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男「ニート1年生」
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260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/27(火) 23:30:46.78 ID:boUaR9oIO
思い付きで書いてたらまた大変なことになってない?
全文細かいこと考えずに書いてたり考えてても浅知恵すぎてやっぱ不安
運が悪いと明日、へたしたら明後日の午後まで書けないかも
ねるねるねるね
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 23:01:35.42 ID:gHJ7napRO
男「は?」
異男「…………」
異男「暴走者の目的は君、なんだろう……恐らく」
男「…………」
男「……なぜさっきはかなり強気にビシッと言ったのにちょっと弱気になる」
異男「うーん……少し真面目な話に入るから気を引き締めてもらおうと思ったんだけど、やっぱ柄じゃないなーと、ね?」
男「いや、ね?って言われても」
男「というか原因とか目的とかなら実際に交戦した部隊の人達の方が可能性高いと思うんだけど」
異男「それはそのー、確かに普通ならそう考えられるだろうけど、そうだとしたら割りと簡単に解決しちゃうだろうしここまでいろいろやった意味がなーとかそれにせっかくのチャンスなのに何もしないという安全な選択肢が出ちゃうのも(ボソボソ)」
男「……お前が言うんならそれなりの根拠があるんだろ?ハッキリ言えばいいじゃん」
異男「…………うん、そうだね、じゃあ大事な話だからしっかり聞いてくれ」
男「おう」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 23:13:21.07 ID:gHJ7napRO
異男「君について、わからない事は多く、君の存在を知る人はみな疑問と疑惑を感じるだろう、僕もそうだった」
男「?」
異男「なぜ登録などの手続きがほとんど僕を介して行われたのか、ここに来てからの施設の案内や人の紹介が少ないのか」
異男「理由は簡単、君は疑われていたからだ」
男「…………」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 23:35:36.01 ID:gHJ7napRO
異男「直近に野良などの出来事もあったから基本的にはそれについての関連がね」
異男「僕は研究機関のことで心当たりかあったから君の事を任せてもらうように頼んで場合によっては自分でケリをつける気でいたんだけど」
異男「どうやら不思議な事にそのどちらも杞憂だった」
異男「最初の会話と第6遊撃隊の証言から、あの状況で無事に居られた事が不思議な程、今のこの世界の事情についての知識の欠如は明らかだった」
異男「能力の測定結果を見て僕は確信した、君は本当に巻き込まれただけだったんだと」
男「じゃあそっちのせいで自分がここに来たってのはやっぱり」
異男「すまない、とっさに思いついた嘘だよ、こっちも若干混乱しててね、おざなりな説明だったろ?」
男「そっかー……」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/28(水) 23:52:40.79 ID:gHJ7napRO
異男「そういうわけで君については本当にわからない事が多い、君を保護してから突然暴走者と会敵したとも聞いたし、能力が外敵を引き寄せるように君にもそういうものがあるのかもしれない」
異男「5日前の新兵器の試験で退けた暴走者が追撃してきたというのは聞いていないし何よりあちらからここまでっていうのはかなり距離がある」
異男「だから何かあるとしたら君かなーと思うんだけど」
男「……自分も実は言ってなかった事があるんだけど」
異男「ん?」
男「保護される前に女幼に遭遇してたんだー、なんて」
異男「……それ本当?」
男「うん、怖くて走って逃げたけど」
異男「……よく逃がしてくれたね」
異男「…………というか本当に暴走者の目的君なんじゃ」
男「あー、そうかも」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 17:45:53.85 ID:BgIP0tXrO
男「もしかしてもっと早く言った方が良かった?」
異男「いや、絶妙なタイミングだ、他の誰かに暴走者と遭遇していた事を話したか?」
男「話してない」
異男「セーフセーフ、それならそうだな…………」
異男「それではここからは作戦の説明をさせてもらおう」
男「お、まってました!」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 18:16:08.47 ID:BgIP0tXrO
異男「暴走者はかなりのスピードでこちらに向かっているがその特性故に頻繁に外敵とかちあう、そのため到達まではそこそこ時間がある」
男「それってどれくらい?」
異男「たぶん最速で3時間くらい」
男「そんなにないじゃん……」
異男「僕は到達1時間前までにこれを完成させる、君はそれまでに操作にある程度馴れる」
異男「準備ができたらおそらく到達1時間前までに正面からぶつけられるであろう第6遊撃隊を含む部隊と合流し、対象を撃退する」
異男「ざっと説明するとこんな感じだ」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/01(木) 18:29:05.71 ID:BgIP0tXrO
男「はいはい質問、自分が原因なら自分だけ逃げてしまえばいいのでは?」
異男「さっき話したけど君にはいろいろ疑惑があるから逃がしたりしたら君の件を預かっている僕の立場が無い、なので逃げないでほしいなー」
男「ご、ごめん、じゃあ1時間前までに第6遊撃隊がぶつけられるってのはどういう?」
異男「ここの人達わりと臆病だからギリギリまで子供を犠牲にするとかはしないと思う、この事態の原因の候補である第6遊撃隊すらいきなりぶつけるようなことはしないだろう」
異男「だけどここまで侵攻されるというのはまずいだろうから結局は出撃させるだろう、意味がないと知らずに」
男「もしかして勝てない?」
異男「だろうね、だから結構危機的な状況なんだ」
異男「そこで暴走者の本来の目標であるだろう君が鍵になるんだ」
男「あれこれ遠回しに死んでこいって言われてない?」
異男「ソンナコトナイヨー」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/02(金) 21:32:47.71 ID:prMA4KPTO
異男「まあ実際さっきの話聞くまではそういう事になるかなと思って申し訳ないかなと考えてたけど」
男「おい」
異男「大丈夫なんじゃないかな?」
男「んな殺生な」
異男「さあ時間も無いし準備だ!組み終わったら呼ぶからしっかりやってくれよ!」
異男「そして運が良ければ女幼さんも救おう!おー!」
男「…………あぁもうっ!自分が原因かもしれないし、やるだけやってやみるよ」
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/02(金) 22:23:55.92 ID:prMA4KPTO
そして自分はシミュレータ漬けの2時間が始まった
のだが
男「これがシミュレータ……なんかゲーセンとかにおいてありそうな奴だな」
男「えっとパラメーター入力?ああ、適性の数値入れればいいのか」
男「戦闘シミュレーションと動作テスト…………まずは動作テストで」
男「通常モードと戦闘モード?とりあえず通常モードでいいのかな?」
男「………なんか操作複雑過ぎない?」
男「歩いてみるか、んおっ…………めっちゃ揺れたぞ、大丈夫かこれ?」
男「あー!倒れるあっ」
男「走行とかどうなってしまうん?…………あ゛あ゛っ゛びっ゛ゆ゛っ゛れ゛っ゛う゛」
男「また倒れっ!うぐっぅ……」
男「思ってたよりかなりきつい件」
男「ふんっふんっ……ようやくまともに走れるようになったな」
男「飛行は簡単かと思ったら推力がかなりきつい、視界もぐるんぐるんするしきもちわる……うぷ……」
男「えっこんなん戦闘モードとかどうなってしまうん……?(震え)」←ここまでで1時間経過
男「あれ?戦闘モード操作簡単そう」
男「は?歩行走行無し?……あ、能力発動中は浮くのか」
男「なんか推力ゆるくない?」
男「これもしかして通常モードいらないんじゃ」
男「あ、もう少しで2時間」
男「」
男「やべぇ!移動方法しかおぼえてねぇ!」
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/05(月) 16:18:53.34 ID:5MYRtrjNO
久々に弟が泊まりに来たりで騒がしくて放置してましたすみません
6時以降にかきます
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 18:29:05.36 ID:v4LiRxI4O
異男「組みたて終わったから出てきて!」
男「わかった!でも移動方法くらいしかおぼえられなかった!めっちゃ不安!」
異男「通常モードからやってたか、まあうまく行けば無駄にはならないだろうから」
シミュレータから出て異男の後に続くと件の人型メカが組み上げられていて、付近に人の頭くらいの大きさの四角いブロックが並べられていた
男「てかこのメカてさげの許容量こえてない?」
3メートルくらいあるんじゃ?
異男「一人じゃ無理だし駆動部とかの複雑なのは別から持ってきてもらって組みたてしたからね」
男「それもそうか、んでこの大量のブロックは?」
異男「これが外敵の死骸、を保管用に能力で加工したものだね」
異男「もう出撃したらしいから、手早く複製よろしくね」
男「自分がやるのね、能力使って大丈夫?」
異男「OK」
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 18:52:52.56 ID:v4LiRxI4O
集中してメカの辺りの空間を把握
少し情報量が多いけど…………
よし切り取れた
後はえーと、ブロックの方に張り付けていくイメージで
集中、集中…………
よしできた
男「ふー、よっと」
異男「やっぱり観測適性あるとこういうのもスムーズでいいね」
横倒しの状態の、隣のメカより数倍の大きさのメカを見て呟い。
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 19:04:17.05 ID:v4LiRxI4O
男「それでえっと乗ればいいかな?」
異男「ああ、起き上がって通常動作の確認といきたいところだけど」
異男「時間も無いし起動してすぐに戦闘モードに切り替えて能力準備姿勢に移行して能力発動って流れ」
男「シミュレータでもやったしたぶん大丈夫」
異男「それから能力発動後はこれの電源入れて」
無線機のようなものを手渡してきた
男「これは無線機でいいのかな?」
異男「うん、その後の指示はこれで伝えるから」
男「わかった、えーと、それじゃあ」
メカの胸部にある搭乗口を開いてコックピットにのりこんだ
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 19:37:34.40 ID:v4LiRxI4O
システムを起動、チェックをスキップし、戦闘モードに、各部のスラスターを起動、能力準備姿勢へ移行
男「そんでこのまま能力を発動と」
何かが広がっていくような、服に袖を通す時のような、能力発動の感覚
その感覚をこれまでよりも深く、長く感じる
その感覚の先にある広がり?行き止まり?とにかくそれを感じる
それをしっかりと、掴む、広げる
それはなんでもできてしまいそうな万能感、解放感
男「うん、動けるみたいだ、シミュレータの時より」
男「無線機のスイッチをいれるんだったっけ」
無線機(異男)「………………テステス聴こえるかな?」
男「聴こえてるよ」
無線機「操作の感覚は大丈夫?」
男「だいたいシミュレータ通りだけど、それより自由に動かせそう」
無線機「問題ないみたいだね」
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 20:03:05.69 ID:v4LiRxI4O
無線機「それじゃあこのまま天井ぶち破って外に出て」
男「」
無線機「そうしないと出れないからね」
男「うんわかった」
無線機「出たね、はいそういうわけで少女さん合流お願い」
無線機(少女)「……了解」
男「少女さん?」
無線機「よく考えてみたら僕には戦線までいく手段ないし、この状況だとたぶんあと数十分すればお叱りがくるだろうから引き継ぎを少女さんにたのんだんだ」
男「少女さんもメカ乗ってるの?」
無線機「いや?生身だよ、だが聞いて驚け、少女さんの機動適性は7だ」
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 20:16:09.28 ID:v4LiRxI4O
男「それなら少女さんもメカ用意した方がよかったんじゃない?」
無線機「僕も途中までそう思ってたんだけど素材の在庫が足らなくてね、それに足りてても引っ張り出して並べるには時間もなかったからさ」
無線機「それじゃあ手筈通りよろしく、ガス欠には気をつけてね」
無線機「…………よろしくお願いします」
男「……よろしく」
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/05(月) 20:33:42.83 ID:v4LiRxI4O
無線機「……こっち、追い付ける人は居ないけどもうばれてるから急いで、それから迎撃部隊との合流はたぶん接敵までには間に合わない」
男「わかった、急ごう」
少女さんのナビゲーションにしたがって飛び出す
現実感が薄く未知が広がり続けるこの状況に自分は、かなりふわふわとした気持ちでいた
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 22:25:00.05 ID:PzppIBU3O
隊長「作戦領域に到達、目標αの反応は?」
眼「えっと……目標α反応無し、想定ルート通り進行中、です」
隊長「……作戦通り第2第3チームは散開、目標β群の陽動に当たってくれ」
他チームリーダー「「了解」」
隊長「我々第1チームは目標αがポイントを通過次第攻撃を開始する」
翼-A「……貧乏クジなんてレベルじゃねぇよな、まったく」
翼-B「……そっすねー」
隊長「…………」
爪-A「どうした隊長?いつもなら可愛げも無い注意を飛ばしていく所だろう?」
隊長「こんな状況じゃなければそうしていた所だな」
隊長「どうせ無事には帰れないんだ最後く
爪-B「縁起でもないこといわないでください、そんなに弱気になられても困ります」
爪-B「だいたい昨日は1機戦闘不能でも足止めできてたじゃないですか」
翼-A「今なら6機万全な状態だから勝てるって?アホか」
爪-B「あ、アホって!」
翼-A「どう考えてもあんときのは手抜きだっただろ、なあ隊長?」
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/06(火) 22:53:56.99 ID:PzppIBU3O
隊長「……そうだな」
爪-B「……は?」
眼「えと、今の進行速度からも、その可能性は高い……と思います」
爪-A「確かに簡単には行かない相手だろうがそこまで悲観的になるものなのか?」
翼-B「噂じゃいきなり一帯を消し飛ばしたとかも聞いてましたが、一見ちょっと強いかな程度な気がしましたけど?」
翼-A「実際やりあってなきゃわかんねーだろうな」
隊長「……ああ、翼-Aの言う通り勝てる相手じゃない」
爪-B「それは本当なら報告すべきなんじゃ」
隊長「この迎撃作戦は恐らくそれをわかった上で私達があれに当てられるのだろう」
翼-A「つまり半分くらい死んでこいって言われてるようなもんなんだよ」
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/06(火) 23:55:46.70 ID:gDYUpdMMO
おつおつ
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/07(水) 23:01:02.11 ID:p9BL5WyNO
爪-B「そんな……」
翼-B「え、今回そんな酷い話だったんですか?」
隊長「…………」
爪-A「仮にあれに勝てたとして、引き連れて来た外敵も簡単に処理できる量ではない、か……」
眼「あ、あの確かにあんまりいい状況では、ないですけど、しっかり他の手も考えられてるはずです……たぶん」
翼-A「あの化けもんに勝った上でこんだけの大群もどうにかするような手が?」
翼-A「ありえねぇだろそんなもん」
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/07(水) 23:17:31.96 ID:p9BL5WyNO
隊長「……けど逃げ出すわけにもいかない、外敵の侵攻を許せばそれだけ安全地帯も減っていく」
隊長「例えその場しのぎでも、俺達は戦うしかない」
翼-A「本当じょうだんじゃねえよ……」
爪-A「…………」
眼「っ!目標αポイントに接近!」
隊長「……戦闘準備」
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/07(水) 23:25:51.55 ID:p9BL5WyNO
>>280
おつあり!
こんだけごちゃごちゃして結局下手なラノベみたいな感じになってきた!
なんかなろうでやれとか言われそうだけどたぶん書けないからここで最後までやりとげるよ!
……たぶん
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/08(木) 19:46:14.80 ID:9lYNjY+5O
異男「あてが外れなければいいけど……」
異男「それにしても通信も能力行使中だとこちらも使ってる状態じゃなきゃ通じないってのは不便だね」
異男「さて後片付けでもしましょうかね」
???「後片付けは大事だが、それ以前に緊急時の指示には従っていただきたいものだ」
異男「あれ、女幹部さん?戻ってたんだ」
女幹部「つい数時間前な、まったく、あちこち飛び回ってようやくゆっくりできるかと思ったらこれだ」
異男「災難だね、それで結果はどうだったかな?」
女幹部「終わればわかる」
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/09(金) 20:53:18.70 ID:abvGhkECO
女幹部「それにしてもこれは……お前にしては行動的だな」
異男「ははは、……あんまり余裕ないと思ってたからね、余計なことしちゃったかな?」
女幹部「戦力としてなら余計などありはしないだろうが……覚悟しておけよ?こうも好きにやられると流石に擁護しきれんからな」
異男「はい肝に命じておきます女幹部殿」
女幹部「……乗って行ったのは件のドッペルゲンガーか?」
異男「それも知ってたんだ」
女幹部「ああ、部屋の前で見掛けた時は驚いたよ」
異男「そりゃそうだろうね」
女幹部「見張りか何かはつけたんだろうな?」
異男「一応少女さんを」
女幹部「…………これまた微妙なチョイスだな」
異男「他に頼れる人が居なくてね」
女幹部「こんな奴以外に顔見知りが居ないあの子も不憫だな」
異男「そう言われるとかなり心が痛いな、ははは……」
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/15(木) 01:13:02.70 ID:XON7hbIUO
忙しかったり風邪ひいたりできついのでなかなか書けませんが遅くても日曜からさいかいします
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/17(土) 00:42:16.85 ID:8wJrUtzMO
隊長「翼-A下がれ!それ以上は持たないだろ!」
翼-A「わかってらあ!おい爪-A!メガネはダメか!?」
爪-A「爪-Bは無理だ!こちらも動けん!」
翼-B「隊長さんこれやっぱりキツいですよ……!!あっ!?」
眼「あ、翼-Bさん!わ、私、前に出ます!」
隊長「翼-A!翼-Bのカバーに行け!」
翼-A「クソッ!わぁったよ!おい大丈夫か!」
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/17(土) 00:43:27.00 ID:8wJrUtzMO
隊長「(できる限り一人づつで対応することで確かに時間は稼げているが、こちらの消耗が激しい)」
隊長「(既に爪-Bが戦闘不能でそのカバーに入った爪-Aも周囲に沸いた外敵の対応に追われている)」
隊長「(恐らく翼-Bもダメだろう、このままでは共倒れも時間の問題だ)」
隊長「(残った4機であれの足止めをした方が時間も稼げるが、二人を見捨てることなどできるはずもない)」
隊長「(あちらはこれだけ外敵や能力者とぶつかっても怯む様子など無くピンピンしている)」
隊長「(撃破が不可能であろうことは明らかで我々は足止めに徹することしかできないでいた)」
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 22:31:42.72 ID:jMwqcEQeO
翼-A「爪-A!爪-Bこっちまで引っ張って足止め行け!二人であれの相手は無茶だ!」
爪-A「さっきも言ったがこちらは外敵を退けるのに精一杯だ!くそ!救援か何か無いのか?!」
眼「よ、陽動隊の人達には伝えましたけど!私達でこれじゃ、他の隊の人に耐えられる人なんて居なっ、きゃあ!」
隊長「ぐっ!おいっ!気を抜くな!錯乱援護しっかりやれっ!」
隊長「お前まで落とされたら本当にもたないんだよっ!」
眼「うぅっ……なんでこんな……!」
眼「!な、何か来ます!」
翼-A「あ?!おい!そっちにクレーター前で遭遇したでかい奴が見えるぞ!」
爪-A「タワー型の外敵!常時なら厄介だが上手く誘導して囮に使えば……!」
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 22:47:48.53 ID:jMwqcEQeO
眼「あ……あぁ……………」
爪-A「どうした眼?」
眼「た、隊長……隊長さんが……………」
翼-A「……おい、うそだろ……隊長!チビ隊長!返事しろよ!」
眼「……う、もうやだ……やだよ…………」
爪-A「留まるな!せめて離脱し」
爪-A「!!眼!避けろ!」
眼「っ!」
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 23:00:45.02 ID:jMwqcEQeO
眼「……あ、あれ?痛くない……?」
眼「へ?この機体、だ、誰?」
爪-A「……救援?」
翼-A「おい油断すんな!暴走者どうした!」
眼「!!あれ?止まってる?」
「「は?」」
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/18(日) 23:17:09.88 ID:jMwqcEQeO
男「なんかでかいのが振りかぶってて眼さんの機体が危なそうだったから全力で突っ込んだんだけど」
男「ぶっとばされると思ったら逆にでかいのが弾けとんだ件」
男「つか断面グロっ、おえぇ…………」
男「女幼は……なんかこっち見たまま動かないみたい」
男「おーい誰か応答して?」
男「…………少女さん何かシカトされてるんだけど自分なんかしちゃったかな」
無線機「…………もってくるの間違えたかも」
男「あ、つながってない感じか」
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 23:30:54.01 ID:rPbqDHuHO
男「えっと、どうすればいいんだっけ?」
無線機「…………さっき言った通り、暴走者を上手く誘導しながら離脱」
男「隊長さん達ピンチっぽいしどうにかした方がいいんじゃないの?」
無線機「…………勝手にすればいい、バリアは減衰してると思うから気をつけて」
男「わかった、ありがとう」
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/21(水) 23:36:23.40 ID:rPbqDHuHO
自分の機体の武装はハンドガンみたいなのと直剣だ
ハンドガンは使用者にもよるけど小型の外敵に対してなら一撃でしとめることが可能な程度の威力があるらしい
何か光波なんたらかんたら形成射出?というやつですさまじい弾速でバリアを打ち出せるとのこと
直剣は中型〜超大型向けの武装で思いきり敵に切りつけて使う、のではなくこちらも光波でバリアを打ち出す
そのままぶつけたりしたらこっちのバリアが減衰しちゃうから当たり前か
射程が短いので結局近接武器だがそのぶん威力は高い……らしい
敵の輪郭に添わせるように刀身をかすめるのがみそとのこと
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/29(木) 22:35:16.43 ID:vcnu5dH1O
男「隊長さんの機体だけはぐれて停止してるみたいだから早く助けないと」
男「…………助けるってもどうすればいいんだ?」
無線機「……手が空いた人が離脱させると思うからあなたは外敵の迎撃」
男「あ、うん、わかった」
さっきのバカでかい柱みたいなのに比べるとずいぶん小さいクラゲのような外敵が数十体、隊長機に向かって来ている
急いで隊長機の近くまで移動
とりあえず外敵を寄せ付けないようにしとけばいいらしいので隊長機を背にクラゲ外敵達と対峙する
男「射撃とか全然経験無いけど、どうなるかな」
ハンドガンを構え、外敵を標準を合わせる。
射撃も素人で標的もかなり離れているはず
だがその動作はスムーズで、なぜだか外す気がしなかった。
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/09(水) 17:40:55.84 ID:fyzMF5H4O
まだかなぁ
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/10(木) 22:42:59.75 ID:or7gdAfNO
標準が合う、ここだ、と思ったタイミングでトリガーを押し込む
打ち出された光弾がクラゲ外敵に吸い込まれるように飛んで行き、消し飛ばす
男「よし!」
無線機「……1体で喜んでる場合じゃない」
男「わ、わかってる!」
同じように標準を合わせてトリガー、2体、3体と次々に撃破していく
男「狙った通り当たるから気持ちいいな」
無線機「……暢気に狙い撃ってても敵は待たないよ、弾に限りがあるわけでもない」
男「で、でも
無線機「左からも来てる、狙いは甘くてもいいから兎に角撃って」
男「まじかっ、わ、わかった!」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/10(木) 22:44:21.88 ID:or7gdAfNO
左側を見るとクラゲ外敵の集団が向かってきていた、既に正面の一団より近くに到達している
男「くっ!」
咄嗟に左側に狙いを向け、光弾を乱射する
男「来るな来るなっ!!」
当たらない弾もあるが、先程よりも早いペースでクラゲ外敵を撃ち抜いていく
無線機「……そこそこの大きさのが来てる、ブレードを使った接近戦も視野に入れて行動して」
射撃を続けながら見回し、それを見つける
真っ直ぐ向かっていきているそれは、こちらの機体より一回り大きな芋虫のような姿の外敵だ、数は6体
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/10(木) 23:02:00.79 ID:or7gdAfNO
男「でかい芋虫!?きもちわるっ!!」
自分より大きな芋虫が正面から迫って来る絵面に嫌悪感を抱きながらも、一先ずクラゲ外敵を片付ける
男「よし、これで終わり!次はイモムシ!」
とりあえずクラゲの時と同じように標準を合わせ、トリガー
光弾は真っ直ぐイモムシ外敵に向かうが
男「効いてない?」
着弾した部位の像が歪みを見せたがイモムシは怯まず向かってきている
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/10(木) 23:47:46.66 ID:or7gdAfNO
もしかしてブレードじゃないとダメージ通らないのか?
無線機「……効かないわけじゃない、バリアは減衰するから何発か当てれば倒せる」
男「よ、良かった」
気を取り直して射撃を再開
真っ直ぐ向かってきているので狙いを動かさず連射する
カッカッカッカッカッカッ
6発目の光弾が命中するとイモムシの輪郭が大きく歪み、7発目の光弾がその巨体を貫く
男「お?」
進行を止め、落下を始めるイモムシ
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/18(金) 05:13:30.88 ID:1cNhsODjO
そのまま地面にぐちゃりと嫌な音をたてて着地し、自重に耐えきれないのか力なく潰れていく
男「……倒した?」
地面に接触してるからバリアは消えてるみたいだけど
無線機「…………そうだね、まだ残ってる次早く」
男「お、おう」
まるごと消し飛ばさないと死骸ガッツリ残るのか……
コイツらに未知の細菌とかウィルスみたいなの持ち込まれてたら確実に積むんじゃないか
男「まあ今はそんなこと考えてる場合じゃないな」
2体目のイモムシに標準を合わせ、射撃を再開する
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/30(水) 16:25:02.78 ID:xQQo1I5kO
2体目は5発目にバリアが破れた、外敵も種類や個体ごとにバリアの強さに差があるのだろう
3体目に射線を向けるが
男「あちらから近付かれる前に残りの撃ち落とすのは無理だな」
実際どれくらい近付けたら不味いのかはわからないが、クラゲの時よりこちら側まで接近を許す訳にはいかないだろう
男「ブレード……距離つめる必要があるよな」
あまり近寄りたくないのだが
無線機「……わかってるなら早くして」
男「…………」
左腕にブレードを構え、真っ直ぐイモムシに向かい飛び出す
303 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 09:11:24.50 ID:/m3EwHPoO
キター!
おつおつ
304 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/31(木) 16:36:51.75 ID:fB0eUnzDO
数秒で接近し、正面から両断する形でブレードを振り降ろす
男「っらえ!!」
ブレードからの光波、文字通り一閃
……加えてバリア減衰の余波でモニターの景色が大きく歪む
男「!?見えねぇ!」
無線機「下がれあほ!!」
男「は?っ!」
衝撃と何かが削り取られるような感覚
よろめき、後退る
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/05/31(木) 16:55:49.26 ID:fB0eUnzDO
男「ぅぐっ」
攻撃されたようだ
無線機「正面からいくやつがあるか!!」
カッとなって斬り込んだのは迂闊だった、今は反省している
周囲を確認すると正面のイモムシは地に伏し沈黙、残りの3体はこちらに頭を向け、口器をモゴモゴと蠢かせている
とてもキモい
男「……一旦さがろう」
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/01(金) 21:26:45.21 ID:qXt71kjfO
後退し距離をとり、様子を見る
イモムシは口器から何かを弾き飛ばしてきたが狙いが全くあっていないし弾速も微妙、奥の1体が放った何かはそもそも飛距離も足りていなかった
さっきの衝撃はこれに当たったのか……我ながら情けない
イモムシの注意は自機に向いているので隊長機側への進行の足は止まっている
こちらに比べ、イモムシの機動力は劣っている
背後に回ってハンドガンを繰り返せば安全に撃破できるだろう
だが防衛対象を孤立させておくのは不安を感じる
ブレードで手早く片付けるべきだろう
307 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/01(金) 21:51:21.56 ID:qXt71kjfO
男「今度こそ!!」
左から弧を描くように回り込み、簡単に背後をとる
モニター端に捉えた一番手前の奴をすれ違いざまにブレードで一撫
一閃
光波と余波による視界の阻害はモニター端のみ
男「よしっ!やれる!!」
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/01(金) 22:20:59.07 ID:qXt71kjfO
そのまま次のイモムシに接近、こちらを向く為に無防備な横腹を晒している
高度を落とし、下側を通り抜けざまにブレード光波
次で最後だ
勢いを落とさず距離をつめる
男「終わりだぁあ!!」
横薙ぎにブレード光波を叩きつける
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/03(日) 23:46:30.12 ID:SognmYmAO
男「……どうだ?」
3体とも手応え…………バリアが減衰する余波での歪みがあったしたぶん倒せたと思うが
少し後退して状況を確認する
男「……やれるもんだな」
3体とも潰れていて動く様子はない
男「それにしても近接すると光波と余波でモニター見えなくなるとかこれ欠陥兵器なのでは……?」
男「……まあイモムシ倒したし隊長機の方まで下がろう」
310 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/04(月) 00:07:13.44 ID:HxtBg//zO
無線機「……ひやひやさせないで」
男「う、いや、それはほぼ素人な自分をこんなとこまで送り出した異男に言ってくれ」
男「……敵まだ来る?」
無線機「……まだくると思うけど今のところはきてない」
無線機「…………陽動にあたってたひとたちが救援にくるし、後ろのももうすぐ離脱する」
言われて確認すると隊長機のハッチは開いてすぐ近くで眼さんの機体が上昇していく
無線機「……あとは暴走者をどうにかすればおわり」
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/04(月) 00:17:45.74 ID:HxtBg//zO
男「……どうにかって、どうすれば?」
無線機「………………(ため息)」
男「や、その、ほんとノープラン過ぎて申し訳ない……」
男「とりあえず近づいてみるかな」
相変わらずこちらを眺めてぼうっとしている女幼に向かって移動する
無線機「……今はおとなしいみたいだけどなに考えてるかわからないから慎重に」
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/04(月) 00:23:59.41 ID:HxtBg//zO
更新が不定期ですんません
今後も書き込んだり書き込まなかったりしますけど一月以上放置はないようにします
カタツムリ進行ですけどきっと書き遂げてみせます!
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/04(月) 23:43:39.62 ID:kf1wVFjuO
真正面まで移動、女幼はかわらず自分の方を見つめている
ひとまず意志疎通をはかるためにハッチを開く
男「えっと、聞こえてるかな?」
女幼「……………………」(ジー)
男「ここだと危ないから移動しよう」
女幼「……………………」
聞いてるのかこれ?
314 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/07(木) 00:11:26.99 ID:UhRZF1jrO
気分転換に建てたRの方にかかりきりになるかも
舌の根も乾かぬうちにとはまさにこの
ちょっとだけですから許してください(震)
315 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/10(金) 23:11:50.85 ID:GrGlot7sO
身ぶり手振りなどでコミュニケーションを図ろうとするもこれといった反応は無く、こちらをじっと見つめるだけ
……無理やり連れて行こうにもバリアで触れないし
思い付く限りさっきのイモムシみたくチクチクバリアを削り剥がしてから連れ帰るってのが一番手っ取り早いと思うんだけど
男「いや、無理だな」
隊長達6人で歯が立たなかった相手に自分1人で挑むなんてのはあまりに無謀だ
男「うーん……」
無線機「……なにボケッとしてるんですか?」
男「女幼反応してくれないしどうやって移動させようかと」
無線機「……?離れればついてくるんじゃないの、こんなところまで追いかけてきたんだし」
男「あ、」
それもそうか
目的が自分なのはここに着いて急に動きが止まったらしいことと視線が常にこちらを向いてることから間違いないし
316 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/10(金) 23:49:31.31 ID:GrGlot7sO
ちょっとあれだな、初めての戦闘で敵を倒せて興奮してたのもあって倒すことしか浮かばなかった
男「ちょっと落ち着こうな自分」
クールダウンクールダウンはい落ち着いた
男「えっと、離脱する?」
無線機「……了解、出る前に指定された回収ポイントまで案内する」
男「よ、よろしく」
317 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/08/31(金) 23:55:36.79 ID:EJ+6zKJTO
男「そういえば」
無線機「……なに?」
男「まだ外敵の方はたくさん残ってるんだよな、それはどう対処するのかなーと」
陽動部隊の働きでこっちは大群というほどの量の外敵とは遭遇しなかったけど
無線機「…………さあ」
男「うん、まあそうだと思ってたけど」
無線機「……ひとまず暴走者の進行方向を安全地帯からそらした、それに引き寄せられてた外敵も進路を変えてると考えるのが妥当ですかね」
男「じゃあ一安心て感じか」
無線機「……そうですね、進路上に沸く外敵もさっき私が相手してた小型のザコだけですし」
男「え?小型?」
無線機「……………………もしかして私がなにもしてなかったと思ってたんですか」
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