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P「今の765プロに足りないのは『修行パート』だ!」伊織「は?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:21:13.47 ID:BwkSZp6H0
伊織「…」
P「…」
伊織「…」
P「今の765プロに足りないのは…」
伊織「いや、聞こえてんのよ!聞こえた上での沈黙よ!何よ、『修行パート』って!?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1502767273
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:24:17.81 ID:BwkSZp6H0
P「『修行パート』っていうのは物語によくある登場人物がレベルアップするための…」
伊織「だからそういう意味で聞いてるんじゃないっての!なんでこんなに伝わらないのよ!?」
P「悟りのために仏道に挑んで…」
伊織「多分だけどそれWikipediaからの引用じゃない!?」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:28:01.77 ID:BwkSZp6H0
P「まぁ冗談はこの辺にしておいて…765プロには『修行パート』が必要だ!」
伊織「だから…その説明をしなさいっての…」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:29:34.93 ID:BwkSZp6H0
P「知っての通り、近年芸能界では様々な勢力が台頭している」
伊織「まぁ、たしかに…一時期に比べてアイドルは増えたわよねぇ…」
P「その通り、我々の因縁の相手である961プロだけでなく、シンデレラガールズを擁する346プロ、ジュピターと秋月涼が電撃移籍をして勢いに乗っている315プロ。ザッと数えただけでもこれだけのライバルがいる」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:30:54.84 ID:BwkSZp6H0
P「我々と協力的な関係にあるとはいえ、ディアリースターズを擁する876プロも実力は充分。765プロ内でもシアター組が着々と実力をつけ、経験の差を埋めつつある…」
伊織「そんな…私たちじゃ…私たちじゃ勝てないって言うの!?」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:32:07.37 ID:BwkSZp6H0
P「そんなわけないだろ!お前たちは、俺や社長が見つけた宝石だ!誰にも負けやしない!ただ…」
伊織「ただ?」
P「…努力は必要だ。今のお前たちは言わば原石…まだまだ磨く余地がある…」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:33:34.07 ID:BwkSZp6H0
伊織「はぁ…なるほど…それが『修行パート』ってわけね?」
P「そうだ、お前たちはこんなところで埋もれるようなやつらじゃない。ここらで大幅なレベルアップをしよう」
伊織「全く…アイドルアルティメイトも取って、ランクも全員Sだってのに…まだ高みには遠いのね…」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:34:56.65 ID:BwkSZp6H0
P「どうした?嫌になってくるか?」
伊織「は?何言ってるのよ!逆よ、逆!上等じゃない、そうこなくっちゃ!」
P「伊織…やっぱりお前は最高だよ!」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:36:07.40 ID:BwkSZp6H0
P『一年だ…一年間、その間にそれぞれがレベルアップするんだ!』
伊織(その日のうちにプロデューサーはうちのアイドル全員にそう告げた…)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:37:25.01 ID:BwkSZp6H0
伊織(みんなはそれぞれがレベルアップできるように別れて行った…)
伊織(そして…)
一年後
伊織「…この街は変わらないわね」
伊織(私は海外に留学していた…)
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:38:35.36 ID:BwkSZp6H0
伊織(うちの仕事上、私にとって海外は身近な存在だった…)
伊織(私は日本だけで満足しない…より高みへ…世界へ羽ばたくために留学という手段を選んだ…)
伊織「まあ海外にいたからみんなの動向がわからなかったけど…」
伊織(そこは信頼がある…みんななら、確実にレベルアップしているという信頼が)
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:39:45.75 ID:BwkSZp6H0
765プロ
伊織「ふぅ…何故かしら、あんなに毎日通い慣れた場所だったのに…緊張するわね…」
伊織(でも大丈夫…)
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:41:05.99 ID:BwkSZp6H0
伊織(英語だけじゃない、本場のミュージカルや演劇も学んだ…)
伊織(律子や小鳥の助けになれるように簿記や経営学だって飛び級してまで学んだ…)
伊織「今の私は…」
伊織(誰よりも…輝ける!)
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:43:06.66 ID:BwkSZp6H0
ガチャ
伊織「はーい♪久しぶりー!みんなのアイドル伊織ちゃんのお帰りよー!」
シ-ン
伊織「へ?」
シ-ン
伊織「な、なんで誰もいないの…?」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:44:26.39 ID:BwkSZp6H0
ジャ-
ガチャ
P「ふぅ、いやぁ便秘気味だったからなぁ…スッキリし…」
伊織「…」ビシッ
P「べぼら!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:45:48.69 ID:BwkSZp6H0
P「いたたたた…急に何が…ん?おお伊織か」
伊織「『ん?おお伊織か』じゃないわよ!何で感動の再開がトイレ終わりなのよ!?」
P「いやぁ、2日ぶりだから中々の大物が…」
伊織「うんこの話から離れなさいよ!?こんな終始汚い再会他にないわよ!?」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:48:14.10 ID:BwkSZp6H0
伊織「だいたいなんで他に誰もいないのよ?」
P「いやいや、伊織が一番早かったんだって。みんなもうそろそろ来ると思うよ」
伊織「全く…」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:49:21.24 ID:Mq9aQxd3O
P「…しかし伊織」
伊織「ん?何よ?なんか文句あるわけ?」
P「いや、一目でわかる…成長したな!」
伊織「まぁね、自分で言うのも何だけどこの一年は血反吐を吐く思いで努力したわ」
P「あぁ、それでこそ伊織だ!」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:50:41.25 ID:BwkSZp6H0
伊織「あんたのことも置いて行っちゃうかもね」
P「ふふふ…果たしてそうかな?」
伊織「え?」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:52:03.41 ID:BwkSZp6H0
P「俺だってこの一年…遊んでいたわけじゃない!」
ゴゴゴゴゴ
伊織「え?な、何?何なの?」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:53:10.76 ID:BwkSZp6H0
P「はぁぁぁぁぁぁあ!!!」シュウシュウシュウシュウ
ゴゴゴゴゴ
伊織「な、何これ?何で事務所が揺れてんの!?」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:54:19.96 ID:BwkSZp6H0
P「はぁっ!!」ビシュウッ
ビキビキ
パリ-ン
伊織「きゃあ!?窓ガラスが割れた!?」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:55:37.04 ID:BwkSZp6H0
P「はぁ!?」バシュウ
ドコォ
伊織「か、壁に穴が…」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:56:45.96 ID:BwkSZp6H0
P「はーはっはっはっ!」
伊織「な、何なのよ…あんた本当にプロデューサーなの?」
P「ちがうな…俺は…」
P「超プロデューサーだ!!」
伊織「…ってドラゴンボールか!?」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:58:02.83 ID:BwkSZp6H0
P「へ?」
伊織「何で修行の方向性がドラゴンボールなのよ!?仮にもプロデューサーならプロデュース力磨きなさいよ!」
P「いや、プロデュースしていったら武力が必要になる場面も…」
伊織「無いから!仮にも法治国家だから!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 12:59:11.35 ID:BwkSZp6H0
P「せっかく『拡散エネルギー弾』も覚えたのに…」
伊織「技のチョイス!?せめて太陽拳くらいにしなさいよ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:00:31.33 ID:BwkSZp6H0
P「ほら、そうこう言ってる間にみんなも来たみたいだぞ?」
ガチャ
春香「おっはようございまーす!」
伊織「春香!?」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:01:32.15 ID:BwkSZp6H0
春香「あ、伊織、久しぶり〜」
伊織「久しぶり、春香…あんたも…」
春香「うん、一年間、遊んでいたわけじゃないよ!」
伊織「ふふっ…対した自信ね…でも私だって負けないわよ!」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:02:53.24 ID:BwkSZp6H0
春香「ふぅん…これでも?」スッ
伊織「ん?リボンなんてほどいてどうし…」
ドサッ
伊織「じ、地面が…」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:04:06.09 ID:BwkSZp6H0
春香「このリボン…片方約10kgの重りがついているの…」
P「つまり、両方合わせて20kg…」
春香「それを外した時、私は…」ヒュンッ
P「なっ!?」
伊織「き、消えた!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:06:29.58 ID:BwkSZp6H0
春香「いいえ、ここに居ますよ」
伊織「な、なんて速さなの…ってちがぁぁぁぁぁぁあう!」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/15(火) 13:07:15.60 ID:SkfXWviao
リボンを外しても春香とわかるだと…?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:07:38.07 ID:BwkSZp6H0
春香「え?」
P「どうした?」
伊織「だから『どうした?』じゃないのよ!?なんでどいつもこいつもドラゴンボール的な修行してるのよ!?なんでリボンがピッコロのターバンみたいになってるのよ!?なんで重りを外して超スピード出してんのよぉぉぉお!?」
春香「伊織、そんなに叫んで喉乾かない?」
伊織「こんだけツッコまれた感想がそれかい!?」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:08:49.57 ID:BwkSZp6H0
春香「あのね、伊織。伊織は勘違いしてるよ?」
伊織「何がよ!?」
春香「確かにリボンの重りはそうだけど、私は超スピードを会得したわけじゃないよ?」
伊織「え?そうなの?」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:10:26.12 ID:BwkSZp6H0
春香「当たり前じゃん。アイドルが超スピードなんか手に入れて何になるの?」
伊織「いや、それは私が知りたいくらいだけど…」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:11:34.72 ID:BwkSZp6H0
春香「私がリボンを外したことによって影が薄くなったからミスディレクションしただけだよ」
伊織「いや、黒子のバスケか!?」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:13:28.55 ID:BwkSZp6H0
春香「でもこれで変幻自在のパスが…」
伊織「あんたアイドルでしょうが!目立ってなんぼのアイドルがミスディレクションってアホかぁぁぁあ!?」
春香「…」シュンッ
P「俺はいいと思うぞ、敵に見つからないってのは攻撃を受けることも少なくなるってことだからアイドルとしては傷が…」
伊織「アイドルが受ける攻撃って何よ!?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:15:02.46 ID:BwkSZp6H0
ガチャ
真「おはようござ…って伊織じゃないか!?久しぶり!」
伊織「真、あんたもこの一年でドラゴンボールの住人になったんじゃないんでしょうねぇ?」
真「は?ドラゴンボール?何言ってるの?」
伊織「…まあ心当たりがないならいいわ」
真「ドラゴンボールって…伊織、漫画の読みすぎだよ…」
伊織「うるさいわね!あんたが一番そうする可能性高いでしょうが!」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:17:45.38 ID:BwkSZp6H0
真「僕はちゃんとアイドルとしての自分を考えたよ…」
伊織「ふぅ…やっとまともなやつが来たわ…」
真「僕のアイドルとしての武器と言えば『まこまこりん』だよね」
伊織「あら?まともじゃなかったみたいね」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:19:11.92 ID:BwkSZp6H0
真「いや、僕が感じたのは『まこまこりん』の限界…つまり…」
真「『まこまこりん』との決別だよ」
伊織「あら?やっと気づいたの?」
春香「そ、そんな…」
P「真!?正気か!?」
伊織「いや、至極真っ当な判断でしょうよ!?」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:19:53.27 ID:J43/iMf5O
期待
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:20:36.31 ID:BwkSZp6H0
P「『まこまこりん』のない真なんて…パイナップルのない酢豚と一緒じゃないか!!」
春香「そうだよ!パクチーのないエスニック料理と一緒だよ!!」
伊織「どっちも人を選ぶわ!微妙に失礼なのよ!」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:21:50.31 ID:BwkSZp6H0
真「…とは言え、僕も長年連れ添ってきたからね…最後に手向けくらいはしてやりたくってさ…」
伊織「何をしたのよ?」
真「山にこもった」
伊織「は?」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:24:41.14 ID:BwkSZp6H0
真「いや、だから山にこもって…」
伊織「何で!?何で山にこもる必要があったの!?今の流れで!?」
P「いや、修行するのに山ごもりはわりとベターだろ…」
伊織「だからあんたは漫画から離れなさいっての!なんでアイドルの修行で近所の山にこもる必要があるのよ!?」
真「近所の山じゃないよ、比叡山だよ」
伊織「余計にタチが悪いわ!何を修行用の山選んでんのよ!?」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:25:39.93 ID:BwkSZp6H0
春香「そこで野生の熊と戦って、野生の勘を身につけたんだね?」
伊織「頼むから、おかしいって自分で気づいて…」
真「そんなことするわけないだろ?」
伊織「良かった…まだ希望は残ってたのね…」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:26:52.50 ID:BwkSZp6H0
真「僕がしたのは…感謝だよ」
P伊織春香「「「感謝?」」」
真「最初は嫌いだった男の子っぽさ…父さんに無理やりやらされた空手で得た強さ…自分が求めた可愛さから生まれた『まこまこりん』…その全てに…感謝をすることにしたんだ…」
伊織「うん、ごめん、意味がさっぱりわからないわ」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:27:51.45 ID:BwkSZp6H0
P「感謝って…具体的には何をしたをだ?」
真「今回決別することにはなったけど…今まで自分自身を育ててくれた『まこまこりん』への限りなく大きな恩…」
伊織「あれ?どこかで聞いたことが…」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:28:42.03 ID:BwkSZp6H0
真「自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが…」
伊織「すごく嫌な予感が…」
真「1日一万回、感謝の『まこまこりん』をすることだった…」
伊織「HUNTER×HUNTERぁぁぁあ!」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:29:22.37 ID:BwkSZp6H0
真「え?」
伊織「それHUNTER×HUNTERでしょうが!?あんた何?百式観音でも発現させる気!?」
P「伊織、漫画の読みすぎだぞ」
伊織「あんたらの方こそねぇぇぇえ!」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:30:26.40 ID:BwkSZp6H0
真「そうしているうちに…僕の『まこまこりん』は…」スッ
P「ん?どうした真?『まこまこりん』のポーズで…」
マッコマッコリ-ン
P「!?」
真「音を…置き去りにした…」
P「ふっ…やるじゃないか…」ゴクリッ
伊織「いや、だから何!?」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:31:09.01 ID:BwkSZp6H0
春香(この歳で『まこまこりん』で音速を超えるだなんて…おそろしい…)
春香(でもそれ以上に悲しい子…日常が『まこまこりん』だったはず…今こうして…)
伊織「HUNTER×HUNTERから離れろぉぉぉぉお!」
春香「いや、私何も喋ってない…」
伊織「だいたいわかるわぁ!どうせ余計なこと考えてるでしょ!?」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:32:08.78 ID:BwkSZp6H0
ガチャ
亜美真美「「おはおはー!」」
真「あ、亜美!真美!」
春香「久しぶりだね!」
伊織「今度こそ大丈夫なんでしょうね?」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:32:56.93 ID:BwkSZp6H0
亜美「今度こそ?」
真「なんか今日の伊織変なんだよ」
伊織「変なのはあんたらの一年間よ!?」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:34:40.67 ID:BwkSZp6H0
P「お前たちはどんな修行をしてきたんだ?」
亜美「まぁ色々考えたんだけどさ」
真美「真美たちの長所って『双子』じゃん?」
伊織「いや、他にもあるでしょ…」
亜美「ただでさえ美しい顔が、二つもあることが魅力じゃん?」
伊織「よくもまあそこまで自信を持って言えるわね…」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:35:40.66 ID:BwkSZp6H0
真美「じゃあそれを更に増やせば…」
亜美「魅力倍増!」
伊織「だから何を言って…」
真美「「魅力倍増!」」
伊織「ん?」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:36:35.57 ID:BwkSZp6H0
亜美「「どうしたの?いおりん?」」
伊織「あ、あれ?私疲れているのかしら…」
真美「「大丈夫?いおりん」」
伊織「亜美と…真美が…2人ずつに…」
亜美真美「「「「それが亜美(真美)たちの能力だよ」」」」
伊織「いや、あんたらもかい!?」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:37:27.02 ID:BwkSZp6H0
P「こら!亜美!真美!」
真「流石にこれは…」
伊織「そうよ!いや、正直あんたたちが言えることじゃないけど…言ってあげなさい!」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:39:05.66 ID:BwkSZp6H0
春香「そんな能力、容量(メモリ)の無駄使いでしょ!」
伊織「そうそう、容量(メモリ)の無駄づか…って違ぁぁぁぁあう!?」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:40:26.76 ID:BwkSZp6H0
P「分身(ダブル)は高度な具現化系と操作系の複合能力だから辞めろって言っただろ!」
春香「変化系の2人には難しいよ…」
伊織「え?この2人変化系なの?」
真「だいたい、戦いの最中にこんなの出せないでしょ?」
伊織「戦いって何よ!?ライブでも出しちゃダメだけども!?」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:41:22.59 ID:BwkSZp6H0
ガチャッ
伊織「何!?今度は誰!?」ガルルル
雪歩「ひぅ!?ご、ごめんなさぃぃぃい!?」
亜美真美「「「「ゆきぴょん!」」」」
伊織「いい加減能力引っ込めなさいよ!」
亜美真美「「「「はーい」」」」
シュンッ
雪歩「どうしたの、伊織ちゃん?ご機嫌ななめみたいだけど…」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:42:14.75 ID:BwkSZp6H0
春香「うーん、なんか今日の伊織、機嫌悪いみたい」
伊織「なんで私がおかしいみたいになってんのよ!?」
真美「いおりん、カリカリしすぎだよぉ」
亜美「多分強化系だね」
伊織「だから、HUNTER×HUNTERから離れ…って誰が単純バカよ!?」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:44:05.00 ID:BwkSZp6H0
P「で?雪歩はどんな修行をしてきたんだ?」
伊織「穴掘りを強化して『ディグダグ』とかじゃないでしょうね?」
雪歩「穴掘り?強化?」
真「伊織、何を言ってるの?」
亜美「ゲームのやりすぎじゃない?」
伊織「あんたらが言うな!あんたらが!」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:45:48.98 ID:BwkSZp6H0
雪歩「私は…私の長所って何だろうって考えて…」
伊織「うん、みんなここまではいいのよ、ここまでは…」
雪歩「お茶が好きなこと?焼肉が好きなこと?穴が掘れること?…いや、どれも違ったの…」
伊織「…私は油断しないわよ…」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:46:45.01 ID:BwkSZp6H0
雪歩「私が…私が伸ばそうと思ったのは…『詩(声)』だった…」
伊織「…なんかよくわからないルビが振られてる気がするけどまぁいいわ…」
雪歩「今までの私は…詩や…ポエムを好きと言いながら…それを隠してきた…」
春香「亜美真美が朗読大会した時は引きこもったりしてたもんね…」
亜美「ゆきぴょん…」
真美「ごめんなさい…」
伊織「いや、ほんとよ、何してんのよあんたら…」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/15(火) 13:48:37.01 ID:BwkSZp6H0
雪歩「ううん、いいの、むしろ私は自信を持って…本当に好きなら自信を持って、あの子たちに向き合わなきゃいけなかったんだよ!」
伊織「お、おぉ…今回は期待できるわね…」
雪歩「今の私は…真ちゃんへの想いを綴ったポエムも…胸を張って言えるよ!」
伊織「それは秘めときなさいよ…死ぬまで…」
真「は、ははは…」
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