他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
穂乃果「なんでも屋だよ!」海未「第2部です。」
Check
Tweet
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:41:55.15 ID:e4unsjdR0
にこ「ちょ…ちょっと、」
真姫「行っちゃったわね…」
にこ「はぁ…さっきまで暗い顔してたと思ったら、急に元気になって…」
真姫「まあ、暗い顔されるよりはいいんじゃない?」
にこ「…ふふっ、まあ、そうね」
にこ「じゃあ、私達も準備しますか」
真姫「いや、私は勉強するから」
にこ「えぇ…」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:42:33.12 ID:e4unsjdR0
日曜日−
穂乃果「よぉーし!できたねっ!」
ことり「うんっ!土日かけて作っただけある完成度だねっ!」
穂乃果「ことりちゃんが、お裁縫すごい得意で助かったよ!」
ことり「えへへ、実は、ことりお洋服作るのとか好きで、自分でもよく作るんだぁ〜」
穂乃果「えっ!そうなの!?すごいね、今度見せてよ!」
ことり「あっ、じゃあ、今見る?作ったお洋服はネットにあげてるから携帯で見れるよ」
穂乃果「ほんと!見たい!見たい!」
ことり「ふふっ、じゃあ、帰りながら見ようかっ!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うんっ!」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:43:06.22 ID:e4unsjdR0
同じ頃−
弓道部一行−
後輩A「ふぅ〜、やっと音ノ木坂に帰ってきた〜」
後輩B「バス移動長かったねぇ〜」
後輩C「それはそうと、今日の海未先輩すごかったねぇ〜」
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:43:33.48 ID:e4unsjdR0
穂乃果「わー、このお洋服かわいいね〜」テクテク
ことり「でしょー」テクテク
穂乃果「ん?あそこにいるの、弓道部じゃない?」
ことり「あっ、本当だ、今帰ってきたのかな?」
後輩D「〜それに、海未先輩これからは弓道部に専念してくれるって言ってたし!」
穂乃果、ことり「えっ…?」
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:43:59.01 ID:e4unsjdR0
後輩E「そうなの?」
後輩D「うんっ!この前、教室に聞きに言ったらさ、「尽力します」ってさ」
後輩F「あっ!じゃあ、あのよく分からないなんでも屋とかいう部活は辞めるんだ!」
後輩G「そうじゃない?だいたい、あんなふざけた部活は海未先輩には合わないよ!」
穂乃果「……」
ことり「…穂乃果ちゃ……」
穂乃果 ダッ!
ことり「あっ…穂乃果ちゃん!」ダッ!
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:44:31.39 ID:e4unsjdR0
後輩A「あれ?今、走っていったの、なんでも屋じゃない?」
後輩B「え?あの太った?」
後輩A「いや、今のは太ってなかったような…」
海未「穂乃果は、本来、太ってなどいません…!」
後輩A「あっ!海未先輩!」
後輩B「海未先輩!これからは弓道部に専念するって本当ですか??」
海未「え?いや、そんな事は言っていませんが…」
後輩D「えっ?でも、この前「尽力します」って…」
海未「あ、あれは…後輩の頼みを無下に断る事もできなかったので……。誤解させるような言い方をしてしまったのなら、謝ります…」
後輩E「そ、そんな…」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:45:01.41 ID:e4unsjdR0
後輩C「じゃ、じゃあ!これからも、あのよく分からない部活を続けるんですか??」
後輩F「あんな部活より、ちゃんとした弓道部に専念した方が、海未先輩のためにもなりますよ!」
海未「ふふっ、あんな部活ですか…」
海未「確かに、傍目にはそう見えるかもしれませんね…」
海未「先日、なんでも屋が何をやる部活かと聞きましたよね?」
後輩E「は、はい」
海未「あの時は答えられなくて、申し訳なかったです。具体的に何をやるかと言われると、これという物がなくて……。それで、あの後家に帰って考えました」
海未「なんでも屋は、生徒のためなら、文字通り「なんでも」やる部活なんです」
後輩C「えっ…いや、よく意味が…」
海未「そうでしょうね、口で言っても伝わらないと思います。なので、困ったことがあったら是非なんでも屋に来てください。本当に些細な事で構いませんし、また、どんなに無茶な事でも構いません。私達は絶対に依頼は断りませんから!」
後輩達「…!」
海未「それじゃあ、私は帰りますね。先ほど、穂乃果とことりが見えたので後を追います」タッタッ
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:45:35.13 ID:e4unsjdR0
後輩達「…」
後輩C「…なんだか、海未先輩、楽しそうだったね」
後輩A「そうだね…」
後輩B「私達勘違いしてたのかもね」
後輩E「うん、あの人の居場所は…」
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:46:01.65 ID:e4unsjdR0
次の日 放課後−
海未(昨日は結局、穂乃果とことりに追いつけませんでした…)トボトボ
海未(それに、今日も何故か口を聞いてくれませんし…先に部室に行ってしまうし…)トボトボ
海未(はぁ…私、何かしたでしょうか…)トボトボ
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:46:27.24 ID:e4unsjdR0
なんでも屋部室前−
海未 (うーん…久しぶりですね…少し、緊張します…)
にこ「ぬぅあんですってぇ〜!!」
海未(にこ?何を大声を出して…)
真姫「海未がなんでも屋を辞めるってどうゆうことよっ!!」
海未(!?)
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:47:05.76 ID:e4unsjdR0
穂乃果「本当だよ…私、聞いたもん…」
ことり「穂乃果ちゃ……」
海未(ちょ、ご、誤解です…!はやく弁解しなくては…!)
穂乃果「私だって嫌だよっ!!」
海未(!?)
穂乃果「この部活は、私の、なんて事ない思いつきから始まって…海未ちゃんとことりちゃんが付き合ってくれて…にこちゃんと真姫ちゃんが入ってくれて…依頼だって…ゴタゴタするけど、いつだってやり遂げてきた…!」
穂乃果「それだけじゃない!こうやって部室で過ごす時間も!生徒会との時間も!全部含めて大好きなの!そこに海未ちゃんがいないなんて、考えたくないよ…!!」
海未(穂乃果…なんでも屋の事そんな風に思っていたのですね…)
海未(ふふっ…やはり、私は、なんでも屋で良かったです…)
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:47:45.46 ID:e4unsjdR0
海未 ガチャリ…
ことり「…!?う、海未ちゃん…!?」
穂乃果「…えっ!」
にこ「ちょっと!あんた!部活辞めるって、どうゆう…」
海未「辞めませんよ」
穂乃果「…えっ?」
海未「あれは後輩が勝手に言った事です。穂乃果が早とちりしたんですよ」
ことり「そ…そうなの?」
穂乃果「じゃ、じゃあ…」
海未「はい、私はこれからもずっと、なんでも屋ですよ」ニコッ
ことり「う、海未ちゃ……」ウルウル
穂乃果「海未ちゃああああん!!」ガバッ!
海未「わっ!ちょ、ちょっと!穂乃果!」
ことり「私もー!」ガバッ!
海未「ことりまで…!」
穂乃果「よがったよぉ〜…ほんどに…海未ちゃんが辞めぢゃうかと思ったよぉ〜」オーイオイオイ
ことり「海未ちゃんがいなきゃ、やだよぉ〜」オーイオイオイ
海未「…二人とも…」
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:48:11.87 ID:e4unsjdR0
真姫「はぁ…全く、人騒がせな人たち……」
穂乃果「あっ!そうだ!海未ちゃん!海未ちゃんが帰ってきた時のために、サプライズパーティーを開く予定だったんだ!」
海未「えっ…!そうだったんですか!申し訳わけありません、あらぬ誤解のせいで、サプライズパーティーを潰してしまいましたね…」
穂乃果「大丈夫だよ!海未ちゃん!もう、サプライズではないけど、今からでもできるから!」
海未「そうなんですか?」
ことり「うんっ♪じゃあ、とりあえず海未ちゃん!準備できるまで外で待っててね♪」
海未「はい!では、楽しみに待っていますね」ガチャリ
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:48:37.24 ID:e4unsjdR0
海未(サプライズパーティーですか…)
海未(私のために……)
海未(嬉しいですね…こういう所も、私がなんでも屋が好きな理由なんでしょうね…)
ことり「海未ちゃーん、もう入ってきていいよぉー」
海未「あっ、はーい」
海未(ふふっ、楽しみですね)
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:49:21.84 ID:e4unsjdR0
海未 ガチャリ
海未「あ…あれ?真っ暗…」
ツルンッ…
海未「きゃっ!く、首筋になにか冷たい物が……」
ユラァ〜…
海未「ひっ…人魂…!?」
コワイナァ〜コワイナァ〜
海未「いっ…稲川淳二のCDっ…!??」ガグガクブルブル
海未「なっ…なんなんですか!これは…!穂乃果!ことり!にこ!真姫!」
シーン…
海未「……だ、誰もいないのですか……?」
海未(そ、そんな…さっきまでみんな居たのに…)
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:49:50.84 ID:e4unsjdR0
ウガァアアアァァア……
海未「えっ…?今、け、獣のような声が…」
ウガアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!
海未「うわあっ!な、何ですかぁ?」
バタンッ
海未「わっ!何か落ちて…」
手首 ズオォォォ
海未「きゃっ…て、手首…」
海未「穂乃果の仕業ですね…、ちょっと!もう悪ふざけはやめて、出てきてください!」
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:50:16.28 ID:e4unsjdR0
ゴロゴロピッカーン!
海未「か、雷…。外は晴れていたはずなのに…」
ゴロゴロピッカーン!
海未「わっ…い、今、暗闇に西洋風の貴婦人が…」
クスクスクス…
海未「わ、笑い声…?」
ゴロゴロピッカーン!
海未「!?」
海未(今、あの貴婦人、さっきより近づいていたような…)
ゴロゴロピッカーン!
海未「!?!?」
海未(ち、近づいてきてる…!このペースだと、次の雷の時には…目の前に…)
ゴロゴロピッカーン!
西洋風の貴婦人 ドーン…!
海未「うっ…」
海未(目の前に来られると、結構怖いですね…)
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:50:48.27 ID:e4unsjdR0
西洋風の貴婦人 カチカチカチ…
海未(ん…?何の音…)
西洋風の貴婦人 ピューーーッ
海未「うぶっっ…っっ」ビチャビチャビチャ
西洋風の貴婦人 ピューーーッ
海未「やっ…ちょ…水、やめ…」ビチャビチャビチャ
西洋風の貴婦人 ピューーーッ
海未「ちょ…長い…!」ビチャビチャビチャ
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:51:20.58 ID:e4unsjdR0
カチッ
海未「……」
穂乃果「わーい!サプライズ大成功!」ダッ
ことり「上手くいったね!穂乃果ちゃん!」
穂乃果「うんっ!どうだった?海未ちゃん」
海未「……」
穂乃果「あれ?海未ちゃん、なんか思ったより濡れてるような…」
真姫「濡れてるというか…びっちゃびちゃね…」
ことり「お水の量、少し多すぎたかもぉ…」
海未「……」
穂乃果「あのぉ〜…海未ちゃん?……大丈夫?」
海未「……」
にこ「ちょ、ちょっと!海未?私は関係ないからね!やったのは、ことりと穂乃果だからね?」
穂乃果「あっー!にこちゃんずるい!にこちゃんだって楽しんでたくせに!」
にこ「なっ…!わ、私はただ…」
海未「……御託はいいです……」
ことり「ひっ…」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:51:58.83 ID:e4unsjdR0
海未「覚悟はいいですか?」
真姫「ちょ、ちょっと…」
海未「ひっ…ひっひっひっ…」ヒタヒタ…
穂乃果「ま、待って…!う、海未ちゃん!ごめんて!ジョークだから!ね?」
海未 ヒタヒタ…
穂乃果「ちょっ、そのヒタヒタ…っていうのやめて…!怖いから!普通にホラーだから…!」
海未 ヒタヒタ…
穂乃果「わっ…ちょ、ま、待って…わ、わああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
穂乃果「う…」バタリ…
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:52:25.36 ID:e4unsjdR0
真姫「…な、何が起きたの…??」
にこ「分からない…。海未が穂乃果に近づいたと思ったら、急に穂乃果が大声出して倒れた…」
ことり「と、とにかく、ここは逃げた方が良さそうな…」
海未「逃がしませんよぉ…」ヒタヒタ…
ことり「ひっ…きゃ、きゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」
ことり「うっ…」バタリ…
真姫「そんな…ことりまで…」
にこ「真姫っ!後ろ!」
真姫「え?きゃ、きゃああああああああああああああああああああああああああ!!!」
真姫「うっ…」バタリ…
にこ「そんな…もう、にこ一人…」
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:52:55.90 ID:e4unsjdR0
海未「ひっひっひっ…」ヒタヒタ…
にこ「ちょっと、海未、話し合いましょ?ね?本当、ここまでびちょびちょにするつもりは無かったのよ?わかる?」
海未 ヒタヒタ…
にこ「事故なの!故意ではないの!だから、その足を止めて?ね?ちょ、本当に、」
海未 ヒタヒタ…
にこ「ご、ごめんなさいぃぃぃっ!!ほんと、にこが悪かった!この通りだから!ね?ちょ、と、止まりなさいよ!」
海未「…これで、終わりです…」ヒタヒタ…
にこ「ひっ…きゃ、きゃあああああああ!!!」
西洋風の貴婦人 ビュンッ!
海未「うっ…」バタリ…
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/21(月) 22:53:27.15 ID:e4unsjdR0
にこ「えっ?」
にこ「今、あの人形が…水を飛ばして…」
西洋風の貴婦人「…」
にこ「もしかして、私を助けて…」
西洋風の貴婦人「…///」
にこ「えっ…」
にこ「いや、」
にこ「怖っ…」
西洋風の貴婦人「…」
第7話「なんでも屋と海未」完
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:18:02.20 ID:zxZ3/spC0
第8話「なんでも屋と期末試験」
放課後−
なんでも屋部室−
ことり「7×4」
穂乃果「…にじゅ〜……ろく?」
一同「……」
海未「…かなりの重症ですね」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:18:44.73 ID:zxZ3/spC0
穂乃果「どぉーーしよーーっ!!期末試験、もう明日だよー!赤点になったら、夏休みも学校来なきゃいけなくなるよーっ!!」オーイオイオイ
真姫「勉強してなかった穂乃果が悪いじゃない」
穂乃果「真姫ちゃん、冷たいっ!」
ことり「私も、今回あんまり勉強してないかも…」
穂乃果「ことりちゃんもっ?!」
ことり「あはは…さすがに赤点は無いけどね」
穂乃果「じゃあ、泊まりで勉強会やろうよ!今日!」
海未「はぁ…まあ、いいですが、私は今日、家族で夜に用事があるので、それまでには帰りますよ?」
ことり「そっかぁ、じゃあ、海未ちゃんの家は行けないね」
穂乃果「あっ、穂乃果の家も今日は…」
ことり「えっ!ことりも今日は、お家に親戚の人が来るから…」
海未「…やる場所が無いじゃないですか」
穂乃果「そ…そんな…」
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:19:15.39 ID:zxZ3/spC0
穂乃果「あっ…!じゃあ、真姫ちゃんの家は?」
真姫「ヴエェ!わ、私ぃ!?」
真姫「ま、まあ、大丈夫だけど…」
穂乃果「ほんと!?じゃあ、行っていい?」
真姫「べ、別にいいけど」
真姫(友達が泊まりに来るなんて初ね…!)
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:20:03.08 ID:zxZ3/spC0
海未「それでしたら、にこも来て、なんでも屋で勉強会と言うのは…」
にこ「あー、私はダメよ。今日は絵里と希家で勉強会するの」
ことり「へぇ〜、仲良いんだねぇ〜」
にこ「い、、いや…別に仲良かないわよ…ただ、あの二人は勉強できるから…」
海未「絵里先輩と希先輩は勉強できるんですか?」
にこ「えぇ…二人とも化け物のように頭いいわ」
真姫「にこちゃんは?」
にこ「えっ!?にこ?も、もちろんよっ!!??私も絵里と希に次ぐ実力の持ち主だわ!」
真姫「7×4」
にこ「にじゅ〜…ろく?」
一同「…」
にこ「……」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:20:34.10 ID:zxZ3/spC0
ガチャ!
凛「真姫ちゃーーん!!」
真姫「凛と花陽じゃない、どうしたの?」
凛「勉強教えてぇ〜っ!」
真姫「…」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
穂乃果「よぉーし!それじゃあ、真姫ちゃんハウスへ、れっつごぉー!」
凛「おーーー!!!」
真姫「なんか、すごい大人数になったんだけど…」
花陽「ごめんね…真姫ちゃん。絵里先輩に「勉強ができないなんて生徒会員として認められないわぁ!」って言われちゃって…」
ことり「大変だね〜、生徒会員も」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:21:13.71 ID:zxZ3/spC0
海未「二人は勉強苦手なんですか?」
花陽「う〜ん…私は苦手って程ではないかなぁ…ただ、凛ちゃんは…」
凛「インドの首都はインドネシアなんだよ!」
穂乃果「へぇ〜!凛ちゃん物知りだね〜」
海未「……なるほど。穂乃果レベルと言うわけですね…」
花陽「そ、そんな!凛ちゃんは一般常識はあります…!」
海未「いや、そんな、穂乃果が一般常識がないみたいな…」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:21:54.33 ID:zxZ3/spC0
ことり「あっ、花陽ちゃん、カバンにオトノキちゃん付けてるんだねっ!」
花陽「はい…!可愛くはないけど、思い出深いものですから…」
花陽「凛ちゃんも、なんだかんだ言って付けてますよ」
ことり「ほんとだっ♪仲良しだね、」
ことり「私たちも、何かマスコット的なのがあればいいんだけどなぁ〜」
海未「あるじゃないですか、ことりが作った貴婦人が」
ことり「あっ…あれは〜…」
海未「なんですか?素晴らしい出来ですよ?あんな精巧な衣装と仕掛けは、普通作れません」
ことり「あはは…海未ちゃん……まだ怒ってる?」
海未「怒ってませんよ?」ニッコリ
ことり「……」
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:22:27.76 ID:zxZ3/spC0
真姫「着いたわよ」
ことり「…え?ここ?」
穂乃果「でっかい…」
凛「成金だにゃ…」
海未「本当に大きいですね…」
花陽「あわわ…緊張します…」
真姫「ちょっと!凛!成金じゃないわよ!それに、あんた、成金の意味分かってないでしょ!」
凛「にゃ〜真姫ちゃん怖いにゃ」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:22:54.35 ID:zxZ3/spC0
真姫ママ ガチャリ
真姫ママ「あら〜、いらっしゃ〜い、本当に真姫ちゃんがお友達連れてくるなんて〜」
凛「にゃ〜…綺麗な人だにゃ…」
真姫ママ「あら♪ありがとう、あなたも可愛いわよ?」
凛「にゃ///」
真姫「もう、そういうのいいから…早く入って入って」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:23:27.81 ID:zxZ3/spC0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
真姫ママ「ここにお茶とお菓子置いとくからね〜」
一同「ありがとうございますっ!」
真姫ママ「ふふっ、じゃあ、お勉強頑張ってねぇ〜」パタリ…
穂乃果「お菓子って…」ジュルリ
ことり「これ、駅前の超高級なチョコレートだよ…」
凛「た、食べていいんだよね?」ジュルリ
真姫「どうぞ?」
凛、穂乃果 バクバクバクバク…
凛、穂乃果「お、おいしいっっ…!!」
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:24:18.02 ID:zxZ3/spC0
海未「まったく…食べてないで勉強会を始めますよ?私は、この後帰らないといけないんですから」
真姫「そうね。じゃあ、2年生の穂乃果は海未とことりが教えて、1年生の凛は、私と花陽、それから2年生にも教えてもらうって感じでいいかしら?」
凛「名案だにゃー!」
海未「あっ、ちなみに、凛の苦手科目を教えていただけますか?教えるにあたって把握しておきたいので…」
凛「英語!凛は英語だけはどうしても肌に合わなくて…」
花陽「た、確かに難しいよね」
凛「そうだよ!だいたい凛達は日本人なのに、どうして外国の言葉を勉強しなきゃいけないの?」
真姫 バンッ!
凛「うっ…」
真姫「屁理屈はいいの!絵里先輩に言われたんでしょ!」
凛「真姫ちゃん怖いにゃ…」
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:25:35.21 ID:zxZ3/spC0
海未「じゃあ、数学とかはできるのですか?」
凛「うん!大丈夫だよ!」
ことり「7×4」
凛「にじゅ〜…ろく?」
一同「…」
海未「凛がなんでも屋じゃなくて良かったです…入っていたら、にこと穂乃果と凛で3バカなんて呼ばれていたかもしれません…」
希家−
にこ「へっくしっ!」クシュンッ
にこ「うぅ〜…誰かがにこの噂をしてるわね…」
にこ「私も、人気者になったという事か…」
希「にこっち?」ゴゴゴ
にこ「うっ…」
希「集中」
にこ「…はい」
絵里(にこと勉強会…!!ここで、上手いこと仲良くなって……)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:26:01.25 ID:zxZ3/spC0
穂乃果「全然わからない…!!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃ〜ん」アセアセ
凛「全然わからないにゃ…!!」
花陽「り、凛ちゃ〜ん」アセアセ
海未「はぁ…」
海未「まったく…真姫、あとは頼みます。私は一時帰宅しますので」
真姫「まあ、頑張ってみるわ」
海未「穂乃果、凛、私は一時帰宅ですからね。用事が済んだら帰ってきますからね。その時までには、ちゃんと、そこにある問題集ぐらいはやっておいてくださいよ…!」
凛、穂乃果「う…は、はぁーい……」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:26:40.66 ID:zxZ3/spC0
海未「もう…ほんとにやるんですよ?それでは、私は失礼します」
ガチャリ…
穂乃果「…」
凛「…」
穂乃果「……凛ちゃん」
凛「……うん」
真姫「さっ、続きをやりましょ…」
穂乃果「遊ぶぞぉー!!」
凛「にゃぁー!!」
真姫「ヴエェェッ!ちょ、ちょっと!今、海未に言われたばかりでしょ!」
凛「かくれんぼするにゃー!」
穂乃果「おぉー!こんな大きいお家でかくれんぼなんて…ナイスアイデアだね!凛ちゃん!」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:27:10.34 ID:zxZ3/spC0
ことり「ほ、穂乃果ちゃん…!ダメだよぉ…」
花陽「凛ちゃんも…!勉強しなきゃ…!」
凛「ちょっと息抜きするだけにゃ!」
穂乃果「そうそう、ずっと勉強してても集中できないよ!」
ことり「まあ…それは確かに」
花陽「一理あるけど…」
穂乃果「でしょ?じゃあ、真姫ちゃん鬼ね!」
真姫「わ、私なの!?」
凛「わーい!逃げろー!」タッタッタッ
穂乃果「30秒数えてねー」タッタッタッ
ことり「それじゃ、私も♪」タッタッタッ
花陽「どこに隠れようか…」タッタッ
真姫「ちょ…ちょっと…」
シーン…
真姫「…」
真姫「もぉーっ!!勝手にしなさいよーっ!」
真姫 「いーちっ!にーいっ!さーんっ!……」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:27:46.81 ID:zxZ3/spC0
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
海未「ふぅ…すっかり遅くなってしまいましたね…。穂乃果達はちゃんと勉強してるのでしょうか」
ピンポーン…
真姫ママ「あら〜、帰ってきたのね♪みんな、やってるわよ〜♪」
海未「あ、そうですか、では、私もお邪魔します…」
海未(ちゃんと、やってくれてるようで、良かったです…)
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:28:38.09 ID:zxZ3/spC0
海未 ガチャ
海未「…あ、あれ?誰もいません…」
海未「どこか行ったのでしょうか…」
海未「穂乃果ー、ことりー」トコトコ
海未 ガララ…
穂乃果「あっ…」
海未「……穂乃果?何してるんですか?こんな押入れの中に入って…」
穂乃果「あ、あはは〜…いやぁ〜…なんか、狭いところって落ち着くなぁ〜、と…」
海未「それで、押入れに入っていたのですか?」
穂乃果「ま、まぁ….」
穂乃果(まずい…バレたら殺される…)
穂乃果(もうちょっと早くやめるべきだった〜…!)
穂乃果(だけど、海未ちゃんは、こういう時バカだから、まだごまかせる…!)
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:29:56.02 ID:zxZ3/spC0
海未「あの〜…他のみなさんは…」
穂乃果「あっ、あー、それはね〜…」
凛「あっー!穂乃果先輩見っけー!!」
穂乃果「あ…」
凛「って…海未先輩っ!?」
穂乃果「ま、まずい…」ブルブル…
海未「…」
海未「なるほど…」ゴゴゴ
海未「そういう事ですか…」ゴゴゴ
凛「にゃ…」ブルブル…
穂乃果「ちょ、ちょっと?海未ちゃん?何か勘違いしてないかな?遊んでたわけじゃないからね?ね?海未ちゃん?」
凛「そ、そうにゃ…!そうにゃ…!遊んでたんじゃなくて、凛は、ただ、隠れてるみんなを探してただけにゃ!」
穂乃果「り、凛ちゃん…それじゃ、まるっきり、かくれんぼだよ…」コゴエ
凛「にゃ…!しまったにゃ…」
海未「…言い訳は終わりましたか?」ゴゴゴ
穂乃果「ひっ…」
海未「他のみなさんも隠れてるんですね…?」ゴゴゴ
凛「う…うん」
海未「探してきます…」ゴゴゴ
穂乃果「えっ…そんな一人で探しても結構時間かかるよ?」
凛「凛達も手伝…」
海未「あなた達は、そこで正座して待っていなさい」ゴゴゴ
穂乃果、凛「うっ…はいぃっ!」
ガチャッ! バタンッ!
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:30:41.37 ID:zxZ3/spC0
穂乃果「…」
凛「…」
穂乃果「凛ちゃん…!」
穂乃果「…に、逃げよう…!」
凛「えっ…!」
穂乃果「逃げなきゃ…殺されるっ…!!」
凛「…!」
穂乃果「海未ちゃんがみんなを探すのに、最低でも10分はかかる…」
凛「…!今なら…!」
ことり「うぅ…」ガチャリ…
凛「…!?」
ことり「あ…穂乃果ちゃんと凛ちゃんも見つかったの…?」
穂乃果「う、うん…」
穂乃果(早すぎる…!)
凛(脱出は無理にゃ…)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:31:50.09 ID:zxZ3/spC0
夜中2時−
真姫ハウス−
穂乃果「う…ね、ねむい…」
海未「穂乃果ぁ!起きなさいっ!!」バシイィン!
穂乃果「うわぁっ!は、はい…」カリカリ
凛「地獄だにゃ…」
海未「凛!口じゃなく手を動かしなさい」
凛「は、はい…」カリカリ
海未「今日は寝ないで勉強して貰いますからねっ…!!」
花陽「そんな…ばかな…」
ことり「ふぇぇ〜ん」
真姫「なんで私まで…」
海未「ほらぁ!喋ってないで勉強しなさいっ!!」
一同「はぁ〜い…」カリカリ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:32:41.06 ID:zxZ3/spC0
一週間後 期末試験返却日−
ことり「……」
ことり「…学年5位とれた…」
海未「すごいです!」
海未「私も2位でした!」
海未「徹夜勉強のおかげですね!」
穂乃果「二人とも…」
穂乃果「…私…学年1位だった…」
海未、ことり「…!?」
海未「す、すごいじゃないですか!やっぱり穂乃果はやればできる子ですっ!」
凛「海未せんぱーい!凛、学年7位だった…!」
花陽「は、花陽も…4位でした…」
海未「本当ですか!?二人ともすごいです!」
真姫「私はいつも通り1位よ」
海未「やっぱり、あの勉強会のおかげですね!次回もやりましょう…!!」
穂乃果「えっ…次回…」
ことり「次は…」
海未「どうしたのですか?良い事は継続していきましょうよ!」
花陽「あはは…」
海未「あっ!そうです!今日も勉強会しませんか?今回の期末試験の復習という事で…!」
凛「にゃ…」
海未「さぁ!行きましょう!今日は私の家が使えるので、そこでやりましょう!」タッタッタッ
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:33:18.60 ID:zxZ3/spC0
真姫「…」
真姫「…これ行かなきゃダメ?」
穂乃果「…うん」
ことり「ああなった海未ちゃんは止まらないから…」
花陽「…そ、そんな…」
凛「……もう嫌にゃ…」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:34:20.26 ID:zxZ3/spC0
一方その頃 三年生−
希「にこっち〜、テストどうやった〜?」
にこ「あんた達のおかげで、赤点は避けたわ、ありがと」
希「や〜ん♪にこっちにお礼言われちゃった♪」
絵里「まあ、今回、にこっちも頑張ってたからね…!」
にこ「…」
希「…」
絵里「え…どうしたのよ…」
にこ「いや…あんた、私の事、「にこっち」って呼んでたっけ?」
絵里「え……いや、初めて呼んだわ…」
にこ「……にこでいいわよ…」
絵里「……あ、はい…」
第8話「なんでも屋と期末試験」完
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/24(木) 21:35:55.65 ID:zxZ3/spC0
読んでくださった方、ありがとうございました!
これにて「第2部完」です。「第3部」も9月中には書きたいと思うので、また見ていただたければ幸いです。
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/25(金) 05:41:51.41 ID:kvO4bTiVO
おもろい
A-RISEとの交流も見たい
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 20:42:24.89 ID:JlszcRaDO
おもしろかったよ乙
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/26(土) 22:22:17.44 ID:paAHpHUAo
おつおつ
絵里ちゃんはなんでも屋に入りたいのかな?
80.85 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)