サターニャ「ついに大悪魔としての力を手に入れたわ」ガヴリール「あーはいはい」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:07:08.72 ID:Q7U+rbkV0
ガヴ「ふ、ふっざけんな!そんなお前の脳みそみてーなぽよぽよのメロンパンオーラで私の攻撃を、そう何度も防げると思うなよ!
天使学校の首席なめんなよ!ば、ばーか!あほっ!」



サターニャ「くっくっく…、口だけは達者のようねえガヴリール!いいわ、かかってきなさい!何度でも相手になってやるわ!」


ガヴ「言わなくてもやってやるよ!!う、うおおおお!!どりゃああああ!!」



…………


…………

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:07:57.05 ID:Q7U+rbkV0
…30分後


疲労で床に倒れこむガヴリール


ガヴ「ぜえ…ぜえ…」


ヴィーネ「だ、大丈夫ガヴ?」


ラフィ「あらあら〜、ガヴちゃん、結局何度挑んでも、サターニャさんのメロンパンオーラを突破できませんでしたねえ」


ガヴ「う、ううううるさい…!ばかラフィエル!!はあ…はあ…」

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:09:00.61 ID:Q7U+rbkV0
サターニャ「はあーはっは!!いい気味ねガヴリール!今までこの私に対して行ってきた仕打ちに対する罰があたったと思いなさい!!」


ガヴ「ぜー、ぜー…、う、うっさい…あほ悪魔!!ばーか!バーカ!ぼげ!うんこ!」


サターニャ「ふふ…やったわ!とうとう勝ったわ!あのガヴリールに勝ったんだわ!ふふ…サイッコーの気分だわ」


ヴィネサタ「………」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:11:43.22 ID:Q7U+rbkV0
ヴィーネ「ね、ねえサターニャ…サターニャが急にそんな力を手に入れたのって、ホントにその手に付けてる指輪のおかげなの?
いったいどこで買ったのよ…?魔界通販…じゃないわよね」


サターニャ「ええ?いやこれは、昨日、茂みの中で拾ったのよ。急に呼ばれたような感じがして、その声の方向に行ってみたら…」


ヴィーネ「ひ、拾ったって…そんな…」


ラフィ「…………、ええっとサターニャさん、その指輪、ちょっとみせてもらえませんかね」


サターニャ「え、い、嫌よ!何よアンタ!これは私が拾ったんだから私のものよ!?それに今、これ取って力を失ったら、
絶対ガヴリールのやつに仕返しされるじゃない!」


ラフィ「いえ、ですが…」


ヴィーネ「サターニャ、その指輪、やっぱり何か変よ!そんな急にすごい力が身につくだなんて、
何かおかしなアイテムかもしれないし、いったんちょっとラフィにみてもらって…」


サターニャ「いやだっていってんでしょ!もう、わたしもう帰るからっ!!」


ヴィーネ「あ、ちょ、さ、サターニャ!?」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:13:09.30 ID:Q7U+rbkV0
ヴィーネ「どうしよう、行っちゃった…どうおもうラフィ…?」


ラフィ「う〜ん、駄天したとはいえ、天使学校主席のガヴちゃんが手も足も出ないだなんて…
何かとてつもない力を秘めた指輪なのは間違いないですが…変な副作用があったりするかもですし…やっぱり調べたほうがいいと思うんですけど」


ヴィーネ「ああ、サターニャったら…昔っから落ちてるものとか平気で拾い食いするような子だったけど…
あんなヘンテコな力をもつ指輪を拾うだなんて…」


ヴィーネ「ん?指輪…??」


ラフィ「……?どうしたんですか、ヴィーネさん」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:14:29.97 ID:Q7U+rbkV0
ヴィーネ「いえ…力をもつ指輪って…なんかどこかでそんな話を聞いたことがあるような…ごめんちょっと、思い出すわ…

ええと確か…小さいころ聞いた魔界のおとぎ話で…」


ラフィ「…私のほうでも、指輪のことちょっちググって調べてみましょうかね。うーん、
それにしても、なんだかちょっぴり嫌な予感がしますねえ…」


ラフィ「大丈夫でしょうかサターニャさん…、どーしましょうか、ね、ガヴちゃん?」



床に倒れこんだままのガヴ

ガヴ「……はっ、知らねーよ、あんなアホ悪魔のことなんて……」


…………
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:17:58.30 ID:Q7U+rbkV0
…その後


その日の夜 サターニャの家



サターニャ「あー、今日はほんとに楽しかったわ!まさかあのガヴリールに完勝する日が来るだなんて!
このままホントに大悪魔として名を馳せる日も近いかしらねっ」


「ふふ…指輪の力、気に入ってもらってなによりだよ、サターニャ」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:18:56.96 ID:Q7U+rbkV0
サターニャ「ええ、ホント、この指輪さまさまだわ……、ってえええ!?だ、誰よアンタ、い、いつのまに私の部屋に!?」


男の子「ふふ…そんなに驚かないで…サターニャ」


サターニャ「いやいや…驚くに決まってるじゃないの!なんなの!一体誰なのよアンタ!」


男の子「僕はまあ…その指輪の持ち主、っていったところかな」


サターニャ「……っえ?」






(後半に続く)

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 21:19:35.28 ID:Q7U+rbkV0
今日はここまでで。後編は余裕があったら明日投下します
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 01:25:41.70 ID:E7u6qMWho
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/19(土) 02:13:21.87 ID:W2TVaFPXO
乙 どーなる
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 12:42:50.83 ID:zzISWOioo
セックスやろなぁ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 17:28:02.68 ID:Vgec0Djs0
後半

サターニャ「その頭の角…アンタも悪魔ね…あ、もしかして…昨日指輪を拾った時に私をよんだのって…」


男の子「そう…サターニャを指輪がある所まで導いたのは僕さ…だってサターニャは見事、当選したんだから!
その指輪に適合する100000000000分の1の悪魔に、ね!」


サターニャ「えーー!!なにそれすごい!!それってなんかよくわかんないけど、商店街のガラガラでティッシュ以外の何かが
当たるくらいの確率なんじゃないの!?」


男の子「いやいや、もっとだよもっと。なんかもう、ハルマゲドンとかが偶然、3夜連続で起きちゃうくらいの確率さ」


サターニャ「なにそれよくわかんないけど、マジすごいじゃない!!やっぱ私、偉大なる大悪魔になる器だったのねっ!!!いやまあ、わかってたけどっ!!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 17:30:50.65 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「ん…、あれ…けど、さっきの話だとこの指輪の持ち主ってアンタなのよね。ってことは、この指輪、アンタに返さなきゃいけないんじゃあ…」


男の子「いやいや、違うんだサターニャ…その指輪はもう君のものだ…今や、その指輪を使いこなせる悪魔は君しかいない」


サターニャ「あ、そーなの!よかったわ!!」


男の子「けど、その代わりにお願いがあるんだけど」


サターニャ「お願い?何よ一体…?」


男の子「僕を君のそばにおいてほしいんだ…」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/19(土) 17:33:31.23 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「はあ?そばに置いてほしいって…何よそれ?」


男の子「サターニャほどの実力と才覚、知力をもったグレートな悪魔は他にいない…そう、その指輪を使ってサターニャが、
この世界すべてを総べる大悪魔になるための手助けを僕にさせてほしいんだ」


サターニャ「へえ…なによアンタ…結構話がわかるじゃない。いいわ、それじゃアンタを私のそばにいることを許してあげる」


男の子「ふふふ…ありがとうサターニャ?それでさっそくなんだけどサターニャ。君はまだまだ、その指輪の使い方がわかっちゃあいない」


サターニャ「え?」


男の子「実は今日もこっそり見ていたけど、指輪の力は、ネトゲのメンテとかレアアイテム消したりとか、あんなしょぼいレベルじゃないんだ…
まずは力の使い方を僕が、しっかり教えてあげるよ。

それさえ学べば、全世界を総べることだって、天界の連中を消滅されることだって簡単なんだから」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:35:24.31 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「え、え!なにそれ!すごいじゃない!それじゃ、さっそく教えてちょうだいよ!?」


男の子「ふふ、流石は指輪の適合者。すごい意欲だ…、まずはそうだね…
そう…さっきサターニャと一緒にいたあの3人がすごく気がかりだったんだ…

あの相当強力そうなにっくきクソ天使2匹に、あの天使臭い下級悪魔が1匹…」


男の子「アイツら、サターニャが大悪魔として大成するためには、かなり邪魔になりそうだから、消しちゃおっか、指輪の力で」


サターニャ「は?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:37:00.50 ID:Vgec0Djs0
ばん!


ガヴ「サターニャ!!」


サターニャ「が、ガヴリール!?それにラフィエルにヴィネットまで!な、何よアンタら急に人んちに!不法侵入!!」


ガヴ「あっほか!言ってる場合か!いいから、とっととその指輪はずせバカ悪魔!!」


サターニャ「え?」


ラフィ「サターニャさん!私達さっき、指輪の話をヴィーネさんから聞いてきたんですっ!」


ヴィーネ「細かい話はあとでするから、はやく!お願いサターニャ!!」


サターニャ「え、え??」

42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:38:50.82 ID:Vgec0Djs0
男の子「はは、いいタイミングだね、じゃあさっそくサターニャ教えてあげる」


サターニャ「え、あ、あれ…?体が勝手に…」


入ってきた3人に右手をむけるサターニャ


ガヴ「お、おい、サターニャ!!」


男の子「指輪の力はこうやって使うんだ」


突然、黒い霧に包まれる3人


ヴィーネ「あ、な、何よこの霧…!か、体が薄くなってきて…」


ラフィ「な、なんですか…この霧…あ、あらがえません…さ、さたー…にゃ…さ」


ガヴ「ちょ…な、になってんだ…ば、バカ…あ…く……」


ガヴ「……ま」


……………
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:39:57.42 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「え、あ、あれ、ちょ、ちょっと3人とも!?」


…………


サターニャ「…ねえ、3人とも消えちゃったわよ?」


男の子「ふふ…これがホントの指輪の使い方さサターニャ…3人を、時空のはざまにとばしたのさ。もう、ここにはいない」


サターニャ「はえー、何よそれ!??なんだかよくわかんないけど、すごいのねえ…!な、なんか今の、超、大悪魔ぽかったわ!!」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:41:17.19 ID:Vgec0Djs0
男の子「ふふふ…、まあ、こんな感じで、指輪の使い方はまだまだ僕の方が知ってるから、これからいろいろとエグイやつ、教えてあげるよ、サターニャ」


サターニャ「ふーん、まあ、いろいろ使い方が難しいのねーこの指輪!!ま、このサターニャさまの手にかかればマスターする日も近いとは思うけどね!!」


男の子「ふふ…その意気だよサターニャ」


サターニャ「ふっふーん!!……それで?」


男の子「え?…なんだい、サターニャ」


サターニャ「え?いやだから、あの3人をココに戻すのはどーしたらいいのよ」


男の子「は?」


サターニャ「え?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:43:03.45 ID:Vgec0Djs0
男の子「サターニャ…いま…なんて…」


サターニャ「いや…3人を一瞬で、ジゲンのナントカとかいう、よくわかんない異国の地にとばせるなんて、この指輪の力がなんかすごいのはわかったわよ。
元に戻す方法を聞いてんの、どーすりゃいーのよ」


男の子「いやいや…」


サターニャ「ぷぷぷ…ガヴリール達、一瞬で外国に瞬間移動してきっと今頃、腰抜かしてるわよ」


男の子「いやいやいや…」


サターニャ「ほら早く…はやくもとに戻してその様子がみたいんだから、はやく教えてったら!!」


男の子「何言ってんだよっ!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 17:51:35.07 ID:lezwa1nSO
KBTITK「今からお前をお前を芸術品に仕立てや・・・仕立てあげてやんだよお前をげいじゅつし・・・品にしたんだよ!お前を芸術品にしてやるよ(妥協)」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:51:46.16 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「はあ?何よアンタ…急に大声あげて…私何か変なこと言った?」


男の子「どうもこうもないよ!せっかく僕が、君が大悪魔になるために一番、障害になりそうな連中を消してあげたのにっ!
3人はもうこっちには戻せない!決まってるだろっ!」


サターニャ「はあ?何言ってんのよアンタは、そんなことできるわけないでしょうが…いいからほら…ああもう…早くしなさいよほら」


男の子「はああ!?ば、ばっかじゃないのっ!!サターニャ、君は…僕の…、指輪の力に適合した悪魔だってのに…、
あんなカスみたいな連中に何こだわってんだよ!」


サターニャ「…はあ?カスって…、何言ってんのよアンタ…」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:53:13.11 ID:Vgec0Djs0
男の子「いやいや、だってそうじゃないかっ!悪魔のくせに天使となれ合ってる悪魔失格みたいなしょうもない雑魚悪魔に、宿敵たるにっくき2匹の天使!

大悪魔になるっていってる悪魔のそばにいるには、とるにたらない連中じゃないかっ、とっとと消しておいたほうが…!」


サターニャ「はあ…」


男の子「…えっ」


サターニャ「あのねえアンタ、ちょっと加減にしときなさいよ…」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:56:44.63 ID:Vgec0Djs0
男の子「い、いやいや…、なんだよそれ…はは…ま、まさかあんな3人をバカにされたから怒ったわけ!?悪魔が…!?それも大悪魔になろうってやつが!?」


サターニャ「はあ?何言ってんのよ。いや、別に怒ってはないけど…?」


男の子「い、いや怒ってるよ、うそ、そ、その目…サターニャ、君……そんな顔もできたんだ……」


男の子「…今まで君をみてきて、一回もみたことない顔…!じ、自分じゃ気づいてないの?、
す、すごいな…ホントはただのバカかと思って不安におもってたけど…
や、やっぱり…僕の……、指輪の適合者だけのことはあるね…は、はは…!」


サターニャ「なにわけわかんないこと言ってんのよ、ほら、アンタ………、ちょっとこっちいらっしゃい」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 17:59:23.58 ID:Vgec0Djs0
男の子「は!ぼ、僕に攻撃する気!?い、いやいや…けど、そ、その指輪の力を使って僕を攻撃しようってんなら無駄だよ、僕には通用しないんだっ!
だって、その指輪に込められた力の源は元々は…あいたぁっ!」


男の子のおでこにデコピンするサターニャ


男の子「な、何すんだよっ!」


サターニャ「は、なーんかアンタ、最初に見た時からどっかで見た顔だと思ったら、その口癖といい…ガキのくせに利口ぶった態度といい…
アイツそっくりだわ…


サターニャ「あーなんか、あれだわ。アンタみてると、アイツを相手してるみたいで、頭ワシャワシャしたくなってきたわ」


男の子「は、はあ!?急に何言って…、って、てか、あ、アイツって一体誰のこと…」


サターニャ「わたしの弟よっ!!」


男の子「あ、ちょ、う、うわ…な、なにすんだよ、こ、こら、や、やめろ…!!」わしゃわしゃわしゃ…!!
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:03:37.98 ID:Vgec0Djs0
男の子「ちょ、や、やめ…頭をくしゃくしゃにすんな…って、ていうか、力強っ、痛い、痛いってば!」


サターニャ「いーい?まず一つ教えておいてあげるけど、ガキのくせにそんなS級悪魔でも言わないような口ばっかり聞いてたら、
今時は、魔界でだって、追放レベルなんだから気をつけなさいよね」


男の子「は、はあ!あ、悪魔のくせに何言ってんだ!!っていうか、ガキって誰に言ってんだ!
まったくこれだから今時の軟弱な悪魔は…!僕らのときはもっと…いたいたいたい…!!」わしゃわしゃわしゃ…!!


サターニャ「口答えすんじゃないわよ!!」


男の子「あ、いたたた…!」わしゃわしゃ…
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:09:15.08 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「それとまあ、ま、だれもいないし、別にいいかしらねー、一応、これも言っておくけど」


男の子「は、はあ!?な、なんだよ、いた、いたいって!」わしゃわしゃ…


サターニャ「あのねえ…まず、ヴィネットは、確かに悪魔の風上にもおけないお人よしな駄目悪魔だけど、そこがなんだかんだ
ヴィネットの一番いいところで…、私が人生で一番信頼してる古くからの親友なのよね。


…そんで、ラフィエルは天使のくせに腹黒いとんでもないやつだけど、一緒にいて悪くないし、むしろ最近は結構…
まあ、あれだし…アイツと一緒にいて楽しかったりもするしさあ…」


サターニャ「そんでもってさ、……ガヴリールのドアホにいたっては
この大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェルの生涯のライバルなんだからさあ…!

大悪魔として、一生の付き合いになる相手なんだから…あのアホがここでいなくなったら、わたしは誰と勝負すりゃいいのよ…!


サターニャ「要するに、アイツらがいなくなったら、大悪魔たる私が、つまんないっていってんの。
おーい、わかってんの?、お姉ちゃんの言ってることー?」


男の子「だれがお姉ちゃんだ誰がっ!!ってか、いたいいたい、わしゃわしゃしすぎだからっ!!いだだだだだ…!!!
お、怒ってるじゃん!やっぱ怒ってるじゃんか!お、怒ってんのはわかったから、ちょ、やめろってば!!!」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:13:53.14 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「ああはいはい、お仕置きもここまでにしといてあげるわ」


男の子「はあ…はあ…こ、このクソガキ悪魔…だれにむかってこんな…!」


サターニャ「はん、ガキって…どうみたってアンタのほうがガキじゃないのよ…
てか、このサタニキア様を差し置いて、ガキのくせにいっちょ前に悪魔ぶった口聞くからよ!ほら、わかったらとっとと3人をもとに戻しなさいよ」


男の子「……ふん、3人を戻す方法は簡単だよ。その指輪をはずせばいい」


サターニャ「え?」


男の子「指輪の適合者は、指輪を体から離すと力を失う…、3人を次元のはざまに閉じ込めている力は、もともとは指輪に込められた力だから…
指輪をはずせば、おのずと3人も元の世界に戻るよ」


サターニャ「ふーん、何よ簡単じゃない、指輪を外せばいいのね」


男の子「簡単…か、…、ふふ…あはははははは!!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:16:15.89 ID:Vgec0Djs0
男の子「確かに指輪を外すことは簡単だ…けど!!」


男の子「これだけは言っておく!指輪は一度外すともう同じ悪魔は、二度と身につけることができない!できないんだ!!
ふふ…つまり、君はあのちっぽけな3人を助けるために指輪をはずせば、もう二度と指輪の力を得ることはできな… 


サターニャ「あっそ、はい、じゃあこれ、もうアンタに返すわね」ぽいっ


男の子「って、ええええええーーーーーー!!!」
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:18:48.65 ID:Vgec0Djs0
とっとと右手から指輪を外して男の子に返すサターニャ


ずずず…


すると、部屋に漆黒の闇の渦があらわれ、中から、ガヴ、ヴィーネ、ラフィが姿を現す。


サターニャ「あ、ほんとね戻ってきたわ…、ってあれ、なんなのこいつ等、意識失って眠ってんじゃない…つまんないわね……」


サターニャ「まあ無事そうだから別にいーけど、ん?どーしたのよアンタ」


男の子「……うそだろ、し、信じられない…指輪の力を天秤にかけても、迷わずその3人を助けることを選択するだなんて…、
何考えてんだ!ば、ばっかじゃないの!」


サターニャ「何よ、バカとかいわないでよ!」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:22:05.43 ID:Vgec0Djs0
男の子「いやバカだろ!サターニャ、これでもう君は指輪の適合者じゃなくなった!
指輪に適合する100000000000分の1の悪魔ってのは、冗談じゃなくてマジの話だったのに!!
大悪魔になるっていう君の夢も閉ざされたも同然なんだぞっ!」


サターニャ「え、なんでそーなんのよ?はんっ、そんな指輪の力なくたって別に、大悪魔になってやるわよ」


男の子「いやいやいや!素の状態じゃ何の力もない下級悪魔のクソガキがふざけんなよっ!
だいたい、こんなちっぽけな3人の命を優先するようなバカ悪魔が、大悪魔になってこの世界をどう総べるっていうんだよっ!」


サターニャ「へえ…聞きたい…?将来、大悪魔になる私の崇高なる統治プランを…ふふ」


男の子「なんだって…?」


サターニャ「聞きたいのね…いいわ、聞かせてあげる。わがサタニキアの偉大なる計画を!」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:25:26.47 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「まず…もちろん最初に目指すはこの人間界での世界征服だわ…そう、この人間界を完全に我がものとし、
その後、天界への征服へとコマを進める計画よ」


男の子「はん、口先だけならなんとでもいえるからね!?けど、君の力なんかじゃあ人間相手にだって支配するなんてことは…」


サターニャ「人間界を征服した暁には、そう、まずは魔界での我が拠点…『胡桃沢洋菓子店』の店舗を世界各国に展開するわ!」


男の子「いやだから、まず征服するなんてことが……、って…え」


男の子「あ…、よ、洋菓子…?お、おまえ…な、なにいって」


サターニャ「もちろん人間どもはその各店舗での労働を強いることになるわ…そう、徹底的に叩き込むことになる…
わが胡桃沢家に伝わる地獄の洋菓子のレシピを、ね!!」


男の子「え…いや…あの…」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:28:21.26 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「もちろん計画はこれにとどまらないわ…、各店舗で働く人間どもは、そのお給料の一部をこの私に献上するためのメロンパンにあててもらう…
そう、メロンパン税の導入を行うことになるわ!…ふふ…」


男の子「ちょっと…」


サターニャ「そして…そうねえ…あーあとは、人間界での凶悪な猛獣、イヌを徹底的な監視に勤めるわ。飼い主のいないノライヌは、
このサタニキア様に歯向かう存在とならないように徹底保護する政策を進めるし…
それから、偉大なる香辛料、七味唐辛子の大量生産…、それと、グラサンをかける人間は、なんか見た目が怖いからはずすような政策を…」


男の子「いやいや!!お、お前やっぱただのバカだろっ!サターニャ!」


サターニャ「はあ!?いやだから人のことバカとか言ってんじゃないわよ!それに人の話は最後まで聞きなさい!
これから天界制圧編の話をするんだからっ!天界への侵攻はまず下界で貯めた資産をもとに、天界の一等地に胡桃沢洋菓子店を…」


男の子「いや天界編もだいたい同じじゃねーかっ!聞きたくないわ!
し、信じられない!!長年待ち続けた指輪の適合者がお前みたいな大バカだったなんてっ!!最悪だ、バーカバーカ!!」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:32:54.30 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「何よバカバカいわないでよっ!ったく…、このサタニキア様の偉大なる計画が理解できないだなんて、
やっぱアンタはまだまだお勉強が足りないようね」


サターニャ「アンタもういいから、とっとと魔界に帰りなさいよ。
魔界で勉強しなおしてもう少し利口になったら、このサタニキア様の弟子にしてあげてもいーわよ」


男の子「いやいやっ!そんなこと最初から頼んでないしっ!っていうか、誰に向かっていってんだ!
も、もういいっ!お前なんか知らないよ、ば、バーカバーカ!!」


そう言って、部屋の窓から飛び去る男の子の悪魔


サターニャ「ったく…、なんなのよアイツ…、ほんと生意気なやつねえ…」


ガヴ「う、ううん……」


サターニャ「あれ、ガヴリール、気が付いたの」


ガヴ「え、…あれ…ここは…一体何があったんだっけ…」


……………

……………
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:35:26.52 ID:Vgec0Djs0
………

………



下界の夜空を飛行する男の子の悪魔


男の子「…なんだよアイツ…、せっかく長いこと待って指輪の適合者を見つけたというのに…、あのガキを利用して…
これでやっと、天界への昔年の恨みを晴らし…大悪魔として返り咲くことができるとおもったのに…」


男の子「………」


男の子「……けど、あのサターニャとかいうやつ…ほんとバカだな…指輪の力より、あんなちっぽけな天使や悪魔を選ぶだなんて…、
それに大悪魔になった時の計画が洋菓子店だのメロンパンだの…ほんと笑っちゃうよ…」


男の子「今時の悪魔ってみんなああなのかな…、
なんか、アイツを……サターニャをみていると…、天界への仕返しや支配のことばっかり考えて生きながらえてきた僕がバカみたいになってきた…」


男の子「…」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:39:19.79 ID:Vgec0Djs0

ぽちゃん


近くにあった大きな湖に指輪を投げ捨てる男の子の悪魔


男の子「この指輪はもういらない…」


男の子「この先、また長い年月をかけて新たな指輪の適合者を待つだけの力はもう、僕にはない…僕のほうの計画はおじゃんだよ…サターニャ」


男の子「…目的もなくなっちゃったけど…仕方ない…、アイツの言う通り、一度帰ってみようかな…魔界に…」


男の子「……長く生きてきて、悪魔なりにいろいろなことを学んだり体験してきたけど、流石にお菓子作りは、勉強したことはなかったな」


男の子「………魔界でお菓子作りでも新しく学んでみて…、一流のパティシエにでもなったら……

そうしたら大悪魔になった時、僕を雇ってくれるかな…サターニャ」


…………

…………
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:42:40.98 ID:Vgec0Djs0




………

むかしむかし。そうとうむかし。


魔界のすべてを支配するとある大悪魔がいました。


その大悪魔は、絶大なる魔力と野望を秘めており、天界さえも我がモノにしようと、天界の天使達とケンカをはじめました。


しかし、惜しくも天界に敗れたその大悪魔は、もう二度と、そんな悪魔的行為(デビルズアクション)ができないよう、
にっくき天使たちによって、魔力の大半をとある指輪に封印されてしまったのでした。


力を失い、隠居するはめとなった大悪魔は、自分をこんな目にあわせた天使たちへ仕返しすることに決めました。


彼は自分に残されたなけなしの魔力を、長く生きながらえることだけに使いました。


そうすることで、指輪に封印された魔力に適合する悪魔が…、言ってみれば、自分の絶大な魔力と意志を継ぐ大悪魔が、
魔界に新たに誕生するまで、いつまでも、いつまでも待ち続けることにしたのです。


その大悪魔は、いまでもこの世界のどこかでその後継者の存在を待ち続けている、と噂されています。


自分ではもう使うことができない、自身の魔力が封じられた指輪を手にしながら。



……………

……………
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:45:06.48 ID:Vgec0Djs0

それから翌日の話…

ガヴリールの家


ヴィーネ「昨日、サターニャが身につけてた指輪…。まさか、小さいころ学校で習ったおとぎ話がホントの話だったとはね…」


ガヴ「いやいやいやいや…ヴィーネ…、その話さあ、よくよく考えたら、どー考えても嘘っぱちだよ…」


ヴィーネ「え?」


ガヴ「いやだって…天使と悪魔なんて昔っから、なあなあな関係で争った話とか聞かないし…」


ラフィ「天界サイドの歴史の授業では、そんな話聞いたことないですしね…なにより、そのなんか、あの、世界観が合いませんし…」


ヴィーネ「いやなんだ世界観って!」


ガヴ「そんなネトゲの世界みたいにあるような話がさ、現実にあったわけないじゃんか…冗談はヴァルハラ王国だけにしろって話よ、やれやれ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:52:08.67 ID:Vgec0Djs0
ヴィーネ「いや何よガヴリール!だいたいアンタ、昨日は私がこの話思い出して聞かせた瞬間、誰よりも血相変えてサターニャの家に向かってったくせにっ」


ガヴ「別にあんなアホ悪魔のことで血相変えてまーせーんー、いい加減なこといわないでくーだーさーいー」


ヴィーネ「はああ!?何よそれ、すっとぼけてんじゃないわよっ!」


ラフィ「ま、まあまあ…まあ、結局、真相は分からずじまいですが、いずれにせよ絶大な魔力を秘めた
危険そうな指輪だったことはおそらく事実ですし…、サターニャさんが自分から指輪を外してくれたみたいで、話が解決してよかったです」
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:53:53.49 ID:Vgec0Djs0
ヴィーネ「けど、私、実は昨日のこと途中から記憶があいまいなのよね…、確かサターニャの家に3人で向かっていって、
それからの話がよく覚えてないんだけど…」


ラフィ「わたしもです。サターニャさんの家に着いたかと思ったら、気づいたら3人してサターニャさんの部屋で眠っていたんですよね…
一体、なにがあったんでしょう」


ガヴ「馬鹿だなあ二人とも、そんなの決まってんじゃん、昨日の出来事は全部夢だったんだよ…」


ヴィーネ「はあ?何言ってんのよガヴ」


ガヴ「いや、だってさあ」


ばんっ


サターニャ「がヴりーーーるうう!アンタの生涯のライバル、サタニキア様が来てあげたわよー!さっそく勝負をしなさい!」

66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:56:24.96 ID:Vgec0Djs0
………

サターニャ「いだだだだ…、ちょ、急に、ほ、ほっぺ…ほっぺをつねるにょは…ひ、ひぎょうよ、がふゅりーる!!」


ガヴ「このわたしがサターニャに負けるわけないじゃん」にっこり


ラフィ「あらあら〜現実逃避ですねガヴちゃん、全部なかったことにしたいんですね、サターニャさんに敗北した事実を」にっこり


ガヴ「ううん、負けてない!私負けてないよっ!ほら、今だって!断然私のほうが強いし!」
ぎゅう〜


サターニャ「あいだだだだだ…ひゃ、ひゃめてよお!!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:58:04.86 ID:Vgec0Djs0
ヴィーネ「まあ…べつに終わったことだし、いまさら、夢でもなんでもいいけどね」


サターニャ「あいたた…なによ…一体なんの話してたよ」


ラフィ「サターニャさんは、いつものサターニャさんが一番素敵です、って話ですよ…うふふ…」


サターニャ「はあ?何よ気持ち悪いわね、そんなことより、ガヴリール!不意打ちとは卑怯じゃない!正々堂々と、さっそく私と勝負を…」


ガヴ「はん…正々堂々とか悪魔が何言ってんだバーカばーか」


サターニャ「いやだから、バカっていうなあ!!」


ガヴ「………、そんなことより、アホ悪魔」


サターニャ「あん?なによガヴリール」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 18:59:19.28 ID:Vgec0Djs0
ガヴ「……その、おまえさあ…、なんであの指輪、手放す気になったんだよ?よくわかんないけど、
なんだかんだ、あれのおかげで、めちゃくちゃすげー力手に入れてた感じだったのに…」


サターニャ「はあ?そんなの決まってんじゃない、アンタたち3人が…」


ヴィネラフィガヴ「え?」


サターニャ「あ、いや…、……、」

69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 19:01:31.91 ID:Vgec0Djs0
サターニャ「……、ふふん、私を誰だと思っているのよ?そんなの決まってるじゃない
必要ないからよ」


サターニャ「私は、大悪魔…胡桃沢=サタニキア=マクドウェル!
あんなちっぽけな指輪の力を借りずとも!このサタニキアにはすでに絶大なる力を秘めているわっ!

見てなさいよ3人とも!!
魔界も天界も、そしてこの下界も、すべてこの大悪魔が掌握してやるんだからっ!!覚悟しておくことねっ!!」


ヴィネガヴラフィ「……………」


ヴィーネ「あー、なんだかこれでこそ、サターニャって感じね。はあ…私、なんだか今日も平和な一日の始まりを感じるわ」


サターニャ「はああ!いや、何言ってんのよヴィネット!」


ラフィ「ええ、ええ、これでこそサターニャしゃんです…ほんと、おもしろすぎ…、い、いえ、かっこいいれす!
ほんとサターニャさんだいしゅき!しゅきい…!」だらだら…


サターニャ「汚っ!!いや、だからなんでよだれダラダラ垂らして悦に入ってんのよっ!あんた天使なんだから、
ちょっとはこの大悪魔の存在に危機感を覚えないさいよねっ!」


ガヴ「(…………)」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 19:11:49.14 ID:Vgec0Djs0
ガヴ「………、ふふ」


ガヴ「……やっぱお前って、ホントバカだな、サターニャ」


サターニャ「はああ!いやだから、何度も何度もバカって言わないでよ!」


ラフィ「あらあら、どうしたんですか、なんかちょっと楽しそうですねガヴちゃん」


ガヴ「べ、別になんでもないしっ………、さーてと、わたしはいつもみたくネトゲしようかね」


サターニャ「ちょ、が、ガヴリール、無視しないでよ、だからわたしと勝負を…!」


ヴィーネ「それじゃ、わたしはお茶いれるわね、サターニャは紅茶でいいわよね」


サターニャ「いやヴィネット、いやだからアンタは、わたしの話を無視しないで、もっとちゃんと聞いて…」


ラフィ「わたしは無視しませんよサターニャさんっ!わたしはそんなサターニャさんを応援してますからねっ!ドンマイン!グッジョブ!」


サターニャ「………」



………

サターニャ「………こ、この…」ぷるぷる…


サターニャ「ああもう、なんなのよアンタら、なんなのよもおーーーっ!!!」




偉大なる大悪魔のお話

おしまい
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/08/19(土) 19:12:43.25 ID:Vgec0Djs0
サターニャが最近誕生日だったそうなので、サターニャメインの話を書きました
感想お待ちしてます。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 20:35:10.32 ID:06ocpkoC0
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/20(日) 10:13:26.39 ID:Sk7t+eN2O
乙 サターニャさんすこ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 07:56:39.14 ID:DuD5thjWO

普通に面白かったわ
サターニャさんはやっぱりイケメン姿が似合うね
49.66 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)