提督「今も昔も変わらないよ」瑞鶴「そうだね」

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1 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/10(木) 23:54:54.31 ID:BfU0eA610
ゆっくり気ままにしたいです

瑞鶴が一応メインっぽい??

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502376894
2 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:05:18.80 ID:E0A251t30

新米提督「これからよろしくお願いします!!」

元帥「あぁ…期待しているよ。ところで君は艦娘をどう思う?」

新米提督「え…艦娘ですか……深海棲艦への唯一の対抗手段でしょうか…?」

元帥「彼女達は人間だと思うかい?」

新米提督「いえ…人間というよりは兵器かと…」

元帥「そうか…分かった。下がっていいよ」

新米提督「は、はい。失礼しました!」
3 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:05:55.16 ID:E0A251t30

ややこしいですがメイン提督はこの元帥です
4 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:10:13.70 ID:E0A251t30
元帥「ふぅ…また違ったか…」

瑞鶴「どうしたの提督さん?」

元帥「瑞鶴…元帥だ」

瑞鶴「え〜…提督さんは提督さんじゃん。今更呼び方変えられないってば」

元帥「それもそうだが…少しは威厳ってものを…」

瑞鶴「提督さんに威厳なんてあるの??」

元帥「…おい。それは少し言い過ぎじゃない?」

瑞鶴「本当の事でしょ?元帥になっても提督さんは変わらないよ」
5 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:19:24.34 ID:E0A251t30
そこでふと瑞鶴はカレンダーを見つめた。

瑞鶴「もう少しだね。記念日」

元帥「…ん?あぁ、もうすぐか。早いもんだな」

瑞鶴「今年はどうするの?また2人でどこかに行く?」

元帥「それは難しそうだな…もうすぐ大型作戦を行う予定だからな」

瑞鶴「そっか…また戦いか〜…」

元帥「…すまんな瑞鶴」

瑞鶴「大丈夫だよ。元帥なんだから記念日よりも今は大型作戦に集中しなくちゃね」

元帥「あぁ。ありがとう」

瑞鶴「今回は提督さんが総指揮をとるの?」

元帥「いや…今回は中将提督に任せてある。私は彼の案を可決するかどうかを決めるだけだ」

瑞鶴「げ…中将提督か…私あの人苦手なんだよね。いかにも俺が絶対って感じがするし」

元帥「だが実績はあるからね…」


6 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:36:47.37 ID:E0A251t30
コンコン…

「失礼します。吹雪です」

元帥「…入っていいぞ」

吹雪「失礼します…あ、瑞鶴さん。こんにちは」

瑞鶴「あれ…最近大本営に来た艦娘がいるって聞いたけど吹雪型だったんだ」

吹雪「はい!よろしくお願いします」

瑞鶴「よろしくね」

元帥「で、どうした吹雪?」

吹雪「あ!中将提督から通信が入って来まして、決行は1週間後にするとのことです」

元帥「そうか…了承したと伝えておいてくれ」

瑞鶴「提督さん…もうお昼だけど一緒に食べよ?」

元帥「おぉ…もう昼か。そうだな後で行くから吹雪と一緒に行ってきなさい」

吹雪「え、私も良いんですか?」

元帥「構わないよ。瑞鶴だけは飽きてきてたしね」

瑞鶴「…ちょっと提督さん?どういうことそれ…怒るよ?」

元帥「ふふ…無傷の英雄・瑞鶴に怒られては俺も頭が上がらんな」

瑞鶴「ふん、思ってもないクセに…ね?伝説の軍神さん?」

元帥「はいはい。先に2人で行ってきなさい」

瑞鶴「分かったわよ…じゃあまた後でね」

吹雪「し、失礼しました!」
7 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 00:50:28.53 ID:E0A251t30
吹雪「ふぅ…」

瑞鶴「どうしたの?」

吹雪「いえ…元帥と対面するのは2回目なんですけどまだ緊張してしまって…」

瑞鶴「え…あの人に緊張してたらやっていけないわよ」

吹雪「それは瑞鶴さんと元帥の古参の艦娘の方だけですよ…何せあの「伝説の軍神」と呼ばれる人ですからね」

瑞鶴「まぁ確かにその異名は昔から言われてたわ」

吹雪「若い時から凄い方だったんですね」

瑞鶴「まさか…昔は変わり者って理由で馬鹿にされてたわよ?あの人も私たちも」

吹雪「えぇ…!?そうなんですか?」

瑞鶴「あの提督と関わると変な考えが感染るなんて言われてたわね…懐かしいな〜」

吹雪「でも元帥って今も少し変わってますよね?新米提督さんには必ず艦娘をどう思うかを聞くだけ聞いてますし…」

瑞鶴「あ〜…あれはね。とあるキッカケでね?」

吹雪「瑞鶴さんって元帥といつから一緒にいたんですか?」

瑞鶴「ん?いつからって…最初の方からだから…30年くらい?」

吹雪「長いですね…」

瑞鶴「まぁね…最初はあんなに柔らかくなかったし…」

吹雪「それは瑞鶴さん以外の人も言ってました!」

瑞鶴「そうなんだ。みんな覚えてるんだ」

吹雪「その時の元帥の話聞かしてもらえますか?」

瑞鶴「え…良いけどちょっと暗いよ?」

吹雪「大丈夫です!気になります!!」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 01:01:43.73 ID:l8yifc+wo
俺も気になる
9 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:15:44.27 ID:E0A251t30
〜30年前〜

瑞鶴「今日この〇〇鎮守府に配属されました翔鶴型2番艦の瑞鶴です!よろしくお願いします」

提督「おぉ…遂に瑞鶴もこの鎮守府に来たか!」

瑞鶴「頼りにしててよね!提督さん」

提督「あぁ…勿論だ」


私が初めて配属された鎮守府は大きく成長している途中だった。勢いに乗っていて提督の位昇格も近いくらい。初めて見た時は優しそうな人だなって思ってたし、実際優しかった。

ーーーーー最初は。

提督は目の前の地位に目が眩み、艦娘を酷使し始めた。それこそ休みなく、ずっとずっと…出撃、遠征を繰り返していた。
私も幸運の空母なんて呼ばれてたから期待が大きかったんだと思う。でもその割りに失敗が多かったし、燃料もかなり費やす事になってた。
そんなある日、私の他にもどっちかと言うと出来は良くない駆逐艦で編成された隊での出撃が命じられた。そんな厳しいところじゃないからこの隊を組ましたと思ってたけど違ってた…

出撃してからしばらくしたら敵が待ってたの…しかもその敵は深海棲艦じゃない。同じ鎮守府の仲間だった。
その鎮守府ではエリートだった戦艦や空母たちがズラッと並んでた…

提督は無能な私たちを消すために出撃させたんだってそこで気づいた。必死に逃げようとするけど戦艦の威力の前に駆逐艦の娘達は跡形もなく消されていった。空母の私には同じ空母が攻撃して来た。

はっきり言って、惨敗。傷の1つ付ける事すら出来なかった。練度の差もあるけど私自身諦めてたんだと思う。いくら幸運の空母とは言っても私はそれ以上の不運の持ち主なんだ…って。

弓も持てなくなって倒れこんだ私に1人の空母が近づいて来た。赤城さん。〇〇鎮守府ではエース空母だったし、私に親しくしてくれた人だった。

遠のいてく意識の中だったからなんて言ってたのか上手く聞き取れなかったけど1つ確かなのは、彼女が泣いていた事は確かだった。



10 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:32:03.29 ID:E0A251t30

××鎮守府

金剛「ヘーイ提督!一緒にティータイムするネ!」

提督「えー…さっき昼食べた所だからしんどいよ」

榛名「榛名達と一緒にお茶するの嫌でしたか…?」

提督「嫌って訳じゃないけど…っておいおい!泣くなよ榛名!?」

榛名「榛名は大丈夫れすぅ…」

提督「わ、分かった分かった!後で行くから先に準備しておいてくれよ!な?」

榛名「分かりました!」

提督「ふぅ…じゃあこれだけ終わらせたら行くか…」

大淀「提督…港付近に艦娘らしき気配を感知しました。どうしますか?」

提督「艦娘らしき気配…?分かった向かおうか」

〜港〜
大淀「確かこの辺りのはずですが……」

提督「艦娘なんているか…?」

大淀「探知機の故障ですかね?」

提督「かもな…って、んん?あれなんだ?」

大淀「え…?どれですか?」

提督が指差す方に大淀が視線を向けるとそこには倒れてる艦娘が居た。

提督「ッ…!?」

そこへと走って向かう提督。その後を大淀が追う。

提督「お、おい大丈夫か!?」

瑞鶴「…」

大淀「ヒドイ怪我です…ひとまず治療を!」

提督「あぁ…!」
11 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 01:54:04.57 ID:E0A251t30

瑞鶴「……ん…」

私が目を覚ますと最初に映ったのは建物の天井だった。

大淀「目が覚めましたか?」

瑞鶴「大淀さん…ってあれ?ここ鎮守府じゃ…ない?」

大淀「えぇ…ここは××鎮守府。あなたの配属されてる場所とは異なります」

瑞鶴「なんで私ここに………あ…!」

(思い出した…私は…赤城さん達に…!)

大淀「とりあえず今、提督を呼んできますね」

瑞鶴「…えぇ…」
ーーーー
ーーー
ーー

提督「具合は大丈夫か?」

瑞鶴「…はい。大丈夫です」

提督「それなら良かった…ところでなんであんなにボロボロだったんだい?」

瑞鶴「………!?そ、それは……」

提督「……?」

瑞鶴「と、途中で深海棲艦と交戦して…囮になったんだ…」

提督「そうだったのか…なら助かって良かったな!今、君の鎮守府に連絡するからどこかおし「いや!!」…ッ!?」

瑞鶴「ハァ……ハァ…!」

提督「お、おいどうしたんだ!?」

瑞鶴「…ごめんなさい。もうちょっと私の鎮守府には連絡するの待ってもらえないかな?」

提督「あ、あぁ…大丈夫だけど」

瑞鶴「ありがとう…」
ーーー
ーー

大淀「どうでした彼女?」

提督「身体は大丈夫なんだけど…何だか訳ありそうだね」

大淀「訳あり…ですか?」

提督「うん…元の鎮守府を聞こうとしたら息が荒くなったんだ…」

大淀「そうですか…」

提督「うーん…どうしたんだろうねあの娘…急にあそこでーー」

大淀「…?どうしました?」

提督「大淀…他の鎮守府の轟沈及ビ行方不明報告者の瑞鶴を調べて貰えるかな?」

大淀「…大丈夫ですけどどうしたんですか?」

提督「…いや、少し…ね」

ーー
A提督『最近、艦娘を自分達で沈ませる提督がいるらしいぜ?』

提督『え、なんで?解体すれば良いんじゃ?』

A提督『さぁ…解体するのには大本営への許可とか色々いるからな…それが面倒なんじゃないか?』

提督『へぇ…無茶苦茶するヤツが居るんだな』

A提督『お前の一番嫌いなタイプだな!』

提督『あぁ、そんなヤツ取っ捕まえてやるってんだ!』

ーー

提督「…あの瑞鶴がもしかすると…な」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 12:15:00.52 ID:gbefZepLO
現在の提督、瑞鶴は50〜40歳か熟女艦娘やな色気むんむやな
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 14:50:52.94 ID:E0A251t30
こういう系の話案外好きやで
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 14:58:09.85 ID:uTjK9fse0
えっと……?まぁ好きじゃなきゃ書かんよなそりゃ……うん……まぁ……うん。
15 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 14:58:48.28 ID:E0A251t30
瑞鶴「……はぁ…」

気分は最悪。あの鎮守府には戻れないし、戻りたくない。かと言って他に行く所も無い。これならいっその事沈んだ方が…

瑞鶴「って…それは流石に失礼よね…助けてもらった訳だし」

提督「入って大丈夫かい?」

瑞鶴「…!え、えぇ…大丈夫よ」

提督「失礼するよ。少し聞きたい事がある…包み隠さず話して欲しい」

瑞鶴「ど、どうしたの急に?」

提督「…君は〇〇鎮守府の瑞鶴で間違いないかい?」

瑞鶴「……??」

提督「そして…君は囮で倒れたんじゃない」

瑞鶴「……」

提督「そこの提督によって傷ついた…違うかい?」


16 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 15:10:32.83 ID:E0A251t30
大淀『提督…数件の報告が見つかりました』

提督『ん…どれどれ?』

提督『最近のは2日前か…その前が3ヶ月前だから…』

大淀『この〇〇鎮守府で間違いないでしょうね』

提督『…〇〇鎮守府って今、すごい勢いのある所だよな?』

大淀『はい。深海棲艦の出没も激しい様なので、尚更ですね』

提督(なら…囮になるのもおかしくはないか…)

提督『…分かった。それじゃあ『でも…』…?』

大淀『ここの鎮守府。轟沈報告がここ最近異様に多いんですよ』

提督『それは深海棲艦との交戦が激しいからじゃ…?』

大淀『いえ…それにしてもペースがおかしいです。1日に艦隊一つが沈んでるんです…それに…』

提督『それに…?』

大淀『瑞鶴さんは囮になったと言ってましたがこの日、瑞鶴さん以外にも4人沈んでます』

提督『…何?』

大淀『それに囮は行方不明で報告する筈ですが轟沈と断言してる辺り…最近噂になってる…』

提督『提督による自作自演の轟沈…』

大淀『可能性は高いかと…』

提督『何でそんな事を…』

大淀『轟沈の場合は提督に負担がないですからね…現元帥によって解体は大本営からと艦娘の同意が必要になりましたし』

提督『…調べてみる必要がありそうだな』

大淀『はい』
17 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 15:12:51.02 ID:E0A251t30

ちょっと思ってたより長くなりそう…
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 15:18:55.79 ID:E0A251t30
この提督が現在の元帥で、過去の元帥も艦娘思いなんだね
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 15:20:30.67 ID:E0A251t30
わいと一緒のID?
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 15:26:15.87 ID:9pSDxBspO
大淀さんかっこヨス
21 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 15:39:59.54 ID:E0A251t30

提督「…どうかな?」

瑞鶴「……だとしたらどうするの?」

提督「…それは認めたと捉えて良いのかな?」

瑞鶴「…まぁ、どうせ否定しても信じないでしょ?」

提督「…さぁね」

瑞鶴「それは認めたと捉えて良いの?」

提督「…ふふ」

瑞鶴「…はは」

提督「はっきり言おう。もし〇〇鎮守府がその様な事をしてるなら俺は許さん」

瑞鶴「……」

提督「提督としてあってはならん姿だ。当然それ相応の処罰を大本営から受けるだろうな」

瑞鶴「正直、あの提督はどうも思わないの」

提督「…?」

瑞鶴「私がしっかりしていたら…赤城さんの手を…」

瑞鶴「ねぇ…提督さん?もし…もしも〇〇の提督が罰を食らったらあそこの艦娘はどうなるの?」

提督「基本は次の提督に引き継がれるか他の鎮守府への移動だ…しかし、君の様に仲間を轟沈させる計画に加担した艦娘はそれなりの処罰は食らうだろうね」

瑞鶴「そんな…!それに加担したのはあそこの鎮守府の最高練度の艦娘ばかりよ!?」

提督「たとえそうでも…彼女達はそれ以上の事を…」

瑞鶴「…泣いてたんだ」

提督「え?」

瑞鶴「赤城さん…最後に見た時泣いてたんだ。何て言ってたのかは分からなかったけど、多分謝ってたんだと思う」

提督「…」

瑞鶴「お願い…提督さん。赤城さん達は悪くない…無理矢理やらされてただけだよ絶対に…!」

提督「…まだ決まった訳じゃない。とりあえず君は休みなさい。泣いていたら余計に疲れが抜けないよ」

瑞鶴「う…ん…」
22 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 15:47:19.55 ID:E0A251t30
〜夜〜

提督「…」

加賀「ぼうっとしてどうしました?」

提督「…ん、いや…」

加賀「瑞鶴は?」

提督「…大丈夫だけど…違う部分で問題がね…」

加賀「…違う部分?」

提督「加賀…君はもし、俺が「味方を攻撃しろ」って命令したらどうする?」

加賀「そうですね…とりあえず貴方を殴ります」

提督「…おいおい。一応上官だぞ?」

加賀「その様な命令を下す人は上に立つべきではありません」

提督「…!」

加賀「それに…貴方はそんな事は言いません」

提督「…そうだな。当たり前だよ」

加賀「えぇ…当然です」

提督「…加賀。何人か艦娘を呼んできてくれないか?」

23 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 15:56:44.70 ID:E0A251t30
提督「おはよう瑞鶴。眠れたかい?」

瑞鶴「えぇ…ぐっすりとまでは言えないけどね」

提督「そうか…もう動けるかい?」

瑞鶴「…?えぇ…大丈夫だけど…」

提督「じゃあ行こうか」

瑞鶴「え…ど、どこに?」

提督「決まってるだろ?〇〇鎮守府だよ」

瑞鶴「…なんで??そんな事したら赤城さん達も…!」

提督「…別に俺には関係ないからな」

瑞鶴「な??…あんた最低よ!!」

提督「よく言われるよ」

〜海上〜

瑞鶴「……」

時雨「瑞鶴さん…なんであんなに怒ってるんだい?」

加賀「さぁね…提督がいつものようにセクハラでもしたんじゃない?」

榛名「な、提督はそんな事しませんよ加賀さん!!」

曙「分かんないわよ?あのクソ提督の事だから」

金剛「時間と場所を弁えなヨ…テイトクゥ」

提督「おい…勝手に人を変態扱いするなよ」

瑞鶴「……ふん…」
24 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 16:20:49.74 ID:E0A251t30
undefined
25 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/08/11(金) 16:25:50.39 ID:FxrruTUB0
今回のイベントも軽空母空母大鳳出禁次のイベントは全艦娘出撃出来るアルペコラボ復刻にして欲しい

後成績表リセットアイテム&選べる艦娘各最低でも無期限三個欲しいです無料配布で

運営課金したで全提督の要望答えてや
26 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 16:27:17.36 ID:E0A251t30
〜〇〇鎮守府〜

提督「すいません。〇〇提督に会いに来たんですけど」

高雄「あら?今日、提督に来客予定なんてあったかしら?」

提督「あ、いえ。急用だったので…大丈夫ですか?」

高雄「少し待って下さいね」

提督「…ふぅ…これで門前払い食らったらおしまいだなぁ」

加賀「その時はあの高雄型を気絶させるしかないわね」

時雨「ところで提督…その袋さっきから凄い動いてるよ…?」

提督「…ん?大丈夫だよな瑞鶴?」

瑞鶴in袋「¥&£$%#*???」

曙「何言ってんのよ…」

高雄「お待たせしましたどうぞ」

提督「どうも」
27 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 16:43:33.47 ID:E0A251t30
〜執務室〜

提督「初めまして〇〇提督」

〇〇提督(以下○提)「ん…始めましてだね。で、急用とは何だい?」

提督「はい。ここら辺りは最近、深海棲艦の出没が激しいじゃないですか?」

○提「なんだその話か」

提督「はい。そこで周りの鎮守府の艦娘を応援として送りたいと決まりまして…(ウソ)」

○提「…何?応援だと?」

提督「はい」

○提「その様なモノはいらん!」

提督「しかし…」

○提「2回も言わせるなくどい!全てこちらで上手くやっていけている!」

提督「すいません…しかし、この鎮守府の轟沈報告が最近多いので…」

○提「だからどうした?」

提督「いえ…艦娘も命がありますし…」

○提「…!貴様もしかして艦娘も人間だとほざいてるあの××鎮守府の提督か!」

提督「え…あ、はい…そうですけど」

瑞鶴(…どういうこと?だってさっき…)

提督『他の鎮守府俺には関係ないしな』

瑞鶴(…もしかして)

提督「○○提督は違う風にお考えですか?」

○提「違うも何も貴様以外は私と同じだろう。艦娘は兵器。それ以上でもそれ以下でもない…まぁ深海棲艦を倒せないヤツはゴミでしか無いがな!ハッハッハッ」

瑞鶴(…!やっぱり…!)ギリ

提督「…なるほど」

○提「分かれば帰れ!下官と話すのも貴様の様な変人と話す暇も無いんだ私は」

提督「分かりました…ところでこの袋が○○提督への献上品です」

○提「ん?何だこれは?」

提督「○○提督に相応しいものです」

○提「ふん…モノで私を釣ろうなど考えが甘いわ。まぁ中身は期待してないがな」

提督「えぇ…なんせ」

バサッ

瑞鶴「………」

○提「な??」

提督「あなたの言い方で言うところのゴミですからね」
28 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 18:10:27.40 ID:E0A251t30
○提「ず、瑞鶴…」

瑞鶴「…やっぱり提督さんは私たちを…兵器としか見てなかったんだね…」

○提「…ッ⁉あぁそうだ!貴様たちは兵器だよ…私の"物"でしかない!」

瑞鶴「…じゃあ…1つ聞かして?赤城さん達に私達の命令を強制したんでしょ?」

○提「あぁ…そうだよ!嫌がるもんでな…!鳳翔の片腕を失くしたんだ!」

瑞鶴「…なっ!?」

○提「するとすんなり首を縦に振ったよ!後輩であるお前よりも母のような存在をあいつは選んだんだ!」

瑞鶴「…良かった。赤城さんが鳳翔さんを選んでくれて…」

提督「……瑞鶴」

○提「何を言っている?鳳翔には解体申請を申し出たに決まっているだろう?」

瑞鶴「……ふ、ふざけんなぁ!」

○提「……ぅぐっ…き、貴様。上官に手をあげてタダで済むと思うなよ!」

○○提督は近くの無線機を手に取り、告げた。

○提『執務室に敵だ!直ちに来い!!』

○提「これで貴様もそこの変人提督も終わりだ!フハハハ!」

提督「あの…外を見られては?」

○提「は?外だと?…いったい何が―――んな!?」

執務室の窓から見えたのは○○鎮守府の艦娘達を気絶させてこちらに銃口を向けている。加賀、金剛、榛名、時雨、曙。そして赤城の姿があった。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 18:44:16.57 ID:AeaGkd7DO
思いの外、提督がクソすぎて草
30 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 20:23:27.25 ID:E0A251t30
○提「な、これはどういうことだ…?」

提督「こういう事もあるかなと思って先に貴方の所の艦娘達の気を失わさせてもらいました」

○提「貴様…こんな事して後でどうなっても知らんぞ!」

提督「あぁ。その点に関してはご安心をーー」

○提「?」

提督「今からこの部屋に砲撃が飛んで来ますんで後なんて無いですから」

○提「…んな??」

瑞鶴「え…??」

提督「…ん?そんなに驚く事ですか?死ぬだけですよ?」

○提「何を馬鹿げた事を言っているんだ!」

提督「馬鹿げた?ふふ…艦娘を殺す命令を下しておいて自分が死ぬ事は考えてないとは驚きですね」

○提「貴様…!ここで死んだらこの鎮守府の指揮を誰が取るんだ!」

提督「…いっそのこと深海棲艦に明け渡します?死ぬんだったら最後に大本営を裏切りましょうよ!」

瑞鶴「ち、ちょっと提督さん本気なの!?」

提督「当たり前だろ?でもまぁ、瑞鶴はせっかく無事だったのに死ぬのはおかしいな…」

提督「○○提督さんも死ぬのやめますか?」

○提「あ、当たり前だろ!」

提督「そうですか…じゃあ今から2つの条件飲んでくれますか?」

○提「な、なんだ早く言え!」

提督「1つ目。私のお願いした艦娘の異動を許可してもらうこと。2つ目。貴方の提督業からの退任。」

提督「この2つを守ってください。良いですか?」

○提「ふ、2つ目は勘弁してくれ!」

提督「えー?どっちかと言うと2つ目の方が優先なんですけど…それにーー」

提督は〇〇提督の目の前まで近づいた。

提督「てめぇみたいなヤツが艦娘の上に立つ資格なんてねぇよ」

○提「…ひ…!」ゾクッ

瑞鶴「て、提督さん?」

提督「と言うわけで条件呑んでくれますか?」

○提「あ、あぁ…分かった」

提督「…これで気は晴れたか瑞鶴?」

瑞鶴「まだ一つあるよ…」

提督「…なんだ?」

瑞鶴「鳳翔さんに…赤城さんに…みんなに謝って」

○提「な、なんだと?艦娘の頼みなんぞだれが「あー、瑞鶴間違って爆撃しちゃいそうだなー!」…ひっ…!わ、分かった分かった!」

瑞鶴「じゃあ今すぐして来てね!」

○提「ひ、ひぃ〜〜!」ドタドタ

提督「…お前も鬼だな」

瑞鶴「提督さんこそ!」
31 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 23:15:45.99 ID:E0A251t30
undefined
32 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 23:25:43.06 ID:E0A251t30
瑞鶴「お疲れ…提督さん」

提督「おぉ…瑞鶴」

瑞鶴「凄い熱弁してたね」

提督「思ってる事を言っただけだよ」

瑞鶴「て、提督さんは…さ…?」

提督「…?」

瑞鶴「本当に私達を…人として扱ってくれるの?」

提督「…当り前だ。俺は昔からこの考えだけは変えるつもりは無いからな」

瑞鶴「…ありがとね。提督さん」

提督「お礼を言われることじゃ無いよ」

瑞鶴「……ん…」

提督「瑞鶴は赤城達…空母に会ったのか?」

瑞鶴「…ううん…まだ…」

提督「そうか…ところで瑞鶴、秘書官をやってみないか?」

瑞鶴「え…ど、どうしたの急に?」

提督「いや…今まで大淀に頼りきりだったんだけど大淀には大淀の仕事があるからね…他の娘に頼もうかなと思ってたんだが」

提督「一番最初にお前が頭に浮かんでね」

瑞鶴「……っ///」

提督「どうかな?引き受けてくれるか?」

瑞鶴「し、しょうがないわね…!特別に私がやってあげるわ!」

提督「おぉ…ありがたい!じゃあ早速…」

提督「赤城達の処遇と鳳翔についてだがーーー」

瑞鶴「え…」
33 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/11(金) 23:42:33.49 ID:E0A251t30
31スレ目の部分が抜けてるんでこれっす。

あの後、○○提督は全艦娘に謝罪した。でも許した人なんか多分いないと思う。みんな、仲間や姉妹を○○提督に殺された様なものなんだから。

提督さんも提督さんで、鳳翔さんの解体申請の撤回や何十もの艦娘の異動申請で忙しかったみたい。

私はあの騒動から後も赤城さん達に会っていない。お互いどう接するべきなのか分かってなかったんだと思う。

そんな中で今日、この鎮守府に着任する艦娘全員が揃ったから提督さんから言葉をもらった。

提督「まずは君達に謝ろう。○○提督の件については本当に申し訳ない」

艦娘達が密かに騒めいているけど…もしかしたら提督が頭を下げるのが彼女達にはあり得ない事なのかも知れない。

提督「今後、2度とこんなことがない様に大本営の監視も厳しくするつもりだ」

提督「そしてここに着任する君達に俺の考えを聞いてもらいたい」

そこで提督さんはマイクを地面に置き、声を張って話し始めた。

提督「俺は君達を人間と何ら変わらないと思っている!君達にも体が…心が…そして命がある!」

提督「なのに世間は君達の事を兵器としか見ていない!俺はそれがもの凄く腹立たしい!」

提督「俺は君達の存在がいかに尊いかを世間に伝えたい!だが今の俺が吠えてもすずめの涙も無いくらいの影響しか及ぼせない!」

提督「だから俺は海軍のトップに立ち世間のこの考えを…腐った考えを変えたい!俺がトップに立つには君達の力が必要不可欠なんだ!」

提督「だから君達の命を俺に預けて欲しい!代わりに俺は君達を必ず…絶対に…命を落としてでも守るつもりだ!」

提督「信用出来ないかも知れない!だか当然だ!それ程君達に深い傷を負わせたんだから!」

提督「でも…もしも…もう一度君達が俺を信じてくれるなら預けてくれないか…?俺はこの言葉を証拠として絶対に有言実行してみせる!」

提督「…以上だ」
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 23:46:46.26 ID:q21EDJwqO
自演失敗してて草
ワイと同じID?じゃねえよ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 23:52:10.34 ID:plXhoa4A0
もっと前に自演失敗してんぞ
構ってちゃんか?
36 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/12(土) 00:06:27.90 ID:bT3tDlhE0
赤城「赤城です…よろしくお願いします」

提督「…よろしく。でだ…早速君やそれ以外の加担した者への処遇を伝えよう…瑞鶴」

瑞鶴「は、はい!」

瑞鶴(提督…こんなタイミングは幾ら何でも無いよ!)

瑞鶴「赤城、飛龍、蒼龍、長門、陸奥の5名への処罰は鳳翔型軽空母…鳳翔への奉仕。え?」

提督「ん。と言うわけだ。鳳翔のサポートよろしくな」

赤城「待って下さい!それだけですか?」

提督「…ん?あぁ…だってお前達が首謀者じゃないし、脅迫によるものとなると流石に話は変わるからな。何とか罰を軽くしてもらえた」

瑞鶴(提督さん…大本営に直接出向いてたのはこの為?)

提督「とはいえ鳳翔は片腕を失くした状態だからな。義手は与えているが、艦娘としての再起は難しいだろうな」

赤城「…やはりそうですか」

提督「鳳翔にはまだ伝えていないが彼女にはこの鎮守府の憩いの場として酒屋を作ってもらうことにした」

赤城・瑞鶴「え?」

提督「前提督は休みはおろか、艦娘同士の接触も制約してたらしいからな。艦娘同士で語り合うも良し…俺に言えない愚痴を鳳翔にこぼすのも良し」

提督「そういう場所を作ってもらう。鳳翔の件はこれで良いか?」

赤城「…ぅ…ありがとうございます…!」

提督「…なに…別に泣くほどの事じゃない」

瑞鶴「…提督さん…ありがとう…」

提督「鳳翔の店はもう出来る。明日中には鳳翔に働いてもらうが赤城よろしくな」

赤城「はい…!」

提督「だがお前も客として入りたいだらうから赤城…ここの瑞鶴と一緒に行ってこい」

赤城・瑞鶴「え?」

提督「え?じゃない。これは提督の命令だぞ」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 00:09:45.72 ID:BaKrgLjrO
自演失敗してるけど話はまぁまぁ嫌いじゃないな。

まぁ、遠い目で見てやるよ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 00:14:29.52 ID:6V6Oi80OO
提督さん。カッコつけ過ぎだろww

まあ、居酒屋・鳳翔誕生の理由はこんなもんだろうな
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 00:20:00.23 ID:MnpWVkN6o
ID被りなんてありふれた現象だろうて
40 : ◆61/.RjEPQQaA [saga]:2017/08/12(土) 00:31:27.27 ID:bT3tDlhE0

瑞鶴「と、まぁこんな感じだったわ」

吹雪「随分と凄い出会い方だったんですね…」

吹雪「それに鳳翔さんのお店ってそんな理由があったんですね」

瑞鶴「まぁね…あれが全鎮守府最初の試みだったから注目は浴びたわね」

吹雪「それにしてもあの元帥がそんなスピーチしてたなんて…本当に有言実行しましたね!」

瑞鶴「…まぁ、あの人の指揮は実際ホンモノだったし。私達もそれなりには期待に応えてたつもりだったしね…」

吹雪「瑞鶴さんも「無傷の英雄」なんてカッコいいです…!あー、私もそんな異名欲しいなー」

瑞鶴「あはは…演習を頑張ればきっと叶うわよ」

吹雪「でもどうして「無傷の英雄」なんですか?「幸運の空母」って異名があるのに…」

瑞鶴「…この指輪ね…本当は私が付ける予定じゃなかったんだ」

吹雪「え…?どういうことですか?」

瑞鶴「提督は他の娘に渡すつもりだったんだと思う…けど私が本当に沈みかけた時に、提督が私の力が増す為にって渡してくれたんだ」

吹雪「戦いの最中にですか!?」

瑞鶴「違うわよ…何とか帰投した後にね。また同じ場所に出撃する予定だったからね」

吹雪「そうなんですか…」

瑞鶴「でも…まぁ、私にとってこの指輪は何より大切な物なんだけどね」

吹雪「瑞鶴さん…」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 04:39:15.59 ID:FL1M7ZZyo
ID被りはよくあることだけど一般的にSS投下者しかつけないメル欄sagaだからな…

でも面白いので期待
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