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【ダンガンロンパ】??「マヨナカナビを起動します。」【ペルソナ4・5】
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1 :
◆w0y6qwgYVCnB
[sage saga]:2017/08/25(金) 09:26:16.72 ID:BoRsSuE20
注意点
・このSSはダンガンロンパ×ペルソナのクロスオーバーです
・
>>1
の知識はペルソナは3から5まで、ダンガンロンパは無印から書籍や霧切草まで大体です
・ダンガンロンパ、ペルソナ両方ともネタバレを含む可能性があります
・ダンガンロンパにマヨナカテレビとパレスが出てきます
・原作に出ないオリキャラが登場してきます
・安価はコンマまで使用して行います
・キャラ崩壊、設定捏造ともにありますがご了承ください
・突然更新しなくなる場合があります
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1503620776
2 :
◆w0y6qwgYVCnB
[sage saga]:2017/08/25(金) 09:27:48.89 ID:BoRsSuE20
まず主人公を決めたいと思います
苗木・日向・赤松の中から一人選んでください
↓6までで一番票数の多かったキャラを主人公にします
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:31:40.55 ID:h2Ef2J9V0
苗木
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:37:42.89 ID:Xkz5K5Oho
日向
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:39:49.19 ID:Iq16EglL0
赤松
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:40:22.82 ID:NLQ5F/F8O
赤松
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:47:45.01 ID:wtijXhOi0
苗木
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 09:53:39.10 ID:R//BIA890
赤松
9 :
◆w0y6qwgYVCnB
[sage saga]:2017/08/25(金) 10:04:50.63 ID:BoRsSuE20
主人公赤松了解しました
神話や歴史などにあまり詳しくないので赤松のペルソナも決めさせてもらいます
↓4まで候補を出してください
その後四つの中から多数決をとってペルソナを決めたいと思います
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:07:47.78 ID:Iq16EglL0
ベンザイテン
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:09:01.26 ID:wtijXhOi0
セイレーン
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:09:49.19 ID:HRwhRmfa0
トルネンブラ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:10:00.10 ID:flZco6Cd0
オデュッセウス
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:10:01.51 ID:NLQ5F/F8O
エコー
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:10:54.82 ID:R//BIA890
ミューズ
16 :
◆w0y6qwgYVCnB
[sage saga]:2017/08/25(金) 10:13:26.43 ID:BoRsSuE20
ありがとうございます
安価いただいたのでエコーも選択肢に入れさせていただきます
↓7までで五つの中から一つ選んでください
一番票数の多かったペルソナが赤松の初期ペルソナになります
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:15:00.24 ID:Iq16EglL0
トルネンブラ
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:15:33.42 ID:R//BIA890
エコー
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:17:24.49 ID:o8o7eS/LO
トルネンブラ
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:20:21.37 ID:wtijXhOi0
エコー
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:20:51.17 ID:h2Ef2J9V0
エコー
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:22:26.44 ID:8JbB8Up9O
トルネンブラ
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:27:41.51 ID:/Q2HyDG5o
ベンザイテン
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:30:57.92 ID:wtijXhOi0
決戦投票する?
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:34:11.75 ID:HRwhRmfa0
さっきから
>>1
sagesagaになっとるよ。
このままだとスレが上がらん。
26 :
◆w0y6qwgYVCnB
[sage saga]:2017/08/25(金) 10:34:12.15 ID:BoRsSuE20
>>24
そうさせていただきます
安価ありがとうございます
同票だったトルネンブラとエコーで最終決定をしたいと思います
↓1さん、トルネンブラとエコーどちらかを選んでください
27 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 10:40:27.50 ID:BoRsSuE20
>>25
ご指摘ありがとうございます
初投稿ですので他にもミスするかもしれません、よろしくおねがいします
すいません、安価踏んでしまったので
↓1さんトルネンブラとエコーどちらかを選んでください
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:42:10.17 ID:3MDYTJpJO
えこー
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 10:43:20.50 ID:Iq16EglL0
決戦投票なら多数決のほうがよかったかもね。まあ、面倒か
30 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 10:45:01.34 ID:BoRsSuE20
安価ありがとうございます
主人公:赤松 楓
初期ペルソナ:エコー に決定しました
他キャラは覚醒した時に決めさせていただきます
それでは、本編をお楽しみください
(ちなみにペルソナキャラは現時点でベルベットルームの住人しか登場する予定はありません)
31 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 10:47:12.99 ID:BoRsSuE20
>>29
本編を早くやりたいがあまりに先んじてしまいました…
今度はその方法もとってみたいと思います
32 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 10:48:30.57 ID:BoRsSuE20
―――まだ、ここには何もない。
―――光も、音も、心すらもない。
―――『私』の姿も、『私』の声も、ない。
―――『私』が誰なのか、まだ誰も知らない。
―――そう、“彼女”でさえも。
―――『私』は誰?
―――誰が『私』?
今は何もない。けれど、これから生まれる。
私は手を伸ばそうとはしない。“彼女”に見つけてほしいから。
“彼女”が『私』という存在を掴む為に――――
とある学園へ向かって走るバス、その座席に一人の少女がいた。
バスの揺れと疲労のせいか、彼女は座席で小さな寝息を立てている。
これが、『私』だ。『私』であり、“彼女”だ。
“彼女”の名前は、赤松 楓。
今、“彼女”は『私』を認識していない。
けれど、『私』は彼女を認識している。
これから会いましょう。『私』。
―――この狂った物語の主人公さん。
33 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 11:13:05.81 ID:BoRsSuE20
赤松「…んんぅ……あ、あれ?」
目を覚ますと、みんなと乗っていたバスではない場所にいた。
そこはどうやら教室のようだが、その様子は異様だ。
青空や夜の月が見えるであろう窓は鉄板によって完全に塞がれ、
正面には物々しい監視カメラとモニターが存在している。
しかもその全て、教室の机から壁や床に至るまでが青く塗られていた。
赤松「………?」
よく見ると、黒板の前の教卓に手を組み鎮座する人物がいる。
??「ほほぅ…これはまた変わった運命を持った方がやってこられた…フフ」
鼻の長い老人のような人物はなんの前触れもなく話し始めた。
??「ようこそ、我がベルベットルームへ…」
??「ここは夢と現実、精神と物質の狭間にある場所、本来ならば何かのカタチで契約をされた方のみが訪れられる場所…」
??「貴方には近くそうした未来が待ちうけているのやもしれませんな…」
赤松「あ、あの…あなたは誰ですか?」
イゴール「私の名はイゴール お初にお目にかかります…」
イゴール「どれ………まずは貴方のお名前を伺っておくといたしましょうか」
赤松「えっと…赤松楓、です」
イゴール「…ふむ、なるほど」
突如として現れた老人に対し、赤松は不審感を持つ。
イゴール「ご心配なさるな、現実での貴方は眠っておられる」
赤松「…!?」
イゴールと名乗る人物に自分の心を見透かされたような気がして、動揺する。
イゴール「貴方はそう遠くない内に、大きな災難を被ることになるでしょう…しかしそれは、貴方のみに限られた事ではないようです」
赤松(私だけじゃ、ない…?)
そうイゴールに言われ、赤松は自分の大切なクラスメイトを思い浮かべた。
イゴール「近く貴方は何らかの“契約”を果たされ再びこちらへおいでになる事でしょう」
イゴール「今年、運命は節目を迎え、このままいけば貴方の未来は閉ざされてしまうやもしれません」
イゴール「私の役目は、お客人がそうならぬよう、手助けをさせていただく事でございます」
イゴール「詳しくは追々に致しましょう、ここの住人についてもまたその時に…」
イゴール「ではその時まで、ごきげんよう……」
その言葉が終わらないうちに、瞼が重くなる。逆らう事はできず、そのまま意識を失って…。
※ここでのイゴールさんはP4のままでいかせていただきます
34 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 11:29:08.70 ID:BoRsSuE20
【20XX年 4/9 土 朝】
??「……さん、あ…ま……、赤松さん!」
赤松「っ!…あっ、最原くん」
最原「希望ヶ峰学園に着いたよ、みんな降りて待ってる」
赤松「ご、ごめん!ちょっと寝ちゃってた…」
最原「僕も少し寝てたから大丈夫だよ、じゃあ行こうか」
最原「学園に着く少し前から雨が降り出してるみたいだから気を付けて」
赤松は最原と一緒にバスを降りて転校先へ向かった。
私立希望ヶ峰学園。
様々な分野に秀でた才能を持つ現役高校生を迎え入れ、その才能を育成することを旨とした学園。
この学園を卒業すれば人生の成功は約束されたものとまで言われるほどの名門学園である。
本来、赤松や最原達はこの希望ヶ峰学園から派生した学校“才囚分校”に通う生徒だった。
しかし、ここ最近の赤松達の才能が飛躍的に成長したと見られ本校に転校する事になったのだ。
そして、今日が転校してから最初の一日である。
赤松「それにしても…すっごく大きい校舎だね」
最原「たしか体育館で全校集会を開くって言ってたからそこに行けばいいと思うけど…」
赤松「あっ!あの人に聞いてみない?」
↓3さん 誰に会ったか決めてください(無印、2,3,絶女、ロン霧、ロン十の中から)
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 11:37:11.80 ID:Iq16EglL0
葉隠
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 11:38:06.41 ID:HRwhRmfa0
日向
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 11:39:24.73 ID:oxJlybgCO
ちさ
38 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 12:00:30.81 ID:BoRsSuE20
??「あら、あなたたち転校生?」
赤松「はい、えっとあなたは?」
雪染「私は雪染 ちさ、希望ヶ峰学園の教師よ!一応、“元・超高校級の家政婦”でもあるわ」
雪染「事前に転校生の姿は確認してるから知ってるわ、赤松さんと最原くんでしょ?」
最原「はい、そうです」
雪染「私が体育館まで案内してあげるわ!ついてきてね」
雪染に案内されて体育館へと向かった。
雪染「ここが体育館よ、私は扉の前にいるから裏から中に入ってね」
最原「案内してもらってありがとうございました」
雪染「いいのよ!教師としてするべき事をしただけ、じゃあね!」
赤松と最原が中に入ったのを確認すると雪染は扉の前で警備を始めた。
仁「これで16人全員だね 私はこの学園の学園長、霧切 仁だ」
仁「これから君達はこの学園の一生徒となる、なにかあれば遠慮なく相談してくれ」
仁「君達以外にもこの学園には個性的な生徒がたくさんいる、仲良くするといい」
仁「では壇上へ上がろうか」
これから新たな学園で、新たな仲間を加えた学園生活が始まる。
しかし空はそんな新たな出会いを祝うつもりもないような大雨だった。
……なにか、この後に起こる大きな事件を予期させるような。
??「うぷぷぷぷぷぷ……」
39 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 12:11:14.81 ID:BoRsSuE20
【20XX年 4/9 土 昼】
体育館での全校集会が終わり、ホームルームも滞りなく済んだ。
教師によると今日一日はこれで全員自由行動でいいらしい。
既に一部のクラスメイトは校内散策の為、教室を飛び出していった。
中には、先輩や同学年の生徒に挨拶をしに行った人もいる。
赤松「うーん…私はどうしようかなぁ」
↓2さん 行動を選択してください
・校内のどこかへ向かう(場所指定)
・誰かに会いに行く(最原、雪染のどちらかのみ)
・自分の寄宿舎の部屋へ行く
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 12:20:47.41 ID:R//BIA890
音楽室
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 12:29:16.91 ID:o8o7eS/LO
上
42 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 14:35:06.01 ID:LF6M86gv0
赤松「私もちょっと校内を見てみようかな…」
新しく来た学園の中が気になった為、赤松を校内を見て回る事にした。
どこか目指すべき目的地がある訳でもなくゆっくり校内を散策して行く。
窓から見える空は朝から降っている雨が未だに止まずにいる。
というよりも朝の時よりも雨足が強まってきているようにも見える。
赤松「…あっ」
しばらく教室の中を覗きこみながら歩いていた赤松の足がある所で止まった。
[音楽室]
開いていた窓から部屋を見ると大きなグランドピアノが見えた。
分校の制度を聞いた教師が生徒一人一人の研究教室を作ったとは聞いたが、その場所はまだ建物が完全に完成していないらしく入る事ができなかった。
“超高校級のピアニスト”として魅力を感じた赤松はピアノに吸い寄せられるように音楽室に入った。
一日に一回は絶対に弾くピアノだが、今日はまだ弾いていなかった為弾くことにする。
撫でるように鍵盤を叩き、音を奏でていく。
その音色は遠くにいる人にも届くように強く、そして優しい音色だった。
一曲弾き終わり気が付いてみたら既に空が薄暗くなり始めている頃になっていた。
パチパチパチパチ
赤松「え?」
突然拍手の音が聞こえたので振り向いてみると一人の人物が立っていた。
↓2さん 現れた人物を決めてください
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 14:38:50.73 ID:oxJlybgCO
狛枝ァ!
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 14:39:05.06 ID:93UklYga0
小泉
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 14:39:37.93 ID:Iq16EglL0
忌村
46 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 14:51:10.53 ID:LF6M86gv0
??「すごい!とってもよかったわ、ピアノもあなたの姿も」
赤松「ありがとうございます、えっとあなたは…」
小泉「あっごめん自己紹介してなかったね 私は小泉 真昼、“超高校級の写真家”だよ」
赤松「小泉さんは何期生なんですか?」
小泉「私は77期生、だからあなたの一つ上ね」
赤松「あっ、先輩だったんですか!」
小泉「そんな堅苦しくならなくていいわよ、それであなたの名前は?」
赤松「私は赤松 楓、“超高校級のピアニスト”です」
小泉「ふぅん、楓ちゃんかぁー 私のクラスにも“超高校級の軽音楽部”の子がいるけど…」
赤松「そうなんですか?一回会ってみたいですね!」
小泉「他にも78期生だと“超高校級のアイドル”の子もいるし会ってみたら?」
赤松「はい!」
小泉「これからよろしくね!楓ちゃん」
赤松「こちらこそよろしくおねがいします!小泉先輩」
小泉「うん、じゃあ私は寄宿舎に戻るわ また会おう楓ちゃん」
赤松「はい!」
最後に赤松の姿を写真に収めて、小泉は音楽室から出ていった。
赤松「あの人が先輩か…いい人そうだったな」
赤松「…ってもうこんな時間!私も寄宿舎に戻らないと!」
時計を確認すると赤松も自分の寄宿舎の部屋へ帰った。
47 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 15:04:23.41 ID:LF6M86gv0
【20XX年 4/9 土 夜】
赤松「………」
いつもより目が冴えて一向に眠りにつけない赤松。
その理由の一つとしては、今朝見たあの奇妙な夢も原因だった。
イゴール「貴方はそう遠くない内に、大きな災難を被ることになるでしょう…しかしそれは、貴方のみに限られた事ではないようです」
夢の中に出てきたあの老人、イゴールが言った言葉が気になって仕方ない。
ただ夢だと一蹴しようにも妙に現実性を帯びたあの空間と老人を忘れられない。
赤松「なにか飲み物でも飲めば眠たくなるかな…」
ベッドから起き上がると部屋から出て食堂を目指して歩きはじめた。
消灯時間もとっくに過ぎた0時近いこの時間、起きている人もそういないだろう。
食堂に着き、コップを取って水を注ぎそれを飲む。
飲み終わりコップを洗った後、自分の寄宿舎に戻ろうとした。その時、
食堂の脇に取り付けられた大きな液晶テレビが目についた。
王馬「赤松ちゃんマヨナカテレビって知ってる?」
この学園に来る前、王馬が何気ないように言った一言を不意に思い出した。
その直後、食堂の壁の時計が深夜0時を指した。と、
赤松「えっ!?」
食堂にあったテレビが独りでに電源をつけて映像を映し出した。
↓5さん マヨナカテレビに映った人物を決めてください
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 15:08:43.57 ID:o8o7eS/LO
ちょっと遠くないかな?
十神
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 15:10:46.54 ID:Jz06dCJZ0
辺古山
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 15:10:50.90 ID:5axiSDn/O
十神
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/25(金) 15:15:34.70 ID:awpO2hW7O
御手洗
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 15:16:03.16 ID:Iq16EglL0
宗方
53 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 15:42:51.69 ID:LF6M86gv0
>>48
すいません、次からはもう少し近くなるように安価します。では本編です
??『希望ヶ峰学園の諸君!今、これを見ているか!』
赤松「うぇ!?」
テレビヶついたと思ったら現れたのは番長のような格好をした男性。(※P4主人公ではありません)
どこかで見覚えがあると感じ、思い出してみると分かった。
赤松「そうだ、学園の前で警備員さんと話してた人だ えっと、名前は…」
宗方『オレの名前は宗方 京助!お前達を希望へ導く者だ!』
映像の中で本人が名乗ってくれた。
宗方『安心しろ!このオレがいればお前達は絶対に希望へ辿り着ける!』
宗方『お前達へ近づく絶望は全て根絶やしにしてやる!それが希望の為だ!』
大よそ自分が思い描いていた宗方の人物像からかけ離れた物言いに驚く赤松。
宗方『だがオレは考えた……そして思いついた!』
宗方『…このオレ自身が絶望になって、希望に打ち倒されればいいとな!フハハハ!!』
宗方『そういう経緯でオレは消えさせてもらう!悪いな、ちさ!逆蔵!』
宗方『さぁ、このオレを倒そうとする者は来るがいい!容赦などしない、覚悟しておけ!!』
その言葉を言い終わると刀を構え直して大きなビルのような城のような建物に駆け込んでいった。
宗方の姿が完全に消えると映像は砂嵐へと徐々に変わっていき、電源が切れた。
赤松「な、なんだったんだろう…今の」
また変な夢でも見ていたのだろうかとほっぺをつねってみる。
赤松「…いたっ!」
どうやら今度ばかりは夢ではないらしい。とりあえず赤松は自分の部屋へ戻り寝る事にした。
54 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 15:52:55.66 ID:LF6M86gv0
【20XX年 4/10 日 朝】
ドンドン!ドンドンドン!
赤松「…んもう、なに!?」
夜のおかしな一件を忘れるように眠りについた赤松を起こしたのは乱暴なノック音だった。
扉が壊れるのではないかと思うほど強い力を加えられており、ヒヤヒヤしてくる。
しかも赤松が出てこない限り、やり続けるようで静かになる予兆は全くない。
赤松「待って!今出るから少し待って!」
返事をした事でようやく静かになり、赤松はようやく思考が働き始めた。
急いで身支度を済ませて扉を開ける。
↓2さん 扉の前にいた人物を決めてください
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:01:15.46 ID:HRwhRmfa0
最原
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:04:16.41 ID:Jz06dCJZ0
キルミー
57 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 16:17:47.25 ID:LF6M86gv0
赤松「と、東条さん……なにかあったの?」
東条「えぇ、緊急を要すると先生に言われてみんなの扉を叩いて周ってたの」
赤松「だとしてもちょっとやり過ぎなんじゃ……」
東条「最初は私も普通のノックをしていたのだけれど起きない人もいてね……」
東条「例外だけど王馬くんの場合は本気でやらないと出てこなかったわ」
赤松(今のが本気じゃなかったんだ…)
東条「私も詳しくは教えられてないけどなにかあったみたい、行きましょう」
赤松「う、うん」
東条に連れられて食堂へと移動した。
教師「休みなのにこんな早くから起こしてごめんなさい…」
赤松「先生、なにかあったんですか?」
教師「それが…今朝から先生の一人がいなくなってるらしいの」
最原「それって誰ですか?」
教師「この先生なんだけど……」
そう言って懐から消えたと思われる教師の写真を見せてくれた。
赤松「……!」
その写真に映っていた人物は間違いなく、昨日赤松が見た宗方だった。
ただし昨夜のテレビで見た宗方とは雰囲気が丸っきり違うが。
教師「もし学園の外でこの人を見たら連絡して、先生達も慌ててるみたいだし…」
赤松「………分かりました」
だがなぜか、昨夜見た事を話す気になれず結局そのままお開きになった。
58 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 16:25:39.31 ID:LF6M86gv0
赤松「うーん………」
今日は日曜日で特に授業などは行われない。なので生徒は外へと出かける。
中には自分の部屋にこもり何かをする人や、勉学に勤しんでいる人もいるが、今日は丸一日自由行動の日だ。
赤松「宗方さんがいなくなったっていうのは、気になるけど…」
超高校級とはいえ一高校生としてなにかできる事があるとは思えない。しかし、どうにも違和感を感じてしまう赤松。
自分は一人であの映像を見たがあれはあのテレビにしか映らなかったのだろうか。謎は多くある。
赤松「今日はどうしよう……」
↓2さん 行動を決めてください
・自分の部屋にいる(部屋にはPC,本、楽譜などがあります)
・外へでかける(学園の外へ)
・校内のどこかへ行く(場所指定)
・誰かと話す(最原、東条、小泉、雪染の中から)
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:28:12.78 ID:hSeS1apXO
外行ってみるか
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:29:14.47 ID:HRwhRmfa0
最原と話す
61 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 16:43:16.56 ID:LF6M86gv0
赤松「最原くんと話してみようかな…」
そう決めて周りを見渡すと、最原はまだ食堂に残っていたのですぐに話しかけた。
赤松「最原くん!」
最原「…あぁ、赤松さん」
なにやら考え事をしていたようで赤松に気付くのに少し時間があった。
赤松「どうしたの?」
最原「いや……宗方さんが消えたって聞いてなにがあったのか考えてて…」
赤松「そっか…」
↓2さん 話す話題を決めてください
・昨日なにかおかしな事があったか
・最近噂されている事
・昨夜見た映像について
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:49:50.07 ID:HRwhRmfa0
・昨夜見た映像について
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 16:56:16.25 ID:hSeS1apXO
他に変わったことがないか
64 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 17:15:01.95 ID:LF6M86gv0
赤松「最原くん、昨日なにか変わった事がなかった?」
最原「変わった事…?そうだね、一つだけあるんだけど……」
赤松「なに?」
最原「昨日学園に来た時にね、門の脇から僕達を見てる人がいたんだ」
赤松「どんな人だった?」
赤松は出来るだけ平静を装って最原に聞く。
最原「野球帽とサングラスをつけてて顔はよく分からなかったけど…」
帽子を被り直して最原は考え込む。
最原「…中肉中背の野球のユニフォームを着た男の人…だったと思う」
赤松「その人、なにか言ってなかった?」
最原「え?えぇと……陰謀がどうとか国家権力がどうとか言ってたような………」
赤松「へ、へぇ…ありがとう最原くん」
最原「うん……僕なんかが頼りになるか分からないけど、なにかあったら言ってね」
赤松「分かった!」
最原と別れた後、赤松はなにをしようか考えた。時刻は正午過ぎ、まだ時間はある。
↓2さん 行動を決めてください(今日最後の自由行動です)
・自分の部屋に行く
・外へ出かける
・校内のどこかへ行く(場所指定)
・誰かと話す(東条、小泉、雪染の中から)
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 17:20:13.74 ID:Iq16EglL0
東条と話してみる
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 17:31:52.90 ID:DSx8i/YpO
外へ
67 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 18:20:01.64 ID:LF6M86gv0
赤松「外に出てみようかな…最原くんが言った男の人も気になるし」
学園から出て外を見る事にした。
外に出て真っ先に目がいくのはたくさんの店が立ち並ぶ大通りだろう。
なんでも書店や喫茶店だけでなく金属細工という名の武器のような物を売る店まであるらしい。
しかもそこに“超高校級の鍛冶師”が入るところを目撃されたとなれば…。
他にも大きな病院などもあり、大通りだけで全てが行えそうなくらいだ。
赤松「どこに行こう…」
↓2さん どこに行くか決めてください(現在の赤松の所持金は2000円)
・大通り西側(書店、雑貨屋、武器屋など…)
・大通り中央(喫茶店、リサイクルショップ、スーパーなど…)
・大通り東側(ゲームセンター、工具店、おもちゃ屋など…)
・誰かに出会う(誰に出会うかも)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:30:44.66 ID:B4OTQUAIo
大通り東側
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:30:48.42 ID:Jz06dCJZ0
何かピアノ弾けるとこ(喫茶店とか楽器店とかバーとか)
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:31:20.69 ID:Iq16EglL0
西側
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:33:13.28 ID:Jz06dCJZ0
あ、そういうのか
ダメなら安価下でお願いします
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:36:12.78 ID:B4OTQUAIo
ちなみにキャラ指定は無印、2、V3、アニメ3、絶女、ロン霧、ロン十のキャラだけ?
ゼロやキラーキラーはなし?
73 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 18:47:51.89 ID:LF6M86gv0
>>71
大丈夫なので採用させていただきます
>>72
問題ありません、ただキラーキラーのキャラは原作と年齢が変わると思います
また、音無やカムクラが出た場合は原作での本人達とは別で存在している設定にします
赤松「どこかピアノが弾ける所、ないかな?」
分校の高校生だったとはいえ、初めて来た土地だ。地元の人と慣れるのもいいかもしれない。
それに、雑談をしていて宗方が消えた事となにか関係がある情報を聞ける可能性もある。
赤松「ピアノがあるところっていうとやっぱり喫茶店あたりなのかな」
喫茶店を探す為、大通り中央へ向かった。
やはり名門学園の近くにある大通り、喫茶店だけでなく高級そうなレストランまである。
窓から確認したところ、喫茶店にもレストランにもピアノが置いてあるようだ。
赤松「うーん、どこに行こうかな…」
そこで道端で考え込む赤松の肩をポンポンと叩く人物が現れた。
↓2さん 出会った人物を決めてください
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:48:55.25 ID:Iq16EglL0
百田
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 18:49:28.29 ID:hSeS1apXO
舞園
76 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 18:58:51.01 ID:LF6M86gv0
舞園「あーかまつさん!」
赤松「わわ!…ってえ?!あなたってもしかして…」
舞園「はい、舞園 さやかです 知りませんか?私、“超高校級のアイドル”なんですよ」
赤松「えぇ!?あっ、じゃあ小泉先輩が言ってたのって……」
舞園「多分私のことですね、私も小泉先輩から教えてもらったんです 赤松さんのこと」
赤松「そうだったんだ…」
舞園「“超高校級のピアニスト”と聞いて、一度お話してみたかったんです!」
赤松「えへへ、私も舞園さんと話してみたいって思ってたんだ」
舞園「それで、なにを考えていたんですか?」
赤松「えっとちょっとどこかのお店でピアノを弾かせてもらいたいなって」
舞園「なるほど!サプライズですね!」
赤松「うん、まぁそんな感じかな」
舞園「でしたら私も一緒にやっていいですか?」
赤松「え!いいの?」
舞園「はい!私、赤松さんのピアノで歌ってみたいなって思ったんです!」
赤松「そっか…じゃあどうしよっか?」
舞園「ここは喫茶店に入りましょう!お店の人に言ってお客さんには内緒で!」
赤松「楽しそう、じゃあ行ってみようか!」
舞園と一緒にサプライズライブを開くことになった。
↓5さんまで喫茶店にいた原作キャラを決めてください
多数決ではなく五人全員登場するため、できるだけ被らないようにしてください
被った場合安価下、下がない場合はまた安価し直します
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:02:28.71 ID:DSx8i/YpO
珍しく安価OKだから音無で
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:04:00.07 ID:Jz06dCJZ0
ソニア
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:04:29.07 ID:fd3xJk2So
聖原
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:07:29.21 ID:lST3/kp30
セレス
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:11:05.95 ID:ENIWw7G70
アンジー
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 19:55:54.50 ID:BIa958fJO
ルルカ
83 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 20:04:40.64 ID:LF6M86gv0
安価ありがとうございます
聖原についてですがキラーキラーにはなってないが未来機関所属時の性格で書きます
舞園「とりあえず喫茶店の中を覗いてみましょう、誰がいるのか確認を」
赤松「うん、えっといるのは…」
舞園「……あっ!セレスさんに音無さん、それにソニア先輩もいますね」
赤松「そのセレスさんと音無さんは舞園さんのクラスメイトなの?」
舞園「セレスさんはそうですが音無さんは別のクラスです、赤松さんの知ってる人はいますか?」
赤松「アンジーさんがいるね、後の人は知らないかな」
舞園「他に目立って気になる人のは中学生の男の子と女の人ぐらいでしょうか」
赤松「えっ、女の人ってどの人?」
舞園「あの人です、カウンターの席に座っている」
見てみるとたしかに不思議な雰囲気を持つ女性がカウンターでコーヒーを飲んでいた。
濃い黒髪のショートにダウンジャケットとジーンズという無難な容姿だが、
その目はこの世界ではないどこかを見つめているような、その謎めいたなにかを感じる。
舞園「ですが今は気にしてる場合じゃありませんね、裏口から店員さんを呼んで入りましょう」
赤松「分かったよ」
二人は気付かれないようにこっそり店の裏側へと回った。
84 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 20:50:22.03 ID:LF6M86gv0
数分後…
店員「どうぞ、ピアノを弾かれるのならお使いください!」
赤松「じゃあ使わせていただきますね」
アンジー「およよー?楓じゃんか、ここでピアノ弾くの〜?」
赤松「うん、大通り歩いてたらこの店のピアノが目に入ってね」
セレス「あら…たしかあなた、分校から転校してきた方でしたね?」
赤松「そうだよ、知ってると思うけど私は赤松 楓 “超高校級のピアニスト”だよ」
ソニア「なんと!?赤松さんが弾くピアノが聞けるのですか!」
音無「そんなにすごいの?赤松さんって人のピアノは」
アンジー「そうだよ〜、それで今日も弾くのはクラシックかなー?」
赤松「ううん、今日はちょっと事情が違ってね…」
話が一区切りついたところで赤松はピアノの前に座りピアノを弾き始めた。
しかし、弾いているのはクラシックではなくアイドルが歌うような曲だ。
と、そこで誰かの歌声が聞こえてくる。
聖原「…! この声はもしや………」
セレス「あら、そういう事ですのね でしたら楽しませていただきますわ」
ソニア「なんと!アイドルとピアニストの夢のコラボですね!ソニア感激です!」
音無「え?え?何が始まるの?」
裏口という比較的地味そうな扉にもかかわらず、その場所に全員の視線が釘付けになった。
なぜなら、そこから出てきたのは喫茶店の店員ではなく…。
「ま、ま………舞園さやかちゃんだあああああああああああ!!」
「嘘!?本物なの!!」
「こ、こんな貴重な場面に立ち会えるなんて……サヤカーでよかった、本当によかった…」
??「ふむ…これはなかなか面白いサプライズだね」
聖原(すごいな…いや、俺にはきなりちゃんがいるんだぞ 乗り換えるな……)
喫茶店に来ていたお客の中から歓喜の声が上がる、カウンターに座っていた女性も感心していた。
その後も舞園の歌と赤松のピアノで喫茶店はたちまち小さなライブステージとなった。
騒ぎを聞きつけ現れるサヤカーも現れサプライズライブは大盛況で終わった。
85 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 20:58:57.89 ID:LF6M86gv0
【20XX年 4/10 日 夜】
赤松「楽しかったなー、舞園さんとのライブ お客さんも喜んでくれたみたいだし」
ライブには最初いたお客さんの数より何倍もの人が押し寄せ喫茶店に入らないくらいの人が来た。
また、その騒ぎで来たお客が喫茶店のコーヒーの味に感激して来客数も増えそうだ。
ただし、赤松が求めていた事件の手掛かりになるような事はなかった…。
赤松「そう簡単には集まらないかなあ……にしてもあの人」
思い出すのはカウンターで自分たちのライブを見ていた女性。
自分でもなにがそんなに気になるのかが分からないが、なにか人を惹きつけるようなものがあるのだろう。
赤松「うーん………」
さすがに二日連続で考え込むのは疲れたのか、思考している途中で眠りこけてしまった。
86 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 21:14:47.42 ID:LF6M86gv0
【20XX年 4/11 月 朝】
……リリリリリリリリリン
赤松「……あ、寝ちゃってた」
翌朝、スマホの目覚まし音によって目を覚ました赤松。
まずは鳴っている目覚ましを止めて起き上がろうとする、が。
赤松「…あれ?なんだろう、このアプリ」
起きる途中で入れた覚えのないアプリをスマホの画面の中に見つけた。
赤松「【マヨナカナビ】………?」
黄色と赤で目のようなマークがつけられた少し派手なアプリ。
もちろん、赤松はこんなアプリを入れたような覚えは全くない。しかし
赤松「マヨナカ……」
そのアプリ名に興味を持ったのは事実だ。しかもあの事件が起きた直後に。
キーンコーンカーンコーン……
赤松「あっ!そうだ早く着替えて授業に行かないと」
アプリをそのままにして机に置き、着替えや準備を済ませてスマホを取ると赤松は教室へ向かった。
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 21:23:35.16 ID:Iq16EglL0
一人称視点と三人称視点が少しごっちゃになってる?
88 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 21:32:11.89 ID:LF6M86gv0
【20XX年 4/11 月 放課後】
今日の授業が終わり、噴水広場には人が集まっている。
ここは唯一本科の生徒と予備学科の生徒両方の立ち入りが自由な場所で放課後には一番人が多い場所だ。
赤松「んー……」
噴水の近くのベンチに座り今朝見つけたアプリを開いたり閉じたりしながら赤松は考えていた。
その後ろでは本科の高校生と予備学科の高校生が仲良くゲームをしている。
他にも自分のクラスメイトや同級生、先輩などが多くここに集まって放課後を楽しんでいた。
赤松「開いてなにかあるって訳でもなさそうだしなー…」
アプリを開いたままスマホを凝視する赤松の横で高校生が話をしていた。
「ちょっと大変大変大事件!宗方先生、行方不明なんだって!」
「マジ!?あの“元・超高校級の生徒会長”がかよ!あのめっちゃ頼りになりそうな人が!?」
「そうそう!もう同級生で友達の雪染先生とか逆蔵先生はすっごい慌てちゃってさ!」
「なんかこの学園の海外展開もしてるっつてたじゃん?宗方先生」
「うん、海外支部である程度建設の目途がたったから日本に戻ってきてたんだって」
赤松「へぇー…希望ヶ峰学園の海外展開かぁ………」
話を聞いた赤松が再びスマホへと目を戻してみると。
スマホ《ヒットしました、ナビゲーションを開始します》
赤松「えっ?」
スマホから音声が流れた直後、視界が歪み始める。
飴細工のようにドロドロと溶けて、渦を巻いて、そして―――。
89 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 21:33:47.35 ID:LF6M86gv0
>>87
基本三人称視点です。一人称視点だったのは
>>32
だけだと思います。混乱させてしまったようで申し訳ありません…。
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 21:36:23.47 ID:Iq16EglL0
おっと、わざわざ申し訳ない。何かの伏線かなあと思ったのよ
91 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 21:40:52.12 ID:LF6M86gv0
【???】
赤松「…わわっ!?」
気が付くと赤松は未来的な建造物が建ち並ぶ街の中に立っていた。
赤松「ここ、どこ…!私たしか噴水広場にいたはずじゃ……」
そしてそこで、赤松は気が付いた。自分の目の前に存在する一際大きな建物が、
赤松「……ここってあの映像に出てた」
あの夜見た宗方らしき人物が中へ入っていた建物であることを。
赤松「じゃあもしかして、ここに宗方さんがいるんじゃ…!」
??「うわあああああ!なんだここぉ!?」
赤松「誰かいる!?」
↓2さん ナビに巻き込まれた人物を決めてください
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 21:42:42.98 ID:hSeS1apXO
最原
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 21:42:54.88 ID:Iq16EglL0
舞園
94 :
◆w0y6qwgYVCnB
[saga]:2017/08/25(金) 21:45:57.66 ID:LF6M86gv0
安価ありがとうございます、今日はここまでで続きは明日にします。
↓なにか質問等ありましたらお書きください。
(ちなみに作者は衝動的にこのSS作ったので仲間になる数とかそんなの決めてません、ご注意ください)
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 22:17:05.21 ID:Iq16EglL0
乙。戦闘システムとかどうする気なのかは気になるね。あと仮でもプロット立てないとエタるよ
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