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【艦これ】 養子になってしまったから
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102 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/08(日) 16:56:42.51 ID:nbiz2vPqo
「最近の時雨はすっかり綺麗になって…」
「どう見ても○○○してる気がするし…」
「姉さまと×××するときの参考にと…」
駆逐艦に聞くことだろうか?
でもしかしなんだ
「そ、そんな関係に見えるかい?」
山城・朝雲・満潮「見える」
朝雲「違うの?」
満潮「のろけウザイ」
山城「幸せそうな奴は△△△ばいいのに…」
頭に「?」のマークを浮かべてる最上と
脳みそがフリーズ中の山雲を除けば満場一致
夕立を遥かに超えた発育。山城のような大人の女性にもそう見えるということは!?
そこで扶桑が戻ってきたので彼女にも意見を聞きたいところだけれど
山城がこちらを見ている
姉の前ではよい顔をしたいのだろう
103 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/08(日) 16:57:48.24 ID:nbiz2vPqo
扶桑「? 皆顔が赤いのね」
山城「話が盛りあがったのです姉さま」
山雲「あ〜 わかった〜 山城さんは××のf○○king■■■〜」
脈略もなく動き出したwindowsXPによって
今度は扶桑と山城がフリーズした
扶桑「や、山城? あなた子供の前で何の話を…」
山城「違います姉さま! 山城はただ時雨と提督の△△が気になって」
扶桑「いつのまにそんな関係に…」
そっか…
他人からはそんな風に見えているんだ
山雲「×××は▲▲かな〜 山雲はそういうのはちょっと〜」
朝雲「やめなさい!」
扶桑「最近の駆逐艦って…」
頑張るのは今なのかなぁ
確かに冷静に考えると誰よりも距離を縮められているわけだし
104 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/08(日) 16:58:59.69 ID:nbiz2vPqo
山雲「愛し合っていれば〜 ●●●となるのは普通だと思うのよ〜」
山城「そうです姉さま! それが真理です!」
満潮「…馬鹿しかいない」
そうだよ
今こそ踏み出す勇気を出すときなんだね!
飛び交う淫語
捨て去られる乙女の尊厳
ロマンチックのかけらもない背景の中で決心がついた
最上「ねぇねぇ満潮。結局なんの話なの?」
満潮「こ、この馬鹿!馬鹿!馬鹿っ!」
105 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/08(日) 16:59:27.54 ID:nbiz2vPqo
最上「んもぉなんでボクが怒られるんだよぉ」
最上「ところで注文していい?」
最上「鳳翔さーん 備長炭のコークス添えとウーロン茶」
扶桑「では煮込み練炭と熱燗を」
山城「姉さまと同じもので」
満潮「ベンヂンのオレンジジュース割り」
山雲「山雲は〜 既設のセメダイン」
朝雲「なぁにそれ? 固まってない? えっととりあえずレギュラー満タン」
時雨「緑茶」
鳳翔「おや? 時雨さんはそれだけでよいのですか?」
時雨「うん 大丈夫さ」
今日が本当のスタートだから
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/09(月) 13:13:38.70 ID:Vh1S1Psu0
早く人間になりたーい、かな
107 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:27:54.64 ID:y1Hijf6Xo
夕立「えっと〜 今日はエタノールを嗜んでみるっぽい!」
村雨「あら洒落てる♪ じゃ村雨はLNGかな〜ぁ」
白露「いっちばん高いアブガスをください!」
時雨「僕はミルク」
夕立「時雨補給受けないっぽい?」
時雨「ありがとう 大丈夫さ」
まず第一歩目
僕が人間に近づくこと
お風呂と訓練で油を抜き牛乳は臭み消し
村雨「こんなにおーいしぃのに♪」
新規摂取は我慢我慢
白露「ホントにいいの?」
いいんだよ
108 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:28:20.65 ID:y1Hijf6Xo
時雨「その分は夕立にあげるよ はい石炭なんかどうかな?」
夕立「わーい♪」
村雨「石炭〜? ちょっと臭うのは困るんですけど〜」
白露「ヤバイよー さすがに臭いよー」
夕立「なかなか癖になる味っぽい!」モグモグ
第二歩目はライバルを蹴落とすこと
109 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:29:14.60 ID:y1Hijf6Xo
そして第三歩目は
村雨「あらあら提督が来たわね どなたかお探し?」
提督「えーと時雨に補給の申請期限を聞こうかと」
白露「提督ー 頼りすぎはよくないよー」
提督「あ うん ごめん」
夕立「夕立も頼って欲しいっぽい!」
提督「はいはい 事務仕事ができるようになったらな」
提督「それでいつまでに書類を出せ…ば?」
提督「ってなに 近い近い」
積極的にパーソナルスペースを犯してみること
具体的には三歩下がって後ろを歩いていたところから
三歩前に出てみて
背中にぴっとり
110 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:30:03.69 ID:y1Hijf6Xo
提督「なんでいきなりくっついてくるんだよ!」
時雨「親娘のスキンシップさ」
提督「ばか やめろ」
時雨「もしかして嫌だった?」
建前があれば無碍に断ることができない人なことにも付け込んで
夕立「むーっ 時雨ばっかりくっついてずるいっぽい!!」
提督「お前もやめ うわっ臭っ」
夕立「く? 臭い…?」
提督「あっ違う ごめん つい」
111 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:30:52.43 ID:y1Hijf6Xo
凄い恥ずかしいしお腹はすくし、心は痛むけれども
これが考えついた最善の策
だけどその甲斐あって1月も続けていたら提督の態度も微妙に変化
提督「その…なんで膝の上に乗ってるの?」
時雨「事務のお仕事を教えてくれるって言ったじゃないか」
迷惑心配で遠慮していたお仕事も積極的に教わることにしよう
決心したんだもん
提督「……」モジモジ
おや? どうしたのかな〜 もう相当年月禁欲を貫いているはずの提督さん
112 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:31:46.90 ID:y1Hijf6Xo
提督「とりあえずちょっと降りよう なぁ」
時雨「邪魔?」
計算して、結構練習してみた小首かしげポーズ
さてさて効き目は…
両腰を捕まれて強制的に膝から降ろされ
やったねこれ完全に意識してるよきっとそうだ
提督「と、ところでなんかつけてる? 香水とか…」
時雨「ううん なんで?」
提督「いや別に…」
…………
113 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:32:30.78 ID:y1Hijf6Xo
こちらから目をそらす提督
それを尻目に次の事務仕事を教えてもらう時間を決める
皐月との約束があるため提督は出かける時間
ドアが閉まったら最大級のガッツポーズ
この前進は僕の力のたまもの。今までの献身と最近の勇気は実を結びかけている
ありがとう過去の僕
ありがとう今の僕
おめでとう未来の僕
ああ前途がスポットライトで照らされて
まるで見えなかった道がおぼろげだけど見えてきた
そうだよ今まであんなに頑張っていたんだ
報われる時が来たんだよ。やっぱり神様はいたんだね。
114 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/14(土) 22:33:49.09 ID:y1Hijf6Xo
うきうき鼻歌を歌いながら本部からの書類をチェック開始
彼の奥様が来月の頭この鎮守府を訪れる旨の通知があって
冷静にあと何日後なのか計算してそれに24をかけて何時間後かを計算して
さらにそれに60をかけたあたりでよくわからなくなって
それからしばらくの記憶はない
次の記憶はその書面を渡した時の提督の嬉しそうな顔で
その後もしばらく記憶がない
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/14(土) 23:20:15.84 ID:A4iAqi6x0
不運過ぎる
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/10/15(日) 22:18:03.70 ID:nqqBHjeSo
なんだこれ
117 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/29(日) 21:41:11.18 ID:fFl/ALieo
「制度改正」
僕らと提督が出会ってから丸4年
小学6年生のお子様だったら高校デビューをしているくらい
中2の荒れた思春期が就職を控えた高校3年生へとなるくらい
高2だったら大学3年目、もうすっかり丸くなった大人予備軍
そんな年月
一緒に居たからすっかり忘れていたんだけれど
指揮官には職場放棄できるような休暇はないから思い出す機会もなかったんだけれど
考えないようにしていたんだけれど
あまりの長期化に色々問題もあったようで
遥か上 お偉いさんは祖国から遠く離れた歯車に油を射す気になったようで
まぁつまり
なんというか
ある日唐突に戦地に家族を呼び寄せることが許可されました
118 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/29(日) 21:41:49.58 ID:fFl/ALieo
内地からその方が来るまでの一ヶ月ほど
途中で船が沈まないかと願い自己嫌悪で気分が悪くなり
許可が撤去されないかと思い非現実的なことは自覚しており
年月がお互いを他人にしているだろうと
お互いの気持ちなんて冷めているんだよきっとそうだ
と、妄想して心を安定させた
そして予定の日が来て
船が港へと着き
一人の女性が下りてきて
その姿を見つけた時の提督の顔ったら……
119 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/29(日) 21:43:03.05 ID:fFl/ALieo
ふと周囲を見ると
多くの小さな子は不思議そうに
ある程度成長した子は理解に困惑が混じった表情でその光景を見ていました
そして一部の女性の瞳には諦めの色が
自分はどんな顔をしていたのか
わからないしわかりたくもない
だって最初からそうだってことはわかっていたのにわかってなくて
これからどうなるかはわかっているけどわかりたくなくて
どうすればいいかはわからないけどわかっていて
作り笑顔で挨拶をするくらいがせいぜいで
「とりあえず初日は邪魔しちゃ悪いからね」
とか言ってその場を逃げることにして、布団に潜りこみました
120 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/29(日) 21:43:46.82 ID:fFl/ALieo
「いい人でよかった」
突然旦那が養子を両手どころか両足の指まで使っても数えられないくらいに作ったら
普通はどうしまするかな?
まぁ怒るよね
「お前はどこの中世の王族だ!」って
僕だったら
どうするかな?
幸いなことに提督の女性を見る目は確かだったよう
彼女は提督と価値観を分かち合える人物で
つまりはそう
いい母親になろうと努力を開始
121 :
◆W7gaJxN1wk4q
[sage]:2017/10/29(日) 21:44:21.97 ID:fFl/ALieo
卯月「やったぁ! おかあさんもできたっぴょん!」
弥生「え あ その よ、よろしく」ギロリ
皐月「目付き悪いけどこの子嫌がってるわけじゃないんだよホントだよ」
夕立「うんうん 不器用なだけっぽい」
お子様たちはすぐに懐い……あれ? なんか混じってる
夕立「えっとなんて呼べば? お母さん? ママ? おふくろ?」
我が最大のライバルは鎧袖一触で尻尾振って…
なんだかその もやもやする
君を仮想敵として色々考えてた僕が惨めじゃないか
なんだよ戦いもしないうちに白旗上げて
どういうつもりなのか聞いてみたら
「家族が増えたら幸せっぽい!」
と力強く答えられてあまりの眩しさが辛かった。
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/11/02(木) 07:36:52.24 ID:1PFuicSd0
夕立は天使だし
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/10(日) 18:21:42.51 ID:uJGfHq7A0
まだか?
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 22:27:21.58 ID:gAJ12jEQ0
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