」

女学者「こんな状態でもちゃんと受け答えできるんですね、何だかおかしいですっ」クスッ

女学者「!! ……くふっ!」

女学者「私、閃いちゃいましたよぉ!!」

王女「なーにー……」

女学者「このお眠状態の無防備な姫様ならば、普段は聞けないような質問にも答えてくれるのではっ!?」

女学者「ククク! さすが天才の私です! よーし…根掘り葉掘り聞いちゃいますよぉ!」

女学者「>>248
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 20:58:01.03 ID:/XMbLfgh0
スリーサイズは?
249 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 21:04:46.15 ID:vTLaD13l0
王女「上から……85、60、90……」

女学者「本当ですかぁ? ちょっと実際に触って確かめて見ますね?」

女学者「くふっ、くふふ……」サワサワ

王女「んゃ、やめっ……あん……///」

女学者「……確かにそのぐらいはありそうですね!」

王女「……えっち」

女学者「下着姿で寝てる人には言われたくないですね」

女学者「……さて、もうちょっといけますね」

女学者「>>250
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:05:15.84 ID:QkUL/piI0
従者をどう思ってる?
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:05:16.65 ID:TPaxA6YvO
性感帯は
252 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 21:17:54.09 ID:vTLaD13l0
王女「ん……従者は、従者……」

女学者「前も言ってましたけど、本当にそれだけですか? 男と女が一緒に居れば何か芽生えたりするでしょう?」

王女「……嫉妬?」

女学者「なっ…そ、そんな訳ないじゃないですか!」

王女「確かに従者は大切だけど……でもそれとは別に、貴女もまた特別よ……?」

王女「ほんの数日しか一緒にいないのに、こんなにも貴女に親しみを持ってる……ねえ、それだけじゃあ不満?」

女学者「ぐっ…/// 本当に姫様は人の心を揺さぶりますねっ! もう!」

王女「ふふ……」

女学者「……はぁ、もういいです。私もそろそろ眠るとしましょう」

女学者「おやすみなさい、姫様……」

王女「んっ……」

女学者「……」ジー

女学者「やっぱり寝る前にちょっとお身体の方を失礼して……」

王女「はよ寝ろ、ケダモノッ!」ベシッ

女学者「あうぅ……!!」
253 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 21:29:18.40 ID:vTLaD13l0
―――同時刻

《従者の寝室》


従者「……」

氷竜「……っ///」モジモジ

従者「あ、あのっ」

氷竜「なっ、何っ……!?」

従者「とりあえずこの冒険者の服を着てもらっていいっすか? ……その、目のやり場に困ると言うか」

氷竜「……さっきは気にしてなかったのに?」

従者「だ、だってそれは、ちょっと混乱していたからそこまで気が回らなかったというか……そのっ」

氷竜「……いいよ。しょうがないから着てあげるっ」

するする…

従者「もう着替え終わったっすか? そっち向いていい?」

氷竜「い、いいけど……どう? 似合う?」

従者「まあお洒落とは言い難いっすけど、リヴァ…が可愛いから無問題っす! 可愛い子は何着ても似合うっすね!」

氷竜「かかっ、かわ…可愛いって言うの禁止っ!/// その…キモイから!」

従者「うっ…わ、分かったっす……」

氷竜「うぅ……///」

従者「……」

氷竜「……///」ピコピコ

従者(また気まずい沈黙が流れたっす……! ここは何か話題を振らないと……!!)

従者「>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:30:35.65 ID:xgFlQzmh0
そっと抱きしめる
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:30:43.23 ID:gw9QWGJf0
い、今の生活は楽しいっすか?
256 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 21:40:57.19 ID:vTLaD13l0
従者「……」ギュッ

氷竜「……え? え? な、何、を……」

氷竜「ひゃーっ!/// 従者近い! 従者温かい! 従者いい匂い!
従者…じゃなくてっ!! 」ピコピコ

氷竜「にゃっ…なにをっ、してるの!? 離れてよ! 全然嬉しくないんだからぁ!」ピコピコ

氷竜「聞いてるの!? 従者ぁ!」ピコピコ

従者(……ついやっちまったっす)

従者(こんなの逆にもっと気まずくなるだけじゃないっすかあ! もう! 自分の馬鹿野郎ーッ!)

従者(……でも、竜だからかな? リヴァが凄く温かくて、ちょうど抱きやすいサイズ感で、何だかこのままずっとこうしていたいような―――)

従者(―――ってぇ!? だ、駄目っす! こんなの破廉恥っす!! 早く離れないとぉ……!)

氷竜「……」キラキラ

従者(何で貴女はそんな目で俺を見てるっすかーッ!?)

従者(ぐぅぅ……!! 俺は…俺は一体どうすればいいんすかぁ!!)

従者「>>257
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 21:41:37.08 ID:/XMbLfgh0
おっぱいを凝視
258 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 22:04:14.16 ID:vTLaD13l0
従者「……メロンっす」ジィー

氷竜「へ?」

氷竜「……あっ!!///」ボンッ

氷竜「む、胸見てた!? 従者は胸が好きなの!?」

氷竜「じゃなくて…このっ、えっち!! 従者はスケベ!!」

従者「ち、違うんすよ! これはその、男ならしょうがない反応というか……!」

氷竜「もう知らないッ! あっち行って!!」ドンッ

従者「ぐべらっ!」

従者「」チーン

氷竜「も、もう……」

氷竜「……ドキドキさせないでよ、ばか」

氷竜「はぁ…もう寝よっ! ねえ従者? ……従者?」

氷竜「……床で寝てると風邪引くよ? ほら、特別に私の抱き枕にしてあげてもいいからっ、ね? 従者? 従者ーっ!?」

従者(あはは、メイド長が川の向こうで手を振ってるっす)

氷竜「起きてよー! 従者ぁっ!!」




この時従者は、生と死の狭間でうろうろしていたところ、
かつての同僚達に「リア充死ね!」と罵声を浴びせられながら殴る蹴るの暴行を受け、
現実に引き戻されるという悪夢にうなされたらしい―――




259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:05:22.84 ID:7ZmyyNB0O
くう、個人的には貧乳のイメージだった
260 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 22:12:17.47 ID:vTLaD13l0
―――翌日


王女「……おはよう従者、何だか体調が悪そうね?」

従者「見事に風邪引いたっす……」

氷竜「ふんっ!」

女学者「リヴァイアサンも、何だか機嫌が悪いですね」

氷竜「べ、別に? 従者が一緒に寝てくれなかったから怒ってるとか、そんなんじゃないからっ」

女学者「ククク…なるほど」

従者「……昨日の記憶があやふやっす」

氷竜「あ、あんなことをしておいて? ふーん……」

女学者「ほう、あんなこと?」

王女「従者」

従者「うぇぇ!? な、何にもしてないっすよ!! 本当っす!! 信じてくださいよおおお!!」

氷竜「……私を抱いた癖にっ」ボソッ

王女「抱いた……?」

王女「ちょっと従者ァ!! こっち来なさい!!」

従者「誤解っすよおおおお!!」

女学者「……ふっ、全く朝から騒がしいですね」

女学者「ほらほら二人共、早くご飯食べて着替えましょうよ! 姫様はメイド喫茶に、従者さんも私のお手伝いをするんですから!」

氷竜「……私はまた、お留守番?」

女学者「あー、リヴァイアサンは……」

女学者「>>261
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:12:40.94 ID:CZl55riEO
従者についていっていいですよ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:13:22.14 ID:CZl55riEO
ついてきていいですよ、かすまん
263 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 22:17:59.40 ID:vTLaD13l0
氷竜「やった…!!」ピコピコ

女学者「ん? 何です?」ニヤニヤ

氷竜「……べ、別に! 何でもっ!!」ピコピコ

女学者「ククク…ペットが飼い主を欺くことなど、不可能だと知った方がいいですよ?」

氷竜「な、何言ってるか分からない!」

女学者「ふっ」

従者「で、女学者さん。今日は二人で……」

従者「……いや、三人でどこ行くっすか?」

女学者「>>264
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:18:26.32 ID:/XMbLfgh0
265 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 22:31:58.10 ID:vTLaD13l0
従者「海っすか!?」

王女「へえ、面白そうじゃない」

女学者「近場の海も素材の宝庫なんですよ! 勿論遊びじゃないです」

氷竜「海!」ワクワク

女学者「ククク…さすがは大海原の主たるリヴァイアサンですね。 海と聞いたら途端に目の色が変わりましたよ」

氷竜「海すき!」

王女「……種族はフロストドラゴンだけどね?」

従者「海っすかー! 行ったことないので楽しみっすね!」

女学者「従者さん? これは遊びではなくれっきとしたお仕事なので、それをお忘れなきよう……」

従者「うっす! 了解っす!」

王女「それじゃ、私は準備したらメイド喫茶に向かうわね」

女学者「姫様も来ます? そしたら私大歓喜! なわけですが……」

王女「行きたいのは山々だけど、貴女の助けになりたいと言ってメイド喫茶の仕事を引き受けたのは私だし……」

王女「昨日の今日でさっそくサボる訳にもいかないから。私は遠慮しておくわ」

女学者「……残念です」

王女「また今度行きましょう……ねえ、海デートって素敵な響きじゃない?」コソッ

女学者「!! ぜ、絶対ですよ! いつか行きますからね!」

王女「ふふっ…ええ!」


1働く王女様(メイド喫茶)
2海へ行く三人衆(素材調達)

どちらから先に見ますか? >>266
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:33:36.47 ID:xT4OYv280
1
267 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/27(水) 22:37:08.22 ID:vTLaD13l0
今日はここまで! また次回!
短いっすけど平日はこんなものっす……
土日にガッと進めるので勘弁してください!
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/27(水) 22:57:17.92 ID:ccz58OEpo


女学者がリヴァに可愛いって言っちゃって王女が嫉妬する展開はありますか
269 : ◆d0sNTotDiE [sage]:2017/09/28(木) 18:42:53.84 ID:B4oNHLkB0
今日は無理っす! 申し訳ない
270 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 19:30:39.28 ID:hM1GrFFI0
遅くなって申し訳ないっす!
…人いますかね? とりあえず再開っす!
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:31:21.35 ID:+T42sWdIO
いるっすよ
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:32:38.92 ID:vWnI2911o
はーい
273 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 19:39:12.24 ID:hM1GrFFI0
《城塞都市・メイド喫茶》

幼女「おお、来たな!」

王女「今日もよろしく頼むわ」

幼女「うむ!」

幼女「……くれぐれもご主人様の肩を壊さんようにな」

王女「わっ、分かってるわよ!!」


↓コンマ
00〜30…上手くいく(休憩へ)
31〜61…可もなく不可もなく
62〜92…何か凄い人が来店
93〜99…また客と揉める
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:39:16.99 ID:+T42sWdIO
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:39:38.53 ID:yWnwlBwG0
はい
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:40:06.66 ID:+T42sWdIO
ゾロ目か
277 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 19:42:14.35 ID:hM1GrFFI0
「何だチミは!!」

「あんたこそ何なのよ!!」

幼女「……おお、凄いデジャブ」

幼女「なんじゃなんじゃ! また何かやったのか!?」

王女「いや店長! 今回は私は悪くないわっ」

貴族「何てメイドだ……!」

幼女「どうしたのじゃ?」

王女「>>278
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:43:31.32 ID:+T42sWdIO
関節は外してない、あざになっただけ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:43:53.59 ID:wIE18Q350
尻触ってきた
280 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 19:47:39.57 ID:hM1GrFFI0
幼女「そういう問題じゃないわアホー!!」 ペシッ

王女「あうっ!」

幼女「何じゃ? お前は力の加減ができないゴリラなのか? そうなんじゃな?」

王女「ち、違うもん……」

幼女「はぁ…ご主人様、本当に申し訳ない」

幼女「この通り! …ほれ、お前も頭を下げんか!!」

王女「ぐぬぬっ……!!」ペコッ

幼女「この通りじゃ! どうか許して欲しい!」ペコッ

貴族「>>281
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:50:37.79 ID:5DugvEl5O
まおうさまにいわれたらなあ^ ^
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/09/30(土) 19:50:43.16 ID:Qi+FRC8J0
寧ろ、この強さ。雇いたくなった
283 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 19:57:22.92 ID:hM1GrFFI0
幼女「おおっ……! 何と寛大なご主人様じゃ……!」

貴族「まあ、気にしなくていいよ。新人さんなんでしょ?」

幼女「ああ…本当にすまない」

幼女「これはお詫びの割引券じゃ。どうか受け取って欲しい」

貴族「わぁい^ ^」

貴族「いてて…それじゃ、僕は今日のところは帰らせてもらうよ。また来るからね、まおうさま!」

幼女「うむ、またの帰宅を待っておるぞ!」

幼女「……ほれ、おぬしもっ」

王女「ま、待ってるわ」

貴族「あはは…それじゃあね」

バタン…

幼女「……」ジトー

王女「うっ」

幼女「……また、やったな?」

王女「……ごめんなさい」

幼女「……次は無いと言ったよな?」

王女「……ん」コクッ

幼女「>>284
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:57:43.04 ID:Yd0G+Ck30
まあ、許してやる
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 19:58:08.43 ID:wIE18Q350
罰としてわしわしするぞ!
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:06:33.33 ID:RBjIZOrHO
この調子だと鉄板になりそうな…
287 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 20:08:02.72 ID:hM1GrFFI0
王女「そうよね、クビよね……って」

王女「えっ……!? い、今なんて!?」

幼女「許してやると言ったのだ」

王女「ど、どうして!? 私は二度も店長に迷惑をかけたのよ? 私なんかクビにして当然じゃない!」

王女「それを何でっ……!!」

幼女「……私が悪かったのだ」

幼女「昨日の時点で気付くべきだった…お前に肩揉みなんて向いていないのだとっ……!! 顔とスタイルは抜群なのだから、接客だけやらせていれば良かったのだと……!!」

幼女「……これは適材適所を見誤った私の責任だ。私は店長失格なのだ」

王女「そんなことないわ! 貴女は充分人の上に立つに相応しい器を持っているわよ!!」

王女「悪いのは私なの……店長が気に病む必要は無いわ……」

幼女「……ならば、こうしよう」

幼女「これは二人の失敗だ。故に、お互いがお互いに謝る必要は無いのだ」

幼女「もう同じ失敗は繰り返さない! …それで、いいではないか……のう?」

王女「て、店長……!!」

王女「>>288
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:08:20.09 ID:RBjIZOrHO
足を舐めさせてはくれませんか!!
289 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 20:13:59.09 ID:hM1GrFFI0
幼女「えっ! な、何故じゃッ!!?」

王女「貴女の深いお心に私、感服致しましたっ……!!」

王女「一生ついて行く忠誠の証として、どうか足を…足を舐めさせてくださいッ!! お願いします!!」

幼女「いやいやぁ! 何でそうなるのじゃあ!?」

王女「はぁ、はぁ…お、お願いしますぅぅ!!」ギラギラ

幼女「む、むぅ……」

幼女「>>290
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:14:35.61 ID:Yd0G+Ck30
(足から下は魔物の時のままだから見せるわけには…)
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:14:37.04 ID:wIE18Q350
じゃあ胸揉ませろ
292 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 20:29:18.94 ID:hM1GrFFI0
幼女(はたから見れば完全に人間の可憐な少女じゃが……)

幼女(足は…足だけはどうしても変身させることが出来なかった……! 何とかソックスと靴で隠せている状態だ……)

幼女(もう魔王だと明かしてはおるが、さすがに魔物の部分を見せると引かれる可能性がある……だから、ここは)

幼女「こ、こほんっ」

幼女「おぬしの気持ち…しかと我に伝わったぞッ!」

王女「おほぉ……! ではっ!」

幼女「だが…だがな!! 足を舐めさせる訳にはいかぬっ!!」

王女「そんなっ!?」

王女「……やはり、私のことが嫌いですか?」

幼女「そういうことではない! ただ……」

幼女「我とおぬしは昨日出会ったばかりで、まだお互いのことをよく知らぬ。そんな人間が我に忠誠を誓ったとて、我は安心して背中を任せることなど出来ないのだ!!」

幼女「……だから、もう少し待つのだ」

幼女「もう少し時間を置いて、それから改めて…おぬしの忠誠を確かめるとしよう」

王女「なるほど! 足を舐めるのはお預けということですねっ! 分かりました!」

王女「いずれ店長の足を舐めるに足る人間となれるよう、日々精進して参りますッ!!」

幼女「お、おう…頼むぞ」

幼女(何でそんなに足を舐めたがるのじゃ……)


―――午前終了


王女「……ふぅ、やっと休憩ね」

王女「休憩時間は何をしようかしら」

王女「>>293
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:30:10.36 ID:wIE18Q350
シャワーを浴びる
294 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 20:35:28.87 ID:hM1GrFFI0
王女「ちょっと汗かいちゃったし、シャワーでも浴びましょ」

ガララッ

王女「あら、割りと広いお風呂場ね」

王女「……よし、ちゃんとお湯も出るわ。よっと」

シャー…

王女「ふんふふんふふーん♪」


↓コンマ
偶数…誰か入ってくる
奇数…何事もなし
ゾロ目…背後に誰か…
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:36:57.83 ID:Yd0G+Ck30
296 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 20:45:13.96 ID:hM1GrFFI0
王女「んー、最近また胸が成長してる気がするわね」

王女「まさか…あ、あの娘のせいじゃ、ないわよねっ……?」

王女「……ふぅ、馬鹿なこと考えてないで、そろそろ出ましょう」

王女「店長のためにしっかり働かなくてわね!」

王女「ふふふ、あの上位者たる威厳…憧れだわぁ……」


―――午後


幼女「おーい! ちょっと来るのじゃ!」

王女「どうしましたか?」キラキラ

幼女(何か態度が変わったな……)

幼女「午前はお前に接客をしてもらったが、午後はまた別の仕事をやって欲しいのじゃ」

王女「別の仕事……?」

幼女「うむ、厨房じゃ!!」

王女「厨房って……料理ですか!?」

幼女「そうじゃ。もしやおぬしはこっちの方がいいのではと思ってな!」

幼女「まあちょっとやってみて欲しい!」

王女「て、店長がそういうなら……」

王女(料理とか初めてだけど大丈夫かしら……)


↓コンマ
00〜30…思わぬ料理の才能を発揮
31〜61…まあ平凡
62〜92…メシマズ
93〜99…負傷者多数
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:46:45.03 ID:Yd0G+Ck30
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 20:53:55.86 ID:Qi+FRC8J0
才能とは思わぬところ眠っているもの…
299 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 21:05:25.76 ID:hM1GrFFI0
幼女「何か困ったらそこのメイドに聞くのじゃぞ!」

幼女「では健闘を祈るっ……!」

王女「わ、分かりました!」

王女「……宜しく頼むわね」

先輩メイド「ほいほい、お姉さんに任せておけば大丈夫だよー!」

王女「それで…まずは何をしたら?」

先輩メイド「んと、じゃあこの料理をレシピ通りに一品作ってみて!」

王女「この愛玩メイドオムライスって奴ね! 分かったわ!」


―――しばらくして


王女「はいお待ちッ!」

先輩メイド「おおっ…見た目は美味しそうだね!」

先輩メイド「どれどれー♪ お姉さんが一口……」

先輩メイド「―――んんッ!!?」ビクッ

王女「ど、どう?」

先輩メイド「これ美味しい!! いや、美味しすぎるよ!!」

王女「そう? よ、良かった……///」

先輩メイド「いや本当にうめぇ! うめぇ!」ガツガツ

王女「え、ちょっ……」

ドンッ

先輩メイド「ご馳走様ッ!!」

王女「ご主人様に出す料理食べてどうすんのよぉ!?」

先輩メイド「お、美味しくてつい……」

王女「はぁ、じゃあもう一品作るわ……」

王女「……食べないでよ?」

先輩メイド「も、もう食べないよっ!! お姉さん誓う!!」

グゥ…

先輩メイド「あっ///」

王女「本当かしら……」



その後も王女は厨房に立ち続けた。
速く、精確に、そして極上の料理を次々に作り出していく……
客の一人がメイドに尋ねた。

「この店は一流のシェフが料理してるのかね?」

尋ねられたメイドは、自慢げに答える。

「いいえ、ご主人様のためにメイドが作っております」

……メイド喫茶から漂う食欲を刺激する匂いにつられて、
この日は多くの『ご主人様』が来店したという。
300 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 21:12:30.03 ID:hM1GrFFI0
―――夕方


幼女「あっぱれじゃ! 本当によくやったぞ!!」

幼女「おぬしのおかげで凄い売上じゃ! 次も是非頼むっ!!」

王女「店長に褒めて頂けるとは……嬉しいです///」

幼女「嬉しいのは我の方じゃあ! もうっ! このこのぉ」ペシッペシッ

王女「あぁ……! ご、御褒美ですぅ……!!」

幼女「……これで今日のミスは帳消しだな。また明日も来てくれ」

王女「は、はいっ!!」


《城塞都市・大通り》


王女「……ふぅ、今日も疲れたわ」

王女「帰る前にどこか寄っていこうかしら?」

王女「>>301
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 21:12:53.08 ID:lwmNQ+X1O
わたあめランドという謎の店
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/30(土) 21:12:53.37 ID:AkpZqE5U0
酒場
303 : ◆d0sNTotDiE [saga]:2017/09/30(土) 21:18:38.43 ID:hM1GrFFI0
《城塞都市・わたあめランド》


王女「思わず名前に惹かれて入ってしまったわ」

王女「外装からは何のお店か分からなかったけど……」

わたあめ「あ、お客さんだぁ。いらっしゃーい」

王女「こんばんわ。ここは何のお店なのかしら?」

わたあめ「ここはわたあめランドだよぉ! そして私は店主のわたあめ!」

王女「……いや、だから何のお店?」

わたあめ「>>304
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