従姉妹「ママでちゅよ〜!!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 21:19:57.10 ID:Oa2zGvO9O
従姉妹「では、全力でお姉ちゃんに甘えてきなさい」

少年「そんな」

従姉妹「あんたが考えうる全ての手段でもって甘えてきなさい」

従姉妹「お姉ちゃんが受け止めてあげる」

少年「僕の、全力で…?」

従姉妹「そう」

少年「…」

従姉妹「できないの?」

従姉妹「あんたの好きって気持ちはその程度なの?」

少年「…っ」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 21:58:05.28 ID:Oa2zGvO9O
彼女と初めて会った日を、僕は今でも憶えている。

父も、叔父さんも叔母さんも、あわただしく右往左往しながら僕らの引っ越し用の荷物を片付けていた。

思春期はまだまだ先だったけれど、僕はもうしっかりと大人のふるまい方を学んでいて、邪魔にならないよう隅っこで大人しくしていた。

ふいに、視界の端の方で、白い花柄のワンピースが揺れた。

「退屈?」

彼女が、いた。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 21:59:57.62 ID:Oa2zGvO9O
「一緒にあそぼ」

当時は彼女の方が僕より背が少し高かった。

彼女は美しく大きな目をきらきらさせ、僕を見下ろし、素敵なえくぼを浮かべて微笑んでいた。

「きみ、いくつ?」

「ふーん。じゃあ私は今日からお姉ちゃんだね!」

彼女は、僕の手を引っ張ってぐんぐんと歩きはじめた。

初めて見る街並みに緊張していた僕に、彼女は色々と案内してくれた。

この公園はヘビが出るから危ない、この家の犬は人なつっこい、この駄菓子屋のおばあちゃんは優しいからおまけしてくれる…

人見知りだった僕は、何回も口を開きかけては閉じることを繰り返していた。

それでも、歩きながら僕が彼女の手をぎゅっと握ると彼女も握り返してきて、僕はとてもしあわせな気持ちになった。
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:15:26.50 ID:Oa2zGvO9O
夏の太陽が照りつける、暑い日だった。

汗をまとってきらめく彼女は、美しい宝石のようにみえた。

僕の視線に気づいた彼女は、身体を少し屈めて真っ赤な顔にいたずらな表情を浮かべて、食らいつかんばかりのまなざしで僕を見るので、僕はおどおどとしてしまった。

すると急に彼女はくすくすと笑い出し、再び僕の手を握りしめると、今度は走り出した。

僕は足をもつれさせながらも、彼女の速度についていこうと懸命に走った。

汗の結晶が、ふたりの体から雨のように降りそそいで、僕たちは馬鹿みたいに声を上げて笑った。
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 22:19:49.79 ID:oPaRT7eSO
>>23
誰だ今の
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:23:38.97 ID:Oa2zGvO9O
少年「ママーーーー!!!!」ギャンッ

従姉妹「!?!?!?」

少年「ママーー!!甘えていい!?」

少年「僕、ママに甘えていいーー!?!?」

従姉妹「…ぃ」

従姉妹「いいわよ!!来てっ!!」バッ

従姉妹「いっぱいママに甘えてぇ!!///」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:28:28.28 ID:Oa2zGvO9O
少年「ママアアアアアア!!!」

スリスリスリホオズリホオズリワシャワシャワシャ

従姉妹「ママよっ!///ママよっ!!///」

従姉妹「私がママよおおおおおッ!!」

少年「オギャアアアアアア!!!!」

少年「バブ-バブ-!!」

従姉妹「んんっ///もうっ!甘えんぼさんなんだからっ♪」

従姉妹「ママちゅき!?ママのことちゅきなんでちゅかぁーー!?」

少年「ジュギイイイイイイイイッ!!!!!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:33:27.71 ID:Oa2zGvO9O
従姉妹「ママのっ!んっ、どこがちゅきぃ!?」

少年「お◯ぱい」

従姉妹「…」

少年「…」

・・・

少年「ンアアアアアアアアアアア!!!!」

スリスリスリスリワショワショワショワショワショ

従姉妹「アアアアアアアアアアアア!!!!!」

少年「オギャ-!!オギャ-!!」

従姉妹「チャ-ン!!ハ-イ!!」

少年「バブ-!!!」

従姉妹「アババ!!アバババババババ!!!!!」


ーーーーーー
ーーーー
ーー
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:36:55.67 ID:Oa2zGvO9O
少年「…」ハァハァ

従姉妹「…」ゼ-ゼ-

少年「これが、ぼくの全力です」ハァハァ

従姉妹「う、うん…よくわかったわ」ゼ-ゼ-

少年「…しにたい」

従姉妹「なんか、ごめん」

少年「いえ…」

従姉妹「すっきりした?」

少年「なんかよくわかりませんでした」

従姉妹「だよねー」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:41:34.40 ID:Oa2zGvO9O
従姉妹「お風呂貸して…」

少年「はい」

従姉妹「のぞくなよっ♪」

少年「はい」

従姉妹「はいって…まぁいいや」スタスタ

少年「…」

従姉妹「一緒に入る?」ヒョイ

少年「はい」

従姉妹「なんちゃって…ええっ!?」

従姉妹「だっダメダメダメ!!
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/18(金) 22:43:24.68 ID:Oa2zGvO9O
少年「ままー」

従姉妹「調子のんなっ!!」

ボカッ

従姉妹「このエロマジンガーZがっ!」

少年「すいませんすいませんすいません」


おわり
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 22:44:20.59 ID:Oa2zGvO9O
ありがとうございました。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/18(金) 23:40:42.07 ID:orSzSwiV0
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/19(土) 02:57:40.94 ID:1zEHzttCo
こういうの好き
15.20 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 新着レスを表示
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)